問題一覧
1
受精のメカニズムで正しいものを選べ。
受精は卵管膨大部でおこることが多い
2
レオポルド触診法で第1頭位である。 第1段階で触診できる胎児部位はどれか。
殿部
3
妊娠初期と後期のどちらの時期にも起こるマイナートラブルはどれか。
頻尿
4
妊娠反応は、尿中に排泄される何を検出する検査か。
hCG
5
Aさんの最終月経は、2023年3月10日でした。月経周期は28日型です。 ネーゲレ概算法での分娩予定日はいつか。
12月17日
6
Aさん身長160cm、非妊時体重60kg。妊娠12週 の妊婦健康診査の際、「つわりが少し楽になってき て、ついつい食べ過ぎてしまいます。あまり太らない方が良いですよね。」と話す。Aさんの妊娠期間中の理想体重増加量の範囲について上限と下限の 組み合わせで正しいのはどれか。
10〜13kg
7
妊婦検診審査を受診する時間を確保するために妊婦が事業主に請求できることを規定してある法律はどれか。
雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等に関する法律(男女雇用機会均等法)
8
正常に経過している妊娠36週の妊婦が、次に妊婦健康診査を受診する時期として推奨されているのはどれか。
1週間後
9
Aさん(34歳、初産婦)は、夫(37歳、会社員)と2 人暮らし。事務の仕事をしている。身長157cm、非妊時体重54kg。妊娠24週4日の妊婦健康診査時の体重58kgで4週前から1.5kg増加している。血圧128/88mmHg。尿蛋白(±)、尿糖(-)。浮腫 (±).Hb10g/dL、Ht30%。子宮底長25cm、腹囲84cm。胎児推定体重700g。非妊時より白色の膣分泌物は多いが、掻痒感はない。 Aさんの妊婦健康診査のアセスメントで適切なのはどれか。
妊娠性貧血
10
妊婦健康診査後、Aさんは看護師に「毎朝30分、電車内で立ち続けているので職場までの通勤がとても疲れます」と話した。看護師はAそんに、就労する妊娠中の女性に関する制度について説明した。Aさんがこの時点で取得できるのはどれか。
時差出勤
11
Aさんは夫に付き添われ、妊娠35週4日に妊婦健康診 査を受けた。体重62kg、血圧126/76mmHg。尿蛋白 (-)、尿糖(-)。浮腫(±)。子宮底長30cm、腹囲 88cm。Aさんは看護師に「膝の裏の血管が膨らんで、 青く浮き出てきました。夕方になると足がだるくなり、タ食の準備のため立っているとつらくなります」と言う。A さんへの指導で適切なのはどれか。2つ選べ。
弾性ストッキングを着用しましょう, 寝るときは足を高くして横になりましょう
12
妊娠24週の妊婦健康診査で経過は順調であると診断された妊婦が、次回に受診する時期として適切なのはどれか。
2週間後
13
妊娠36週の妊婦にNSTを行うため、分娩監視装置を装着することになった。妊娠への説明で正しいのはどれか。二つ選べ。
胎児の健康状態を判定します, 排尿を済ませてください
14
胎児の頭部が子宮口に最も近い胎位はどれか。
頭位
15
性周期が規則的で健常な成人女性において、着床が起こる時期に血中濃度が最も高くなるホルモンはどれか。
プロゲステロン
16
最終月経の初日を0日とすると分娩予定日は何日めか。
280
17
妊娠16週の状態で正しいのはどれか。二つ選べ。
胎盤が完成している, 超音波で胎児心音を確認できる
18
正期産の定義はどれか
妊娠37週0日から41週6日
19
乳汁分泌について誤っているのものはどれか
プロラクチンは下垂体後葉から分泌される。
20
児の吸啜刺激によって分泌が亢進し、分娩後の母体の子宮筋の収縮を促すのはどれか
オキシトシン
21
正常分娩した初産婦。産褥5日目の子宮復古状態で正常なのはどれか。
子宮底の高さが臍と恥骨の中央である
22
産褥期の生理的変化で正しいのはどれか
初乳は生乳に比べ、免疫グロブリンの濃度が高い
23
クラウス,M.Hとケネル,J.Hが提唱した絆(ボンディング)について適切なのはどれか。
