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資産の運用20A

資産の運用20A
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    問題一覧

  • 1

    [生命保険会社と資産運用機能、金融仲介機能一①] ・資産運用機能  生命保険会社が顧客に提供する保険商品は、保障機能と貯蓄機能を自由に組み合わせることのできる商品であり、商品的側面からは資産運用機能と金融仲介機能が表れてこない。しかし、近代的生命保険制度のもとにあっては、毎回同額の保険料を徴収する[1]方式による事業運営が行われており、その際、将来必要とされる責任準備金が一定の[2]で割り引かれ、それに対応した部分を運用収益で賄うことが要請されているため、資産運用機能が必要となってくる。  資産運用機能は、伝統的には[3]制度を通じて実質的な保険料負担の軽減に資するものであるとの説明がなされてきた。しかし、自由化、国際化、証券化等で金融・資本市場が大きく変化していることなどを背景に、資産運用機能の優劣が生命保険会社の商品の競争力をも大きく左右しかねない状況になってきている。1996年(平成8年)4月の保険業法改正により[4]が導入されたこともあり、現在は、資産と負債の構造を総合的に把握、管理する[5]を推進することにより、商品と資産運用のリンケージを強化している。 [1]を答えよ

    平準保険料

  • 2

    [生命保険会社と資産運用機能、金融仲介機能一①] ・資産運用機能  生命保険会社が顧客に提供する保険商品は、保障機能と貯蓄機能を自由に組み合わせることのできる商品であり、商品的側面からは資産運用機能と金融仲介機能が表れてこない。しかし、近代的生命保険制度のもとにあっては、毎回同額の保険料を徴収する[1]方式による事業運営が行われており、その際、将来必要とされる責任準備金が一定の[2]で割り引かれ、それに対応した部分を運用収益で賄うことが要請されているため、資産運用機能が必要となってくる。  資産運用機能は、伝統的には[3]制度を通じて実質的な保険料負担の軽減に資するものであるとの説明がなされてきた。しかし、自由化、国際化、証券化等で金融・資本市場が大きく変化していることなどを背景に、資産運用機能の優劣が生命保険会社の商品の競争力をも大きく左右しかねない状況になってきている。1996年(平成8年)4月の保険業法改正により[4]が導入されたこともあり、現在は、資産と負債の構造を総合的に把握、管理する[5]を推進することにより、商品と資産運用のリンケージを強化している。 [2]を答えよ

    予定利率

  • 3

    [生命保険会社と資産運用機能、金融仲介機能一①] ・資産運用機能  生命保険会社が顧客に提供する保険商品は、保障機能と貯蓄機能を自由に組み合わせることのできる商品であり、商品的側面からは資産運用機能と金融仲介機能が表れてこない。しかし、近代的生命保険制度のもとにあっては、毎回同額の保険料を徴収する[1]方式による事業運営が行われており、その際、将来必要とされる責任準備金が一定の[2]で割り引かれ、それに対応した部分を運用収益で賄うことが要請されているため、資産運用機能が必要となってくる。  資産運用機能は、伝統的には[3]制度を通じて実質的な保険料負担の軽減に資するものであるとの説明がなされてきた。しかし、自由化、国際化、証券化等で金融・資本市場が大きく変化していることなどを背景に、資産運用機能の優劣が生命保険会社の商品の競争力をも大きく左右しかねない状況になってきている。1996年(平成8年)4月の保険業法改正により[4]が導入されたこともあり、現在は、資産と負債の構造を総合的に把握、管理する[5]を推進することにより、商品と資産運用のリンケージを強化している。 [3]を答えよ

    配当

  • 4

    [生命保険会社と資産運用機能、金融仲介機能一①] ・資産運用機能  生命保険会社が顧客に提供する保険商品は、保障機能と貯蓄機能を自由に組み合わせることのできる商品であり、商品的側面からは資産運用機能と金融仲介機能が表れてこない。しかし、近代的生命保険制度のもとにあっては、毎回同額の保険料を徴収する[1]方式による事業運営が行われており、その際、将来必要とされる責任準備金が一定の[2]で割り引かれ、それに対応した部分を運用収益で賄うことが要請されているため、資産運用機能が必要となってくる。  資産運用機能は、伝統的には[3]制度を通じて実質的な保険料負担の軽減に資するものであるとの説明がなされてきた。しかし、自由化、国際化、証券化等で金融・資本市場が大きく変化していることなどを背景に、資産運用機能の優劣が生命保険会社の商品の競争力をも大きく左右しかねない状況になってきている。1996年(平成8年)4月の保険業法改正により[4]が導入されたこともあり、現在は、資産と負債の構造を総合的に把握、管理する[5]を推進することにより、商品と資産運用のリンケージを強化している。 [4]を答えよ

    区分経理

  • 5

    [生命保険会社と資産運用機能、金融仲介機能一①] ・資産運用機能  生命保険会社が顧客に提供する保険商品は、保障機能と貯蓄機能を自由に組み合わせることのできる商品であり、商品的側面からは資産運用機能と金融仲介機能が表れてこない。しかし、近代的生命保険制度のもとにあっては、毎回同額の保険料を徴収する[1]方式による事業運営が行われており、その際、将来必要とされる責任準備金が一定の[2]で割り引かれ、それに対応した部分を運用収益で賄うことが要請されているため、資産運用機能が必要となってくる。  資産運用機能は、伝統的には[3]制度を通じて実質的な保険料負担の軽減に資するものであるとの説明がなされてきた。しかし、自由化、国際化、証券化等で金融・資本市場が大きく変化していることなどを背景に、資産運用機能の優劣が生命保険会社の商品の競争力をも大きく左右しかねない状況になってきている。1996年(平成8年)4月の保険業法改正により[4]が導入されたこともあり、現在は、資産と負債の構造を総合的に把握、管理する[5]を推進することにより、商品と資産運用のリンケージを強化している。 [5]を答えよ

    ALM (Asset Liability Management)

  • 6

    [生命保険会社と資産運用機能、金融仲介機能一②] ・金融仲介機能  金融仲介とは、資金供給者から資金需要者への資金を仲介することである。日本における金融制度は、資金余剰部門の貯蓄を吸収し、資金不足部門の投資に供給するという金融仲介機能を資金の性格等に応じて分業してきたものである。  保険業においても、[6]という形で資金を吸収し、それを[7]等を中心に産業資金として供給し、銀行と同じような金融仲介機能を果たしてきた。  最近では、[8]の窓口販売や私募の取扱い業務、投資信託の窓口販売等いわゆる[9]的な金融仲介といった業務にまで広がりを見せるようになっている。さらに、[10]損害保険業務、リース業務、投資信託・投資顧問業務の展開等、広範な金融仲介機能が発揮されつつあり、従来の財務や資産運用という言葉ですべてを言い表すことが適切でない状況となってきている。 [6]を答えよ

    保険料

  • 7

    [生命保険会社と資産運用機能、金融仲介機能一②] ・金融仲介機能  金融仲介とは、資金供給者から資金需要者への資金を仲介することである。日本における金融制度は、資金余剰部門の貯蓄を吸収し、資金不足部門の投資に供給するという金融仲介機能を資金の性格等に応じて分業してきたものである。  保険業においても、[6]という形で資金を吸収し、それを[7]等を中心に産業資金として供給し、銀行と同じような金融仲介機能を果たしてきた。  最近では、[8]の窓口販売や私募の取扱い業務、投資信託の窓口販売等いわゆる[9]的な金融仲介といった業務にまで広がりを見せるようになっている。さらに、[10]損害保険業務、リース業務、投資信託・投資顧問業務の展開等、広範な金融仲介機能が発揮されつつあり、従来の財務や資産運用という言葉ですべてを言い表すことが適切でない状況となってきている。 [7]を答えよ

