問題一覧
1
【洞調律】 刺激伝導系を順番に、規則正しいリズムで電気刺激が伝わっている状態。 P波があり、それに続くQRS波がある。 そして、PーP間隔、RーR間隔は等しくなる。 心拍数が60/分以下の洞性徐脈、100回/分以上の洞性頻脈も刺激伝導系を順番に規則正しいリズムで電気刺激が伝わっているため洞調律ともいう。 また、60〜90回/分のものを( )という。
正常洞調律
2
【正常洞調律】 ポイント ・( )波がある。 ・( )波に続き通常幅の( )波がある。(PQ間隔は正常の範囲内で) ・( )が一定
P P、QRS RーR間隔
3
刺激伝導系を順番に、規則正しいリズムで電気刺激が伝わっている状態をなんというか。
洞調律
4
【心房細動】 心房が異所性発火により細かい痙攣をしている状態。 異所性発火があるため通常の( )波がなく、代わりに基線の細かい動揺( )波がある。 RーR間隔は不規則(不整)で、絶対性不整脈という。
P、f
5
【心房細動】 ポイント ・( )波がみられない ・( )が不整 ・基線が( )ようにみえる(心房細動波、 波)
P RーR間隔 揺れている、f
6
心房が異所性発火により細かい痙攣をしている状態をなんというか。
心房細動
7
【心房粗動】 心房が異所性の発火により規則正しく200〜400回分の頻拍で興奮している状態。 規則的ではあるが異所性の発火であるため正常の( )波がなく、代わりに基線に規則正しい( )状の波(F波)がある。 F波の何拍かに1つが心室に伝導され、QRS波と連結する。 RーR間隔は規則的である。 RーR間隔から心拍数も確認できる。
P、ノコギリ
8
【心房粗動】 ポイント ・( )波がなく、( )状の波( 波) ・( )は規則的 ・狭い幅の( )波
P、ノコギリ、F RーR QRS
9
心房が異所性の発火により規則正しく200〜400回分の頻拍で興奮している状態をなんというか。
心房粗動
10
【上室性期外収縮】 期外収縮とは、心筋内の通常刺激が出ない部分で電気刺激が発生してしまう状態のこと。 上室性期外収縮は、通常の洞結節での刺激よりも早いタイミングで心房内で異所性の刺激が出てしまい、その刺激が房室結節以下へと伝導していく状態のこと。 心房内の異常発火による心房の早期収縮から心室の早期収縮が発生する。 波形をとらえると、( )波が異形、( )波は正常幅、非代償性休止期という特徴を有している。
P、QRS
11
【上室性期外収縮】 ・基本調律は( ) ・通常のPQRST波よりも、早いタイミングで( )波が発生 ・( )波の幅は本来のものと同様(異なる場合もある) ・( )波が他のものと形が異なる
洞調律 PQRST QRS P
12
心筋内の通常刺激が出ない部分で電気刺激が発生してしまう状態のことをなんというか。
期外収縮
13
通常の洞結節での刺激よりも早いタイミングで心房内で異所性の刺激が出てしまい、その刺激が房室結節以下へと伝導していく状態のことをなんというか。
上室性期外収縮
14
【発作性上室性頻拍】 正常な刺激伝導を無視し、心室内から電気信号が繰り返し連続に起こっている状態のこと。 心室期外収縮が( )連発以上続く。
3
15
【発作性上室性頻拍】 ポイント ・( )は一定 ・( )の幅が( )と同様 ・( )波が見えるときと見えないときがある
RーR間隔 QRS、洞調律 P
16
正常な刺激伝導を無視し、心室内から電気信号が繰り返し連続に起こっている状態のこと。 心室期外収縮が3連発以上続く。 このような状態のことをなんというか。
発作性上室性頻拍
17
【心室性期外収縮】 心室内から異所性に発火した期外収縮であり、心室部分の収縮異常であることから心ポンプ機能への影響が大きい。 ( )波がなく、( )波の幅が広い。
P、QRS
18
【心室性期外収縮】 ポイント ・QRS波に対応する( )波がない期外(早期)収縮 ・( )波の幅が広い ・( )波が( )波と逆向きになる ・一般に( )期を満たす(間入型を除く) ・( )が2倍
P QRS T、QRS 代償性休止 RーR間隔
19
心室内から異所性に発火した期外収縮であり、心室部分の収縮異常であることから心ポンプ機能への影響が大きい。 P波がなく、QRS波の幅が広い。 このような状態をなんというか。
心室性期外収縮
20
