精神保健における一次予防はどれか。
1.職場でうつ病患者を早期発見する。
2.自殺企図者に精神科医療機関への受療を促す
3.結合失調症患者の社会参加のための支援を行う。
4.ストレスとその対処法に関する知識の啓発活動を行う。4
Aさんは職場の上司に不満をぶつけたいと考えているが、それができないので、不満をぶつけやすい対象である後輩を叱責している。
Aさんの防衛機制で正しいのはどれか。
1.解離
2.昇華
3.合理化
4.置き換え
5. 反動形成4
Aさんの母親は過干渉で、Aさんが反論すると激しい口でいつまでもAさんを批判し続けるため、Aさんは母親との関係に悩んできた。その母親と同年代で体格が似ている担当看護師に対し、Aさんは常に反抗的な態度をとり、強い拒絶を示している。
Aさんにみられるのはどれか。
1.投影
2. 逆転移
3. 反動形成
4. 陰性転移4
母親がAさん(27歳、統合失調症)に対して「親に甘えてはいけない」と言いながら、過度にAさんの世話をすることで、Aさんが混乱していた。
この親子関係を示すのはどれか。
1. 共依存
2.同一視
3.ネグレクト
4.二重拘束<ダブルバインド>4
発達段階と心の健康問題の組合せで最も関連が強いのはどれか。
1.幼児期ー摂食障害
2.青年期ー分離不安
3.成人期ーアルコール依存症
4.老年期ー青い鳥症候群3
こころのバリアフリー宣言の目的で正しいのはどれか。
1.身体防害者の人格の尊重
2.高齢者の社会的な孤立の予防
3.精神疾に対する正しい理解の促進
4.精神料に入院している患者の行動制限の最小化3
平成16年(2004年)に示された精神保健医療福祉の改革ビジョンの内容で正しいのはどれか。
1.地域生活支援の強化
2.任意入院制度の新設
3. 医療保護入院の明確化
4.精神除害者の定義の見直し1
不安の強い入院患者に対し問題中心の対処を促す方法で適切なのはどれか。
1.読書をして気分転換を促す。
2.原因に気付くように支援する。
3. 平常な気持ちを保つように助言する。
4.家族に不満を聞いてもらうことを勧める。2
セリエ、H.が提唱した理論はどれか。
1. 危機モデル
2. ケアリング
3.セルフケア
4. ストレス反応4
アギュララ、D.C.が提唱した危機(クライシス)を回避する要因で正しいのはどれか。
1.情緒的サポート
2.敵切な対処機制
3. 問題向のコーピング
4ソーシャルインクルージョン2
災害派遣精神医療チーム <DPAT)で正しいのはどれか。
1. 厚生労働省が組織する。
2. 被災地域の精神料医療機関と連携する。
3.発災1か月後に最初のチームを派遣する。
4.派遣チームの食事は被災自治体が用意する。2
災害後の成人にみられにくい反応はどれか。
1.不安で眠れなくなる。
2.激しい怒りを表現する。
3.言動が子どものように幼くなる。
4. 自分だけが無事で申し訳ないと思う。3
災害急性期における精神障害への看護師の対応で最も適切なのはどれか。
1. 名札の着用を指示する。
2.災害の状況については説明しない。
3.不眠が続いても一時的な変化と判断する。
4.服薬している薬剤を中断しないように支援する。4
せん妄の誘発因子はどれか。
1. 身体拘束
2.心血管障害
3.低栄養状態
4、電解質バランス異常1
意識障害を伴わないてんかん発作はどれか。
1. 欠神発作
2.強政問代発作
3.単純部分発作
4. 複雑部分発作3
長期に大量飲酒をした後で、急に断酒した際にみられるのはどれか。
1. 病的発町
2.振戦せん妄
3.アルコール性認知症
4. Korsakot <コルサコフ>症候群2
Aさんは約1年前から覚醒剤を始め、警察が介入して入院した。Aさんは「覚醒剤を吸引すると気持ちよくなるし、疲れなくなるので止められませんでした」と言う。Aさんの薬物に対する状態はどれか。
1.依存
2.乱用
3.急性中毒
4.慢性中毒1
知覚障害はどれか。
1. 幻味
2. 離人症
3. 注察妄想
4. 観念奔逸1
事実に反する内容にもかかわらず、正しいと確信し訂正不可能な思考障害はどれか。
1.妄想
2.思考途絶
3.連合弛緩
4.観念奔逸1
Aさん(25歳、男性)は、統合失調症と診断された。抗精神薬の内服を開始した2日後、Aさんはそわそわして落ち着かず「足がムズムズする」と歩き回るようになった。Aさんにみられている状態はどれか。
1. アカシジア
2. ジストニア
3. ジスキネシア
4.ミオクロータス1
典型的なうつ病の症状はどれか。
1、幻聴
2.感情失禁
3.理由のない爽快感
4.興味と喜びの喪失4
向精神薬と副作用(有事象)の組合せで正しいのはどれか。
1.抗精神病薬ー多毛
2.抗認知症薬ー依存性
3.抗てんかん薬ー急性ジストニア
4.抗うつ薬ーセロトニン症候群4
選択的セロトニン再取り込み阻害薬<SSRI)で正しいのはどれか。
1.バニック障害に対して有効である。
2.抗コリン作用は三環系抗うつ薬よりも強い。
3.うつ症状が改善したら使用はすぐに中止する。
4.抗うつ効果の評価は使用開始後3日以内に行う。2
神軽性無食欲症で正しいのはどれか。2つ選べ。
1.過食と嘔吐を繰り返す。
2. 腸管で吸収不全がある。
3. 男性では性欲が更新する。
4.ボディイメージの歪みがある。
5. 第二性の発現前に発症すると初経は遅れる4.5
Aさん(24歳、男性)は、昼間の過剰な眠気を主訴に来院した。半年前に居眠り運転で交通事故を起こした。入眠時の幻視や睡眠と覚醒の移行期に体を動かせなくなることがある。また、笑ったり、怒ったりしたときに脱力してしまうこともある。最も考えられる疾患はどれか。
1. 睡眠時遊行症
2. ナルコレプシー
3. 睡眠時無呼吸症候群
4. 睡眠・覚醒スケジュール障害2
Aさん(65歳、男性)は、胃癌を疑われ検査入院した。入院時、認知機能に問題はなかった。不眠を訴え、入院翌日からベンゾジアゼピン系の睡眠薬の内服が開始された。その日の夜、Aさんは突然ナースステーションに来て、意味不明な内容を叫んでいた。翌朝、Aさんは穏やかに話し意思疎通も取れたが「昨夜のことは覚えていない」と言う。
Aさんの昨夜の行動のアセスメントで最も適切なのはどれか。
1. 観念奔逸
2. 感情失禁
3. 妄想気分
4. 夜間せん妄4
成人期早期に、見捨てられることに対する激しい不安、物質乱用や過食などの衝動性、反復する自傷行為、慢性的な空虚感、不適切で激しい怒りがみられ、社会的、職業的に不適応を生じるのはどれか。
1. 回避性人格〈パーソナリティ〉障害
2. 境界性人格〈パーソナリティ〉障害
3. 妄想性人格〈パーソナリティ〉障害
4. 反社会性人格〈パーソナリティ〉障害2
知的障害〈精神遅滞〉の原因となる疾患はどれか。