母子相互作用によって促進される
24
日齢2。Aさんの児の胎外生活への適応は順調に経過している。哺乳回数は1日8回。Aさんは母乳育児を希望しているが、児に乳頭を吸われると痛いと話しており、左右の乳頭に軽度の発赤が認められる。 このとき看護師が観察する項目で優先度が高いのはどれか。
ラッチオンの状態
25
正常分娩した産褥2日の褥婦で留意するものはどれか。
左下腿の疼痛
26
産褥5日の褥婦。体温38.5℃。乳房は緊満しているが発赤はない。子宮底臍下2横指、赤色悪露中等量、下腹部痛がみられる。排尿6回/日。排尿しづらい感じがあるが残尿感はない。「体がだるく、赤ちゃんの世話が思うようにできません」と言う。 褥婦の状況で推測されるのはどれか。
産褥熱
27
Aさん(30歳、初産婦)は、正常分娩で児を出産した。第2度会陰裂傷を認め、会陰縫合術を受けた。分娩3時間後に、分娩室から褥室へ帰室した。産褥1日のAさんのバイタルサインは、体温36.8℃、脈拍72/分、血圧118/70mmHgであった。子宮底は臍下1横指で、子宮は硬く触れ、血性悪露中等量、後陣痛がみられる。会陰縫合部の痛みはあるが発赤はない。乳房緊満(-)、乳管開口数は左右とも4、5本。 「昨夜は興奮してなかなか眠れなかった」と言う。 この時のAさんの状態のアセスメントで適切なのはどれか。
子宮収縮は良好である。
28
産褥2日。Aさんから会陰縫合部の疼痛の増強はないが、離開の不安から排便ができないと訴えがあった。看護師は縫合部の異常がないことを確認した。Aさんは妊娠中の便秘はなかった。 看護師の対応で優先度が高いのはどれか。
縫合部の李悝の心配はないことをAさんに説明する。
29
日齢7。児の体重は2,930g(前日より30g増加)。バイタルサインは、腋窩温37.0 ℃、呼吸数50/分、心拍数140/分。大泉門は平坦。排尿7回/日、排便10回/日の普通便である。経皮的黄疸計による測定値12.5mg/dL。児の母親は母乳育児を希望している。母乳分泌量は良好で乳房トラブルはない。直接授乳を1日12回しており、搾乳や人工乳は哺乳していない。母親は看護師に「体重は生まれたときから30gしか増えていませんが、大丈夫でしょうか」と話した。 母親への対応で最も適切なのはどれか。
このまま直接授乳を続けて良いですよ
30
産褥4日。Aさんは、血圧112/80mmHg、脈拍76/分、Hb 11.2g/dL、Ht 37.0%。子宮底を臍下4横指に硬く触れる。悪露は赤褐色で少量。凝血の混入や悪臭はない。乳房は緊満しており移行乳が分泌している。Aさんは「夜中も3時間ごとくらいに授乳をするためほとんど眠れていません」と話している。表情は穏やかである。 Aさんのアセスメントとして適切なのはどれか。
子宮復古は順調である。
31
成乳と比較した初乳の特徴で正しいのはどれか。
IgAの含有量が多い
32
産褥3日。Aさんは母乳育児を希望している。Aさんの乳房の形は左右ともⅡa型で、乳房は緊満している。両乳頭に損傷はない。左腋窩に副乳があり「腫れて痛い」と話す。本日の児の体重は3,100gであった。 Aさんに対する看護師の援助で適切なのはどれか。
左腋窩に冷罨法を行う
33
Aさん(32歳、初産婦)は妊娠39週4日に3,200gの男児を経腟分娩で出産した。分娩時に会陰切開縫合術を受けた。児のApgar〈アプガー〉スコアは1分後9点、5分後10点であった。分娩時の出血量200mL、分娩所要時間12時間30分であった。分娩室から病室に帰室する前に尿意を自覚したためトイレまで歩行し、排尿があった。 帰部時に看護師がAさんに行う説明で適切なのはどれか。
悪露に血の塊が混じったら看護師に知らせてください
34
産褥2日、Aさんは、体温37.2℃、脈拍76/分、血圧112/80mmHg、子宮底を臍下2横指に硬く触れ、悪露は赤褐色で少量。会陰縫合部の発赤なし、腫脹なし。下肢の浮腫は認めない。乳房緊満があり、左右の乳頭に2本ずつ乳管が開通しており、初乳がにじむ程度に分泌している。Aさんは、看護師に会陰縫合部が痛くて歩きにくいと話している。 Aさんのアセスメントで適切なのはどれか。
