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鉱物とエネルギー資源・世界の工業
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    問題一覧

  • 1

    現在の世界で利用されるエネルギーの主力は【】燃料である。

    化石

  • 2

    石炭の多くは【】で産出する。

    古期造山帯

  • 3

    【】は総発電量の77%を原子力に依存している。

    フランス

  • 4

    わが国の石油は第1次エネルギー供給の中で最も多く、2019年で約4割強を占めている。原油は 偏在的の高い資源で、世界の理量の約5割は中東地域であり、埋蔵量の多い順はベネズエラ、サウジアラビア、カナタである。

    〇 わが国の石油の供給は 42.4%で,第1次エネルギー資源の中で最も多い。また埋蔵量の46.2%は中東である(2019)。埋蔵量は多い順からベネズエラ・サウジアラビア・カナダの順である(2019)

  • 5

    石炭は製鉄用コークスの原料や火力発電の燃料として用いられており、環太平洋地域に偏在している。わが国においては全国各地で良質の石炭が産出され、オーストラリアやカナダに輸出している

    ✕ 第一文は正しいが、環太平洋地域の場合は新期造山帯にあたり、石炭は世界中に遍在しているが、主に古期造山帯である。わが国は石炭をほとんど輸入にたよっている。

  • 6

    天然ガスは、石炭や石油に比べて二酸化炭素の排出量が少なく,化石燃料のなかで環境負荷が小さいエネルギーである。消費国のうち,欧州では主としてパイプラインで気体のまま利用されるのに対して、日本では液化天然ガス(ING)の形で輸入される。

    ○ 天然ガスはクリーンエネルギーとよばれるように、化石燃料の中でも二酸化炭素の排出量が少ない。日本の場合、天然ガスを冷却・加圧して液化天然ガスとして船で運ぶ。

  • 7

    石油の代替エネルギーの主力として、原子力発電の比重が各国とも高まっており,世界の総発電量に占める割合は2015年で約3割である。国別でみると、ロシア、オーストラリアにおいて発電量に占める比重が高い一方で,フランスやドイツなどのEU諸国では比重が低い。

    ✕ 2017 年の原子力発電は総発電量のうち10.2%である。フランス・ウクライナ・スウェーデンでの比重が高く、オーストラリアは現在原子力発電を行っておらず、ドイツのメルケル政権も原子力発電の廃止を表明した。ただし2015年時点では原子力発電は行っている。

  • 8

    世界の発電量が一番多い国は、中国であり 60000億kWを超えている

    ○ 世界の発電量が一番多い国は中国(66349億kW)で次いでアメリカ (42864億kM)である(2017)

  • 9

    石炭は、採掘が長年行われてきた結果,可採蔵量が減少してきており、可採年数も石油の半分の50年ほどとなっている。主な産出国である中国、インドで採掘された石炭の大半は輸出に向けられている。

    ✕ 2014 年の可採年数は石油で53年、石炭で110年と発表されている。石炭は石油の倍かかる。中国とインドは石炭の産出は第1・2位であるが、石炭の輸入国でもある。

  • 10

    鉱物資源のうち、安定陸塊の状地に分布するのは 【】である。

    鉄鉱石

  • 11

    銅鉱は埋蔵・産出とも【】が世界第1位である。

    チリ

  • 12

    銅鉱ではアフリカのコンゴ民主共和国。ザンビアなどの【】も重要な産地である。

    カッパーベルト

  • 13

    クロム・コバルト・タングステン等埋蔵量が限られた鉱物を【】という。

    レアメタル

  • 14

    【】はアルミナ、そしてアルミニウムへと変えられていく。オーストラリア・中国・ブラジルで多く産出する。

    ボーキサイト

  • 15

    銀の産出は【】,中国、ペルーで多く産出する。

    メキシコ

  • 16

    希少金属(レアメタル)にはタングステン、コバルト、クロム等があり、先端産業に欠かせない素材として重要である。これらの金属の生産は一つまたは少数の国に集中する傾向が強く、たとえばタングステンは、2017年現在、世界における産出量の8割以上を中国が占めている。

