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第19回(2011年)感染管理認定看護師 認定審査
40問 • 1年前
  • 秋葉昌人
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    問題一覧

  • 1

    2007年に公開された「隔離予防策のためのCDCガイドライン」における標準予防策に関する記載で正しいのはどれか。

    気管吸引時には、気道分泌物に血液の混入を認めない場合でも、口、鼻、眼の粘膜を防護する。

  • 2

    ワクチンに関する説明で誤っているのはどれか。

    妊婦は、インフルエンザワクチンの接種不適当者に含まれる。

  • 3

    消毒・粘膜に関する説明で、正しいものを2つ選択しなさい。

    第4級アンモニウム塩は、石鹸などの陰イオン界面活性剤と混合すると沈殿物を生じる。, 過酸化水素プラズマ滅菌において、ガスの最終生成物は水と酸素であるため、滅菌後のエアレーションは不要である。

  • 4

    感染症に係る法律および診療報酬に関する説明で誤っているのはどれか。

    2008年から、麻疹は5類感染症全数把握疾患となり、麻疹を診断した医師は1週間以内をめどに保健所へ提出を行うよう求められている。

  • 5

    化学療法薬と作用機序で正しいものを2つ選択しなさい。

    マクロライド系薬・・・リボソーム50S親和性, キノロン系薬・・・DNAジャイレース阻害

  • 6

    2002年に公開された「血管内カテーテル由来感染予防のためのCDCガイドライン」に記載されている血流感染予防策で正しいのはどれか。

    血圧モニタリングに使用するトランスデューサーは、96時間ごとに交換する。

  • 7

    検体採取に関する説明で正しいものを2つ選択しなさい。

    MillerJones分類とは、喀痰の肉眼的評価の基準である。, 感染症の診断に用いるペア血清は、発病後早期の急性期と回復期に採取する。

  • 8

    耐性菌に関する説明で正しいものを2つ選択しなさい。

    基質特異性拡張型βラクタマーゼ(ESBL)産生菌とは、主に第三世代、第四世代セフェム系薬に耐性を付与する酵素であるESBLを産生するグラム陰性菌のことである。, 感染症法において薬剤耐性緑膿菌とは、広域βラクタム剤、アミノ配糖体、フルオロキノロンの3系統の薬剤に対して耐性を示す緑膿菌による感染症であると定義づけられている。

  • 9

    2008年に公開された「消化器内視鏡の洗浄・消毒マルチソサイエティガイドライン(消化器内視鏡の洗浄・消毒マルチソサイエティガイドライン作成委員会)」に記載されている内容で正しいものを2つ選びなさい。

    内視鏡自動洗浄装置による洗浄は、内視鏡の吸引洗浄、外表面の洗浄、吸引・鉗子チャンネルのブラッシングを行った後に行わなければならない。, 内視鏡を保管する際には、チャンネル内が十分乾燥するように、送気・送水ボタン、吸引ボタン、鉗子栓などを外して保管庫に保管しなければならない。

  • 10

    ウイルスによって引き起こされる感染症を2つ選択しなさい。

    デング熱, 天然痘

  • 11

    マイコプラズマ肺炎で入院した患者への対応で正しいものを2つ選択しなさい。

    患者の病室に入室する医療従事者は、入室時にサージカルマスクを着用する。, 患者の移送時には、患者にサージカルマスクを着用してもらい、呼吸器衛生/咳エチケットについて指導する。

  • 12

    感染症疫学の用語に関する説明で正しいものを2つ選択しなさい。

    ある時点で、あるリスク集団において存在する症例数の割合を有病率(Prevalence rate)という。, 感染因子を保有しているが感染症状がなく、感染源となりえる人を無症候性保菌者(Asymptomatic Carrier)という。

  • 13

    ファシリティマネジメントに関する説明で正しいものを2つ選択しなさい。

    2004年に公開された日本医療福祉設備協会規格「病院空調設備の設計・管理指針」では、高度清潔区域の給気最終フィルターの効率は、DOP係数法で99.97%とされている。, 2007年に公開された「隔離予防策のためのCDCガイドライン」では、空気感染隔離室の空気は、空気を屋外へ直接廃棄するか、できない場合は超高性能(HEPA)フィルターを通して空調システムまたは周辺へ戻しても良いとしている。

  • 14

    2008年に公開された 「透析医療における標準的な透析操作と院内感染予防に関するマニュアル」に記載されている内容で誤っているのはどれか。

    透析装置の外装は、血液で汚染された場合と血液媒介ウイルス感染症のある患者に使用した場合のみ、1,000ppm次亜塩素酸ナトリウム溶液で清拭する。

  • 15

    HIV感染症に関する説明で正しいものを2つ選択しなさい。

    HIVに感染後、一般的に6~8週間は血液中でHIVが増殖するが、HIV抗体は検出できない。, 厚生労働省のAIDS発生動向調査によると、我が国では日本国籍男性における同性間性的接触によるHIV感染が最も多い。

  • 16

    2009年に公開された「カテーテル関連尿路感染の予防のためのCDCガイドライン」において記載されている内容で正しいのはどれか。

    尿路感染症は最もよく見られる医療関連感染症であり、急性期施設から報告されている感染症の30%以上を占めるている。

  • 17

    ワクチン接種に関する説明で正しいものを2つ選択しなさい。

    厚生労働省は、HBe抗原陽性の母親から生まれた児には、高力価HBsヒト免疫グロブリン(HBIG)を出生後できるだけ早期および生後2か月の2回接種し、B型肝炎ワクチンを生後2~3か月以降、3回接種することを推奨している。, 日本脳炎ワクチンは、2010年度に3歳児への初回接種について積極的な勧奨が再開された定期一類疾患予防接種である。

  • 18

    小児病棟における感染予防策に関する説明で正しいのはどれか。

    発熱、不定形発疹、苺舌などの症状を認め川崎病と診断された患児には、標準予防策のみ行う。

  • 19

    感染症に関する説明で正しいものを2つ選択しなさい。

    2007年に公開された「隔離予防のためのCDCガイドライン」では、疥癬の患者に対して、適切な治療開始後24時間は接触予防策を実施することを推奨している。, 流行性角結膜炎は、主にD群のアデノウイルスによる疾患で、主として手を介した接触により伝播する。

  • 20

    2008年に公開された「CDC医療施設における消毒と滅菌のガイドライン」において記載されている内容で正しいものを2つ選択しなさい。

    それぞれの滅菌工程専用の芽胞を含む生物学的インジケーターを少なくとも1週間に1回は使用する。, 腹腔鏡は毎回使用前に滅菌する。

  • 21

    多剤耐性緑膿菌に関する説明で正しいものを2つ選択しなさい。

    湿潤環境を好む。, メタロβ-ラクタマーゼ産生型の多剤耐性緑膿菌は、ペニシリン、セフェム、カルバペネム等のβ-ラクタム環を持つほとんどの抗菌薬を分解不活化する。

  • 22

    あなたは、A病院に勤務する感染管理認定看護師です。ある日細菌検査室から、B病棟の入院患者C氏のカテーテル尿から多剤耐性緑膿菌が検出されたという報告を受けたため、B病棟を訪問しました。あなたがC氏の状況を確認したところ以下のことがわかりました。 ・4床室に入院している。 ・発熱や白血球数の上昇などの感染徴候は認められていない。 ・意識障害と尿失禁が認められているため、尿道留置カテーテルを挿入している。 ・気管切開が行われており、加湿のために超音波ネブライザーを使用している。 さらに、B病棟で行われている業務やケアを確認したところ、以下のことがわかりました。 ・入院患者の半数程度が蓄尿をしており、患者が使用するカップは使用毎に患者が水洗いし共通の棚に保管している。 ・尿道留置カテーテル挿入患者の尿は、1人の看護助手が手袋を着用して一斉に回収するが、患者毎に手袋や回収容器を交換していない。 ・超音波ネブライザーの回路は毎日交換し、洗浄後にグルタラールに浸漬している。 患者Cに行う必要がある対応で正しいのはどれか。

