ログイン

心理学2
100問 • 1年前
  • さかくらるい
  • 通報

    問題一覧

  • 1

    コットレル(Cottrell, N.B.)らは、他の個体が自分と同じ課題を行う場合は、注意の分散が生じることに伴う覚醒水準の高まりによって課題遂行量が上昇し、他の個体が自分の課題遂行を見ているだけの場合は、評価懸念により課題遂行量が低下することを見い出した。

    ×

  • 2

    シェリフ(Sherif, M.)は、実験参加者に暗室の中で静止した光点を観察させ、動いて見えた距離について推定させる実験を行った。その結果から、個々人の初期回答において優勢だった判断傾向が、集団による討議、他者意見への接触を通じて、より極端なものになることを明らかにし、この現象を集団極性化と呼んだ。

    ×

  • 3

    メーヨー(Mayo, G.E.)らは、ホーソン工場で行われた実験研究において、従業員の作業量を規定する要因を検討した。その結果、照明の明るさや休憩時間、労働日数などの要因のほか、従業員自身によって作られた非公式集団の規範よりも、会社によって作られた公式集団の規範に強く影響されることを明らかにし、論理的・経済的人間労働観に基づく科学的管理法を確立した。

    ×

  • 4

    ドイッチュとジェラード(Deutsch, M.&Gerard, H.B.)は、社会的影響について、他者から得た情報を物理的真実性についての証拠として受け入れる規範的影響と、他者からのポジティブな期待に沿うように意見や態度を同調させようとする情報的影響との二つに分けた。

    ×

  • 5

    ミルグラム(Milgram, S.)は、実験名目で他社に電気ショックを与えるように命令されたときに服従する人の特徴を調べる実験を行った。その結果、権威主義的パーソナリティ特性が弱い人は命令に従おうとしなかったのに対し、この特性が強い人は命令に従順で、生命に関わるほど強いショックを与え続けることが明らかになった。

    ×

  • 6

    モスコヴィッシ(Moscovici, S.)らは、集団場面において明るさの異なる青色のスライドを「青」か「緑」か判定するという課題を用いて実験を行った。その結果、少数の実験協力者(サクラ)が一貫して同じ判断を示し続けることにより、多数者の意見や態度を変容させ得ることに示した。

  • 7

    教師は真面目だろう、ブラジル人はサッカーが上手だろうというように、あるカテゴリーに属する人のイメージが過度に単純化、一般化されることをシェイピングという。シェイピングによって形成されたイメージは固定化しにくく、時代や社会情勢によって変化しやすい。

    ×

  • 8

    人は、他者の行動の原因について解釈する際、本人の性格や態度、能力などの内的属性要因よりも、その行動の背景にある環境や状況などの外的要因による影響力を重視する傾向がある。これは一般的に、基本的な帰属の誤り(fundamental attribution error)と呼ばれる。

    ×

  • 9

    説得とは、他者の態度や行動を特定の方向へ変化させる目的で行われるコミュニケーション活動をいう。説得の効果は、信憑性の高さなどの送り手の属性、結論の明示の有無などのメッセージの内容、活字メディアか視聴覚メディアかといった説得の媒体などの要因によって変動する。

  • 10

    人がある課題を行う場合、1人の時と周囲に他者がいるときとで課題遂行に差が出ることがある。集団場面において、不慣れな課題や複雑な課題の遂行が促進されることを社会的促進、習熟された課題や単純な課題の遂行が阻害されることを社会的抑圧という。

    ×

  • 11

    1人で考え意思決定するより、集団で意思決定する方が優れた結果を導き出すことがある。凝集性の高い集団ほど、現在の望ましい関係を維持しようとして自分の意見を積極的に発言する傾向があり、集団全体としての意思決定の質が向上する。これを集団思考という。

    ×

  • 12

    社会的比較過程の理論では、人間には自己評価への欲求があり、自分と能力や意見が類似した他者との比較を行うが、能力や成績に自信のある者は、自分より劣る他者と比較する傾向が強いとされている。

    ×

  • 13

    自己評価維持モデルでは、他社との比較過程で、自己関与度の高い課題における心理的に近い他者の優れた遂行は自己評価を上昇させるとされており、これは一般に栄光浴(basking in reflected glory)と呼ばれている。

    ×

  • 14

    社会的比較過程の理論では、自分より不運な他者と自己を比較することで主幹的な安定感を得ようとする傾向を下方比較(downward comparison)と呼び、時には他者への非難や中傷、社会的弱者への攻撃行動が生じるとしている。

  • 15

    自己評価維持モデルによれば、人は、誰にも負けたくない科目で自分より優れ、負けても気にならない科目で自分より劣る者を「一緒にいたい人」として選択する傾向があると考えられる。

    ×

  • 16

    社会的比較過程の理論によれば、テストの成績がよくなかった者が、他の者の成績が悪いと告げられた時よりも、他の者の成績がよいと告げられたときの方が、他の者の成績を知りたがると考えられる。

    ×

  • 17

    自己の否定的な評価を避けるために、自分自身で不利な状況を作り出すことがある。たとえば、試験の前日に会えて友人と酒を飲みに行く場合などであり、たとえ成績が悪くとも、前日酒を飲みに行ったからであって、自分の実力不足であるという判断は避けられる。こうした行為をセルフ・ハンディキャッピングという。

  • 18

    自分は特別な存在であり、周りの人から尊敬されるのが当然であり、特別な取り扱いをされるべきだという感情を自尊感情という。自尊感情の高い人は、自分より能力があり、成功している人と自己を比較することを避け、自分より劣った状態にある人と自己を比較することによって自分が特別な存在であることを確認しようとする。これを栄光浴という。

    ×

  • 19

    パズル好きの人に、パズルを解けたら報酬を支払うと約束して、いくつかのパズルを解いてもらい、報酬を支払った。内発的動機づけの考え方によれば、報酬をもらったことで自己決定感が高まり、パズルへの興味が増大するため、翌日に報酬を支払うという約束をしなかったとしても、以前にもまして熱心にパズルに取り組むと考えられる。

    ×

  • 20

    不安や緊張を感じるような高く不安定なつり橋の上で異性と会うよりも、緊張を感じない安定してしっかりとした橋の上で会う場合のほうが、異性に対してより強い魅力を感じるということがいわれている。これは自己評価維持モデルから説明することができ、安定した橋の上にいるほうが自信が高まり、異性の魅力にも注意を向けられるためであると考えられる。

    ×

  • 21

    自己に注意を向け、自分を意識しやすい性格特性は自己意識特性と呼ばれる。特に、人前など緊張する公的な場ではなく、家族や友人といるときなど私的な場で自己に注意を向けやすい傾向を私的自己意識特性という。私的自己意識特性が高い人では、試験の失敗や失恋など否定的な出来事の後でも、自己の肯定的な側面を見いだしやすく、否定的な気分がすみやかに改善される。

    ×

  • 22

    最初に大きな要請をして相手にわざと拒絶させておいて、その後に最初より小さい要請を行う方法を、フット・イン・ザ・ドア・テクニックという。例えば、交渉場面では、最初から妥協できる条件を出すのではなく、まず相手がとても受け入れられないような条件を出してから本当の交渉を始めると有利に交渉できる。

    ×

  • 23

    自分の能力が高く評価され過ぎるのを回避しようとして、自分に有利な条件があることを他者に主張したり、有利な条件を自ら作り出すことがある。こうすることによって、成功した場合に、その原因をあらかじめ主張しておいた有利な条件のせいにすることができる。こうした行為を、セルフ・ハンディキャッピングという。

    ×

  • 24

    自分に関する重要な次元については、過去経験から抽出した表象が高度に組織化された形で貯蔵され、認知構造として機能する。このような自己知識をセルフ・スキーマという。一方、自分以外のことについては、セルフ・スキーマに関連しない情報の方がアクセスされやすいため、他者についての判断の際には、セルフ・スキーマは準拠枠とはならない。

    ×

  • 25

    同じメッセージでも、一般に送り手の信憑性が高い方が説得の効果は大きい。一方、信憑性の低い送り手からのメッセージであっても、ある程度の時間が経過して送り手の印象が薄れると、内容次第で説得効果が効いてくることがある。後になってじわじわと現れてくるこうした効果を、スリーパー効果という。

  • 26

    人々は、自分が持っている特性、意見、行動はユニークでオリジナリティがあるが、自分のものとは異なる特性、意見、行動は一般的でつまらないものだとみなす傾向を持っている。この傾向をフォルス・コンセンサス効果という。例えば、「自分は楽観的だ」と思っている人は「自分は悲観的だ」と思っている人の方が一般的で、より多い比率で存在すると推測する。

    ×

  • 27

    クレッチマー(Kretschmer, E.)は、人間の体型と性格をそれぞれ3類型に分類し、内臓の発達が良く、身体が柔らかく丸い内胚葉型の性格に、神経系統が発達し、身体が痩せた外胚葉型の体型は身体緊張型の性格にそれぞれ対応するという類型論を提唱した。

    ×

  • 28

    精神分析学を創始したフロイト(Freud,S.)は、精神的活動のために用いられるエネルギーであるリビドーの向かう方向性に着目し、リビドーが自己の内面に向けられるタイプの人は、内気で思慮深いが実行力に欠ける内向型となり、リビドーが自己以外の外側に向けられるタイプの人は、感情が表れやすく社交的で決断力のある外向型になると考えた。

    ×

  • 29

    ロジャーズ(Rogers, C.R.)は、人間の欲求を階層として分類し、その最上位にある自己実現に向けて、人間はそれぞれのパーソナリティを自ら成長させていくと考えた。この考え方を臨床現場に応用されたマズロー(Maslow, A.H.)は、クライエントに指示を与えることなく、クライエント自身の成長を促すことで問題の解決を目指すクライエント中心療法を創始した。

    ×

  • 30

    オルポート(Allport, G.W.)は、パーソナリティを表す用語を辞書から収集し、それらを多くの人々に共通する特性と個人に特徴的な特性に分類した。その後、因子分析の手法を用いて特性の分析を行ったキャッテル(Cattell, R.B.)は、パーソナリティの基本的特性としてビッグ・ファイブと呼ばれる5次元の性格特性を提案した。