乳房の変化は産褥日数相当である
35
産褥3日、Aさんの夫から「退院後は私が子どもの沐浴をします。子どもの身体の洗い方は動画で学んだのですが、沐浴のときに注意することはありますか。寒い時期なので心配です」と看護師に質問があった。 Aさんの夫への説明で適切なのはどれか。
着替え用の衣類が冷たくないか、林浴前に確認しておきましょう
36
Aさん(28歳、初産婦)は妊娠38週1日、順調な経過で経腟分娩した。産後は夫が育児休業を取得し、自宅で夫と2人で子育てをする予定である。 産褥1日、バイタルサインは、体温36.7℃、脈拍70/分、整、血圧118/68mmHg、Hb 12.0g/dL。子宮底は臍下2横指のところに硬く触れている。悪露は赤色で中等量、凝血の混入はない。Aさんは授乳時に後陣痛を訴えている。会陰縫合部に腫脹や発赤はなく、痛みは自制内である。尿意の自覚があり、残尿感や排尿困難感はない。 Aさんの産褥1日のアセスメントで正しいのはどれか。
正常な経過である
37
産褥5日、子宮収縮は臍恥中央、褐色悪露が少量、歩行時に会陰部痛がある。授乳は母乳のみで行っている。Aさんは「この子の世話が大変で、次の妊娠はしばらく考えられません。結婚前は経口避妊薬を服用していましたが、産後の避妊はどうしたらよいか教えてください」と看護師に話した。 Aさんへの説明で適切なのはどれか。
性交再開時からコンドームを使用しましょう
38
母乳栄養の児に不足しやすいのはどれか
ビタミンK
39
生後3日目の新生児で正常なのはどれか
体重7%の減少
40
正期産で正常分娩した分娩直後の母子への対応で優先するのはどれか。
母子のスキンシップ
41
出生直後の正常新生児に当てはまる特徴はどれか。二つ選べ
生理的に多血である, バビンスキー反射が見られる
42
新生児聴覚スクリーニング検査で正しいのはどれか
泣いてないときに行う
43
出生体重3500gの正期産児。 出後4日目の状態で正常なのはどれか。
体重3200g
44
新生児の先天性代謝異常マススクリーニングで適切なのはどれか
検体は血液である
45
在胎40週2日、正常分娩で出生した男児。出生時体重3,300g、身長48.5cm。生後1日の体重は3,200g。バイタルサインは腋窩温37.2℃、呼吸数70/分、心拍数130/分。出生後24時間までに、排尿が1回、排便が1回みられた。 児の状態で正常から逸脱しているのはどれか。
呼吸数
46
生後2日、医師の診察で問題がないことが確認され、母児同室を開始した。身体測定を行うため、児を新生児室に移送した。児は四肢を屈曲させた姿勢で、体重計に乗せたとき両手を広げ、そのまま上肢を伸ばし抱きかかえるような動きをした。腹部には境界の不明瞭な紅斑が散在し、腋窩と鼠径部にはクリーム状のものが付着していた。 児の看護で適切なのはどれか。
腋窩と鼠径部のクリーム状の付着物は洗い落とさない
47
生後3日、児の体重は3,000gになった。バイタルサインに異常はみられない。手掌と足底に黄疸がみられ、傾眠傾向にあった。血清ビリルビン値18.5mg/dL。母児同室を続けるため、コットに設置可能な光線療法器を用いて治療を行うことになった。 児の光線療法に関する母親への説明で適切なのはどれか。
直接授乳は続けましょう
48
Aさん(29歳、初産婦)は、妊娠37週0日で2,780gの男児を正常分娩で出産した。出生後5分の児の状態は、心拍数150/分、四肢を屈曲させて啼泣している。顔面を清拭されると激しく啼泣し、全身はピンク色である。 このときの児のApgar〈アプガー〉スコアは何点か。
10点
49
出生後1時間。児の状態は、直腸温37.0℃、呼吸数40/分、心拍数120/分、経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉96%(room air)、四肢冷感やチアノーゼを認めない。哺乳は開始していない。Aさんの経過は順調である。 このときの児への看護で適切なのはどれか。
