問題一覧
1
ドイツのワイン産地の気候
冷涼な大陸性気候 夏は多雨になることがあるが、秋は少雨 ブドウ栽培の北限
2
ドイツのブドウの特長
成熟期間が長くて涼しいため、ブドウは酸味を保ちながら糖分を完熟させることができる 貴腐も発生し甘口ワインを作ることができる
3
ドイツの最良畑
急勾配、石の多い斜面、南向き 熱と日射を最大限利用
4
ドイツのブドウ栽培の特徴
手作業、機材はウィンチで運搬、株仕立て、支柱は一本、上部で長梢を固定して最大の日射を得られるようにし、空気が十分に循環できるようにする
5
ドイツの川の側の畑
太陽の反射熱、水の流れが空気を移動させ霜害からブドウを守る
6
マスト重量による分類のための収穫作業の負担
各カテゴリーのワインに相応しいブドウを摘むことができるよう何度も畑に足をはこぶ 収穫作業後に毎回選別と分類を行う
7
ドイツの上質ワイン
クヴァリテーツヴァイン 赤、白の辛口スタイル
8
ドイツの称号つき上質ワイン
プレディカーツヴァイン 主に白ワイン
9
ドイツのリースリング
最も広く栽培、地域により異なった味わい 繊細な花の香りから濃厚なモモのような果実の香り 完全な辛口から極甘口まで 辛口はクヴァリテーツヴァインとラベル表示されることが多い
10
ドイツのリースリングの辛口
軽くてフルーティなものから非常に凝縮感があり風味の強いものまで様々 最上ワインはグローセス・ゲヴェクスと表示
11
プレディカーツヴァイン
ほぼ全てに残糖、カビネット、シュペートレーゼ、アウスレーゼは辛口でも造れる
12
カビネット
最も繊細なプレディカーツヴァイン ライトボディ 青リンゴや柑橘類の風味、高い酸味と甘みがバランス 甘口タイプで8〜9%、辛口で12%
13
カビネットの甘口
発酵後にズースレゼルヴ添加 高品質ワインでは、発酵を中断させて造る このことで糖分と酸味のバランスが良くなる
14
シュペートレーゼ
カビネットと同じ方法で生産 カビネットより凝縮感と円熟味が増してボディもやや重厚、度数も少し高い 柑橘類と有核果実(モモ、アプリコット)の香り
15
アウスレーゼ
個々に選抜された完熟ブドウの房から造られる シュペートレーゼより濃厚で円熟味も高い 貴腐が大きな役割を果たすことがある
16
TBAとBA
毎年生産されるわけではなく、生産量は大きく変化 甘口、度数は低い ハチミツ、乾燥させた有核果実、果物の皮の砂糖漬け、花の風味 世界で最上のワイン
17
TBA
貴腐が欠かせない
18
BA
貴腐は必須では無いが、利用されるのが一般的
19
アイスヴァイン
品種独特の純粋な風味に重点を置き、維持することに努めている 酸味と甘みの見事な調和 MLFやオーク使用はなし、酵母も慎重に選ぶ
20
ドイツのPGIワイン
ラントヴァイン
21
ドイツのGI無いワイン
ドイッチャー・ヴァイン
22
クヴァリーテーツヴァイン
PDOワインのカテゴリー 13の指定エリア 生産エリアをラベル表示しなければならない
23
プレディカーツヴァイン
クヴァリテーツヴァインの中のひとつのカテゴリー クヴァリテーツヴァインより高いマスト重量に達したブドウから造られる 6段階のプレディカートがあり、ラベルに記載される
24
ドイツワインの甘みのレベル
辛口はトロッケン オフドライ、半辛口、半甘口はハルプトロッケンまたはファインヘルプ
25
2021年から導入された地理的な階層化
生産エリア、地域、村、単一畑をラベルに表示できる
26
ワインが、地域からのものの場合
Regionの用語をラベル表示
27
村名ワインの場合
村の名前だけラベル表示
28
単一畑からのものの場合
村と畑の両方の名前が記載
29
単一畑のワインの格付け
エアステス・ゲヴェクスとグローセス・ゲヴェクス どちらも辛口 厳しい規則に従って造る
30
VDPとは
ドイツ高品質ワイン醸造家協会 ブドウ畑とワインの独自の等級づけを持つ生産者協会 ボトルのキャップシールに鷲のマーク
31
VDP
