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問題一覧
1
明治維新はいつのことを指すか
1853年の黒船来航から1871年の廃藩置県までの一連の歴史
2
1871年新政府は、中央集権的施策の遂行のため薩摩・長州・土佐の3藩から御親兵を募って軍事力を固めた上で、版籍奉還を断行した
廃藩置県 版籍奉還は、藩主に知藩事としてそのまま藩政をさせた 廃藩置県は、版籍奉還の2年後、知藩事を罷免し、中央政府から府知事・県知事を派遣
3
御親兵は、何に変わったか
近衛兵
4
徴兵令はいつ導入された、またどのような反乱があったか
1872 血税一揆 長男、戸主などは免除
5
廃藩置県ともに華族・士族に対する秩禄の付与は無くなった
1676年に 家禄の5から14年分の額の金録公債証書を支給し秩禄制度が無くなった
6
地租改正条例はいつ何のために公布された
1973年 戊辰戦争でお金を使ったから 安定した税収が欲しかったから
7
地租改正では主に何が変わったか
地券を発行して土地所有権を明確にした 収穫高ではなく地価の3%を納めさせた、その後一気によって2.5%に引き下げ
8
1971年伊藤博文は、新貨条例を公布し、1円銀貨の銀本位制を採用した
金本位制 金が少なかったため実質的には金銀複本制
9
国立銀行条例は、いつ誰が公布したか
1872年 渋沢栄一
10
国立銀行とは、国営の銀行である
国法により設立された民間銀行
11
官営の郵便制度はいつ誰が作ったか
1871年 前島密 飛脚に代わる制度
12
学制と教育令はいつどの国を倣って作られたか
学制1872年 フランス 教育令1879年 アメリカ
13
鎖国を続けるに朝鮮対して1875年日本は、江華島事件を起こし、誰を全権とする交渉により日朝修好条規を結んだか
黒田清隆 朝鮮側に不利な条約
14
清と対等内容の日清修好条規はいつ結ばれたか
1871年
15
廃藩置県を琉球で強行し、沖縄県を置いた琉球処分はいつ
1879年 台湾出兵の後
16
樺太千島交換条約は、いつでその内容
1875年 樺太をロシア領 千島を日本に帰属
17
政府は【】を目指して殖産興業に努めた。
富国強兵
18
官営模範工場として群馬県の【】等が設立された。
富岡製糸場
19
1871年には【】が制定され、円を基準とする十進法が採用された。また翌年には殖産興業の資金調達目的として,銀行を設立するための【】条例が開定された。
新貨条例 国立銀行
20
【】制度設立には前島密が活躍した。
郵便
21
政府は、全国徴兵の・徴兵告論に基づき、国民皆兵を目指す徴兵制を公布し、18歳以上の男子を徴する統一的な兵制が立てられた
✕ 1872年の徴兵告諭の翌年,徴兵令が出された。満20歳以上の男子が3年間の兵役に服した。
22
政府は、軍事工場を直接経営する一方、民間の近代産業の育成のため、機械工業の分野は官営とせず,政商と呼ばれる大事業家に富岡製糸場などの模絶的な工場を設立させた。
✖︎ 明治政府は官営工場を設立して殖産興業政策を推進した。富岡製糸場は官営模範工場で,政商等に設立させたわけではない。
23
政府は、新貨条例を定め、円・銭・を単位に新硬貨を鋳造し、金本位制の確立を目指したが、当時の貿易は銀貨が中心であり、貨幣制度は事実上、金銀複本位制であった。
○ 明治政府は、1871年新貨条例を公布して通貨の統一を図り、金本位制を導入したが、アジア諸国が銀本位制であったため事実上は金銀複本位制であった。
24
政府は、国立銀行条例を定め、条例制定の翌年、渋沢栄一が中心となって中央銀行として日本銀行を設立し、金換による兌換銀行券を発行した