    長期の貸付

  • 8

    [生命保険会社と資産運用機能、金融仲介機能一②] ・金融仲介機能  金融仲介とは、資金供給者から資金需要者への資金を仲介することである。日本における金融制度は、資金余剰部門の貯蓄を吸収し、資金不足部門の投資に供給するという金融仲介機能を資金の性格等に応じて分業してきたものである。  保険業においても、[6]という形で資金を吸収し、それを[7]等を中心に産業資金として供給し、銀行と同じような金融仲介機能を果たしてきた。  最近では、[8]の窓口販売や私募の取扱い業務、投資信託の窓口販売等いわゆる[9]的な金融仲介といった業務にまで広がりを見せるようになっている。さらに、[10]損害保険業務、リース業務、投資信託・投資顧問業務の展開等、広範な金融仲介機能が発揮されつつあり、従来の財務や資産運用という言葉ですべてを言い表すことが適切でない状況となってきている。 [8]を答えよ

    国債

  • 9

    [生命保険会社と資産運用機能、金融仲介機能一②] ・金融仲介機能  金融仲介とは、資金供給者から資金需要者への資金を仲介することである。日本における金融制度は、資金余剰部門の貯蓄を吸収し、資金不足部門の投資に供給するという金融仲介機能を資金の性格等に応じて分業してきたものである。  保険業においても、[6]という形で資金を吸収し、それを[7]等を中心に産業資金として供給し、銀行と同じような金融仲介機能を果たしてきた。  最近では、[8]の窓口販売や私募の取扱い業務、投資信託の窓口販売等いわゆる[9]的な金融仲介といった業務にまで広がりを見せるようになっている。さらに、[10]損害保険業務、リース業務、投資信託・投資顧問業務の展開等、広範な金融仲介機能が発揮されつつあり、従来の財務や資産運用という言葉ですべてを言い表すことが適切でない状況となってきている。 [9]を答えよ

    直接金融

  • 10

    [生命保険会社と資産運用機能、金融仲介機能一②] ・金融仲介機能  金融仲介とは、資金供給者から資金需要者への資金を仲介することである。日本における金融制度は、資金余剰部門の貯蓄を吸収し、資金不足部門の投資に供給するという金融仲介機能を資金の性格等に応じて分業してきたものである。  保険業においても、[6]という形で資金を吸収し、それを[7]等を中心に産業資金として供給し、銀行と同じような金融仲介機能を果たしてきた。  最近では、[8]の窓口販売や私募の取扱い業務、投資信託の窓口販売等いわゆる[9]的な金融仲介といった業務にまで広がりを見せるようになっている。さらに、[10]損害保険業務、リース業務、投資信託・投資顧問業務の展開等、広範な金融仲介機能が発揮されつつあり、従来の財務や資産運用という言葉ですべてを言い表すことが適切でない状況となってきている。 [10]を答えよ

    子会社等を通じての

  • 11

    [特別勘定一①] ・導入の背景  [11]意識の高まりや老後保障ニーズの増大に伴う[12]機能への期待を背景として、生命保険についても資産運用の実績により、保険金額が変動する変額保険のニーズが高まり、これを受けて、1986年(昭和61年)10月より個人変額保険が販売された。  個人変額保険の運用に関しては、運用の成果が直接、契約者の積立金に反映することから、定額保険の場合に比べると収益性が重視される運用が行われ、定額保険の契約者に[13]がおよばない仕組みが必要なことなどから、一般勘定と明確に区分された特別勘定が設けられることになった。 [11]を答えよ

    金利選好

  • 12

    [特別勘定一①] ・導入の背景  [11]意識の高まりや老後保障ニーズの増大に伴う[12]機能への期待を背景として、生命保険についても資産運用の実績により、保険金額が変動する変額保険のニーズが高まり、これを受けて、1986年(昭和61年)10月より個人変額保険が販売された。  個人変額保険の運用に関しては、運用の成果が直接、契約者の積立金に反映することから、定額保険の場合に比べると収益性が重視される運用が行われ、定額保険の契約者に[13]がおよばない仕組みが必要なことなどから、一般勘定と明確に区分された特別勘定が設けられることになった。 [12]を答えよ

    インフレ・ヘッジ

  • 13

    [特別勘定一①] ・導入の背景  [11]意識の高まりや老後保障ニーズの増大に伴う[12]機能への期待を背景として、生命保険についても資産運用の実績により、保険金額が変動する変額保険のニーズが高まり、これを受けて、1986年(昭和61年)10月より個人変額保険が販売された。  個人変額保険の運用に関しては、運用の成果が直接、契約者の積立金に反映することから、定額保険の場合に比べると収益性が重視される運用が行われ、定額保険の契約者に[13]がおよばない仕組みが必要なことなどから、一般勘定と明確に区分された特別勘定が設けられることになった。 [13]を答えよ

    投資リスク

  • 14

    [特別勘定一①] ・特別勘定の運用規制  特別勘定の運用規制のうち、1995年(平成7年)1月の日米包括協議・金融サービス分野の合意を受けて、[14]側に課せられていた特別勘定に係る[15]制限については順次撤廃され、1997年(平成9年)3月に全て撤廃された。 [14]を答えよ

    受託者

  • 15

    [特別勘定一①] ・特別勘定の運用規制  特別勘定の運用規制のうち、1995年(平成7年)1月の日米包括協議・金融サービス分野の合意を受けて、[14]側に課せられていた特別勘定に係る[15]制限については順次撤廃され、1997年(平成9年)3月に全て撤廃された。 [15]を答えよ

    運用割合

  • 16

    [特別勘定一②] ・特別勘定の運用規制  金融の自由化の進展や顧客の資産運用ニーズの多様化を背景に、特別勘定における[16]も、1998年(平成10年)12月の保険業法改正により全て撤廃され、一般勘定と比較し自由な資産運用が可能となっている。

    大口信用供与規制

  • 17

    [特別勘定一②] ・特別勘定資産の運用の特色  a) 個人変額保険特別勘定資産の運用の特色   個人変額保険の運用に際しては、定額保険の一般勘定での運用が[17]の確保が第一義とされるのに対して、収益性の追求がより重視されるが、そのリスクについては[18]が負担することになる。したがって、その運用方針は当然、一般勘定資産の運用方針とは異なっている。  b) 団体年金に関する特別勘定資産の運用の特色   団体年金に関する特別勘定資産のうち、新企業年金保険特別勘定特約、厚生年金基金保険等特別勘定第一特約、国民年金基金保険特別勘定特約については、[19]の単一ファンドで[20]を生かした運用を行っている。さらに、1997年(平成9年)からは資産種類ごとに[19]を行う特別勘定も設定され、各[18]のニーズに沿った運用も可能となった。 [17]を答えよ

    安全性

  • 18

    [特別勘定一②] ・特別勘定資産の運用の特色  a) 個人変額保険特別勘定資産の運用の特色   個人変額保険の運用に際しては、定額保険の一般勘定での運用が[17]の確保が第一義とされるのに対して、収益性の追求がより重視されるが、そのリスクについては[18]が負担することになる。したがって、その運用方針は当然、一般勘定資産の運用方針とは異なっている。  b) 団体年金に関する特別勘定資産の運用の特色   団体年金に関する特別勘定資産のうち、新企業年金保険特別勘定特約、厚生年金基金保険等特別勘定第一特約、国民年金基金保険特別勘定特約については、[19]の単一ファンドで[20]を生かした運用を行っている。さらに、1997年(平成9年)からは資産種類ごとに[19]を行う特別勘定も設定され、各[18]のニーズに沿った運用も可能となった。 [18]を答えよ

    契約者

  • 19

    [特別勘定一②] ・特別勘定資産の運用の特色  a) 個人変額保険特別勘定資産の運用の特色   個人変額保険の運用に際しては、定額保険の一般勘定での運用が[17]の確保が第一義とされるのに対して、収益性の追求がより重視されるが、そのリスクについては[18]が負担することになる。したがって、その運用方針は当然、一般勘定資産の運用方針とは異なっている。  b) 団体年金に関する特別勘定資産の運用の特色   団体年金に関する特別勘定資産のうち、新企業年金保険特別勘定特約、厚生年金基金保険等特別勘定第一特約、国民年金基金保険特別勘定特約については、[19]の単一ファンドで[20]を生かした運用を行っている。さらに、1997年(平成9年)からは資産種類ごとに[19]を行う特別勘定も設定され、各[18]のニーズに沿った運用も可能となった。 [19]を答えよ