ブドウ畑の等級付けを行う 厳しい栽培・醸造の規則を守る
32
VDPによる単一畑の等級
VDPグローセ・ラーゲとVDPエアステ・ラーゲ
33
VDPグローセ・ラーゲからの辛口ワイン
VDPグローセス・ゲヴェクスと呼ばれる ボトルネックにGGの文字とぶどうの房 ドイツ最高品質の辛口ワイン
34
ドイツのミュラー・トゥルガウ
=リヴァナー、 リースリングとマドレーヌ・ロワイヤルの交配 リースリングより早熟 高い酸味や風味の強さはない 花と果実の香りのワインを造る 2番目に広く栽培されているが、生産は減少 高品質のワインになることはなく、半辛口/半甘口の低価格のクヴァリテーツヴァイン
35
グラウブルグンダー
=ルーレンダー、ピノ・グリ 3番目に広く栽培、一般的に辛口
36
ヴァイスブルグンダー
=ピノ・ブラン 4番目に広く栽培、一般的に辛口
37
シルヴァナー
ラインヘッセンとフランケンで栽培 辛口と甘口 酸味が低くはっきりした果実風味も少ない 場合によっては土のニュアンス
38
シュペートブルグンダー
=ピノ・ノワール 3番目に多く栽培 ファルツやバーデン 辛口で比較的軽くてフルーティ オーク香を含む凝縮感のあるスタイルも
39
ドルンフェルダー
広く栽培、色の濃いワイン
40
その他のドイツの黒ぶどう
ポルトギーザー、トロリンガー、シュヴァルツリースリング(ムーニエ)
41
モーゼル
モーゼル川、ザール川、ルーヴァー川 リースリング生産が中心、GGワインではリースリングだけが許可
42
ミドルモーゼルの高い評価の村
ピースポート、ベルンカステル、ヴェーレン 川のすぐ側の急勾配の斜面、粘板岩
43
ミドルモーゼルのリースリング
ボディは軽め、アルコール弱め、酸味は高め、花と緑色系果実の風味
44
ザールとルーヴァーのリースリング
ミドルモーゼルものより高い酸味
45
ナーエの最良畑
シュロスボッケルハイムとバート・クロイツナッハの間 急勾配で南向きの斜面
46
ナーエのリースリング
中間(軽いモーゼルとラインガウ、重厚なラインヘッセン、ファルツ) しっかりした酸味を持つが、やや熟した果実風味 GGワインで唯一許可
47
ラインガウの栽培地
ライン川とマイン川の北岸、南向きの斜面 北のタウヌス山地が保護し、ブドウの成熟に最適な環境
48
ラインガウの村
ヨハニスベルクとリューデスハイム
49
ヨハニスベルクとリューデスハイム(ラインガウ)のリースリング
ラインガウの西側斜面 大半が辛口でミディアム~フル、熟したモモの風味 最高のBAとTBAがここで生産
50
ホッハイム(ラインガウ)のリースリング
ラインガウの東側、マイン川流域 やや温暖なので円熟味がましてボディが重厚
51
アスマンスハウゼン村(ラインガウ)の赤
リューデスハイムの西側 秀逸なシュペートブルグンダー
52
ラインガウのGGワイン
リースリングかシュペートブルグンダー
53
ラインヘッセンの白ぶどう
ミュラー・トゥルガウとリースリング
54
ラインヘッセンの黒ぶどう
ドルンフェルダー、ポルトギーザー、シュペートブルグンダー 黒ブドウの栽培量は30%
55
ラインヘッセンのGGワイン
リースリングとシュペートブルグンダー
56
ニアーシュタイン村(ラインヘッセン)
ライン川西側の急斜面、ラインテラッセと呼ばれ、フルボディのリースリングを産出
57
ラインヘッセンの評価
革新性と卓越性
58
ファルツの場所
アルザスの延長、フランス国境から北へ80km、ハールト山地の東 最も乾燥、水不足のストレスを受ける
59
ファルツの白ぶどう
リースリング、ミュラー・トゥルガウ、グラウブルグンダー、ヴァイスブルグンダー
60
ファルツの黒ぶどう
ドルンフェルダー、ポルトギーザー、シュペートブルグンダー
61
ファルツのGGワイン
リースリング、ヴァイスブルグンダー、シュペートブルグンダー
62
ファルツの最上栽培地
フォルストとダイデスハイム ミッテルハートと呼ばれる 村の西側の急斜面に畑
63
フォルストとダイデスハイム(ファルツ)のリースリング
