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生物薬剤学 前半
  • 問題数 100 • 4/10/2024

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    問題一覧

  • 1

    ①全身作用を目的とする投与方法のうち、最も即効性が期待できるものはどれか

    静脈内投与

  • 2

    ①錠剤を経口投与した際の血液中に移行するまでの過程として、最も適切なものはどれか

    経口投与→崩壊→分散→溶解→膜透過→血液

  • 3

    ①経口投与された薬物が吸収される過程はどれか

    小腸→門脈 →肝臓→全身循環系

  • 4

    ②非イオン形分子の脂溶性が同じ程度であれば、酸性薬物ではpKaが小さいほど、また塩基性薬物ではpKaが大きいほど、それぞれ小腸から吸収されやすい

  • 5

    ②単純拡散による薬物の膜透過は、薬物の脂溶性と分子サイズにより影響を受ける

  • 6

    ②弱酸性薬物の単純拡散による消化管吸収に及ぼす管腔内pHの影響として正しい記述はどれか。ただし、薬物は全て溶解しているものとする。

    pHが低下すると分子形分率が上昇し、吸収が増加する

  • 7

    ②単純拡散は、生体膜の両側の濃度勾配に逆らって透過する輸送である

  • 8

    ②物質の生体膜透過については、脂溶性が高く、分子量の大きな物質ほど、脂質二重膜を透過できる

  • 9

    ②細胞膜を構成するリン脂質は、疎水性部位と親水性部位が存在し、生体膜の大部分は、疎水的性質である

  • 10

    ②一般に、薬物の生体膜透過は非イオン形分子より、イオン形分子のほうが透過しやすい

  • 11

    ③膜動輸送により起こる高分子の膜透過にはエネルギーが必要である

  • 12

    ③エンドサイトーシスは,タンパク質などの大きな分子や微粒子を細胞に取り込む機構である

  • 13

    ③促進拡散の特徴に該当するのはどれか

    輸送に飽和現象が認められる

  • 14

    ③アミノ酸共輸送系における駆動力として,正しいのはどれか

    Na⁺

  • 15

    ③二次性能動輸送は,ATPの加水分解エネルギーを直接の駆動力とする

  • 16

    ③単純拡散により生体膜を透過する薬物は,非イオン形分子の脂溶性が同じ程度であれば,酸性薬物ではpKaが小さいほど,また塩基性薬物ではpKaが大きいほど,それぞれ小腸から吸収されやすい