    合同運用

  • 20

    [特別勘定一②] ・特別勘定資産の運用の特色  a) 個人変額保険特別勘定資産の運用の特色   個人変額保険の運用に際しては、定額保険の一般勘定での運用が[17]の確保が第一義とされるのに対して、収益性の追求がより重視されるが、そのリスクについては[18]が負担することになる。したがって、その運用方針は当然、一般勘定資産の運用方針とは異なっている。  b) 団体年金に関する特別勘定資産の運用の特色   団体年金に関する特別勘定資産のうち、新企業年金保険特別勘定特約、厚生年金基金保険等特別勘定第一特約、国民年金基金保険特別勘定特約については、[19]の単一ファンドで[20]を生かした運用を行っている。さらに、1997年(平成9年)からは資産種類ごとに[19]を行う特別勘定も設定され、各[18]のニーズに沿った運用も可能となった。 [20]を答えよ

    スケールメリット

  • 21

    [21]資産運用の専門化の進展について  ファンド・マネージャーは、経済学をベースとして、これを景気の見通し、政策の樹立、あるいは企業の長期計画などに応用する経済を調査分析・予測する専門家である。

  • 22

    [21]資産運用の専門化の進展について  ストラテジストには、ポートフォリオ構築の観点からより効果的な投資戦略や資産配分などの方針を提供する機能が期待されている。

  • 23

    [21]資産運用の専門化の進展について  生命保険会社の資産運用においては、不動産投資のほか、国内企業向け貸付の担保評価の際に証券アナリストの業務が必要となる。

  • 24

    [22]海外投融資の実務について  対外貸付に当たっては、まず、安全性に優れた国際金融機関、政府、政府系機関、銀行、優良民間企業などとの取引を開拓拡大していくために、当該諸機関と直接接触し、資金調達計画の情報を明確に把握するとともに友好関係を築き上げることが必要とされる。

  • 25

    [22]海外投融資の実務について  生命保険会社の外国不動産投資は、本社が直接不動産を所有する場合と海外に設立した現地法人を通じて間接的に所有する場合があるが取得後の管理業務等への迅速な対応を図る等の理由から、本社が直接不動産を所有するケースがほとんどである。

  • 26

    [22]海外投融資の実務について  生命保険会社の場合は負債構造のほとんどが外貨建てとなっており、外貨建て資産の増加に伴う将来の不確実性を除去するためには、円建債務をつくって円建債権・債務を組み合わせて相殺することが求められる。

  • 27

    [23]各国における保険会社の周辺業務の取り扱いについて  アメリカにおける金融自由化の流れは、生保の資産運用の規制緩和を促すとともに保険会社の業務範の拡大をも促した。1998年のニューヨーク州保険法改正後は、銀行・貯蓄貸付組合等の銀行業務を含む。全ての業務が子会社により可能となったが、同法の持株会社規定では、保険持株会社の業務は制限されている。

  • 28

    [23]各国における保険会社の周辺業務の取り扱いについて  保険会社本体および子会社で行う業務が限られていたカナダでは、1992年の保険業法の改正により、保険会社の業務範囲は、「金融サービスを提供する事業に一般的に関連する業務」という広い範囲が規定されたこと等から、大幅に拡大することとなった。また、現行の銀行法においても、銀行が全ての保険商品を支店内で販売することが認められている。

  • 29

    [23]各国における保険会社の周辺業務の取り扱いについて  イギリスでは、保険会社本体については、金融サービス市場法による規制体制下で他業禁止が規定されているため、銀行・証券業務を本体で行うことはできない。しかし、子会社、持株会社を通じて銀行、証券業務を行うことを禁止しているものではなく、実際、イギリスの保険会社の多くは、商品の多様化や関連事業を通じての補完的サービスの提供を目的として資産運用・金融サービス業、不動産事業に進出している。

  • 30

    [24]高度経済成長期の資産運用について  昭和30年代以降の高度成長期を通じて直接金融方式が定着する中で、産業界からの資金需要が著しく高まり、また貸付の利回りが相対的に高かったこともあって、生命保険会社は産業界からの借入需要に積極的に応じた。

  • 31

    [24]高度経済成長期の資産運用について  生命保険会社は、高度成長期を通じて株式投資には積極的であり、また生保資金の増大に伴う株式保有額の著増、金融緩和期における株式投資の増大があったものの、全上場株式に対する保有割合は低く、機関投資家としての役割は果たせなかった。

  • 32

    [24]高度経済成長期の資産運用について  公社債は、戦前には生命保険会社の有力な投資対象であったが、戦後の低金利政策が展開される中で、発行条件が低位に固定され、投資妙味を著しくいた情勢の下で、生命保険会社の公社債投資は、極めて消極的に推移し、生命保険会社の公社債市場における役割も高度成長期には評価されなかった。

  • 33

    [25]改正保険業法の施行(1998年(平成10年)12月)(金融システム改革法)について  保険会社が行える業務として、債務保証・有価証券の私募の取扱・証券化関連商品の取扱等が新たに付随業務として、また、社債の受託・公共債ディーリング・保険金信託が新たに法定業として認められた。

  • 34

    [25]改正保険業法の施行(1998年(平成10年)12月)(金融システム改革法)について  保険会社が資産の運用として、投資家の立場で行ってきた金融先物取引、デリバティブ取引に加え、証券会社のように業者として、つまり、ディーラーやブローカーの立場で金融先物取引、デリバティブ取引の媒介・取次ぎ・代理などの業務を行うことが新たに法定他業として認められた。

  • 35

    [25]改正保険業法の施行(1998年(平成10年)12月)(金融システム改革法)について  生命保険会社の業務の健全性と適切な運営ならびに保険契約者等の保護の観点から、1999年(平成11年)4月以降、生命保険会社は保険金の支払能力(ソルベンシー・マージン比率)の状況に応じて、業務改善計画の提出等、必要な早期是正措置が命ぜられることになった。

  • 36

    [26]具体的なリスク管理手法について   有価証券、デリバティブ取引等市場リスクのある資産・取引については、情報システムによるデータ処理・統計的手法を用いたバリュー・アット・リスク(VaR)等の測定により定量的なリスク管理を行っている。

  • 37

    [26]具体的なリスク管理手法について  ポジション上限額やロス・カット・ルールの設定により、損失が一定限度を超えないようにするリスク管理手法は短期運用には適用していない。

  • 38

    [26]具体的なリスク管理手法について   信用リスクについては、一般的には与信先ごとに信用度を客観的に評価した社内格付に基づく与枠設定等により、リスクを管理している。

  • 39

    [27]企業貸付について  当座貸越は、銀行に当座預金口座を開設した銀行の取引先が、その当座預金残高を超えて振り出した手形、小切手について一定の最高金額を限度として銀行が支払いを約束するものであり、短期の運転資金として利用されている。

  • 40

    [27]企業貸付について  手形貸付は、貸付に際し、その証拠および債権確保の手段として、借手から金銭消費貸借契約証書を出させる代わりに、貸出先振出の約東手形の差入れを求めて、貸出日と支払期日との間の利息を手形額面の金額に上乗せして貸付を行うものである。

  • 41

    [27]企業貸付について  証書貸付は、貸付に際し、貸付金額、償還期限、利息、担保物件等を記載した金銭消費貸借契約証書を債権の証拠として差し入れさせて行う貸付のことである。

  • 42

    [28]アメリカの資産運用規制について  1996年に全米保険監督官協会(NAIC)は、保険会社の投資対象資産に関する細かい規定を設けたモデル投資法を採択した。しかしその後も、自由度の高い投資規制を求める声も根強いことから、1998年にプルーデントマン・ルールを基本とするモデル投資法を採択し、1996年のモデル投資法は廃止された。

  • 43

    [28]アメリカの資産運用規制について  NAICは、生保会社の資産運用の健全性を強化するため、1991年に、新たに資産評価準備金(AVR)と金利変動準備金(IMR)の導入を採択し、1992年の決算から当該準備金の積立てを要求した。

  • 44

    [28]アメリカの資産運用規制について  NAICが1993年決算から生保各社に適用したRBC規制は、生保版BIS規制とも呼ばれ、各社にソルベンシーの強化と財務内容の見直しを迫る大きな要因となっている。生保各社は現在、このRBC比率を高めるため、比較的リスクの高い不動産関連投資やジャンク債を減らし、代わりに公社債(投資適格)の比重を高めるようになってきている。

