反射性交感神経性ジストロフィ(RSD)は、複合性局所疼痛症候群(CRPS)のtypeⅠに分類されている。

反射性交感神経性ジストロフィ(RSD)の急性期を過ぎてからプレドニン療法が効果的である。

CRPS type Ⅰでは、脳血管疾患発症後2.3日で症状が現れることが多く、半年程の経過で症状が治まる。

脳血管疾患における嚥下障害は通過障害よりも動的障害が多く、嚥下の際には麻痺側を下にすると誤嚥が少なくなる。

嚥下の第3相までが随意的制御が可能である。

正常な嚥下反射時には咽頭蓋が反転する。

嚥下障害のスクリーニング検査として、改訂水飲みテストが行われる。

運動性失語は復唱が困難となりやすい。

伝導性失語では理解が不良で、復唱が保たれやすい。

失語症において非流暢性となるのは感覚性失語ではなく運動性失語である。

観念運動失行は実際の道具を用いて課題を遂行することが困難である。

手指失認は劣位半球障害で出現しやすい。

Trial Making Test (TMT)は失語症検査として用いられる。

視覚失認の責任病巣は後頭葉である。

聴覚失認では閉眼で太鼓などの音源を聞かせて物品名を呼称させる検査を行う。

Gerstomann症候群では、失算、失書、左右失認、病態失認が特徴である。

Pusher(押す人)症候群は、劣位半球障害よりも優位半球の障害で出現しやすい。

観念運動失行では無意味な動作が困難となる。

BIT(Behavioral Inattention Test)無視検査は、口頭検査と行動検査から構成されている。

ベットポジショニングで行う半背臥位は、45度の半側臥位が理想である。

ベットポジショニングでは股関節を内旋位にする。

関節可動域練習は意識障害がある場合には実施しない。

急性期においては、麻痺側の関節可動域練習は全可動域の2/3以上で行う。

離床プログラム開始基準はJCSでⅡ-20とする。

MSAには小脳症状を主とするMSA-C(オリーブ橋小脳萎縮：OPCA)がある。

脊髄小脳変性症の遺伝型では、歯状核赤核淡蒼球ルイ体萎縮症の有病率が高い。

脊髄小脳変性症の治療薬として甲状腺刺激ホルモン放出ホルモンがある。

運動失調に対する運動療法として四肢の近位に重錘を負荷する。

運動失調に対してPNFのリズミックスタビライゼーション手技が有効である。

パーキンソン病は中脳黒質緻密部の変性が主体である。

パーキンソン病の矛盾運動とは薬の血中濃度が低いにもかかわらず調子が良いことである。

パーキンソン病では伝達物質であるアドレナリンが不足している。

パーキンソン病では服薬剤の副作用として幻聴がみられる。

Hoehn&Yahr重症度分類のstage Ⅲでは実用的な歩行が可能である。

パーキンソン病の包括的評価スケールに UPDRSがある。

頭部外傷では、びまん性軸索損傷の予後が良好である。

びまん性軸索損傷の発生機序には脳へ作用する剪断力や回転力が影響している。

多発性硬化症は半数が予後良好である。

多発性硬化症では視神経障害は稀である。

多発性硬化症ではLhermitte徴候がみられる。

非熱耐性である多発性硬化症では37°Cの体温であっても症状が悪化することがある。

多発性硬化症ではオリゴクローナルバンドが陽性となる。

多発性硬化症の運動療法では有酸素運動の運動強度が適している。

筋萎縮性側索硬化症では感覚障害が重症となる。

筋萎縮性側索硬化症では精神障害が出現する。

ギランバレー症候群は60%くらいが上気道感染や胃腸症状が先行する。

ギランバレー症候群では頭部・顔面の感覚障害が主体である。

ギランバレー症候群の予後は、高齢者と髄鞘変性が予後を悪化させる要因である。

ギランバレー症候群の発症直後から脳脊髄液検査で蛋白解離現象が認められる。

視野障害の同名半盲は、視神経交差の障害で生じる。

内頸動脈から直接分岐する動脈には眼動脈、後交通動脈、前脈絡叢動脈、前・中大脳動脈がある。

CT画像所見で出血性脳梗塞後を呈するのは脳血栓症である。

顔面神経麻痺では、麻痺側の口角が挙上位となる。

球麻痺と仮性球麻痺では、脳血管疾患でみられやすいのは仮性球麻痺である。

SIASの麻痺側運動機能検査の上肢近位テストでは、対側膝上から口まで上肢を挙上する課題である。

我が国の死因の2位が脳血管疾患である。

Br stageにおいて下肢stage Ⅳでは立位における骨盤挙上を伴う股関節外転が可能である。

筋萎縮性側索硬化症(ALS)では舌の線維束攣縮がみられやすい。

脳卒中片麻痺患者の歩行において、立脚相では足内側接地がみられやすい。

肩手症候群では麻痺側の手に冷感がみられる。

頭部外傷におけるびまん性軸索損傷が生じやすい部位として脳梁がある。

右半球の損傷では半側空間無視が生じやすい。

Parkinson病の振戦では、企図振戦を多く認める。

急性期のくも膜下出血の診断には単純CT画像が有用である。

SIASの合計得点は100点である。