    ×

  • 31

    アイゼンク(Eysenck, H.J.)は、パーソナリティを特殊反応、習慣的反応、特性、類型の4水準から成る階層構造として捉えた。また、彼は、このモデルを前提として、精神医学的診断、質問紙法、客観的動作テストなどから得られた諸変数を因子分析した結果に基づき、パーソナリティの基本的次元を「外向ー内向」と「神経症的傾向」という二つの次元であるとした。

  • 32

    S.フロイトは、性的な本能衝動であるリビドーが、満たされたり抑制されたり、発散されたりする仕方が年齢段階によって異なるとして独自の発達段階説を提唱した。たとえばフロイトのいう口唇期は、およそ6歳から12歳の通常児童期と言われる時期に相当するが、この時期のリビドーの抑制のされ方や防衛的な発散の仕方が成人になっても名残をとどめると、几帳面や意地っ張り、あるいは強迫的な口唇愛性格となるとした。

    ×

  • 33

    C.G.ユングは、パーソナリティを記述する語彙についての因子分析的研究を通して、人のパーソナリティを説明する特性は5つの因子に集約されることを見いだした。これはビッグ・ファイブ(5因子モデル)といわれ、具体的には、神経症傾向、外向性、開放性、調和性および誠実性の5因子を挙げている。

    ×

  • 34

    R.B.キャッテルは、人間の体液のバランスによって性格を説明する体液説を唱えた。人間の4種の体液、すなわち胆汁、血液、黒胆汁、粘液に対応して、4つの気質の類型、胆汁質、多血質、黒胆汁質、粘液質を想定し、たとえば、黒胆汁の多いものは快活な黒胆汁質に、血液の多いものは、憂鬱な多血質になるとした。

    ×

  • 35

    H.J.アイゼンクは、パーソナリティの階層説を提唱した。この説では、行動傾向の集積として性格特性を考え、さらにその特性を集約した性格の基本的次元として類型の水準を考える。基本的次元としては、外向性ー内向性と神経症的傾向の2次元が提唱されたが、後に精神病質の次元が加えられた。

  • 36

    E.クレッチマーは、統合失調症(分裂病)の人には肥満型の体格をした人が多く、躁鬱病の人では、細長型の体格の人が多いこと、さらに発病前の性格にも一定の特徴があることを見いだした。一般の人にも性格と体格とに関連があると考え、分裂気質、躁鬱気質などの類型を提唱した。躁鬱気質は、非社交的で内気、無関心であるとされる。

    ×

  • 37

    内田クレペリン精神検査は、連続加算作業の成績から得られる曲線の型(作業曲線)と、全体の作業の水準・誤答の有無などから、被検査者のパーソナリティの特徴を捉える検査である。主として被検査者の知的資質のほか、思考様式や無意識の欲動、創造性、自我の統制力などが作業曲線に現れ、それが特定のパーソナリティの特徴や精神障害に対応すると想定される、検査そのものが簡便であり、集団場面において比較的短時間で実施できるという特徴がある。

    ×

  • 38

    P-Fスタディは、24個の刺激画から構成されている。どの刺激画にも簡略化された人物が描かれており、被検査者に「その情景が今どういう場面で、そこにいる人はどんな気持ちで、何をしているのか」について自由に物語を作ってもらうことで、その人の欲求のあり方や、環境への適応の仕方を分析するものである。反応のさせ方には投影法的な要素が強いが、24の反応が集計され、結果が数量的に扱われる点で、質問紙法検査の特徴も有している。

    ×

  • 39

    ロールシャッハ・テストは、被検査者に左右対称のインクのブロット(しみ)を見せて、何に見えるかを自由に答えてもらうというものである。被検査者の欲求不満場面における反応傾向を中心として、比較的意識されやすい反応傾向を知ることを想定している。結果の解釈の手法には、クロッパー法、片口法などがあるが、近年、手順通りの解釈によって一定の解釈に到達できるような包括システムと呼ばれる手法が徐々に普及している。

    ×

  • 40

    YG性格検査は、120項目からなる質問紙法の検査である。検査は、12個の下位尺度と6個の因子から構成され、因子ごとの得点プロフィールから、パーソナリティの類型的な判断ができるようになっている。類型には、A型からE型までの5類型はあり、それぞれについて典型、準型、亜型(混合型)の3種類がある。この検査の特徴には、実施や採点が簡便であること、先行研究が多いことなどがある。

  • 41

    バウムテストは、被検査者に木の絵を描いてもらう描画法の検査である。自由度の高さに特徴があり、空白画面における位置の意味や、樹冠、幹、枝、葉などの意味を象徴的に解釈したり、描画力や想像力を測定したりすることが中心であって、木のサイズや筆圧についての分析は行わないのが通例である。対象年齢の広さや勘弁さ、また言語表出が困難なものに対しても実施が可能であることなどから、わが国の臨床現場ではよく用いられている。

    ×

  • 42

    自律訓練法とは、心身安定のための心理生理学的訓練法の一つである。行動療法が基盤となっており、「標準練習」、「黙想練習」、「特殊練習」などから成り立っている。全般に手続きが明確で簡便であり、乳幼児を除いて幅広い年齢層に適用できるほか、陽性症状の見られる統合失調症の患者や重度の抑うつ病患者の治療にも効果的とされている。

    ×

  • 43

    内観療法は、過去の対人関係における自己の態度や行動を多面的・客観的に調べることにより、真実の自己を発見するための技法である。内観は1ヶ月間集中的に実施されるものとされ、「絶対臥褥期」、「軽作業期」など五つの段階を通して、親など身近な存在との関わりを「世話になったこと」「迷惑をかけたこと」などのテーマに沿って繰り返し思い出していく。

    ×

  • 44

    ゲシュタルト療法では、治療プロセスは問題指向的で構造化されており、状況を認識する過程を表層と深層の2つのレベルに分けて分析する。全体としてまとまりある人格への統合を図ることが治療の目標であり、セラピストは治療初期に問題リストを作成した後、「ホット・シート」や「ロール・プレイング」などの技法を用いて介入していく。

    ×

  • 45

    交流分析では、基本的に「構造分析」「ゲーム分析」など4つの分析を行う。例えば構造分析では、人は誰でも心の中に「親・大人・子」という三つの自我状態があり、各個人により、また状況によって、優位となる自我状態が異なると考え分析していく。交流分析の基本的な立場としては、無意識の存在を仮定せず、「今、ここで」を重視する。

  • 46

    サイコドラマとは、対人行動の障害やつまづきを学習性の行動の欠如として捉え、ドラマを演じさせることを通して、効果的な対人行動の獲得を援助していく認知行動療法である。治療はあらかじめ定められた手順に沿って進められる。参加者には一定以上の自発性や表現力が必要とされるため、精神障害患者への適用は不向きとされている。

    ×

  • 47

    フォーカシングは、人が現実と信じているものは、実は心理的に構成され、社会的に構築されたものだとする構成主義の発想が理論的基盤となっており、問題のあるストーリー、すなわちドミナント・ストーリーとは異なった、それに取って代わるオルタナティヴ・ストーリーを構築することに主眼が置かれている。

    ×

  • 48

    内観療法は、成瀬悟策が開発した日本独自の自己探求法であり、自分にとって重要な人物との関係を、①お世話になったこと、②(お世話を)して返したこと、③迷惑をかけたこと、の3点に絞って、具体的に調べていくものである。

    ×

  • 49

    ゲシュタルト・セラピーは、家族成員間の相互作用や結びつきのありようを含めて、家族を1つのまとまりをもったシステムととらえ、家族システムが抱える心理的問題を臨床実践の対象とするものである。すなわち、家族は個人の寄せ集めではなく、家族成員それぞれに対する個人面接の結果を足し合わせても、その家族全体としての関係や心理状態は把握できないととらえている。

    ×

  • 50

    自律訓練法はシュルツ(Schultz, J.H.)が創始者であり、その標準練習は、「気持ちが落ち着いている」、「両腕両足が重たい」など自己暗示的要素を含んだ7段階を段階的に訓練していき、心身のリラックスした状態を得ることを目的としている。

  • 51

    多世代家族療法は、個人や夫婦・家族の問題や症状を、何世代かにわたる家族関係の歴史という文脈の中で理解して、世代間境界が曖昧である家族や過度にばらばらな家族を問題のある家族とみなし、家族の再構造化を図ろうとするものである。

    ×

  • 52

    DSM-5(精神疾患の診断・統計マニュアル)における、自閉スペクトラム症/自閉症スペクトラム障害(Autism Spectrum Disorder)に関する記述として最も妥当なのはどれか。 言語的コミュニケーション行動および非言語的コミュニケーション行動を表出することに欠陥があり、例えば、それらを用いて他者と意思疎通を図ることが難しい。一方、相手が発するコミュニケーション行動については、どちらもおおむね適切に理解することができる。

    ×

  • 53

    DSM-5(精神疾患の診断・統計マニュアル)における、自閉スペクトラム症/自閉症スペクトラム障害(Autism Spectrum Disorder)に関する記述として妥当か。 感覚刺激全般に関して過敏であり、触られることを嫌う、ほんの少しぶつかっただけでひどく痛がる、自分の体温変化に強くこだわる、物の匂いを嗅ぐこと、光や動くものを見ることに熱中するなどの特徴は、彼らに共通して認められるものである。

    ×

  • 54

    DSM-5(精神疾患の診断・統計マニュアル)における、自閉スペクトラム症/自閉症スペクトラム障害(Autism Spectrum Disorder)に関する記述として妥当か。 症状が発達早期には認められず、思春期に至って初めて表れることがある。他の精神疾患同様、思春期における生理的バランスおよび社会的要求の変化が症状の発現を促しており、これにより、自閉スペクトラム症が変性疾患であることが分かる。

    ×

  • 55

    DSM-5(精神疾患の診断・統計マニュアル)における、自閉スペクトラム症/自閉症スペクトラム障害(Autism Spectrum Disorder)に関する記述として妥当か。 DSM-5では、DSM-Ⅳにおいて自閉症障害、アスペルガー障害または特定不能の広汎性発達障害の診断が十分に確立しているもののうち、前二者に関しては自閉スペクトラム症を診断し、後一者に関しては社会的(語用論的)コミュニケーション症と診断する。

    ×

  • 56

    DSM-5(精神疾患の診断・統計マニュアル)における、自閉スペクトラム症/自閉症スペクトラム障害(Autism Spectrum Disorder)に関する記述として妥当か。 DSM-5における「スペクトラム」という表現は、機能的な障害が明らかになる局面が個々の特性や環境によって異なること、障害の徴候が、症状の重症度、発達段階、暦年齢などによって非常に多様であることなどを示している。