1. 統合失調症
2. フェニルケトン尿症
3. Alzheimer〈アルツハイマー〉病
4. Creutzfeldt-Jakob〈クロイツフェルト・ヤコブ〉病2
Asperger〈アスペルガー〉症候群について正しいのはどれか。
1. 女性に多い。
2. 出生時に診断される。
3. 自我障害が特徴である。
4. 知的能力の発達は保たれる。4
自閉症スペクトラム障害にみられるのはどれか。2つ選べ。
1. 運動性チックが出現する。
2. 計算の習得が困難である。
3. 不注意による間違いが多い。
4. 習慣へのかたくななこだわりがある。
5. 非言語的コミュニケーションの障害がある。4.5
精神障害を伴わない思春期のひきこもりで最も障害されるのはどれか。
1. 運動能力
2. 言語機能
3. 社会参加
4. 余暇活動3
Aさん(68歳、女性)は、胃癌のため入院した。入院初日に「夫も癌になって、亡くなる前に痛みで苦しんでいました。私も痛みが怖いんです」と言った。看護師はAさんが夫のように苦しむことへの恐怖や不安があることが分かり、Aさんとともに対処法について考えた。
この時点での患者-看護師関係の段階はどれか。
1. 方向付け
2. 同一化
3. 開拓利用
4. 問題解決1
プロセスレコードについて正しいのはどれか。
1. 看護過程の1つの段階である。
2. 患者と家族間の言動を記述する。
3. 看護師の対人関係技術の向上に活用する。
4. 患者の精神症状をアセスメントする方法である。3
精神障害者のリカバリ〈回復〉の考え方で正しいのはどれか。2つ選べ。
1. 患者に役割をもたせない。
2. 薬物療法を主体に展開する。
3. 患者の主体的な選択を支援する。
4. 患者のストレングス〈強み・力〉に着目する。
5. リカバリ〈回復〉とは病気が治癒したことである。3.4
神経伝達物質と精神疾患の組合せで最も関連が強いのはどれか。
1. ドパミン ― 脳血管性認知症
2. セロトニン ― うつ病
3. ヒスタミン ― Alzheimer〈アルツハイマー〉病
4. アセチルコリン ― 統合失調症2
入院集団精神療法において、看護師が担うリーダーの役割で正しいのはどれか。2つ選べ。
1. 患者間の発言量を均等にする。
2. 沈黙も意味があると受け止める。
3. メンバーの座る位置を固定する。
4. 患者の非言語的サインに注目する。
5. 話題が変わった場合はすぐに戻す。2.4
認知行動療法で患者に期待できる効果はどれか。
1. 物事の捉え方のゆがみが修正される。
2. 自ら催眠状態に導くことができるようになる。
3. 過去の自分の態度についての自己洞察が深まる。
4. 自分の状態をあるがままに受け入れることができるようになる。1
生活技能訓練〈SST〉について正しいのはどれか。
1. 退院支援プログラムの1つである。
2. 診断を確定する目的で実施される。
3. セルフヘルプグループの一種である。
4. 精神分析の考え方を応用したプログラムである。1
修正型電気けいれん療法について正しいのはどれか。2つ選べ。
1. 磁気を用いる。
2. 局所麻酔下で行う。
3. 筋弛緩薬を用いる。
4. 発生頻度の高い有害事象は骨折である。
5. 薬物治療抵抗性のうつ病は適応になる。3.5
精神疾患患者の家族の感情表出〈expressed emotion:EE〉について正しいのはどれか。
1. 家族の訴えが明確になる。
2. 認知行動療法の技法である。
3. 統合失調症の再発に関連がある。
4. 家族のストレス対処として効果的である。3
精神科デイケアの目的で最も適切なのはどれか。
1. 陽性症状を鎮静化する。
2. 家族の疾病理解を深める。
3. 単身で生活できるようにする。
4. 対人関係能力の向上を目指す。4
都道府県知事の任命を受けて、精神保健福祉センターで精神障害者や家族の相談を行うのはどれか。
1. ゲートキーパー
2. ピアサポーター
3. 精神保健福祉相談員
4. 退院後生活環境相談員3
断酒会について正しいのはどれか。
1. 講義が中心である。
2. 看護師がリーダーを務める。
3. 共通の悩みを持つメンバーで構成される。
4. 飲酒した時は退会する3
Aさん(22歳、統合失調症)は父親、母親、妹との4人暮らし。高校卒業後、アルバイトをしていたが、症状の悪化によって初めて精神科病院に入院した。退院後に一般企業で働きたいと希望している。
看護師がAさんに提案するサービスで適切なのはどれか。
1. 行動援護
2. 就労移行支援
3. 自立生活援助
4. 地域定着支援2
精神障害者保健福祉手帳で正しいのはどれか。
1. 知的障害も交付対象である。
2. 取得すると住民税の控除対象となる。
3. 交付によって生活保護費の支給が開始される。
4. 疾病によって障害が永続する人が対象である。2
自殺念慮を訴える患者で、自殺が最も切迫している状態はどれか。
1. 自殺の手段が未定である。
2. 自殺する日を決めている。
3. 将来の希望について時々話す。
4. 普段と変わらない様子で生活している。2
医療現場における暴力について正しいのはどれか。2つ選べ。
1. 精神科に特有のものである。
2. 病室環境は誘因にならない。
3. 目撃者は被害者に含まれない。
4. 暴力予防プログラムに合わせて対処する。
5. 発生を防止するためには組織的な体制の整備が重要である。4.5
精神保健医療福祉に関する法律について正しいのはどれか。2つ選べ。
1. 自殺対策基本法に基づき自殺総合対策大綱が策定されている。
2. 障害者基本法の対象は身体障害と精神障害の2障害と規定されている。
3. 発達障害者支援法における発達障害の定義には統合失調症が含まれる。
4. 精神通院医療の公費負担は精神保健福祉法による自立支援医療で規定されている。
5. 犯罪被害者等基本法は犯罪被害者等の権利利益の保護を図ることを目標としている。1.5
精神保健及び精神障害者福祉に関する法律で、平成25年(2013年)に改正された内容はどれか。
1. 保護者制度の廃止
2. 自立支援医療の新設
3. 精神保健指定医制度の導入
4. 精神分裂病から統合失調症への呼称変更1
現在の日本の精神医療で正しいのはどれか。
1. 精神保健福祉センターは各市町村に設置されている。
2. 精神病床に入院している患者の疾患別内訳では認知症が最も多い。
3. 精神障害者保健福祉手帳制度によって通院医療費の給付が行われる。
4. 人口当たりの精神病床数は経済協力開発機構〈OECD〉加盟国の中では最も多い。4
精神保健指定医について正しいのはどれか。
1. 医療法で規定されている。
2. 都道府県知事が指定する。
3. 障害年金の支給判定を行う。