【心室性期外収縮(二段脈)】 ( )と( )が交互に規則的に現れる状態のこと。
洞調律、心室性期外収縮
21
洞調律と心室性期外収縮が交互に規則的に現れる状態のことをなんというか。
心室性期外収縮(二段脈)
22
【心室性期外収縮(三段脈)】 ( )2回に対し、( )1回、もしくはその逆を繰り返す状態のこと。
洞調律、心室性期外収縮
23
洞調律2回に対し、心室性期外収縮1回、もしくはその逆を繰り返す状態のことをなんというか。
心室性期外収縮(三段脈)
24
【心室性期外収縮(多源性)】 異所性発火源が複数存在し、それぞれがもたらす( )波が異なるため多源性に現れる状態のこと。
QRS
25
異所性発火源が複数存在し、それぞれがもたらすQRS波が異なるため多源性に現れる状態のことをなんというか。
心室性期外収縮(多源性)
26
【心室性期外収縮(2連発)】 ( )が連続で2回発生したもの。
心室性期外収縮
27
【心室性期外収縮(連発)】 心室期外収縮が連続で3回発生した状態のこと。 3連発以上のことを( )と呼ぶ。
ショートラン
28
【心室性期外収縮(RonT型)】 先行するT波の受攻期に異所性に発火した( )波が発生し、心室頻拍、心室細動といった致死性不整脈に移行しやすい状態のこと。 ( )が( )と重なる。
QRS、R、T
29
【心室性期外収縮(RonT型)】 ポイント ・( )波と( )が重なって出る ・( )波の上に( )が出現する
R、T T、心室期外収縮
30
【心室頻拍】 心室性期外収縮が( )連発以上発生する状態のこと。 心室頻拍は3秒以上の持続する持続性と30秒以内に自然に治まる非持続性に分類される。 心室細動に比べて、波形の規則性は保たれているが左心ポンプ機能から考えると心拍数出は無効であり、電気的徐細動の適応となる。
3
31
【心室頻拍】 ポイント 心室性期外収縮が( )連発以上
3
32
心室性期外収縮が( )連発以上発生する状態のことをなんというか。
心室頻拍
33
【心室細動】 心室筋が無秩序に興奮し、心拍出量が0(心停止)になった状態のこと。 不規則な基線の( )がみられる。
揺れ
34
【心室細動】 ポイント ・波形から( )を判断することができない ・不規則に( )が揺れている
PQRST 基線
35
心室筋が無秩序に興奮し、心拍出量が0(心停止)になった状態のことをなんというか。
心室細動
36
【心房性期外収縮】 心房での異所性興奮が本来の洞結節からの電気的興奮よりも早いタイミングで出現する不整脈のこと。 上室性期外収縮のうち心房から異所性興奮が出現するものが心房性期外収縮で、房室接合部から異所性興奮が出現するものを房室接合部期外収縮という。 心電図の特徴は、本来出るべき洞結節からのP波(洞調律P波)の位置よりも早く出現する( )波があり、洞調律P波とは形が異なる。 心房性期外収縮からのQRS波は、一般的に洞調律からのQRS波と同じ形となる。
P
37
【心房性期外収縮】 ポイント ・洞調律よりも早期に( )波が出現 ・( )波が洞調律と異なる ・( )波は正常
P P QRS
38
心房での異所性興奮が本来の洞結節からの電気的興奮よりも早いタイミングで出現する不整脈のことをなんというか。 心電図の特徴は、本来出るべき洞結節からのP波(洞調律P波)の位置よりも早く出現するP波があり、洞調律P波とは形が異なる。 心房性期外収縮からのQRS波は、一般的に洞調律からのQRS波と同じ形となる。
心房性期外収縮
39
【Ⅰ度房室ブロック】 房室伝導時間が延長した状態のこと。 迷走神経の過緊張によることもある。 ( )が延長し、( )波は脱落しない。
PQ間隔、QRS
40
【Ⅰ度房室ブロック】 ポイント ・( )が延長 ・( )波は脱落しない
PQ QRS
41
房室伝導時間が延長した状態のこと。 迷走神経の過緊張によることもある。 この状態をなんというか。
Ⅰ度房室ブロック
42
【Ⅱ度房室ブロック(Wenckbach型・MobitzⅠ型)】 2拍以上伝導して1拍だけブロックされる状態のこと。 そのうち、( )間隔が徐々に延長して、1拍だけブロックされるⅡ度房室ブロックをWenckbach型(MobitzⅠ型)という。 伝導障害部位は房室結節内が多い。
PQ
43