円熟して濃厚
64
バーデンの特徴
最南に位置し最も温暖 度数が最も高く最もフルボディのワインを生産 ドイツ3番目の栽培面積
65
バーデンのブドウ畑
ライン川に沿ってスイス国境に続く細長い土地 カイザーシュトゥールとトゥーニベルクの一帯に集中
66
バーデンの最良畑
カイザーシュトゥール山の南斜面 シュペートブルグンダーが高い評判
67
バーデンのブドウ品種
シュペートブルグンダー、ミュラー・トゥルガウ、グラウブルクンダー、ヴァイスブルグンダー、リースリング
68
フランケンのぶどう品種
シルヴァナーが最も広く栽培、凝縮感を実現
69
シルヴァナーの特徴
開花と成熟が早く、霜害を受けやすい 温暖な畑で栽培
70
ヴュルツブルク(フランケン)周辺の南向き斜面
辛口でコクのある味わい、土の風味 高品質のシュペートブルグンダー フラスコ型ボトル
71
フランケンのGGワイン
シルヴァナー、リースリング、ヴァイスブルグンダー、シュペートブルグンダー
72
ドイツの主要生産地域
モーゼル:ピースポート、ベルンカステル、ヴェーレン ナーエ:シュロスボッケルハイム ラインガウ:ヨハニスベルク、リューデスハイム ラインヘッセン:ニアーシュタイン ファルツ:フォルスト、ダイデスハイム バーデン: フランケン:
73
ドイツの辺境の畑でブドウを完熟させるのに助けとなるもの
乾燥した長く涼しい秋 石(日中に暑くなり、夜に熱を放射) 南向きの急斜面 川からの反射光 水の流れによる空気の移動が霜を流す
74
トロッケンやハルプトロッケンの記載がない場合の甘さの判断は
プレディカーツのレベル、アルコール度数
75
6つのプレディカーツヴァインをマスト重量順に並べ、甘さレベルを記載
カビネット:辛口〜半甘口、貴腐なし シュペートレーゼ:辛口〜半甘口、貴腐なし、遅摘み アウスレーゼ:辛口〜甘口、選別完熟、時に貴腐 ベーレンアウスレーゼ:甘口、通常貴腐 アイスヴァイン:甘口、貴腐なし トロッケンベーレンアウスレーゼ:甘口、貴腐必須
76
モーゼルの最高のブドウ畑に共通する3つの特徴
急斜面、粘板岩土壌、川のそば
77
ドイツの産地で川が流れていないのは
ファルツとバーデン
78
リースリングを生産するワイン産地を、軽いものから順に並べなさい
モーゼル:ボディは軽め、酸味が高く、アルコールは弱め、花と緑色系果実の風味 ナーエ:モーゼルとラインガウの中間のスタイル ラインガウ:ミディアムからフル、独特の熟した桃の風味 ファルツ:フォルストとダイデスハイムで円熟して濃厚 バーデン:最もアルコールが強く、最もフルボディ
79
ドイツの産地にそれぞれGGで許可されている品種
モーゼル:リースリング ナーエ:リースリング ラインガウ:リースリング、シュペートブルグンダー ラインヘッセン:リースリング、シュペートブルグンダー ファルツ:リースリング、ヴァイスブルグンダー、シュペートブルグンダー バーデン:様々な品種 フランケン:シルヴァーナー、リースリング、ヴァイスブルグンダー、シュペートブルグンダー
80
ドイツの産地で広いもの3つ
ラインヘッセン、ファルツ、バーデン
81
ドイツの主要地域と畑のまとめ
モーゼル:ベルンカステル、ヴェーレン、ピースポート ナーエ:シュロスボッケルハイム ラインガウ:リューデスハイム、ヨハニスベルク ラインヘッセン:ニアーシュタイン ファルツ:フォルスト、ダイデスハイム バーデン フランケン
82
仕様から主要品種白3つと黒2つ
リースリング、ミュラートゥルガウ、シルヴァナー シュペートブルグンダー、ドルンフェルダー
83
ドイツでプドウを完熟させる要素
乾燥した長くて涼しい秋 石 南向きの急斜面 川からの反射光 斜面や川による霜の排水
84
ズースレゼルヴとは
未発酵のブドウ果汁
85
リースリングの軽いものから豊かなものへ
モーゼル、ナーエ、ラインガウ、ファルツ、ラインヘッセン、バーデン
86
最大の栽培地3つ
ラインヘッセン、ファルツ、バーデン