4. 精神科病院入院患者の行動制限にかかわる医学的判定を行う。4
精神保健及び精神障害者福祉に関する法律〈精神保健福祉法〉に規定された入院形態で、精神保健指定医2名以上により、精神障害者であり、かつ、医療及び保護のために入院させなければその精神障害のために自身を傷つけ又は他人に害を及ぼすおそれがあると診察の結果が一致した場合に適用されるのはどれか。
1. 応急入院
2. 措置入院
3. 任意入院
4. 医療保護入院
5. 緊急措置入院2
精神科病院に医療保護入院をしている患者から退院請求があった。入院継続の適否について判定するのはどれか。
1. 保健所
2. 地方裁判所
3. 精神医療審査会
4. 地方精神保健福祉審議会3
精神保健及び精神障害者福祉に関する法律〈精神保健福祉法〉に定められている隔離について正しいのはどれか。
1. 隔離の理由は解除する時に患者に説明する。
2. 開始した日時とその理由を診療録に記載する。
3. 隔離室には同時に2人の患者まで入室可能である。
4. 行動制限最小化委員会で開始の必要性を判断する。2
精神保健及び精神障害者福祉に関する法律〈精神保健福祉法〉において、精神科病院で隔離中の患者に対し、治療上で必要な場合に制限できるのはどれか。
1. 家族との面会
2. 患者からの信書の発信
3. 患者からの退院の請求
4. 人権擁護に関する行政機関の職員との電話1
精神医療におけるピアサポーターの活動について正しいのはどれか。2つ選べ。
1. 訪問活動は禁止されている。
2. 活動には専門家の同行が条件となる。
3. ピアサポーター自身の回復が促進される。
4. 精神保健医療福祉サービスの利用を終了していることが条件となる。
5. 自分の精神障害の経験を活かして同様の体験をしている人を支援する。3.5
リエゾン精神看護の活動はどれか。
1. 行動制限の指示
2. 向精神薬の処方
3. 他科への転棟指示
4. コンサルテーションへの対応4
Aさん(19歳、男性、専門学校生)は、1人暮らし。「皆が自分を嫌っている」と言い、昨年から学校を休学し、アパートに引きこもるようになった。先週、夜中に大声で叫ぶ日が続いたため、アパートの管理人が両親へ連絡をした。連絡の翌日、Aさんの両親が訪ねてみると、Aさんは「隣の人に嫌がらせを受けている。助けてくれ」と叫び続けたため、両親とともに精神科病院へ行き、その日のうちに任意入院となった。Aさんは統合失調症と診断され、抗精神病薬による治療が開始された。
問題1
Aさんは、入院後10日から日中に臥床するようになった。夜間は熟睡している。食事の時間に食堂に遅れてくることが多い。看護師と会話をするようになったが、他の入院患者への被害妄想がある。
この時期の看護師の対応で最も適切なのはどれか。
1. 食事介助をする。
2. 一緒に院内を散歩する。
3. 他の入院患者との交流を促す。
4. 日中に臥床しているときは声かけを控える。2
入院後1か月。Aさんは洗面所でボーッとしていることが多くなり、頭痛や倦怠感を訴えることが多くなった。
身体所見:身長170cm、6時の体重60kg、17時の体重63kg、体温36.4℃、呼吸数18/分、脈拍76/分、血圧124/70mmHg。
検査所見:クレアチンキナーゼ〈CK〉 190IU/L〈U/L〉、空腹時血糖102mg/dL、HbA1c 5.0%、Na 128mEq/L、K 3.5mEq/L、総コレステロール180mg/dL、HDLコレステロール45mg/dL。
Aさんの状況で最も考えられるのはどれか。
1. 水中毒
2. 悪性症候群
3. セロトニン症候群
4. メタボリック症候群1
入院後2か月。Aさんは症状も落ち着いてきたため、退院の準備をすることになった。Aさんは看護師に「病気はすっかりよくなったのに、ずっと薬を飲まなければならないのか。体がだるく、体力が落ちた気がする。朝から学校へ行けるかどうか心配だ」と話した。
Aさんの退院の準備のために行う支援で優先度が高いのはどれか。
1. 服薬心理教育
2. 食事への援助
3. 筋力トレーニングの指導
4. アサーティブトレーニングの指導1
Aさん(35歳、男性、会社員)は妻(32歳、主婦)と子ども(2歳)と3人暮らし。5年前にうつ病と診断された。半年前に営業部門に異動し、帰宅後も深夜まで仕事をする日が続いていた。「仕事のことが気になってしまい、焦りと不安ばかりが増して眠れない。会社に行くのが苦しい、入院させてもらえないか」と訴えがあり、休養と薬物の調整を目的として精神科病院に入院となった。入院後、Aさんから「実は薬を飲むのが嫌で、途中から飲むのをやめていたんです。薬を飲みたくないのですが、どうしたらよいでしょうか」と看護師に相談があった。
問題1
看護師のAさんへの対応で最も適切なのはどれか。
1. 薬を飲みたくない理由を尋ねる。
2. 薬を飲むことを約束してもらう。
3. 自己判断で薬をやめたことへの反省を促す。
4. 薬の管理はAさんの妻にしてもらうよう勧める。1
入院後1か月、面会に来た妻から、「夫の会社から休業給付が出ないかもしれないと言われました。子どもが小さく、生活費もかかるので、入院費用が払えるか心配です」と看護師に相談があった。
妻の相談に関して、看護師が連携する職種として最も適切なのはどれか。
1. 公認心理師
2. 作業療法士
3. 理学療法士
4. 精神保健福祉士4
Aさんのうつ症状は改善し、多職種で退院に向けた話し合いを始めた。会社の休職制度を利用し休んでいるAさんは、「薬が効いたので、今後も薬を飲み続けることが大切だと思っている。異動したばかりなので仕事に早く戻らなければと思うが、休職してからずっと入院しているので、すぐに働ける自信がない」と看護師に話した。
退院に向けてAさんが利用する社会資源で適切なのはどれか。
1. 就労継続支援
2. リワーク支援
3. 障害者社会適応訓練事業
4. ジョブコーチによる支援2
Aさん(23歳、女性)。両親との3人暮らし。Aさんは大学受験に失敗して以来、自宅に引きこもりがちになった。1年前から手洗いを繰り返すようになり、最近では夜中も起き出して手を洗い、手の皮膚が荒れてもやめなくなった。心配した母親が付き添って受診したところ、Aさんは強迫性障害と診断された。母親は、Aさんについて「中学生までは成績優秀で、おとなしい子どもだった」と言う。Aさんには極度に疲労している様子がみられたことから、その日のうちに任意入院となった。
問題1
入院後、Aさんは主治医と話し合い、1日の手洗いの回数を決めたが、毎日その回数を超えて手洗いを続けている。看護師が確認するといつも洗面所にいる。
Aさんが決めた回数を超えて洗面所で手洗いを続けているときに、看護師がとる対応で適切なのはどれか。
