人体は例えると（①　　）である。人体の口腔から肛門に連なる消化管を伸ばすと長さは約 9mといわれ、その姿は実に（①　　）のようである。 消化管内腔は、実は（②　　）であることをまず認識する必要がある。この内腔で行われる過程が食物の消化であり、消化された物質を吸収して、初めて人体の（③　　）になる

消化器系は、消化管と関連臓器から構成されている。 消化管は、 口腔→咽頭→（①　　）→（②　　）→（③　　）→（④　　）→（⑤　　） と連なる一本の管である

消化器系の関連臓器は、（①　　）（②　　）（③　　）（④　　）である。

消化器系の主たる機能は、 （①　　）（②　　）（③　　）（④　　）（⑤　　）（⑥　　）である。 神経系とホルモンがこれらの機能を調節している。

消化管運動 口腔に食物が入ると、咀嚼・嚥下の段階で、胃は弛緩してその食塊の受け入れ準備を 始める。 これを（①　　）という。 また、胃に食塊が入ると大腸の蠕動が亢進する。 これを（②　　）という。

消化管運動には （①　　）（②　　）（③　　）（④　　）があり、 これらの消化管運動は消化管を構成する筋肉によってもたらされる。

蠕動: 食塊を口側から肛門側方向へ運搬する運動で、正常では決して（①　　）には進行しない。 食塊が消化管に入ってくると、その物理的圧力を（②　　）が感知して、 反射的に食塊の肛門側筋層(特に（③　　）)を 弛緩し、逆に口側の筋を収縮する (（④　　）)。 これにより食塊は肛門側に進められる。 この運動が（⑤　　）に起きて食塊が肛門側へと運ばれる。

分節: 輪状筋が収縮して食塊を細かく（①　　）する。 食塊と消化液を混合する。

振り子: （①　　）による長軸方向の（②　　）運動で、内容物を混合する。

捻れ(胃): 胃には 2層の筋層に加えて、最内層に（①　　）があって 3層構造をなしている。 この（①　　）により（②　　）を中心に （③　　）運動が起こる。内容物の混合に寄与する

分泌臓器ごとに、主に消化に関連する大量の液が消化管内腔に分泌される。 主たる分泌液は、 （①　　）（②　　）（③　　）（④　　）（⑤　　）である。

消化とは、炭水化物、たんぱく質、脂質などの高分子物質を（①　　）、（②　　）のような吸収可能な低分子物質にまで分解する過程をいう。 その分解に働くのが、消化酵素である。

吸収ほとんどの栄養素と水分は（①　　）から吸収され、大腸では一部の（②　　）と水分が吸収される。 吸収は、栄養素ごとに（③　　）を有している。

小腸と大腸の役割について正しいものを選べ ※（）数字が高い方が吸収率が高い グルコース　（2） アミノ酸　（2） 脂肪酸　（3） ビタミン　（3） ビタミンB12 （0） Na+ （3） Ca & Fe （3）

小腸と大腸の役割について正しいものを選べ ※（）数字が高い方が吸収率が高い グルコース　（3） アミノ酸　（2） 脂肪酸　（2） ビタミン　（2） ビタミンB12 （1） Na+ （2） Ca & Fe （2）

小腸と大腸の役割について正しいものを選べ ※（）数字が高い方が吸収率が高い グルコース　（2） アミノ酸　（2） 脂肪酸　（1） ビタミン　（0） ビタミンB12 （3） Na+ （3） Ca & Fe （1）

小腸と大腸の役割について正しいものを選べ ※（）数字が高い方が吸収率が高い グルコース　（0） アミノ酸　（0） 脂肪酸　（0） ビタミン　（0） ビタミンB12 （0） Na+ （3） Ca & Fe （？）

栄養素の代謝 吸収された栄養素は、主として（①　　）で代謝される。

口から入る食物には、いくらかは生体に有害な物質(毒素)や病原体(細菌、ウイルスなど) が含まれており、 消化器にはこれに対する防御機構が備わっている。 唾液に含まれる（①　　） 胃液中の（②　　） 小腸の（③　　） などが防御機構を構成しており、吸収された毒素は（④　　）で無害化される。

口腔 摂取された食塊は、歯牙による（①　　）を受けて細断され、舌により（②　　）と混和される。 （②　　）との混和により食塊は滑らかになり、（③　　）が容易になる。（②　　）に含まれるα-アミラーゼによってでんぷんが（④　　）へと分解される。（①　　）により十分滑らかになった食塊は（③　　）される。（③　　）は（⑤　　）運動に引き続いて反射として行われる。

