問題一覧
1
エベロリムス
〈免疫抑制〉 (カルシニューリン阻害) ・FKBP-12と結合し、mTORに結合 →T細胞の増殖を抑制
2
セレコキシブ
〈中性NSAIDs〉 (COX-2選択的阻害薬) ・COX-2のみを選択的に阻害
3
アセトアミノフェン/フェナセチン
〈解熱鎮痛〉 (アニリン系(非ピリン系)) ・COX阻害作用 なし ・抗炎症作用 無 禁忌 アスピリン禁忌の患者 副作用 肝障害(大量投与) →アセチルシステイン
4
トシリズマブ/サリルマブ
〈関節リウマチ〉 (生物学的製剤_IL-6受容体抗体) ・可溶性および膜結合型IL-6受容体に結合 →IL-6の作用を抑制
5
クロモグリク酸/トラニラスト
〈アレルギー治療薬〉 (ケミカルメディエーター遊離抑制) ・肥満細胞におけるケミカルメディエーター遊離抑制
6
鉄剤
〈鉄欠乏性貧血〉
7
アルガトロバン/メシル酸ガベキサート/ナファモスタット/トロンボモデュリンアルファ
〈血液凝固〉 (プロテインC系_抗トロンビン薬) ☆アンチトロンビン”非”依存 ☆経口投与”不可”
8
オザグレル
〈アレルギー治療薬〉 (トロンボキサン関連_TX合成酵素阻害) ・TX合成酵素を阻害 →TXA₂の産生抑制 ・プロスタグランジン産生促進 禁忌 小児
9
チアラミド
〈塩基性NSAIDs〉 ・COX阻害作用がない ・起炎因子(ヒスタミン、セロトニン)と強く拮抗
10
ミゾリビン/ミコフェノール酸モフェチル
〈免疫抑制〉 (核酸合成阻害) ・イノシン酸デヒドロゲナーゼを競合的に阻害
11
イグラチモド
〈関節リウマチ〉 (金製剤) ・転写因子NFκBの活性を抑制 ・プロスタグランジン産生も抑制 禁忌 ワルファリン(→作用増強)
12
イコサペント酸エチル
〈血液凝固〉 (トロンボキサン関連) TXA₂(トロンボキサンA2)の生合成を抑制 →アラキドン酸代謝を競合的に阻害 →血小板凝集を抑制
13
インフリキシマブ
〈関節リウマチ〉 (生物学的製剤_TNF阻害薬) ・TNFα ・メトトレキサートとの併用 必須
14
ジフェンヒドラミン/クロルフェラミン/プロメタジン
〈アレルギー治療薬〉 (ヒスタミンH₁受容体遮断_第1世代) ・ケミカル遊離抑制なし ※第二世代はあり!
15
シクロスポリン
〈再生不良性貧血〉 ヘルパーT細胞の活性化によるIL-2放出抑制 →免疫反応抑制
16
メトトレキサート
〈免疫抑制〉 (核酸合成阻害) ・ジヒドロ葉酸レダクターゼを阻害 →DNA合成を阻害 ・関節リウマチにも適用
17
メナテトレノン
〈血液凝固〉 (止血薬) ・肝臓でのビタミンK依存性因子の合成を促進 →止血作用を示す
18
ロキサデュスタット(〜スタット)
〈腎性貧血〉 (HIF-PH阻害薬) ・HIFの分解を阻害 →エリスロポエチンの増加を促す →赤血球の産生亢進 ・経口投与 可
19
メナフェナム
〈酸性NSAIDs〉 (アラントニル酸系(ファナム系)) ・鎮痛作用が比較的強い 疼痛や歯痛に利用
20
エタネルセプト
〈関節リウマチ〉 (生物学的製剤_TNF阻害薬) ・TNFα/LTα受容体 ・抗体ではない ・メトトレキサート併用 必要なし!
