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X線作業主任者 過去問2022上期(生体)
  • やもやも

  • 問題数 10 • 1/27/2024

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  • 1

    放射線による DNA の損傷と修復に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。 (1)放射線による DNA 損傷には、塩基損傷と DNA 鎖切断があるが、エックス線のような間接電離放射線では、塩基損傷は生じない。 (2)DNA 鎖切断のうち、二重らせんの片方だけが切れる 1 本鎖切断は、細胞死などの重篤な細胞障害に関連が深い。 (3)細胞には、DNA 鎖切断を修復する機能があり、修復が誤りなく行われれば、細胞は回復し、正常に増殖を続けるが、塩基損傷を修復する機能はない。 (4)DNA 鎖切断のうち、2 本鎖切断は DNA 鎖の組換え現象が利用されるため、1 本鎖切断に比べて容易に修復される。 (5)DNA 鎖切断の修復方式のうち、相同組換えは、相同 DNA 配列を鋳型にして正しい DNA 配列を合成する修復であるため、修復時の誤りが少ない。

    5

  • 2

    次の A から C の人体の組織・器官について、放射線感受性の高いものから順に並べたものは(1)~(5)のうちどれか。 A 肺 B 汗腺 C 神経線維 (1)A,B,C (2)A,C,B (3)B,A,C (4)B,C,A (5)C,A,B

    3

  • 3

    放射線の生体影響などに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。 (1)LET(線エネルギー付与)とは、物質中を放射線が通過するとき、荷電粒子の飛跡に沿って物質に与えられるエネルギーをいい、エックス線は高 LET 放射線に分類される。 (2)全致死線量は、半致死線量の 2 倍に相当する線量であり、この線量を被ばくした個体は数時間~数日のうちに死亡してしまう。 (3)半致死線量は、被ばくした集団の全ての個体が一定の期間内に死亡する最小線量の 50%に相当する線量である。 (4)システイン、システアミンなどの SH 基をもつ化学物質は、放射線の生物効果を増大する効果を示す。 (5)線量率効果とは、同じ線量を照射する場合に、線量率を低くすると、放射線の生物効果が小さくなることをいう。

    5

  • 4

    ヒトが一時に全身にエックス線の照射を受けた場合の早期影響に関する次の A から D の記述について、誤っているものの組合せは(1)~(5)のうちどれか。 A 1~2Gy 程度の被ばくで、放射線宿酔の症状が現れることがある。 B 被ばくから死亡までの期間は、一般に消化器官の障害による場合の方が、造血器官の障害による場合より長い。 C 3~5Gy 程度の被ばくによる死亡は、主に造血器官の障害によるものである。 D 10~15Gy 程度の被ばくによる死亡は、主に中枢神経系の障害によるものである。 (1)A,B (2)A,C (3)B,C (4)B,D (5)C,D

    4

  • 5

    生物学的効果比(RBE)に関する次の A から D の記述について、正しいものの組合せは (1)~(5)のうちどれか。 A RBE は、基準放射線と問題にしている放射線について、各々の同一線量を被ばくしたときの集団の生存率の比である。 B RBE を求めるときの基準放射線としては、通常、エックス線やガンマ線が用いられる。 C RBE は、一般に、放射線の線エネルギー付与(LET)が高くなるにつれて増大し、最大値に達した後はほぼ一定の値となる。 D RBE の値は、同じ線質の放射線であっても、着目する生物学的効果、線量率などの条件によって異なる。 (1)A,B (2)A,C (3)B,C (4)B,D (5)C,D

    4

  • 6

    放射線による身体的影響に関する次の A から D の記述について、正しいものの組合せは(1)~(5)のうちどれか。 A 眼の被ばくで起こる白内障は、早期影響に分類され、その潜伏期は 3~10 週間であるが、被ばく線量が多いほど短い傾向にある。 B 再生不良性貧血は、2Gy 程度の被ばくにより、末梢血液中の全ての血球が著しく減少し回復不可能になった状態をいい、潜伏期は 1 週間以内で、早期影響に分類される。 C 晩発影響である白血病の潜伏期は、その他のがんに比べて一般に短い。 D 晩発影響には、その重篤度が、被ばく線量に依存するものとしないものがある。 (1)A,B (2)A,C (3)B,C (4)B,D (5)C,D

    5

  • 7

    次の A から D の放射線影響について、その発症にしきい線量が存在するものの全ての組合せは(1)~(5)のうちどれか。 A 白血球減少 B 永久不妊 C 甲状腺がん D 脱毛 (1)A,B,D (2)A,C (3)A,C,D (4)B,C (5)B,D

    1

  • 8

    放射線の被ばくによる確率的影響及び確定的影響に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。 (1)確定的影響では、被ばく線量と障害の発生率との関係は二次曲線グラフで示される。 (2)確率的影響の発生を完全に防止することは、放射線防護の目的の一つである。 (3)確定的影響では、被ばく線量が増加すると、障害の重篤度が大きくなる。 (4)確定的影響の程度は、実効線量により評価される。 (5)遺伝的影響には、確率的影響に分類されるものと確定的影響に分類されるものがある。

    3

  • 9

    放射線による遺伝的影響等に関する次の A から D の記述について、正しいものの全ての組合せは(1)~(5)のうちどれか。 A 生殖細胞の突然変異には、遺伝子突然変異と染色体異常がある。 B 染色体異常は、正常な染色体の配列の一部が逆になることなどにより生じる。 C 胎内被ばくを受け出生した子供にみられる発育遅延は、遺伝的影響である。 D 放射線照射により、突然変異率を自然における値の 2 倍にする線量を倍加線量といい、ヒトでは約 0.05Gy である。 (1)A,B (2)A,B,C (3)A,C (4)A,D (5)B,C,D

    1

  • 10

    胎内被ばくに関する次の A から D の記述について、正しいものの全ての組合せは(1)~(5)のうちどれか。 A 着床前期の被ばくでは胚はいの死亡が起こるが、被ばくしても生き残り、発育を続けて出生した子供には、被ばくによる影響はみられない。 B 胎内被ばくを受け出生した子供にみられる発育遅延は、確率的影響に分類される。 C 器官形成期の被ばくでは、奇形が発生するおそれがある。 D 胎内被ばくによる奇形の発生のしきい線量は、ヒトでは 5Gy 程度である。 (1)A,B (2)A,B,C (3)A,C (4)B,C,D (5)C,D

    3

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