化学療法の１つである抗がん剤の輸液は一般的な輸液と異なる点がある。 主なポイントを以下に示す。 ①医療従事者への（①　　）に繋がる曝露の危険性がある薬剤を使用する。 ②（②　　）と呼ばれる時系列の治療計画が存在し、複数薬剤を組み合わせた投与パターンが作成されている。レジメンで決まっている内容は主に以下の内容。 ・抗がん剤、前投与薬の種類と投与する順番 ・投与ならびに休薬する期間 ・体表面積から設定される投与量 ・１回あたりの投与時間 ③入院での投与に限らず、投与する時だけ通院するケースも多い。 ④１つの症例で使用される薬剤の（③　　）数が多くなり、調製が複雑になる。 このことから、総合病院などでは専門の（④　　）を設置し、化学療法認定看護師が専門的に抗がん剤の輸液を行うケースが多い。また、入院患者は（⑤　　）で投与が行われている。

化学療法については、治療法を確定しレジメンを決定する（①　　）、薬剤の調製を行う（②　　）、投与ならびに患者ケアを担当する（③　　）などが連携して行うチーム医療が重要だとされている。

化学療法で使われる輸液ラインについては、（①　　）の危険性がある薬剤を扱うことから、（①　　）対策用の特殊な輸液ラインを採用する病院が増えている。2021年現在、化学療法室では（②　　）確率で採用されている。

化学療法室で使用される輸液ラインでは閉鎖式薬物移送システム（①　　）と呼ばれる曝露対策用の部品が付いている。

CSTDは薬剤部での調製で採用となることが多かったが、投与での曝露対策も必要との考えが普及してきた。 抗がん剤の曝露対策は （①　　）（②　　）（③　　）（④　　）まで必要との考えが、現在は主流になっている。

CSTDは抗がん剤の調製・運搬・投与・廃棄まで抗がん剤の飛散、液漏れを防止する機器。 一般的には（①　　）、（②　　）などに装着して使用する。

曝露対策の輸液ラインとしては、（①　　）の上部で2 又になっているもの（2又ライン）、もしくは（②　　）部分が CSTD のもの（シングルライン）が多い。 （③　　）で薬液バッグに CSTD を付けて調製され、CSTDを付けたまま投与に使用される。 当社では同様の輸液ラインを（④　　）輸液セットとして販売している。

化学療法では（①　　）を使用することも多い。化学療法の中には長時間、低流量で持続的に投与するレジメンもある。（②　　）がん治療の代表例であるFOLFIRI/FOLFOX療法では（③　　）～（④　　）mL に調製された薬剤を （⑤　　）日間で投与し、投与期間中は自宅で生活する。このため、（①　　）の様な携帯型ディスポーザブルポンプが使われる。

一般的に（①　　）を行うことで血管が脆弱になるとされており、留置した針先やカテーテル先端が輸液中に血管から外れやすくなる。

薬剤が血管外の周辺組織に漏れるとその組織に（①　　）や（②　　）などの組織障害が発生する。抗がん剤の中には少量の漏出でも大きな組織障害をもたらすものもあり、 化学療法においては重大なインシデントとされている

血管外漏出を考慮して、化学療法では（①　　）を使用しない方針を取る施設がある。自 然滴下で輸液を行っている場合、血管外漏出が発生すると滴下の（②　　）もしくは流量の（③　　）が発生する。しかし、（①　　）を使用している場合、強制的に流量を維持させることから、組織障害が（④　　）なるためである。

輸液ポンプ使用の有無については関連する（①　　）などでの記載は無く、（②　　）などで報告されている。このため、施設によって輸液ポンプを使用する施設と使用しない施設に分かれている。

化学療法ではフィルタの使用を推奨する薬剤がある。 薬剤に含まれる溶解しきれない（①　　）や（②　　）した薬剤が体内に混入することを防止するため。