問題一覧
1
アゴニストの容量-反応曲線が低容量側にあるほど値が大きいのは
pD₂
2
ある受容体への競合的遮断薬A、B、CのpA₂がそれぞれ、8.3、9.9、7.2である場合、拮抗作用の強い順番は
B>A>C
3
受容体に作用する植物のうち、部分刺激薬に関する記述として正しいのは
固有活性によって最大作用が決まる
4
受容体刺激薬と遮断薬に関する記述のうち、正しいのは
pA₂値は、競合的遮断薬の効力を示す
5
血液-脳関門の本体は、脳の神経細胞である
誤
6
血中でイオン化しない薬物は、血液脳関門を通らない
誤
7
血漿アルブミンに結合した薬物は、通常、腎糸球体からろ過されないと考えられる
正
8
薬物代謝の第II相反応は、もとの薬物を酸化、還元、加水化により、化合物の中に官能基(-OHや-NH₂など)を導入あるいは露出させ、代謝物に変換する反応である
誤
9
短時間の反復投与により、薬物に対する反応性が増強することをタキフィラシーという
誤
10
グレープフルーツジュースの中には薬物代謝酵素CYP3A4を阻害する効果がある
正
11
血漿中で血漿タンパク質と結合して、結合型となった薬物は組織に移行することができる
誤
12
休薬により退薬症状を生じる状態を精神依存という
誤
13
身体依存を生じた患者が、その薬物の投与を急激に中止すると、退薬症状が現れる可能性が高い
正
14
☆モルヒネは、精神依存および身体依存を引き起こす可能性がある
正
15
メタンフェタミンは、身体依存は強いが精神依存はほとんど生じない
誤
16
脳内報酬系にはアセチルコリン神経系が中心的な役割を担っている
誤
17
コリンは、モノアミントランスポーターによって神経終末に取り込まれる
誤
18
アセチルコリンは、分子内に4級アンモニウム基をもつ
正
19
☆心臓の洞房結節細胞において、アセチルコリンに対する受容体が刺激されると、K⁺チャネルが開口して、過分極が生じる
正
20
骨格筋の収縮には、ムスカリン性アセチルコリン受容体が関与する
誤
21
心筋細胞では、細胞外からのCa²⁺濃度の上昇に関与しない
誤
22
平滑筋は、細胞内cAMP濃度が上昇すると弛緩する
正
23
骨格筋、心筋および平滑筋の収縮は、いずれも運動神経によって調節されている
誤
24
クレアチンリン酸は、骨格筋においてATPの供給源となる
正
25
自律神経節において節前線位から節後線維への神経伝達を行う受容体は
ニコチン性アセチルコリン受容体
26
ノルアドレナリンは、交感神経終末より遊離されてアドレナリンα及びβ受容体を共に刺激するが、β受容体刺激作用が非常に強くα受容体刺激作用は弱い
誤
27
ノルアドレナリンは、血液-脳関門を通過できないが、カテコール骨格のフェノール水酸基が2つとも水素に置換されると中枢移行性を示す
正
28
☆アドレナリンα1受容体は、Gsタンパク質共役型の受容体で、受容体が刺激されると細胞内サイクリックAMPが増加する
誤
29
☆クロニジンは、交感神経節後線維終末のアドレナリンα2受容体を刺激し、ノルアドレナリン遊離を促進する
誤
30
フェニレフリンは、アドレナリンα1受容体を刺激して、アドレナリンより持続的に血圧を上昇させる
正
31
エフェドリンは、節後線維終末からのノルアドレナリン遊離を促進するとともに、アドレナリンβ2受容体を直接刺激し、気管支平滑筋を刺激する
正
32
☆ミラベグロンは、アドレナリンβ2受容体を選択的に刺激して、膀胱平滑筋を弛緩させる
誤
33
サルブタモールは、アドレナリンβ3受容体を選択的に刺激して、気管支平滑筋を弛緩させる
誤
34
ミドドリンは、プロドラッグで、脱グリシン化により活性化体となり、α1受容体を刺激して、血圧を上昇させる
正
35
リトドリンは、アドレナリンβ2受容体を刺激して子宮平滑筋を弛緩させる
正
36
☆カルベジロールは、アドレナリンβ1受容体を選択的に遮断し、心筋の酸素消費を抑制する
誤
37
ラベタロールは、アドレナリンα1受容体を遮断して血圧を低下させるが、血圧降下による反射性頻脈を起こしやすい
誤
38
テラゾシンは、アドレナリンα1受容体を遮断し、末梢血管抵抗を低下させる
