問題一覧
1
アイスヴァイン
果肉に含まれる水分が凍り、圧搾すると凍った部分が圧搾機に残り、果汁は糖分含有率が多くなる、カナダとドイツ 純粋な品種の特徴が現れる
2
アルザスのPG
一般に辛口かオフドライ 油っぽい感触と熟したトロピカルフルーツの風味、生姜と蜂蜜の香り 果皮の色が濃く、ワインは黄金色
3
アロマティックな上質ワインの選択肢:発酵後
発酵後亜硫酸を加えてMLFを避ける Ri では澱と接触させることもある 発酵後できるだけ早く瓶詰するのが普通
4
ペサック・レオニャンのSB
部分的にオークを使い、まろやかなボディとスパイシーなトーストの香り、ノン・アロマテイックなセミヨンとブレンドしてボディとコクを高める
5
貴腐のアロマ
蜂蜜、アプリコット、柑橘類の皮、ドライフルーツ
6
収穫後に乾燥
乾燥した温暖な環境が必要、腐った果粒を取り除かないと腐敗病が広がる レチョート・デッラ・ヴァルポリチェッラ、イタリアのパッシート 干し葡萄の特徴
7
小樽発酵
通常低温の醸造室に保管されるので、小樽から熱が効率的に拡散されやすい 適温範囲の上限で行われるのが普通
8
低価格ワインのシャルドネ
MLF、ステンレスタンクにオークの樽板やオークチップ 残糖を含ませるために、糖分がなくなるまで発酵させてから補糖(未発酵のブドウ果汁かRCGM)して、甘みレベルをコントロールする
9
他の上質シャルドネ産地
カリフォルニアのロシアン・リヴァー・ヴァレーとロス・カーネロス、オーストラリアのアデレード・ヒルズとマーガレット・リヴァーとモーニングトン半島、ニュージーランドのギズボーンとマールボロ、チリのカサブランカ・ヴァレー
10
イタリア北部のアルプス地方のPG
ドイツやフランスのクローン 果粒が小さく風味を凝縮させることができる
11
白ワイン醸造のオプション
スキンコンタクト、果汁の透明度、発酵温度、容器、熟成、ブレンド、清澄化と安定化
12
冷涼気候のシャルドネ
リンゴのような緑色系果実、レモンなどの柑橘類
13
ロワール川のサンセールとプイイ・フュメのSB
エレガントで控えめな趣 青リンゴとアスパラガス、湿った小石
14
アルザスのリースリング
辛口が中心、遅摘み、貴腐から甘口ワインが造られる
15
上質な白のMLF
ブルゴーニュ産のほぼ全ての上質白ワイン
16
リースリングの特徴
寒い冬によく耐え、萌芽が遅いため春の霜害を避けることができるので冷涼気候に適する
17
低価格ワインの瓶詰前
安定化、清澄化、無菌濾過、亜硫酸の補充
18
低価格のシャルドネ
オークを使わないでモモやメロン風味を実現、オークを使ってヴァニラやトーストの風味を加える
19
低価格のソーヴィニョン・ブラン
一番安い価格帯にはならない、樹勢が強く高い収量を得られるが、果実が未熟だと草の風味が目立つ
20
カリフォルニアとニュージーランドのSB
オークで熟成されたものも生産
21
熟成リースリング
ハチミツ、トーストの風味を発達させながら高い酸味、1部はガソリンのようなアロマ
22
白ワインに最適の発酵温度
12〜22℃ 低すぎると洋梨風味のキャンディのようなアロマがついて、果実風味の表現に失敗 高めだと複雑にはなるが品種そのものの果実風味の特徴を失うリスクあり
23
上質ワインの香りの弱い品種の清澄化処理
沈殿などの穏やかな方法 複雑さと感触を与えるため果汁の中に固形物をいくらか残すこともある
24
シャルドネの特徴
多様な気候の元で栽培と成熟が可能 萌芽が早く霜害を受けることがある
25
上質なニュージーランドのPGの発酵
冷やすか亜硫酸を添加して発酵を中断してさせ残糖を含ます
26
マールボロのSB
冷涼な気候だが強い日射が長時間続く 非常に力強い風味のワイン、西洋スグリ、エルダーフラワー、グレープ・フルーツ、パッション・フルーツのパワフルなアロマ 中には草の香り
27
貴腐の欠点
手摘み収穫を何度か行わなければならないので熟練労働力が必要、コストがかかる 毎年理想的な条件が揃うわけではない
28
低価格ワインの品種
ニュートラルなシャルドネやピノ・グリージョ 品種香が控えめで幅広く受け入れられる、成熟させやすい、酸度が足りない場合は補酸することができる
