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問題一覧
1
肝臓で一部が代謝され、一部は未変化体のまま胆汁排泄される薬物について、その肝クリアランスが低下する要因となりうるのはどれか。2つ選べ。
3肝取り込みの阻害, 5胆汁排泄の阻害
2
薬物Aは、静脈内投与後、肝臓における代謝と腎排泄によってのみ消失し、正常時は肝クリアランスが全身クリアランスの80%であること、腎排泄は糸球体ろ過のみによって起こることがわかっている。 ある肝疾患患者において、血中アルブミン濃度の低下により薬物Aの血中タンパク非結合形分率が2倍に上昇し、肝クリアランスは4分の1に低下していた。この患者に対し、正常時の2分の1の血中濃度時間曲線下面積(AUC)が得られるようにするには、静脈内投与量を正常時の何%にすればよいか。1つ選べ。 ただし、薬物Aの体内動態には、いずれの場合にも線形性が成り立つものとする。
30
3
抗不整脈薬の体内動態に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。
5.心拍出量が減少したうっ血性心不全の患者では、健常人に比べ、プロプラノロールの全身クリアランスが低下する。
4
肝クリアランスに関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。
2上限は肝血流速度である
5
薬物相互作用に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
1.シクロスポリンの併用により、プラバスタチンの肝臓への移行が阻害され、その血中濃度は上昇する。, 5.エリスロマイシンは、CYP3A4を不活性化し、フェロジピンの血中濃度を上昇させる。
6
図は、well-stirred modelに基づいた肝臓からの薬物消失モデルを示したものである。このモデルに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 ただし、CLᵢₙₜは肝固有クリアランス、fᵤは血中タンパク非結合形分率、Cᵢₙは肝臓に流入する部位における血中薬物濃度、Cₒᵤₜは肝臓から流出する部位における血中薬物濃度、Qₕは肝血流量とする。
3肝臓からの見かけの薬物消失速度は、CLᵢₙₜ✕fᵤ✕Cₒᵤₜと表される, 4.肝臓における薬物量の変化速度は、QₕxCᵢₙ-Qₕ✕Cₒᵤₜ-CLᵢₙₜxfᵤx Cₒᵤₜと表される
7
薬物の消化管吸収とバイオアベイラビリティに関する記述のうち、正しいのはどれか。 2選べ。
2.陰イオン交換脂であるコレスチラミンは、酸性物質であるプラバスタチンを吸着し、その吸収を阻害する。, 3.経口製剤の絶対的バイオアベイラピリティは、その製剤を経口投与した際の血中濃度時間曲線下面積(AUC)を、等量の同一薬物を静脈内投与した際のAUCで除したものに等しい。
8
薬物の吸収に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
2.肺からの薬物吸収は、一般に、1型肺胞上皮細胞を介した単純拡散によるものである, 3.皮膚の角質層の厚さには部位差があることから、薬物の経皮吸収も部位により大きく異なることがある。
9
薬物Aの血中濃度が薬物Bの併用によって上昇する組合せはどれか。2つ選べ。
1. A_シンバスタチン、B_エリスロマイシン, 4.A_プロカインアミド、B_シメチジン
10
薬物の経口吸収に及ぼす食事の影響とそのメカニズムの組合せとして、正しいのはどれか。2つ選べ。
1, 3
11
薬物の吸収に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
4.口腔粘膜からの薬物吸収は、一般に受動拡散によって起こるが、その吸収速度は部位により異なり、舌下粘膜で大きい。, 5.直腸下部からの薬物吸収は、門脈や肝臓を通過せずに全身循環に移行するため、肝初回通過効果を回避できる。
12
薬物の消化管吸収に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。
4.脂溶性の高い薬物は、小腸吸収過程において非撹拌水層の影響を受けやすい。
13
下図はイトラコナゾールカプセル 200mgを健常人男性(21~28歳)12名に経口投与した際の血中濃度(平均値)の時間推移を示す。イトラコナゾールの最高血中濃度はファモチジンとともに服用した場合、53%に減少した。イトラコナゾールの吸収過程におけるファモチジンとの相互作用及びその回避法に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
3.ファモチジンの作用により胃内pHが上昇し、イトラコナゾールの溶解性が低下するため、吸収が低下する。, 5.イトラコナゾール製剤として経口液剤を検討する。
14
経口投与する薬物について、食事により量的バイオアベイラビリティは変わらないが、速度的バイオアベイラビリティが低下するのはどれか。2つ選べ。
1.アセトアミノフェン, 2.セファクロル
15
薬物の経肺吸収に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