21
ナプロキセン/ロキソプロフェン(〜プロフェン)
〈酸性NSAIDs〉 (プロピオン酸系) ・インドメタシンより強い鎮痛、抗炎症作用
22
イブジラスト
〈アレルギー治療薬〉 (ホスホジテステラーゼ阻害)
23
ダルテパリン/ダナパロイド
〈血液凝固〉 (アンチトロンビン系_ヘパリン系) ☆経口投与不可 ・アンチトロンビン依存的 ・トロンビン、第Xa因子活性化を抑制
24
エドキサバン
〈血液凝固〉 (アンチトロンビン系_合成Xa阻害薬) ☆アンチトロンビン”非”依存性 ・第Xa因子に対して選択的(依存的)阻害
25
アゼラスチン
〈アレルギー治療薬〉 (ヒスタミンH₁受容体遮断_第2世代_抗アレルギー作用) ・ケミカル遊離抑制 ・ヒスタミンH₁受容体遮断 ・ロイトコリエン産生/遊離抑制
26
ピロキシカム(〜カム)
〈酸性NSAIDs〉 (オキシカム系) ・作用時間 少
27
トシリズマブ
〈免疫抑制〉 (抗体製剤) ・可溶性および膜結合型IL-6に対する抗体
28
メトトレキサート
〈関節リウマチ〉 (金製剤) ・ジヒドロ葉酸レダクターゼを阻害 副作用 ←葉酸で軽減
29
ミリモスチム
〈白血球減少症〉 (M-CSF) ・単球やマクロファージ系の前駆細胞に作用 →分化、増殖促進 ・G-CSFやM-CSFを産生 ・白血球減少症には適応がなく、骨髄移植後の顆粒球増加のために用いる
30
タクロリムス
〈免疫抑制〉 (カルシニューリン阻害薬) ・FKBPと結合してカルシニューリンを阻害
31
アザチオプリン/シクロスポリン
〈溶血性貧血〉
32
スリンダク
〈酸性NSAIDs〉 (アリール系_インドール酢酸系) ・インドメタシン類似物質のプロドラッグ COXではない! ・体内で代謝活性された後、腎臓で再び非活性型に戻る →腎臓でのPG産生を抑制しにくい →腎障害も少ない
33
オザグレルNa
〈血液凝固〉 (トロンボキサン関連) ・TXA₂合成酵素(血小板凝集など)を選択的に阻害 →血小板凝集を抑制
34
エタネルセプト
〈免疫抑制〉 (抗体製剤) ・TNF可溶性レセプター ・受容体そのもの!(おとりレセプター)
35
エルトロンボパグ/ルストンボパグ
〈ITP(特発性血小板減少性紫斑病)〉 (トロンボポエチン受容体刺激薬) ・TP受容体刺激 →巨核球の成熟促進 →血小板産生亢進
36
ジクロフェナクナトリウム/フェルビナク/エトドラク/ナブメトン
〈酸性NSAIDs〉 (アリール系_フェニル酢酸系) ・COX-2阻害
37
オキサトミド
〈アレルギー治療薬〉 (ヒスタミンH₁受容体遮断_第2世代_抗アレルギー作用) ・ケミカル遊離抑制 ・ヒスタミンH₁受容体遮断 ・ロイトコリエン産生/遊離抑制 ・ヒスタミン遊離抑制 ・抗PAF(血小板活性因子)作用
38
シアノコバラミン/メコバラミン
〈巨赤芽球性貧血〉
39
メキタジン/エピナスタチン/フェキソフェナジン/エバスタチン
〈アレルギー治療薬〉 (ヒスタミンH₁受容体遮断_第二世代_非鎮痛作用) ・非鎮痛 ・中枢作用 少 →眠気 少
40
サラゾスルファピリジン
〈関節リウマチ〉 (金製剤) ・抗リウマチ作用 ・サイトカイン抑制 ・抗体産生抑制
41
チクロピジン/チカグレロル
〈血液凝固〉 (血小板凝集阻止薬_ADPP2Y₁₂受容体遮断薬) ・血小板のADP(アデノシン二リン酸)受容体に結合してアデニル酸シクラーゼを活性化 ・血小板内cAMP産生を高める
42
シクロホスファミド
〈免疫抑制〉 (核酸合成阻害) ・生体内で代謝されDNAをアルキル化 →細胞内増殖を抑制
43
プランルカスト/モンテルカスト
〈アレルギー治療薬〉 (ロイトコリエン受容体遮断) ・気管支平滑筋収縮作用
44
セラトロダスト/ラマトロバン
〈アレルギー治療薬〉 (トロンボキサン関連_TXA₂/TP受容体遮断) ・TXA₂受容体遮断 ・プロスタノイドTP受容体遮断
45
アバタセプト
〈関節リウマチ〉 (生物学的製剤_T細胞選択的共刺激調節薬) ・CD80/86に結合 →CD28との相互作用を阻害
46
バシリキシマブ
〈免疫抑制〉 (抗体製剤) ・IL-2受容体の鎖(CD25)に結合
47
スルピリン
