第114回看護国家試験(午後②)
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101.Aさんは、経過を観察するため入院となった。入院2日、Aさんの全身状態は改善し、食事が開始された。Aさんは歩行時にふらつきがあるため、看護師が見守ることになった。看護師はベッドから離れるときは、ナースコールを押すようにAさんに説明した。そのときAさんは「忘れずにできるかしら」と呟いた。しばらくすると、Aさんが1人で移動しているところを看護師が発見した。
Aさんへの対応で適切なのはどれか。
1.ヒッププロテクターを使用する。
2.ベッドサイドに車椅子を設置する。
3.ナースコールが目立つように目印をつける。
4.爪先が床につくようにベッドの高さを調整する。3
102.入院3日。Aさんは明日の退院が決まった。看護師が朝食後に抗認知症薬の配薬に行くと、Aさんが「もう薬の時間ですか」と言った。また、自分の病室を間違えることが数回あった。
Aさんが退院後の在宅療養を継続するために、看護師が担当の介護支援専門員へ伝える情報で最も適切なのはどれか。
1.歩行状態
2.食事の摂取量
3.入院中の治療内容
4.認知機能障害の出現状況4
次の文を読み103~105の問いに答えよ。
A君(12歳、男児)は、肥満を心配した保護者に連れられて来院した。A君と保護者は、医師から「1日の食事内容を毎日記録し、1週後に再診してください」と説明された。
既往歴と家族歴:特記すべきことはない。
生活歴:スナック菓子などの間食を好む。時間があればポータブル型のゲーム機でサッカーゲームばかりして、就寝時刻は毎晩午前0時を過ぎる。A君は、学校生活は楽しく思っているが朝起きられず遅刻して登校することが多い。また、運動することが嫌いなため運動の習慣はない。
身体所見:身長153.0cm(標準152.4cm)、体重61.7kg(標準44.1kg)。血圧100/60mmHg。心音と呼吸音に異常はない。腹部は平坦、軟で、肝臓と脾臓を触知しない。
103.A君の肥満度(%)に最も近いのはどれか。
1.25
2.30
3.35
4.40
5.454
104.A君の1週間の食事内容の記録によると、野菜が不足し、高カロリーな菓子類や甘い飲み物を好んで摂取していることが判明した。A君と保護者は「食事内容を見直し、体重を減らすことが大切です」と医師から説明され、食事摂取基準のパンフレットを渡された。パンフレットには、学童期の脂質エネルギー比率(%エネルギー)は20~30%と記載されている。A君が診療を終えて帰宅する際、保護者は看護師に「痩せるために脂質は可能な限り0%にしないとだめですね」と話した。
脂質エネルギー比率(%エネルギー)に関する看護師の助言で適切なのはどれか。
1.「標準的な目標量である25%程度が良いですよ」
2.「当面は35%くらいだとストレスがないでしょう」
3.「その通りです。0%に近づける努力をしましょう」
4.「10%程度で成人になるまで続けるのが効果的です」
5.「脂質は急に減らさず、野菜の摂取で栄養を補いましょう」1
105.A君の保護者は「この機会に、Aの生活リズムの乱れも改善したいと思います。どんなことから始めるのが良いですか」と看護師に尋ねた。
看護師の説明で適切なのはどれか。
1.「ゲーム機で遊ぶのを禁止しましょう」
2.「起床したら朝日を浴びると良いでしょう」
3.「サッカークラブに所属すると良いでしょう」
4.「しばらく学校を休ませて自宅で生活リズムを整えましょう」2
次の文を読み106~108の問いに答えよ。
A君(5歳6か月、男児)は、二分脊椎のため、繰り返し使用できるカテーテルによる間欠的自己導尿を両親が実施している。現在、間欠的自己導尿は、保育所での実施を含めて1日6回行うよう医師が指示しており、自宅では両親が導尿している。A君は下肢の運動機能障害があるが、自分で車椅子からトイレに移動でき、指先の微細な動きもできる。
