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院内 採血手技・感染対策
  • Masa

  • 問題数 20 • 9/15/2024

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  • 1

    1.1 採血方法と各採血手技解説 1. 静脈穿刺による採血法には、大きく分けて(①  )採血(ホルダー採血)と、(②  )採血(注射器採血)がある。 2. 真空採血では、採血ホルダーに採血針または(③  )を接続したものを用いる。 3. 針が血管に挿入された後にホルダー内に(④  )を差し込み、採血管側の穿刺針(後方針)が採血管の栓を貫通すると、採血管内の(⑤  )により血液が採血管内に流入する。 4. シリンジ採血(注射器採血)では、シリンジ(注射器)に注射針または(③  )を接続したものを用いる。 5. 針が血管に挿入された後にシリンジ(注射器)の内筒を引くことにより、シリンジ(注射器)内に血液が流入する。 6. 抜針後、注射器内の血液を(④  )に分注する。

    真空, シリンジ, 翼状針, 採血管, 陰圧

  • 2

    シリンジ採血は真空採血と比べると時間が(①  )。

    かかる

  • 3

    シリンジ採血の針刺し事故はどこで多発しているか?

    採血管への分注時

  • 4

    真空採血時のデッドスペースについてどちらが大きいか?

    ホルダー+翼状針

  • 5

    複数の採血管を使用する際に推奨されている順番は? ①凝固検査用採血管(CW) に続く順番を並べ変えろ

    血沈用採血管(CB), 血清用採血管(RC、SP、PS), ヘパリン入り採血管(HE、HL), EDTA入り採血管(EK、EN), 解糖阻害剤入り採血管(FN、FH)

  • 6

    複数の採血管を使用する際に推奨されている順番は? ①血清用採血管(RC、SP、PS) に続く順番を並べ変えろ

    凝固検査用採血管(CW), 血沈用採血管(CB), ヘパリン入り採血管(HE、HL), EDTA入り採血管(EK、EN), 解糖阻害剤入り採血管(FN、FH)

  • 7

    シリンジで分注操作の場合で複数の採血管を使用する際に推奨されている順番は?

    凝固検査用採血管(CW), 血沈用採血管(CB), ヘパリン入り採血管(HE、HL), EDTA入り採血管(EK、EN), 解糖阻害剤入り採血管(FN、FH), 血清用採血管(RC、SP、PS)

  • 8

    翼付静注針(PSVセット)を使用した場合 1. 翼付静注針を使用した場合、穿刺後最初の採血管は(①  )内の空気(約0.4mL)を吸い込み、採血管へ採取する血液量が不足する。 2. 翼付針での採血時、(②  )用採血管等正確な採血量が必要な採血管は(③  )本目以降に採取するか、最初に(④  )の採血管を差し込み、チューブ内を血液で満たした後に目的の採血管で採血を行う。

    チューブ, 凝固検査, 2, ダミー

  • 9

    シリンジ採血の場合 1. シリンジで採取した血液を採血管に分注する場合、採血から採血管への分注までの(①  )がかかると血液が凝固し、正確な検査値が得られなくなる可能性がある。 2. 血液の凝固の可能性が大きい検査項目ほど、より(②  )採血管に血液を分注する必要がある。 3. 上記に推奨する順序は、血液の凝固の影響が大きいと考えられる検査項目の順に(③  )ものである。

    時間, 早く, 並べた

  • 10

    1.2.2 陰圧の経時変化について 1. 真空採血管は経時的に管内の(①  )が低下していく。 2. ニプロネオチューブⓇは(②  )で規定量採血を行えるよう、若干高い陰圧で製造している。 3. 製造時の陰圧は溶液入り採血管で(③  )%、その他の採血管で(④  )%になるように設定している。

    陰圧度, 期限内, ±10, ±20

  • 11

    1.2.3 採血管の転倒混和について 1. (①  )はすべての採血管で必要となっている。 2. 血液が抗凝固剤・凝固促進剤等と完全に混和されるよう、(②  )回以上確実に転倒混和する。 3. 抗凝固剤との混和が不十分だと採取した血液の(③  )・溶血等が起こる。 4. 凝固促進剤との混和が不十分だと血液が完全に凝固しない(④  )が起こり、遠心後のフィブリン析出により検査不可となることがある。

    転倒混和, 5, 凝固, 部分凝固

  • 12

    1.2.4 採血管のキックバックについて 1. 採血管側の(①  )のゴムスリーブが戻ろうとする力により、採血管の戻り(キックバック)を引き起こすことがある。 2. 採血管が戻り、穿刺針(②  )がゴムにめり込むと、血液の流入が止まり(③  )の原因となる。 3. さらに採血管が戻ると針から採血管が(④  )してしまう。