  • 57

    DSMー5(精神疾患の診断・統計マニュアル)における統合失調症(Schizophrenia)に関する記述として妥当か。 自己の重要性を過度に大きく捉え、成功、才気、美しさに捕われており、過剰な賞賛を求めたり、他者に嫉妬したりするといった特徴を有する。共感性に乏しく、時に他者を不当に利用することもあるとされている。

    ×

  • 58

    DSMー5(精神疾患の診断・統計マニュアル)における統合失調症(Schizophrenia)に関する記述として妥当か。 自己像が不安定で、慢性的な虚無感があり、見捨てられることを避けようとしてなりふりかまわぬ努力をするなど、不安定で激しい対人関係様式を示すといった特徴を有する。浪費や性行為を含む衝動的な行動を示したり、自傷行為を繰り返したりすることもあるとされている。

    ×

  • 59

    DSMー5(精神疾患の診断・統計マニュアル)における統合失調症(Schizophrenia)に関する記述として妥当か。 1人の人間の中に複数の分離した人格が存在する状態であり、それらの人格は、環境や自己について独自の感じ方や考え方を持ち、明確に分離することができる。小児期早期の被虐待体験等と強く結びついているとされている。

    ×

  • 60

    DSMー5(精神疾患の診断・統計マニュアル)における統合失調症(Schizophrenia)に関する記述として妥当か。 妄想、幻覚、奇妙な行動といった陽性症状、感情の平板化、思考の貧困、意欲の欠如といった陰性症状、職業的な役割や自己管理能力等の機能面の障害を主症状とする。思春期から30歳頃までの間に発症されることが多いとされている。

  • 61

    DSMー5(精神疾患の診断・統計マニュアル)における統合失調症(Schizophrenia)に関する記述として妥当か。 暴力的な事故や犯罪、戦争、性的暴力、誘拐、自然災害等を体験したり目撃したりした後に、侵入症状、回避、過覚醒症状等が1ヶ月以上持続するものである。この疾患の生涯有病率は、女性の方が男性よりも高いとされている。

    ×

  • 62

    DSMー5(精神疾患の診断・統計マニュアル)における食行動障害および摂食障害群(Feeding and Eating Disorders)のうち、神経症やせ症/神経性無食欲症(Anorexia Nervosa)に関する記述として妥当か。 接触制限型と過食・排出型の下位分類があるが、後者は前者と異なり、るい痩を超えてもなお痩せようとする痩身願望はなく、自分のスタイルを自分の理想とするものに近付け、これを維持しようとする特徴がある。

    ×

  • 63

    DSMー5(精神疾患の診断・統計マニュアル)における食行動障害および摂食障害群(Feeding and Eating Disorders)のうち、神経症やせ症/神経性無食欲症(Anorexia Nervosa)に関する記述として妥当か。 患者が、①持続性のカロリー摂取制限、②体重の増加または肥満になることの強い恐怖または体重増加を阻害する行動の持続、③体重および体型に関する自己意識の障害のうち、二つに該当することをもって診断できる。

    ×

  • 64

    DSMー5(精神疾患の診断・統計マニュアル)における食行動障害および摂食障害群(Feeding and Eating Disorders)のうち、神経症やせ症/神経性無食欲症(Anorexia Nervosa)に関する記述として妥当か。 体重の減少が見られ始めても、初めのうちは身体的活動性が上昇することが多く、それによりカロリー消費は増え、「痩せ」が一層進行することになり、患者はこれを肯定的に受け止める。しかし、BMIが25以下になると、身体的活動性は徐々に低下し、本症と診断される。

    ×

  • 65

    DSMー5(精神疾患の診断・統計マニュアル)における食行動障害および摂食障害群(Feeding and Eating Disorders)のうち、神経症やせ症/神経性無食欲症(Anorexia Nervosa)に関する記述として妥当か。 身体的不調を自覚して、健康の回復のために痩せたいまたは痩せなければならないと思い食事制限を開始した結果、必要以上に食事の量や種類が少なくなり、本症発症に至った場合は、重症に至るまではまれである。

    ×

  • 66

    DSMー5(精神疾患の診断・統計マニュアル)における食行動障害および摂食障害群(Feeding and Eating Disorders)のうち、神経症やせ症/神経性無食欲症(Anorexia Nervosa)に関する記述として妥当か。 身体面での著しい所見は、るい痩である。体重の減少に伴い、有意の低血圧、低体温、脈拍の低下、産毛(柔らかい体毛)の発生などのほか、飢餓状態に伴う様々な身体症状が発現することが多い。

  • 67

    DSMー5(精神疾患の診断・統計マニュアル)における神経発達症候群/神経発達障害群(Neurodevelopmental Disorders)に関する記述として妥当か。 知的能力障害(精神遅滞)は、社会的・実用的な領域における、知的機能の欠陥あるいは適応機能の欠陥のいずれかを含む障害である。診断にあたっては、IQは補助的な情報とされ、自立は社会的責任などの側面において発達的な水準を満たすことできない、という適応機能の欠陥が明らかであれば、知能検査の結果や実施の有無にかかわらず診断名を付すことができる。

    ×

  • 68

    DSMー5(精神疾患の診断・統計マニュアル)における神経発達症候群/神経発達障害群(Neurodevelopmental Disorders)に関する記述として妥当か。 注意欠如・多動症(注意欠陥/多動性障害)は、発達の水準に不相応で、社会的、学業的、職業的活動に直接悪影響を及ぼすほどの不注意と多動性・衝動性、またそのいずれかの持続的な様式を特徴とする。不注意または多動性・衝動性の症状のうちいくつかが12歳になる前から存在していたことが、診断の要件の一つとなっている。

  • 69

    DSMー5(精神疾患の診断・統計マニュアル)における神経発達症候群/神経発達障害群(Neurodevelopmental Disorders)に関する記述として妥当か。 自閉スペクトラム症/自閉症スペクトラム障害は、持続する相互的な社会的コミュニケーションや対人的相互反応の障害、または限定された反復的な興味や活動等の様式を特徴とする。ここでスペクトラムという用語は、通常、発症時には広範囲に症状を呈するが、年齢や発達段階が上がるにつれて症状が緩和し収束していく、という特徴を表している。

    ×

  • 70

    DSMー5(精神疾患の診断・統計マニュアル)における神経発達症候群/神経発達障害群(Neurodevelopmental Disorders)に関する記述として妥当か。 小児期発症流暢症(吃音症)は、言語の習得・使用における持続的な困難さを特徴とする。具体的には、少ない語彙、限定された構文、話法(一つの話題や一連の出来事を表現したり、会話をしたりするために、語彙を使用し文章をつなげる能力)といった、言語理解や言語産出の欠陥を示す。

    ×

  • 71

    DSMー5(精神疾患の診断・統計マニュアル)における神経発達症候群/神経発達障害群(Neurodevelopmental Disorders)に関する記述として妥当か。 限局性学習症(学習障害)は、全般的な知能に遅れはなく、数的処理や空間把握には問題がないにもかかわらず、単語を正確かつ流暢に読むこと、読解力、書字表出などの言語領域における基本的な技能の学習に困難を呈する障害である。知的能力障害とは異なり、限局性学習症の症状は可変的で、加齢に伴い適切な介入や援助を行うことにより減退または消失する。

    ×

  • 72

    A.パンデューラは、達成への動機づけの過程について、成功や失敗の原因を何に求めるという原因帰属の考え方を導入した。彼の原因帰属理論によれば、たとえば、失敗の原因を能力不足に帰属させやすい人は、努力不足に帰属させやすい人に比較して達成への動機づけが低減すると考えられる。

    ×

  • 73

    M.E.P.セリグマンは、達成動機づけの期待-価値モデルを提唱した。それによれば、課題達成への動機づけの程度は、その人の人格特性としての達成動機の強さと、主観的な成功確率としての期待、課題に成功することの価値によって決まるとされる。

    ×

  • 74

    A.H.マズローは、欲求を低次のものから高次のものまで階層的に捉えた。生理的な欲求が満たされると、その上位にある安全と安定を求める欲求が生じ、さらにそれがある程度満たされると愛と所属への欲求が表面化する。そして、欠乏欲求がすべて充足されると、最も高次の欲求として、自らの能力に応じて創造的な自己を実現しようとする自己実現の欲求が現れるという。

  • 75

    J.W.アトキンソンは、何をしても電撃から逃れられないという経験をしたイヌは、その後電撃を回避できる状況にあっても、電撃を回避するための行動をとらず、無気力状態に陥ることを発見し、これを学習性無力感とよんだ。彼は学習性無力感はイヌが行動と結果とは一般に関係がないという非随伴性認知を獲得したため生じるとした。

    ×

  • 76

    B.ワイナーによれば、期待には2つのタイプがある。すなわち、所与の行動がどの程度結果を生み出すかという結果期待と、ある結果を生み出すのに必要な行動をどの程度うまくやれるかという効力期待である。そして彼は知覚された効力期待を自己効力と名付け、結果期待ではなく、自己効力が人間の行動に大きな影響を及ぼすとした。

    ×

  • 77

    ピグマリオン効果に関する記述として妥当か。 ある調査において、学業成績で教師から望ましい評価を受けた生徒は、望ましくない評価を受けた生徒より、学業成績とは関係のない性格的特徴や生活行動の面においても、教師から望ましい評価を受ける傾向が見られた。

    ×

  • 78

    ピグマリオン効果に関する記述として妥当か。 ある実験において、もともと図工に関して意欲の高い生徒に対して、優れた図工作品を作った場合に教師がご褒美を与えるという期間を設けたところ、期間経過後に教師からご褒美が与えられなくなると、生徒の図工に関する意欲は実験開始前よりも低下した。

    ×

  • 79

    ピグマリオン効果に関する記述として妥当か。 ある実験において、教師が生徒に英語を教えるとき、言語に関わる能力が高い生徒には文法に沿って読解させていく方法が効果的であったのに対し、言語に関わる能力が低い生徒にはコミュニケーションを中心とした方法が効果的であった。