外来受診の際に母親から「地元の小学校に入学予定です。小学生になったら自分で導尿できたほうが良いと聞きました。Aも間欠的自己導尿をやってみたい、と言っています。どのように進めたらよいか分からず、焦っています」と看護師に相談があった。
106.母親への説明で、最も適切なのはどれか。
1.「手順の中で、A君ができることを段階的に行いましょう」
2.「手技の失敗を繰り返すことが、A君の自信につながります」
3.「入学までに、A君が自分で最後までできるようにしましょう」
4.「最初のステップは、A君がカテーテルの挿入を自分でできることです」1
107.その後、看護師は、A君が小学校で自立して間欠的自己導尿ができるようケア計画を立てた。
間欠的自己導尿の実施についてA君に伝えることで適切なのはどれか。
1.「おしっこの出口をきれいにするため外側から内側に向かって拭くよ」
2.「カテーテルの先はピンセット<鑷子>で持つよ」
3.「カテーテルを入れておしっこが出てきたらその位置でカテーテルを止めるよ」
4.「おしっこが出なくなったらカテーテルを急いで抜くよ」3
108.11歳になったA君は間欠的自己導尿を自分で実施している。本日の定期受診時の尿検査で、尿蛋白+、赤血球(ー)、白血球2+、尿の混濁+の所見がみられた。
受診に付き添った父親から「最近、Aは親の言うことを聞かないし、あまり口をきいてくれません。家では自立して間欠的自己導尿を行っていますが、学校でもやっているのか心配です」と発言があった。A君の水分摂取や運動の状況は以前と変わらない。
外来看護師の対応で最も適切なのはどれか。
1.導尿の必要性をA君に説明する。
2.学校での導尿の状況についてA君と話す。
3.父親に、親が学校に行って導尿を実施するよう伝える。
4.導尿の手順が書かれた表を渡し、できたところにA君にシールを貼ってもらう。2
次の文を読み109~111の問いに答えよ。
Aさん(30歳、初産婦)は妊娠39週3日で陣痛発来した。その後、陣痛が増強して順調な分娩進行と診断され、入院後に分娩した。
Aさんの分娩経過を以下に示す。
2時00分 陣痛周期10分
5時30分 入室
15時00分 分娩室入室
15時30分 子宮口全開大
15時40分 自然破水
16時20分 児娩出
16時30分 胎盤娩出
18時30分 帰室
109.Aさんの分娩所要時間はどれか。
1.13時間00分
2.14時間20分
3.14時間30分
4.16時間30分3
110.分娩直後の出血量は300mLであった。分娩後1時間の出血量20mL、子宮底は臍下2横指で硬度良好、脈拍75/分、血圧100/74mmHgであった。分娩後2時間の出血は20mL、子宮底は臍下1横指で硬度良好。脈拍75/分、血圧126/56mmHgであった。児への早期授乳後に下腹部の痛みを訴えている。尿意があり少量の排尿があった。
Aさんのアセスメントで適切なのはどれか。
1.尿閉である。
2.下腹部痛は異常である。
3.子宮復古が良好である。
4.分娩時異常出血である。3
111.児は出生2時間後、寝衣を着用しコットに収容された。児のバイタルサインは、体温(腋窩温)36.4℃、呼吸数40/分、心拍数120/分であった。また末梢の冷感はあるが、チアノーゼは認めなかった。排尿、排便はない。児の頬を軽く突くと刺激の方向を向き、口を開ける動作がみられる。また、腋窩と鼠径部に胎脂が付着している。
このときに必要なケアはどれか。
1.掛け物を温めたものに交換する。
2.口腔内吸引をする。
3.肛門刺激をする。
4.沐浴をする。1
次の文を読み112~114の問いに答えよ。