  • 17

    ③薬物の単純拡散の特徴に関する記述のうち,正しいものは

    一般に脂溶性が高い薬物ほど,膜透過しやすい

  • 18

    ③能動輸送と促進拡散はどちらも担体介在輸送であり,ATP の加水分解エネルギーを必要とする

  • 19

    ③細胞膜が動きながら変形して,物質を細胞内から細胞外へ輸送することを何と呼ぶか

    エキソサイトーシス

  • 20

    ③単純拡散による膜透過は,拡散に関する Fick の法則に従い,透過速度は濃度勾配に比例する

  • 21

    ④経口投与された薬物が多く吸収される部位として,最も適切なのは

    小腸

  • 22

    ④消化管の一部として正しくない器官はどれか

    肝臓

  • 23

    ④小腸の壁には多くのひだがあり,その表面にある小さい突起は何というか

    絨毛

  • 24

    ④体に取り入れた食物が吸収されやすいように分解することを何というか

    消化

  • 25

    ④小腸の構成はどれか

    十二指腸,空腸,回腸

  • 26

    ④胃液に含まれる消化酵素はどれか

    ペプシン

  • 27

    ④正常な胃液のpHはどれか

    pH 1~2

  • 28

    ④胃のpHは1~3と酸性になっていることから酸性薬物はイオン形になりやすく,胃ではイオン形の薬物が分子形の薬物よりも吸収されやすい

  • 29

    ④小腸に分類されるのはどれか

    十二指腸

  • 30

    ④小腸上皮細胞の血管側にある膜を何とよぶか

    基底膜

  • 31

    ④pH分配仮説に基づいて消化管粘膜より吸収されるとき,最も吸収されやすい薬物は

    脂溶性の高い分子形薬物

  • 32

    ④弱酸性薬物の単純拡散による消化管吸収に及ぼす管腔内pHの影響として正しい記述はどれか。ただし,薬物は全て溶解しているものとする。

    pHが低下すると分子形分率が上昇し,吸収が増加する

  • 33

    ④栄養分を吸収する器官は

    小腸

  • 34

    ④pH分配仮説に関する記述のうち,正しいのは

    弱酸性薬物のpKaが大きいほど,小腸から吸収されやすい

  • 35

    ⑤消化管での溶解性が低い結晶性薬物について,バイオアベイラビリティを改善するための方法として,非晶質化や微粉化がある

  • 36

    ⑤クロラムフェニコールパルミチン酸エステル結晶の懸濁液を経口投与すると,安定形の結晶は準安定形の結晶よりも高い血中濃度を示す

  • 37

    ⑤ニフェジピンは水溶性高分子のポリビニルピロリドンを用いて固体分散体とすると,溶解速度が低下して,経口投与時の吸収性が低下する

  • 38

    ⑤アンピシリンの水和物は無水物に比べて水に対する溶解速度が大きく,経口投与すると無水物に比べてより高い最高血中濃度を示す

  • 39

    ⑤難溶性薬物のバイオアベイラビリティは,結晶の粒子径を増大させると大きくなる

  • 40

    ⑤難溶性医薬品の結晶の粒子径が大きいほど,胃内容物排出速度が大きくなりバイオアベイラビリティは高くなる

  • 41

    ⑥胃内容物排出速度(GER)を増加させる薬物はどれか

    メトクロプラミド

  • 42

    ⑥イミプラミン塩酸塩は胃内容物排出速度(GER)を増加させるので,併用した薬物の吸収速度は大きくなる

  • 43

    ⑥胃内容物排出速度を速くする薬物はどれか

    メトクロプラミド

  • 44

    ⑥食事により吸収速度が低下する薬物はどれか

    アセトアミノフェン

  • 45

    ⑥食事による胃内容排出速度の低下によって,吸収量が増大するのはどれか

    リボフラビン

  • 46

    ⑥プロパンテリン臭化物は胃内容物排出速度(GER)を減少させるので,アセトアミノフェンの吸収速度は小さくなる

  • 47

    ⑥食物摂取によりGERが減少すると,リボフラビンの吸収量は増加する

  • 48

    ⑥フェニトインは溶解性が低いので,食後に投与した方が吸収は増大する

  • 49

    ⑥高脂肪食の摂取によりシクロスポリンの吸収は増大する

  • 50

    ⑥水への溶解性が低く,食後に経口投与すると吸収量が増大する薬物として,最も適切なのはどれか

    インドメタシン ファルネシル

  • 51

    ⑦薬物の経肺吸収においては,肺からの低分子薬物の吸収は基本的にはpH分配仮説に従い,受動拡散で吸収される

  • 52

    ⑦禁煙補助剤のニコチンガムは,全身作用を目的として口腔粘膜からニコチンを吸収させるための製剤である

  • 53