    ×

  • 80

    ピグマリオン効果に関する記述として妥当か。 ある調査において、教師が「マンガは読まないほうがいい」という説得的メッセージを生徒に送ったところ、メッセージを送ったのが生徒から見て魅力ある教師である場合は、魅力がない教師の場合に比べて、説得内容が肯定的に受け止められ、生徒に否定的な感情が生じにくかった。

    ×

  • 81

    ピグマリオン効果に関する記述として妥当か。 ある実験において、小学校のクラスから児童を無作為にえらび、これらの児童について「今後、学習成績が顕著に向上するはずである」というメッセージを担任の教師に与えたところ、教師が成績の伸びを期待したこれらの児童は、他の児童よりも、1年後の学習成績が大きく向上した。

  • 82

    「同じ80点を取ったのにA君はこれを成功と感じ、B君は失敗と感じた。」この2人の感じ方の相違について説明した記述として妥当か。 ホッペ(Hoppe, F.)によれば、各人が自己に課する要求の高さ、または達成への期待の程度を要求水準というが、予想された水準に結果が達する、達しないで個人の満足感が異なっている。A君とB君の違いは要求水準であり、A君は70点、B君は100点を目標としていたため、2人の感じ方に相違が生じた。

    ×

  • 83

    「同じ80点を取ったのにA君はこれを成功と感じ、B君は失敗と感じた。」この2人の感じ方の相違について説明した記述として妥当か。 バンデューラとシャンク(Bandura, A.&Schank, R.C.)によれば、具体的で身近な目標を立てた場合よりも、遠い大きな目標を立てた場合の方が、セルフ・エフィカシー(自己効力感)が高まるという。この場合、A君が「良い点を取る」ことを目指していたのに対し、B君は「80点以上の得点」を目指していたため、2人の感じ方に相違が生じた。

    ×

  • 84

    「同じ80点を取ったのにA君はこれを成功と感じ、B君は失敗と感じた。」この2人の感じ方の相違について説明した記述として妥当か。 ユング(Jung, C.G.)は、自己よりも外界の世界に関心がある感情型と、外界よりも主観的認識の方を基準にする思考型の2類型を区別した。この場合、感情型であるA君は得点という外的基準に重きを置いたが、思考型であるB君は、満点を取れなかった自分の問題に目を向けたため、2人の感じ方に相違が生じた。

    ×

  • 85

    「同じ80点を取ったのにA君はこれを成功と感じ、B君は失敗と感じた。」この2人の感じ方の相違について説明した記述として妥当か。 外から誘因となる報酬を与えて動機づけを高めることを内発的動機づけという。A君とB君の違いは報酬の有無であり、A君は、80点を取ったら親からおもちゃを買ってもらえることになっていたが、B君には特に報酬がなかったため、2人の感じ方に相違が生じた。

    ×

  • 86

    「同じ80点を取ったのにA君はこれを成功と感じ、B君は失敗と感じた。」この2人の感じ方の相違について説明した記述として妥当か。 三隅二不二は、課題解決や目標達成に関するP機能(Performance function)と、集団の存続や維持に関するM機能(Maintenance function)の2つの自我状態が心の中に存在すると仮定した。P機能が優位なA君は、テストで高得点を取ったことを重視したが、M機能が優位なB君は、高得点をとると仲間に悪く思われるかもしれないと対人面の影響を重視したため、2人の感じ方に相違が生じた。

    ×

  • 87

    自己評価に関するL.フェスティンガーの考え方についての記述として妥当か。 人間には、環境を理解し環境に対し有効な働き掛けを行うために必要な基本的動因として自己評価への動因があり、自己評価のための客観的、物理的な手段が利用できない場合には、他者と自己とを比較すると主張した。さらに、正確で安定した自己評価を得るために、比較他者となり得る者のうち、自分の能力や意見と近い他者との比較がなされるとした。

  • 88

    自己評価に関するL.フェスティンガーの考え方についての記述として妥当か。 社会的比較における自己評価欲求と自己高揚欲求のうち、自尊感情に対する脅威があるときには前者がより強く働き、自分より下位の者との比較によって主観的幸福感を増大させようとするという下方比較の理論を提唱した。さらに、深刻な病といった自己の脅威を経験した人や自尊感情の高い人ほど、頻繁に下方比較を行う傾向があることを実験により明らかにした。

    ×

  • 89

    自己評価に関するL.フェスティンガーの考え方についての記述として妥当か。 自己評価維持モデルを提唱し、人は、自己評価を維持するために認知や行動を変化させると主張した。たとえば、自己との関連性が高い課題において心理的に近い他者の遂行レベルが自分のものよりも優れていた場合、「その課題における自己の遂行レベルを低下させる」「その他者との心理的距離をさらに近づける」などの認知的、行動的な変化の予測が可能になるとした。

    ×

  • 90

    自己評価に関するL.フェスティンガーの考え方についての記述として妥当か。 ある課題で高く評価されている個人・集団と自己との結びつきを強調することで自己の評価を高めようとする現象を、栄光欲と名付けた。これは、課題と事故との関連性が高い場合に起こりやすいとされ、自分が所属している集団の評価を高め、反対に対立集団の評価を下げるという方略が使われることも明らかにされている。

    ×

  • 91

    自己評価に関するL.フェスティンガーの考え方についての記述として妥当か。 理想自己(本当はどうなりたいか)や当為自己(どうあるべきか)は、自己指針あるいは自己基準として現実自己を評価する際の枠組みになると考えた。そして、それら諸自己間のずれをセルフ・ディスクレパンシーと呼び、現実自己と理想自己のずれが大きい場合は不安や緊張を、現実自己と当為自己のずれが大きい場合は落胆や失望を経験しやすいと主張した。

    ×

  • 92

    C.R.ダーウィンは、たとえば、歯をむき出すことは、闘争に役立ったために怒りの表情になったのであり、表情と感情には普遍的な関連があるとした。これに対して、P.エクマンは、幸福、驚き、怒り、嫌悪、悲しみ、恐れという6つの基本的な感情について、表情との関連を検討したが、同一の感情であっても表情は民族によって異なり、文化による影響が大きいとした。

    ×

  • 93

    われわれは通常、「悲しい」から「泣く」と考えている。これに対して、W.B.キャノンとP.バードは、涙を流すという身体的反応を知覚することによって、悲しいという感情を体験するのだと主張した。これは、身体的反応とその知覚の両者が関係していることから、感情の2要因説といわれる。

    ×

  • 94

    R.S.ラザラスは、実験参加者に自律神経系を活性化させる注射をした上で、その薬理作用を知らせる群と知らせない群を設定し、実験参加者の前でサクラが怒ったり、陽気に振る舞ったりする実験を行った。その結果、薬理作用を知っている場合の方が、サクラの行動によって感情が左右されることを示した。このことから、感情は生理的喚起状態を周囲の文脈にしたがってどのように評価するかに依存しているという、認知評価説を主張した。

    ×

  • 95

    M.E.P.セリグマンは、失敗や成功の原因をどう考えるのかという原因帰属によって異なった感情が生起するとした。たとえば、他者のネガティブな結果が、その本人にとって統制不可能な要因によって引き起こされたのを観察したとき、怒りという感情が喚起される。逆に、他者が本人にとって統制可能な要因によってネガティブな状態が引き起こされたのを観察したとき、哀れみ・同情という感情が喚起される。

    ×

  • 96

    R.プルチックは、様々な基本的感情について、対極的なものを対立した位置におき、類似したものを隣に置くことによって、感情が円環状に位置づけられるとした。たとえば、喜びの対極は悲しみである。さらに、日常場面で生じる感情を基本的感情の混合として説明しようとした。たとえば、驚きと悲しみの混合したものが落胆である。

  • 97

    ジェームズ(James, W.)とランゲ(Lange, C.G.)は、刺激によって惹起され身体反応が脳に伝達されることによって情動体験が生じるというキャノン(Cannon, W.B.)とバード(Bard, P.)の中枢起源論を批判し、知覚された情報が脳に伝達され、身体反応と情動体験が同時に生じるとする末梢起源説を主張した。

    ×

  • 98

    シャクター(Schachter, S.)らは、薬剤によって引き起こされた生理的喚起の状態を実験参加者がどのように解釈・評価するかによって、情動体験の質は異なることを示した。彼らは、このような結果から、情動体験の質は生理的喚起と認知的評価の双方に基づいて決まるという情動の二要因説を主張した。

  • 99

    トムキンス(Tomkins, S.S.)は、情動を喚起する刺激を知覚すると、その情動に固有の各種表情筋が反応し、それらが脳に伝達することによって情動体験が生まれるとする仮説を提唱した。この仮説は、顔面フィードバック仮説又は表情フィードバック仮説と呼ばれており、中枢起源説を発展させたものであると言える。

    ×

  • 100

    どのような刺激であっても、繰り返し接することでその刺激に対する好感情が増していく現象を単純接触効果という。単純接触効果は、提示時間が極めて短く、再認が困難な刺激の場合にも生起することから、ラザラス(Lazarus, R.S.)は、感情は認知の関与がなくとも生起し得ると主張した。