    個室に収容し、接触予防策を実施する。

  • 23

    あなたは、A病院に勤務する感染管理認定看護師です。ある日細菌検査室から、B病棟の入院患者C氏のカテーテル尿から多剤耐性緑膿菌が検出されたという報告を受けたため、B病棟を訪問しました。あなたがC氏の状況を確認したところ以下のことがわかりました。 ・4床室に入院している。 ・発熱や白血球数の上昇などの感染徴候は認められていない。 ・意識障害と尿失禁が認められているため、尿道留置カテーテルを挿入している。 ・気管切開が行われており、加湿のために超音波ネブライザーを使用している。 さらに、B病棟で行われている業務やケアを確認したところ、以下のことがわかりました。 ・入院患者の半数程度が蓄尿をしており、患者が使用するカップは使用毎に患者が水洗いし共通の棚に保管している。 ・尿道留置カテーテル挿入患者の尿は、1人の看護助手が手袋を着用して一斉に回収するが、患者毎に手袋や回収容器を交換していない。 ・超音波ネブライザーの回路は毎日交換し、洗浄後にグルタラールに浸漬している。 患者C氏に対して行う必要がある具体的な感染予防策で正しいものを2つ選んでください。

    C氏の病室に入室する医療従事者は、手袋および状況に応じてガウンを着用する。, C氏に使用するノンクリティカル器材は、使い捨てにするかC氏専用とする。

  • 24

    あなたは、A病院に勤務する感染管理認定看護師です。ある日細菌検査室から、B病棟の入院患者C氏のカテーテル尿から多剤耐性緑膿菌が検出されたという報告を受けたため、B病棟を訪問しました。あなたがC氏の状況を確認したところ以下のことがわかりました。 ・4床室に入院している。 ・発熱や白血球数の上昇などの感染徴候は認められていない。 ・意識障害と尿失禁が認められているため、尿道留置カテーテルを挿入している。 ・気管切開が行われており、加湿のために超音波ネブライザーを使用している。 さらに、B病棟で行われている業務やケアを確認したところ、以下のことがわかりました。 ・入院患者の半数程度が蓄尿をしており、患者が使用するカップは使用毎に患者が水洗いし共通の棚に保管している。 ・尿道留置カテーテル挿入患者の尿は、1人の看護助手が手袋を着用して一斉に回収するが、患者毎に手袋や回収容器を交換していない。 ・超音波ネブライザーの回路は毎日交換し、洗浄後にグルタラールに浸漬している。 B病棟において、感染予防のために今後行う必要がある改善策で正しいものを2つ選んでください。

    尿道留置カテーテル挿入患者の尿の回収には、個別の回収容器を使用し、患者毎に個人防護具を交換するとともに、手指衛生を行う。, 尿道留置カテーテルの適応を見直し、不必要なカテーテルの留置を避ける。

  • 25

    インフルエンザウイルスに関する記載で正しいのはどれか。

    A型インフルエンザウイルスの表面には、赤血球凝集素とノイラミニダーゼという糖蛋白が存在する。

  • 26

    事例問題 あなたは、D病院に勤務する感染管理看護師です。同病院E病棟では、2010年12月にインフルエンザ様症状(以下、ILI)を呈する患者と職員が連続して発生しました。あなたはその経過を以下にまとめました。 12月2日(土) E病棟所属のF看護師は、午前7時頃に自宅で悪寒、37.5℃の発熱、咳、全身倦怠感を認めたが出勤した。同看護師は6人の入院患者を担当したが、勤務中にマスクは着用していなかった。午後4時頃、咳が悪化し、体温も38℃まで上昇したため外来を受診した。 F看護師は外来診察医に対し、12月1日は準夜勤であったが、勤務中にILIは無く、12月2日朝に突然発症したと述べた。インフルエンザ迅速診断検査(以下、迅速検査)は陰性であったが、インフルエンザは否定できず、帰宅した。 12月3日(日) 午前9時頃にF看護師からE病棟師長に電話があり、外来を再受診して迅速検査を受けたところ、インフルエンザA陽性であったとの報告が入った。 12月4日(月) F看護師が12月1日に担当した患者2名にILIが出現した。 12月5日(火) 12月1日に勤務していたE病棟のGおよびH看護師にILIが出現した。迅速検査を施行したところ、G看護師は陰性、H看護師はA陽性であった。 問.12月3日(日)午前9時の時点でインフルエンザ感染予防のために行う必要がある対策で正しいものを2つ選んでください。

    12月1日(金)から12月2日(土)にF看護師が退勤するまでの間にF看護師と接触した人を明らかにする。, F看護師との接触者のうち、重症化する恐れがある人に抗インフルエンザ薬の予防投与を行うことを検討する。

  • 27

    事例問題 あなたは、D病院に勤務する感染管理看護師です。同病院E病棟では、2010年12月にインフルエンザ様症状(以下、ILI)を呈する患者と職員が連続して発生しました。あなたはその経過を以下にまとめました。 12月2日(土) E病棟所属のF看護師は、午前7時頃に自宅で悪寒、37.5℃の発熱、咳、全身倦怠感を認めたが出勤した。同看護師は6人の入院患者を担当したが、勤務中にマスクは着用していなかった。午後4時頃、咳が悪化し、体温も38℃まで上昇したため外来を受診した。 F看護師は外来診察医に対し、12月1日は準夜勤であったが、勤務中にILIは無く、12月2日朝に突然発症したと述べた。インフルエンザ迅速診断検査(以下、迅速検査)は陰性であったが、インフルエンザは否定できず、帰宅した。 12月3日(日) 午前9時頃にF看護師からE病棟師長に電話があり、外来を再受診して迅速検査を受けたところ、インフルエンザA陽性であったとの報告が入った。 12月4日(月) F看護師が12月1日に担当した患者2名にILIが出現した。 12月5日(火) 12月1日に勤務していたE病棟のGおよびH看護師にILIが出現した。迅速検査を施行したところ、G看護師は陰性、H看護師はA陽性であった。 問.12月4日(月)の時点でE病棟の患者に対して行う必要があるインフルエンザ感染予防策で正しいのはどれか。

    ILI症状が出現した患者はインフルエンザとみなして飛沫予防策を開始する。

  • 28

    事例問題 あなたは、D病院に勤務する感染管理看護師です。同病院E病棟では、2010年12月にインフルエンザ様症状(以下、ILI)を呈する患者と職員が連続して発生しました。あなたはその経過を以下にまとめました。 12月2日(土) E病棟所属のF看護師は、午前7時頃に自宅で悪寒、37.5℃の発熱、咳、全身倦怠感を認めたが出勤した。同看護師は6人の入院患者を担当したが、勤務中にマスクは着用していなかった。午後4時頃、咳が悪化し、体温も38℃まで上昇したため外来を受診した。 F看護師は外来診察医に対し、12月1日は準夜勤であったが、勤務中にILIは無く、12月2日朝に突然発症したと述べた。インフルエンザ迅速診断検査(以下、迅速検査)は陰性であったが、インフルエンザは否定できず、帰宅した。 12月3日(日) 午前9時頃にF看護師からE病棟師長に電話があり、外来を再受診して迅速検査を受けたところ、インフルエンザA陽性であったとの報告が入った。 12月4日(月) F看護師が12月1日に担当した患者2名にILIが出現した。 12月5日(火) 12月1日に勤務していたE病棟のGおよびH看護師にILIが出現した。迅速検査を施行したところ、G看護師は陰性、H看護師はA陽性であった。 問.結局E病棟では、2010年12月1日(金)から14日(木)までに18例のILI症例が発生しました。あなたは、ILI症例のうちインフルエンザ迅速診断検査またはRT-PCR検査で陽性の人を確定例、陰性の人を疑似症例と定義し、ILI発生状況を図のように表した。幸い、ILIの発生は12月15日(金)以降みられなくなりました。事例と図の情報に基づくILIの発生状況に関する説明で正しいものを2つ選んでください。

