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第25回(2017年)感染管理認定看護師 認定審査
36問 • 1年前
  • 秋葉昌人
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    問題一覧

  • 1

    2011年公開の「血管内カテーテル関連血流感染予防のためのCDCガイドライン」において推奨されている対策で正しいものを2つ選択しなさい。

    中心静脈カテーテル、抹消挿入型中心ライン(PICC)挿入の際は、マキシマル・バリア・プリコーションを行う。, カテーテル挿入部位を覆うために、滅菌ガーゼまたは滅菌フィルムドレッシング材を使用する。

  • 2

    Clostridium difficileに関する説明で正しいものを2つ選択しなさい。

    C.difficile毒素検出検査を直ちに実施できない場合は、採取した便検体を2~8℃で保管する。, C.difficile芽胞はアルコールに耐性があるため、C.difficile感染症の患者との接触後は、石鹸と流水による手指衛生を実施する。

  • 3

    薬剤耐性菌に関する説明で正しいものを2つ選択しなさい。

    基質拡張型βラクタマーゼ(ESBL)産生大腸菌は、家禽類から分離され、食肉を介してヒトに伝播する可能性がある。, NDM型メタロβラクタマーゼ産生菌は、これまでインドなどアジア諸国における医療機関受診歴がある患者から分離されることが多いとされてきたが、2016年に海外渡航歴のない患者から検出されたことを受けて、国内で潜在的に拡散している可能性が懸念されている。

  • 4

    ヒト免疫不全ウイルス(HIV)母子感染の予防及び対策で正しいのはどれか。

    母乳にはHIVが含まれているため、児に母乳を与えない。

  • 5

    薬剤耐性機構に関する説明で正しいものを2つ選択しなさい。

    緑膿菌は、外膜の透過性が低いことや薬剤能動排出ポンプを複数持つことにより、多くの抗菌薬に自然耐性を示す。, バンコマイシン耐性腸球菌は、バンコマイシンの結合部位であるD‐アラニン‐D‐アラニンのアラニン部分が乳酸やセリンに置き換わることで、バンコマイシンに耐性を示す。

  • 6

    微生物検査のための検体採取方法に関する説明で正しいのはどれか。

    血管内留置針が挿入されている腕から血液培養検体を採取する場合は、挿入部位よりも抹消側で採取する。

  • 7

    インフルエンザ迅速検査キット「アキュフルー」の感度は80%、特異度は99%であり、インフルエンザ流行期における陰性的中率は58%である。「アキュフルー」に関する説明で正しいものを2つ選択しなさい。

    インフルエンザに罹患した患者に「アキュフルー」を用いて検査を行った場合、20%は陰性と判定される可能性がある。, インフルエンザ流行期に「アキュフルー」を用いて検査を行った場合、陰性と判定される患者の42%はインフルエンザに罹患している可能性がある。

  • 8

    感染症に関する説明で正しいものを2つ選択しなさい。

    ジカウイルス感染症は、フラビウイルス科フラビウイルス属のジカウイルスによる感染症であり、ジカウイルス病と先天性ジカウイルス感染症に分類される。, 重症熱性血小板減少症候群(SFTS)は、マダニが媒介するブニヤウイルス科フレボウイルス属に分類されるSFTSウイルスによる感染症である。

  • 9

    予防接種に関する説明で正しいものはどれか。

    不活化ワクチンと生ワクチンの同時接種を行った場合に、有害事象や副反応の頻度が上昇することはない。

  • 10

    滅菌に関する説明で正しいものを2つ選択しなさい。

    ボウイ・ディックテストは高圧蒸気滅菌機において、滅菌機内の空気除去が確実に行われ、かつ適正な滅菌用蒸気が供給されたことを確認するために行う。, 酸化エチレンガスには残留毒性があるため、滅菌処理工程が終了した後はエアレーションが必要である。

  • 11

    インフルエンザに関する説明で正しいものを2つ選択しなさい。

    感染症法において、鳥インフルエンザ(H5N1)及び(H7N9)は2類感染症に位置付けられる。, インフルエンザウイルスは、エンベロープを有するRNAウイルスである。

  • 12

    免疫不全患者に対する感染予防策で正しいのはどれか。

    防護環境では、室内の換気回数を1時間あたり12回以上に設計する。

  • 13

    手術部位感染(SSI)と喫煙歴の関連を調べるために、SSIを起こした患者100人と起こさなかった患者300人を選択し、過去にさかのぼり喫煙歴の有無を確認したところ、オッズ比は2.7、95%信頼区間は1.3~15.7であった。この疫学研究に関する説明で正しいのはどれか。

    95%信頼区間から、SSIと喫煙歴の間には統計学的に有意な関連があると判断できる。

  • 14

    ウイルス感染症に関する説明で正しいものを2つ選択しなさい。

    伝染性単核症はEpstain Barr(EB)ウイルスの初感染によって起こり、主に唾液を介して感染する。, 日本で長年流行が見られていた遺伝子型D5の麻疹ウイルスは2010年5月を最後に検出されなくなり、2015年3月27日にWHO西太平洋事務局が日本は麻疹の排除状態にあることを認定した。