    ×

  • 教育学

    教育学

    さかくらるい · 100問 · 1年前

    教育学

    教育学

    100問 • 1年前
    さかくらるい

    教育学2

    教育学2

    さかくらるい · 100問 · 1年前

    教育学2

    教育学2

    100問 • 1年前
    さかくらるい

    国際関係

    国際関係

    さかくらるい · 100問 · 1年前

    国際関係

    国際関係

    100問 • 1年前
    さかくらるい

    国際関係2

    国際関係2

    さかくらるい · 100問 · 1年前

    国際関係2

    国際関係2

    100問 • 1年前
    さかくらるい

    国際関係3

    国際関係3

    さかくらるい · 40問 · 1年前

    国際関係3

    国際関係3

    40問 • 1年前
    さかくらるい

    教育学3

    教育学3

    さかくらるい · 18問 · 1年前

    教育学3

    教育学3

    18問 • 1年前
    さかくらるい

    心理学1

    心理学1

    さかくらるい · 100問 · 1年前

    心理学1

    心理学1

    100問 • 1年前
    さかくらるい

    心理学3

    心理学3

    さかくらるい · 6問 · 1年前

    心理学3

    心理学3

    6問 • 1年前
    さかくらるい

    経営学

    経営学

    さかくらるい · 100問 · 1年前

    経営学

    経営学

    100問 • 1年前
    さかくらるい

    経営学2

    経営学2

    さかくらるい · 100問 · 1年前

    経営学2

    経営学2

    100問 • 1年前
    さかくらるい

    経営学3

    経営学3

    さかくらるい · 50問 · 1年前

    経営学3

    経営学3

    50問 • 1年前
    さかくらるい

    行政法1

    行政法1

    さかくらるい · 100問 · 1年前

    行政法1

    行政法1

    100問 • 1年前
    さかくらるい

    行政法2

    行政法2

    さかくらるい · 100問 · 1年前

    行政法2

    行政法2

    100問 • 1年前
    さかくらるい

    H30こっぱん

    H30こっぱん

    さかくらるい · 100問 · 1年前

    H30こっぱん

    H30こっぱん

    100問 • 1年前
    さかくらるい

    H30こっぱん

    H30こっぱん

    さかくらるい · 71問 · 1年前

    H30こっぱん

    H30こっぱん

    71問 • 1年前
    さかくらるい

    行政法3

    行政法3

    さかくらるい · 100問 · 1年前

    行政法3

    行政法3

    100問 • 1年前
    さかくらるい

    行政法4

    行政法4

    さかくらるい · 11問 · 1年前

    行政法4

    行政法4

    11問 • 1年前
    さかくらるい

    憲法

    憲法

    さかくらるい · 100問 · 1年前

    憲法

    憲法

    100問 • 1年前
    さかくらるい

    憲法2

    憲法2

    さかくらるい · 100問 · 1年前

    憲法2

    憲法2

    100問 • 1年前
    さかくらるい

    問題一覧

  • 1

    コットレル(Cottrell, N.B.)らは、他の個体が自分と同じ課題を行う場合は、注意の分散が生じることに伴う覚醒水準の高まりによって課題遂行量が上昇し、他の個体が自分の課題遂行を見ているだけの場合は、評価懸念により課題遂行量が低下することを見い出した。

    ×

  • 2

    シェリフ(Sherif, M.)は、実験参加者に暗室の中で静止した光点を観察させ、動いて見えた距離について推定させる実験を行った。その結果から、個々人の初期回答において優勢だった判断傾向が、集団による討議、他者意見への接触を通じて、より極端なものになることを明らかにし、この現象を集団極性化と呼んだ。

    ×

  • 3

    メーヨー(Mayo, G.E.)らは、ホーソン工場で行われた実験研究において、従業員の作業量を規定する要因を検討した。その結果、照明の明るさや休憩時間、労働日数などの要因のほか、従業員自身によって作られた非公式集団の規範よりも、会社によって作られた公式集団の規範に強く影響されることを明らかにし、論理的・経済的人間労働観に基づく科学的管理法を確立した。

    ×

  • 4

    ドイッチュとジェラード(Deutsch, M.&Gerard, H.B.)は、社会的影響について、他者から得た情報を物理的真実性についての証拠として受け入れる規範的影響と、他者からのポジティブな期待に沿うように意見や態度を同調させようとする情報的影響との二つに分けた。

    ×

  • 5

    ミルグラム(Milgram, S.)は、実験名目で他社に電気ショックを与えるように命令されたときに服従する人の特徴を調べる実験を行った。その結果、権威主義的パーソナリティ特性が弱い人は命令に従おうとしなかったのに対し、この特性が強い人は命令に従順で、生命に関わるほど強いショックを与え続けることが明らかになった。

    ×

  • 6

    モスコヴィッシ(Moscovici, S.)らは、集団場面において明るさの異なる青色のスライドを「青」か「緑」か判定するという課題を用いて実験を行った。その結果、少数の実験協力者(サクラ)が一貫して同じ判断を示し続けることにより、多数者の意見や態度を変容させ得ることに示した。

  • 7

    教師は真面目だろう、ブラジル人はサッカーが上手だろうというように、あるカテゴリーに属する人のイメージが過度に単純化、一般化されることをシェイピングという。シェイピングによって形成されたイメージは固定化しにくく、時代や社会情勢によって変化しやすい。

    ×

  • 8

    人は、他者の行動の原因について解釈する際、本人の性格や態度、能力などの内的属性要因よりも、その行動の背景にある環境や状況などの外的要因による影響力を重視する傾向がある。これは一般的に、基本的な帰属の誤り(fundamental attribution error)と呼ばれる。

    ×

  • 9

    説得とは、他者の態度や行動を特定の方向へ変化させる目的で行われるコミュニケーション活動をいう。説得の効果は、信憑性の高さなどの送り手の属性、結論の明示の有無などのメッセージの内容、活字メディアか視聴覚メディアかといった説得の媒体などの要因によって変動する。

  • 10

    人がある課題を行う場合、1人の時と周囲に他者がいるときとで課題遂行に差が出ることがある。集団場面において、不慣れな課題や複雑な課題の遂行が促進されることを社会的促進、習熟された課題や単純な課題の遂行が阻害されることを社会的抑圧という。

    ×

  • 11

    1人で考え意思決定するより、集団で意思決定する方が優れた結果を導き出すことがある。凝集性の高い集団ほど、現在の望ましい関係を維持しようとして自分の意見を積極的に発言する傾向があり、集団全体としての意思決定の質が向上する。これを集団思考という。

    ×

  • 12

    社会的比較過程の理論では、人間には自己評価への欲求があり、自分と能力や意見が類似した他者との比較を行うが、能力や成績に自信のある者は、自分より劣る他者と比較する傾向が強いとされている。

    ×

  • 13

    自己評価維持モデルでは、他社との比較過程で、自己関与度の高い課題における心理的に近い他者の優れた遂行は自己評価を上昇させるとされており、これは一般に栄光浴(basking in reflected glory)と呼ばれている。

    ×

  • 14

    社会的比較過程の理論では、自分より不運な他者と自己を比較することで主幹的な安定感を得ようとする傾向を下方比較(downward comparison)と呼び、時には他者への非難や中傷、社会的弱者への攻撃行動が生じるとしている。

  • 15

    自己評価維持モデルによれば、人は、誰にも負けたくない科目で自分より優れ、負けても気にならない科目で自分より劣る者を「一緒にいたい人」として選択する傾向があると考えられる。

    ×

  • 16

    社会的比較過程の理論によれば、テストの成績がよくなかった者が、他の者の成績が悪いと告げられた時よりも、他の者の成績がよいと告げられたときの方が、他の者の成績を知りたがると考えられる。

    ×

  • 17

    自己の否定的な評価を避けるために、自分自身で不利な状況を作り出すことがある。たとえば、試験の前日に会えて友人と酒を飲みに行く場合などであり、たとえ成績が悪くとも、前日酒を飲みに行ったからであって、自分の実力不足であるという判断は避けられる。こうした行為をセルフ・ハンディキャッピングという。

  • 18

    自分は特別な存在であり、周りの人から尊敬されるのが当然であり、特別な取り扱いをされるべきだという感情を自尊感情という。自尊感情の高い人は、自分より能力があり、成功している人と自己を比較することを避け、自分より劣った状態にある人と自己を比較することによって自分が特別な存在であることを確認しようとする。これを栄光浴という。

    ×

  • 19

    パズル好きの人に、パズルを解けたら報酬を支払うと約束して、いくつかのパズルを解いてもらい、報酬を支払った。内発的動機づけの考え方によれば、報酬をもらったことで自己決定感が高まり、パズルへの興味が増大するため、翌日に報酬を支払うという約束をしなかったとしても、以前にもまして熱心にパズルに取り組むと考えられる。

    ×

  • 20

    不安や緊張を感じるような高く不安定なつり橋の上で異性と会うよりも、緊張を感じない安定してしっかりとした橋の上で会う場合のほうが、異性に対してより強い魅力を感じるということがいわれている。これは自己評価維持モデルから説明することができ、安定した橋の上にいるほうが自信が高まり、異性の魅力にも注意を向けられるためであると考えられる。

    ×

  • 21

    自己に注意を向け、自分を意識しやすい性格特性は自己意識特性と呼ばれる。特に、人前など緊張する公的な場ではなく、家族や友人といるときなど私的な場で自己に注意を向けやすい傾向を私的自己意識特性という。私的自己意識特性が高い人では、試験の失敗や失恋など否定的な出来事の後でも、自己の肯定的な側面を見いだしやすく、否定的な気分がすみやかに改善される。

    ×

  • 22

    最初に大きな要請をして相手にわざと拒絶させておいて、その後に最初より小さい要請を行う方法を、フット・イン・ザ・ドア・テクニックという。例えば、交渉場面では、最初から妥協できる条件を出すのではなく、まず相手がとても受け入れられないような条件を出してから本当の交渉を始めると有利に交渉できる。

    ×

  • 23

    自分の能力が高く評価され過ぎるのを回避しようとして、自分に有利な条件があることを他者に主張したり、有利な条件を自ら作り出すことがある。こうすることによって、成功した場合に、その原因をあらかじめ主張しておいた有利な条件のせいにすることができる。こうした行為を、セルフ・ハンディキャッピングという。

    ×

  • 24

    自分に関する重要な次元については、過去経験から抽出した表象が高度に組織化された形で貯蔵され、認知構造として機能する。このような自己知識をセルフ・スキーマという。一方、自分以外のことについては、セルフ・スキーマに関連しない情報の方がアクセスされやすいため、他者についての判断の際には、セルフ・スキーマは準拠枠とはならない。

    ×

  • 25

    同じメッセージでも、一般に送り手の信憑性が高い方が説得の効果は大きい。一方、信憑性の低い送り手からのメッセージであっても、ある程度の時間が経過して送り手の印象が薄れると、内容次第で説得効果が効いてくることがある。後になってじわじわと現れてくるこうした効果を、スリーパー効果という。

  • 26

    人々は、自分が持っている特性、意見、行動はユニークでオリジナリティがあるが、自分のものとは異なる特性、意見、行動は一般的でつまらないものだとみなす傾向を持っている。この傾向をフォルス・コンセンサス効果という。例えば、「自分は楽観的だ」と思っている人は「自分は悲観的だ」と思っている人の方が一般的で、より多い比率で存在すると推測する。

    ×

  • 27

    クレッチマー(Kretschmer, E.)は、人間の体型と性格をそれぞれ3類型に分類し、内臓の発達が良く、身体が柔らかく丸い内胚葉型の性格に、神経系統が発達し、身体が痩せた外胚葉型の体型は身体緊張型の性格にそれぞれ対応するという類型論を提唱した。