    ○ 2016年現在コバルトはコンゴ民主共和国が、クロムとプラチナは南アフリカ共和国で多く産出されている。タングステンは中国が世界の81.6%を産出している(2015~17)。

  • 17

    金鉱の産出量が世界一の国は南アフリカ共和国であり、同国は国土の大部分が低地で、酪農、農産物加工業が中心となっており,地価資源が豊富であるが、工業はあまり発達していない。

    ✕ 以前は金の産出量世界一は同国であったが、2017年現在は中国である。また南アフリカ共和国は地中海式農業を活かした農業も盛んで、エ業はアフリカ最大の工業国である。

  • 18

    鉄鉱石の産出量が世界一の国はロシア連邦であり、同国では、旧ソ連の方式を継承しても国営企業による重工業が行われているが、経済危機を打開するために企業の民営化が急務であるとされている。

    ✕ 2016年の世界一はオーストラリアである。次いで,ブラジル、中国、インドが続く。なお現代ロシアでは国営企業の民営化が進んでいる

  • 19

    ボーキサイトの産出量が世界一の国はオーストラリアであり、同国では、恵まれた鉱物資源をもとに工業が南東部の海岸地帯を中心に行われている。また,北部や内陸部では羊又は肉牛の粗放的な牧畜業が行われている。

    ○ オーストラリアはボーキサイトの他にも鉱物資源に恵まれている。金の産出は第2位(2017),銀は第6位,銅は第2位(2019)。後半も正しい。

  • 20

    銅鉱は、電線などの電気関連資材の原料であり、銅鉱の埋蔵量、年間産出量とともに世界第1位の国はペルーである。

    ✖︎ 銅鉱に関しては埋蔵量(2019)、年間産出量(2015)ともに世界第1位はチリである。

  • 21

    金・白金(プラチナ)の産出量は2017年現在,南アフリカ共和国がともに世界第1位である。

    ✕ 2017年現在、南ア共和国は金の産出については世界第7位、白金については世界第1位である。

  • 22

    ボーキサイトは、建築、車両用材料などとして用いられるアルミニウムの原料であり、 2017年ボーキサイトの年間産出量の世界第1位はギニアである。

    ✕ 2017年でギニアの産出量は世界第3位である。第1位からオーストラリア・中国・ギニアの順である。

  • 23

    2016 年ダイヤモンドの産出が世界第1位は求 ツワナ、第2位がコンゴ民主共和国である。

    ✕ 世界第1位はロシアで、以下ボツワナ・コンゴと続く(2016)。

  • 24

    EU最大の工業国は【】である。

    ドイツ

  • 25

    イタリア北部のトリノ・【】・ジェノバを結んだ地域を「工業の三角地帯」という。

    ミラノ

  • 26

    世界に先駆けて近代工業を誕生させた国である。工業地帯は石炭などの飯産を源のある内部に発達したが、資源不足から海外へ原料を求めるようになって、輸入に便利な臨海地域に工業生産の中心が移ってきた。こうして資源不足を補う目的で 1975 年に油田の開発が始まった国はイギリスである。

    〇 これは産業革命についてイギリスに関する記述である。内陸部はバーミンガムやマンチェスターであるが、これも輸入に便利な臨海部に移っていった。1960年代から北海油田の開発が始まったが、本格化するのはこの1975年からである。

  • 27

    国土は日本の九州地方より狭く、全士の大半が山地である。鉱物資源に恵まれていないが、この山地帯の水を利用して時計やカメラなどの精密機械や化学製品、食料品、絹や綿製品などが生産されている。これらが輸出の大半を占めており,加工貿易が進んでいるのはイタリアである。

    ✕ これはスイスに関する記述である。時計や精密機械はスイスの代表的な産業である。

  • 28

    産業革命以後、豊かな石炭資源をもとに近代工業が発達していたが、第二次世界大戦後,一時工業は衰退した。しかし、その後重化学工業に重点を置き,大企業を中心とした高度の技術によるエ業化を進め、現代ではEU諸国の中で最大の工業国となったのはドイツである