    図のようなグラフをヒストグラムという。, 人から人へ持続的に伝播が起こる遷延的流行(Propagated outbreak) が起きたと考えられる。

  • 29

    あなたは、I病院に勤務する感染管理認定看護師です。ある日、J病棟のリンクナースから患者K氏について相談をうけました。K氏は2床室に入院しており、食道癌に対する化学療法を受けています。入院後のK氏の経過は以下の通りです。 4月1日 大腿静脈から中心静脈カテーテルを挿入した。 5月3日 呼吸状態が悪化したため、経口的に気管挿管し、人工呼吸器管理を開始した。 5月10日 38℃台の発熱が出現した。 5月11日 吸引痰の培養から、Citrobacter koseri、ESBL産生klebsiella pneumonia、血液培養2セットからStaphylococcus aureusを検出した。中心静脈カテーテル挿入部には、発赤、腫脹と少量の排膿を認めた。 あなたが、J病棟でK氏に対して行われるケアの方法を確認したところ、以下のことがわかりました。 ・人工呼吸器回路は毎日交換して0.1%クロルヘキシジングルコン酸液の浸漬消毒している。 ・気管内分泌物の吸引時は、開放式の吸引カテーテルと未滅菌手袋を使用し、どちらも単回使用している。 ・口腔ケアは水道水を使用して行っている。 ・体位は仰臥位としている。 ・中心静脈カテーテルは定期的に交換していない。 ・中心静脈カテーテル挿入時は大腿静脈を第一選択としている。 ・中心静脈カテーテルの輸液回路は4日毎に交換している。 ・中心静脈カテーテルから血液製剤が投与された場合は、24時間以内に輸液回路を交換している。 問.患者K氏に対して速やかに実施する必要がある感染予防策で正しいものを2つ選んでください。

    K氏に対して接触予防策を実施する。, K氏の中心静脈カテーテルを抜去することを担当医師に提案する。

  • 30

    あなたは、I病院に勤務する感染管理認定看護師です。ある日、J病棟のリンクナースから患者K氏について相談をうけました。K氏は2床室に入院しており、食道癌に対する化学療法を受けています。入院後のK氏の経過は以下の通りです。 4月1日 大腿静脈から中心静脈カテーテルを挿入した。 5月3日 呼吸状態が悪化したため、経口的に気管挿管し、人工呼吸器管理を開始した。 5月10日 38℃台の発熱が出現した。 5月11日 吸引痰の培養から、Citrobacter koseri、ESBL産生klebsiella pneumonia、血液培養2セットからStaphylococcus aureusを検出した。中心静脈カテーテル挿入部には、発赤、腫脹と少量の排膿を認めた。 あなたが、J病棟でK氏に対して行われるケアの方法を確認したところ、以下のことがわかりました。 ・人工呼吸器回路は毎日交換して0.1%クロルヘキシジングルコン酸液の浸漬消毒している。 ・気管内分泌物の吸引時は、開放式の吸引カテーテルと未滅菌手袋を使用し、どちらも単回使用している。 ・口腔ケアは水道水を使用して行っている。 ・体位は仰臥位としている。 ・中心静脈カテーテルは定期的に交換していない。 ・中心静脈カテーテル挿入時は大腿静脈を第一選択としている。 ・中心静脈カテーテルの輸液回路は4日毎に交換している。 ・中心静脈カテーテルから血液製剤が投与された場合は、24時間以内に輸液回路を交換している。 問.あなたはI病院における人工呼吸器関連肺炎(VAP)予防策を見直すことにしました。VAPの予防効果が期待される改善策を2つ選んでください。

    人工吸気回路は定期的に交換せず、肉眼的な汚染や不具合があった場合に交換し、高水準消毒や滅菌を行う。, 人工呼吸器を装着している患者は、医学的に禁忌でない限り頭部を30~45度に挙上させた体位とする。

  • 31

    あなたは、I病院に勤務する感染管理認定看護師です。ある日、J病棟のリンクナースから患者K氏について相談をうけました。K氏は2床室に入院しており、食道癌に対する化学療法を受けています。入院後のK氏の経過は以下の通りです。 4月1日 大腿静脈から中心静脈カテーテルを挿入した。 5月3日 呼吸状態が悪化したため、経口的に気管挿管し、人工呼吸器管理を開始した。 5月10日 38℃台の発熱が出現した。 5月11日 吸引痰の培養から、Citrobacter koseri、ESBL産生klebsiella pneumonia、血液培養2セットからStaphylococcus aureusを検出した。中心静脈カテーテル挿入部には、発赤、腫脹と少量の排膿を認めた。 あなたが、J病棟でK氏に対して行われるケアの方法を確認したところ、以下のことがわかりました。 ・人工呼吸器回路は毎日交換して0.1%クロルヘキシジングルコン酸液の浸漬消毒している。 ・気管内分泌物の吸引時は、開放式の吸引カテーテルと未滅菌手袋を使用し、どちらも単回使用している。 ・口腔ケアは水道水を使用して行っている。 ・体位は仰臥位としている。 ・中心静脈カテーテルは定期的に交換していない。 ・中心静脈カテーテル挿入時は大腿静脈を第一選択としている。 ・中心静脈カテーテルの輸液回路は4日毎に交換している。 ・中心静脈カテーテルから血液製剤が投与された場合は、24時間以内に輸液回路を交換している。 問.あなたは、I病院における中心静脈カテーテル由来血流感染(CRBSI)予防策を見直すことにしました。CRBSIの予防効果が期待される改善策はどれか。

    機械的合併症のリスクを考慮した上で、可能であれば中心静脈カテーテルの挿入部位は鎖骨下静脈を第一選択とする。

  • 32

    事例問題 あなたは、L病院に勤務する感染管理看護師です。ある朝あなたが出勤すると、M研修医から電話がありました。M研修医によると、10分ほど前に集中治療室で緊急輸血が必要となった患者N氏の採血を行ったが、抜針直後に左手第2指を刺してしまったとのことであった。集中治療室に行き、状況を確認すると以下のことがわかりました。 ・患者N氏は出血性ショックのため不穏状態にあったが、M研修医は1人でも大丈夫だろうと思い採血を行った。しかし、抜針直後の患者が腕を動かしたため、針が勢いよくM研修医の指に刺さった。針は深く刺さり、出血量は多かった。 ・M研修医は、受傷後ただちに受傷部位を洗浄し血液を絞り出した。 ・M研修医は、3か月前にうけた採用時検診の結果を確認したところ、HBs抗原陰性、HBs抗体陰性、HCV抗体陰性であった。B型肝炎ワクチンは学生の頃に1回のみ接種したことがある。 ・先ほど提出したN氏の検査結果は、HBs抗原陽性、HCV抗体陰性であった。HIV検査は追加でオーダーしたため、現在結果を待っているところである。 問.M研修医のHBs抗体検査を至急実施したところ、抗体価は4mlU/mlでした。M研修医に対して行う必要があるB型肝炎感染予防策で正しいのはどれか。

    抗体が十分に産生されていないことから、HBIGをただちに投与し、B型肝炎ワクチンの接種を行う。

  • 33

    事例問題 あなたは、L病院に勤務する感染管理看護師です。ある朝あなたが出勤すると、M研修医から電話がありました。M研修医によると、10分ほど前に集中治療室で緊急輸血が必要となった患者N氏の採血を行ったが、抜針直後に左手第2指を刺してしまったとのことであった。集中治療室に行き、状況を確認すると以下のことがわかりました。 ・患者N氏は出血性ショックのため不穏状態にあったが、M研修医は1人でも大丈夫だろうと思い採血を行った。しかし、抜針直後の患者が腕を動かしたため、針が勢いよくM研修医の指に刺さった。針は深く刺さり、出血量は多かった。 ・M研修医は、受傷後ただちに受傷部位を洗浄し血液を絞り出した。 ・M研修医は、3か月前にうけた採用時検診の結果を確認したところ、HBs抗原陰性、HBs抗体陰性、HCV抗体陰性であった。B型肝炎ワクチンは学生の頃に1回のみ接種したことがある。 ・先ほど提出したN氏の検査結果は、HBs抗原陽性、HCV抗体陰性であった。HIV検査は追加でオーダーしたため、現在結果を待っているところである。 問.針刺が発生してから3時間が経過した時点で、患者N氏のHIV抗体検査が陽性であることが判明しました。M研修医に対して行う必要があるHIV感染予防策で正しいのはどれか。