〈解熱鎮痛〉 (ピリン系) ・COX阻害作用を示す →抗炎症作用が極めて強い 禁忌 消化性潰瘍、アスピリン喘息
48
ワルファリン
〈血液凝固〉 ☆アンチトロンビン”非”依存 ・肝臓でビタミンKと拮抗 →プロントロンビン生成抑制 ・プロテインC合成阻害 禁忌 妊婦 →血液胎盤関門を通過するため
49
フォンダパリヌクス
〈血液凝固〉 (アンチトロンビン系_合成Xa阻害薬) ・アンチトロンビン依存性 ・第Xa因子に対して選択的(依存的)阻害
50
ピリドキサールリン酸エステル/ピリドキシン
〈鉄芽球性貧血〉 (ビタミンB6製剤) ・ヘム合成の補酵素として作用 →ヘムの合成促進
51
セベメリン
〈シェーグレン症候群〉 ・ムスカリンM3受容体刺激薬 →唾液分泌促進
52
スプラタスト
〈アレルギー治療薬〉 (抗Th2サイトカイン阻害) ・IL-4,5産生 ・IgE抗体産生抑制 ・ケミカルメディエーター遊離作用
53
シクロスポリン
〈免疫抑制薬〉 (カルシニューリン阻害) ・シクロフィリンに結合してカルシニューリンを阻害
54
サルポグレラート
〈血液凝固〉 (5-HT₂受容体遮断薬) ・5-HT₂を特異的に遮断 →血小板凝集抑制作用
55
アザチオプリン
〈免疫抑制〉 (核酸合成阻害) ・チオイノリン酸となりイノシン酸と拮抗 →DNAの合成を阻害
56
インフリキシマブ
〈免疫抑制〉 (抗体製剤) ・可溶性および膜結合性TNFαに対する抗体 ・TNF受容体に結合したTNFαとも結合 →TNFαと受容体の結合を解離できる
57
アスピリン
〈酸性NSAIDs〉 (サリチル酸系) ・COXのセリン残基をアセチル化 不可逆的に阻害 ・抗炎症作用 低用量で抗血小板作用 ・抗血栓作用にも利用 副作用…消化性潰瘍、Reye症候群
58
トファシチニブ(〜シチニブ)
〈関節リウマチ〉 (生物学的製剤_ヤスキナーゼ(JAK)阻害薬) ・JAK阻害 ・リンパ球増殖抑制
59
テセロイキン/カルモロイキン
〈免疫増強〉 ・IL-2製剤でT細胞やNK細胞を活性化 →キラーT細胞を誘導
60
シロスタゾール/ジピリダモール
〈血液凝固〉 (ホスホジテステラーゼ阻害関連) ・ホスホジテステラーゼ活性阻害 →cAMP濃度上昇 →血小板凝集作用 ・アデノシントランスポーター阻害 →アデノシンが血小板表面に増加 →アデノシンA₂受容体(Gs)間接的阻害 →cAMP増加 →血小板凝集作用
61
アバタセプト
〈免疫抑制〉 (抗体製剤) ・CD80/86に結合 →CD28共刺激シグナルを阻害 ※くっつくのを阻害!
62
ダビガトランエテキシラート
〈血液凝固〉 (アンチトロンビン系) ☆アンチトロンビン”非”依存性 ・”直接”トロンビン阻害剤 ・トロンビンに競合的かつ可逆的に結合
63
ケトフェチン
〈アレルギー治療薬〉 (ヒスタミンH₁受容体遮断_第2世代_抗アレルギー作用) ・ケミカル遊離抑制 ・ヒスタミンH₁受容体遮断
64
エルトロンボパグ/ルストンボパグ
〈再生不良性貧血〉 ・トロンボポエチン受容体を刺激 →血小板、白血球数増加を促す
65
カナキヌマブ
〈免疫抑制〉 (抗体製剤) ・ヒトIL-1に対する抗体
66
ベラプロスト
〈血液凝固〉 (PGI₂関連) ・血小板および血管平滑筋のPGI₂受容体に作用 →cAMP濃度上昇 →抗血小板作用、血管拡張作用 ・PGI₂誘導体 →血小板凝集抑制
67
トラネキサム酸
〈血液凝固〉 (抗プラスミン薬) ・プラスミンによるフィブリンの分解阻害 ・プラスミノーゲン、プラスミンのリジン酸基に結合して綿溶活性を抑制
68
インドメタシン(〜メタシン)
〈酸性NSAIDs〉 (アリール系_インドール酢酸系) ・アスピリンの20〜30倍強力 COX-1阻害作用が強い →外用で用いる
69
オーラノフィン/ペニシラミン
〈関節リウマチ〉 (金製剤) ・SH基を分子内に1個有する ・リウマトイド因子などの免疫複合体の分子内S-S結合を解離させる ・細胞性免疫(T-リンパ球)にはたらき抑制
70
リツキシマブ
〈免疫抑制〉 (抗体製剤) ・悪性したヒトB細胞リンパ表面に存在する分化抗原CD20に結合
71
グスペリムス
〈免疫抑制〉 (抗体製剤) ・T細胞の分化を抑制 活性化B細胞の分化増殖抑制