3.肺胞における脂溶性薬物の吸収は、主に単純拡散に従う。, 4.肺胞腔と毛細血管を隔てる上皮細胞層は、小腸上皮細胞層と比較し、水溶性薬物及び高分子化合物の透過性が高い。
16
経口投与時において、薬物Aの体内動態に薬物Bの併用が及ぼす影響として正しいのはどれか。2つ選べ。
1, 4
17
薬物の組織分布に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
2組織成分との結合が強い薬物の分布容積は、総体液量を超えることがある。, 5.組織中非結合形分率に対する血漿中非結合形分率の比が大きい薬物ほど、分布容積は大きい。
18
ある楽物のアルブミンへの結合定数は10(μmol/L)⁻¹結合部位数は2である。この薬物のアルブミン結合に関する Scatchard プロットを実線で表し、結合が競合的に阻書された場合を点線で表すとき、正しい図はどれか。1つ選べ。 ただし、図中のrはアルブミン1分子あたりに結合している薬物の分子数を、[Df](μmol/L)は非結合形薬物濃度を示す。
6
19
薬物の血漿タンパク結合、組織結合及び分布容積に関する記述のうち、正しいものはどれか。”3つ”選べ。 ただし、定常状態における血漿中非結合形薬物濃度と組織中非結合形薬物濃度は等しいものとする。
2.血漿タンパク結合の変動が分布容積に及ぼす影響は、組織結合性が大きい薬物ほど顕著である。, 3.薬物の血中濃度に対する組織中濃度の比は、組織中非結合形分率に対する血漿中非結合形分率の比に等しい。, 5.血漿タンパク結合率が著しく高く、組織結合は無視できるほど低い薬物の分布容積は、血漿容積に近似できる。
20
薬物の移行に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 ただし、血漿と脳組織間で薬物分布が平衡状態にあるものとする。
1.薬物の血漿中非結合形分率の増大は、血漿中薬物濃度に対する脳内薬物濃度の比を上昇させる。, 2.血液脳関門では毛細血管内皮細胞が密着結合で強く連結しているため、薬物が脳移行するためには毛細血管を経細胞的に透過しなければならない。
21
ある薬物のアルブミンに対する結合定数を、平衡透析法を用いて測定した。半透膜で隔てた2つの透析セルの一方に 0.6mmol/Lのアルブミン溶液を加え、他方には0.6mmol/L の薬物溶液を同容積加えた。平衡状態に達したとき、アルブミン溶液中の薬物濃度は 0.4mmol/L、他方の薬物濃度は 0.2mmol/Lであった。薬物の結合定数K(L/mmol)に最も近い値はどれか。1つ選べ。 ただし、アルブミン1分子あたりの薬物の結合部位数を1とし、薬物及びアルブミンは容器や膜に吸着しないものとする。
2.5
22
薬物の生体内分布に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
1.腎臓や小腸粘膜の毛細血管は有窓内皮であるため、低分子薬物は窓構造に存在する小孔を介して毛細血管を透過できる。, 3.プラバスタチンは肝細胞の血液側細胞膜に発現する有機アニオントランスポーターOATP1B1を介して細胞内に取り込まれる。
23
薬物の胎児への移行に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
2.胎盤にはP-糖タンパク質が発現し、薬物の胎児血への移行を抑制している。, 3.薬物は母体血中でアルブミンと結合した状態では、胎盤を介して胎児血に移行しない
24
ある薬物のアルブミンへの結合に関する両逆数プロットを実線で表し、また、この薬物のアルブミンへの結合が別の薬物の共存により競合的に阻害された場合を点線で表すとき、正しい図はどれか。1つ選べ。 ただし、図中のrはアルブミン1分子あたりに結合している薬物の分子数を、[D]は非結合形薬物濃度を示す。
3
25
血漿タンパク質と、血漿タンパク質と薬物の結合に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
1.併用薬により血漿タンパク結合の競合阻害を受けた薬物は、単独投与の場合と比較して組織への分布量が増加する。, 3.血漿アルブミン濃度は肝硬変で低下し、血漿中の薬物の非結合形の割合が増加する。
26
薬物のリンパ系への移行に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
2.消化管からリンパ系を介して吸収された薬物は、肝初回通過効果を受けずに全身循環系に到達する。, 3.リンパ系に移行した薬物は、血液循環系へ移行した薬物に比べてゆっくりと全身に分布する。
27
薬物のみかけの分布容積とその変動に関与する血漿タンパク結合に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
4.タンパク非結合型薬物の濃度は、定常状態において血漿中と組織間除液中との間でほぼ等しい。, 5.特定の臓器や細胞内小器官(核やリソソーム、ミトコンドリアなど)に分布する薬物は、体重1kgあたりの分布容積が10Lを越えることがある。
28
以下の薬物のうち、ヘム鉄に配位することによって、シトクロム P450 の活性を最も強く阻害するのはどれか。1つ選べ。
1
29