    M研修医はHIVに感染するリスクが高いため、M研修医に説明し、同意を得たうえで妊娠検査が陰性であることを確認し、抗HIVの拡大投与を開始する。

  • 34

    事例問題 あなたは、L病院に勤務する感染管理看護師です。ある朝あなたが出勤すると、M研修医から電話がありました。M研修医によると、10分ほど前に集中治療室で緊急輸血が必要となった患者N氏の採血を行ったが、抜針直後に左手第2指を刺してしまったとのことであった。集中治療室に行き、状況を確認すると以下のことがわかりました。 ・患者N氏は出血性ショックのため不穏状態にあったが、M研修医は1人でも大丈夫だろうと思い採血を行った。しかし、抜針直後の患者が腕を動かしたため、針が勢いよくM研修医の指に刺さった。針は深く刺さり、出血量は多かった。 ・M研修医は、受傷後ただちに受傷部位を洗浄し血液を絞り出した。 ・M研修医は、3か月前にうけた採用時検診の結果を確認したところ、HBs抗原陰性、HBs抗体陰性、HCV抗体陰性であった。B型肝炎ワクチンは学生の頃に1回のみ接種したことがある。 ・先ほど提出したN氏の検査結果は、HBs抗原陽性、HCV抗体陰性であった。HIV検査は追加でオーダーしたため、現在結果を待っているところである。 問.L病院の職員に対して行うことが推奨される血液媒介病原体感染症予防策はどれか。

    採用時にHBs抗体陰性の職員には、3回のB型肝炎ワクチン接種をすすめる。

  • 35

    結核に関する検査の説明で正しいのはどれか。

    PCR法は菌数の多少に関わらず陽性となるため、陽性の場合に感染症の有無や強弱を判断するのは難しい。

  • 36

    事例問題 あなたは、O病院に勤務する感染管理認定看護師です。あなたは2010年10月7日に細菌検査室から患者P氏の喀痰塗抹検査で、抗酸菌が++検出されたとの報告を受けました。 さっそくあなたは患者P氏が入院する病棟に向かいました。情報収集を行ったところ、P氏について以下のことが明らかになりました。 ・患者P氏は、東京都在住の83歳女性である。20歳頃に肺結核の既往がある。 ・間質性肺炎の治療のため、約2年前から自宅近くにあるQ病院の膠原病内科外来に定期通院し、合成副腎ホルモン製剤(以下、ステロイド剤)を内服していた。 ・同年9月27日に呼吸困難と咳が増悪したため、O病院R病棟の205号室(2床室)に緊急入院し、ステロイド剤を中心とした治療が開始された。 ・同年10月に入り腫瘍マーカーが上昇したため、10月7日に胸部CT検査を実施したところ、両側肺野間質性影増強、上葉結節影、両下葉の浸潤影増悪という所見であった。担当医は結核を強く疑っている。 ・205号室には、患者S氏(65歳女性)が慢性腎不全のため、2010年9月20日から入院している。よく10月8日にあなたは、患者P氏の喀痰PCR検査結果が、結核陽性であることを確認しました。9月27日以降、O病院R病棟に勤務する看護師20人と、膠原病内科の医師3人がP氏と濃厚接触していることが判明しました。 問.10月7日に行う必要がある患者P氏とS氏への対応で正しいのはどれか。

    P氏は速やかに陰圧個室に転室してもらい、PCRの結果で結核が否定されるまでは陰圧個室に隔離する。

  • 37

    事例問題 あなたは、L病院に勤務する感染管理看護師です。ある朝あなたが出勤すると、M研修医から電話がありました。M研修医によると、10分ほど前に集中治療室で緊急輸血が必要となった患者N氏の採血を行ったが、抜針直後に左手第2指を刺してしまったとのことであった。集中治療室に行き、状況を確認すると以下のことがわかりました。 ・患者N氏は出血性ショックのため不穏状態にあったが、M研修医は1人でも大丈夫だろうと思い採血を行った。しかし、抜針直後の患者が腕を動かしたため、針が勢いよくM研修医の指に刺さった。針は深く刺さり、出血量は多かった。 ・M研修医は、受傷後ただちに受傷部位を洗浄し血液を絞り出した。 ・M研修医は、3か月前にうけた採用時検診の結果を確認したところ、HBs抗原陰性、HBs抗体陰性、HCV抗体陰性であった。B型肝炎ワクチンは学生の頃に1回のみ接種したことがある。 ・先ほど提出したN氏の検査結果は、HBs抗原陽性、HCV抗体陰性であった。HIV検査は追加でオーダーしたため、現在結果を待っているところである。 問.患者P氏と濃厚接触した23名の医療従事者への対応で正しいのはどれか。

    接触後8~12週間後にクオンティフェロン検査を実施する。

  • 38

    あなたは、T病院に勤務する感染管理看護師です。T病院のICUでは2009年4月から1年間中心静脈ライン関連血流感染(CLABSI)サーベイランスを実施し、その結果を以下にまとめました。あなたは、2010年度もサーベイランスを継続し、2009年度と2010年度のCLABSI発生密度率を比較したところ、2010年度のCLABSI発生密度率は2009年度に比べ60%減少し、カイ二乗検定の結果はP=0.062でした。 ・CLABSI症例数・・・15例 ・入室患者数・・・500人 ・延べ患者日数・・・3000患者日数 ・延べ中心静脈ライン使用日数・・・2500中心ライン使用日数 ・CLABSI症例数のうちCLABSIおよびその他の原因で死亡した症例数・・・3例 問.2009年度のCLABSIの発生頻度に関する説明で正しいものを2つ選択しなさい。

    CLABSI発生密度率は、6.0(対1,000中心ライン使用日数)である。, CLABSIの寄与死亡率は20%である。

  • 39

    あなたは、T病院に勤務する感染管理看護師です。T病院のICUでは2009年4月から1年間中心静脈ライン関連血流感染(CLABSI)サーベイランスを実施し、その結果を以下にまとめました。あなたは、2010年度もサーベイランスを継続し、2009年度と2010年度のCLABSI発生密度率を比較したところ、2010年度のCLABSI発生密度率は2009年度に比べ60%減少し、カイ二乗検定の結果はP=0.062でした。 ・CLABSI症例数・・・15例 ・入室患者数・・・500人 ・延べ患者日数・・・3000患者日数 ・延べ中心静脈ライン使用日数・・・2500中心ライン使用日数 ・CLABSI症例数のうちCLABSIおよびその他の原因で死亡した症例数・・・3例 問.2009年度と2010年度のCLABSI発生密度率を比較した結果から導き出される、2010年度のCLABSI発生密度率はどれか。

    2010年度のCLABSI発生密度率は、2.4(対1,000中心ライン使用日数)である。

  • 40

    あなたは、T病院に勤務する感染管理看護師です。T病院のICUでは2009年4月から1年間中心静脈ライン関連血流感染(CLABSI)サーベイランスを実施し、その結果を以下にまとめました。あなたは、2010年度もサーベイランスを継続し、2009年度と2010年度のCLABSI発生密度率を比較したところ、2010年度のCLABSI発生密度率は2009年度に比べ60%減少し、カイ二乗検定の結果はP=0.062でした。 ・CLABSI症例数・・・15例 ・入室患者数・・・500人 ・延べ患者日数・・・3000患者日数 ・延べ中心静脈ライン使用日数・・・2500中心ライン使用日数 ・CLABSI症例数のうちCLABSIおよびその他の原因で死亡した症例数・・・3例 問.2009年度と2010年度のCLABSI発生密度率を比較したカイ二乗検定の結果に関する記載で正しい組み合わせはどれか。