    穿刺針, 後方針, 採血量不足, 外れて

  • 13

    1.2.5.1 溶血が起こる原因 1. 採血量が規定量まで達しない場合、(①  )により赤血球が破壊され溶血する場合がある。 2. 薬品との混合時の(②  )変化により溶血する場合がある。 3. シリンジでの真空分注の時に強く押子を押した(③  )により血液が泡立ち、溶血する場合がある。 4. 押子を強く引くことにより(④  )が発生する場合がある。 5. 赤血球の皮膜が破壊され、溶血する原因として強い(⑤  )や(⑥  )がある。 6. 細い注射針を用いてシリンジから真空分注した際に赤血球の皮膜にダメージが与えられ、溶血する場合があるため、採血には(⑦  )Gの注射針が推奨されている。 7. 凍結時には別容器に移し替えることで、保存時の(⑧  )による溶血を防ぐことができる。 8. 血部位の消毒時に使用した消毒液が(⑨  )だと、溶血や痛みを引き起こす場合がある。 9. 溶血性貧血などの疾患患者の場合、赤血球が(⑩  )ため、溶血しやすい。

    陰圧, 浸透圧, 圧力, 溶血, 転倒混和, 振動, 21〜23, 凍結, 乾燥不十分, 脆弱な

  • 14

    1.2.5.2 溶血による影響 1. 健常人の血漿ヘモグロビン(Hb)濃度は(①  )mg/dL以下とされ、肉眼的に血清中に溶血を確認できるのは、Hb(②  )~(②  )mg/dL以上である。 2. 血液の35%~50%は赤血球からなり、各種の生化学成分はその血球と血漿における含有比から次の3種に分けられる。 ① 血球中と血漿中にほぼ同濃度に存在するもの: (③  )・尿素・重炭酸塩・IP・T-Cho ② 血球中濃度が血漿中濃度より高いもの: LD(④  倍)・AST(80倍)・ALT(⑤  倍)・ACP(67倍)・Fe(⑥  倍) ・K(⑦  倍) ③ 血球中濃度が血漿中濃度より低いもの: Na(⑧  倍)・Cl(0.5倍)・Ca(⑧  倍)・LAP(0.2倍)・ALP(0.2倍)

    1, 30, Glu, 200, 15, 97, 22.7, 0.1

  • 15

    1.3 関連製品・セールストーク・QA・穴抜き問題) 1. ニプロでは「(①  )ホルダー付」と「(②  )付きセーフタッチⓇPSVセットホルダー付」をラインナップしている。 2. 採血針タイプでは、静脈穿刺時にホルダーの根元部分が変色することにより、血管確保(逆血)の確認ができる(③  )タイプをラインナップしている。 3. ルアーアダプター付きセーフタッチPSVセットホルダー付には(④  )防止機構が付いており、採血完了後の抜針時に針先をプロテクターに収納することで、(⑤  )切創を軽減することが可能となっている。 4. シュアホルダーはシリンジの先端(⑥  )とコネクターを接続し、(⑦  )操作を行う。 5. タッチレスはシリンジから針を外さずにタッチレス本体にシリンジを接続し、そのまま(⑦  )操作を行う。

    採血針, ルアーアダプター, フラッシュバック(FB), 誤刺, 針刺し, ルアーチップ, 分注

  • 16

    2. 精度管理 2.1 背景 医療法等の一部を改正する法律(平成 29 年法律第 57 号、以下「改正法」)の一部の規定が2018年12月1日に(①  )されることに伴い、医療法等の一部を改正する法律の一部の施行に伴う厚生労働省関係省令の整備に関する省令(平成 30 年厚生労働省令第 93 号、以下「改正省令」)が2018年7月 27 日に(②  )され、2018 年 12 月1日より施行されることとなった。改正の趣旨は下記のとおりである。 1. 病院、診療所又は助産所における検体検査の(③  )の確保に係る基準 病院、診療所又は助産所において検体検査を行う場合の精度の確保に係る基準の策定 2. 業務委託における検体検査の(③  )の確保に係る基準 病院等の管理者が、病院又は診療所その他厚生労働省令で定める場所において検体検査の業務を行う者に対して検体検査の業務を(④  )しようとする場合の検体検査の精度の確保に係る基準の策定 3. 検体検査の分類の見直し 現状の検体検査の(⑤  )な分類を踏まえた、法令上規定される検体検査の分類の改正 4. 衛生検査所における検体検査の(③  )の確保に係る基準 衛生検査所において検体検査を行う場合の精度の確保に係る基準の改正

    施行, 公布, 精度, 委託, 科学的

  • 17

    2.2 改正の留意事項 下記の項目が留意事項として挙げられる。 1. (①  )に係る責任者の配置(医師または臨床検査技師) ※歯科医療機関の場合、歯科医師または臨床検査技師。助産所の場合、助産師。 2. (①  )に係る各種標準作業書・日誌等の作成 <各種標準作業書> • 検査機器保守管理標準作業書 • 測定標準作業書 <各種作業日誌・台帳> • 試薬管理台帳 • 検査機器保守管理作業日誌 • 測定作業日誌 • (②  )(内部精度管理を実施した場合) • 外部精度管理台帳(外部精度管理調査を受検した場合) 3. 検体検査の(①  )のために努めるべき事項 • 内部精度管理の実施 • 外部精度管理調査の受検 • (③  )の実施