【Ⅱ度房室ブロック(Wenckbach型・MobitzⅠ型)】 ポイント ・( )が一定 ・( )が徐々に延長 ・( )波の脱落
PP PQ QRS
44
2拍以上伝導して1拍だけブロックされる状態。 そのうち、PQ間隔が徐々に延長して、1拍だけブロックされる。 この状態をなんというか。
Ⅱ度房室ブロック (Wenckbach型・MobitzⅠ型)
45
【Ⅱ度房室ブロック(MobitzⅡ型)】 Ⅱ度房室ブロックのうち、( )の延長なしに心室への伝導が1拍ブロックされるタイプをMobitzⅡ型という。 ブロック部位はHis束より末梢で、高度房室ブロックや完全房室ブロックに移行するリスクが高い。
PQ
46
【Ⅱ度房室ブロック(MobitzⅡ型)】 ポイント ・( )が一定 ・( )が一定 ・( )波の突然の脱落
PP PQ QRS
47
Ⅱ度房室ブロックのうち、PQ間隔の延長なしに心室への伝導が1拍ブロックされる状態のことをなんというか。
Ⅱ度房室ブロック (MobitzⅡ型)
48
【完全房室ブロック(Ⅲ度房室ブロック)】 心房から心室への興奮伝導が完全に途絶したもので危険な不整脈。 心ポンプ機能への影響が大きく、ペースメーカー挿入などの緊急治療が必要になる。 ( )波、( )波がそれぞれ無関係なリズムを刻み、ときどき巨大なⅠ音(大砲音)が聴取される。
P、QRS
49
【完全房室ブロック(Ⅲ度房室ブロック)】 ポイント ・( )が一定 ・( )が一定 ・( )間隔より( )間隔の方が大きい
PP RーR PP、RーR
50
心房から心室への興奮伝導が完全に途絶したもので危険な不整脈。 心ポンプ機能への影響が大きく、ペースメーカー挿入などの緊急治療が必要になる。 P波、QRS波がそれぞれ無関係なリズムを刻み、ときどき巨大なⅠ音(大砲音)が聴取される。 このような状態をなんというか。
完全房室ブロック (Ⅲ度房室ブロック)
51
この心電図はなにか。
正常洞調律
52
この心電図はなにか。
正常洞調律
53
この心電図はなにか。
心房細動
54
この心電図はなにか。
心房粗動
55
この心電図はなにか。
上室性期外収縮
56
この心電図はなにか。
発作性上室性頻拍
57
この心電図はなにか。
心室性期外収縮
58
この心電図はなにか。
心室性期外収縮(二段脈・三段脈)
59
この心電図はなにか。
心室期外収縮(多源性)
60
この心電図はなにか。
心室性期外収縮(2連発)
61
この心電図はなにか。
心室性期外収縮(3連発) ショート
62
この心電図はなにか。
心室性期外収縮(RonT型)
63
この心電図はなにか。
心室頻拍
64
この心電図はなにか。
心室細動
65
この心電図はなにか。
心房性期外収縮
66
この心電図はなにか。
Ⅰ度房室ブロック
67
この心電図はなにか。
Ⅱ度房室ブロック Wenckbach型・MobitzⅠ型
68
この心電図はなにか。
Ⅱ度房室ブロック (MobitzⅡ型)
69
この心電図はなにか。
完全房室ブロック (Ⅲ度房室ブロック)
70
【正常洞調律】 心電図の基本となる波形。 波形そのものはP波、QRS波も正常。 安静時の心拍数が60回未満 →( ) 安静時の心拍数が100回以上 →( )
洞性徐脈 洞頻拍
71
運動療法中の心電図モニターでみられた 波形を図に示す。正しいのはどれか。
心室頻拍
72
心電図と病態との組合せを下に示す。誤っているのはどれか。
心室細動
73
心電図と所見との組合せを下に示す。誤っているのはどれか。
心房細動
74
モニター心電図で誤っているのはどれか。
2
75
心電図と病態との組合せを下に示す。誤っているのはどれか。
洞性徐脈
76
図は標準心電図記録である。正しい心拍数はどれか。
75/分
77
正しい心拍数はどれか。
60/分
78
図の心電図所見はどれか。
心室性期外収縮
79
次の心電図で正しいのはどれか。
心室性期外収縮
80
図は標準心電図記録図である。正しい心拍数はどれか。
75/分
81
心電図を示す。この心電図の所見で正しいのはどれか。
心房性期外収縮
82
72歳の男性。以前から心電図異常を指摘されていた。心電図を図に示す。正しいのはどれか。
Ⅰ度房室ブロック
83
75歳の男性。冠動脈バイパス術後。病棟での運動療法中に胸部不快感を生じた。そのときのモニター心電図を図に示す。この患者にみられるのはどれか。
心房細動