✕ 国立銀行条例は1872年渋沢栄一を中心に公布された。日本銀行は1882 年大蔵の松方正義を中心に設立された。1885年には銀兌換による銀行券が発行され、銀本位制が確立された。
25
明治5年(1872),政府は国立銀行条例を公布し、わが国唯一の国立銀行であり、唯一の貨幣発行銀行である第一国立銀行が設立された。
✕ 条例が公布された当時、国立銀行は第一国立銀行等4行で1行ではない。なお国立銀行とは国の法律により設立された民間銀行のこと。
26
政府は、事実上の必要から、鉄道整備をすべて官営事業で行うこととし、鉄道国有法を制定した後、新宿・立川間に我が国初の鉄道を開設した。
✖︎ 我が国初の鉄道は 1872 年に新橋・横浜間で開設された。鉄道国有法は1906年制定。
27
政府は官営模範工場を通じて外国の技術の導入・普及に努めるなど,殖産興業政策を推し進めた。特に富岡製糸場が有名で,フランス人技師のブリューナの指導とフランス製機械により操業された。
〇 官営範工場として富岡製糸場は有名である。そこではフランス人技師のブリューナの指導のもとフランス製の機械により操業された。
28
1871 年郵便制度を建議したのは岩崎弥太郎であり、その郵便物を運搬するため前島密が郵便汽船三菱会社を設立した。
✕ 岩崎弥太郎と前島密が逆。入れ替えると正しい文章となる。
29
征韓論に敗れて下野した【】らは、1874年民選議院設立建白書を政府に提出して、国会の開設を要求した。
板垣退助
30
板垣退助は、片岡健吉らの同志と土佐に【】を設立し、翌年には全国組織として大阪に愛国社を結成した。
立志社
31
大久保利通は、木戸・板垣に対して【】を開き、立憲政体構立のを出した
大阪会議
32
明治10年になると民権運動は豪農や商工業者も参加して、愛国社は【】と改称、国会開設の請願書を政府に提出した。
国会期成同盟
33
【】をきっかけとして政府は10年後に国会を開設する公約をした。これを国会開設の勅諭(認)という。
明治十四年の政変
34
自由民権運動は、征韓論に反対して下野した板垣退助,大隈重借らが中心となって始まり、藩閥専制政治を批判して国会開設を説くものであったが,政権獲得運動の面も強く,民衆参加のない士 族中心の要求運動であった。
✕ 板垣退助は征韓論を主張 また自由民権運動は板垣や後藤象二郎らが中心となって国会開設の要求をかかげ民議院設立建白書を政府に提出したことから始まったが、これは土族中心であった。
35
自由民権運動は土族を中心に進められ、国会期 成同盟が結成されるなど各地でさまざまな展開をみせたが、土族や文化人のみの運動にとどまり、農民や商工業者は参加しなかった。
✕ 当初は土族が中心の民権運動ではあったが、立志社建白において国会開設や地租軽減などを要求したことから農民や商工業者も参加することとなった。
36
政府は、自由民権運動に対し、集会条例などで言論の統制・弾圧を行った。その一方で政府は国会開設の勅諭を出し、大隈重信を中心に国会開設の準備を、また伊藤博文を中心に憲法制定の準備を進めた
✕ 明治 14年の政変をきっかけとして伊藤博文は大隈重を罷免する。ただ民権運動の沈静化を図るため伊藤は10年後の国会開設の約束をした。これが国会開設の勅諭
37
国会開設の確約を得たことにより、自由民権運動は終息し、運動の中心であった愛国社が解散されるとともに、国会開設に備えて斬進的な自由党。 急進的な立憲帝政党が結成された
✕ 国会開設の確約後,民権運動が終息したわけではなく、愛国社は国会期成同盟となり、板垣退助は急進的な自由党,大隈重は穏健的な立憲改進党,福地源一郎は保守的な立憲帝政党を結成した
38
板垣退助や後藤象二郎らは、藩政府を非難し、すみやかに民選議院を開設し国民を政治に参加させるべきであるとする民選議院設立建白書を政府に提出した