Aさん(21歳、女性、大学生)は1人で暮らしている。友人関係のトラブルでうつ状態になり、3か月前から精神科クリニックへの通院を開始した。頓用の抗不安薬を処方され不安が高まったときに服用していたが、徐々に酩酊や陶酔感を得るために服用するようになった。最近は指示された抗不安薬の量では酩酊や陶酔感が得られなくなってきたため、数日分の薬を溜めて一度に大量に服用するようになった。抗不安薬を大量に使用した翌日は大学を休むことが続いていた。
112.Aさんの現在の状態はどれか。
1.急性中毒の状態である。
2.拘禁反応が出現している。
3.有害な使用<乱用>である。
4.フラッシュバックが出現している。3
113.ある日の夜、Aさんと突然連絡がつかなくなったことを心配した母親が、Aさんのアパートを訪ねると、意識を失っているAさんを発見した。すぐに救急車を呼び、Aさんは救命救急センターへ搬送された。翌朝、同じ病院の精神科病棟に転棟し、器質的検査および生理的検査では異常が認められなかった。救急隊からの情報によると、アパートには抗不安薬を大量に服用した痕跡があった。
入院後48時間から72時間にかけてAさんに出現する可能性が高い症状はどれか。
1.幻覚
2.感情鈍麻
3.思考途絶
4.妄想気分1
114.入院後5日、物質使用障害<依存症>の診断を受け、治療によって状態が安定したAさんは退院の準備をすることになった。Aさんは1人暮らしを続けながら復学を希望している。
Aさんに利用を勧める社会資源はどれか。
1.行動援護
2.同行援護
3.セルフヘルプグループ
4.共同生活援助<グループホーム>3
次の文を読み115~117の問いに答えよ。
Aさん(65歳、女性)は、夫と2人で暮らしている。友人の死去後、食事量が減り、1か月前から気分の落ち込みが強くなった。夫が積極的に散歩に誘っても、Aさんは「体がだるい」「何をしても意味がない」と話し、寝つきも悪くなり、日中ほとんどの時間を臥床して過ごすようになった。心配した夫に連れられて精神科外来を受診したところ、うつ病と診断され、選択的セロトニン再取り込み阻害薬<SSRI>と不眠時の睡眠薬が処方された。夫から精神科外来の看護師に「日常生活で気を付けることはありますか」と質問があった。
115.Aさんと夫に看護師が説明する内容で適切なのはどれか。
1.「毎朝運動をする習慣を作りましょう」
2.「食欲がないときは食事の回数を減らしましょう」
3.「薬の飲み始めは吐き気や下痢に注意してください」
4.「眠れないときは睡眠薬を早朝に飲んで構いません」3
116.Aさんの症状は半年ほどで落ち着き、夫との散歩や料理を楽しみ、特に問題なく過ごせるようになった。精神科受診を終了して1年度、Aさんは再び家にこもりがちになった。夫の話では、急に料理の作り方や人の名前を何度も確認するなど、家事に時間がかかるようになった。Aさんは「何もできないと思っているでしょ」とささいなことに怒ったり、急に泣き出すことが増え、夫と一緒に精神科外来を再受診した。
頭部MRI検査の結果、多発性脳梗塞がみられ、血管性認知症と診断された。Aさんは「自分が認知症なんて信じられない。もう治らない」と話した。
Aさんに認められるのはどれか。2つ選べ。
1.感情失禁
2.観念奔逸
3.脅迫行為
4.心気妄想
5.実行機能障害1.5
117.Aさんは要介護2の認定を受け、介護サービスを検討することになった。体調が良いときは、夫の料理を手伝ったり散歩に出かけている。排泄や着替えは時間をかけて1人で行えるが、入浴は夫の介助が必要である。夫は「入浴のサポートを受けたり、自分が不在のときに泊まれる場所はないか」と話している。外来看護師がAさんの希望を聞くと「人が多い場所は苦手です。家の近くで好きなときに通えたり、家に来てもらえると安心です」と話した。
Aさんに紹介するサービスで適切なのはどれか。
1.小規模多機能型居宅介護
2.認知症対応型通所介護
3.自立訓練
4.療養介護1
次の文を読み118~120の問いに答えよ。