  • 45

    [29]戦前の生保資産運用について  明治時代においては、生保資金が量的に未だ拡大しておらず、資本市場が未発達だったため、創業まもない生命保険会社は不動産に相当額の資金を向けていた。

  • 46

    [29]戦前の生保資産運用について  生保資金の運用は、明治末期から大正初期の不況期にかけて、国債投資の増加、社債、株式投資の減少、貸付の増大と変貌を遂げてきたが、大正3年(1914年)に勃発した第一次世界大戦の大戦景気の展開を契機に、再び社債、株式投資が増大して貸付が減少するという転換を示した。

  • 47

    [29]戦前の生保資産運用について  日華事変が勃発して、本格的な戦時が強まる中で、昭和12年(1937年)に生命保険業界は、責任準備金増加額の4分の1を国債買入に向ける申し合わせを行い、その後も国債買入割合を増大させていった。

  • 48

    [30]生保資産運用の今後について  1999年(平成11年)に「金融商品に係る会計基準」が、2000年(平成12年)には「金融商品会計に関する実務指針(中間報告)」が公表され、売買目的有価証券として保有する有価証券は時価評価を行い、評価差額は損益計算書に反映されることとなる等、有価証券の保有目的によって財務諸表に与える影響が異なってくるため、各社は資産運用戦略或いは経営戦略の一環としてそのあり方を決定することとなった。

  • 49

    [30]生保資産運用の今後について  今後、資産運用戦略や経営戦略に大きな影響を与えうると考えられているのが、国際会計基準(IFRS)の日本への導入である。2013年(平成25年)に金融庁企業会計審議会が「IFRSへの対応の在り方に関する面の方針」を公表し、日本における任意適用の積み上げを行いながら、IFRSとの更なる収束を試行するとしている。

  • 50

    [30]生保資産運用の今後について  1999年(平成11年)には、預金等受入金融機関に対し自己責任に基づくリスク管理を徹底させるべく、監官庁の検査に係る手引書である「金融検査マニュアル」が公表され、銀行を対象としたマニュアルが保険会社に対しても適用されることになった。

  • 51

    31[日本の金融制度]  日本の金融制度の構成メンバーを分類・列挙すると、短期金融を主要な業務とする商業銀行、長期の産業資金の供給を主要な業務とする長期金融機関、中小企業金融を主要業務とする中小金融機関、農林漁業金融を主要な業務とする農林漁業金融機関などの民間金融機関があり、さらに証券市場を担っている証券会社、保険市場を担っている保険会社等によって構成されている。その他、民間金融機関の機能を補完するものとして各種の政府系金融機関がある。

  • 52

    32[株式保有]  独占禁止法上、保険会社の株式保有については、銀行とは異なり企業支配の恐れが少ないこと等から、国内会社に対しては、その発行済株式総数の20%までの保有が認められている。

  • 53

    33[証券調査]  証券調査は、マクロ的調査を前提として、収益性や安全性の尺度となる指標を活用し、個別証券の投資妥当性を判定するために行われる。

  • 54

    34[貸付の特徴]  貸付金の投資対象としての特質の一つは、一定の返済期限に拘束されないため、有価証券のように即時の流動化が容易であることである。

  • 55

    35[スワップ取引]  通貨スワップは、同一通貨の債務の交換に用いられるもので、取引開始時または満期時において元本の交換は伴わないものの、名目の元本から発生するキャッシュフローを一定期間定期的に交換する金融取引である。

  • 56

    36[短期金融市場]  短期金融市場は、市場参加者が金融機関のみに限定されるオープン市場と、一般事業法人など金融機関以外も参加できるインターバンク市場とに分けられる。

  • 57

    37[ドイツの資産運用体制]  一般的に、ドイツの生命保険会社の場合、運用方針や大規模投資案件については投資委員会で決定され、個別の運用対象資産の決定、実行については、有価証券部、証書貸付部、抵当証券部、不動産部など運用対象別に設けられる運用部・課を通じて行われることが多い。

  • 58

    38[公共投資]  日本住宅公団(現在の独立行政法人都市再生機構(UR都市機構))への貸付、国債の引受、各種政府保証債の消化等は、生命保険業界では公共投資と呼ばれているが、昭和40年代に入るとこれら生命保険会社の公共投資は急速に増加し、生命保険会社の資産運用における公共性発揮の一環として注目された。

  • 59

    39[金融システム改革]  橋本首相(当時)の指示による金融システム改革は、2001年(平成13年)までに、日本の金融資本市場がニューヨーク、ロンドンと並ぶ国際的な市場として復権するよう、フリー・フェアー・グローバルの3原則に則って、金融システムの安定に細心の注意を払いつつ、速やかに改革を実施していくというものであった。

  • 60

    40[有価証券の評価方法]  満期保有目的債券として保有する債券は、時価で評価を行う。

  • 61

    41[リスク管理の組織的対応]  リスク管理の組織的対応として、一般的には【(A)投融資執行所管】と分離したリスク管理所管を設置し、信用リスク、市場リスク等を管理するのに加え、「【(B)投融資決定委員会】」等の諸会議を通じて、運用資産間のリスク管理の整合性をもたせるとともに、リスク管理の一層の充実を図っている。

    Bーリスク管理委員会

  • 62

    42[投融資決定機構]  生命保険会社の投融資決定機構としては、幅広い知識と経験を持つ個人が全ての投融資決定を行う【(A)独立制】とバックグラウンドの違う複数の委員の合議によって投融資決定が行われる【(B)委員会制】の2つの方法が挙げられる。

    Aー単独制

  • 63

    43[融資審査]  流動比率は、流動資産の流動負債に対する比率をあらわし、事業特性にもよるが、通常この流動比率が【(A)200】%以上あれば、その企業は支払い能力が充分にあるといわれている。一方、固定比率は、【(B)自己資本】に対する固定資産の比率である。

    C(A・Bともに正しい)

  • 64

    44[コール・オプション]  オプション取引のうち、「コール・オプションの買い」は、対象商品の市場価格の【(A)上昇】を予想して、「将来【(B)売り付ける】権利」を購入するものである。

    B一買い付ける

  • 65

    45[海外投融資の内容と特徴]  日本の生命保険会社による海外投融資は、貸付(大半は【(A)円建】貸付)、有価証券(債券、株式等)、【(B)現金】の各資産にわたって行われている。

    B一不動産

  • 66

    46[カナダの資産運用]  カナダの生保会社の資産運用は、一般定においては、安全性および社会的な資金ニーズへの対応を基本としており、債券および【(A)抵当貸付】の比率が高い。一方、年金運用のファンドとして用いられることの多い分離勘定については、株式および【(B)ミューチュアル・ファンド】の占率が高い。

    C(A・Bともに正しい)

  • 67

    47[海外投融資のリスク]  海外投融資は、国内と違って極めて情報が限られているうえに、為替りスクや【(A)貿易リスク】を随伴するので、【(B)安全性】を基本原則とする生命保険会社の資産運用においては限度がある。

    Aーカントリー・リスク

  • 68

    48[資産運用手段の多様化]  バブル崩壊後は国内の低金利が継続した。そうした環境下でも資産運用における収益性を確保すべく、資産運用手段の多様化を図っている。その代表的なものとして、【(A)ヘッジファンド】、プライベート・エクイティ(未公開株式ファンド)、ABS(資産担保証券)を中心とした証券化商品等への投資が挙げられ、これらの投資は【(B)集中投資】と呼ばれている。

    Bーオルタナティブ投資

  • 69

    49[安定成長への移行と貸付業種の多様化]  安定成長経済への移行に伴い、生命保険会社の貸付先は非製造業のウェイトが急速に高まった。と共に、【(A)自己資本比率】目標値をクリアするため、都市銀行等が取り入れを急増させた【(B)フリー・ローン】の主な貸し手は生命保険会社であった。

    Bー劣後ローン

  • 70

    50[グローバルなリスク管理環境]  【(A)FS B(金融安定理事会)】を中心に行われているグローバルな金融制度改革では、【(B)システミック】・リスクの発生・伝播を抑止すると共に適切な破綻処理の策定を事前に求めることで「大きすぎてつぶせない」という事態を回避するための措置を証券・銀行・保険の分野で横断的にとらえた対応を推進している。