早期母子接触を行う
50
出生体重3100gの新生児。日齢3の体重は3000gである。 この時の体重減少率(%)を求めよ。 ただし、小数点以下第二位を四捨五入すること。
3.2
51
(?)に当てはまる言葉を順番に解答欄に示せ。 ・正期産児とは、在胎週数が(?)週(?)日〜(?)週(?)日の間に出生した児。
37, 0, 41, 6
52
(?)に当てはまる言葉を順番に解答欄に示せ。 ・SFDとは(?)相当の標準体重及び標準身長の(?)パーセンタイル未満の児。
妊娠週数, 10
53
(?)に当てはまる言葉を順番に解答欄に示せ。 ・低出生体重児とは(?)g未満の児。
2500
54
(?)に当てはまる言葉を順番に解答欄に示せ。 ・巨大児とは(?)g以上の児。
4000
55
(?)に当てはまる言葉を順番に解答欄に示せ。 ・新生児は、肝臓の(?)が未熟なことから、(?)ビリルビンの上昇による新生児黄疸が起きやすく、生後(?)日ごろにピークとなる。
グルクロン酸抱合, 間接, 5
56
(?)に当てはまる言葉を順番に解答欄に示せ。 ・新生児の子宮外適応現象は、(?)、(?)、(?)、(?)がある。
呼吸・循環適応, 代謝適応, 消化管適応, 血液適応
57
出生時からみられ、生後3〜4ヶ月ころに消失する反射はどれか。
モロー反射
58
Aちゃん(女児)は、在胎37週0日に正常分娩で体重3000gで出生した。 母親は初産婦である。 Aちゃんのアプガースコアは1分後9点、5分後10点であった。 出生時は、体温37.1℃、呼吸数42/分、心拍数154/分であり、頭部に産 瘤があった。Aちゃんの両親の血液型はB型Rh(+)である。 生後1日目。Aちゃんは体重2,800g、体温37.0℃、呼吸数40/分、心拍数 142/分で皮膚に黄染はみられない。Aちゃんは看護師の手指が手掌に触れると握りしめた。オムツ交換時には、暗緑色の便が少量みられた。 出生時の在胎週数を基準とすると、Aちゃんは何児か?
正期産児
59
Aちゃん(女児)は、在胎37週0日に正常分娩で体重3000gで出生した。 母親は初産婦である。 Aちゃんのアプガースコアは1分後9点、5分後10点であった。 出生時は、体温37.1℃、呼吸数42/分、心拍数154/分であり、頭部に産 瘤があった。Aちゃんの両親の血液型はB型Rh(+)である。 生後1日目。Aちゃんは体重2,800g、体温37.0℃、呼吸数40/分、心拍数 142/分で皮膚に黄染はみられない。Aちゃんは看護師の手指が手掌に触れると握りしめた。オムツ交換時には、暗緑色の便が少量みられた。 在胎週数別標準体重との比較を反映した呼び方でAちゃんの分類は何か。
HFD児
60
Aちゃん(女児)は、在胎37週0日に正常分娩で体重3000gで出生した。 母親は初産婦である。 Aちゃんのアプガースコアは1分後9点、5分後10点であった。 出生時は、体温37.1℃、呼吸数42/分、心拍数154/分であり、頭部に産 瘤があった。Aちゃんの両親の血液型はB型Rh(+)である。 生後1日目。Aちゃんは体重2,800g、体温37.0℃、呼吸数40/分、心拍数 142/分で皮膚に黄染はみられない。Aちゃんは看護師の手指が手掌に触れると握りしめた。オムツ交換時には、暗緑色の便が少量みられた。 看護師の手指を握りしめる原始反射をなんというか?
把握反射
61
Aちゃん(女児)は、在胎37週0日に正常分娩で体重3000gで出生した。 母親は初産婦である。 Aちゃんのアプガースコアは1分後9点、5分後10点であった。 出生時は、体温37.1℃、呼吸数42/分、心拍数154/分であり、頭部に産 瘤があった。Aちゃんの両親の血液型はB型Rh(+)である。 生後1日目。Aちゃんは体重2,800g、体温37.0℃、呼吸数40/分、心拍数 142/分で皮膚に黄染はみられない。Aちゃんは看護師の手指が手掌に触れると握りしめた。オムツ交換時には、暗緑色の便が少量みられた。 暗緑色の便を何というか?