1. 手洗いを続けてしまうことについてAさんと一緒に話し合う。
2. 病棟は清潔であることをAさんに説明する。
3. 主治医にAさんの隔離について相談する。
4. Aさんと決めた手洗いの回数を増やす1
Aさんは、食事の時間以外は他の患者との接触を避け、病室で1人で過ごしている。両親は共働きで、毎日面会に来ることはできない。Aさんは自宅に面会の催促の電話をかけては母親と口論している。Aさんとの関わりに心身ともに疲れ果てた母親が、看護師に相談してきた。
母親への看護師の対応で最も適切なのはどれか。
1. 父親と交代で毎日面会に来るよう勧める。
2. Aさんからの自宅への連絡を制限することを約束する。
3. Aさんの代わりに看護師がAさんの苦悩を母親に伝える。
4. Aさんと母親との話し合いに看護師が同席することを提案する。4
入院1か月後、手洗い行為は軽減してきた。Aさんはカーテンを閉め切って1人で過ごしていることが多いが、担当看護師や主治医とは治療についての話ができるようになってきた。Aさんは「薬を飲む以外にできることはありますか」と聞いてきた。
このときのAさんに最も有効と考えられるのはどれか。
1. 催眠療法
2. 作業療法
3. 認知行動療法
4. 就労移行支援3
障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律〈障害者総合支援法〉に基づき、精神障害者に適用されるのはどれか。
1. 障害基礎年金
2. 一定割合の雇用義務
3. 精神障害者保健福祉手帳
4. 自立支援医療(精神通院医療)4
精神保健及び精神障害者福祉に関する法律〈精神保健福祉法〉に基づく入院形態で正しいのはどれか。2つ選べ。
1. 応急入院は72時間以内に限られている。
2. 緊急措置入院中の患者は本人と家族が希望すれば退院できる。
3. 措置入院中の患者は精神医療審査会へ退院請求を申し出ることができる。
4. 精神保健指定医は任意入院中の患者について入院継続を必要と判断しても、退院を制限できない。
5. 医療保護入院のためには入院の必要性に関する2名の精神保健指定医の一致した判断が必要である1.3
Aさん(20歳、女性)は境界性人格〈パーソナリティ〉障害の診断を受け、精神科外来に通院中である。ある日、人間関係のトラブルから処方されていた睡眠薬を過量服薬して自殺企図をしたところを家族に発見され、救命救急センターに搬送された。
問題1
Aさんは救急外来で治療を受け会話ができるまでに回復した。
Aさんへの看護師の最初の対応で適切なのはどれか。
1. 過量服薬した場面の振り返りを促す。
2. 現在の希死念慮の有無について確認する。
3. 大量の睡眠薬を飲まずに残していた理由を追及する。
4. Aさんと看護師の間で二度と過量服薬しないと約束する。2
Aさんは身体的な治療を受けた後、精神科病棟に入院することになった。入院3日の22時、Aさんがハサミを貸してほしいとナースステーションに来た。日勤の看護師がいる時間帯のみ付き添いでハサミの貸出が可能という主治医からの指示を伝えると「看護師Bは貸してくれたのに。こんなひどい対応をする看護師はあなただけだ」と話し、その場を動かない。
このときのAさんへの対応で適切なのはどれか。
1. ハサミの使用目的を聞く。
2. 看護師付き添いのもとハサミを貸し出す。
3. 看護師Bが誤った対応をしたと説明する。
4. Aさんの行動が心配なので貸し出せないと伝える。1
入院1週、Aさんは看護師ごとに言動や態度を変えることが多く、病棟ではAさんに対して共感を示す看護師と、拒否的な態度を示す看護師に分かれてしまった。そのため、病棟の看護師はチームでの対応についてカンファレンスを行った。
Aさんへの看護師のチームとしての対応で適切なのはどれか。
1. Aさんと看護師が関わる頻度を減らす。
2. Aさんに共感を示す看護師に担当を固定する。
3. Aさんに対する感情を看護師同士で表出しないように統一する。
4. Aさんの行動が患者-看護師関係にもたらす影響について評価する。4
Aさん(57歳、男性、無職)は妻(55歳、会社員)と2人で暮らしている。Aさんは、飲酒が原因で仕事での遅刻や無断欠勤が続いたため1年前に職場を解雇された。その後も朝から自宅で飲酒する生活が続き、体調が悪化したため受診し、アルコール性肝硬変とアルコール依存症と診断された。医師から断酒を指導されていたが実行できず通院していなかった。
Aさんは最近、倦怠感が強く食欲がなく、1週前から飲酒もできなくなった。妻に付き添われて受診した際、外来のトイレで吐血し倒れ食道静脈瘤破裂と診断され入院した。
身体所見:呼びかけに応じるが反応が遅い。腹水や浮腫はない。手指の振戦はない。体温37.0℃、呼吸数22/分、脈拍98/分、整、血圧92/50mmHg、経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉98%(room air)。
問題1
入院時、Aさんへの看護師の対応で適切なのはどれか。
1. 上半身を挙上する。
2. 身体を側臥位にする。
3. 頭部の冷罨法を行う。
4. 酸素療法の準備をする2
入院当日、Aさんは緊急に内視鏡的治療を受けた。入院7日、Aさんは食道静脈瘤の治療のため、食道静脈瘤硬化療法を受けることになった。治療前のバイタルサインは、体温36.7℃、呼吸数16/分、脈拍72/分、整、血圧126/70mmHgである。検査所見は、血小板15万/μL、プロトロンビン時間〈PT〉10秒85%である。入院後は吐血していない。
Aさんが食道静脈瘤硬化療法を受けた直後に注意すべき症状はどれか。
1. 下 血
2. 胸部痛
3. 皮下出血
4. 手指の振戦2
Aさんは食道静脈瘤硬化療法を終えて、アルコール依存症の治療を受けるために精神科病院に転院した。
転院して2か月、病棟ではAさんの退院に向けた話し合いが進められている。Aさんは「退院した後にお酒をやめられるか自信がない。体力が落ちており、何もしていないとお酒を飲んでしまいそうです」と悩みを打ち明けた。
Aさんへの看護師の声かけで適切なのはどれか。
1. 「断酒をする意思を強く持ちましょう」
2. 「肝硬変があるので、今は安静が必要です」
3. 「入院中も飲酒をやめられているので大丈夫です」
4. 「アルコールの問題で悩んでいる人たちとの話し合いに参加してみましょう」4
精神保健における三次予防はどれか。2つ選べ。
1. うつ病患者のリワーク支援を行う。
2. 災害時の精神的支援を行うボランティアを育成する。
3. 自殺企図をして未遂だった人の希死念慮を確認する。
4. 精神障害者の長期入院による自発性の低下を予防する。
5. 統合失調症のアンチ・スティグマ・キャンペーンを行う。1.4