  • 15

    血液透析室における感染予防策に関する説明で正しいものを2つ選択しなさい。

    HBs抗原陽性の患者を個室管理できない場合は、隣にHBs抗体陽性の患者を配置する。, インフルエンザ患者に接触した血液透析患者には、抗インフルエンザ薬の予防投与を行う。

  • 16

    消毒薬の濃度と適用について正しいものを2つ選択しなさい。

    腸管出血性大腸菌O157感染症患者が使用した便座は、アルコールで清拭する。, 流行性角結膜炎患者に使用したスリーミラーレンズ(拡大鏡)は、洗浄後に0.1%(1,000ppm)次亜塩素酸ナトリウム液に30分間浸漬する。

  • 17

    流行性角結膜炎に関する説明で正しいのはどれか。

    感染力が強く、潜伏期間は1~2週間である。

  • 18

    感染症の検査に関する説明で正しいものを2つ選択しなさい。

    Respiratory syncytial(RS)ウイルス感染症の診断には、酵素抗体法や免疫クロマト法による抗原検出、あるいはPCR法による遺伝子検出での迅速診断検査が活用されており、その検体として鼻咽頭拭い液または鼻腔洗浄液が適している。, 麻疹は、咽頭ぬぐい液、EIA血または尿から麻疹ウイルス遺伝子を検出することにより診断可能である。

  • 19

    血液への職業曝露に関する説明で正しいのはどれか。

    B型肝炎ワクチンに無反応のHBs抗体陰性の看護師が、HBs抗原陽性血液に曝露した場合、曝露後24時間以内に抗HBsヒト免疫グロブリン(HBIG)の投与を行う。

  • 20

    ファシリティマネジメントに関する説明で正しいものを2つ選択しなさい。

    医療機関は、感染性廃棄物の処理を業者に委託する場合、産業廃棄物管理票(マニフェスト)を交付する。, 血液等が付着していない鋭利なものは、感染性廃棄物と同等の取り扱いとする。

  • 21

    事例 あなたはA病院の感染管理看護師です。10月17日に併設する介護療養型施設のB病棟の看護師長から、施設内に嘔吐や下痢のある患者と職員が数名発生していると連絡がありました。あなたがB病棟の状況を調べると以下のことがわかりました。 ・10月15日に801号室の6床室に入院しているC氏が昼食後自室の洗面所で嘔吐し、その後から下痢をみとめた。 ・10月16日午後に、同室のD氏とE氏に嘔吐と下痢が出現した。C氏・D氏・E氏にノロウイルス迅速診断検査を実施したところ、C氏・E氏はノロウイルス抗原陽性であった。D氏は陰性であった。E病棟では、この結果を受けてC氏とE氏を個室に移動し、接触予防策を開始した。 ・C氏の嘔吐と下痢は、10月17日ごろに消失した。 ・801号室には、C氏・D氏・E氏以外に3人の同室者(F氏・G氏・H氏)が入院していたが、10月17日の時点でこれらの患者には消化器症状はみられていない。 ・10月17日朝からB病棟の看護師3名に、嘔吐と下痢が出現した。 問.ノロウイルスの伝播拡大を防ぐために、B病棟で行う必要がある対策はどれか。

    下痢と嘔吐を認める看護師3名は、症状消失後48時間まで就業停止とする。

  • 22

    事例 あなたはA病院の感染管理看護師です。10月17日に併設する介護療養型施設のB病棟の看護師長から、施設内に嘔吐や下痢のある患者と職員が数名発生していると連絡がありました。あなたがB病棟の状況を調べると以下のことがわかりました。 ・10月15日に801号室の6床室に入院しているC氏が昼食後自室の洗面所で嘔吐し、その後から下痢をみとめた。 ・10月16日午後に、同室のD氏とE氏に嘔吐と下痢が出現した。C氏・D氏・E氏にノロウイルス迅速診断検査を実施したところ、C氏・E氏はノロウイルス抗原陽性であった。D氏は陰性であった。E病棟では、この結果を受けてC氏とE氏を個室に移動し、接触予防策を開始した。 ・C氏の嘔吐と下痢は、10月17日ごろに消失した。 ・801号室には、C氏・D氏・E氏以外に3人の同室者(F氏・G氏・H氏)が入院していたが、10月17日の時点でこれらの患者には消化器症状はみられていない。 ・10月17日朝からB病棟の看護師3名に、嘔吐と下痢が出現した。 問.B病棟で行う必要がある環境対策で正しいのはどれか。

    ノロウイルス感染症を発症した患者が使用しているオーバーテーブルやベッド等を0.02%(200ppm)次亜塩素酸ナトリウム液で清拭する。

  • 23

    事例 あなたはJ病院に勤務する感染管理看護師です。3月16日に内科病棟の看護師長から「高齢者介護施設から肺炎のために3月10日に転入院した患者x氏に、皮疹があるため皮膚科を受診したところ、角化型疥癬と診断された」との報告を受けました。あなたが病棟を訪問し情報収集を行ったところ、以下の事項がわかりました。 ・X氏は入浴、食事、排泄など日常生活動作すべてにおいて介助が必要である。 ・X氏は4床室に入院中であったが、個室に移動することになった。 問.あなたは内科病棟の職員に疥癬について説明することになりました。正しい説明内容はどれか。

