表面処理は、工作物の表面を硬くして耐摩耗性や耐疲労性を高めたり、潤滑性や耐食性を向上させるために行われる。

電気めっきは、金属イオンを含む溶液を電解析出（せきしゅつ）させて、その目的（装飾、防食、表面 硬化など）に応じて、金属袚膜で素材を（①）する方法。 （①）は密着性にすぐれ、（①）の厚さは通電時間や電流の大きさに比例するので調節が（②）である。

電気めっきは、皮膜の密着性や耐食性を向上させるために、二層めっきや三層めっきが行われている。

溶融めっきは、溶融した金属電鉛・すず・アルミニウム等) 中に品物を一定時間浸漬（しんせき）したのち引き上げ、 表面に付着した（　　）させて金属被膜層を形成する方法。 短時間で比較的に厚い被膜層が得られる。 主として鋼材に（　　）を与える目的で行われ、建設資材、自動車部品等に用いられる。

拡散めっきは、金属 （クロム・アルミニウム等）の粉末に活性剤や焼結防止剤を加え、その中に素材を埋め込み、加熱し、素材の表面に粉末金属を拡散・浸透させることで、（　）、（　）を向上させる方法。（　）ともいう。

粉木パック法に代表される拡散めっきは、ボイラ管、ガスタービン翼、熱処理部品、ボルト・ナットなどのねじ類などに適用されている。

（　　）は、鋼材やニッケル合金の耐酸化性・耐食性を著しく改善し、ボイラ管やガスタービン管に使用される。

亜鉛拡散めっきは、皮膜の耐食性を利用してボルト・ナットなどに利用される。

（　　）は、鍋材の表面を著しく硬くするので、耐摩耗性要求される部品に適用される。

（　　）は、金属やその化合物を加熱・蒸発させて蒸発原子を素材に凝固させて、極めて薄い皮膜を作る方法である。PVD（物理蒸発）法やCVD法（科学蒸発）に分類され、光学機械・電子部品・機械部品・装飾品などに利用されている。

切削加工において、削り取られた不要な部分を（　　）といい、削られる前の面を（　　）、削られた面を（　　）という。

一般に、切れ刃が一つの切削工具は、製作費や摩耗した場合の再研削の経費が安いなどの利点があり、複数の切れ刃を持つものは切削の能率は良いが、切削工具が高価で再研削の経費が高い。

バイトは、旋盤をはじめ形対削りなどの作業に用いられる切削工具であり、用途によって、形状・構造・材質の異なった多くの種類がある。

送り運動は、切削工具または工作物を移 動させる運動である。

スローアウェイバイトは、チップを機械的に締め付けて固定したものであり、切れ 刃が摩耗した場合は、再研削しないで各コーナを使い、すべてのコーナを使い終わったら保管する。

バイトの刃部の形状は作業の種類や工作物の材質に適したものでないと良い仕上げ面が得られず、刃部が早く摩耗して切削の能率が悪くなる。

バイトの（　　）は、角度が大きいほど切りくずが流れるように出て、いわゆる切れ味がよく、きれいな仕上げ面が得られる。

工作物とバイトとの摩擦を少なくするために設けられる逃げ角は、（　）ほど刃部の（　）を早める。

（　　）は、フライスに主運動（回転運動）を与え、テーブルの上に取り付けた工作物に送り運動、および、切り込みを与えて、（　　）などを切削する工作機械である。

（　　）は、穴あけに用いられる切削工具で、ボール盤のようにドリルを回転させて穴あけする場合と、旋盤のように工作物を回転させて穴あけする場合がある。

（　　）は、銃身のように穴径に対してきわめて深い穴をあける深穴用ドリルで、ドリル内部の穴を通して、圧力を加えた切削油剤を供給するようになっている。

通常、ドリルの先端角はドリルの先端角は（　　）であるが、工作物の材質が硬い場合には（　　）、軟らかいものには（　　）するのが一般的である。

（　　）は、ドリルなどであけられた穴の内面を滑らかで精度のよいものに仕上げるために用いる切削工具であり、（　　）はねじ目を切る切削工具である。

切削工具材料は、工作物の材料より硬いことが必要条件であるが、このほか ①（　）が大きい ②高温でも（　）が低下しない ③（　　）が大きい ④（　）で入手しやすい ことが望まれる。

炭素工具鋼は安価であるが、焼き入れ性が低く、温度上昇による硬さの低下が著しい。これらの欠点を改善するために、クロム、タングステン、ニッケルなどを加えたものが（　　）である。

合金工具鋼は温度が（　　）くらいになると硬さが急激に低下するため、低速切削用工具以外にはほとんど用いられていない。

単結晶ダイヤモンドの切削工具は、切れ刃をきわめて鋭くすることができるので、鏡面のように仕上げるきわめて高精度の切削加工に適している。ただ、高価であり再研削が難しい。

工作機械の主軸に用いられる軸受のうち、軸の半径方向に働く力をより多く受ける軸受では、円筒ころ軸受を用いることが多い。 また、軸方向と朝の半怪方向に働く力を同時に受ける軸受けでは、（　　）や （　　）を用いる。

高速度回転で高い精度を要求される工作機械には、回転中、常に軸の偏心や振動などが起こらないように、工夫された静圧軸受が多く用いられている。

工作機械の駆動装置は、切削運動をする部分への動力伝達装置と、その運動の速度を変える変速装置とを除いたものである。

工作機械における段階式駆動装置では、おもに（　　）が用いられる。

ブローチ盤は、前部案内から後部案内まで、形状を次第に大きくした多数の刃を持ったブローチという切削工具を用いて、工作物の穴内面や表面を切削する工作機械である。

ブローチ盤は、ブローチを用いて工作物の表面や穴の内面を削る工作機被である。

ブローチ削りは、仕上がり部分の形状・寸法がほとんどブローチと異なるので、フライス盤・形削り盤などによる加工に比べて低い精度で不均一なものが得られる。

ブローチ削りは、ブローチを通過させるだけで荒削りから仕上げ削りまで連続的な加工ができるため加工速度が速く、大量生産には欠くことができない工作法の一つであるが、ブローチは高価なので、少量生産の場合に経済的に不利になる。