精神保健における一次予防はどれか。
1.職場でうつ病患者を早期発見する。
2.自殺企図者に精神科医療機関への受療を促す
3.結合失調症患者の社会参加のための支援を行う。
4.ストレスとその対処法に関する知識の啓発活動を行う。4
Aさんは職場の上司に不満をぶつけたいと考えているが、それができないので、不満をぶつけやすい対象である後輩を叱責している。
Aさんの防衛機制で正しいのはどれか。
1.解離
2.昇華
3.合理化
4.置き換え
5. 反動形成4
Aさんの母親は過干渉で、Aさんが反論すると激しい口でいつまでもAさんを批判し続けるため、Aさんは母親との関係に悩んできた。その母親と同年代で体格が似ている担当看護師に対し、Aさんは常に反抗的な態度をとり、強い拒絶を示している。
Aさんにみられるのはどれか。
1.投影
2. 逆転移
3. 反動形成
4. 陰性転移4
母親がAさん(27歳、統合失調症)に対して「親に甘えてはいけない」と言いながら、過度にAさんの世話をすることで、Aさんが混乱していた。
この親子関係を示すのはどれか。
1. 共依存
2.同一視
3.ネグレクト
4.二重拘束<ダブルバインド>4
発達段階と心の健康問題の組合せで最も関連が強いのはどれか。
1.幼児期ー摂食障害
2.青年期ー分離不安
3.成人期ーアルコール依存症
4.老年期ー青い鳥症候群3
こころのバリアフリー宣言の目的で正しいのはどれか。
1.身体防害者の人格の尊重
2.高齢者の社会的な孤立の予防
3.精神疾に対する正しい理解の促進
4.精神料に入院している患者の行動制限の最小化3
平成16年(2004年)に示された精神保健医療福祉の改革ビジョンの内容で正しいのはどれか。
1.地域生活支援の強化
2.任意入院制度の新設
3. 医療保護入院の明確化
4.精神除害者の定義の見直し1
不安の強い入院患者に対し問題中心の対処を促す方法で適切なのはどれか。
1.読書をして気分転換を促す。
2.原因に気付くように支援する。
3. 平常な気持ちを保つように助言する。
4.家族に不満を聞いてもらうことを勧める。2
セリエ、H.が提唱した理論はどれか。
1. 危機モデル
2. ケアリング
3.セルフケア
4. ストレス反応4
アギュララ、D.C.が提唱した危機(クライシス)を回避する要因で正しいのはどれか。
1.情緒的サポート
2.敵切な対処機制
3. 問題向のコーピング
4ソーシャルインクルージョン2
災害派遣精神医療チーム <DPAT)で正しいのはどれか。
1. 厚生労働省が組織する。
2. 被災地域の精神料医療機関と連携する。
3.発災1か月後に最初のチームを派遣する。
4.派遣チームの食事は被災自治体が用意する。2
災害後の成人にみられにくい反応はどれか。
1.不安で眠れなくなる。
2.激しい怒りを表現する。
3.言動が子どものように幼くなる。
4. 自分だけが無事で申し訳ないと思う。3
災害急性期における精神障害への看護師の対応で最も適切なのはどれか。
1. 名札の着用を指示する。
2.災害の状況については説明しない。
3.不眠が続いても一時的な変化と判断する。
4.服薬している薬剤を中断しないように支援する。4
せん妄の誘発因子はどれか。
1. 身体拘束
2.心血管障害
3.低栄養状態
4、電解質バランス異常1
意識障害を伴わないてんかん発作はどれか。
1. 欠神発作
2.強政問代発作
3.単純部分発作
4. 複雑部分発作3
長期に大量飲酒をした後で、急に断酒した際にみられるのはどれか。
1. 病的発町
2.振戦せん妄
3.アルコール性認知症
4. Korsakot <コルサコフ>症候群2
Aさんは約1年前から覚醒剤を始め、警察が介入して入院した。Aさんは「覚醒剤を吸引すると気持ちよくなるし、疲れなくなるので止められませんでした」と言う。Aさんの薬物に対する状態はどれか。
1.依存
2.乱用
3.急性中毒
4.慢性中毒1
知覚障害はどれか。
1. 幻味
2. 離人症
3. 注察妄想
4. 観念奔逸1
事実に反する内容にもかかわらず、正しいと確信し訂正不可能な思考障害はどれか。
1.妄想
2.思考途絶
3.連合弛緩
4.観念奔逸1
Aさん(25歳、男性)は、統合失調症と診断された。抗精神薬の内服を開始した2日後、Aさんはそわそわして落ち着かず「足がムズムズする」と歩き回るようになった。Aさんにみられている状態はどれか。
1. アカシジア
2. ジストニア
3. ジスキネシア
4.ミオクロータス1
典型的なうつ病の症状はどれか。
1、幻聴
2.感情失禁
3.理由のない爽快感
4.興味と喜びの喪失4
向精神薬と副作用(有事象)の組合せで正しいのはどれか。
1.抗精神病薬ー多毛
2.抗認知症薬ー依存性
3.抗てんかん薬ー急性ジストニア
4.抗うつ薬ーセロトニン症候群4
選択的セロトニン再取り込み阻害薬<SSRI)で正しいのはどれか。
1.バニック障害に対して有効である。
2.抗コリン作用は三環系抗うつ薬よりも強い。
3.うつ症状が改善したら使用はすぐに中止する。
4.抗うつ効果の評価は使用開始後3日以内に行う。2
神軽性無食欲症で正しいのはどれか。2つ選べ。
1.過食と嘔吐を繰り返す。
2. 腸管で吸収不全がある。
3. 男性では性欲が更新する。
4.ボディイメージの歪みがある。
5. 第二性の発現前に発症すると初経は遅れる4.5
Aさん(24歳、男性)は、昼間の過剰な眠気を主訴に来院した。半年前に居眠り運転で交通事故を起こした。入眠時の幻視や睡眠と覚醒の移行期に体を動かせなくなることがある。また、笑ったり、怒ったりしたときに脱力してしまうこともある。最も考えられる疾患はどれか。
1. 睡眠時遊行症
2. ナルコレプシー
3. 睡眠時無呼吸症候群
4. 睡眠・覚醒スケジュール障害2
Aさん(65歳、男性)は、胃癌を疑われ検査入院した。入院時、認知機能に問題はなかった。不眠を訴え、入院翌日からベンゾジアゼピン系の睡眠薬の内服が開始された。その日の夜、Aさんは突然ナースステーションに来て、意味不明な内容を叫んでいた。翌朝、Aさんは穏やかに話し意思疎通も取れたが「昨夜のことは覚えていない」と言う。
Aさんの昨夜の行動のアセスメントで最も適切なのはどれか。
1. 観念奔逸
2. 感情失禁
3. 妄想気分
4. 夜間せん妄4
成人期早期に、見捨てられることに対する激しい不安、物質乱用や過食などの衝動性、反復する自傷行為、慢性的な空虚感、不適切で激しい怒りがみられ、社会的、職業的に不適応を生じるのはどれか。
1. 回避性人格〈パーソナリティ〉障害
2. 境界性人格〈パーソナリティ〉障害
3. 妄想性人格〈パーソナリティ〉障害
4. 反社会性人格〈パーソナリティ〉障害2
知的障害〈精神遅滞〉の原因となる疾患はどれか。