○ 1874年征論に敗れて下野した板垣退助・後藤象二郎らが民選議設立建白書を左院に提出。これにより民権運動が急数に高まった
39
財政改革に伴う深刻な不況の中で困窮した農民は、急進的な自由党員と結びついて、福島、群馬、秩父など各地で実力行動をした
○ 松方財政によるデフレ不況の結果,困窮農民が増加結果,自由党員や困窮農民による実力行使が全国各地で起こった
40
後藤象二郎や星亨らの大同団結運動や片岡健吉 らの三大事件建白運動が起こると、政府は保安条例を制定してこれらを弾圧した
〇 三大事件建白運動に対して保安条例を制定して弾圧した
41
憲法の草案を審議するために設置された機関は【】
枢密院
42
伊藤博文が参考にしたのは【】憲法である。
ドイツ
43
初代内閣総理大臣は伊藤博文であるが、大日本帝国憲法制定時は第2代【】首相で,【】主義を宜言した。
黒田清隆 超然
44
選挙で選ばれた議員からなる立法機関は【】である。明治政府に招かれ、刑法や民法などを起草したフランス学者は【】である。
衆議院 ボアソナード
45
自由民権運動が進む中、各地でそれぞれが理想とする憲法案(私擬憲法)が作成された。政府は、憲法制定にあたり君主制の強いイギリスの憲法を模範としつつも、私擬憲法のいくつかの案を取り入れた。
✕ 憲法制定にあたり、ドイツで憲法を学んだ伊藤博文を中心に、ドイツ人ロエスレルの助言を得て、ドイツ憲法を模範とし,憲法草案を起草した。
46
大日本帝国憲法が発布されたことにより、わが国はアジアで初めての近代的立憲国家となった。 この憲法で天皇は国の元首として位置づけられ、広範な権限を有するとされたが、召集権や解散権などの議会に対する権限は持たないものとされた。
✕ 大日本帝国憲法において、天皇は強大な権限を有しており、その中には議会の召集権や開会・衆議院の解散権など議会に対する権限も含まれている。
47
明治期においては、衆議院議員の選挙権は、華 族・土族・平民といった身分や、戸主・長男かそれ以外かといった家制度にける地位によって制限されていた。そのため、当時の有権者は全人口の20%を少し超える程度にすぎなかった。
✕ 当時の選挙権は問題文のような家制度ではなく、納税額による制限選挙であった。選挙権は直接国税15円以上を納入する満25歳以上の男子であり有権者は全人口の1.1%。
48
憲法発布直後、黒田清隆首相は、政府の政策は政党の意向に左右されてはならないという超然主義の立場を表明していたが、我が国で初めての衆議院議員総選挙では、旧民権派が大勝し、第一回帝国議会では、立憲自由党など反藩政府の立場をとる民党が染議院の過半数を占めた
〇 黒田清隆首相は超然主義を宣言した。しかし、1890年の第1回衆議院議員総選挙では民党(民権派の流れをくむ野党勢力)が、過半数の議席を獲得した。
49
第一回帝国議会が開かれると、山県首相は満州を「利益線」として、その防衛のために軍事費を拡大する予算案を出したが、経費飾減・民力休養を主張する民党に攻撃され、予算案を成立させることができず,衆議院を解散した。
✕ 山県首相が「利益線」としたのは満州ではなく朝鮮半島である。また予算案に関しては民党の要求を一部受け入れる妥協案で乗り切り、その結果解散はしなかった。
50
政府は衆議院議員選挙に際して、普察などを動員して民党の候補者の選挙運動を妨害するなど、選挙干渉を全国的に行った。その結果、第1回・第2回総選挙とも,政府を支持する支党が圧倒的な議席を確保した。
✕ 選挙干渉が行われたのは第2回総選挙のときで、品川弥二郎内相の激しい選挙干渉にもかかわらず、民党勢力が議席の過半数を獲得した。
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