    精度の確保, 統計学的精度管理台帳, 適切な研修

  • 18

    2.3 改正の内容(前半) 医療法等の一部を改正する法律施行に伴う厚生労働省関係省令の整備に関する省令の施行に ついて、抜粋した内容を下記に示す。 1. 病院等において検体検査を行う場合の(①  )に係る基準 (1) 構造設備関係 病院及び診療所においては、検体検査を含めた医療を提供するために必要な面積、(②  )が具備されていること。 (2) 管理組織関係 (③  )の精度の確保に係る責任者 精度の確保に係る責任者の職種は医師又は臨床検査技師とする。なお、業務経験については特段の要件は定めないが、(④  )における精度管理責任者(検体検査の業務に係る6年以上の実務経験及び精度管理に係る3年以上の実務経験をもって選任)を参考にすることが望ましい。

    精度の確保, 検査用機械器具, 検体検査, 衛生検査所

  • 19

    2.3 改正の内容(中半) (3) 標準作業書及び作業日誌又は台帳関係 (ア)標準作業書 ①検査機器保守管理標準作業書については、(①  )、取扱説明書等をもって検査機器保守管理標準作業書とすることも認められている。 ②測定標準作業書については、検査項目ごとに、「定義」、「臨床的意義」、「測定方法及び測定原理」、「検査手順(フロー等)」及び「基準範囲及び判定基準」並びに以下の事項について、可能な限り多くのものを盛り込むことが望ましい。 ・ 性能特性(②  ) ・ 検査室の環境条件 ・ 検査材料(検体量、採取条件等) ・ 試薬、機器、器具及び消耗品 ・ 管理試料及び標準物質の取扱方法 ・ 検査の変動要因 ・ 測定上の注意事項 ・ 異常値を示した検体の取扱方法 ・ 精度管理の方法及び評価基準 ・ 参考文献 等 (イ)作業日誌 ①検査機器保守管理作業日誌に保守管理を行う担当者が記入すべき事項としては、以下のものが考えられる。 ・ 点検日時及び点検実施者名 ・ 各検査機器における保守管理上確認すべき内容 ・ 上記確認すべき事項について特に付記すべき内容 ・ 業者による定期保守点検を受けた場合は、その(③  )、点検を行った業者名等 ②測定作業日誌に記入すべき事項としては、以下のものが考えられる。 ・ 検査項目ごとの実施件数 ・ 実施件数の内、(④  )の発生件数 いずれの作業日誌も記録の頻度としては、検体検査を実施した都度又は週~月単位が望ましい。 (ウ)台帳 ①試薬管理台帳に記入すべき事項としては、以下のものが考えられる。 ・ 試薬の有効期限 ・ 保管されている試薬の在庫 ②統計学的精度管理台帳に記入すべき事項としては、内部精度管理を実施した場合、以下のものが考えられる。 ・ 実施日及び実施検査項目 ・ 実施者名 ・ 実施結果(⑤  が出た場合の考察等含む) ③外部精度管理台帳に記入すべき事項としては、外部精度管理調査を受検した場合、以下のものが考えられるが、実施結果をもって代替可能とする。 ・ 受検日(受検申込日、実施団体からの結果報告日等)及び外部精度管理調査実施主体名

    医療機器の添付文書, 測定感度、測定内変動, 作業内容, 検査エラー又は検査不具合, 検査エラー値

  • 20

    2.3 改正の内容(後半) (4)内部精度管理の実施、外部精度管理調査の受検及び適切な研修の実施関係 (ア) 内部精度管理の実施 内部精度管理の実施に努める上で留意すべき項目は以下のとおりである。 ・ 日々の(①  )の開始に当たっては、機器及び試薬に必要な較正が行われていること ・ 定期的に当該病院等の管理試料等の同一検体を繰り返し検査した時の(②  )を記録及び確認し、検査結果の精度を確保する体制が整備されていること (イ) 外部精度管理調査の受検 公益社団法人日本医師会、一般社団法人日本臨床衛生検査技師会、一般社団法人日本衛生検査所協会等が行う外部精度管理調査を受けるよう努めること。 (ウ) 適切な研修の実施 適切な研修の実施に努める上では、研修は(③  )を適切に行うために必要な知識及び技能を修得することを目的とし、次に掲げる事項を含むものとし、内部研修に留まることなく、都道府県、保健所設置市、特別区又は学術団体等が行う研修会、報告会又は学会など外部の教育研修の機会も活用するよう努めること。 ・ 各標準作業書の記載事項 ・ 患者の秘密の保持 (エ) 留意事項 病院等が検体検査を行う場合の内部精度管理の実施、外部精度管理調査の受検及び適切な研修の実施については、地域医療への影響等を勘案し、まずは努力義務としたところであるが、これらは精度の確保の方法として重要な手法であり、積極的に活用すべきである。

    検査・測定作業, 結果のばらつきの度合い, 検体検査の業務

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