1. 統合失調症
2. フェニルケトン尿症
3. Alzheimer〈アルツハイマー〉病
4. Creutzfeldt-Jakob〈クロイツフェルト・ヤコブ〉病2
Asperger〈アスペルガー〉症候群について正しいのはどれか。
1. 女性に多い。
2. 出生時に診断される。
3. 自我障害が特徴である。
4. 知的能力の発達は保たれる。4
自閉症スペクトラム障害にみられるのはどれか。2つ選べ。
1. 運動性チックが出現する。
2. 計算の習得が困難である。
3. 不注意による間違いが多い。
4. 習慣へのかたくななこだわりがある。
5. 非言語的コミュニケーションの障害がある。4.5
精神障害を伴わない思春期のひきこもりで最も障害されるのはどれか。
1. 運動能力
2. 言語機能
3. 社会参加
4. 余暇活動3
Aさん(68歳、女性)は、胃癌のため入院した。入院初日に「夫も癌になって、亡くなる前に痛みで苦しんでいました。私も痛みが怖いんです」と言った。看護師はAさんが夫のように苦しむことへの恐怖や不安があることが分かり、Aさんとともに対処法について考えた。
この時点での患者-看護師関係の段階はどれか。
1. 方向付け
2. 同一化
3. 開拓利用
4. 問題解決1
プロセスレコードについて正しいのはどれか。
1. 看護過程の1つの段階である。
2. 患者と家族間の言動を記述する。
3. 看護師の対人関係技術の向上に活用する。
4. 患者の精神症状をアセスメントする方法である。3
精神障害者のリカバリ〈回復〉の考え方で正しいのはどれか。2つ選べ。
1. 患者に役割をもたせない。
2. 薬物療法を主体に展開する。
3. 患者の主体的な選択を支援する。
4. 患者のストレングス〈強み・力〉に着目する。
5. リカバリ〈回復〉とは病気が治癒したことである。3.4
神経伝達物質と精神疾患の組合せで最も関連が強いのはどれか。
1. ドパミン ― 脳血管性認知症
2. セロトニン ― うつ病
3. ヒスタミン ― Alzheimer〈アルツハイマー〉病
4. アセチルコリン ― 統合失調症2
入院集団精神療法において、看護師が担うリーダーの役割で正しいのはどれか。2つ選べ。
1. 患者間の発言量を均等にする。
2. 沈黙も意味があると受け止める。
3. メンバーの座る位置を固定する。
4. 患者の非言語的サインに注目する。
5. 話題が変わった場合はすぐに戻す。2.4
認知行動療法で患者に期待できる効果はどれか。
1. 物事の捉え方のゆがみが修正される。
2. 自ら催眠状態に導くことができるようになる。
3. 過去の自分の態度についての自己洞察が深まる。
4. 自分の状態をあるがままに受け入れることができるようになる。1
生活技能訓練〈SST〉について正しいのはどれか。
1. 退院支援プログラムの1つである。
2. 診断を確定する目的で実施される。
3. セルフヘルプグループの一種である。
4. 精神分析の考え方を応用したプログラムである。1
修正型電気けいれん療法について正しいのはどれか。2つ選べ。
1. 磁気を用いる。
2. 局所麻酔下で行う。
3. 筋弛緩薬を用いる。
4. 発生頻度の高い有害事象は骨折である。
5. 薬物治療抵抗性のうつ病は適応になる。3.5
精神疾患患者の家族の感情表出〈expressed emotion:EE〉について正しいのはどれか。
1. 家族の訴えが明確になる。
2. 認知行動療法の技法である。
3. 統合失調症の再発に関連がある。
4. 家族のストレス対処として効果的である。3
精神科デイケアの目的で最も適切なのはどれか。
1. 陽性症状を鎮静化する。
2. 家族の疾病理解を深める。
3. 単身で生活できるようにする。
4. 対人関係能力の向上を目指す。4
都道府県知事の任命を受けて、精神保健福祉センターで精神障害者や家族の相談を行うのはどれか。
1. ゲートキーパー
2. ピアサポーター
3. 精神保健福祉相談員
4. 退院後生活環境相談員3
断酒会について正しいのはどれか。
1. 講義が中心である。
2. 看護師がリーダーを務める。
3. 共通の悩みを持つメンバーで構成される。
4. 飲酒した時は退会する3
Aさん(22歳、統合失調症)は父親、母親、妹との4人暮らし。高校卒業後、アルバイトをしていたが、症状の悪化によって初めて精神科病院に入院した。退院後に一般企業で働きたいと希望している。
看護師がAさんに提案するサービスで適切なのはどれか。
1. 行動援護
2. 就労移行支援
3. 自立生活援助
4. 地域定着支援2
精神障害者保健福祉手帳で正しいのはどれか。
1. 知的障害も交付対象である。
2. 取得すると住民税の控除対象となる。
3. 交付によって生活保護費の支給が開始される。
4. 疾病によって障害が永続する人が対象である。2
自殺念慮を訴える患者で、自殺が最も切迫している状態はどれか。
1. 自殺の手段が未定である。
2. 自殺する日を決めている。
3. 将来の希望について時々話す。
4. 普段と変わらない様子で生活している。2
医療現場における暴力について正しいのはどれか。2つ選べ。
1. 精神科に特有のものである。
2. 病室環境は誘因にならない。
3. 目撃者は被害者に含まれない。
4. 暴力予防プログラムに合わせて対処する。
5. 発生を防止するためには組織的な体制の整備が重要である。4.5
精神保健医療福祉に関する法律について正しいのはどれか。2つ選べ。
1. 自殺対策基本法に基づき自殺総合対策大綱が策定されている。
2. 障害者基本法の対象は身体障害と精神障害の2障害と規定されている。
3. 発達障害者支援法における発達障害の定義には統合失調症が含まれる。
4. 精神通院医療の公費負担は精神保健福祉法による自立支援医療で規定されている。
5. 犯罪被害者等基本法は犯罪被害者等の権利利益の保護を図ることを目標としている。1.5
精神保健及び精神障害者福祉に関する法律で、平成25年(2013年)に改正された内容はどれか。
1. 保護者制度の廃止
2. 自立支援医療の新設
3. 精神保健指定医制度の導入
4. 精神分裂病から統合失調症への呼称変更1
現在の日本の精神医療で正しいのはどれか。
1. 精神保健福祉センターは各市町村に設置されている。
2. 精神病床に入院している患者の疾患別内訳では認知症が最も多い。
3. 精神障害者保健福祉手帳制度によって通院医療費の給付が行われる。
4. 人口当たりの精神病床数は経済協力開発機構〈OECD〉加盟国の中では最も多い。4
精神保健指定医について正しいのはどれか。
1. 医療法で規定されている。
2. 都道府県知事が指定する。
3. 障害年金の支給判定を行う。