    有意水準を0.05としたとき、2009年度と2010年度のCLABSI発生密度率には、統計学的有意差は認められない。

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    問題一覧

  • 1

    2007年に公開された「隔離予防策のためのCDCガイドライン」における標準予防策に関する記載で正しいのはどれか。

    気管吸引時には、気道分泌物に血液の混入を認めない場合でも、口、鼻、眼の粘膜を防護する。

  • 2

    ワクチンに関する説明で誤っているのはどれか。

    妊婦は、インフルエンザワクチンの接種不適当者に含まれる。

  • 3

    消毒・粘膜に関する説明で、正しいものを2つ選択しなさい。

    第4級アンモニウム塩は、石鹸などの陰イオン界面活性剤と混合すると沈殿物を生じる。, 過酸化水素プラズマ滅菌において、ガスの最終生成物は水と酸素であるため、滅菌後のエアレーションは不要である。

  • 4

    感染症に係る法律および診療報酬に関する説明で誤っているのはどれか。

    2008年から、麻疹は5類感染症全数把握疾患となり、麻疹を診断した医師は1週間以内をめどに保健所へ提出を行うよう求められている。

  • 5

    化学療法薬と作用機序で正しいものを2つ選択しなさい。

    マクロライド系薬・・・リボソーム50S親和性, キノロン系薬・・・DNAジャイレース阻害

  • 6

    2002年に公開された「血管内カテーテル由来感染予防のためのCDCガイドライン」に記載されている血流感染予防策で正しいのはどれか。

    血圧モニタリングに使用するトランスデューサーは、96時間ごとに交換する。

  • 7

    検体採取に関する説明で正しいものを2つ選択しなさい。

    MillerJones分類とは、喀痰の肉眼的評価の基準である。, 感染症の診断に用いるペア血清は、発病後早期の急性期と回復期に採取する。

  • 8

    耐性菌に関する説明で正しいものを2つ選択しなさい。

    基質特異性拡張型βラクタマーゼ(ESBL)産生菌とは、主に第三世代、第四世代セフェム系薬に耐性を付与する酵素であるESBLを産生するグラム陰性菌のことである。, 感染症法において薬剤耐性緑膿菌とは、広域βラクタム剤、アミノ配糖体、フルオロキノロンの3系統の薬剤に対して耐性を示す緑膿菌による感染症であると定義づけられている。

  • 9

    2008年に公開された「消化器内視鏡の洗浄・消毒マルチソサイエティガイドライン(消化器内視鏡の洗浄・消毒マルチソサイエティガイドライン作成委員会)」に記載されている内容で正しいものを2つ選びなさい。

    内視鏡自動洗浄装置による洗浄は、内視鏡の吸引洗浄、外表面の洗浄、吸引・鉗子チャンネルのブラッシングを行った後に行わなければならない。, 内視鏡を保管する際には、チャンネル内が十分乾燥するように、送気・送水ボタン、吸引ボタン、鉗子栓などを外して保管庫に保管しなければならない。

  • 10

    ウイルスによって引き起こされる感染症を2つ選択しなさい。

    デング熱, 天然痘

  • 11

    マイコプラズマ肺炎で入院した患者への対応で正しいものを2つ選択しなさい。

    患者の病室に入室する医療従事者は、入室時にサージカルマスクを着用する。, 患者の移送時には、患者にサージカルマスクを着用してもらい、呼吸器衛生/咳エチケットについて指導する。

  • 12

    感染症疫学の用語に関する説明で正しいものを2つ選択しなさい。

    ある時点で、あるリスク集団において存在する症例数の割合を有病率(Prevalence rate)という。, 感染因子を保有しているが感染症状がなく、感染源となりえる人を無症候性保菌者(Asymptomatic Carrier)という。

  • 13

    ファシリティマネジメントに関する説明で正しいものを2つ選択しなさい。

    2004年に公開された日本医療福祉設備協会規格「病院空調設備の設計・管理指針」では、高度清潔区域の給気最終フィルターの効率は、DOP係数法で99.97%とされている。, 2007年に公開された「隔離予防策のためのCDCガイドライン」では、空気感染隔離室の空気は、空気を屋外へ直接廃棄するか、できない場合は超高性能(HEPA)フィルターを通して空調システムまたは周辺へ戻しても良いとしている。

  • 14

    2008年に公開された 「透析医療における標準的な透析操作と院内感染予防に関するマニュアル」に記載されている内容で誤っているのはどれか。

    透析装置の外装は、血液で汚染された場合と血液媒介ウイルス感染症のある患者に使用した場合のみ、1,000ppm次亜塩素酸ナトリウム溶液で清拭する。

  • 15

    HIV感染症に関する説明で正しいものを2つ選択しなさい。

    HIVに感染後、一般的に6~8週間は血液中でHIVが増殖するが、HIV抗体は検出できない。, 厚生労働省のAIDS発生動向調査によると、我が国では日本国籍男性における同性間性的接触によるHIV感染が最も多い。

  • 16

    2009年に公開された「カテーテル関連尿路感染の予防のためのCDCガイドライン」において記載されている内容で正しいのはどれか。

    尿路感染症は最もよく見られる医療関連感染症であり、急性期施設から報告されている感染症の30%以上を占めるている。

  • 17

    ワクチン接種に関する説明で正しいものを2つ選択しなさい。

    厚生労働省は、HBe抗原陽性の母親から生まれた児には、高力価HBsヒト免疫グロブリン(HBIG)を出生後できるだけ早期および生後2か月の2回接種し、B型肝炎ワクチンを生後2~3か月以降、3回接種することを推奨している。, 日本脳炎ワクチンは、2010年度に3歳児への初回接種について積極的な勧奨が再開された定期一類疾患予防接種である。

  • 18

    小児病棟における感染予防策に関する説明で正しいのはどれか。

    発熱、不定形発疹、苺舌などの症状を認め川崎病と診断された患児には、標準予防策のみ行う。

  • 19

    感染症に関する説明で正しいものを2つ選択しなさい。

    2007年に公開された「隔離予防のためのCDCガイドライン」では、疥癬の患者に対して、適切な治療開始後24時間は接触予防策を実施することを推奨している。, 流行性角結膜炎は、主にD群のアデノウイルスによる疾患で、主として手を介した接触により伝播する。

  • 20

    2008年に公開された「CDC医療施設における消毒と滅菌のガイドライン」において記載されている内容で正しいものを2つ選択しなさい。

    それぞれの滅菌工程専用の芽胞を含む生物学的インジケーターを少なくとも1週間に1回は使用する。, 腹腔鏡は毎回使用前に滅菌する。

  • 21

    多剤耐性緑膿菌に関する説明で正しいものを2つ選択しなさい。

    湿潤環境を好む。, メタロβ-ラクタマーゼ産生型の多剤耐性緑膿菌は、ペニシリン、セフェム、カルバペネム等のβ-ラクタム環を持つほとんどの抗菌薬を分解不活化する。

  • 22

    あなたは、A病院に勤務する感染管理認定看護師です。ある日細菌検査室から、B病棟の入院患者C氏のカテーテル尿から多剤耐性緑膿菌が検出されたという報告を受けたため、B病棟を訪問しました。あなたがC氏の状況を確認したところ以下のことがわかりました。 ・4床室に入院している。 ・発熱や白血球数の上昇などの感染徴候は認められていない。 ・意識障害と尿失禁が認められているため、尿道留置カテーテルを挿入している。 ・気管切開が行われており、加湿のために超音波ネブライザーを使用している。 さらに、B病棟で行われている業務やケアを確認したところ、以下のことがわかりました。 ・入院患者の半数程度が蓄尿をしており、患者が使用するカップは使用毎に患者が水洗いし共通の棚に保管している。 ・尿道留置カテーテル挿入患者の尿は、1人の看護助手が手袋を着用して一斉に回収するが、患者毎に手袋や回収容器を交換していない。 ・超音波ネブライザーの回路は毎日交換し、洗浄後にグルタラールに浸漬している。 患者Cに行う必要がある対応で正しいのはどれか。

