メキシコ湾流の恩恵を受ける温和な海洋性気候 ブドウの生育期間が長く、春の遅霜の問題はほとんどなく、10月まで成熟が続く 大西洋は大量の降水と湿気をもたらす

西に広がる沿岸砂丘とランドの森によって強い大西洋の風から守られている

開花や結実が妨げられ、果実の腐敗が進み、収穫期にブドウの風味が失われる 未成熟や品質の悪いブドウを使用しない

キャノピーマネジメントの方法の変更、温暖化

気候が変化に富み、特に降水量に変化があるため、一つの品種に頼りすぎると非常にリスクが高くなるため 開花期や成熟期の異なる品種を選んで栽培すれば一度の霧や大雨による被害で全滅、という事態を避けることができる

オー・メドックではほとんど、グラーヴでも非常に重要な品種 最上質ワインのブレンドの3/4 晩熟

石/砂利の含有量が多いため、暖かく水捌けが良い

サン・テミリオンで広く、メドックとグラーヴでいくらか栽培 ボディに欠け、タンニンが少ない 完熟していないと草や茎のような青臭さが残る 完熟すると果実と花の風味を与える 水捌けがよく温かい土壌を好む

ボルドーで最も広く栽培 サン・テミリオンとポムロールでの上質ワインに重要 低温の粘土質土壌でよく育つ 柔らかな味わい 大量生産、低価格ワインの主要品種

栽培面積が少ない、非常に暑い年にのみ完熟 極めて深い色調、タンニンが強く、ゆっくりと熟成 ブレンドの脇役 タンニン、色調、エキゾチックなスパイス香を与える

ワインの異なる部分を別々に保管する醸造者もいる

グラン・ヴァン、セカンドラベル、サードラベル

バリック(225)のオークの小樽で熟成 最上級シャトーでは全てのワインを新しいオーク樽に入れる 格下では新樽の割合は低い

CS、CF、メルロー、プティ・ヴェルド

セミヨン、SB、ミュスカデル

果皮が薄く貴腐が生じやすい 甘口において最も重要 ペサック・レオニャン、グラーヴの辛口白でSBとブレンドされてボディを与える

柑橘系、緑色果実の香り SBだけの辛口が増えている ブレンドでは高い酸味を提供

独特のマスカット風味と花のような香り ブレンドの甘口と辛口で補佐的役割、少量使用

温度管理された不活性の容器で発酵、熟成は最小限、新鮮でフルーティな風味

新しいオークの樽で発酵と熟成　 果実風味にかぶさるように芳醇なかおりと凝縮したナッツの風味

貴腐、最高級はオーク樽で最長3年間発酵と熟成

メドック、グラーヴ、ソーテルヌ

アントル・ドゥー・メール

サン・テミリオン、ポムロール

ボルドーとボルドー・シュペリュール

ボルドー

ボルドー・ロゼ、ボルドー・クレーレ

早飲み用のミディアムボディ 熟れた赤系、黒系果実の風味、時にはオークによる杉の香り 安価なものはボディが軽くタンニンの渋みが強くなる メルローが主

新鮮でフルーティな風味

フランスで人気のスタイル、長く浸漬し、色調は普通のロゼより深く、フルボディ

多数がSB、生き生きとした草のような特徴

メドック地区最北部バ・メドックからのワイン 粘土質で砂利が露出している部分もある　 メルローの比率が高く、早飲み用

サン・テステフ、ポイヤック、サン・ジュリアン、マルゴー

ブレンドに占めるCSの比率が高く、黒スグリの果実風味、オークがもたらすスギの風味 若いうちはかたいタンニン、長期熟成の可能性

砂利質でCSに適す オー・メドックのものより軽めのボディでより芳香

赤ワインのスタイルはペサック・レオニャンに似ているが凝縮感や複雑さはそれほどではなく、メルローのブレンド割合がより高い

メルローが最も多く、次にCF

北部と西部の台地:温暖で水捌けの良い小石と石灰岩が多い、CFとCSに適す 南部と東部の急斜面:粘土質と石灰岩 急斜面の裾野:砂質土壌

