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第７回〜８回　国際機関

Aiko Kobayashi

問題数 35 • 11/13/2024

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問題一覧

外交関係法とは？

外交活動の進め方、外交官の地位等を規律する法

外交活動とは？

国家間の公式のチャネルを通じて、自国の立場を他国に説明・主張し、他国の立場を正確に理解して本国に報告し、両国の立場を調整するための話し合いを行う。

外交使節の種類２つ

常置使節、特別使節

常置使節とは？

外国に常駐し、日常的に外交関係を処理。

特別使節とは？

特定の目的をもって一時的に外国に派遣される。

使節団の長３つ、えらい順

①大使、②公使、③代理公使

外交官とは？

使節団の長、および使節団の外交職員（事務および技術職員や、役務職員は含まれない）

外交使節団の任務５つ

接受国において派遣国を代表すること接受国において国際法が認める範囲内で派遣国及びその国民の利益を保護すること接受国の政府と交渉すること接受国の情勢等につき適法な手段で情報収集し、派遣国政府に報告すること派遣国・接受国間の友好関係を促進し、両国間の経済・文化・科学の分野での関係を発展させること

外交使節団の義務（外交41、42条）４つ

接受国の法令を尊重する義務国内問題に介入しない義務使節団の公館を、使節団の任務と両立しない方法で使用しない義務外交官・・・個人的利得を目的とする職業活動・商業活動を行わない義務

アグレマンとは？

外交使節を派遣する時に、あらかじめ相手国に求める承認

アグレマンに関するルール（外交4条）

派遣国は、使節団の長の派遣に先立って接受国にアグレマンを求めなければならない。接受国は、理由を示すことなくアグレマンを拒否することができる。

使節団の長の任務が開始するとき２つ

「自己の信任状を提出したとき」「自己の到着を接受国の外務省に通告し、かつ、自己の信任状の真正な写しを外務省に提出したとき」

使節団の長の任務が修了するとき２つ

本国からの召還「ペルソナ・ノン・グラータ」（使節団の長・外交職員）／「受け入れ難い者」（使節団のその他の職員）（外交9条）。接受国は、いつでも、ペルソナ・ノン・グラータ／受け入れ難い者の通告ができる。派遣国は、通告対象者を召還／任務を終了させる義務。義務不履行の場合には、接受国は、その者を使節団の構成員と認めることを拒否できる。特権免除が消滅。

外交特権とは？

外交使節団および外交官その他職員らが、接受国から特別の保護を与えられ、接受国による管轄権の行使から免除されること。

外交特権が適用される期間

接受国領域に入ったとき・任命が通告されたとき～接受国を去るとき・相当な期間が経過したとき

外交官が、赴任、帰任、帰国のために第三国の領域を通過する際の特権

第三国は、当該外交官および同行家族に、不可侵と、領域の通過のために必要な他の免除を与える義務（外交40条1、2項）。

外交封印袋とは？

特定の記号を付された、外交上の書類や公の使用のための物品を輸送するためのバッグ等

外交封印袋を開封、留置することは許されるか？

禁止

外交伝書使（クーリエ）とは？

外交封印袋を運搬する者。身体の不可侵を享有。

公館とは？

使節団のために使用されている建物又はその一部及びこれに附属する土地

接受国の公務員が公館に入るためには何が必要か

使節団の長の同意

接受国の公館に対する義務は？

接受国は、使節団の公館を侵入・損壊から防ぐため、公館の安寧の妨害・威厳の侵害を防止するため、適当な措置をとる義務抗議デモの際の警備

外交的庇護とは？

公館内で亡命者を保護。亡命者は領域国による逮捕等を免れる。

外交的庇護は適法か？

条約や地域慣習法等に基づかない限り、違法。公館を使節団の任務と両立しない方法で使用しない義務（外交41条3項）違反。

外交官の特権免除２つ

身体の不可侵と特別の保護（外交29条）不可侵：抑留・拘禁の禁止。・・・犯罪で逮捕×。⇔例外状態における一時的な拘束は〇（泥酔中の外交官の保護）。裁判権免除（31条）刑事裁判権からの絶対的免除外交官による交通事故・・・派遣国による免除の放棄により対応。（省令されており義務ではない）民事・行政裁判権からの免除・・・個人として所有する不動産等に関する訴訟等の例外あり。

外交特権の根拠学説３つ

治外法権説・・・× 代表説（威厳説）・・・△ 機能説（職務説）・・・多数有力説

現在では支持されていない違い法建設とは？

使節団の公館は派遣国の領土であり、外交官らは接受国の領域外的存在なので、接受国の法令は適用されない。 ⇔ 公館はあくまでも接受国内にある。裁判権免除により外交官等が裁判に服しうるということは、もともと法の適用を受けるということ。

代表説（威厳説）とは？

外交官、とくに使節団の長は派遣国の威厳を体現。特別な保護を受ける必要がある。批判点外交官以外の者やその家族にまで特権免除が認められることが説明できない宮廷外交時代は大使が国王の親族であることが多かったが今日は違う

機能説（職務説）・・・多数有力説とは？

使節団の職務の重要性に照らし、その職務を十分に果たすために特権免除が必要

外交特権の濫用に対する対抗手段

外交関係法は、義務違反に対してとるべき措置を特定しており、一般国際法上の対抗措置を原則として排除している（「自己完結的制度」としての、外交関係法）

領事裁判制度とは？

外国に所在する自国民相互間の商業上の紛争を裁判する任務

現在の領事機関の任務

自国民の商業上の利益の保護と自国民のための行政事務の遂行を任務

領事機関の長４つ、えらい順

①総領事、②領事、③副領事、④代表領事

領事機関の構成４つ

領事機関の長本務領事官：領事任務の遂行を本務として、それを遂行するために派遣国から派遣される。名誉領事官：領事の遂行が本務ではなく、派遣国から領事任務の遂行を委嘱される者。・・・名誉職として、接受国の有力な商工業者など。事務技術職員・役務職員

領事機関の任務・義務３つ

① 派遣国及びその国民の利益保護・援助 ② 派遣国と接受国との友好関係の促進 ③ 派遣国の行政事務の遂行外交使節団とは異なり、国家を代表する資格はない。領事官は、一定の条件を満たす場合には、外交活動を遂行できる。

第７回〜８回 国際機関

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