    ○ 豊かな石炭はルール地方で、EU諸国の中で最大の工業国はドイツである。

  • 29

    鉱物資源に乏しく、近代工業も西ヨーロッパに遅れて発達した。最も重要な工業地帯は北部の「エ業の三角地域」と呼ばれる地域である。この地域を中心に鉄鋼、自動車、機械工業が発達している。近年では航空機・電子工業などの先端技術産業も盛んである。この国はフランスである。

    ✕ 本問題はイタリアに関する記述である。「北部の工業の三角地帯」はジェノバ,ミラノ,トリノの三角形である。

  • 30

    工業化はほかの先進地に比べて遅れ、繊維・食料品工業などの軽工業主体の時代が長く続いた。 第二炊世界大戦後、基幹産業が国有化され重工業化政策が進み、鉄鋼業を中心に、石油化学や機械。自動車・航空機・化粧品・服飾などの産業が発達してきた。最大の工業地域は、首都とその周辺にある国はスイスである。

    ✕ 本問題はフランスに関する記述である。自動車・航空機・化粧品はフランスの特徴である。

  • 31

    ロシア最大の都市はモスクワで第2の都市は【】である。

    サンクトペテルブルク

  • 32

    中国三大鉄鋼コンビナートとは【】パオトウ・ウーハン

    アンシャン

  • 33

    アメリカ合衆国において、まず繊維工業から成立したが、これはアパラチア山脈東の滝線都市で始まったが、これは水力発電による豊富な電力を利用できたからである。

    ✖︎ アメリカで最も早くから産業革命が始まったのは北東部のニューイングランドである。滝線都市はアメリカ東部のアパラチア山脈東側の斜面下に連なる都市のことである。

  • 34

    アメリカ合衆国は 19世紀末に世界最大の工業国となったが、これは長年世界第一位の工業生産を誇ってきたドイツからその座をうばったものである。

    ✕ これはドイツからうばったものではなく、イギリスである。

  • 35

    アメリカ合衆国は付加価値の高い製品や技術の開発などによって競争力の維持を図っているが、その例としてバイオテクノロジーを使った農作物、医療、環境負荷の少ない技術などがある。知的財産権を保護することによって先端技術の競争力を高めてきた。

    ○ たとえば「遺伝子組み換え食品」の開発,さまざまな医薬品、エレクトロニクス産業などにおいて、知的財産権を保護して、その使用料を取るなどという点に力をいれている。

  • 36

    1979年以降、改革開放政策の一環として、外国の資本・技術を積極的に受け入れ、輸出志向型の工業を育成するため、華南の5地域(アモイ,スワトウ、シェンチェン、チューハイ,ハイナン島)に経済特区が設けられた。これは、外国企業に関税の免除・軽減などの優遇措置を与える制度である。

    ○ その通り。その後、中国は各種繊維・電気・機械の生産量世界一を達成するなど、その工業生産の伸びはすさまじく、同国は「世界の工場」と呼ばれるまでに至った。

  • 37

    韓国の貿易の中心となる港湾はプサン港で,世界各国の船舶が集中し、コンテナ取扱量は東京や横浜を上回る。

    ○ 2012年においてプサン港のコンテナ取扱量は世界第5位である。東京や横浜もプサンを下回っている。

  • 38

    ソウル周辺やテジョンなど一部の地域では工業が急成長しているが、全国的には第一次産業の比 重が高い。

    ✕ テジョン・ウルサン・ポハンなど韓国は工業が発達している工業国である。

  • 39

    かつてブラジルはモノカルチャー経済の農業国だった。しかし1968~74年にかけての工業化政策によって「ブラジルの奇跡」とよばれるほどの経済成長を達成した。

    ○ 近年では自動車、小型航空機。機械類などの工業製品の輸出額が増加している。BRICS の仲間である。

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