    ヒゼンダニは、体温よりも低い温度では動きが鈍く、16℃以下で動かなくなる。

  • 24

    事例 あなたはJ病院に勤務する感染管理看護師です。3月16日に内科病棟の看護師長から「高齢者介護施設から肺炎のために3月10日に転入院した患者x氏に、皮疹があるため皮膚科を受診したところ、角化型疥癬と診断された」との報告を受けました。あなたが病棟を訪問し情報収集を行ったところ、以下の事項がわかりました。 ・X氏は入浴、食事、排泄など日常生活動作すべてにおいて介助が必要である。 ・X氏は4床室に入院中であったが、個室に移動することになった。 問.X氏に対して行う感染予防策で正しいのはどれか。

    X氏の病室は、モップや粘着シートで落屑を回収後、フィルター付き掃除機で清掃する。

  • 25

    事例 あなたはL病院に勤務する感染管理看護師です。2017年4月から心臓血管外科病棟でSSIサーベイランスを開始しています。 心臓血管外科病棟に入院中のM氏が、5月1日に僧帽弁形成術を受けましたが、5月7日に38℃を超える発熱と創部の発赤を認めました、担当医が創部を開放したところ黄色の膿汁の流出を認め、膿汁からはメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)が検出されました。担当医はM氏に対してリネゾリドの経静脈投与を開始しました。 M氏から検出されたMRSAの抗菌薬感受性を確認したところ、βラクタム薬を除く薬剤に感受性を示していました。M氏はアトピー性皮膚炎が既往にあり、近隣の皮膚科に通院中でした。 M氏は402号室(4床室)に入院中で、M氏と同室に3名の患者が入院しています。 問.M氏から検出されたMRSAに関する説明で正しいものを2つ選択しなさい。

    βラクタム薬に耐性を示すのは、染色体に組み込まれたmecA遺伝子によりペニシリン結合蛋白2’(PBP2’)を産生するためである。, M氏から検出されたMRSAは市中感染型MRSAと考えられる。これは小児や若年層に予後良好な皮膚軟部組織感染症を起こすことがあるが、肺炎を起こした場合の致死率は高い。

  • 26

    事例 あなたはL病院に勤務する感染管理看護師です。2017年4月から心臓血管外科病棟でSSIサーベイランスを開始しています。 心臓血管外科病棟に入院中のM氏が、5月1日に僧帽弁形成術を受けましたが、5月7日に38℃を超える発熱と創部の発赤を認めました、担当医が創部を開放したところ黄色の膿汁の流出を認め、膿汁からはメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)が検出されました。担当医はM氏に対してリネゾリドの経静脈投与を開始しました。 M氏から検出されたMRSAの抗菌薬感受性を確認したところ、βラクタム薬を除く薬剤に感受性を示していました。M氏はアトピー性皮膚炎が既往にあり、近隣の皮膚科に通院中でした。 M氏は402号室(4床室)に入院中で、M氏と同室に3名の患者が入院しています。 問.心臓血管外科病棟で実施する感染対策について正しいものを2つ選択しなさい。

    M氏のみを402号室から個室に移動する。, M氏の高頻度接触環境表面を、低水準消毒薬を含むクロスで1日1回以上拭く運用を開始する。

  • 27

    事例 あなたはL病院に勤務する感染管理看護師です。2017年4月から心臓血管外科病棟でSSIサーベイランスを開始しています。 心臓血管外科病棟に入院中のM氏が、5月1日に僧帽弁形成術を受けましたが、5月7日に38℃を超える発熱と創部の発赤を認めました、担当医が創部を開放したところ黄色の膿汁の流出を認め、膿汁からはメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)が検出されました。担当医はM氏に対してリネゾリドの経静脈投与を開始しました。 M氏から検出されたMRSAの抗菌薬感受性を確認したところ、βラクタム薬を除く薬剤に感受性を示していました。M氏はアトピー性皮膚炎が既往にあり、近隣の皮膚科に通院中でした。 M氏は402号室(4床室)に入院中で、M氏と同室に3名の患者が入院しています。 問.あなたは心臓血管外科医師と看護師に対し、手術部位感染予防策を提案することにしました。提案する内容で正しいものを2つ選択しなさい。

    心臓血管外科手術を受ける患者に対し、術前にメチシリン感受性黄色ブドウ球菌(MSSA)およびMRSAの検出を目的とした鼻腔培養検査を実施し、MSSAまたはMRSAを保菌している患者にムピロシン2%軟膏を用いた除菌を行う。, 手術前日と手術当日にクロルヘキシジンシャワー浴または清拭を行う。