    ⑦表皮の最も外側は角質層とよばれ,薬物の皮膚透過過程の律速部位となる

  • 54

    ⑦ニトログリセリンの舌下錠は,口腔粘膜から徐々に吸収させることを目的とした錠剤である

  • 55

    ⑦吸入剤として投与された微粒子の粒子径が小さいほど,薬物は肺深部に沈着し,肺からの吸収は増大する

  • 56

    ⑦汗腺や毛穴などの皮膚付属器官は有効面積が小さいので,薬物吸収への寄与は少ない

  • 57

    ⑦ペプチド性薬物のデスモプレシン酢酸塩水和物は,全身作用を目的に経皮吸収型製剤として用いられる

  • 58

    ⑦皮膚組織には代謝組織が存在しないため,経皮吸収改善を目的とした薬物のプロドラッグ化は有効ではない

  • 59

    ⑦薬物を坐剤として直腸内投与すると,吸収後著しく初回通過効果を受けるため,全身作用を期待できない

  • 60

    ⑦薬物の経肺吸収においては,肺胞の上皮細胞層は薄く,他の投与経路に比べて高分子薬物が吸収されやすい

  • 61

    ⑧直腸下部の粘膜から吸収された薬物は,肝初回通過効果を受けない

  • 62

    ⑧水酸化アルミニウムを含む制酸剤とともに経口投与すると,キレートを形成して吸収が低下するのはどれか

    ノルフロキサシン

  • 63

    ⑧フェロジピン服用患者が避けるべき飲食物はどれか

    グレープフルーツジュース

  • 64

    ⑧口腔粘膜を介した薬物吸収は,一般に能動輸送により起こる

  • 65

    ⑧薬物を坐剤として直腸内投与すると,吸収後著しく初回通過効果を受けるため,全身作用を期待できない

  • 66

    ⑧ノルフロキサシンの吸収は,水酸化アルミニウムゲルを含む制酸薬と併用すると,キレート形成のために低下する

  • 67

    ⑧口腔粘膜から吸収された薬物は,肝臓を経ることなく直接全身循環に到達するため,肝初回通過効果を回避できる

  • 68

    ⑧肺から吸収された薬物は,肝初回通過効果を受けない

  • 69

    ⑧口腔内崩壊錠は,薬物を口腔粘膜から吸収させ,肝初回通過効果を回避する目的で用いられる

  • 70

    ⑧炭酸マグネシウムが併用されたとき,薬物の吸収が低下するのはどれか

    テトラサイクリン

  • 71

    ⑨チオペンタールは血漿タンパクとの結合が強く,ほとんど血漿中に分布し,その薬物の分布容積(Vd)は血漿容量にほぼ等しい

  • 72

    ⑨α1-酸性糖タンパク質は,主に酸性薬物と強く結合する。

  • 73

    ⑨薬物の分布容積(Vd)の変動要因として薬物の血漿タンパク結合,組織結合,組織容積及び血漿容積があり,薬物の組織結合が大きいほど,分布容積は小さくなる

  • 74

    ⑨アルブミンは血漿タンパク結合に関与し,その質量濃度は血漿中に含まれる全タンパク質の中で最も高い。

  • 75

    ⑨皮膚,筋肉,脂肪などの組織では,組織単位質量当たりの血流量が大きいため,一般に血液から組織への薬物移行性が速い

  • 76

    ⑨ジゴキシンの分布容積は,体液量よりも小さいため,速やかに分布する

  • 77

    ⑨肝臓の毛細血管壁の構造は,有窓内皮に分類される

  • 78

    ⑨血漿タンパク結合率が高い薬物は,結合率が低い薬物と比較すると,組織結合率が同じ場合には,分布容積は大である

  • 79

    ⑨プロプラノロールは,血漿タンパク非結合率が増加すると分布容積も増加する

  • 80

    ⑨アンチピリンは細胞膜の透過性が高く,細胞内を含めて全体液中に均等に分布し,その薬物の分布容積(Vd)は全体液量にほぼ等しい

  • 81

    ⑩薬物の経肺吸収に関する記述のうち,正しいのはどれか

    2.肺からの低分子薬物の吸収は基本的には pH 分配仮説に従い,受動拡散で吸収される, 3.肺胞の上皮細胞層は薄く,他の投与経路に比べて高分子薬物が吸収されやすい

  • 82

    ⑩薬物吸収に関する記述のうち,正しいのはどれか

    1.直腸下部の粘膜から吸収された薬物は,肝初回通過効果を受けない, 4.肺から吸収された薬物は,肝初回通過効果を受けない

  • 83

    ⑩ある薬物のアルブミンに対する結合定数を,平衡透析法を用いて測定した。半透膜で隔てた2つの透析セルの一方に0.6 mmol/Lのアルブミン溶液を加え,他方には0.6 mmol/Lの薬物溶液を同容積加えた。平衡状態に達したとき,アルブミン溶液中の薬物濃度は0.4 mmol/L,他方の薬物濃度は0.2 mmol/Lであった。薬物の結合定数K(L/mmol)に最も近い値はどれか。1つ選べ。ただし,アルブミン1分子当たりの薬物の結合部位数を1とし,薬物及びアルブミンは容器や膜に吸着しないものとする。