29
カリフォルニア州フュメ・ブランやペサック・レオニャンのSB
樽発酵(一部にオークの新樽)、自生酵母を好む、何ヶ月も澱と接触、 ただしMLFは避ける
30
ニュージーランドのPG
こってりした感触、酸味は中程度、純粋な果実の風味の、残糖がやや多い
31
コート・ドールのシャルドネ
有核果実の微妙な香りとクリーミィなオークの風味
32
上質ワインの香りの弱い品種の選択肢:発酵前
破砕するか房ごと圧搾機に入れる この段階で管理された方法で酸素と接触させるとワインがよく熟成できるようになると考えられることが多い
33
ブルゴーニュのシャルドネ
ほとんどMLF、澱と接触、最良のものは熟成するにつれてナッツやキノコの複雑な香り
34
樹上で乾燥
パスリヤージュ、秋に乾燥した温暖な気候が必要、ドライフルーツやトロピカルフルーツ
35
マーガレット・リヴァーのSB
セミヨンとブレンドされることが多い
36
清澄化と安定化
透明度と安定性を高めるため 濁りや沈殿物が見えやすいので、無菌濾過を行うことが多い 残留糖分を含むワインでは微生物による感染リスクがあるので、無菌濾過を行うことを考える
37
上質ワインの生産
生産量を犠牲にして高品質ワインを生産する
38
アロマティックな上質ワインの選択肢:発酵
不活性容器 ニュージーランドではSBもRiもステンレスタンク アルザスではRiに大きなオークの旧樽を使い、感触を豊かにし、わずかな複雑さを風味に加える 発酵温度を低く、ゆっくり 酵母は醸造者によって異なる
39
上質白ワインを発酵前に澄んだ状態にする理由
果実の風味を隠してしまうものが残らないようにするため
40
Ri の発酵、甘口
甘口の場合、望ましい残糖になるよう冷やすか亜硫酸を追加して発酵を中断 貴腐の場合は自然に止まる
41
甘口ワインの醸造方法
発酵の中断、甘み成分の添加
42
アロマティックな上質ワインの選択肢:ブレンド
Ri はなし、SBはセミヨンとブレンドさせることがある
43
低価格のピノ・グリージョ
オークを使わないで軽い洋梨のキャンディのアロマ、ライトボディ、中程度の酸味
44
香りの強い品種
第一の果実の特徴とアロマティックな可能性を残して引き立てる
45
温暖気候のシャルドネ
モモなどの有核果実にバナナやパイナップルといったトロピカルフルーツ
46
スキンコンタクトの程度
①大抵の場合、酸化のリスクがあるため果汁と果皮を接触させることはほとんどない ②破砕していないブドウを圧搾機に入れると酸化のリスクが減り、純度と繊細さが際立つワインを生産できる ③香りが強い特定の品種では、風味と感触を強めるために低温で短時間スキンコンタクトさせる ④果皮とともに発酵させるとアンバーワイン、オレンジワイン(ジョージア、スロヴェニア、フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア) タンニン、ドライフルーツ、ドライハーブ、干草やナッツの香り
47
大量生産ワイン
単一品種とブレンド ブレンドだと「辛口の白、フルーティな白」と記載
48
上質白ワインの破砕と圧搾オプション
房ごと圧搾 破砕、圧搾 破砕、圧搾、短時間のスキンコンタクト
49
NZとフィンガー・レイクスのリースリング
フルーティでオフドライ
50
オーストラリアのタスマニアとオレゴンのPG
濃厚で多くは辛口
51
凝縮甘みブドウの発酵
酵母ができるだけ多くの糖分をアルコールに添加して発酵は自然に止まる、極めて糖分が高い環境では酵母の生存が困難なため
52
貴腐の条件
腐敗が起こる前にブドウが完熟していること 朝のうちは湿気があり霧が立ち込めていて、午後は晴れて乾燥
53
上質なコート・ドールのシャルドネの発酵容器
小さなオークの新樽で発酵 トーストの風味とまろやかな感触を与える
54
その他SB生産の代表国
南アフリカ、チリ
55
白ワインのブレンドの役割
一貫性の実現に重点
56
低価格ワインの発酵
ステンレスタンクで低温発酵 市販の酵母 亜硫酸を加えてMLFを阻止
57
上質なアルザスのPGの発酵容器
大きなオークの旧樽
58
果汁に固形物を残すと