1~5のうち、アセトアミノフェンによる肝毒性に関与し、エタノールにより誘導される酵素が関わる代謝過程はどれか。1つ選べ。
3
30
薬物代謝に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
1.シトクロムP450(CYP)による酸化的代謝と比較して、抱合代謝やアルコールの酸化は肝疾思による影響を受けにくい。, 2.CYP の遺伝子多型では、代謝活性が上昇する場合や低下する場合がある。
31
以下に示す薬物代謝反応のうち、第1相代謝反応はどれか。2つ選べ。
4, 5
32
薬物代謝酵素の遺伝子多型に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
4.CYP2D6の遺伝子多型が関与するイミプラミンの PMでは、活性代謝物の血中濃度が高い。, 5.アルデヒド脱水素酵素(ALDH2)はPMの頻度に人種差があり、白人と比べて日本人ではPMの出現率が高い。
33
細切した肝臓をホモジナイザーで破砕し遠心分離を繰り返すと細胞内小器官を大まかに分けることができる。主に薬物代謝に関わるシトクロム P450が存在する画分として、最も適切なのはどれか。1つ選べ。
c
34
薬物とその活性代謝物の組合せとして、誤っているのはどれか。1つ選べ。
3
35
Poor metabolizer(PM)において薬効が低下する薬物と代謝酵素の組合せとして正しいのはどれか。1つ選べ。
3
36
プロドラッグとその親化合物及びプロドラッグ化の目的の組合せとして、正しいのはどれか。2つ選べ。
3, 4
37
腎排泄に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
2.尿細管において再吸収を受けない薬物の血中濃度が定常状態にあるとき、尿中の薬物濃度は血漿中の非結合形薬物濃度に比べて高くなる。, 4.糸球体ろ過は、加圧ろ過であり、毛細血管内圧がボーマン嚢内圧よりも高いために起こる。
38
プラバスタチンの体内動態に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
3.プラバスタチンの血中濃度は、シクロスポリンとの併用により上昇する。, 5.プラバスタチンは、胆管側膜に存在する Multidrug Resistance-associated Protein 2(MRP2) により胆汁中に分泌される。
39
薬物の腎排泄に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
2.フェノールスルホンフタレインは、主に尿細管分泌により体内から消失するため、腎機能測定に用いられる。, 4.尿細管における弱塩基性薬物の再吸収は、尿のpHが大きくなると増大し、その腎クリアランスは低下する。
40
薬物の胆汁中排泄に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
1.肝実質細胞から毛細胆管中に排出された薬物は、総胆管を経て十二指腸内に分泌される。, 3.肝実質細胞の胆管側細胞膜上に発現し、薬物や薬物の代謝物を胆汁中へ排出するトランスポーターの多くは、ATPの加水分解エネルギーを直接利用した輸送を行う。
41
薬物の腸肝循環に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
2.腸内細菌のβ-グルクロニダーゼが阻害されると血中半減期が延長する, 4.エリスロマイシンは、CYP3A4を不活性化し、フェロジピンの血中濃度を上昇させる。
42
薬物の腎排泄に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
3.ゲンタマイシンの血中半減期は、糸球体ろ過速度の低下により長くなる。, 5. グルコースは、尿中にほとんど排泄されない。
43
トランスポーターを介した薬物の尿細管分泌が併用薬によって阻害され、薬物の血中濃度上昇をもたらす薬物相互作用として、トランスポーター、薬物、併用薬の正しい組合せはどれか。2つ選べ。
2, 3
44
薬物相互作用に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
1. エリスロマイシンは主にCYP3A4の代謝活性を阻害するため、カルバマゼピンの血中濃度を上昇させる。, 3.アロプリノールはキサンチンオキシダーゼによるメルカプトプリンの代謝を阻害するため、メルカプトプリンの毒性が増強される。
45
ある薬物を患者に点滴静注により持続投与中である。定常状態における血中薬物濃度は5.0μg/mLであり、定常状態到達時にいったん完全に排尿し、5時間後に再度排尿した尿の総量は300ml、尿中薬物濃度は180μg/mLであった。この患者における糸球体ろ過速度を 120mL/min、薬物の尿細管再吸収率を20%、血中非結合形分率を0.20としたとき、この薬物の尿細管分泌クリアランス(mL/min)に最も近い値はどれか。1つ選べ。
20
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薬物動態学問題集②線形1コンパートメントモデルに基づいた解析
薬物動態学問題集③非線形性体内動態解析