※下運動は次の順番で起こる。 ①～③は随意運動で行われるが、 ④以降は反射で行われる。

食道 咽頭と胃をつなぐ約（①　　）cm長の、粘膜と筋層からなる管である。 食道粘膜は（②　　）で、食塊の移送を円滑にする効果がある粘液を分泌する。 食道入口部と胃噴門への移行部に括約筋があり、食塊の胃から食道への逆流を防止する。（③　　）に引き続いて、蠕動で食塊を胃に運ぶ。その速度は （④　　）～（⑤　　）cm/秒と速い。

胃は食道に続く入口の（①　　）と、十二指腸につながる出口の（②　　）を有する。 最大容量約（③　　）Lの、嚢状の形態をした臓器である。 食道側から、底部、体部、前庭部に分けられる。 壁の構造は、内側から粘膜、粘膜下層、筋層、漿膜となっている。 粘膜には（④　　）を分泌する胃腺がある。

胃について食道側から幽門につれての名称を並びかえろ

胃の構造について内側から順番に並べ変えろ

胃には、大きく分けて （①　　）（②　　）（③　　）（④　　） の4 つの機能がある。

胃の働き〜食物貯蔵〜 貯留時間は栄養素によって異なる。 糖質は約 2（①　　）時間、 たんぱく質は（②　　）時間、 脂質は（③　　） 時間である。

胃の働き【運動】 3 層の筋層で複雑な運動を行い、食物を胃液とともに（①　　）する。 胃上部の運動は（②　　）、食物の（③　　）に働き、下部の運動は（④　　）、食物の（⑤　　）に働く。

胃の働き〜運動〜 胃運動は（①　　）神経(副交感神経) により亢進し、さらに前庭部（②　　）細胞から分泌される（③　　）により促進される。 食物が（④　　）に排出されると、（④　　）壁から分泌される消化管ホルモンにより胃運動は（⑤　　）される。

胃の働き　〜分泌〜　胃液 胃腺から1日約（①　　）L分泌される。塩酸、ペプシノーゲン、粘液、内因子を含み、これらが食物を破砕・細断・融解し、 （②　　）を分解する。これらの成分はそれぞれの分泌細胞から分泌される。

胃の働き　〜分泌調整〜 分泌調整 胃液分泌の促進と抑制は （①　　）（②　　）（③　　）の 3 つの相で行われる。

脳相とは 視覚・嗅覚から大脳を経て（①　　）への条件反射と、口腔内感覚・味覚から（①　　）への直接反射により、（②　　）を介して直接に胃壁の壁細胞の分泌を促進する。（②　　）は（③　　）分泌を促し、（③　　）は壁細胞を刺激して胃酸分泌を促す。

胃相とは 食塊が胃に到達することにより、壁伸展による（①　　）が延髄に届き、迷走神経を介して壁細胞の（②　　）分泌を促す。（③　　）細胞は、食塊の直接刺激と壁伸展による刺激により、ガストリン分泌をさらに増加させて、（④　　）分泌をますます促進する。

腸相 食塊の一部が（①　　）に排出され始めると、（①　　）壁からの消化管ホルモンは（②　　）分泌を抑制する。

【十二指腸への排出調整】 食塊の十二指腸への排出は少量ずつ行われる。小腸での消化に大きくかかわる機能であ る。消化効率の点からいえば、最も重要な胃の機能ともいえる。これに影響する因子は 次のとおりである。 ・食事の質:固形か（①　　）か(食物粒子のサイズ)、炭水化物か（②　　）か。 ・胃の状況内容量(胃内圧)、胃壁伸展の程度が影響し、ガストリンは（③　　）に働く。 ・十二指腸の状況:食塊のpH、脂質の量、高浸透圧性、容量(壁伸展性)などは消化管ホ ルモンを介し（④　　）に働く。 ・中枢神経系:精神的刺激、（⑤　　）などは中枢神経を介して（④　　）に働く。

小腸 ①(duodenum)、②(jejunum)、③(ileum) からなる

小腸 十二指腸(duodenum)、空腸(jejunum)、回腸(ileum) からなる。 全体で約（①　　）mの長さがあり、活発な消化管運動が特徴である。（②　　）の最終段階の場を提供することで、栄養素を（③　　）する機能をもつ。 （④　　）作用も有す。

小腸壁は内腔より （①　　）（②　　）（③　　）（④　　）からなる。

小腸の粘膜 多数の（①　　）を形成して、その上に無数の（②　　）が突出している。 （②　　）は微絨毛(microvilli) をもつ吸収(上皮)細胞からなる。 これらの総表面積はテニスのシングルス のコートとほぼ同じ(20x 10 m) くらい広大で、吸収効率は非常に（③　　）。 （②　　）内では毛細血管網と（④　　）網が発達している。