    個室に収容し、接触予防策を実施する。

  • 23

    あなたは、A病院に勤務する感染管理認定看護師です。ある日細菌検査室から、B病棟の入院患者C氏のカテーテル尿から多剤耐性緑膿菌が検出されたという報告を受けたため、B病棟を訪問しました。あなたがC氏の状況を確認したところ以下のことがわかりました。 ・4床室に入院している。 ・発熱や白血球数の上昇などの感染徴候は認められていない。 ・意識障害と尿失禁が認められているため、尿道留置カテーテルを挿入している。 ・気管切開が行われており、加湿のために超音波ネブライザーを使用している。 さらに、B病棟で行われている業務やケアを確認したところ、以下のことがわかりました。 ・入院患者の半数程度が蓄尿をしており、患者が使用するカップは使用毎に患者が水洗いし共通の棚に保管している。 ・尿道留置カテーテル挿入患者の尿は、1人の看護助手が手袋を着用して一斉に回収するが、患者毎に手袋や回収容器を交換していない。 ・超音波ネブライザーの回路は毎日交換し、洗浄後にグルタラールに浸漬している。 患者C氏に対して行う必要がある具体的な感染予防策で正しいものを2つ選んでください。

    C氏の病室に入室する医療従事者は、手袋および状況に応じてガウンを着用する。, C氏に使用するノンクリティカル器材は、使い捨てにするかC氏専用とする。

  • 24

    あなたは、A病院に勤務する感染管理認定看護師です。ある日細菌検査室から、B病棟の入院患者C氏のカテーテル尿から多剤耐性緑膿菌が検出されたという報告を受けたため、B病棟を訪問しました。あなたがC氏の状況を確認したところ以下のことがわかりました。 ・4床室に入院している。 ・発熱や白血球数の上昇などの感染徴候は認められていない。 ・意識障害と尿失禁が認められているため、尿道留置カテーテルを挿入している。 ・気管切開が行われており、加湿のために超音波ネブライザーを使用している。 さらに、B病棟で行われている業務やケアを確認したところ、以下のことがわかりました。 ・入院患者の半数程度が蓄尿をしており、患者が使用するカップは使用毎に患者が水洗いし共通の棚に保管している。 ・尿道留置カテーテル挿入患者の尿は、1人の看護助手が手袋を着用して一斉に回収するが、患者毎に手袋や回収容器を交換していない。 ・超音波ネブライザーの回路は毎日交換し、洗浄後にグルタラールに浸漬している。 B病棟において、感染予防のために今後行う必要がある改善策で正しいものを2つ選んでください。

    尿道留置カテーテル挿入患者の尿の回収には、個別の回収容器を使用し、患者毎に個人防護具を交換するとともに、手指衛生を行う。, 尿道留置カテーテルの適応を見直し、不必要なカテーテルの留置を避ける。

  • 25

    インフルエンザウイルスに関する記載で正しいのはどれか。

    A型インフルエンザウイルスの表面には、赤血球凝集素とノイラミニダーゼという糖蛋白が存在する。

  • 26

    事例問題 あなたは、D病院に勤務する感染管理看護師です。同病院E病棟では、2010年12月にインフルエンザ様症状(以下、ILI)を呈する患者と職員が連続して発生しました。あなたはその経過を以下にまとめました。 12月2日(土) E病棟所属のF看護師は、午前7時頃に自宅で悪寒、37.5℃の発熱、咳、全身倦怠感を認めたが出勤した。同看護師は6人の入院患者を担当したが、勤務中にマスクは着用していなかった。午後4時頃、咳が悪化し、体温も38℃まで上昇したため外来を受診した。 F看護師は外来診察医に対し、12月1日は準夜勤であったが、勤務中にILIは無く、12月2日朝に突然発症したと述べた。インフルエンザ迅速診断検査(以下、迅速検査)は陰性であったが、インフルエンザは否定できず、帰宅した。 12月3日(日) 午前9時頃にF看護師からE病棟師長に電話があり、外来を再受診して迅速検査を受けたところ、インフルエンザA陽性であったとの報告が入った。 12月4日(月) F看護師が12月1日に担当した患者2名にILIが出現した。 12月5日(火) 12月1日に勤務していたE病棟のGおよびH看護師にILIが出現した。迅速検査を施行したところ、G看護師は陰性、H看護師はA陽性であった。 問.12月3日(日)午前9時の時点でインフルエンザ感染予防のために行う必要がある対策で正しいものを2つ選んでください。

    12月1日(金)から12月2日(土)にF看護師が退勤するまでの間にF看護師と接触した人を明らかにする。, F看護師との接触者のうち、重症化する恐れがある人に抗インフルエンザ薬の予防投与を行うことを検討する。

  • 27

    事例問題 あなたは、D病院に勤務する感染管理看護師です。同病院E病棟では、2010年12月にインフルエンザ様症状(以下、ILI)を呈する患者と職員が連続して発生しました。あなたはその経過を以下にまとめました。 12月2日(土) E病棟所属のF看護師は、午前7時頃に自宅で悪寒、37.5℃の発熱、咳、全身倦怠感を認めたが出勤した。同看護師は6人の入院患者を担当したが、勤務中にマスクは着用していなかった。午後4時頃、咳が悪化し、体温も38℃まで上昇したため外来を受診した。 F看護師は外来診察医に対し、12月1日は準夜勤であったが、勤務中にILIは無く、12月2日朝に突然発症したと述べた。インフルエンザ迅速診断検査(以下、迅速検査)は陰性であったが、インフルエンザは否定できず、帰宅した。 12月3日(日) 午前9時頃にF看護師からE病棟師長に電話があり、外来を再受診して迅速検査を受けたところ、インフルエンザA陽性であったとの報告が入った。 12月4日(月) F看護師が12月1日に担当した患者2名にILIが出現した。 12月5日(火) 12月1日に勤務していたE病棟のGおよびH看護師にILIが出現した。迅速検査を施行したところ、G看護師は陰性、H看護師はA陽性であった。 問.12月4日(月)の時点でE病棟の患者に対して行う必要があるインフルエンザ感染予防策で正しいのはどれか。

    ILI症状が出現した患者はインフルエンザとみなして飛沫予防策を開始する。

  • 28

    事例問題 あなたは、D病院に勤務する感染管理看護師です。同病院E病棟では、2010年12月にインフルエンザ様症状(以下、ILI)を呈する患者と職員が連続して発生しました。あなたはその経過を以下にまとめました。 12月2日(土) E病棟所属のF看護師は、午前7時頃に自宅で悪寒、37.5℃の発熱、咳、全身倦怠感を認めたが出勤した。同看護師は6人の入院患者を担当したが、勤務中にマスクは着用していなかった。午後4時頃、咳が悪化し、体温も38℃まで上昇したため外来を受診した。 F看護師は外来診察医に対し、12月1日は準夜勤であったが、勤務中にILIは無く、12月2日朝に突然発症したと述べた。インフルエンザ迅速診断検査(以下、迅速検査)は陰性であったが、インフルエンザは否定できず、帰宅した。 12月3日(日) 午前9時頃にF看護師からE病棟師長に電話があり、外来を再受診して迅速検査を受けたところ、インフルエンザA陽性であったとの報告が入った。 12月4日(月) F看護師が12月1日に担当した患者2名にILIが出現した。 12月5日(火) 12月1日に勤務していたE病棟のGおよびH看護師にILIが出現した。迅速検査を施行したところ、G看護師は陰性、H看護師はA陽性であった。 問.結局E病棟では、2010年12月1日(金)から14日(木)までに18例のILI症例が発生しました。あなたは、ILI症例のうちインフルエンザ迅速診断検査またはRT-PCR検査で陽性の人を確定例、陰性の人を疑似症例と定義し、ILI発生状況を図のように表した。幸い、ILIの発生は12月15日(金)以降みられなくなりました。事例と図の情報に基づくILIの発生状況に関する説明で正しいものを2つ選んでください。