  • 28

    事例 あなたはN病院に勤務する感染管理看護師です。N病院の内視鏡室では、定期的にスコープの細菌検査を実施しています。ある日、内視鏡室の看護師から「定期細菌検査を行ったところ、スコープ10本中2本から大腸菌が検出された」と連絡がありました。あなたが内視鏡室を訪問し、内視鏡の管理状況について確認したところ、以下の事項が判明しました。 ・スコープを使用直後に、ベッドサイドでスコープ外装面を水拭きしている。 ・スコープは、用手洗浄後に自動洗浄・消毒装置を用いて洗浄・消毒している。 ・スコープの消毒には過酢酸を使用している。 ・漏水テストは、毎週月曜日に実施している。 ・自動洗浄・消毒装置から取り出したスコープは、外装面を拭いた後、平らな容器に寝かせた状態で保管している。 問.N病院の内視鏡室で使用されている過酢酸に関する説明で正しいものを2つ選択しなさい。

    過酢酸濃度が0.2%を下回ると十分な殺菌効果が得られないため、使用前に濃度の確認が必要である。, 劣化のおそれがあるため天然ゴム・生ゴムへの使用は避ける必要がある。

  • 29

    事例 あなたはN病院に勤務する感染管理看護師です。N病院の内視鏡室では、定期的にスコープの細菌検査を実施しています。ある日、内視鏡室の看護師から「定期細菌検査を行ったところ、スコープ10本中2本から大腸菌が検出された」と連絡がありました。あなたが内視鏡室を訪問し、内視鏡の管理状況について確認したところ、以下の事項が判明しました。 ・スコープを使用直後に、ベッドサイドでスコープ外装面を水拭きしている。 ・スコープは、用手洗浄後に自動洗浄・消毒装置を用いて洗浄・消毒している。 ・スコープの消毒には過酢酸を使用している。 ・漏水テストは、毎週月曜日に実施している。 ・自動洗浄・消毒装置から取り出したスコープは、外装面を拭いた後、平らな容器に寝かせた状態で保管している。 問.スコープの管理を改善するために、内視鏡室職員に指導する内容として正しいものを2つ選択しなさい。

    漏水テストは、症例ごとに実施する。, スコープは、内腔を乾燥させたあと、送気・送水ボタン、吸引ボタン、鉗子栓などを外して、保管庫につるして保管する。

  • 30

    事例 あなたはO病院に勤務する感染管理看護師です。ある日、小児科病棟の4人床(302号室)に入院中の患者がRSウイルスによる気管支炎を発症したとの連絡を受けました。あなたが小児科病棟で情報収集を行ったところ、以下のことがわかりました。 ・発症した患者は、哺乳力不良の精査目的で入院中の6か月の乳児P氏である。 ・発症後P氏は個室に移動しており、個室の入り口にサージカルマスクが設置されている。 ・同室患者は、虫垂炎術後の3歳男児Q氏と21トリソミーの10カ月男児R氏である。 ・明日、302号室の空床には、気管支肺異形成症(CLD)の1歳男児S氏が入院する予定である。 問.RSウイルス感染症について小児科病棟の看護師に説明する内容で正しいのはどれか。

    乳児の50%が生後1年以内にRSウイルス感染症に罹患し、そのうち5分の1が下気道疾患を引き起こすと報告されている。

  • 31

    事例 あなたはO病院に勤務する感染管理看護師です。ある日、小児科病棟の4人床(302号室)に入院中の患者がRSウイルスによる気管支炎を発症したとの連絡を受けました。あなたが小児科病棟で情報収集を行ったところ、以下のことがわかりました。 ・発症した患者は、哺乳力不良の精査目的で入院中の6か月の乳児P氏である。 ・発症後P氏は個室に移動しており、個室の入り口にサージカルマスクが設置されている。 ・同室患者は、虫垂炎術後の3歳男児Q氏と21トリソミーの10カ月男児R氏である。 ・明日、302号室の空床には、気管支肺異形成症(CLD)の1歳男児S氏が入院する予定である。 問.小児科病棟において実施する必要がらうRSウイルス感染対策の組み合わせはどれか。

    P氏の病室入り口に、手袋とガウンを設置し、接触予防策を開始する。, S氏は、小児科病棟302号室ではない病室に入院させる。

  • 32

    事例 あなたはT病院の感染管理看護師です。2017年3月10日、救命救急センターから「昨夜搬送され、入院した患者U氏が結核を発病している可能性がある」と連絡がありました。あなたは以下のような状況を確認しました。 ・搬送時に撮影したU氏の胸部レントゲン上、右肺上葉に異常陰影を認めた。 ・U氏の呼吸状態は悪く、初療室で気管挿管が行われた。 ・初療の担当は医師1名、研修医1名、看護師1名で、全員がサージカルマスクを着用していた。 ・現在U氏は、人工呼吸器管理中で救命救急センターの個室に入室している。 ・気管挿管時に提出した喀痰培養塗抹検査の結果、抗酸菌が陽性(1+)であった。 ・U氏は1カ月前から咳をしていたが、病院を受診していなかった。 ・核酸増幅法(PCR法)の結果は3月12日に判明する予定である。 問.3月10日の状況に基づく判断で正しいものを2つ選択しなさい。

    核酸増幅法(PCR法)が陰性であったとしても、偽陰性の可能性を疑う必要がある。, 結核菌の耐性化を避けるため、作用点の異なる抗結核薬を複数組み合わせた多剤併用療法を少なくとも6か月間継続する必要がある。

