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X線作業主任者 過去問2021下期(生体)
  • やもやも

  • 問題数 10 • 1/30/2024

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  • 1

    放射線感受性に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。 (1)細胞分裂の周期の中で、S 期(DNA 合成期)初期は、S 期後期より放射線感受性が高い。 (2)細胞分裂の周期の中で、S 期(DNA 合成期)後期は、M 期(分裂期)より放射線感受性が高い。 (3)細胞分裂の周期の中で、G1期(DNA 合成準備期)後期は、G2期(分裂準備期)初期より放射線感受性が低い。 (4)細胞に放射線を照射したときの線量を横軸に、細胞の生存率を縦軸にとってグラフにすると、ほとんどの哺乳動物細胞では指数関数型となる。 (5)平均致死線量は、細胞の生存率曲線において、その細胞集団のうち半数の細胞を死滅させる線量で、細胞の放射線感受性の指標とされる。

    1

  • 2

    放射線による生物学的効果に関する次の現象のうち、放射線の間接作用によって説明することができないものはどれか。 (1)生体中に存在する酸素の分圧が高くなると、放射線の生物学的効果は増大する。 (2)温度が低下すると、放射線の生物学的効果は減少する。 (3)生体中にシステイン、システアミンなどの SH 基をもつ化合物が存在すると、放射線の生物学的効果は軽減する。 (4)溶液中の酵素の濃度を変えて一定線量のエックス線を照射するとき、不活性化される酵素の分子数は酵素の濃度に比例する。 (5)溶液中の酵素の濃度を変えて一定線量のエックス線を照射するとき、酵素の濃度が減少するに従って、酵素の全分子数のうち、不活性化される分子の占める割合は増大する。

    4

  • 3

    放射線の被ばくによる確率的影響及び確定的影響に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。 (1)確定的影響では、被ばく線量と障害の発生率との関係は二次曲線グラフで示される。 (2)確率的影響の発生を完全に防止することは、放射線防護の目的の一つである。 (3)確定的影響では、被ばく線量が増加すると、障害の重篤度が大きくなる。 (4)確定的影響の程度は、実効線量により評価される。 (5)遺伝的影響は、確定的影響に分類される。

    3

  • 4

    放射線の生体影響などに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。 (1)線量率効果とは、同じ線量を照射する場合に、線量率を低くすると、生物効果が小さくなることをいう。 (2)全致死線量は、半致死線量の 2 倍に相当する線量であり、この線量を被ばくした個体は数時間~数日のうちに死亡してしまう。 (3)半致死線量は、被ばくした集団の全ての個体が一定の期間内に死亡する最小線量の 50%に相当する線量である。 (4)生物学的効果比(RBE)は、基準となる放射線と問題にしている放射線について、各々の同一線量を被ばくしたときの集団の生存率の比により、線質の異なる放射線の生物学的効果の大きさを比較したものである。 (5)LET(線エネルギー付与)とは、物質中を放射線が通過するとき、荷電粒子の飛跡に沿って単位長さ当たりに物質に与えられるエネルギーをいい、エックス線は高 LET 放射線に分類される。

    1

  • 5

    エックス線被ばくによる造血器官及び血液に対する影響に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 (1)骨髄のうち赤色骨髄中の幹細胞が障害を受けると、末梢血液中の血球数は減少していく。 (2)末梢血液中のリンパ球を除く白血球は、被ばく直後は一時的に増加が認められることがある。 (3)人の末梢血液中の有形成分の変化は、25µGy 程度の被ばくから認められる。 (4)末梢血液中の有形成分のうち、被ばく後減少が現れるのが最も遅いものは赤血球である。 (5)人が全身に LD50/60に相当する線量を被ばくしたときの主な死因は、造血器官の障害である。

    3

  • 6

    次の A から D の放射線による身体的影響について、その発症にしきい線量が存在するものの全ての組合せは(1)~(5)のうちどれか。 A 白血病 B 永久不妊 C 放射線宿酔 D 脱毛 (1)A,B,D (2)A,C (3)A,D (4)B,C (5)B,C,D

    5

  • 7

    放射線による遺伝的影響等に関する次の A から D の記述について、正しいものの全ての組合せは(1)~(5)のうちどれか。 A 生殖細胞の突然変異には、遺伝子突然変異と染色体異常がある。 B 染色体異常は、正常な染色体の配列の一部が逆になることなどにより生じる。 C 生殖腺が被ばくしたときに生じるおそれのある障害には、遺伝的影響のほか、身体的影響に分類されるものがある。 D 放射線照射により、突然変異率を自然における値の 2 倍にする線量を倍加線量といい、ヒトでは約 0.05Gy である。 (1)A, B (2)A, C (3)A, D (4)B, C (5)A, B, C

    5

  • 8

    エックス線被ばくによる放射線皮膚炎の症状に関する次の A から D の記述について、正しいものの組合せは(1)~(5)のうちどれか。 A 0.2Gy の被ばくでは、皮膚の充血や腫脹がみられる。 B 3Gy の被ばくでは、軽度の紅斑や一時的な脱毛がみられる。 C 5Gy の被ばくでは、水疱ほうや永久脱毛がみられる。 D 25Gy の被ばくでは、進行性びらんや難治性の潰瘍がみられる。 (1)A,B (2)A,C (3)B,C (4)B,D (5)C,D

    4

  • 9

    生物学的効果比(RBE)に関する次の A から D の記述について、正しいものの組合せは (1)~(5)のうちどれか。 A RBE を求めるときの基準放射線としては、通常、アルファ線が用いられる。 B エックス線は、そのエネルギーの高低にかかわらず、RBE が 1 より小さい。 C RBE の値は、同じ線質の放射線であっても、着目する生物学的効果、線量率などの条件によって異なる。 D RBE は放射線の線エネルギー付与(LET)の増加とともに増大し、100keV/µm 付近で最大値を示すが、更に LET が大きくなると RBE は減少していく。 (1)A,B (2)A,C (3)B,C (4)B,D (5)C,D

    5

  • 10

    胎内被ばくに関する次の A から D の記述について、正しいものの全ての組合せは(1)~(5)のうちどれか。 A 着床前期の被ばくでは胚(はい)の死亡が起こるが、被ばくしても生き残り、発育を続けて出生した子供には、被ばくによる影響はみられない。 B 器官形成期の被ばくでは、奇形が発生するおそれがある。 C 胎内被ばくによる奇形の発生のしきい線量は、ヒトでは 5Gy 程度である。 D 胎内被ばくを受け出生した子供にみられる発育遅延は、確率的影響に分類される。 (1)A,B (2)A,B,C (3)A,D (4)B,C,D (5)C,D

    1

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