胎便
62
子宮復古を促進するための援助で誤っているものはどれか。
授乳指導
63
新生児のバイタルサインの測定は、次の順で行う。
呼吸→心拍→体温
64
0日目2780g、生後3日目の体重は2700gであった。体重減少率を求めなさい。小数点第一位まで記載しなさい。
2.9
65
分娩の前兆で間違っているものはどれか。
破水
66
経膣分娩の正常な経過め最初に起こるものはどれか
子宮口の全開大
67
Aさん(31歳、初産婦)。妊娠40週1日。Aさんは午前5時に、陣痛間欠10分、陣痛発作10秒となり入院した。入院時の内診所見は子宮口1cm開大で、未破水であった。 Aさんは、午後2時に子宮口が4cmまで開大し、破水した。このときの胎児心拍数陣痛図を別に示す。 胎児心拍数陣痛図の情報で正しいのはどれか。
胎児心拍数基線150〜160bpm
68
Aさん(31歳、初産婦)。妊娠40週1日。Aさんは午前5時に、陣痛間欠10分、陣痛発作10秒となり入院した。入院時の内診所見は子宮口1cm開大で、未破水であった。 陣痛開始はいつか。
午前5時
69
Aさん(31歳、初産婦)。妊娠40週1日。Aさんは午前5時に、陣痛間欠10分、陣痛発作10秒となり入院した。入院時の内診所見は子宮口1cm開大で、未破水であった。 Aさんは、午後2時に子宮口が4cmまで開大し、破水した。 午後2時の破水を何破水と呼ぶか。
早期破水
70
Aさん(34歳、初産婦)は順調な妊娠経過であった。妊娠40週5日の午前8時、10分毎の規則的な子宮収縮を主訴に来院し、医師の診察の結果、入院となった。入院時の胎児心拍数基線は130bpm、胎児の推定体重は3,300gであった。 入院時のAさんと胎児の状態で正しいのはどれか。
胎児心拍数基線は正常である。
71
Aさんの分娩経過は以下のとおりであった。 2:00 陣痛周期10分 4:00 入院 15:00 分娩室入室 15:30 自然破水 16:15 児娩出 16:30 胎盤娩出 Aさんの分娩所要時間を算出しなさい。
14時間30分
72
Aさん(36歳、経産婦)は、夫と長男(3歳)との3人で暮らしている。妊娠40週0日、午前9時にAさんは陣痛のため入院した。このときは未破水であった。午後1時、体温36.8℃、脈拍64/分、血圧126/70mmHgであった。Aさんに分娩監視装置を装着したところ、陣痛間欠4分、胎児心拍数基線は140bmpで、一過性徐脈はみられなかった。午後2時、破水感があり医師が診察したところ、子宮口は7cm開大であり、羊水の流出がみられた。 この時点でのAさんのアセスメントで適切なのはどれか。
分娩第一期
73
Aさん(26歳、経産婦)は、夫(30歳)と長女(2歳)の3人で暮らしている。妊娠37週2日、これまでの妊娠経過に異常はない。9時に陣痛が開始し、10時に夫に付き添われ入院した。入院時、陣痛間欠9分、陣痛発作30秒であった。内診所見は子宮口2cm開大で、少量の羊水の流出を認めた。羊水混濁はなかった。21時30分に子宮口全開大、22時30分に3,200gの男児を正常分娩で出産した。会陰裂傷は第2度。23時に胎盤娩出し、子宮底の位置は臍高で硬く触れた。児のApgar〈アプガー〉スコアは1分後8点、5分後9点。分娩2時間後、子宮底の位置は臍下1横指で硬く触れた。分娩時出血量は360mL。 Aさんの分娩期のアセスメントで適切なのはどれか。
正期産である
74
Aさん(30歳、初産婦)は妊娠39週3日で陣痛発来し、4時に入院した。その後、陣痛が増強して順調な分娩進行と診断されて、11時45分の診察で子宮口が8cm開大となった。看護師が12時に昼食を配膳にいくとAさんは額に汗をかいて、側臥位で「陣痛がつらくて何も飲んだり食べたりしたくありません」と言っている。陣痛発作時は強い産痛と努責感を訴え、目を硬く閉じて呼吸を止めて全身に力を入れている。 Aさんの看護で最も適切なのはどれか。
