型枠の締め付けに用いる、柱型枠専用の締付け金物。

柱や壁の型枠を組み立てる際に、足もとを正しい位置に固定するために敷桟などを取り付けること。

まだ固まらない状態のコンクリート上に,新しいコンクリートを打ち足すこと。

帯筋のフックは柱の同一の隅に集中しないようにする。

壁筋に用いる鉄筋径は D10,D13 などの細径のものを使い、鉄筋間隔を密にしてコンクリートのひび割れを防ぐ。

壁の開口部や梁の貫通孔の周囲は必ず設計図書の指示に従い、補強する。

梁主筋を柱内に定着させる部分では、柱の中心線の手前から梁主筋を折り曲げた。

梁下端主筋の定着は曲上げを原則とする。

配筋は梁側面から 100mm 以下の位置に第 1 鉄筋を配置し、短辺長さの 1/4 の位置に D13 以上の鉄筋を配置し、その間で割り付ける。

梁配筋において、鉄筋のかぶり厚さを確保するために、スペーサーの間隔を、2.5m程度とした。

配筋検査は,基礎・柱では型枠組立のまえに,壁では反対側の型枠組立のまえに行う。

柱の型枠の加工及び組立てに当たって、型枠下部にコンクリート打込み前の清掃用に掃除口を設けた。

スパンの長い梁の型枠は中央部で 1/800 程度のむくりをつける 。

梁の型枠は底板を置いたまま、側板を取りはずせるように組み立てる。

上下階の支柱は、平面上において同一位置となるように、垂直に立てた。

支柱として使用するパイプサポートは、3 本継ぎとし、それぞれ 4 本のボルトで継いで強固に組み立てた。

支柱として用いるパイプサポートの高さが 3.6m であったので、水平つなぎを高さ 2.5m の位置とし、二方向に設けるとともに、水平つなぎの変位を防止した。

打込み順序は,原則としてコンクリートの供給場所から遠いところから近い方へと打ち込む。

コンクリートの打込みにおいて、コンクリートの打重ね時間の間隔は、外気温が 27°C であったので、150 分を目安とした。

階高が高い柱の打込みは、縦型シュートを用いて、コンクリートが分離しない高さから行った。

寒冷期におけるコンクリートの養生については、コンクリートを寒気から保護し、打込み後 5 日間にわたって、コンクリート温度を 2°C 以上に保った。

構造体コンクリートの圧縮強度が設計基準強度の 90%に達し、かつ、施工中の荷重及び外力について構造計算による安全が確認されたので、梁下の支柱を取り外した。