    2.5

  • 84

    ⑩経口投与された薬物のバイオアベイラビリティを表す式はどれか。1つ選べ。ただし,消化管管腔内からの吸収率をFa,消化管及び肝臓での消失を免れた割合をそれぞれFg及びFhとする

    Fa・Fg・Fh

  • 85

    ⑩分布容積が最も大きいのはどれか

    アミオダロン

  • 86

    ⑩薬物の血漿タンパク結合の測定に際し,非結合形薬物を分離する方法として,一般的なのはどれか

    限外ろ過法

  • 87

    ⑩薬物の経皮吸収に関する記述のうち,正しいのはどれか

    1.汗腺や毛穴などの付属器官は有効面積が小さいので,薬物吸収への寄与は少ない, 4.表皮の最も外側は角質層と呼ばれ,薬物の皮膚透過のバリアーとなる

  • 88

    ⑩親水性薬物の経皮吸収における最大の障壁はどれか

    角質層

  • 89

    ⑩ある薬物のアルブミンに対する結合定数を,半透膜の袋を用いた平衡透析法により測定した。袋の内液中のアルブミンの濃度を 2.4 mmol/L,外液中の薬物初濃度を 1.0 mmol/L とし,平衡状態に達したときの外液中の薬物濃度を測定したところ,0.3 mmol/L であった。薬物の結合定数 K(L/mmol)として最も近い値は次のどれか。ただし,アルブミン1分子当たりの薬物の結合部位数を1とする。また,内液及び外液の容積は同じで,薬物もアルブミンも容器や膜には吸着しないものとする。

    0.7

  • 90

    ⑩経口投与後の薬物吸収に対する食事の影響に関する記述について,正しいのはどれか

    3.食後投与により胃内容排出速度が遅くなるため,アセトアミノフェンの吸収速度は遅延する, 4.高脂肪食の摂取によりフェニトインの吸収は増大する

  • 91

    ⑪血液脳関門に関する記述のうち,正しいのはどれか

    2.血液脳関門には種々の栄養物質の輸送系が存在し,一部の薬物はこの輸送系によって脳内へ分布する, 3.脳毛細血管内皮細胞に存在するP−糖タンパク質は,一部の薬物の脳内移行を妨げている

  • 92

    ⑪血漿中のビンブラスチンは,血液脳関門にあるP-糖タンパク質の働きで脳実質組織内へ能動輸送される

  • 93

    ⑪母体の循環血液中のワルファリンやデキサメサゾン,あるいは脂溶性の高い薬物は,母体と胎児の間に血液胎盤関門が存在するため,胎児の循環血液中へ移行しない

  • 94

    ⑪薬物の胎盤透過に関する記述のうち,正しいのはどれか

    2.多くの薬物の胎盤透過は,pH分配仮説に従う, 3.一般に,母体中の血漿タンパク質結合形薬物は,胎盤へ移行しない

  • 95

    ⑪循環血液中のレボドパ(L-Dopa)は,血液脳関門にあるアミノ酸輸送担体の働きで脳実質組織へ移行する

  • 96

    ⑪脈絡叢は脳脊髄液を産生する部位であるが,脈絡叢にはβ-ラクタム系抗生物質などの薬物を脳脊髄液から血液中へ排出する機構が存在する

  • 97

    ⑪図は分子量400-600の薬物の血液脳関門透過速度とn-オクタノール/水分配係数の関係を示したものである。図中の薬物に関する記述について,正しいものはどれか。2つ選べ。ただし,B群の薬物は血液脳関門透過速度と分配係数との間に,図に示す直線関係がみられた。

    1.B群の薬物は,受動拡散によって血液脳関門を透過する可能性が高い, 2.A群に属する薬物には,レボドパがある

  • 98

    ⑪分子量が5,000以上の薬物は,静脈内投与後,リンパ系へ選択的に移行する

  • 99

    ⑪薬物を注射剤として筋肉内へ投与すると,低分子薬物は投与部位から毛細血管壁を経て血中へ移行するが,分子量約5,000 以上の高分子薬物は主にリンパ管へ移行する

  • 100

    ⑪図は脳毛細血管の断面を模式的に示したものである。1〜6のうち,P−糖タンパク質の局在と機能を表すのはどれか。1つ選べ。ただし,矢印は薬物の輸送方向を示す。

    2