問題一覧
1
中国東北部で台頭した部族 のちに満州、マンジュと改称した
女真
2
女真を統合し王朝を建てた人物とその別名 支配体制を築き、満州文字を作り、国家体制を整えた 明軍をやぶって中国の東北部(満州)を支配した
ヌルハチ 太祖
3
建州部のヌルハチ(太祖)が1616年に建てた王朝
後金
4
ヌルハチ(太祖)の支配体制の基礎
八旗
5
ヌルハチの子とその別名 ・内モンゴルのチャハル部を支配 ・国号を変えた ・チンギス・ハン以来の大ハン位を継承し皇帝を称した
ホンタイジ 太宗
6
ホンタイジ(太宗)が1636年に瀋陽で改めた国号
清
7
李自成の乱で民が滅びた際、清に寝返った 長城東端の山海関を守っていた人物 後に清でも反乱を起こす(また裏切る)
呉三桂
8
北元のアルタン・ハンが黄帽派のチベット仏教に 帰依(きえ)し、その教主に送った称号
ダライ・ラマ
9
清の最盛期3代皇帝の初代 ・雲南の藩王となった呉三桂の反乱を鎮圧 ・鄭氏台湾(鄭氏一族の時代の台湾)の活動を抑制 ・1684年に海禁を解いた ・ロシアと条約を締結 ・60年皇帝の座に着いた
康熙帝
10
清の最盛期3代皇帝の2代目 ・モンゴル、チベット、青海の版図(一国の領土) の支配を固めた
雍正帝
11
清の最盛期3代皇帝の3代目 ・ジュンガルと回部(イスラーム化したウイグル人の地)を征服 ・イスラーム(回教)化した東トルキスタン地域(過去にイスラーム化した)を『新しい領域』という意味の別名に名付けた ・領土最大化
乾隆帝
12
南シナ海と日本を含めた東シナ海との 交易で活躍していた人物 ・明の皇族を擁立 ・オランダの拠点の台湾を反清勢力の基地とした (それに対して清は海禁を強める) ・父:鄭芝竜(福建)・母:日本人で平戸で生まれた ・唐王から明の国姓(朱)を名乗ることを許された ・近松門左衛門がこの人物を参考に『国性爺(こくせんや)合戦』をつくった
鄭成功
13
雲南の藩王となっていた呉三桂が 雲南・広東・福建で起こした反乱 康熙帝(こうきてい)が鎮圧した
三藩の乱
14
乾隆帝が東トルキスタン地域に名付けた名称
新疆
15
清の非直轄地 モンゴル、青海、チベット、新疆(東トルキスタン地域)
藩部
16
清の故郷 女真族の故郷(初代が台頭して建国した女真族で、2代目が清と改名したから)
満州
17
清が非直轄地に置いた、 中央に藩部を管理する役人 モンゴルの王侯、チベットのダライ・ラマ、 新疆のウイグル人有力者(ベグ)などを通じて現地の 習慣や宗教を尊重する間接統治を行った
理藩院
18
清の統治政策 大まかに2つ
懐柔政策 威圧政策
19
清が行った、 満州人と漢人を同数配置する制度
満漢併用制
20
清が漢人に組織させた警察的組織 治安の強化をはかった
緑営
21
清の政治の最高決定機関 迅速な連絡、指揮命令系統を維持する目的で中央に設置された
軍機処
22
清の中華文明の伝統的な学術を 尊重する態度により編集された 康熙帝の命令で編纂された字についての本
康熙字典
23
清の中華文明の伝統的な学術を 尊重する態度により編集された 雍正帝の時代の1725年に完成した、 中国最大の百科事典
古今図書集成
24
清の中華文明の伝統的な学術を 尊重する態度により編集された 乾隆帝の時編纂された書物
四庫全書
25
清が漢人に北方民族の髪型を矯正させた制度 服属のあかしとした
辮髪
26
反清思想の弾圧 言論の弾圧や、反清思想の書籍の規制
文字の獄
27
清とロシアとの条約のうち、 康熙帝の治世の1689年に結ばれた条約 国境が、 アルグン川(黒竜江上流部)と 外興安嶺(スタノヴォイ山脈)となった
ネルチンスク条約
28
清とロシアとの条約のうち、 雍正帝の治世の1727年に結ばれた条約 国境が 外モンゴルでの清露間の境界や 北京へのロシア側の隊商派遣などが定められた
キャフタ条約
29
カトリック内部で生じた論争 イエズス会:中国文化を尊重 その他の教派:それに反対 →ローマ教皇がイエズス会の布教方法を異端とし、 それに康熙帝、雍正帝がバチギレて 康熙帝:イエズス会以外の布教を禁止(1706年) 雍正帝:キリスト教布教の全面禁止(1724年)
典礼問題
30
ベルギーの宣教師で、清に大砲の作り方(鋳造)を伝えた人物
フェルビースト
31
中国全土の実測図(中国初) フランスのブーヴェ(白進、白晋)やレジス(雷孝思)の協力
皇輿全覧図
32
西洋の絵画技法(遠近法)や建築様式を紹介した イタリア北部出身の宣教師 雍正帝・乾隆帝時代の西洋式宮殿などの設計に携わった
カスティリオーネ
33
カスティリオーネが雍正・乾隆時代に設計に携わった 北京郊外に造営された建築物 中国初の西洋式宮殿の噴水
円明園
34
清の18世紀初頭に、 丁銀(人頭税)が地銀(土地税)に繰り上げられた制度
地丁銀
35
清が海禁を解いて民間貿易を認めたのち、 乾隆帝がそこのみの貿易に定めた港
広州
36
清が貿易の管理を任せた、特許商人組合
公行
37
清の文化において 社会の上層家庭の日常生活における感情の機微を描いた作品 科挙と社会生活を扱った作品→儒林外史(じゅりんがいし) 短編の怪奇小説を集めた作品→聊斎志異(りょうさいしい)
紅楼夢
38
過去からの教えではなく、 事実に基づいた研究を重視し、清の体制を批判した学問
考証学
39
考証学の道を開いた有名な人物2人
顧炎武 黄宗羲
40
清代の考証学者 史学(清朝考証学)を栄えさせた
銭大昕
41
清代において 禁止令を犯して東南アジアへ移住して 経済力を蓄えた者達の総称
南洋華僑