午後1時に震度6強の地震が発生し、避難所が開設された。地震発生の2時間後、避難所に救護所が設置され、近隣の病院から医療救護班が派遣された。医療救護班が複数の被災者に対応するなか、Aさん(54歳、男性)が搬送されてきた。Aさんは右大腿部に4cmの切創があり出血部位をタオルで押さえている。すぐに看護師が切創部の処置を介助することになった。
118.このときの看護師の感染予防対策で正しいのはどれか。
1.ゴーグルを装着して処置の介助を行う。
2.使い捨て手袋を1時間ごとに交換する。
3.処置を行う前に破傷風のワクチンを受ける。
4.看護師が着用するガウンにAさん用と記載しAさん専用にする。1
119.発災翌日、避難所には150名ほどの避難者が登録をしている。医療救護班の医師から「この数日間で、インフルエンザの患者が病院で増えている。避難所でも注意したほうがよい」と看護師に助言があった。看護師は避難所運営者と連携して、避難所でのインフルエンザの集団発生防止策を立てることにした。午前9時現在、避難者の中には発熱や咳をしている有症者はいない。
避難所での集団感染を防止する対策で適切なのはどれか。
1.避難所の床を毎日アルコールで清掃する。
2.共同のトイレにあるタオルを毎日交換する。
3.避難所の居住スペースの換気を1日1回行う。
4.避難所に入所時からの体調を健康チェック表に記載してもらう。4
120.発災3日後、Bさん(72歳、男性)が救護所を訪れた。地震で自宅が半壊したため、妻と避難所で生活している。Bさんは、左胸部から左腋窩にかけてピリピリとした持続する痛みを訴えた。看護師が観察すると、痛みの部位に沿って水疱を伴う浮腫性紅斑が確認できた。体温36.5℃、呼吸数12/分、脈拍66/分、血圧126/80mmHg。
看護師がBさんに行う観察で優先度が高いのはどれか。
1.痛みの持続時間を問診する。
2.1週間の睡眠状況を問診する。
3.痛みが限局しているか触診する
4.全身性の浮腫性紅斑か視診する。
5.ステロイド薬の長期投与の有無を問診する。4
101.Aさんは、経過を観察するため入院となった。入院2日、Aさんの全身状態は改善し、食事が開始された。Aさんは歩行時にふらつきがあるため、看護師が見守ることになった。看護師はベッドから離れるときは、ナースコールを押すようにAさんに説明した。そのときAさんは「忘れずにできるかしら」と呟いた。しばらくすると、Aさんが1人で移動しているところを看護師が発見した。
Aさんへの対応で適切なのはどれか。
1.ヒッププロテクターを使用する。
2.ベッドサイドに車椅子を設置する。
3.ナースコールが目立つように目印をつける。
4.爪先が床につくようにベッドの高さを調整する。3
102.入院3日。Aさんは明日の退院が決まった。看護師が朝食後に抗認知症薬の配薬に行くと、Aさんが「もう薬の時間ですか」と言った。また、自分の病室を間違えることが数回あった。
Aさんが退院後の在宅療養を継続するために、看護師が担当の介護支援専門員へ伝える情報で最も適切なのはどれか。
1.歩行状態
2.食事の摂取量
3.入院中の治療内容
4.認知機能障害の出現状況4
次の文を読み103~105の問いに答えよ。
A君(12歳、男児)は、肥満を心配した保護者に連れられて来院した。A君と保護者は、医師から「1日の食事内容を毎日記録し、1週後に再診してください」と説明された。
既往歴と家族歴:特記すべきことはない。
生活歴:スナック菓子などの間食を好む。時間があればポータブル型のゲーム機でサッカーゲームばかりして、就寝時刻は毎晩午前0時を過ぎる。A君は、学校生活は楽しく思っているが朝起きられず遅刻して登校することが多い。また、運動することが嫌いなため運動の習慣はない。
身体所見:身長153.0cm(標準152.4cm)、体重61.7kg(標準44.1kg)。血圧100/60mmHg。心音と呼吸音に異常はない。腹部は平坦、軟で、肝臓と脾臓を触知しない。