  • 33

    事例 あなたはT病院の感染管理看護師です。2017年3月10日、救命救急センターから「昨夜搬送され、入院した患者U氏が結核を発病している可能性がある」と連絡がありました。あなたは以下のような状況を確認しました。 ・搬送時に撮影したU氏の胸部レントゲン上、右肺上葉に異常陰影を認めた。 ・U氏の呼吸状態は悪く、初療室で気管挿管が行われた。 ・初療の担当は医師1名、研修医1名、看護師1名で、全員がサージカルマスクを着用していた。 ・現在U氏は、人工呼吸器管理中で救命救急センターの個室に入室している。 ・気管挿管時に提出した喀痰培養塗抹検査の結果、抗酸菌が陽性(1+)であった。 ・U氏は1カ月前から咳をしていたが、病院を受診していなかった。 ・核酸増幅法(PCR法)の結果は3月12日に判明する予定である。 問.救命救急センターの職員に対して指導する内容で正しいのはどれか。

    N95微粒子用マスクの着用後は、ユーザーシールチェックを実施する。

  • 34

    事例 あなたはT病院の感染管理看護師です。2017年3月10日、救命救急センターから「昨夜搬送され、入院した患者U氏が結核を発病している可能性がある」と連絡がありました。あなたは以下のような状況を確認しました。 ・搬送時に撮影したU氏の胸部レントゲン上、右肺上葉に異常陰影を認めた。 ・U氏の呼吸状態は悪く、初療室で気管挿管が行われた。 ・初療の担当は医師1名、研修医1名、看護師1名で、全員がサージカルマスクを着用していた。 ・現在U氏は、人工呼吸器管理中で救命救急センターの個室に入室している。 ・気管挿管時に提出した喀痰培養塗抹検査の結果、抗酸菌が陽性(1+)であった。 ・U氏は1カ月前から咳をしていたが、病院を受診していなかった。 ・核酸増幅法(PCR法)の結果は3月12日に判明する予定である。 問.3月12日に核酸増幅検査の結果が結核菌陽性であると判明したため、「感染症法に基づく結核の接触者健康診断の手引き」に従い、U氏との接触者に対して健診を行うことになりました。接触者健診に関する説明で正しいものを2つ選択しなさい。

    初療室でU氏の初療を担当していた3名は「濃厚接触者」と定義される。, U氏の感染性期間は3カ月前を始期とする。

  • 35

    事例 あなたはV病院に勤務する感染管理看護師です。8月31日に病棟師長から看護師Wが麻疹を発症して入院していると報告がありました。看護師Wについて情報収集を行ったところ、以下の内容が判明しました。 8月12日から17日 観光目的で中国へ渡航した。 8月27日 38℃の発熱、咳、鼻汁が出現したが、風邪と考え、マスクを着用して日勤勤務を行った。 8月28日 休暇。38℃の発熱が続いた。 8月29日 休暇。37℃まで解熱した。 8月30日 40℃の発熱と発疹が出現したため、救急外来を受診した。医師が麻疹の可能性を疑い入院となった。 8月31日 前日に救急外来で看護師Wに対して行った血液検査の結果を確認したところ、麻疹IgM抗体およびIgG抗体は陰性であった。また、看護師Wのワクチン接種歴を確認したところ、幼少期にMR(麻疹・風疹混合)ワクチン1回のみ接種していた。 問.看護師Wを診察した医師が、8月30日に行う必要がある対応として正しいものを2つ選択しなさい。

    看護師Wを直ちに陰圧室に隔離する。, 直ちに保健所に麻疹の発生届を提出する。

  • 36

    事例 あなたはV病院に勤務する感染管理看護師です。8月31日に病棟師長から看護師Wが麻疹を発症して入院していると報告がありました。看護師Wについて情報収集を行ったところ、以下の内容が判明しました。 8月12日から17日 観光目的で中国へ渡航した。 8月27日 38℃の発熱、咳、鼻汁が出現したが、風邪と考え、マスクを着用して日勤勤務を行った。 8月28日 休暇。38℃の発熱が続いた。 8月29日 休暇。37℃まで解熱した。 8月30日 40℃の発熱と発疹が出現したため、救急外来を受診した。医師が麻疹の可能性を疑い入院となった。 8月31日 前日に救急外来で看護師Wに対して行った血液検査の結果を確認したところ、麻疹IgM抗体およびIgG抗体は陰性であった。また、看護師Wのワクチン接種歴を確認したところ、幼少期にMR(麻疹・風疹混合)ワクチン1回のみ接種していた。 問.8月31日に得られた情報に基づく判断で正しいのはどれか。

    看護師Wは、発疹出現から7日目の9月5日まで就業停止とする。

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    問題一覧

  • 1

    2011年公開の「血管内カテーテル関連血流感染予防のためのCDCガイドライン」において推奨されている対策で正しいものを2つ選択しなさい。

    中心静脈カテーテル、抹消挿入型中心ライン(PICC)挿入の際は、マキシマル・バリア・プリコーションを行う。, カテーテル挿入部位を覆うために、滅菌ガーゼまたは滅菌フィルムドレッシング材を使用する。