    C(A・Bともに正しい)

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    問題一覧

  • 1

    [生命保険会社と資産運用機能、金融仲介機能一①] ・資産運用機能  生命保険会社が顧客に提供する保険商品は、保障機能と貯蓄機能を自由に組み合わせることのできる商品であり、商品的側面からは資産運用機能と金融仲介機能が表れてこない。しかし、近代的生命保険制度のもとにあっては、毎回同額の保険料を徴収する[1]方式による事業運営が行われており、その際、将来必要とされる責任準備金が一定の[2]で割り引かれ、それに対応した部分を運用収益で賄うことが要請されているため、資産運用機能が必要となってくる。  資産運用機能は、伝統的には[3]制度を通じて実質的な保険料負担の軽減に資するものであるとの説明がなされてきた。しかし、自由化、国際化、証券化等で金融・資本市場が大きく変化していることなどを背景に、資産運用機能の優劣が生命保険会社の商品の競争力をも大きく左右しかねない状況になってきている。1996年(平成8年)4月の保険業法改正により[4]が導入されたこともあり、現在は、資産と負債の構造を総合的に把握、管理する[5]を推進することにより、商品と資産運用のリンケージを強化している。 [1]を答えよ

    平準保険料

  • 2

    [生命保険会社と資産運用機能、金融仲介機能一①] ・資産運用機能  生命保険会社が顧客に提供する保険商品は、保障機能と貯蓄機能を自由に組み合わせることのできる商品であり、商品的側面からは資産運用機能と金融仲介機能が表れてこない。しかし、近代的生命保険制度のもとにあっては、毎回同額の保険料を徴収する[1]方式による事業運営が行われており、その際、将来必要とされる責任準備金が一定の[2]で割り引かれ、それに対応した部分を運用収益で賄うことが要請されているため、資産運用機能が必要となってくる。  資産運用機能は、伝統的には[3]制度を通じて実質的な保険料負担の軽減に資するものであるとの説明がなされてきた。しかし、自由化、国際化、証券化等で金融・資本市場が大きく変化していることなどを背景に、資産運用機能の優劣が生命保険会社の商品の競争力をも大きく左右しかねない状況になってきている。1996年(平成8年)4月の保険業法改正により[4]が導入されたこともあり、現在は、資産と負債の構造を総合的に把握、管理する[5]を推進することにより、商品と資産運用のリンケージを強化している。 [2]を答えよ

    予定利率

  • 3

    [生命保険会社と資産運用機能、金融仲介機能一①] ・資産運用機能  生命保険会社が顧客に提供する保険商品は、保障機能と貯蓄機能を自由に組み合わせることのできる商品であり、商品的側面からは資産運用機能と金融仲介機能が表れてこない。しかし、近代的生命保険制度のもとにあっては、毎回同額の保険料を徴収する[1]方式による事業運営が行われており、その際、将来必要とされる責任準備金が一定の[2]で割り引かれ、それに対応した部分を運用収益で賄うことが要請されているため、資産運用機能が必要となってくる。  資産運用機能は、伝統的には[3]制度を通じて実質的な保険料負担の軽減に資するものであるとの説明がなされてきた。しかし、自由化、国際化、証券化等で金融・資本市場が大きく変化していることなどを背景に、資産運用機能の優劣が生命保険会社の商品の競争力をも大きく左右しかねない状況になってきている。1996年(平成8年)4月の保険業法改正により[4]が導入されたこともあり、現在は、資産と負債の構造を総合的に把握、管理する[5]を推進することにより、商品と資産運用のリンケージを強化している。 [3]を答えよ

    配当

  • 4

    [生命保険会社と資産運用機能、金融仲介機能一①] ・資産運用機能  生命保険会社が顧客に提供する保険商品は、保障機能と貯蓄機能を自由に組み合わせることのできる商品であり、商品的側面からは資産運用機能と金融仲介機能が表れてこない。しかし、近代的生命保険制度のもとにあっては、毎回同額の保険料を徴収する[1]方式による事業運営が行われており、その際、将来必要とされる責任準備金が一定の[2]で割り引かれ、それに対応した部分を運用収益で賄うことが要請されているため、資産運用機能が必要となってくる。  資産運用機能は、伝統的には[3]制度を通じて実質的な保険料負担の軽減に資するものであるとの説明がなされてきた。しかし、自由化、国際化、証券化等で金融・資本市場が大きく変化していることなどを背景に、資産運用機能の優劣が生命保険会社の商品の競争力をも大きく左右しかねない状況になってきている。1996年(平成8年)4月の保険業法改正により[4]が導入されたこともあり、現在は、資産と負債の構造を総合的に把握、管理する[5]を推進することにより、商品と資産運用のリンケージを強化している。 [4]を答えよ

    区分経理

  • 5

    [生命保険会社と資産運用機能、金融仲介機能一①] ・資産運用機能  生命保険会社が顧客に提供する保険商品は、保障機能と貯蓄機能を自由に組み合わせることのできる商品であり、商品的側面からは資産運用機能と金融仲介機能が表れてこない。しかし、近代的生命保険制度のもとにあっては、毎回同額の保険料を徴収する[1]方式による事業運営が行われており、その際、将来必要とされる責任準備金が一定の[2]で割り引かれ、それに対応した部分を運用収益で賄うことが要請されているため、資産運用機能が必要となってくる。  資産運用機能は、伝統的には[3]制度を通じて実質的な保険料負担の軽減に資するものであるとの説明がなされてきた。しかし、自由化、国際化、証券化等で金融・資本市場が大きく変化していることなどを背景に、資産運用機能の優劣が生命保険会社の商品の競争力をも大きく左右しかねない状況になってきている。1996年(平成8年)4月の保険業法改正により[4]が導入されたこともあり、現在は、資産と負債の構造を総合的に把握、管理する[5]を推進することにより、商品と資産運用のリンケージを強化している。 [5]を答えよ

    ALM (Asset Liability Management)

  • 6

    [生命保険会社と資産運用機能、金融仲介機能一②] ・金融仲介機能  金融仲介とは、資金供給者から資金需要者への資金を仲介することである。日本における金融制度は、資金余剰部門の貯蓄を吸収し、資金不足部門の投資に供給するという金融仲介機能を資金の性格等に応じて分業してきたものである。  保険業においても、[6]という形で資金を吸収し、それを[7]等を中心に産業資金として供給し、銀行と同じような金融仲介機能を果たしてきた。  最近では、[8]の窓口販売や私募の取扱い業務、投資信託の窓口販売等いわゆる[9]的な金融仲介といった業務にまで広がりを見せるようになっている。さらに、[10]損害保険業務、リース業務、投資信託・投資顧問業務の展開等、広範な金融仲介機能が発揮されつつあり、従来の財務や資産運用という言葉ですべてを言い表すことが適切でない状況となってきている。 [6]を答えよ

    保険料

  • 7

    [生命保険会社と資産運用機能、金融仲介機能一②] ・金融仲介機能  金融仲介とは、資金供給者から資金需要者への資金を仲介することである。日本における金融制度は、資金余剰部門の貯蓄を吸収し、資金不足部門の投資に供給するという金融仲介機能を資金の性格等に応じて分業してきたものである。  保険業においても、[6]という形で資金を吸収し、それを[7]等を中心に産業資金として供給し、銀行と同じような金融仲介機能を果たしてきた。  最近では、[8]の窓口販売や私募の取扱い業務、投資信託の窓口販売等いわゆる[9]的な金融仲介といった業務にまで広がりを見せるようになっている。さらに、[10]損害保険業務、リース業務、投資信託・投資顧問業務の展開等、広範な金融仲介機能が発揮されつつあり、従来の財務や資産運用という言葉ですべてを言い表すことが適切でない状況となってきている。 [7]を答えよ

    長期の貸付

  • 8

    [生命保険会社と資産運用機能、金融仲介機能一②] ・金融仲介機能  金融仲介とは、資金供給者から資金需要者への資金を仲介することである。日本における金融制度は、資金余剰部門の貯蓄を吸収し、資金不足部門の投資に供給するという金融仲介機能を資金の性格等に応じて分業してきたものである。  保険業においても、[6]という形で資金を吸収し、それを[7]等を中心に産業資金として供給し、銀行と同じような金融仲介機能を果たしてきた。  最近では、[8]の窓口販売や私募の取扱い業務、投資信託の窓口販売等いわゆる[9]的な金融仲介といった業務にまで広がりを見せるようになっている。さらに、[10]損害保険業務、リース業務、投資信託・投資顧問業務の展開等、広範な金融仲介機能が発揮されつつあり、従来の財務や資産運用という言葉ですべてを言い表すことが適切でない状況となってきている。 [8]を答えよ