呼吸法を促す
75
Aさんは16時15分、3,300gの男児を経腟分娩で出産した。Apgar〈アプガー〉スコアは1分後9点。胎盤娩出直後から凝血の混じった暗赤色の性器出血が持続している。この時点での出血量は600mL。臍高で柔らかい子宮底を触れた。脈拍90/分、血圧116/76mmHg。意識は清明。Aさんは「赤ちゃんの元気な泣き声を聞いて安心しました」と言っている。 このときの看護師のAさんへの対応で最も適切なのはどれか。
子宮底の輪状マッサージを行う。
76
正常の分娩経過で正しいのはどれか。
分娩第一期は、分娩開始から子宮口全開大である。
77
分娩の3要素でないものはどれか。
母体年齢
78
38週6日の経産婦。「この3.4日、明け方にお腹が10〜15分間隔で張ります。痛みもありますが、朝食を食べる頃には張りは不規則になり、痛みもなくなります」子宮口2cm開大、血性分泌物少量、破水なし。 正しいのはどれか。
前駆陣痛
79
Aさん(26歳、経産婦)は、夫(30歳)と長女(2歳)の3人で暮らしている。妊娠37週2日、これまでの妊娠経過に異常はない。9時に陣痛が開始し、10時に夫に付き添われ入院した。入院時、陣痛間欠9分、陣痛発作30秒であった。 Aさんの分娩時期による分類は何か。
正期産
80
Aさん(26歳、経産婦)は、夫(30歳)と長女(2歳)の3人で暮らしている。妊娠37週2日、これまでの妊娠経過に異常はない。9時に陣痛が開始し、10時に夫に付き添われ入院した。入院時、陣痛間欠9分、陣痛発作30秒であった。 Aさんの陣痛開始時期はいつか。
9時
81
妊婦健康診査を受診する時間を確保するために妊婦が事業主に請求できることを規定している法律はどれか。
雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等に関する法律(男女雇用機会均等法)
82
正常に経過している分娩第一期の産婦への説明で適切なのはどれか。
2.3時間に一回は排尿をしてください
83
肺サーファクタントの分泌によって胎児の肺機能が成熟する時期はどれか。
在胎34週ごろ
84
胎児循環で酸素飽和度の最も高い血液が流れているのはどれか。
臍静脈
85
妊娠に伴う身体の変化で正しいのはどれか。二つ選べ
皮膚の掻痒感の増加, 尿中への糖の排泄増加
86
妊娠に伴う母体の生理的変化とその時期の組み合わせで正しいのはどれか。
循環血液量が最大になる----妊娠32週ごろ
87
Aさん(28歳、女性、会社員)は、結婚後1年で夫と2人で暮らしている。仕事上の役割も増えている。次回月経予定日を2週過ぎても月経がみられないため、勤務先近くの産婦人科クリニックを受診した。月経周期は28日型で、最終月経は3月2日から4日間であった。診察の結果、妊娠と診断された。 本日、4月14日のAさんの妊娠週数および日数を最終月経から求めよ。
6週1日
88
Aさん(30歳、初産婦)はX年2月5日に妊婦健康診査のために来院した。X年2月のカレンダーにAさんの受診日と分娩予定日を示す。 Aさんの受診日、2月5日の妊娠週数および日数で正しいのはどれか。
妊娠36週5日
89
AさんにLeopold〈レオポルド〉触診法で触診を行ったところ、第2胎向で、子宮底付近にやや柔らかい球状の塊を、恥骨結合側に硬い球状のものを触れた。 腹部前面を図に示す。 Aさんの胎児心音聴取部位で適切なのはどれか。
③
90
妊娠37週の妊婦のNST初見で正常なのはどれか。
胎児心拍基線が110〜160bpmである
91
正常な胎児の分娩機転について正しいのはどれか。
胎児の顔は母体のお尻側を向いて娩出される
92
Aさんは午前4時に10分おきの陣痛間隔となった。 15時子宮口全開大。16時15分3300gの男児を出産。16時30分胎児面より胎盤娩出した。分娩時出血量は270mlである。 Aさんの分娩所要時間を答えなさい。
12時間30分