小腸の粘膜下層 結合組織。（①　　）と（②　　）、（③　　）が発達している。

小腸の筋層 筋層 内側の（①　　）と外側の（②　　）の 2層からなる。

小腸の漿膜 腹膜の一部であり、空腸、回腸では（①　　）を形成する。（①　　）内を支配血管、リンパ管、神経が走行する。

小腸の機能 ① 消化管運動 内側の輪状筋と外側の縦走筋によって行われる。蠕動は内容物の（①　　）を行い、分節運動と振子運動は内容物の（②　　）に寄与する。

小腸の機能 ②分泌 十二指腸腺と腸腺から分泌される腸液は、 1 日（①　　）～（②　　）Lにもなる。 この中には（③　　）は含まない。粘液と（④　　）を含み、内容物の（⑤　　）を低下させる。

小腸の機能 ③消化 十二指腸において、膵臓と胆道から分泌される（①　　）と（②　　）の作用により栄養素が吸収可能な状態まで消化される

小腸の機能 ④ 吸収 グルコース、アミノ酸、脂肪酸などの栄養素は粘膜の絨毛で、（①　　）および（②　　）により吸収される。

小腸の機能 ⑤ 免疫作用 消化管内腔は（①　　）で、常に（②　　）や有害物質にさらされている。 小腸粘膜には防御機構が備わっている。 粘液による乾燥化の防止と（③　　）を行う。 パイエル板の（④　　）は細菌を貪食（どんしょく）し、多数の（⑤　　）が免疫応答を発揮する。

膵管と胆管は合流して、（①　　）で（②　　）に開口する。 （②　　）は、（③　　）からの膵管と（④　　）からの胆管が開口して（⑤　　）の中枢を形成している。

【膵臓（pancreas）】 胃の後方に、十二指腸のCループ内に挟まったような状態で存在する。 長さ約（①　　）cm、厚さ約（②　　）cm、黄白色である。 頭部、（③　　）部、尾部に分かれる。 構造としては腺器官であり、膵液を分泌する外分泌腺は腺房と導管からなる。 インスリン、グルカゴンなどを分泌する内分泌腺組織（④　　）ももっている。 膵液は無色透明の液で、1 日（⑤　　）～（⑥　　）L分泌される。 重炭酸塩を含む弱アルカリ性(pH約（⑦　　）)で、強力な多種類の消化酵素を含む。

膵液のうち、タンパク質系の消化酵素を全て選べ

膵液のうち、糖質系の消化酵素を全て選べ

膵液のうち、脂質系の消化酵素を全て選べ

膵液のうち、核酸系の消化酵素を全て選べ

胆道（bile duct) 肝内の胆管、肝外の胆管(肝管、総胆管)と、嚢状の（①　　）からなる。総胆管は十二指腸乳頭で十二指腸に開口している。（②　　）で生成された（③　　）を十二指腸に導く導管の役目を負っている。

【胆嚢（gallbladder）】 肝臓の下面に存在する嚢状の臓器で、胆嚢管を介して（①　　）につながる。 側道という感じ。 胆汁を（②　　）し、胆汁を濃縮する。 十二指腸に入った（③　　）が刺激となり、十二指腸から（④　　）という消化管ホルモンが分泌される。 （④　　）が胆嚢に働き、胆嚢が（⑤　　）して（②　　）した濃縮胆汁を十二指腸に排出する。

大腸 大腸は回腸末端で小腸からつながる。 小腸との間に回盲弁があり、大腸内容物の逆流を防止している。 大腸は小腸より太く (径（①　　）~（②　　）cm) 、 長さは約（③　　）~ （④　　）mである。 盲腸[cecum(盲端に虫垂(appendix)が付着)]、結腸[colon (上行、横行、下行、S 状に区 分)]、直腸(rectum) に区分される。 大腸の主たる働きは、水-電解質の吸収と糞便の形成・排出である。 消化管内には摂取した水分(1日約（⑤　　）mL) と消化管内に分泌される消化液(1日約（⑥　　）mL)が流れるが、そのほとんどの水（（⑦　　）%) を小腸と大腸で吸収する(健常な糞便には約（⑧　　）mLの水分しか含まれない)。

肝臓 肝臓は右上腹部の肋骨に固まれた位置に存在し、一部は脊柱を超えて左方に伸びている。巨大な臓器であるが、通常は腹壁から触知することは困難である。 重量は成人男性で （①　　）~（②　　） kg、女性で（③　　）~ （④　　）kg、色調は赤褐色(豊富な血液による)を呈す。 血液が豊富な臓器で、 流入する血液は （③　　）~ （⑤　　）L/分 (心拍出量の約（⑥　　）%にあたる量)で、そのうち （⑦　　）%以上が門脈から供給され、残りは肝動脈から供給される。 健常な肝臓は柔軟で、血液を多量に含んでいることから、水分をたくさん含んだ（⑧　　）に例えられる。その特性は、膨大な予備力、強力な（⑨　　）能力、多種多彩な機能、豊富な血液（⑩　　）力である。これらは、ほかのすべての臓器がもち得ない特徴である。