正
39
サルブタモールは、アドレナリンβ2受容体を遮断し、気管支ぜん息を悪化させる
誤
40
アドレナリンを静脈注射すると急速な血圧上昇とそれに続く下降が認められた。適量のフェントラミン前処置後に先と同量のアドレナリンを静脈に注射すると血圧下降のみが認められるようになった。
正
41
β受容体遮断薬の薬効には、膜安定化作用(MSA)が必須である
誤
42
プラゾシンは、α1受容体に対する親和性が高く、薬用量では、α1ʙ受容体に対する作用はほとんどない
誤
43
☆ヨヒンビンはα2受容体を選択的に遮断し、交換神経節後線維終末からのノルアドレナリン遊離を抑制する
誤
44
タムスロシンは、α受容体の全てのサブタイプ(α1A α1B α1D)をほぼ同時に遮断する
誤
45
ピンドロールは、β1受容体に選択性が高い遮断薬でぜん息患者にも使用できるが、使用にあたっては注意が必要である
誤
46
アセチルコリンは、コリンと酢酸からコリンアセチルトランフフェラーゼの使用により生合成される
誤
47
ムスカリン受容体は、5つのサブタイプが存在し、全てGタンパク質共役型である
正
48
テトロドキシンは、フグ毒の成分で、ニコチン性アセチルコリンNɴ受容体を競合的に遮断し、神経麻痺を起こす
誤
49
ベタネコールはアセチルコリンと比較してコリンエフテラーゼに対する感受性が低いため作用が持続する
正
50
ピロカルピンは、ムスカリン性アセチルコリン受容体を刺激して毛様体筋を収縮させ、房水流出を促進する
正
51
ネオスチグミンは、コリンエステラーを阻害し、消化管吸収降下がみられる手術後の腸管麻痺を改善する
正
52
エドロホニウムは、コリンエステラーゼの陰性部とエステル部に共に結合し乖離しにくいため、作用持続時間が長い
誤
53
アコチアミドは、消化菅においてコリンエステラーゼを阻害し、機能性ディスペプシアにおける食後膨満感を改善する
正
54
コリン作動性クリーゼは、コリンエステラーゼ阻害薬による治療中に起こる呼吸困難を伴うアセチルコリン過剰症状の急激な悪化とされ、人工呼吸を要する状態
正
55
プラリドキシム(PAM)は、コリンエステラーゼに結合したリン酸の加水分解を促進して再賦活化するため、有機リン系薬物の解毒薬として用いられる
正
56
体温は延髄にある体温調節中枢によって調節される
誤
57
インターロイキン-1は内因性発熱物質である
正
58
体温調節中枢でのプロスタグランジンE2の産生が発熱に関与する
正
59
血液のpHの低下は、化学受容器を刺激して呼吸を促進する
正
60
アシドーシスとは、血液のpHが3以下になる状態である
誤
61
エクリン汗腺はアドレナリン作動性神経によって支配されている漏出性分泌腺である
誤
62
アレルギー性鼻炎はlogE抗体が関与している
正
63
ハウスダストやダニは季節性ハアレルギー性鼻炎の原因である
誤
64
フェキソフェナジンは、眠気を強く誘発するため、自動車運転の前の服用は避けなければならない
誤
65
☆ケトフェチンは、トロンボキサン合成酵素を阻害する
誤
66
スプラタストは、logEに結合し、肥満細胞からのケミカルメディエーターの遊離を抑制する
誤
67
メニエール病は、反復性回転性めまいと耳鳴、難聴や耳閉感を併発する
正
68
イソソルビドは、外リンパ圧低下作用によりめまいを抑制する
誤
69
☆メニエール病の適応をもつペルフェナジンは、悪心、嘔吐を併発する
正
70
メニエール病の薬、ベタヒスチンメシル酸塩は、外耳の血圧循環を改善することによりめまいを抑制する
誤
71
急性副鼻腔炎は、上気道炎に続いて起こることが多い
正
72
慢性副鼻腔炎は、急性の症状が仙塩して3週間以上続くことを言う
誤
73
慢性副鼻腔炎の症状として、嗅覚障害、頬部痛及び、頭痛がある
正
74
慢性副鼻腔炎の治療として、ニューキノロン系抗菌薬の少量投与が有効
誤
75
スプラタストの抗アレルギー作用の機序は
Th₂サイトカイン産生抑制
76
神経筋接合部に存在する受容体
ニコチン性アセチルコリン
77
重症筋無力症の診断に使用する薬
エドロホニウム