  • 2

    Clostridium difficileに関する説明で正しいものを2つ選択しなさい。

    C.difficile毒素検出検査を直ちに実施できない場合は、採取した便検体を2~8℃で保管する。, C.difficile芽胞はアルコールに耐性があるため、C.difficile感染症の患者との接触後は、石鹸と流水による手指衛生を実施する。

  • 3

    薬剤耐性菌に関する説明で正しいものを2つ選択しなさい。

    基質拡張型βラクタマーゼ(ESBL)産生大腸菌は、家禽類から分離され、食肉を介してヒトに伝播する可能性がある。, NDM型メタロβラクタマーゼ産生菌は、これまでインドなどアジア諸国における医療機関受診歴がある患者から分離されることが多いとされてきたが、2016年に海外渡航歴のない患者から検出されたことを受けて、国内で潜在的に拡散している可能性が懸念されている。

  • 4

    ヒト免疫不全ウイルス(HIV)母子感染の予防及び対策で正しいのはどれか。

    母乳にはHIVが含まれているため、児に母乳を与えない。

  • 5

    薬剤耐性機構に関する説明で正しいものを2つ選択しなさい。

    緑膿菌は、外膜の透過性が低いことや薬剤能動排出ポンプを複数持つことにより、多くの抗菌薬に自然耐性を示す。, バンコマイシン耐性腸球菌は、バンコマイシンの結合部位であるD‐アラニン‐D‐アラニンのアラニン部分が乳酸やセリンに置き換わることで、バンコマイシンに耐性を示す。

  • 6

    微生物検査のための検体採取方法に関する説明で正しいのはどれか。

    血管内留置針が挿入されている腕から血液培養検体を採取する場合は、挿入部位よりも抹消側で採取する。

  • 7

    インフルエンザ迅速検査キット「アキュフルー」の感度は80%、特異度は99%であり、インフルエンザ流行期における陰性的中率は58%である。「アキュフルー」に関する説明で正しいものを2つ選択しなさい。

    インフルエンザに罹患した患者に「アキュフルー」を用いて検査を行った場合、20%は陰性と判定される可能性がある。, インフルエンザ流行期に「アキュフルー」を用いて検査を行った場合、陰性と判定される患者の42%はインフルエンザに罹患している可能性がある。

  • 8

    感染症に関する説明で正しいものを2つ選択しなさい。

    ジカウイルス感染症は、フラビウイルス科フラビウイルス属のジカウイルスによる感染症であり、ジカウイルス病と先天性ジカウイルス感染症に分類される。, 重症熱性血小板減少症候群(SFTS)は、マダニが媒介するブニヤウイルス科フレボウイルス属に分類されるSFTSウイルスによる感染症である。

  • 9

    予防接種に関する説明で正しいものはどれか。

    不活化ワクチンと生ワクチンの同時接種を行った場合に、有害事象や副反応の頻度が上昇することはない。

  • 10

    滅菌に関する説明で正しいものを2つ選択しなさい。

    ボウイ・ディックテストは高圧蒸気滅菌機において、滅菌機内の空気除去が確実に行われ、かつ適正な滅菌用蒸気が供給されたことを確認するために行う。, 酸化エチレンガスには残留毒性があるため、滅菌処理工程が終了した後はエアレーションが必要である。

  • 11

    インフルエンザに関する説明で正しいものを2つ選択しなさい。

    感染症法において、鳥インフルエンザ(H5N1)及び(H7N9)は2類感染症に位置付けられる。, インフルエンザウイルスは、エンベロープを有するRNAウイルスである。

  • 12

    免疫不全患者に対する感染予防策で正しいのはどれか。

    防護環境では、室内の換気回数を1時間あたり12回以上に設計する。

  • 13

    手術部位感染(SSI)と喫煙歴の関連を調べるために、SSIを起こした患者100人と起こさなかった患者300人を選択し、過去にさかのぼり喫煙歴の有無を確認したところ、オッズ比は2.7、95%信頼区間は1.3~15.7であった。この疫学研究に関する説明で正しいのはどれか。

    95%信頼区間から、SSIと喫煙歴の間には統計学的に有意な関連があると判断できる。

  • 14

    ウイルス感染症に関する説明で正しいものを2つ選択しなさい。

    伝染性単核症はEpstain Barr(EB)ウイルスの初感染によって起こり、主に唾液を介して感染する。, 日本で長年流行が見られていた遺伝子型D5の麻疹ウイルスは2010年5月を最後に検出されなくなり、2015年3月27日にWHO西太平洋事務局が日本は麻疹の排除状態にあることを認定した。

  • 15

    血液透析室における感染予防策に関する説明で正しいものを2つ選択しなさい。

    HBs抗原陽性の患者を個室管理できない場合は、隣にHBs抗体陽性の患者を配置する。, インフルエンザ患者に接触した血液透析患者には、抗インフルエンザ薬の予防投与を行う。

  • 16

    消毒薬の濃度と適用について正しいものを2つ選択しなさい。

    腸管出血性大腸菌O157感染症患者が使用した便座は、アルコールで清拭する。, 流行性角結膜炎患者に使用したスリーミラーレンズ(拡大鏡)は、洗浄後に0.1%(1,000ppm)次亜塩素酸ナトリウム液に30分間浸漬する。