    ×

  • 28

    精神分析学を創始したフロイト(Freud,S.)は、精神的活動のために用いられるエネルギーであるリビドーの向かう方向性に着目し、リビドーが自己の内面に向けられるタイプの人は、内気で思慮深いが実行力に欠ける内向型となり、リビドーが自己以外の外側に向けられるタイプの人は、感情が表れやすく社交的で決断力のある外向型になると考えた。

    ×

  • 29

    ロジャーズ(Rogers, C.R.)は、人間の欲求を階層として分類し、その最上位にある自己実現に向けて、人間はそれぞれのパーソナリティを自ら成長させていくと考えた。この考え方を臨床現場に応用されたマズロー(Maslow, A.H.)は、クライエントに指示を与えることなく、クライエント自身の成長を促すことで問題の解決を目指すクライエント中心療法を創始した。

    ×

  • 30

    オルポート(Allport, G.W.)は、パーソナリティを表す用語を辞書から収集し、それらを多くの人々に共通する特性と個人に特徴的な特性に分類した。その後、因子分析の手法を用いて特性の分析を行ったキャッテル(Cattell, R.B.)は、パーソナリティの基本的特性としてビッグ・ファイブと呼ばれる5次元の性格特性を提案した。

    ×

  • 31

    アイゼンク(Eysenck, H.J.)は、パーソナリティを特殊反応、習慣的反応、特性、類型の4水準から成る階層構造として捉えた。また、彼は、このモデルを前提として、精神医学的診断、質問紙法、客観的動作テストなどから得られた諸変数を因子分析した結果に基づき、パーソナリティの基本的次元を「外向ー内向」と「神経症的傾向」という二つの次元であるとした。

  • 32

    S.フロイトは、性的な本能衝動であるリビドーが、満たされたり抑制されたり、発散されたりする仕方が年齢段階によって異なるとして独自の発達段階説を提唱した。たとえばフロイトのいう口唇期は、およそ6歳から12歳の通常児童期と言われる時期に相当するが、この時期のリビドーの抑制のされ方や防衛的な発散の仕方が成人になっても名残をとどめると、几帳面や意地っ張り、あるいは強迫的な口唇愛性格となるとした。

    ×

  • 33

    C.G.ユングは、パーソナリティを記述する語彙についての因子分析的研究を通して、人のパーソナリティを説明する特性は5つの因子に集約されることを見いだした。これはビッグ・ファイブ(5因子モデル)といわれ、具体的には、神経症傾向、外向性、開放性、調和性および誠実性の5因子を挙げている。

    ×

  • 34

    R.B.キャッテルは、人間の体液のバランスによって性格を説明する体液説を唱えた。人間の4種の体液、すなわち胆汁、血液、黒胆汁、粘液に対応して、4つの気質の類型、胆汁質、多血質、黒胆汁質、粘液質を想定し、たとえば、黒胆汁の多いものは快活な黒胆汁質に、血液の多いものは、憂鬱な多血質になるとした。

    ×

  • 35

    H.J.アイゼンクは、パーソナリティの階層説を提唱した。この説では、行動傾向の集積として性格特性を考え、さらにその特性を集約した性格の基本的次元として類型の水準を考える。基本的次元としては、外向性ー内向性と神経症的傾向の2次元が提唱されたが、後に精神病質の次元が加えられた。

  • 36

    E.クレッチマーは、統合失調症(分裂病)の人には肥満型の体格をした人が多く、躁鬱病の人では、細長型の体格の人が多いこと、さらに発病前の性格にも一定の特徴があることを見いだした。一般の人にも性格と体格とに関連があると考え、分裂気質、躁鬱気質などの類型を提唱した。躁鬱気質は、非社交的で内気、無関心であるとされる。

    ×

  • 37

    内田クレペリン精神検査は、連続加算作業の成績から得られる曲線の型(作業曲線)と、全体の作業の水準・誤答の有無などから、被検査者のパーソナリティの特徴を捉える検査である。主として被検査者の知的資質のほか、思考様式や無意識の欲動、創造性、自我の統制力などが作業曲線に現れ、それが特定のパーソナリティの特徴や精神障害に対応すると想定される、検査そのものが簡便であり、集団場面において比較的短時間で実施できるという特徴がある。

    ×

  • 38

    P-Fスタディは、24個の刺激画から構成されている。どの刺激画にも簡略化された人物が描かれており、被検査者に「その情景が今どういう場面で、そこにいる人はどんな気持ちで、何をしているのか」について自由に物語を作ってもらうことで、その人の欲求のあり方や、環境への適応の仕方を分析するものである。反応のさせ方には投影法的な要素が強いが、24の反応が集計され、結果が数量的に扱われる点で、質問紙法検査の特徴も有している。

    ×

  • 39

    ロールシャッハ・テストは、被検査者に左右対称のインクのブロット(しみ)を見せて、何に見えるかを自由に答えてもらうというものである。被検査者の欲求不満場面における反応傾向を中心として、比較的意識されやすい反応傾向を知ることを想定している。結果の解釈の手法には、クロッパー法、片口法などがあるが、近年、手順通りの解釈によって一定の解釈に到達できるような包括システムと呼ばれる手法が徐々に普及している。

    ×

  • 40

    YG性格検査は、120項目からなる質問紙法の検査である。検査は、12個の下位尺度と6個の因子から構成され、因子ごとの得点プロフィールから、パーソナリティの類型的な判断ができるようになっている。類型には、A型からE型までの5類型はあり、それぞれについて典型、準型、亜型(混合型)の3種類がある。この検査の特徴には、実施や採点が簡便であること、先行研究が多いことなどがある。

  • 41

    バウムテストは、被検査者に木の絵を描いてもらう描画法の検査である。自由度の高さに特徴があり、空白画面における位置の意味や、樹冠、幹、枝、葉などの意味を象徴的に解釈したり、描画力や想像力を測定したりすることが中心であって、木のサイズや筆圧についての分析は行わないのが通例である。対象年齢の広さや勘弁さ、また言語表出が困難なものに対しても実施が可能であることなどから、わが国の臨床現場ではよく用いられている。

    ×

  • 42

    自律訓練法とは、心身安定のための心理生理学的訓練法の一つである。行動療法が基盤となっており、「標準練習」、「黙想練習」、「特殊練習」などから成り立っている。全般に手続きが明確で簡便であり、乳幼児を除いて幅広い年齢層に適用できるほか、陽性症状の見られる統合失調症の患者や重度の抑うつ病患者の治療にも効果的とされている。

    ×

  • 43

    内観療法は、過去の対人関係における自己の態度や行動を多面的・客観的に調べることにより、真実の自己を発見するための技法である。内観は1ヶ月間集中的に実施されるものとされ、「絶対臥褥期」、「軽作業期」など五つの段階を通して、親など身近な存在との関わりを「世話になったこと」「迷惑をかけたこと」などのテーマに沿って繰り返し思い出していく。

    ×

  • 44

    ゲシュタルト療法では、治療プロセスは問題指向的で構造化されており、状況を認識する過程を表層と深層の2つのレベルに分けて分析する。全体としてまとまりある人格への統合を図ることが治療の目標であり、セラピストは治療初期に問題リストを作成した後、「ホット・シート」や「ロール・プレイング」などの技法を用いて介入していく。

    ×

  • 45

    交流分析では、基本的に「構造分析」「ゲーム分析」など4つの分析を行う。例えば構造分析では、人は誰でも心の中に「親・大人・子」という三つの自我状態があり、各個人により、また状況によって、優位となる自我状態が異なると考え分析していく。交流分析の基本的な立場としては、無意識の存在を仮定せず、「今、ここで」を重視する。

  • 46

    サイコドラマとは、対人行動の障害やつまづきを学習性の行動の欠如として捉え、ドラマを演じさせることを通して、効果的な対人行動の獲得を援助していく認知行動療法である。治療はあらかじめ定められた手順に沿って進められる。参加者には一定以上の自発性や表現力が必要とされるため、精神障害患者への適用は不向きとされている。

    ×

  • 47

    フォーカシングは、人が現実と信じているものは、実は心理的に構成され、社会的に構築されたものだとする構成主義の発想が理論的基盤となっており、問題のあるストーリー、すなわちドミナント・ストーリーとは異なった、それに取って代わるオルタナティヴ・ストーリーを構築することに主眼が置かれている。

    ×

  • 48

    内観療法は、成瀬悟策が開発した日本独自の自己探求法であり、自分にとって重要な人物との関係を、①お世話になったこと、②(お世話を)して返したこと、③迷惑をかけたこと、の3点に絞って、具体的に調べていくものである。

    ×

  • 49

    ゲシュタルト・セラピーは、家族成員間の相互作用や結びつきのありようを含めて、家族を1つのまとまりをもったシステムととらえ、家族システムが抱える心理的問題を臨床実践の対象とするものである。すなわち、家族は個人の寄せ集めではなく、家族成員それぞれに対する個人面接の結果を足し合わせても、その家族全体としての関係や心理状態は把握できないととらえている。

    ×

  • 50

    自律訓練法はシュルツ(Schultz, J.H.)が創始者であり、その標準練習は、「気持ちが落ち着いている」、「両腕両足が重たい」など自己暗示的要素を含んだ7段階を段階的に訓練していき、心身のリラックスした状態を得ることを目的としている。

  • 51

    多世代家族療法は、個人や夫婦・家族の問題や症状を、何世代かにわたる家族関係の歴史という文脈の中で理解して、世代間境界が曖昧である家族や過度にばらばらな家族を問題のある家族とみなし、家族の再構造化を図ろうとするものである。

    ×

  • 52

    DSM-5(精神疾患の診断・統計マニュアル)における、自閉スペクトラム症/自閉症スペクトラム障害(Autism Spectrum Disorder)に関する記述として最も妥当なのはどれか。 言語的コミュニケーション行動および非言語的コミュニケーション行動を表出することに欠陥があり、例えば、それらを用いて他者と意思疎通を図ることが難しい。一方、相手が発するコミュニケーション行動については、どちらもおおむね適切に理解することができる。

    ×

  • 53

    DSM-5(精神疾患の診断・統計マニュアル)における、自閉スペクトラム症/自閉症スペクトラム障害(Autism Spectrum Disorder)に関する記述として妥当か。 感覚刺激全般に関して過敏であり、触られることを嫌う、ほんの少しぶつかっただけでひどく痛がる、自分の体温変化に強くこだわる、物の匂いを嗅ぐこと、光や動くものを見ることに熱中するなどの特徴は、彼らに共通して認められるものである。

