【奇穴 ‐1‐】 ・「1」 取穴： 頭部、百会(督脈)を中心に前後左右それぞれ1寸の部に4穴を取る。 主治： 「2」、「3」、「4」、「5」、「6」

【奇穴‐2‐】 ・「1」 取穴： 顔面部、神庭(督脈)の下方、眉間中央陥凹部に取る。 ※両眉頭を結ぶ線の中点に取る。 主治： 「2」「3」「4」「5」「6」

【奇穴‐3‐】 ・「1」 取穴： 顔面部、瞳孔の直上、正視させて、眉毛の中央の陥中に取る。 主治： 「2」「3」

【奇穴 ‐4‐】 ・「1」 取穴： 顔面部、眉毛の外端と外眼角との中央から後方1寸の陥凹部に取る。 主治： 「2」「3」「4」「5」

【奇穴 ‐5‐】 ・「1」 取穴： 顔面部、外眼角と内眼角を結んで、外方から4分の1の垂線上で、眼窩下縁に取る。 ※承泣(胃経)の高さに並ぶ。 主治： 「2」「3」「4」「5」および「6」

【奇穴 ‐6‐】 ・「1」 取穴： 顔面部、下関(胃経)から下方に引いた垂線と、耳垂下縁を通る水平線との交点に取る。 主治： 「2」「3」「4」

【奇穴 ‐7‐】 ・「1」 取穴： 顔面部、承漿(任脈)の外方1寸に取る。 ※オトガイ孔部 主治： 「2」「3」「4」および「5」

【奇穴‐8‐】 ・「1」 取穴： 頸部、乳様突起の下縁、翳風(三焦経)の後方約1寸に取る。 主治： 「2」「3」「4」「5」「6」「7」

【奇穴‐9‐】 ・「1」 取穴： 下腹部、臍下4寸、中極(任脈)の外方3寸に取る。 主治： 「2」「3」「4」「5」｢6」「7」「8」

【奇穴‐10‐】 ・「1」 取穴： 上背部、第7頸椎棘突起下縁と同じ高さ、後正中線の外方5分(外方1寸とする説もある。) ※大椎(督脈)にならぶ 主治： 「2」「3」「4」「5」

【奇穴‐11‐】 ・「1」 取穴： 上背部、後正中線上、第4胸椎棘突起下方の陥凹部 ※至陽と筋縮(督脈)の間 主治： 「2」「3」

【奇穴‐12‐】 ・「1」(別名「2」) 取穴：上背部、後正中線上、第12胸椎棘突起下方の陥凹部 ※脊中と懸枢(督脈)の間 主治： 脊椎および脊髄の疾患、 小児の「3」疾患(「4」「5」「6」)

【奇穴‐13‐】 ・「1」 取穴： 腰部、第1腰椎棘突起下縁と同じ高さ、後正中線の外方3寸5分 ※第12肋骨の下際にあたる 主治： 「2」(肝臓、腎臓、脾臓などの肥大) 「3」「4」「5」「6」

【奇穴‐14‐】 ・「1」 取穴： 腰部、後正中線上、第3腰椎棘突起下方の陥凹部 ※命門と腰陽関(督脈)の間 主治： 「2」「3」「4」「5」「6」

【奇穴‐15‐】 ・「1」 取穴： 腰部、第4腰椎棘突起下縁と同じ高さ、後正中線の外方3寸5分 ※患者を直立または伏臥させて、あたかも両眼の如き陥凹部に取る。 ※両手を上げて、体をひねると陥凹部がよく現れる。腰三角部にあたる。 主治： 「2」「3」とくに「4」や「5」

【奇穴‐16‐】 ・「1」 取穴： 腰部、後正中線上、第5腰椎棘突起下方の陥凹部 ※腰陽関(督脈)の下 主治： 「2」「3」妊娠による「4」「5」「6」

【奇穴‐17‐】 ・「1」 ・背部、第1胸椎棘突起から第5腰椎棘突起までで、それぞれの棘突起下縁と同じ高さで、後正中線の両外方5分に取る。 ※左右各17穴、計34穴ある 主治： 胸腹部の慢性疾患。特に「2」

【奇穴‐18‐】 ・「1」 取穴： ①患者を直立させ、長い細紐の中央部を大椎(督脈)にあてて頸に掛け、紐の両端をそろえて前胸部に垂らし、鳩尾(任脈)の部で切断する。 ②この紐の中央部を甲状軟骨の上にあてて背部に回し、下端をそろえて脊柱上にあたるところに仮点を取る。 ③この仮点に、別の短い紐で、患者の口を閉じさせ一方の口角から斜上方にあてて上下の両端に2穴、左右の両端に2穴、計4穴を取る。 主治： 呼吸疾患(特に「2」「3」)「4」