    国債

  • 9

    [生命保険会社と資産運用機能、金融仲介機能一②] ・金融仲介機能  金融仲介とは、資金供給者から資金需要者への資金を仲介することである。日本における金融制度は、資金余剰部門の貯蓄を吸収し、資金不足部門の投資に供給するという金融仲介機能を資金の性格等に応じて分業してきたものである。  保険業においても、[6]という形で資金を吸収し、それを[7]等を中心に産業資金として供給し、銀行と同じような金融仲介機能を果たしてきた。  最近では、[8]の窓口販売や私募の取扱い業務、投資信託の窓口販売等いわゆる[9]的な金融仲介といった業務にまで広がりを見せるようになっている。さらに、[10]損害保険業務、リース業務、投資信託・投資顧問業務の展開等、広範な金融仲介機能が発揮されつつあり、従来の財務や資産運用という言葉ですべてを言い表すことが適切でない状況となってきている。 [9]を答えよ

    直接金融

  • 10

    [生命保険会社と資産運用機能、金融仲介機能一②] ・金融仲介機能  金融仲介とは、資金供給者から資金需要者への資金を仲介することである。日本における金融制度は、資金余剰部門の貯蓄を吸収し、資金不足部門の投資に供給するという金融仲介機能を資金の性格等に応じて分業してきたものである。  保険業においても、[6]という形で資金を吸収し、それを[7]等を中心に産業資金として供給し、銀行と同じような金融仲介機能を果たしてきた。  最近では、[8]の窓口販売や私募の取扱い業務、投資信託の窓口販売等いわゆる[9]的な金融仲介といった業務にまで広がりを見せるようになっている。さらに、[10]損害保険業務、リース業務、投資信託・投資顧問業務の展開等、広範な金融仲介機能が発揮されつつあり、従来の財務や資産運用という言葉ですべてを言い表すことが適切でない状況となってきている。 [10]を答えよ

    子会社等を通じての

  • 11

    [特別勘定一①] ・導入の背景  [11]意識の高まりや老後保障ニーズの増大に伴う[12]機能への期待を背景として、生命保険についても資産運用の実績により、保険金額が変動する変額保険のニーズが高まり、これを受けて、1986年(昭和61年)10月より個人変額保険が販売された。  個人変額保険の運用に関しては、運用の成果が直接、契約者の積立金に反映することから、定額保険の場合に比べると収益性が重視される運用が行われ、定額保険の契約者に[13]がおよばない仕組みが必要なことなどから、一般勘定と明確に区分された特別勘定が設けられることになった。 [11]を答えよ

    金利選好

  • 12

    [特別勘定一①] ・導入の背景  [11]意識の高まりや老後保障ニーズの増大に伴う[12]機能への期待を背景として、生命保険についても資産運用の実績により、保険金額が変動する変額保険のニーズが高まり、これを受けて、1986年(昭和61年)10月より個人変額保険が販売された。  個人変額保険の運用に関しては、運用の成果が直接、契約者の積立金に反映することから、定額保険の場合に比べると収益性が重視される運用が行われ、定額保険の契約者に[13]がおよばない仕組みが必要なことなどから、一般勘定と明確に区分された特別勘定が設けられることになった。 [12]を答えよ

    インフレ・ヘッジ

  • 13

    [特別勘定一①] ・導入の背景  [11]意識の高まりや老後保障ニーズの増大に伴う[12]機能への期待を背景として、生命保険についても資産運用の実績により、保険金額が変動する変額保険のニーズが高まり、これを受けて、1986年(昭和61年)10月より個人変額保険が販売された。  個人変額保険の運用に関しては、運用の成果が直接、契約者の積立金に反映することから、定額保険の場合に比べると収益性が重視される運用が行われ、定額保険の契約者に[13]がおよばない仕組みが必要なことなどから、一般勘定と明確に区分された特別勘定が設けられることになった。 [13]を答えよ

    投資リスク

  • 14

    [特別勘定一①] ・特別勘定の運用規制  特別勘定の運用規制のうち、1995年(平成7年)1月の日米包括協議・金融サービス分野の合意を受けて、[14]側に課せられていた特別勘定に係る[15]制限については順次撤廃され、1997年(平成9年)3月に全て撤廃された。 [14]を答えよ

    受託者

  • 15

    [特別勘定一①] ・特別勘定の運用規制  特別勘定の運用規制のうち、1995年(平成7年)1月の日米包括協議・金融サービス分野の合意を受けて、[14]側に課せられていた特別勘定に係る[15]制限については順次撤廃され、1997年(平成9年)3月に全て撤廃された。 [15]を答えよ

    運用割合

  • 16

    [特別勘定一②] ・特別勘定の運用規制  金融の自由化の進展や顧客の資産運用ニーズの多様化を背景に、特別勘定における[16]も、1998年(平成10年)12月の保険業法改正により全て撤廃され、一般勘定と比較し自由な資産運用が可能となっている。

    大口信用供与規制

  • 17

    [特別勘定一②] ・特別勘定資産の運用の特色  a) 個人変額保険特別勘定資産の運用の特色   個人変額保険の運用に際しては、定額保険の一般勘定での運用が[17]の確保が第一義とされるのに対して、収益性の追求がより重視されるが、そのリスクについては[18]が負担することになる。したがって、その運用方針は当然、一般勘定資産の運用方針とは異なっている。  b) 団体年金に関する特別勘定資産の運用の特色   団体年金に関する特別勘定資産のうち、新企業年金保険特別勘定特約、厚生年金基金保険等特別勘定第一特約、国民年金基金保険特別勘定特約については、[19]の単一ファンドで[20]を生かした運用を行っている。さらに、1997年(平成9年)からは資産種類ごとに[19]を行う特別勘定も設定され、各[18]のニーズに沿った運用も可能となった。 [17]を答えよ

    安全性

  • 18

    [特別勘定一②] ・特別勘定資産の運用の特色  a) 個人変額保険特別勘定資産の運用の特色   個人変額保険の運用に際しては、定額保険の一般勘定での運用が[17]の確保が第一義とされるのに対して、収益性の追求がより重視されるが、そのリスクについては[18]が負担することになる。したがって、その運用方針は当然、一般勘定資産の運用方針とは異なっている。  b) 団体年金に関する特別勘定資産の運用の特色   団体年金に関する特別勘定資産のうち、新企業年金保険特別勘定特約、厚生年金基金保険等特別勘定第一特約、国民年金基金保険特別勘定特約については、[19]の単一ファンドで[20]を生かした運用を行っている。さらに、1997年(平成9年)からは資産種類ごとに[19]を行う特別勘定も設定され、各[18]のニーズに沿った運用も可能となった。 [18]を答えよ

    契約者

  • 19

    [特別勘定一②] ・特別勘定資産の運用の特色  a) 個人変額保険特別勘定資産の運用の特色   個人変額保険の運用に際しては、定額保険の一般勘定での運用が[17]の確保が第一義とされるのに対して、収益性の追求がより重視されるが、そのリスクについては[18]が負担することになる。したがって、その運用方針は当然、一般勘定資産の運用方針とは異なっている。  b) 団体年金に関する特別勘定資産の運用の特色   団体年金に関する特別勘定資産のうち、新企業年金保険特別勘定特約、厚生年金基金保険等特別勘定第一特約、国民年金基金保険特別勘定特約については、[19]の単一ファンドで[20]を生かした運用を行っている。さらに、1997年(平成9年)からは資産種類ごとに[19]を行う特別勘定も設定され、各[18]のニーズに沿った運用も可能となった。 [19]を答えよ