103.A君の肥満度(%)に最も近いのはどれか。
1.25
2.30
3.35
4.40
5.454
104.A君の1週間の食事内容の記録によると、野菜が不足し、高カロリーな菓子類や甘い飲み物を好んで摂取していることが判明した。A君と保護者は「食事内容を見直し、体重を減らすことが大切です」と医師から説明され、食事摂取基準のパンフレットを渡された。パンフレットには、学童期の脂質エネルギー比率(%エネルギー)は20~30%と記載されている。A君が診療を終えて帰宅する際、保護者は看護師に「痩せるために脂質は可能な限り0%にしないとだめですね」と話した。
脂質エネルギー比率(%エネルギー)に関する看護師の助言で適切なのはどれか。
1.「標準的な目標量である25%程度が良いですよ」
2.「当面は35%くらいだとストレスがないでしょう」
3.「その通りです。0%に近づける努力をしましょう」
4.「10%程度で成人になるまで続けるのが効果的です」
5.「脂質は急に減らさず、野菜の摂取で栄養を補いましょう」1
105.A君の保護者は「この機会に、Aの生活リズムの乱れも改善したいと思います。どんなことから始めるのが良いですか」と看護師に尋ねた。
看護師の説明で適切なのはどれか。
1.「ゲーム機で遊ぶのを禁止しましょう」
2.「起床したら朝日を浴びると良いでしょう」
3.「サッカークラブに所属すると良いでしょう」
4.「しばらく学校を休ませて自宅で生活リズムを整えましょう」2
次の文を読み106~108の問いに答えよ。
A君(5歳6か月、男児)は、二分脊椎のため、繰り返し使用できるカテーテルによる間欠的自己導尿を両親が実施している。現在、間欠的自己導尿は、保育所での実施を含めて1日6回行うよう医師が指示しており、自宅では両親が導尿している。A君は下肢の運動機能障害があるが、自分で車椅子からトイレに移動でき、指先の微細な動きもできる。
外来受診の際に母親から「地元の小学校に入学予定です。小学生になったら自分で導尿できたほうが良いと聞きました。Aも間欠的自己導尿をやってみたい、と言っています。どのように進めたらよいか分からず、焦っています」と看護師に相談があった。
106.母親への説明で、最も適切なのはどれか。
1.「手順の中で、A君ができることを段階的に行いましょう」
2.「手技の失敗を繰り返すことが、A君の自信につながります」
3.「入学までに、A君が自分で最後までできるようにしましょう」
4.「最初のステップは、A君がカテーテルの挿入を自分でできることです」1
107.その後、看護師は、A君が小学校で自立して間欠的自己導尿ができるようケア計画を立てた。
間欠的自己導尿の実施についてA君に伝えることで適切なのはどれか。
1.「おしっこの出口をきれいにするため外側から内側に向かって拭くよ」
2.「カテーテルの先はピンセット<鑷子>で持つよ」
3.「カテーテルを入れておしっこが出てきたらその位置でカテーテルを止めるよ」
4.「おしっこが出なくなったらカテーテルを急いで抜くよ」3
108.11歳になったA君は間欠的自己導尿を自分で実施している。本日の定期受診時の尿検査で、尿蛋白+、赤血球(ー)、白血球2+、尿の混濁+の所見がみられた。
受診に付き添った父親から「最近、Aは親の言うことを聞かないし、あまり口をきいてくれません。家では自立して間欠的自己導尿を行っていますが、学校でもやっているのか心配です」と発言があった。A君の水分摂取や運動の状況は以前と変わらない。
外来看護師の対応で最も適切なのはどれか。
1.導尿の必要性をA君に説明する。
2.学校での導尿の状況についてA君と話す。
3.父親に、親が学校に行って導尿を実施するよう伝える。
4.導尿の手順が書かれた表を渡し、できたところにA君にシールを貼ってもらう。2
次の文を読み109~111の問いに答えよ。