    図のようなグラフをヒストグラムという。, 人から人へ持続的に伝播が起こる遷延的流行(Propagated outbreak) が起きたと考えられる。

  • 29

    あなたは、I病院に勤務する感染管理認定看護師です。ある日、J病棟のリンクナースから患者K氏について相談をうけました。K氏は2床室に入院しており、食道癌に対する化学療法を受けています。入院後のK氏の経過は以下の通りです。 4月1日 大腿静脈から中心静脈カテーテルを挿入した。 5月3日 呼吸状態が悪化したため、経口的に気管挿管し、人工呼吸器管理を開始した。 5月10日 38℃台の発熱が出現した。 5月11日 吸引痰の培養から、Citrobacter koseri、ESBL産生klebsiella pneumonia、血液培養2セットからStaphylococcus aureusを検出した。中心静脈カテーテル挿入部には、発赤、腫脹と少量の排膿を認めた。 あなたが、J病棟でK氏に対して行われるケアの方法を確認したところ、以下のことがわかりました。 ・人工呼吸器回路は毎日交換して0.1%クロルヘキシジングルコン酸液の浸漬消毒している。 ・気管内分泌物の吸引時は、開放式の吸引カテーテルと未滅菌手袋を使用し、どちらも単回使用している。 ・口腔ケアは水道水を使用して行っている。 ・体位は仰臥位としている。 ・中心静脈カテーテルは定期的に交換していない。 ・中心静脈カテーテル挿入時は大腿静脈を第一選択としている。 ・中心静脈カテーテルの輸液回路は4日毎に交換している。 ・中心静脈カテーテルから血液製剤が投与された場合は、24時間以内に輸液回路を交換している。 問.患者K氏に対して速やかに実施する必要がある感染予防策で正しいものを2つ選んでください。

    K氏に対して接触予防策を実施する。, K氏の中心静脈カテーテルを抜去することを担当医師に提案する。

  • 30

    あなたは、I病院に勤務する感染管理認定看護師です。ある日、J病棟のリンクナースから患者K氏について相談をうけました。K氏は2床室に入院しており、食道癌に対する化学療法を受けています。入院後のK氏の経過は以下の通りです。 4月1日 大腿静脈から中心静脈カテーテルを挿入した。 5月3日 呼吸状態が悪化したため、経口的に気管挿管し、人工呼吸器管理を開始した。 5月10日 38℃台の発熱が出現した。 5月11日 吸引痰の培養から、Citrobacter koseri、ESBL産生klebsiella pneumonia、血液培養2セットからStaphylococcus aureusを検出した。中心静脈カテーテル挿入部には、発赤、腫脹と少量の排膿を認めた。 あなたが、J病棟でK氏に対して行われるケアの方法を確認したところ、以下のことがわかりました。 ・人工呼吸器回路は毎日交換して0.1%クロルヘキシジングルコン酸液の浸漬消毒している。 ・気管内分泌物の吸引時は、開放式の吸引カテーテルと未滅菌手袋を使用し、どちらも単回使用している。 ・口腔ケアは水道水を使用して行っている。 ・体位は仰臥位としている。 ・中心静脈カテーテルは定期的に交換していない。 ・中心静脈カテーテル挿入時は大腿静脈を第一選択としている。 ・中心静脈カテーテルの輸液回路は4日毎に交換している。 ・中心静脈カテーテルから血液製剤が投与された場合は、24時間以内に輸液回路を交換している。 問.あなたはI病院における人工呼吸器関連肺炎(VAP)予防策を見直すことにしました。VAPの予防効果が期待される改善策を2つ選んでください。

    人工吸気回路は定期的に交換せず、肉眼的な汚染や不具合があった場合に交換し、高水準消毒や滅菌を行う。, 人工呼吸器を装着している患者は、医学的に禁忌でない限り頭部を30~45度に挙上させた体位とする。

  • 31

    あなたは、I病院に勤務する感染管理認定看護師です。ある日、J病棟のリンクナースから患者K氏について相談をうけました。K氏は2床室に入院しており、食道癌に対する化学療法を受けています。入院後のK氏の経過は以下の通りです。 4月1日 大腿静脈から中心静脈カテーテルを挿入した。 5月3日 呼吸状態が悪化したため、経口的に気管挿管し、人工呼吸器管理を開始した。 5月10日 38℃台の発熱が出現した。 5月11日 吸引痰の培養から、Citrobacter koseri、ESBL産生klebsiella pneumonia、血液培養2セットからStaphylococcus aureusを検出した。中心静脈カテーテル挿入部には、発赤、腫脹と少量の排膿を認めた。 あなたが、J病棟でK氏に対して行われるケアの方法を確認したところ、以下のことがわかりました。 ・人工呼吸器回路は毎日交換して0.1%クロルヘキシジングルコン酸液の浸漬消毒している。 ・気管内分泌物の吸引時は、開放式の吸引カテーテルと未滅菌手袋を使用し、どちらも単回使用している。 ・口腔ケアは水道水を使用して行っている。 ・体位は仰臥位としている。 ・中心静脈カテーテルは定期的に交換していない。 ・中心静脈カテーテル挿入時は大腿静脈を第一選択としている。 ・中心静脈カテーテルの輸液回路は4日毎に交換している。 ・中心静脈カテーテルから血液製剤が投与された場合は、24時間以内に輸液回路を交換している。 問.あなたは、I病院における中心静脈カテーテル由来血流感染(CRBSI)予防策を見直すことにしました。CRBSIの予防効果が期待される改善策はどれか。

    機械的合併症のリスクを考慮した上で、可能であれば中心静脈カテーテルの挿入部位は鎖骨下静脈を第一選択とする。

  • 32

    事例問題 あなたは、L病院に勤務する感染管理看護師です。ある朝あなたが出勤すると、M研修医から電話がありました。M研修医によると、10分ほど前に集中治療室で緊急輸血が必要となった患者N氏の採血を行ったが、抜針直後に左手第2指を刺してしまったとのことであった。集中治療室に行き、状況を確認すると以下のことがわかりました。 ・患者N氏は出血性ショックのため不穏状態にあったが、M研修医は1人でも大丈夫だろうと思い採血を行った。しかし、抜針直後の患者が腕を動かしたため、針が勢いよくM研修医の指に刺さった。針は深く刺さり、出血量は多かった。 ・M研修医は、受傷後ただちに受傷部位を洗浄し血液を絞り出した。 ・M研修医は、3か月前にうけた採用時検診の結果を確認したところ、HBs抗原陰性、HBs抗体陰性、HCV抗体陰性であった。B型肝炎ワクチンは学生の頃に1回のみ接種したことがある。 ・先ほど提出したN氏の検査結果は、HBs抗原陽性、HCV抗体陰性であった。HIV検査は追加でオーダーしたため、現在結果を待っているところである。 問.M研修医のHBs抗体検査を至急実施したところ、抗体価は4mlU/mlでした。M研修医に対して行う必要があるB型肝炎感染予防策で正しいのはどれか。

    抗体が十分に産生されていないことから、HBIGをただちに投与し、B型肝炎ワクチンの接種を行う。

  • 33

    事例問題 あなたは、L病院に勤務する感染管理看護師です。ある朝あなたが出勤すると、M研修医から電話がありました。M研修医によると、10分ほど前に集中治療室で緊急輸血が必要となった患者N氏の採血を行ったが、抜針直後に左手第2指を刺してしまったとのことであった。集中治療室に行き、状況を確認すると以下のことがわかりました。 ・患者N氏は出血性ショックのため不穏状態にあったが、M研修医は1人でも大丈夫だろうと思い採血を行った。しかし、抜針直後の患者が腕を動かしたため、針が勢いよくM研修医の指に刺さった。針は深く刺さり、出血量は多かった。 ・M研修医は、受傷後ただちに受傷部位を洗浄し血液を絞り出した。 ・M研修医は、3か月前にうけた採用時検診の結果を確認したところ、HBs抗原陰性、HBs抗体陰性、HCV抗体陰性であった。B型肝炎ワクチンは学生の頃に1回のみ接種したことがある。 ・先ほど提出したN氏の検査結果は、HBs抗原陽性、HCV抗体陰性であった。HIV検査は追加でオーダーしたため、現在結果を待っているところである。 問.針刺が発生してから3時間が経過した時点で、患者N氏のHIV抗体検査が陽性であることが判明しました。M研修医に対して行う必要があるHIV感染予防策で正しいのはどれか。