【奇穴‐19‐】 ・「1」 取穴： ①患者を直立させ、長い紐の一端を足の第1指先端に当て、しっかりと踏ませて紐を足底から足根部中央を経て上方に伸ばし、下腿後面正中を上行させて委中(膀胱経)に至ってこれを切る。 ②この紐に一端を鼻尖にあて、頭頸部および背部の正中線に沿って後方に垂らし、その下端があたる脊柱上に仮点を取る。 ③別に短い紐で、患者の口を閉じさせ一方の口角から斜上方に鼻中隔直下を経て、他方の口角に至る長さを取り ④その中央部を前記の仮点にあてて、左右水平に伸ばして、両端のあたるところに2穴を取る。 主治： 呼吸器疾患(特に「2」「3」)「4」

【奇穴‐20‐】 ・「1」 取穴：上肢を下垂し、腋窩横紋前端と肩髃(大腸経)との中点に取る。 主治： 「2」上肢の「3」「4」

【奇穴‐21‐】 ・「1」(別名「2」) 取穴： 手背、第2・第3および第4・第5中手骨底間に陥凹部の2点に取る。 ※左右の4穴を同時に取り、鍼尖が互いに接するように「逆八の字」に刺鍼する。 刺鍼中に刺激を与えながら、腰部の前屈・後屈・回旋などの運動をさせる。 主治： 「3」「4」「5」「6」

【奇穴‐22‐】 ・「1」(別名「2」) 取穴： 手背、第2・第3中手指節関節の間の近位陥凹部に取る。 ※患側を取り、刺鍼中に刺激を加えながら、頸の運動を同時に行う。 主治： 「3」

【奇穴‐23‐】 ・「1」 取穴：手背、手を軽く握り、各中手指節関節の間の背側に取る。 ※左右で計8穴を取る。 主治： 「2」「3」手の痛み(中手指節関節の疾患、手の「4」「5」)

【奇穴‐24‐】 ・「1」 取穴：示指・中指・薬指・小指の掌側で、近位指節間関節横紋の中央に取る。 ※左右で計8穴を取る。 主治： 小児疳虫症、手指の関節炎

【奇穴‐25‐】 ・「1」(別名：「2」、「3」) 取穴： 両手十指の各先端中央に取る。 主治： 手指の「4」、「5」、 救急的に使用▶ 「6」「7」「８」「9」「10」

【奇穴 ‐26‐】 ・「1」 取穴： 膝関節部、膝蓋骨底上際中央の陥凹部に取る。 ※膝関節を軽く屈曲すると、取穴しやすい。 主治： 「2」「3」

【奇穴‐27‐】 ・「1」 取穴：膝前面、膝蓋靭帯内方の陥凹部に取る。 主治： 膝関節疾患、「2」「3」「4」「5」

【奇穴‐28‐】 ・「1」 取穴：陽陵泉(胆経)の下約1寸に取る。 主治：「2」「3」「4」下肢痛、下肢運動麻痺

【奇穴‐29‐】 ・「1」 取穴： 足三里(胃経)の下約2寸に取る。 主治： 「2」

【奇穴‐30‐】 ・「1」 取穴： 足背、各中足指節関節の間に取る。 ※左右で計8穴を取る。 主治： 足の痛み(「2」、「3」、足指の「4」・「5」「6」)

【奇穴‐31‐】 ・「1」 取穴： 足底部、第2中足指節関節のやや後方に取る。 主治： 「2」「3」「4」「5」「6」

【奇穴‐32‐】 ・「1」 取穴： 足底部、踵の中央に取る。 主治： 下肢の「2」「3」「4」

【経穴組み合わせ‐1‐】 ・六つ灸 (別名：六華の灸、胃の六つ灸) 部位： 「1」・「2」・「3」の左右で計6穴を取る。 主治： 「4」

【経穴組み合わせ‐2‐】 ・小児斜差の灸 (別名：小児すじかい灸、小児しゃさの灸) 部位： 男児は「1」の「2」と「3」の「4」の2穴 女児は「3」の「2」と「1」の「4」の2穴 主治： 小児疾患(特に「5」)

【経穴組み合わせ‐3‐】 ・中風七穴 部位：2説ある。 ①「1」・「2」・「3」・「4」・「5」・「6」・「7」 ②「8」・「9」・「10」・「11」・「12」・「13」・「14」 主治： 中風・言語障害

【経穴組み合わせ‐4‐】 ・脚気八処の穴 部位： 「1」・「2」・「3」・「4」・「5」・「6」・「7」・「8」 主治： 脚気