Aさん(30歳、初産婦)は妊娠39週3日で陣痛発来した。その後、陣痛が増強して順調な分娩進行と診断され、入院後に分娩した。
Aさんの分娩経過を以下に示す。
2時00分 陣痛周期10分
5時30分 入室
15時00分 分娩室入室
15時30分 子宮口全開大
15時40分 自然破水
16時20分 児娩出
16時30分 胎盤娩出
18時30分 帰室
109.Aさんの分娩所要時間はどれか。
1.13時間00分
2.14時間20分
3.14時間30分
4.16時間30分3
110.分娩直後の出血量は300mLであった。分娩後1時間の出血量20mL、子宮底は臍下2横指で硬度良好、脈拍75/分、血圧100/74mmHgであった。分娩後2時間の出血は20mL、子宮底は臍下1横指で硬度良好。脈拍75/分、血圧126/56mmHgであった。児への早期授乳後に下腹部の痛みを訴えている。尿意があり少量の排尿があった。
Aさんのアセスメントで適切なのはどれか。
1.尿閉である。
2.下腹部痛は異常である。
3.子宮復古が良好である。
4.分娩時異常出血である。3
111.児は出生2時間後、寝衣を着用しコットに収容された。児のバイタルサインは、体温(腋窩温)36.4℃、呼吸数40/分、心拍数120/分であった。また末梢の冷感はあるが、チアノーゼは認めなかった。排尿、排便はない。児の頬を軽く突くと刺激の方向を向き、口を開ける動作がみられる。また、腋窩と鼠径部に胎脂が付着している。
このときに必要なケアはどれか。
1.掛け物を温めたものに交換する。
2.口腔内吸引をする。
3.肛門刺激をする。
4.沐浴をする。1
次の文を読み112~114の問いに答えよ。
Aさん(21歳、女性、大学生)は1人で暮らしている。友人関係のトラブルでうつ状態になり、3か月前から精神科クリニックへの通院を開始した。頓用の抗不安薬を処方され不安が高まったときに服用していたが、徐々に酩酊や陶酔感を得るために服用するようになった。最近は指示された抗不安薬の量では酩酊や陶酔感が得られなくなってきたため、数日分の薬を溜めて一度に大量に服用するようになった。抗不安薬を大量に使用した翌日は大学を休むことが続いていた。
112.Aさんの現在の状態はどれか。
1.急性中毒の状態である。
2.拘禁反応が出現している。
3.有害な使用<乱用>である。
4.フラッシュバックが出現している。3
113.ある日の夜、Aさんと突然連絡がつかなくなったことを心配した母親が、Aさんのアパートを訪ねると、意識を失っているAさんを発見した。すぐに救急車を呼び、Aさんは救命救急センターへ搬送された。翌朝、同じ病院の精神科病棟に転棟し、器質的検査および生理的検査では異常が認められなかった。救急隊からの情報によると、アパートには抗不安薬を大量に服用した痕跡があった。
入院後48時間から72時間にかけてAさんに出現する可能性が高い症状はどれか。
1.幻覚
2.感情鈍麻
3.思考途絶
4.妄想気分1
114.入院後5日、物質使用障害<依存症>の診断を受け、治療によって状態が安定したAさんは退院の準備をすることになった。Aさんは1人暮らしを続けながら復学を希望している。
Aさんに利用を勧める社会資源はどれか。
1.行動援護
2.同行援護
3.セルフヘルプグループ
4.共同生活援助<グループホーム>3
次の文を読み115~117の問いに答えよ。
Aさん(65歳、女性)は、夫と2人で暮らしている。友人の死去後、食事量が減り、1か月前から気分の落ち込みが強くなった。夫が積極的に散歩に誘っても、Aさんは「体がだるい」「何をしても意味がない」と話し、寝つきも悪くなり、日中ほとんどの時間を臥床して過ごすようになった。心配した夫に連れられて精神科外来を受診したところ、うつ病と診断され、選択的セロトニン再取り込み阻害薬<SSRI>と不眠時の睡眠薬が処方された。夫から精神科外来の看護師に「日常生活で気を付けることはありますか」と質問があった。
