配電線路は、配電用変電所から家庭や工場にいたるまでの電線路をいう。 その過程で、（　　）を境として、 高圧配電線路と低圧配電線路に分かれる。

高圧配電線路の大部分は電圧が6.6 kVの三相3線式のみが用いられている。

高圧配電線路における（　　）では、 幹線を手動区分開閉器（常時閉）と自動区分開閉器（常時開）によって、適当な区間に分割した線路方式をとっている。

（　　）は、幹線で故障が発生しても無停電で供給を継続できる信頼度の高い特徴をもっており、負荷密度のきわめて高い大都市中心部の大口需要家に用いられている。

低圧配電線路では、一般住宅には単相2線式 100 vが、電力需要の大きい住宅や事務所には単相3線式200vが用いられる。一般の動力には三相3線式 200vが、大規模工場等には三相4線式230/200vが 用いられる。

低圧配電線路の方式は、放射状方式が一般に用いられ、大都市周辺の需要密度の高い地域ではバンキング方式やレギュラーネットワーク方式が用いられている。

低圧配電線路の（①）は、同じ高圧幹線に接続された、それぞれの変圧器の二次側を低圧幹線で並列に接続して供給する方式である。（①）は低圧幹線の電圧降下や電力損失が減少でき、変圧器容量の減少、要の増加に対して融通性がある。

低圧配電線路のバンキング方式において、カスケーディングを防止するためには、高圧カットアウトのヒューズと区分ヒューズとの協調をとれていなくても問題はない。

低圧配電線路の（　　）は、複数回線の特別高圧幹線から、ネットワーク変圧器、ネットワークプロテクタを格子状の低圧幹線に供給する方式で、 1 回線が停電しても需要家に無停電で供給を継続できる信頼度の高い方式である。

電気の需要率とは、需要家の電気設備の全容量に対して実際に使用された最大電力の割合であり、・需要率は、最大需要電力を設備容量で除した数を百分率で表す。

各需要家個々の最大需要電力を合計したものは、全体を総合した合成最大需要電力よりも必ず小さくなる。 この割合を需要家相互間の不等率という。 不等率が分かれば、その系統の合成最小需要電力が分かり、その群に必要な変圧器容量が決定できる。

がいしは電線と支持物を絶縁するために用いるもので、堅ろうで（　　）が高いことが必要である。 がいしには使用電圧によって高圧がいしと低圧がいしがある。高圧がいしの表面には幅 （　　）の帯状表示が施されている。

架空配電線路に使用する電線は、電気設備技術基準により絶縁電線の使用が定められており、高圧線には屋外用ポリエチレン絶縁電（OE ）が用いられている。

高圧配電線路の電圧を低圧に変えて需要家に供給する変圧器は、電柱上に置かれるので（　　）と呼ばれる。一般に単相用の10~100kV-A のものが使用される。

柱上变压器の鉄心は 、一般に巻鉄心の（　　）が多く用いられている。また、最近の柱上変圧器には（　　）を内蔵したものが使用されている。

架空地線（グランドワイヤ）は、架空送電線路を雷からバリア効果によって保護する装置で、避雷器は、雷を大体に放流して複害を防ぐ装置である。

高圧配電線線路では、 増設や事故等による補修が必要なときに、 その区間だけを切り離す必要があるため、 電線路の必要な箇所に（①）を設置している。 なお、架空配電線路の支持物には、 （②）を使用した開閉器、断路器、遮断器を施設（③）事になってる。 そのため、（①）には気中開閉器や真空開閉器、ガス開閉器が用いられている。

配電線の地中化は建設費が安く、工事・保守および事故が生じた場合の早期復旧が可能である。

高圧および低圧の地中配電線路にはCVケーブルが用いられており、三相用には単心ケーブル3本をより合わせたCVTケーブルが多く用いられている。

高圧の地中配電線路の切り換えを行う開閉器として、気中多回路開閉器（地上用）・真空多回路開閉器 （地下孔内）がある。