4. 精神科病院入院患者の行動制限にかかわる医学的判定を行う。4
精神保健及び精神障害者福祉に関する法律〈精神保健福祉法〉に規定された入院形態で、精神保健指定医2名以上により、精神障害者であり、かつ、医療及び保護のために入院させなければその精神障害のために自身を傷つけ又は他人に害を及ぼすおそれがあると診察の結果が一致した場合に適用されるのはどれか。
1. 応急入院
2. 措置入院
3. 任意入院
4. 医療保護入院
5. 緊急措置入院2
精神科病院に医療保護入院をしている患者から退院請求があった。入院継続の適否について判定するのはどれか。
1. 保健所
2. 地方裁判所
3. 精神医療審査会
4. 地方精神保健福祉審議会3
精神保健及び精神障害者福祉に関する法律〈精神保健福祉法〉に定められている隔離について正しいのはどれか。
1. 隔離の理由は解除する時に患者に説明する。
2. 開始した日時とその理由を診療録に記載する。
3. 隔離室には同時に2人の患者まで入室可能である。
4. 行動制限最小化委員会で開始の必要性を判断する。2
精神保健及び精神障害者福祉に関する法律〈精神保健福祉法〉において、精神科病院で隔離中の患者に対し、治療上で必要な場合に制限できるのはどれか。
1. 家族との面会
2. 患者からの信書の発信
3. 患者からの退院の請求
4. 人権擁護に関する行政機関の職員との電話1
精神医療におけるピアサポーターの活動について正しいのはどれか。2つ選べ。
1. 訪問活動は禁止されている。
2. 活動には専門家の同行が条件となる。
3. ピアサポーター自身の回復が促進される。
4. 精神保健医療福祉サービスの利用を終了していることが条件となる。
5. 自分の精神障害の経験を活かして同様の体験をしている人を支援する。3.5
リエゾン精神看護の活動はどれか。
1. 行動制限の指示
2. 向精神薬の処方
3. 他科への転棟指示
4. コンサルテーションへの対応4
Aさん(19歳、男性、専門学校生)は、1人暮らし。「皆が自分を嫌っている」と言い、昨年から学校を休学し、アパートに引きこもるようになった。先週、夜中に大声で叫ぶ日が続いたため、アパートの管理人が両親へ連絡をした。連絡の翌日、Aさんの両親が訪ねてみると、Aさんは「隣の人に嫌がらせを受けている。助けてくれ」と叫び続けたため、両親とともに精神科病院へ行き、その日のうちに任意入院となった。Aさんは統合失調症と診断され、抗精神病薬による治療が開始された。
問題1
Aさんは、入院後10日から日中に臥床するようになった。夜間は熟睡している。食事の時間に食堂に遅れてくることが多い。看護師と会話をするようになったが、他の入院患者への被害妄想がある。
この時期の看護師の対応で最も適切なのはどれか。
1. 食事介助をする。
2. 一緒に院内を散歩する。
3. 他の入院患者との交流を促す。
4. 日中に臥床しているときは声かけを控える。2
入院後1か月。Aさんは洗面所でボーッとしていることが多くなり、頭痛や倦怠感を訴えることが多くなった。
身体所見:身長170cm、6時の体重60kg、17時の体重63kg、体温36.4℃、呼吸数18/分、脈拍76/分、血圧124/70mmHg。
検査所見:クレアチンキナーゼ〈CK〉 190IU/L〈U/L〉、空腹時血糖102mg/dL、HbA1c 5.0%、Na 128mEq/L、K 3.5mEq/L、総コレステロール180mg/dL、HDLコレステロール45mg/dL。
Aさんの状況で最も考えられるのはどれか。
1. 水中毒
2. 悪性症候群
3. セロトニン症候群
4. メタボリック症候群1
入院後2か月。Aさんは症状も落ち着いてきたため、退院の準備をすることになった。Aさんは看護師に「病気はすっかりよくなったのに、ずっと薬を飲まなければならないのか。体がだるく、体力が落ちた気がする。朝から学校へ行けるかどうか心配だ」と話した。
Aさんの退院の準備のために行う支援で優先度が高いのはどれか。
1. 服薬心理教育
2. 食事への援助
3. 筋力トレーニングの指導
4. アサーティブトレーニングの指導1
Aさん(35歳、男性、会社員)は妻(32歳、主婦)と子ども(2歳)と3人暮らし。5年前にうつ病と診断された。半年前に営業部門に異動し、帰宅後も深夜まで仕事をする日が続いていた。「仕事のことが気になってしまい、焦りと不安ばかりが増して眠れない。会社に行くのが苦しい、入院させてもらえないか」と訴えがあり、休養と薬物の調整を目的として精神科病院に入院となった。入院後、Aさんから「実は薬を飲むのが嫌で、途中から飲むのをやめていたんです。薬を飲みたくないのですが、どうしたらよいでしょうか」と看護師に相談があった。
問題1
看護師のAさんへの対応で最も適切なのはどれか。
1. 薬を飲みたくない理由を尋ねる。
2. 薬を飲むことを約束してもらう。
3. 自己判断で薬をやめたことへの反省を促す。
4. 薬の管理はAさんの妻にしてもらうよう勧める。1
入院後1か月、面会に来た妻から、「夫の会社から休業給付が出ないかもしれないと言われました。子どもが小さく、生活費もかかるので、入院費用が払えるか心配です」と看護師に相談があった。
妻の相談に関して、看護師が連携する職種として最も適切なのはどれか。
1. 公認心理師
2. 作業療法士
3. 理学療法士
4. 精神保健福祉士4
Aさんのうつ症状は改善し、多職種で退院に向けた話し合いを始めた。会社の休職制度を利用し休んでいるAさんは、「薬が効いたので、今後も薬を飲み続けることが大切だと思っている。異動したばかりなので仕事に早く戻らなければと思うが、休職してからずっと入院しているので、すぐに働ける自信がない」と看護師に話した。
退院に向けてAさんが利用する社会資源で適切なのはどれか。
1. 就労継続支援
2. リワーク支援
3. 障害者社会適応訓練事業
4. ジョブコーチによる支援2
Aさん(23歳、女性)。両親との3人暮らし。Aさんは大学受験に失敗して以来、自宅に引きこもりがちになった。1年前から手洗いを繰り返すようになり、最近では夜中も起き出して手を洗い、手の皮膚が荒れてもやめなくなった。心配した母親が付き添って受診したところ、Aさんは強迫性障害と診断された。母親は、Aさんについて「中学生までは成績優秀で、おとなしい子どもだった」と言う。Aさんには極度に疲労している様子がみられたことから、その日のうちに任意入院となった。
問題1
入院後、Aさんは主治医と話し合い、1日の手洗いの回数を決めたが、毎日その回数を超えて手洗いを続けている。看護師が確認するといつも洗面所にいる。
Aさんが決めた回数を超えて洗面所で手洗いを続けているときに、看護師がとる対応で適切なのはどれか。