    ×

  • 54

    DSM-5(精神疾患の診断・統計マニュアル)における、自閉スペクトラム症/自閉症スペクトラム障害(Autism Spectrum Disorder)に関する記述として妥当か。 症状が発達早期には認められず、思春期に至って初めて表れることがある。他の精神疾患同様、思春期における生理的バランスおよび社会的要求の変化が症状の発現を促しており、これにより、自閉スペクトラム症が変性疾患であることが分かる。

    ×

  • 55

    DSM-5(精神疾患の診断・統計マニュアル)における、自閉スペクトラム症/自閉症スペクトラム障害(Autism Spectrum Disorder)に関する記述として妥当か。 DSM-5では、DSM-Ⅳにおいて自閉症障害、アスペルガー障害または特定不能の広汎性発達障害の診断が十分に確立しているもののうち、前二者に関しては自閉スペクトラム症を診断し、後一者に関しては社会的(語用論的)コミュニケーション症と診断する。

    ×

  • 56

    DSM-5(精神疾患の診断・統計マニュアル)における、自閉スペクトラム症/自閉症スペクトラム障害(Autism Spectrum Disorder)に関する記述として妥当か。 DSM-5における「スペクトラム」という表現は、機能的な障害が明らかになる局面が個々の特性や環境によって異なること、障害の徴候が、症状の重症度、発達段階、暦年齢などによって非常に多様であることなどを示している。

  • 57

    DSMー5(精神疾患の診断・統計マニュアル)における統合失調症(Schizophrenia)に関する記述として妥当か。 自己の重要性を過度に大きく捉え、成功、才気、美しさに捕われており、過剰な賞賛を求めたり、他者に嫉妬したりするといった特徴を有する。共感性に乏しく、時に他者を不当に利用することもあるとされている。

    ×

  • 58

    DSMー5(精神疾患の診断・統計マニュアル)における統合失調症(Schizophrenia)に関する記述として妥当か。 自己像が不安定で、慢性的な虚無感があり、見捨てられることを避けようとしてなりふりかまわぬ努力をするなど、不安定で激しい対人関係様式を示すといった特徴を有する。浪費や性行為を含む衝動的な行動を示したり、自傷行為を繰り返したりすることもあるとされている。

    ×

  • 59

    DSMー5(精神疾患の診断・統計マニュアル)における統合失調症(Schizophrenia)に関する記述として妥当か。 1人の人間の中に複数の分離した人格が存在する状態であり、それらの人格は、環境や自己について独自の感じ方や考え方を持ち、明確に分離することができる。小児期早期の被虐待体験等と強く結びついているとされている。

    ×

  • 60

    DSMー5(精神疾患の診断・統計マニュアル)における統合失調症(Schizophrenia)に関する記述として妥当か。 妄想、幻覚、奇妙な行動といった陽性症状、感情の平板化、思考の貧困、意欲の欠如といった陰性症状、職業的な役割や自己管理能力等の機能面の障害を主症状とする。思春期から30歳頃までの間に発症されることが多いとされている。

  • 61

    DSMー5(精神疾患の診断・統計マニュアル)における統合失調症(Schizophrenia)に関する記述として妥当か。 暴力的な事故や犯罪、戦争、性的暴力、誘拐、自然災害等を体験したり目撃したりした後に、侵入症状、回避、過覚醒症状等が1ヶ月以上持続するものである。この疾患の生涯有病率は、女性の方が男性よりも高いとされている。

    ×

  • 62

    DSMー5(精神疾患の診断・統計マニュアル)における食行動障害および摂食障害群(Feeding and Eating Disorders)のうち、神経症やせ症/神経性無食欲症(Anorexia Nervosa)に関する記述として妥当か。 接触制限型と過食・排出型の下位分類があるが、後者は前者と異なり、るい痩を超えてもなお痩せようとする痩身願望はなく、自分のスタイルを自分の理想とするものに近付け、これを維持しようとする特徴がある。

    ×

  • 63

    DSMー5(精神疾患の診断・統計マニュアル)における食行動障害および摂食障害群(Feeding and Eating Disorders)のうち、神経症やせ症/神経性無食欲症(Anorexia Nervosa)に関する記述として妥当か。 患者が、①持続性のカロリー摂取制限、②体重の増加または肥満になることの強い恐怖または体重増加を阻害する行動の持続、③体重および体型に関する自己意識の障害のうち、二つに該当することをもって診断できる。

    ×

  • 64

    DSMー5(精神疾患の診断・統計マニュアル)における食行動障害および摂食障害群(Feeding and Eating Disorders)のうち、神経症やせ症/神経性無食欲症(Anorexia Nervosa)に関する記述として妥当か。 体重の減少が見られ始めても、初めのうちは身体的活動性が上昇することが多く、それによりカロリー消費は増え、「痩せ」が一層進行することになり、患者はこれを肯定的に受け止める。しかし、BMIが25以下になると、身体的活動性は徐々に低下し、本症と診断される。

    ×

  • 65

    DSMー5(精神疾患の診断・統計マニュアル)における食行動障害および摂食障害群(Feeding and Eating Disorders)のうち、神経症やせ症/神経性無食欲症(Anorexia Nervosa)に関する記述として妥当か。 身体的不調を自覚して、健康の回復のために痩せたいまたは痩せなければならないと思い食事制限を開始した結果、必要以上に食事の量や種類が少なくなり、本症発症に至った場合は、重症に至るまではまれである。

    ×

  • 66

    DSMー5(精神疾患の診断・統計マニュアル)における食行動障害および摂食障害群(Feeding and Eating Disorders)のうち、神経症やせ症/神経性無食欲症(Anorexia Nervosa)に関する記述として妥当か。 身体面での著しい所見は、るい痩である。体重の減少に伴い、有意の低血圧、低体温、脈拍の低下、産毛(柔らかい体毛)の発生などのほか、飢餓状態に伴う様々な身体症状が発現することが多い。

  • 67

    DSMー5(精神疾患の診断・統計マニュアル)における神経発達症候群/神経発達障害群(Neurodevelopmental Disorders)に関する記述として妥当か。 知的能力障害(精神遅滞)は、社会的・実用的な領域における、知的機能の欠陥あるいは適応機能の欠陥のいずれかを含む障害である。診断にあたっては、IQは補助的な情報とされ、自立は社会的責任などの側面において発達的な水準を満たすことできない、という適応機能の欠陥が明らかであれば、知能検査の結果や実施の有無にかかわらず診断名を付すことができる。

    ×

  • 68

    DSMー5(精神疾患の診断・統計マニュアル)における神経発達症候群/神経発達障害群(Neurodevelopmental Disorders)に関する記述として妥当か。 注意欠如・多動症(注意欠陥/多動性障害)は、発達の水準に不相応で、社会的、学業的、職業的活動に直接悪影響を及ぼすほどの不注意と多動性・衝動性、またそのいずれかの持続的な様式を特徴とする。不注意または多動性・衝動性の症状のうちいくつかが12歳になる前から存在していたことが、診断の要件の一つとなっている。

  • 69

    DSMー5(精神疾患の診断・統計マニュアル)における神経発達症候群/神経発達障害群(Neurodevelopmental Disorders)に関する記述として妥当か。 自閉スペクトラム症/自閉症スペクトラム障害は、持続する相互的な社会的コミュニケーションや対人的相互反応の障害、または限定された反復的な興味や活動等の様式を特徴とする。ここでスペクトラムという用語は、通常、発症時には広範囲に症状を呈するが、年齢や発達段階が上がるにつれて症状が緩和し収束していく、という特徴を表している。

    ×

  • 70

    DSMー5(精神疾患の診断・統計マニュアル)における神経発達症候群/神経発達障害群(Neurodevelopmental Disorders)に関する記述として妥当か。 小児期発症流暢症(吃音症)は、言語の習得・使用における持続的な困難さを特徴とする。具体的には、少ない語彙、限定された構文、話法(一つの話題や一連の出来事を表現したり、会話をしたりするために、語彙を使用し文章をつなげる能力)といった、言語理解や言語産出の欠陥を示す。

    ×

  • 71

    DSMー5(精神疾患の診断・統計マニュアル)における神経発達症候群/神経発達障害群(Neurodevelopmental Disorders)に関する記述として妥当か。 限局性学習症(学習障害)は、全般的な知能に遅れはなく、数的処理や空間把握には問題がないにもかかわらず、単語を正確かつ流暢に読むこと、読解力、書字表出などの言語領域における基本的な技能の学習に困難を呈する障害である。知的能力障害とは異なり、限局性学習症の症状は可変的で、加齢に伴い適切な介入や援助を行うことにより減退または消失する。

    ×

  • 72

    A.パンデューラは、達成への動機づけの過程について、成功や失敗の原因を何に求めるという原因帰属の考え方を導入した。彼の原因帰属理論によれば、たとえば、失敗の原因を能力不足に帰属させやすい人は、努力不足に帰属させやすい人に比較して達成への動機づけが低減すると考えられる。

    ×

  • 73

    M.E.P.セリグマンは、達成動機づけの期待-価値モデルを提唱した。それによれば、課題達成への動機づけの程度は、その人の人格特性としての達成動機の強さと、主観的な成功確率としての期待、課題に成功することの価値によって決まるとされる。

    ×

  • 74

    A.H.マズローは、欲求を低次のものから高次のものまで階層的に捉えた。生理的な欲求が満たされると、その上位にある安全と安定を求める欲求が生じ、さらにそれがある程度満たされると愛と所属への欲求が表面化する。そして、欠乏欲求がすべて充足されると、最も高次の欲求として、自らの能力に応じて創造的な自己を実現しようとする自己実現の欲求が現れるという。

  • 75

    J.W.アトキンソンは、何をしても電撃から逃れられないという経験をしたイヌは、その後電撃を回避できる状況にあっても、電撃を回避するための行動をとらず、無気力状態に陥ることを発見し、これを学習性無力感とよんだ。彼は学習性無力感はイヌが行動と結果とは一般に関係がないという非随伴性認知を獲得したため生じるとした。