    合同運用

  • 20

    [特別勘定一②] ・特別勘定資産の運用の特色  a) 個人変額保険特別勘定資産の運用の特色   個人変額保険の運用に際しては、定額保険の一般勘定での運用が[17]の確保が第一義とされるのに対して、収益性の追求がより重視されるが、そのリスクについては[18]が負担することになる。したがって、その運用方針は当然、一般勘定資産の運用方針とは異なっている。  b) 団体年金に関する特別勘定資産の運用の特色   団体年金に関する特別勘定資産のうち、新企業年金保険特別勘定特約、厚生年金基金保険等特別勘定第一特約、国民年金基金保険特別勘定特約については、[19]の単一ファンドで[20]を生かした運用を行っている。さらに、1997年(平成9年)からは資産種類ごとに[19]を行う特別勘定も設定され、各[18]のニーズに沿った運用も可能となった。 [20]を答えよ

    スケールメリット

  • 21

    [21]資産運用の専門化の進展について  ファンド・マネージャーは、経済学をベースとして、これを景気の見通し、政策の樹立、あるいは企業の長期計画などに応用する経済を調査分析・予測する専門家である。

  • 22

    [21]資産運用の専門化の進展について  ストラテジストには、ポートフォリオ構築の観点からより効果的な投資戦略や資産配分などの方針を提供する機能が期待されている。

  • 23

    [21]資産運用の専門化の進展について  生命保険会社の資産運用においては、不動産投資のほか、国内企業向け貸付の担保評価の際に証券アナリストの業務が必要となる。

  • 24

    [22]海外投融資の実務について  対外貸付に当たっては、まず、安全性に優れた国際金融機関、政府、政府系機関、銀行、優良民間企業などとの取引を開拓拡大していくために、当該諸機関と直接接触し、資金調達計画の情報を明確に把握するとともに友好関係を築き上げることが必要とされる。

  • 25

    [22]海外投融資の実務について  生命保険会社の外国不動産投資は、本社が直接不動産を所有する場合と海外に設立した現地法人を通じて間接的に所有する場合があるが取得後の管理業務等への迅速な対応を図る等の理由から、本社が直接不動産を所有するケースがほとんどである。

  • 26

    [22]海外投融資の実務について  生命保険会社の場合は負債構造のほとんどが外貨建てとなっており、外貨建て資産の増加に伴う将来の不確実性を除去するためには、円建債務をつくって円建債権・債務を組み合わせて相殺することが求められる。

  • 27

    [23]各国における保険会社の周辺業務の取り扱いについて  アメリカにおける金融自由化の流れは、生保の資産運用の規制緩和を促すとともに保険会社の業務範の拡大をも促した。1998年のニューヨーク州保険法改正後は、銀行・貯蓄貸付組合等の銀行業務を含む。全ての業務が子会社により可能となったが、同法の持株会社規定では、保険持株会社の業務は制限されている。

  • 28

    [23]各国における保険会社の周辺業務の取り扱いについて  保険会社本体および子会社で行う業務が限られていたカナダでは、1992年の保険業法の改正により、保険会社の業務範囲は、「金融サービスを提供する事業に一般的に関連する業務」という広い範囲が規定されたこと等から、大幅に拡大することとなった。また、現行の銀行法においても、銀行が全ての保険商品を支店内で販売することが認められている。

  • 29

    [23]各国における保険会社の周辺業務の取り扱いについて  イギリスでは、保険会社本体については、金融サービス市場法による規制体制下で他業禁止が規定されているため、銀行・証券業務を本体で行うことはできない。しかし、子会社、持株会社を通じて銀行、証券業務を行うことを禁止しているものではなく、実際、イギリスの保険会社の多くは、商品の多様化や関連事業を通じての補完的サービスの提供を目的として資産運用・金融サービス業、不動産事業に進出している。

  • 30

    [24]高度経済成長期の資産運用について  昭和30年代以降の高度成長期を通じて直接金融方式が定着する中で、産業界からの資金需要が著しく高まり、また貸付の利回りが相対的に高かったこともあって、生命保険会社は産業界からの借入需要に積極的に応じた。

  • 31

    [24]高度経済成長期の資産運用について  生命保険会社は、高度成長期を通じて株式投資には積極的であり、また生保資金の増大に伴う株式保有額の著増、金融緩和期における株式投資の増大があったものの、全上場株式に対する保有割合は低く、機関投資家としての役割は果たせなかった。

  • 32

    [24]高度経済成長期の資産運用について  公社債は、戦前には生命保険会社の有力な投資対象であったが、戦後の低金利政策が展開される中で、発行条件が低位に固定され、投資妙味を著しくいた情勢の下で、生命保険会社の公社債投資は、極めて消極的に推移し、生命保険会社の公社債市場における役割も高度成長期には評価されなかった。

  • 33

    [25]改正保険業法の施行(1998年(平成10年)12月)(金融システム改革法)について  保険会社が行える業務として、債務保証・有価証券の私募の取扱・証券化関連商品の取扱等が新たに付随業務として、また、社債の受託・公共債ディーリング・保険金信託が新たに法定業として認められた。

  • 34

    [25]改正保険業法の施行(1998年(平成10年)12月)(金融システム改革法)について  保険会社が資産の運用として、投資家の立場で行ってきた金融先物取引、デリバティブ取引に加え、証券会社のように業者として、つまり、ディーラーやブローカーの立場で金融先物取引、デリバティブ取引の媒介・取次ぎ・代理などの業務を行うことが新たに法定他業として認められた。

  • 35

    [25]改正保険業法の施行(1998年(平成10年)12月)(金融システム改革法)について  生命保険会社の業務の健全性と適切な運営ならびに保険契約者等の保護の観点から、1999年(平成11年)4月以降、生命保険会社は保険金の支払能力(ソルベンシー・マージン比率)の状況に応じて、業務改善計画の提出等、必要な早期是正措置が命ぜられることになった。

  • 36

    [26]具体的なリスク管理手法について   有価証券、デリバティブ取引等市場リスクのある資産・取引については、情報システムによるデータ処理・統計的手法を用いたバリュー・アット・リスク(VaR)等の測定により定量的なリスク管理を行っている。

  • 37

    [26]具体的なリスク管理手法について  ポジション上限額やロス・カット・ルールの設定により、損失が一定限度を超えないようにするリスク管理手法は短期運用には適用していない。

  • 38

    [26]具体的なリスク管理手法について   信用リスクについては、一般的には与信先ごとに信用度を客観的に評価した社内格付に基づく与枠設定等により、リスクを管理している。

  • 39

    [27]企業貸付について  当座貸越は、銀行に当座預金口座を開設した銀行の取引先が、その当座預金残高を超えて振り出した手形、小切手について一定の最高金額を限度として銀行が支払いを約束するものであり、短期の運転資金として利用されている。

  • 40

    [27]企業貸付について  手形貸付は、貸付に際し、その証拠および債権確保の手段として、借手から金銭消費貸借契約証書を出させる代わりに、貸出先振出の約東手形の差入れを求めて、貸出日と支払期日との間の利息を手形額面の金額に上乗せして貸付を行うものである。

  • 41

    [27]企業貸付について  証書貸付は、貸付に際し、貸付金額、償還期限、利息、担保物件等を記載した金銭消費貸借契約証書を債権の証拠として差し入れさせて行う貸付のことである。

  • 42

    [28]アメリカの資産運用規制について  1996年に全米保険監督官協会(NAIC)は、保険会社の投資対象資産に関する細かい規定を設けたモデル投資法を採択した。しかしその後も、自由度の高い投資規制を求める声も根強いことから、1998年にプルーデントマン・ルールを基本とするモデル投資法を採択し、1996年のモデル投資法は廃止された。

  • 43

    [28]アメリカの資産運用規制について  NAICは、生保会社の資産運用の健全性を強化するため、1991年に、新たに資産評価準備金(AVR)と金利変動準備金(IMR)の導入を採択し、1992年の決算から当該準備金の積立てを要求した。

  • 44

    [28]アメリカの資産運用規制について  NAICが1993年決算から生保各社に適用したRBC規制は、生保版BIS規制とも呼ばれ、各社にソルベンシーの強化と財務内容の見直しを迫る大きな要因となっている。生保各社は現在、このRBC比率を高めるため、比較的リスクの高い不動産関連投資やジャンク債を減らし、代わりに公社債(投資適格)の比重を高めるようになってきている。