タンニンは中程度から多い 感触がソフトで豊か レッドベリーやプラムのアロマ、熟成するとタバコや杉の風味

一般にボディが軽く、有名ではない

サン・テミリオンのよりもスパイシー、ブラックベリーの風味、豊潤

栽培や醸造に手間や費用を惜しまずかけて、小さい畑からごく少量造られるフルボディで極めて円熟したワイン ボルドー右岸

メルローが主体でAOCに似たワイン

知名度の低い赤ワインの産地のグループ

ブライ、カディヤック、カスティヨン、フラン

メルローが基本で早飲み用

甘口ワイン

SBの上質辛口、オークを使わない

最上級の辛口白 クリュ・クラッセを名乗れる SBとセミヨンのブレンド 新しいオーク樽でトースト香

上質なものを使ってもAOCボルドーもなる

ガロンヌ川とシロン川の河岸、貴腐、パスリヤージュ

果皮が薄く貴腐を生じやすいセミヨンが主体で、SBが酸味と果実のアロマを与える ミュスカデルがエキゾチックな芳香を与えることもある 貴腐が不十分な年にはパスリヤージュが必要

アルコール度が高く、オーク樽によるトースト、ヴァニラ、貴腐のアプリコットや柑橘類の皮 甘口だが高い酸味でバランスが取れている

メドック地区の赤ワインとソーテルヌ地区の白ワインのシャトーの格付け 格付けされたシャトーはクリュ・クラッセと呼ばれる

シャトー・ラフィット・ロッチルド、シャトー・ラトゥール、シャトー・マルゴー、シャトー・ムートン・ロッチルド

シャトー・オー・ブリオン

シャトー・ディケム

クリュ・ブルジョワ、クリュ・ブルジョワ・シュペリュール、クリュ・ブルジョワ・エクセプショナル

赤と白にそれぞれのリスト 等級はなく格付けされたらクリュ・クラッセが名乗れる　 全てがペサック・レオニャンの範囲内

AOCサン・テミリオン・グラン・クリュがある この中に優良シャトーが格付け

上からサン・テミリオン・プルミエ・グラン・クリュ・クラッセA、同じくB、その下にサン・テミリオン・グラン・クリュ・クラッセ

伝統的なオーク材、ステンレスタンク、コンクリートタンク

50を超える 地方名称からコミューン名称まで 品質に基づく階級を構成しているのではなく、その地域で造られるワインのスタイルに基づくグループ

広い地区だが白ワインしか生産できない 赤ワインは地方名称となる

赤ワインと白ワイン

AOCベルジュラックとモンバジャック

未熟果や品質の悪いブドウを使用しない キャノピーマネジメントの変更 開花時期と収穫時期の異なるブドウ品種をブレンド

北部と西部の大地:水捌けの良い小石と石灰岩が多い 南部と東部の急斜面:粘土質と石灰岩 斜面の裾野:砂質

北部と西部の台地:CS、CF、メルロー 南部と東部の急斜面:メルロー 斜面の裾野:メルロー

北部と西部の台地:最も権威ある 南部と東部の急斜面:最も権威ある 斜面の裾野:ボディが軽く有名ではない

タンニンは中程度〜多い、感触がソフトで豊か、複雑なレッドベリーやプラムのアロマ、熟成するとタバコやスギの風味

スパイシーでブラックベリーの風味をもち、さらに豊潤

ペサック・レオニャン、グラーヴ、アントル・ドゥ・メール、ボルドー

フレッシュでフルーティ 温度管理された不活性容器で発酵 熟成は最小限、1部にはオークによるトーストの香り

早飲み、ミディアム、熟した赤と黒の果実、オークによるスギの香り、メルローが優勢 最も安いものはボディが軽くタンニンが渋い

黒すぐり、スギ 若いうちはかたいタンニン、長期熟成の可能性あり

ペサック・レオニャン、グラーヴ、アントル・ドゥ・メール、ボルドー