    ×

  • 76

    B.ワイナーによれば、期待には2つのタイプがある。すなわち、所与の行動がどの程度結果を生み出すかという結果期待と、ある結果を生み出すのに必要な行動をどの程度うまくやれるかという効力期待である。そして彼は知覚された効力期待を自己効力と名付け、結果期待ではなく、自己効力が人間の行動に大きな影響を及ぼすとした。

    ×

  • 77

    ピグマリオン効果に関する記述として妥当か。 ある調査において、学業成績で教師から望ましい評価を受けた生徒は、望ましくない評価を受けた生徒より、学業成績とは関係のない性格的特徴や生活行動の面においても、教師から望ましい評価を受ける傾向が見られた。

    ×

  • 78

    ピグマリオン効果に関する記述として妥当か。 ある実験において、もともと図工に関して意欲の高い生徒に対して、優れた図工作品を作った場合に教師がご褒美を与えるという期間を設けたところ、期間経過後に教師からご褒美が与えられなくなると、生徒の図工に関する意欲は実験開始前よりも低下した。

    ×

  • 79

    ピグマリオン効果に関する記述として妥当か。 ある実験において、教師が生徒に英語を教えるとき、言語に関わる能力が高い生徒には文法に沿って読解させていく方法が効果的であったのに対し、言語に関わる能力が低い生徒にはコミュニケーションを中心とした方法が効果的であった。

    ×

  • 80

    ピグマリオン効果に関する記述として妥当か。 ある調査において、教師が「マンガは読まないほうがいい」という説得的メッセージを生徒に送ったところ、メッセージを送ったのが生徒から見て魅力ある教師である場合は、魅力がない教師の場合に比べて、説得内容が肯定的に受け止められ、生徒に否定的な感情が生じにくかった。

    ×

  • 81

    ピグマリオン効果に関する記述として妥当か。 ある実験において、小学校のクラスから児童を無作為にえらび、これらの児童について「今後、学習成績が顕著に向上するはずである」というメッセージを担任の教師に与えたところ、教師が成績の伸びを期待したこれらの児童は、他の児童よりも、1年後の学習成績が大きく向上した。

  • 82

    「同じ80点を取ったのにA君はこれを成功と感じ、B君は失敗と感じた。」この2人の感じ方の相違について説明した記述として妥当か。 ホッペ(Hoppe, F.)によれば、各人が自己に課する要求の高さ、または達成への期待の程度を要求水準というが、予想された水準に結果が達する、達しないで個人の満足感が異なっている。A君とB君の違いは要求水準であり、A君は70点、B君は100点を目標としていたため、2人の感じ方に相違が生じた。

    ×

  • 83

    「同じ80点を取ったのにA君はこれを成功と感じ、B君は失敗と感じた。」この2人の感じ方の相違について説明した記述として妥当か。 バンデューラとシャンク(Bandura, A.&Schank, R.C.)によれば、具体的で身近な目標を立てた場合よりも、遠い大きな目標を立てた場合の方が、セルフ・エフィカシー(自己効力感)が高まるという。この場合、A君が「良い点を取る」ことを目指していたのに対し、B君は「80点以上の得点」を目指していたため、2人の感じ方に相違が生じた。

    ×

  • 84

    「同じ80点を取ったのにA君はこれを成功と感じ、B君は失敗と感じた。」この2人の感じ方の相違について説明した記述として妥当か。 ユング(Jung, C.G.)は、自己よりも外界の世界に関心がある感情型と、外界よりも主観的認識の方を基準にする思考型の2類型を区別した。この場合、感情型であるA君は得点という外的基準に重きを置いたが、思考型であるB君は、満点を取れなかった自分の問題に目を向けたため、2人の感じ方に相違が生じた。

    ×

  • 85

    「同じ80点を取ったのにA君はこれを成功と感じ、B君は失敗と感じた。」この2人の感じ方の相違について説明した記述として妥当か。 外から誘因となる報酬を与えて動機づけを高めることを内発的動機づけという。A君とB君の違いは報酬の有無であり、A君は、80点を取ったら親からおもちゃを買ってもらえることになっていたが、B君には特に報酬がなかったため、2人の感じ方に相違が生じた。

    ×

  • 86

    「同じ80点を取ったのにA君はこれを成功と感じ、B君は失敗と感じた。」この2人の感じ方の相違について説明した記述として妥当か。 三隅二不二は、課題解決や目標達成に関するP機能(Performance function)と、集団の存続や維持に関するM機能(Maintenance function)の2つの自我状態が心の中に存在すると仮定した。P機能が優位なA君は、テストで高得点を取ったことを重視したが、M機能が優位なB君は、高得点をとると仲間に悪く思われるかもしれないと対人面の影響を重視したため、2人の感じ方に相違が生じた。

    ×

  • 87

    自己評価に関するL.フェスティンガーの考え方についての記述として妥当か。 人間には、環境を理解し環境に対し有効な働き掛けを行うために必要な基本的動因として自己評価への動因があり、自己評価のための客観的、物理的な手段が利用できない場合には、他者と自己とを比較すると主張した。さらに、正確で安定した自己評価を得るために、比較他者となり得る者のうち、自分の能力や意見と近い他者との比較がなされるとした。

  • 88

    自己評価に関するL.フェスティンガーの考え方についての記述として妥当か。 社会的比較における自己評価欲求と自己高揚欲求のうち、自尊感情に対する脅威があるときには前者がより強く働き、自分より下位の者との比較によって主観的幸福感を増大させようとするという下方比較の理論を提唱した。さらに、深刻な病といった自己の脅威を経験した人や自尊感情の高い人ほど、頻繁に下方比較を行う傾向があることを実験により明らかにした。

    ×

  • 89

    自己評価に関するL.フェスティンガーの考え方についての記述として妥当か。 自己評価維持モデルを提唱し、人は、自己評価を維持するために認知や行動を変化させると主張した。たとえば、自己との関連性が高い課題において心理的に近い他者の遂行レベルが自分のものよりも優れていた場合、「その課題における自己の遂行レベルを低下させる」「その他者との心理的距離をさらに近づける」などの認知的、行動的な変化の予測が可能になるとした。

    ×

  • 90

    自己評価に関するL.フェスティンガーの考え方についての記述として妥当か。 ある課題で高く評価されている個人・集団と自己との結びつきを強調することで自己の評価を高めようとする現象を、栄光欲と名付けた。これは、課題と事故との関連性が高い場合に起こりやすいとされ、自分が所属している集団の評価を高め、反対に対立集団の評価を下げるという方略が使われることも明らかにされている。

    ×

  • 91

    自己評価に関するL.フェスティンガーの考え方についての記述として妥当か。 理想自己(本当はどうなりたいか)や当為自己(どうあるべきか)は、自己指針あるいは自己基準として現実自己を評価する際の枠組みになると考えた。そして、それら諸自己間のずれをセルフ・ディスクレパンシーと呼び、現実自己と理想自己のずれが大きい場合は不安や緊張を、現実自己と当為自己のずれが大きい場合は落胆や失望を経験しやすいと主張した。

    ×

  • 92

    C.R.ダーウィンは、たとえば、歯をむき出すことは、闘争に役立ったために怒りの表情になったのであり、表情と感情には普遍的な関連があるとした。これに対して、P.エクマンは、幸福、驚き、怒り、嫌悪、悲しみ、恐れという6つの基本的な感情について、表情との関連を検討したが、同一の感情であっても表情は民族によって異なり、文化による影響が大きいとした。

    ×

  • 93

    われわれは通常、「悲しい」から「泣く」と考えている。これに対して、W.B.キャノンとP.バードは、涙を流すという身体的反応を知覚することによって、悲しいという感情を体験するのだと主張した。これは、身体的反応とその知覚の両者が関係していることから、感情の2要因説といわれる。

    ×

  • 94

    R.S.ラザラスは、実験参加者に自律神経系を活性化させる注射をした上で、その薬理作用を知らせる群と知らせない群を設定し、実験参加者の前でサクラが怒ったり、陽気に振る舞ったりする実験を行った。その結果、薬理作用を知っている場合の方が、サクラの行動によって感情が左右されることを示した。このことから、感情は生理的喚起状態を周囲の文脈にしたがってどのように評価するかに依存しているという、認知評価説を主張した。

    ×

  • 95

    M.E.P.セリグマンは、失敗や成功の原因をどう考えるのかという原因帰属によって異なった感情が生起するとした。たとえば、他者のネガティブな結果が、その本人にとって統制不可能な要因によって引き起こされたのを観察したとき、怒りという感情が喚起される。逆に、他者が本人にとって統制可能な要因によってネガティブな状態が引き起こされたのを観察したとき、哀れみ・同情という感情が喚起される。

    ×

  • 96

    R.プルチックは、様々な基本的感情について、対極的なものを対立した位置におき、類似したものを隣に置くことによって、感情が円環状に位置づけられるとした。たとえば、喜びの対極は悲しみである。さらに、日常場面で生じる感情を基本的感情の混合として説明しようとした。たとえば、驚きと悲しみの混合したものが落胆である。

  • 97

    ジェームズ(James, W.)とランゲ(Lange, C.G.)は、刺激によって惹起され身体反応が脳に伝達されることによって情動体験が生じるというキャノン(Cannon, W.B.)とバード(Bard, P.)の中枢起源論を批判し、知覚された情報が脳に伝達され、身体反応と情動体験が同時に生じるとする末梢起源説を主張した。

    ×

  • 98

    シャクター(Schachter, S.)らは、薬剤によって引き起こされた生理的喚起の状態を実験参加者がどのように解釈・評価するかによって、情動体験の質は異なることを示した。彼らは、このような結果から、情動体験の質は生理的喚起と認知的評価の双方に基づいて決まるという情動の二要因説を主張した。

  • 99

    トムキンス(Tomkins, S.S.)は、情動を喚起する刺激を知覚すると、その情動に固有の各種表情筋が反応し、それらが脳に伝達することによって情動体験が生まれるとする仮説を提唱した。この仮説は、顔面フィードバック仮説又は表情フィードバック仮説と呼ばれており、中枢起源説を発展させたものであると言える。

    ×

  • 100

    どのような刺激であっても、繰り返し接することでその刺激に対する好感情が増していく現象を単純接触効果という。単純接触効果は、提示時間が極めて短く、再認が困難な刺激の場合にも生起することから、ラザラス(Lazarus, R.S.)は、感情は認知の関与がなくとも生起し得ると主張した。

    ×