  • 45

    [29]戦前の生保資産運用について  明治時代においては、生保資金が量的に未だ拡大しておらず、資本市場が未発達だったため、創業まもない生命保険会社は不動産に相当額の資金を向けていた。

  • 46

    [29]戦前の生保資産運用について  生保資金の運用は、明治末期から大正初期の不況期にかけて、国債投資の増加、社債、株式投資の減少、貸付の増大と変貌を遂げてきたが、大正3年(1914年)に勃発した第一次世界大戦の大戦景気の展開を契機に、再び社債、株式投資が増大して貸付が減少するという転換を示した。

  • 47

    [29]戦前の生保資産運用について  日華事変が勃発して、本格的な戦時が強まる中で、昭和12年(1937年)に生命保険業界は、責任準備金増加額の4分の1を国債買入に向ける申し合わせを行い、その後も国債買入割合を増大させていった。

  • 48

    [30]生保資産運用の今後について  1999年(平成11年)に「金融商品に係る会計基準」が、2000年(平成12年)には「金融商品会計に関する実務指針(中間報告)」が公表され、売買目的有価証券として保有する有価証券は時価評価を行い、評価差額は損益計算書に反映されることとなる等、有価証券の保有目的によって財務諸表に与える影響が異なってくるため、各社は資産運用戦略或いは経営戦略の一環としてそのあり方を決定することとなった。

  • 49

    [30]生保資産運用の今後について  今後、資産運用戦略や経営戦略に大きな影響を与えうると考えられているのが、国際会計基準(IFRS)の日本への導入である。2013年(平成25年)に金融庁企業会計審議会が「IFRSへの対応の在り方に関する面の方針」を公表し、日本における任意適用の積み上げを行いながら、IFRSとの更なる収束を試行するとしている。

  • 50

    [30]生保資産運用の今後について  1999年(平成11年)には、預金等受入金融機関に対し自己責任に基づくリスク管理を徹底させるべく、監官庁の検査に係る手引書である「金融検査マニュアル」が公表され、銀行を対象としたマニュアルが保険会社に対しても適用されることになった。

  • 51

    31[日本の金融制度]  日本の金融制度の構成メンバーを分類・列挙すると、短期金融を主要な業務とする商業銀行、長期の産業資金の供給を主要な業務とする長期金融機関、中小企業金融を主要業務とする中小金融機関、農林漁業金融を主要な業務とする農林漁業金融機関などの民間金融機関があり、さらに証券市場を担っている証券会社、保険市場を担っている保険会社等によって構成されている。その他、民間金融機関の機能を補完するものとして各種の政府系金融機関がある。

  • 52

    32[株式保有]  独占禁止法上、保険会社の株式保有については、銀行とは異なり企業支配の恐れが少ないこと等から、国内会社に対しては、その発行済株式総数の20%までの保有が認められている。

  • 53

    33[証券調査]  証券調査は、マクロ的調査を前提として、収益性や安全性の尺度となる指標を活用し、個別証券の投資妥当性を判定するために行われる。

  • 54

    34[貸付の特徴]  貸付金の投資対象としての特質の一つは、一定の返済期限に拘束されないため、有価証券のように即時の流動化が容易であることである。

  • 55

    35[スワップ取引]  通貨スワップは、同一通貨の債務の交換に用いられるもので、取引開始時または満期時において元本の交換は伴わないものの、名目の元本から発生するキャッシュフローを一定期間定期的に交換する金融取引である。

  • 56

    36[短期金融市場]  短期金融市場は、市場参加者が金融機関のみに限定されるオープン市場と、一般事業法人など金融機関以外も参加できるインターバンク市場とに分けられる。

  • 57

    37[ドイツの資産運用体制]  一般的に、ドイツの生命保険会社の場合、運用方針や大規模投資案件については投資委員会で決定され、個別の運用対象資産の決定、実行については、有価証券部、証書貸付部、抵当証券部、不動産部など運用対象別に設けられる運用部・課を通じて行われることが多い。

  • 58

    38[公共投資]  日本住宅公団(現在の独立行政法人都市再生機構(UR都市機構))への貸付、国債の引受、各種政府保証債の消化等は、生命保険業界では公共投資と呼ばれているが、昭和40年代に入るとこれら生命保険会社の公共投資は急速に増加し、生命保険会社の資産運用における公共性発揮の一環として注目された。

  • 59

    39[金融システム改革]  橋本首相(当時)の指示による金融システム改革は、2001年(平成13年)までに、日本の金融資本市場がニューヨーク、ロンドンと並ぶ国際的な市場として復権するよう、フリー・フェアー・グローバルの3原則に則って、金融システムの安定に細心の注意を払いつつ、速やかに改革を実施していくというものであった。

  • 60

    40[有価証券の評価方法]  満期保有目的債券として保有する債券は、時価で評価を行う。

  • 61

    41[リスク管理の組織的対応]  リスク管理の組織的対応として、一般的には【(A)投融資執行所管】と分離したリスク管理所管を設置し、信用リスク、市場リスク等を管理するのに加え、「【(B)投融資決定委員会】」等の諸会議を通じて、運用資産間のリスク管理の整合性をもたせるとともに、リスク管理の一層の充実を図っている。

    Bーリスク管理委員会

  • 62

    42[投融資決定機構]  生命保険会社の投融資決定機構としては、幅広い知識と経験を持つ個人が全ての投融資決定を行う【(A)独立制】とバックグラウンドの違う複数の委員の合議によって投融資決定が行われる【(B)委員会制】の2つの方法が挙げられる。

    Aー単独制

  • 63

    43[融資審査]  流動比率は、流動資産の流動負債に対する比率をあらわし、事業特性にもよるが、通常この流動比率が【(A)200】%以上あれば、その企業は支払い能力が充分にあるといわれている。一方、固定比率は、【(B)自己資本】に対する固定資産の比率である。

    C(A・Bともに正しい)

  • 64

    44[コール・オプション]  オプション取引のうち、「コール・オプションの買い」は、対象商品の市場価格の【(A)上昇】を予想して、「将来【(B)売り付ける】権利」を購入するものである。

    B一買い付ける

  • 65

    45[海外投融資の内容と特徴]  日本の生命保険会社による海外投融資は、貸付(大半は【(A)円建】貸付)、有価証券(債券、株式等)、【(B)現金】の各資産にわたって行われている。

    B一不動産

  • 66

    46[カナダの資産運用]  カナダの生保会社の資産運用は、一般定においては、安全性および社会的な資金ニーズへの対応を基本としており、債券および【(A)抵当貸付】の比率が高い。一方、年金運用のファンドとして用いられることの多い分離勘定については、株式および【(B)ミューチュアル・ファンド】の占率が高い。

    C(A・Bともに正しい)

  • 67

    47[海外投融資のリスク]  海外投融資は、国内と違って極めて情報が限られているうえに、為替りスクや【(A)貿易リスク】を随伴するので、【(B)安全性】を基本原則とする生命保険会社の資産運用においては限度がある。

    Aーカントリー・リスク

  • 68

    48[資産運用手段の多様化]  バブル崩壊後は国内の低金利が継続した。そうした環境下でも資産運用における収益性を確保すべく、資産運用手段の多様化を図っている。その代表的なものとして、【(A)ヘッジファンド】、プライベート・エクイティ(未公開株式ファンド)、ABS(資産担保証券)を中心とした証券化商品等への投資が挙げられ、これらの投資は【(B)集中投資】と呼ばれている。

    Bーオルタナティブ投資

  • 69

    49[安定成長への移行と貸付業種の多様化]  安定成長経済への移行に伴い、生命保険会社の貸付先は非製造業のウェイトが急速に高まった。と共に、【(A)自己資本比率】目標値をクリアするため、都市銀行等が取り入れを急増させた【(B)フリー・ローン】の主な貸し手は生命保険会社であった。

    Bー劣後ローン

  • 70

    50[グローバルなリスク管理環境]  【(A)FS B(金融安定理事会)】を中心に行われているグローバルな金融制度改革では、【(B)システミック】・リスクの発生・伝播を抑止すると共に適切な破綻処理の策定を事前に求めることで「大きすぎてつぶせない」という事態を回避するための措置を証券・銀行・保険の分野で横断的にとらえた対応を推進している。

    C(A・Bともに正しい)