不快な香りが発生することがある 発酵が時期尚早に止まってしまうことがある 完成ワインが酸化の影響を受けにくくなる、複雑さと濃厚な感触をもたらす
59
高品質ソーヴィニヨン・ブランの産地
成熟が早いため冷涼な気候で栽培するのに適している ロワール川流域、ニュージーランドのマールボロ
60
シャブリのシャルドネ
酸味が高くて青リンゴと柑橘類、濡れた石や粘板岩の香り
61
貴腐の産地
ソーテルヌ、トカイ、ドイツとオーストリアのベーレンアウスレーゼとトロッケンベーレンアウスレーゼ
62
発酵後と熟成に際してのオプション
オーク樽、不活性容器、オーク樽板、オークチップ 細かい澱使用、MLF
63
上質ワインの香りの弱い品種の発酵容器
ステンレスタンクやコンクリートタンク
64
甘み成分添加
ドイツでズースレゼルブ(未発酵のブドウ果汁)を瓶詰準備が整った辛口に加えて半甘口ワインを作る、大量生産ワイン
65
オーストラリアのリースリング
辛口か極めて甘口 クレア・ヴァレーとイーデン・ヴァレーではたいてい全くの辛口、爽やかな高い酸味とライムのアロマ
66
Riの貯蔵
アルザスやドイツで古いオークの大樽で貯蔵されることがある、最長1年間
67
上質なアルザスのPGの発酵
果実がよく熟している場合、発酵が自然に止まり残糖
68
アルト・アディジェ、トレンティーノ、フリウリ・ヴェネツィア・ジューリアのPG
辛口で高品質、ヴェネト平野の大量生産ワインに比べてより深みのある風味 クローンの選択による
69
低価格ワインの醸造の選択肢:発酵前
亜硫酸の濃度を監視して酸化を防ぐ(保護的な処理) 除梗と破砕処理の後圧搾 温暖または高温地域で栽培されるために補酸 遠心分離や濾過による清澄処理
70
アロマティックな上質ワインの選択肢:発酵前
亜硫酸の濃度の監視 そのまま破砕するか房ごと圧搾機に入れる 沈殿などの穏やかな清澄方法 Ri では澱と接触させることもある
71
ヴェネト平野の大量生産低価格PG
淡い色の果皮と厚みのある大きな果肉のクローン 高い収穫量と早期の収穫が重なると比較的ニュートラルなワインになる
72
上質な白のオーク樽熟成
シャルドネは新しいオークをほんのわずか使うがシャブリは例外 PGは古くなったオーク樽
73
発酵の中断方法
スピリッツ添加、亜硫酸添加、発酵中のワインを冷やして濾過処理
74
マコネ地区のシャルドネ
トーストのようなオーク香、円熟したまろやかなもの
75
ブルゴーニュの上質白ワインにMLFする理由
シャルドネはノンアロマティックだから まろやかでクリーミーな口当たりを与える きつい酸味を和らげる
76
ブドウの糖分を凝縮させる方法
貴腐、樹上でブドウを乾燥、収穫後にブドウを乾燥、樹上でブドウを凍らせる
77
温和気候のシャルドネ
レモンと白桃やメロン
78
SBの発酵
一般に糖分がなくなるまで
79
ドイツのカビネット、シュペートレーゼ、イタリアのアスティ
亜硫酸添加かワインを冷やして濾過処理、アルコール度数が低くなる
80
低価格ワインの貯蔵
不活性容器
81
リースリングの香り
緑色系果実、花の香り 暖かい気候では風味が豊かになり、柑橘類や有核果実、繊細さはいくらか失われる 遅くまで樹に残しておくと酸味を失うことなく糖分が高まるため、様々な甘みのレベルでバランスのとれたワインを造るのに理想的 貴腐のデザートワイン
82
ソーヴィニヨン・ブラン
香、酸味が高い、成熟が早いため冷涼な気候で栽培
83
シャルドネなど香りの弱い品種のブレンド
より複雑なスタイルの達成(澱の量、MLF、オークの使用をバッチごとに変える)
84
ワシントン州のリースリング
辛口
85
果汁の清澄化
沈殿、遠心分離、清澄、濾過
86
上質な白の細かい澱との接触
シャルドネとPG、どちらでも使われる 澱攪拌を使って効果を高める
87
ドイツのリースリング上質ワイン
甘みのレベルに関係なく、甘味は常に高い酸味と完璧な調和、非常に凝縮されていながら爽やかさを保つ
88
上質の白のブレンド
シャルドネもPGも通常ない
89
PGの特徴
萌芽と成熟が早く、温暖な気候か遅い収穫で、糖度は高まるが多量の酸味を失うことがある