  • 17

    流行性角結膜炎に関する説明で正しいのはどれか。

    感染力が強く、潜伏期間は1~2週間である。

  • 18

    感染症の検査に関する説明で正しいものを2つ選択しなさい。

    Respiratory syncytial(RS)ウイルス感染症の診断には、酵素抗体法や免疫クロマト法による抗原検出、あるいはPCR法による遺伝子検出での迅速診断検査が活用されており、その検体として鼻咽頭拭い液または鼻腔洗浄液が適している。, 麻疹は、咽頭ぬぐい液、EIA血または尿から麻疹ウイルス遺伝子を検出することにより診断可能である。

  • 19

    血液への職業曝露に関する説明で正しいのはどれか。

    B型肝炎ワクチンに無反応のHBs抗体陰性の看護師が、HBs抗原陽性血液に曝露した場合、曝露後24時間以内に抗HBsヒト免疫グロブリン(HBIG)の投与を行う。

  • 20

    ファシリティマネジメントに関する説明で正しいものを2つ選択しなさい。

    医療機関は、感染性廃棄物の処理を業者に委託する場合、産業廃棄物管理票(マニフェスト)を交付する。, 血液等が付着していない鋭利なものは、感染性廃棄物と同等の取り扱いとする。

  • 21

    事例 あなたはA病院の感染管理看護師です。10月17日に併設する介護療養型施設のB病棟の看護師長から、施設内に嘔吐や下痢のある患者と職員が数名発生していると連絡がありました。あなたがB病棟の状況を調べると以下のことがわかりました。 ・10月15日に801号室の6床室に入院しているC氏が昼食後自室の洗面所で嘔吐し、その後から下痢をみとめた。 ・10月16日午後に、同室のD氏とE氏に嘔吐と下痢が出現した。C氏・D氏・E氏にノロウイルス迅速診断検査を実施したところ、C氏・E氏はノロウイルス抗原陽性であった。D氏は陰性であった。E病棟では、この結果を受けてC氏とE氏を個室に移動し、接触予防策を開始した。 ・C氏の嘔吐と下痢は、10月17日ごろに消失した。 ・801号室には、C氏・D氏・E氏以外に3人の同室者(F氏・G氏・H氏)が入院していたが、10月17日の時点でこれらの患者には消化器症状はみられていない。 ・10月17日朝からB病棟の看護師3名に、嘔吐と下痢が出現した。 問.ノロウイルスの伝播拡大を防ぐために、B病棟で行う必要がある対策はどれか。

    下痢と嘔吐を認める看護師3名は、症状消失後48時間まで就業停止とする。

  • 22

    事例 あなたはA病院の感染管理看護師です。10月17日に併設する介護療養型施設のB病棟の看護師長から、施設内に嘔吐や下痢のある患者と職員が数名発生していると連絡がありました。あなたがB病棟の状況を調べると以下のことがわかりました。 ・10月15日に801号室の6床室に入院しているC氏が昼食後自室の洗面所で嘔吐し、その後から下痢をみとめた。 ・10月16日午後に、同室のD氏とE氏に嘔吐と下痢が出現した。C氏・D氏・E氏にノロウイルス迅速診断検査を実施したところ、C氏・E氏はノロウイルス抗原陽性であった。D氏は陰性であった。E病棟では、この結果を受けてC氏とE氏を個室に移動し、接触予防策を開始した。 ・C氏の嘔吐と下痢は、10月17日ごろに消失した。 ・801号室には、C氏・D氏・E氏以外に3人の同室者(F氏・G氏・H氏)が入院していたが、10月17日の時点でこれらの患者には消化器症状はみられていない。 ・10月17日朝からB病棟の看護師3名に、嘔吐と下痢が出現した。 問.B病棟で行う必要がある環境対策で正しいのはどれか。

    ノロウイルス感染症を発症した患者が使用しているオーバーテーブルやベッド等を0.02%(200ppm)次亜塩素酸ナトリウム液で清拭する。

  • 23

    事例 あなたはJ病院に勤務する感染管理看護師です。3月16日に内科病棟の看護師長から「高齢者介護施設から肺炎のために3月10日に転入院した患者x氏に、皮疹があるため皮膚科を受診したところ、角化型疥癬と診断された」との報告を受けました。あなたが病棟を訪問し情報収集を行ったところ、以下の事項がわかりました。 ・X氏は入浴、食事、排泄など日常生活動作すべてにおいて介助が必要である。 ・X氏は4床室に入院中であったが、個室に移動することになった。 問.あなたは内科病棟の職員に疥癬について説明することになりました。正しい説明内容はどれか。

    ヒゼンダニは、体温よりも低い温度では動きが鈍く、16℃以下で動かなくなる。

  • 24

    事例 あなたはJ病院に勤務する感染管理看護師です。3月16日に内科病棟の看護師長から「高齢者介護施設から肺炎のために3月10日に転入院した患者x氏に、皮疹があるため皮膚科を受診したところ、角化型疥癬と診断された」との報告を受けました。あなたが病棟を訪問し情報収集を行ったところ、以下の事項がわかりました。 ・X氏は入浴、食事、排泄など日常生活動作すべてにおいて介助が必要である。 ・X氏は4床室に入院中であったが、個室に移動することになった。 問.X氏に対して行う感染予防策で正しいのはどれか。