    M研修医はHIVに感染するリスクが高いため、M研修医に説明し、同意を得たうえで妊娠検査が陰性であることを確認し、抗HIVの拡大投与を開始する。

  • 34

    事例問題 あなたは、L病院に勤務する感染管理看護師です。ある朝あなたが出勤すると、M研修医から電話がありました。M研修医によると、10分ほど前に集中治療室で緊急輸血が必要となった患者N氏の採血を行ったが、抜針直後に左手第2指を刺してしまったとのことであった。集中治療室に行き、状況を確認すると以下のことがわかりました。 ・患者N氏は出血性ショックのため不穏状態にあったが、M研修医は1人でも大丈夫だろうと思い採血を行った。しかし、抜針直後の患者が腕を動かしたため、針が勢いよくM研修医の指に刺さった。針は深く刺さり、出血量は多かった。 ・M研修医は、受傷後ただちに受傷部位を洗浄し血液を絞り出した。 ・M研修医は、3か月前にうけた採用時検診の結果を確認したところ、HBs抗原陰性、HBs抗体陰性、HCV抗体陰性であった。B型肝炎ワクチンは学生の頃に1回のみ接種したことがある。 ・先ほど提出したN氏の検査結果は、HBs抗原陽性、HCV抗体陰性であった。HIV検査は追加でオーダーしたため、現在結果を待っているところである。 問.L病院の職員に対して行うことが推奨される血液媒介病原体感染症予防策はどれか。

    採用時にHBs抗体陰性の職員には、3回のB型肝炎ワクチン接種をすすめる。

  • 35

    結核に関する検査の説明で正しいのはどれか。

    PCR法は菌数の多少に関わらず陽性となるため、陽性の場合に感染症の有無や強弱を判断するのは難しい。

  • 36

    事例問題 あなたは、O病院に勤務する感染管理認定看護師です。あなたは2010年10月7日に細菌検査室から患者P氏の喀痰塗抹検査で、抗酸菌が++検出されたとの報告を受けました。 さっそくあなたは患者P氏が入院する病棟に向かいました。情報収集を行ったところ、P氏について以下のことが明らかになりました。 ・患者P氏は、東京都在住の83歳女性である。20歳頃に肺結核の既往がある。 ・間質性肺炎の治療のため、約2年前から自宅近くにあるQ病院の膠原病内科外来に定期通院し、合成副腎ホルモン製剤(以下、ステロイド剤)を内服していた。 ・同年9月27日に呼吸困難と咳が増悪したため、O病院R病棟の205号室(2床室)に緊急入院し、ステロイド剤を中心とした治療が開始された。 ・同年10月に入り腫瘍マーカーが上昇したため、10月7日に胸部CT検査を実施したところ、両側肺野間質性影増強、上葉結節影、両下葉の浸潤影増悪という所見であった。担当医は結核を強く疑っている。 ・205号室には、患者S氏(65歳女性)が慢性腎不全のため、2010年9月20日から入院している。よく10月8日にあなたは、患者P氏の喀痰PCR検査結果が、結核陽性であることを確認しました。9月27日以降、O病院R病棟に勤務する看護師20人と、膠原病内科の医師3人がP氏と濃厚接触していることが判明しました。 問.10月7日に行う必要がある患者P氏とS氏への対応で正しいのはどれか。

    P氏は速やかに陰圧個室に転室してもらい、PCRの結果で結核が否定されるまでは陰圧個室に隔離する。

  • 37

    事例問題 あなたは、L病院に勤務する感染管理看護師です。ある朝あなたが出勤すると、M研修医から電話がありました。M研修医によると、10分ほど前に集中治療室で緊急輸血が必要となった患者N氏の採血を行ったが、抜針直後に左手第2指を刺してしまったとのことであった。集中治療室に行き、状況を確認すると以下のことがわかりました。 ・患者N氏は出血性ショックのため不穏状態にあったが、M研修医は1人でも大丈夫だろうと思い採血を行った。しかし、抜針直後の患者が腕を動かしたため、針が勢いよくM研修医の指に刺さった。針は深く刺さり、出血量は多かった。 ・M研修医は、受傷後ただちに受傷部位を洗浄し血液を絞り出した。 ・M研修医は、3か月前にうけた採用時検診の結果を確認したところ、HBs抗原陰性、HBs抗体陰性、HCV抗体陰性であった。B型肝炎ワクチンは学生の頃に1回のみ接種したことがある。 ・先ほど提出したN氏の検査結果は、HBs抗原陽性、HCV抗体陰性であった。HIV検査は追加でオーダーしたため、現在結果を待っているところである。 問.患者P氏と濃厚接触した23名の医療従事者への対応で正しいのはどれか。

    接触後8~12週間後にクオンティフェロン検査を実施する。

  • 38

    あなたは、T病院に勤務する感染管理看護師です。T病院のICUでは2009年4月から1年間中心静脈ライン関連血流感染(CLABSI)サーベイランスを実施し、その結果を以下にまとめました。あなたは、2010年度もサーベイランスを継続し、2009年度と2010年度のCLABSI発生密度率を比較したところ、2010年度のCLABSI発生密度率は2009年度に比べ60%減少し、カイ二乗検定の結果はP=0.062でした。 ・CLABSI症例数・・・15例 ・入室患者数・・・500人 ・延べ患者日数・・・3000患者日数 ・延べ中心静脈ライン使用日数・・・2500中心ライン使用日数 ・CLABSI症例数のうちCLABSIおよびその他の原因で死亡した症例数・・・3例 問.2009年度のCLABSIの発生頻度に関する説明で正しいものを2つ選択しなさい。

    CLABSI発生密度率は、6.0(対1,000中心ライン使用日数)である。, CLABSIの寄与死亡率は20%である。

  • 39

    あなたは、T病院に勤務する感染管理看護師です。T病院のICUでは2009年4月から1年間中心静脈ライン関連血流感染(CLABSI)サーベイランスを実施し、その結果を以下にまとめました。あなたは、2010年度もサーベイランスを継続し、2009年度と2010年度のCLABSI発生密度率を比較したところ、2010年度のCLABSI発生密度率は2009年度に比べ60%減少し、カイ二乗検定の結果はP=0.062でした。 ・CLABSI症例数・・・15例 ・入室患者数・・・500人 ・延べ患者日数・・・3000患者日数 ・延べ中心静脈ライン使用日数・・・2500中心ライン使用日数 ・CLABSI症例数のうちCLABSIおよびその他の原因で死亡した症例数・・・3例 問.2009年度と2010年度のCLABSI発生密度率を比較した結果から導き出される、2010年度のCLABSI発生密度率はどれか。

    2010年度のCLABSI発生密度率は、2.4(対1,000中心ライン使用日数)である。

  • 40

    あなたは、T病院に勤務する感染管理看護師です。T病院のICUでは2009年4月から1年間中心静脈ライン関連血流感染(CLABSI)サーベイランスを実施し、その結果を以下にまとめました。あなたは、2010年度もサーベイランスを継続し、2009年度と2010年度のCLABSI発生密度率を比較したところ、2010年度のCLABSI発生密度率は2009年度に比べ60%減少し、カイ二乗検定の結果はP=0.062でした。 ・CLABSI症例数・・・15例 ・入室患者数・・・500人 ・延べ患者日数・・・3000患者日数 ・延べ中心静脈ライン使用日数・・・2500中心ライン使用日数 ・CLABSI症例数のうちCLABSIおよびその他の原因で死亡した症例数・・・3例 問.2009年度と2010年度のCLABSI発生密度率を比較したカイ二乗検定の結果に関する記載で正しい組み合わせはどれか。

    有意水準を0.05としたとき、2009年度と2010年度のCLABSI発生密度率には、統計学的有意差は認められない。