115.Aさんと夫に看護師が説明する内容で適切なのはどれか。
1.「毎朝運動をする習慣を作りましょう」
2.「食欲がないときは食事の回数を減らしましょう」
3.「薬の飲み始めは吐き気や下痢に注意してください」
4.「眠れないときは睡眠薬を早朝に飲んで構いません」3
116.Aさんの症状は半年ほどで落ち着き、夫との散歩や料理を楽しみ、特に問題なく過ごせるようになった。精神科受診を終了して1年度、Aさんは再び家にこもりがちになった。夫の話では、急に料理の作り方や人の名前を何度も確認するなど、家事に時間がかかるようになった。Aさんは「何もできないと思っているでしょ」とささいなことに怒ったり、急に泣き出すことが増え、夫と一緒に精神科外来を再受診した。
頭部MRI検査の結果、多発性脳梗塞がみられ、血管性認知症と診断された。Aさんは「自分が認知症なんて信じられない。もう治らない」と話した。
Aさんに認められるのはどれか。2つ選べ。
1.感情失禁
2.観念奔逸
3.脅迫行為
4.心気妄想
5.実行機能障害1.5
117.Aさんは要介護2の認定を受け、介護サービスを検討することになった。体調が良いときは、夫の料理を手伝ったり散歩に出かけている。排泄や着替えは時間をかけて1人で行えるが、入浴は夫の介助が必要である。夫は「入浴のサポートを受けたり、自分が不在のときに泊まれる場所はないか」と話している。外来看護師がAさんの希望を聞くと「人が多い場所は苦手です。家の近くで好きなときに通えたり、家に来てもらえると安心です」と話した。
Aさんに紹介するサービスで適切なのはどれか。
1.小規模多機能型居宅介護
2.認知症対応型通所介護
3.自立訓練
4.療養介護1
次の文を読み118~120の問いに答えよ。
午後1時に震度6強の地震が発生し、避難所が開設された。地震発生の2時間後、避難所に救護所が設置され、近隣の病院から医療救護班が派遣された。医療救護班が複数の被災者に対応するなか、Aさん(54歳、男性)が搬送されてきた。Aさんは右大腿部に4cmの切創があり出血部位をタオルで押さえている。すぐに看護師が切創部の処置を介助することになった。
118.このときの看護師の感染予防対策で正しいのはどれか。
1.ゴーグルを装着して処置の介助を行う。
2.使い捨て手袋を1時間ごとに交換する。
3.処置を行う前に破傷風のワクチンを受ける。
4.看護師が着用するガウンにAさん用と記載しAさん専用にする。1
119.発災翌日、避難所には150名ほどの避難者が登録をしている。医療救護班の医師から「この数日間で、インフルエンザの患者が病院で増えている。避難所でも注意したほうがよい」と看護師に助言があった。看護師は避難所運営者と連携して、避難所でのインフルエンザの集団発生防止策を立てることにした。午前9時現在、避難者の中には発熱や咳をしている有症者はいない。
避難所での集団感染を防止する対策で適切なのはどれか。
1.避難所の床を毎日アルコールで清掃する。
2.共同のトイレにあるタオルを毎日交換する。
3.避難所の居住スペースの換気を1日1回行う。
4.避難所に入所時からの体調を健康チェック表に記載してもらう。4
120.発災3日後、Bさん(72歳、男性)が救護所を訪れた。地震で自宅が半壊したため、妻と避難所で生活している。Bさんは、左胸部から左腋窩にかけてピリピリとした持続する痛みを訴えた。看護師が観察すると、痛みの部位に沿って水疱を伴う浮腫性紅斑が確認できた。体温36.5℃、呼吸数12/分、脈拍66/分、血圧126/80mmHg。
看護師がBさんに行う観察で優先度が高いのはどれか。
1.痛みの持続時間を問診する。
2.1週間の睡眠状況を問診する。
3.痛みが限局しているか触診する
4.全身性の浮腫性紅斑か視診する。
5.ステロイド薬の長期投与の有無を問診する。4