1987 年、医学と工学の両面を兼ね備えた医療機器の専門医療職として、「臨床工学技士 （①　　）」が誕生。それ以前まで、病院内の医療機器に関わる職種として、「医用工学技士」を意味する（②　　）という呼び方があった。その名残のため、現在においても多くの病院で「臨床工学技士（①　　）」は （②　　）と呼ばれている。

臨床工学技士の業務を全て答えよ

呼吸治療業務 肺の機能が低下し、呼吸が十分にできなくなった患者には呼吸を代行するための（①　　）という装置が装着される。臨床工学技士は（①　　）が稼働している場所へ行き、安全に装置が使用されているか、また、装置に異常がないかを確認する。 また（①　　）のメンテナンス・管理も行う。

呼吸器業務の主な内容 ①（①　　）や状態に合わせて適切な人工呼吸器の選択 ②人工呼吸器がすぐに使用ができるよう（②　　）を実施 ③各病棟において定期的な（③　　）作業や使用中のトラブル対応などを実施 ④回路内に血液や（④　　）などがある場合、その都度対応

人工心肺業務 心臓手術の際、心臓や肺に代わる働きをする（①　　）（人工心肺）の操作・管理をする。その装置の周辺には多い時には数十台もの医療機器が（②　　）に使用される。臨床工学技士は、全ての機器の操作や使用前の（③　　）などを行う。

血液浄化業務 体内に貯まった老廃物などを排泄あるいは代謝する機能が低下した場合に行う治療で、 （①　　）（②　　）（③　　）など様々な血液浄化療法が存在する。 臨床工学技士は穿刺や人工透析装置の操作を行う。

血液浄化業務の主な内容 ・血液透析のほか持続血液透析濾過法や血漿交換療法、血液吸着療法など腎臓内科の医師 と協力して、準備や装置の操作、（①　　）を実施 ・血液腫瘍科の白血病や悪性リンパ腫、固形腫瘍の患者において細胞治療に使用するため の末梢血幹細胞採取や骨髄濃縮では（②　　）の操作を実施

手術室業務 手術室には、大小合わせて（①　　）が多く存在する。手術の内容により使用される機器 は多種多様であり、手術を円滑かつ安全に行う必要がある。臨床工学技士は、その手術室 内の様々な（①　　）の操作や事前の管理を行う。

集中治療業務 集中治療室では心臓や頭など手術をした後や、呼吸・循環・代謝などの機能が急に悪く なり、命に関わる患者を収容して集中的に治療を行う。 臨床工学技士は、人工呼吸器や持続的血液浄化装置などの（①　　）の操作や管理を行う。

経皮的心配補助装置を（①　　）という。

心血管カテーテル業務 心臓カテーテル検査は心臓病の診断をするための検査方法であり、手術の適応、術式を 決定する重要な検査である。臨床工学技士は検査一連の記録をするためにコンピュータを 操作、検査室内にある装置の操作を行う。 緊急時には補助循環装置や（①　　）などを操作する。

心血管カテーテル業務の主な内容 ・心臓電気生理学的検査やカテーテル（①　　）治療に携わっている ・検査や治療で使用する（②　　）や刺激発生装置、3 次元マッピングシステムの操作を担 当

血管内超音波検査のことを（①　　）という

高気圧酸素業務 高い気圧の環境下で（①　　）を吸入させることで、血液中の（①　　）を増やすのが高気圧（①　　）療法で、様々な疾患の治療に用いられる。臨床工学技士は、その装置の操作・管理を行う。

ペースメーカ/埋め込み型除細動器業務 （①　　）に苦しむ患者はペースメーカ、埋め込み型除細動器といった機器を体に埋め込む 手術を行う。臨床工学技士は、そのような機器を取り扱う場面で機器の管理や操作を行う。

・ペースメーカの植え込み時から退院後のフォローアップにおいて、おもに（①　　）の操作を医師の指示の下、実施 ・遠隔モニタリングシステムを利用して患者の日々のデータを確認することで、患者の不安軽減やイベントの早期発見に役立てている

医療機器管理業務 臨床工学技士は、医療施設での様々な分野で使用される医療機器を、機能が維持できる ように保守・点検を行う。また、医療機器を（①　　）し、効率的で適切な運用ができるよ うにする。

一酸化窒素吸入療法を（①　　）という

臨床工学技士とチーム医療 臨床工学技士が勤務する施設は、病院とクリニックに大別され、さらに勤務先（配属先） の診療科によって従事する業務が変わる。医療機器の（①　　）としてチーム医療に 貢献している臨床工学技士は、あらゆる業務で、医師や看護師などの医療従事者との連携 や（②　　）は欠かすことができない。 医療機器を安全に使用できる環境を整えるために、必要に応じて（③　　）に参加したり、勉強会を開催している。さらに（④　　）サポートチームなどにも加わり、患者に質の高い医療を提供できるよう（⑤　　）と連携している。

医療機器管理業務 業務内容 ポンプを含む院内の医療機器管理業務として主に以下のものがあげられる。 （①　　） 固有情報の管理、購入情報、リース品の管理、マニュアル、添付文書の管理 （②　　） 点検計画の管理、実施記録の管理、故障・修理履歴の管理 （③　　） 病棟への貸出・返却の管理 等 なお、以上のことができるシステムとして （④　　）があり、特に大病院では使用されている。