1. 手洗いを続けてしまうことについてAさんと一緒に話し合う。
2. 病棟は清潔であることをAさんに説明する。
3. 主治医にAさんの隔離について相談する。
4. Aさんと決めた手洗いの回数を増やす1
Aさんは、食事の時間以外は他の患者との接触を避け、病室で1人で過ごしている。両親は共働きで、毎日面会に来ることはできない。Aさんは自宅に面会の催促の電話をかけては母親と口論している。Aさんとの関わりに心身ともに疲れ果てた母親が、看護師に相談してきた。
母親への看護師の対応で最も適切なのはどれか。
1. 父親と交代で毎日面会に来るよう勧める。
2. Aさんからの自宅への連絡を制限することを約束する。
3. Aさんの代わりに看護師がAさんの苦悩を母親に伝える。
4. Aさんと母親との話し合いに看護師が同席することを提案する。4
入院1か月後、手洗い行為は軽減してきた。Aさんはカーテンを閉め切って1人で過ごしていることが多いが、担当看護師や主治医とは治療についての話ができるようになってきた。Aさんは「薬を飲む以外にできることはありますか」と聞いてきた。
このときのAさんに最も有効と考えられるのはどれか。
1. 催眠療法
2. 作業療法
3. 認知行動療法
4. 就労移行支援3
障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律〈障害者総合支援法〉に基づき、精神障害者に適用されるのはどれか。
1. 障害基礎年金
2. 一定割合の雇用義務
3. 精神障害者保健福祉手帳
4. 自立支援医療(精神通院医療)4
精神保健及び精神障害者福祉に関する法律〈精神保健福祉法〉に基づく入院形態で正しいのはどれか。2つ選べ。
1. 応急入院は72時間以内に限られている。
2. 緊急措置入院中の患者は本人と家族が希望すれば退院できる。
3. 措置入院中の患者は精神医療審査会へ退院請求を申し出ることができる。
4. 精神保健指定医は任意入院中の患者について入院継続を必要と判断しても、退院を制限できない。
5. 医療保護入院のためには入院の必要性に関する2名の精神保健指定医の一致した判断が必要である1.3
Aさん(20歳、女性)は境界性人格〈パーソナリティ〉障害の診断を受け、精神科外来に通院中である。ある日、人間関係のトラブルから処方されていた睡眠薬を過量服薬して自殺企図をしたところを家族に発見され、救命救急センターに搬送された。
問題1
Aさんは救急外来で治療を受け会話ができるまでに回復した。
Aさんへの看護師の最初の対応で適切なのはどれか。
1. 過量服薬した場面の振り返りを促す。
2. 現在の希死念慮の有無について確認する。
3. 大量の睡眠薬を飲まずに残していた理由を追及する。
4. Aさんと看護師の間で二度と過量服薬しないと約束する。2
Aさんは身体的な治療を受けた後、精神科病棟に入院することになった。入院3日の22時、Aさんがハサミを貸してほしいとナースステーションに来た。日勤の看護師がいる時間帯のみ付き添いでハサミの貸出が可能という主治医からの指示を伝えると「看護師Bは貸してくれたのに。こんなひどい対応をする看護師はあなただけだ」と話し、その場を動かない。
このときのAさんへの対応で適切なのはどれか。
1. ハサミの使用目的を聞く。
2. 看護師付き添いのもとハサミを貸し出す。
3. 看護師Bが誤った対応をしたと説明する。
4. Aさんの行動が心配なので貸し出せないと伝える。1
入院1週、Aさんは看護師ごとに言動や態度を変えることが多く、病棟ではAさんに対して共感を示す看護師と、拒否的な態度を示す看護師に分かれてしまった。そのため、病棟の看護師はチームでの対応についてカンファレンスを行った。
Aさんへの看護師のチームとしての対応で適切なのはどれか。
1. Aさんと看護師が関わる頻度を減らす。
2. Aさんに共感を示す看護師に担当を固定する。
3. Aさんに対する感情を看護師同士で表出しないように統一する。
4. Aさんの行動が患者-看護師関係にもたらす影響について評価する。4
Aさん(57歳、男性、無職)は妻(55歳、会社員)と2人で暮らしている。Aさんは、飲酒が原因で仕事での遅刻や無断欠勤が続いたため1年前に職場を解雇された。その後も朝から自宅で飲酒する生活が続き、体調が悪化したため受診し、アルコール性肝硬変とアルコール依存症と診断された。医師から断酒を指導されていたが実行できず通院していなかった。
Aさんは最近、倦怠感が強く食欲がなく、1週前から飲酒もできなくなった。妻に付き添われて受診した際、外来のトイレで吐血し倒れ食道静脈瘤破裂と診断され入院した。
身体所見:呼びかけに応じるが反応が遅い。腹水や浮腫はない。手指の振戦はない。体温37.0℃、呼吸数22/分、脈拍98/分、整、血圧92/50mmHg、経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉98%(room air)。
問題1
入院時、Aさんへの看護師の対応で適切なのはどれか。
1. 上半身を挙上する。
2. 身体を側臥位にする。
3. 頭部の冷罨法を行う。
4. 酸素療法の準備をする2
入院当日、Aさんは緊急に内視鏡的治療を受けた。入院7日、Aさんは食道静脈瘤の治療のため、食道静脈瘤硬化療法を受けることになった。治療前のバイタルサインは、体温36.7℃、呼吸数16/分、脈拍72/分、整、血圧126/70mmHgである。検査所見は、血小板15万/μL、プロトロンビン時間〈PT〉10秒85%である。入院後は吐血していない。
Aさんが食道静脈瘤硬化療法を受けた直後に注意すべき症状はどれか。
1. 下 血
2. 胸部痛
3. 皮下出血
4. 手指の振戦2
Aさんは食道静脈瘤硬化療法を終えて、アルコール依存症の治療を受けるために精神科病院に転院した。
転院して2か月、病棟ではAさんの退院に向けた話し合いが進められている。Aさんは「退院した後にお酒をやめられるか自信がない。体力が落ちており、何もしていないとお酒を飲んでしまいそうです」と悩みを打ち明けた。
Aさんへの看護師の声かけで適切なのはどれか。
1. 「断酒をする意思を強く持ちましょう」
2. 「肝硬変があるので、今は安静が必要です」
3. 「入院中も飲酒をやめられているので大丈夫です」
4. 「アルコールの問題で悩んでいる人たちとの話し合いに参加してみましょう」4
精神保健における三次予防はどれか。2つ選べ。
1. うつ病患者のリワーク支援を行う。
2. 災害時の精神的支援を行うボランティアを育成する。
3. 自殺企図をして未遂だった人の希死念慮を確認する。
4. 精神障害者の長期入院による自発性の低下を予防する。
5. 統合失調症のアンチ・スティグマ・キャンペーンを行う。1.4