    X氏の病室は、モップや粘着シートで落屑を回収後、フィルター付き掃除機で清掃する。

  • 25

    事例 あなたはL病院に勤務する感染管理看護師です。2017年4月から心臓血管外科病棟でSSIサーベイランスを開始しています。 心臓血管外科病棟に入院中のM氏が、5月1日に僧帽弁形成術を受けましたが、5月7日に38℃を超える発熱と創部の発赤を認めました、担当医が創部を開放したところ黄色の膿汁の流出を認め、膿汁からはメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)が検出されました。担当医はM氏に対してリネゾリドの経静脈投与を開始しました。 M氏から検出されたMRSAの抗菌薬感受性を確認したところ、βラクタム薬を除く薬剤に感受性を示していました。M氏はアトピー性皮膚炎が既往にあり、近隣の皮膚科に通院中でした。 M氏は402号室(4床室)に入院中で、M氏と同室に3名の患者が入院しています。 問.M氏から検出されたMRSAに関する説明で正しいものを2つ選択しなさい。

    βラクタム薬に耐性を示すのは、染色体に組み込まれたmecA遺伝子によりペニシリン結合蛋白2’(PBP2’)を産生するためである。, M氏から検出されたMRSAは市中感染型MRSAと考えられる。これは小児や若年層に予後良好な皮膚軟部組織感染症を起こすことがあるが、肺炎を起こした場合の致死率は高い。

  • 26

    事例 あなたはL病院に勤務する感染管理看護師です。2017年4月から心臓血管外科病棟でSSIサーベイランスを開始しています。 心臓血管外科病棟に入院中のM氏が、5月1日に僧帽弁形成術を受けましたが、5月7日に38℃を超える発熱と創部の発赤を認めました、担当医が創部を開放したところ黄色の膿汁の流出を認め、膿汁からはメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)が検出されました。担当医はM氏に対してリネゾリドの経静脈投与を開始しました。 M氏から検出されたMRSAの抗菌薬感受性を確認したところ、βラクタム薬を除く薬剤に感受性を示していました。M氏はアトピー性皮膚炎が既往にあり、近隣の皮膚科に通院中でした。 M氏は402号室(4床室)に入院中で、M氏と同室に3名の患者が入院しています。 問.心臓血管外科病棟で実施する感染対策について正しいものを2つ選択しなさい。

    M氏のみを402号室から個室に移動する。, M氏の高頻度接触環境表面を、低水準消毒薬を含むクロスで1日1回以上拭く運用を開始する。

  • 27

    事例 あなたはL病院に勤務する感染管理看護師です。2017年4月から心臓血管外科病棟でSSIサーベイランスを開始しています。 心臓血管外科病棟に入院中のM氏が、5月1日に僧帽弁形成術を受けましたが、5月7日に38℃を超える発熱と創部の発赤を認めました、担当医が創部を開放したところ黄色の膿汁の流出を認め、膿汁からはメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)が検出されました。担当医はM氏に対してリネゾリドの経静脈投与を開始しました。 M氏から検出されたMRSAの抗菌薬感受性を確認したところ、βラクタム薬を除く薬剤に感受性を示していました。M氏はアトピー性皮膚炎が既往にあり、近隣の皮膚科に通院中でした。 M氏は402号室(4床室)に入院中で、M氏と同室に3名の患者が入院しています。 問.あなたは心臓血管外科医師と看護師に対し、手術部位感染予防策を提案することにしました。提案する内容で正しいものを2つ選択しなさい。

    心臓血管外科手術を受ける患者に対し、術前にメチシリン感受性黄色ブドウ球菌(MSSA)およびMRSAの検出を目的とした鼻腔培養検査を実施し、MSSAまたはMRSAを保菌している患者にムピロシン2%軟膏を用いた除菌を行う。, 手術前日と手術当日にクロルヘキシジンシャワー浴または清拭を行う。

  • 28

    事例 あなたはN病院に勤務する感染管理看護師です。N病院の内視鏡室では、定期的にスコープの細菌検査を実施しています。ある日、内視鏡室の看護師から「定期細菌検査を行ったところ、スコープ10本中2本から大腸菌が検出された」と連絡がありました。あなたが内視鏡室を訪問し、内視鏡の管理状況について確認したところ、以下の事項が判明しました。 ・スコープを使用直後に、ベッドサイドでスコープ外装面を水拭きしている。 ・スコープは、用手洗浄後に自動洗浄・消毒装置を用いて洗浄・消毒している。 ・スコープの消毒には過酢酸を使用している。 ・漏水テストは、毎週月曜日に実施している。 ・自動洗浄・消毒装置から取り出したスコープは、外装面を拭いた後、平らな容器に寝かせた状態で保管している。 問.N病院の内視鏡室で使用されている過酢酸に関する説明で正しいものを2つ選択しなさい。

    過酢酸濃度が0.2%を下回ると十分な殺菌効果が得られないため、使用前に濃度の確認が必要である。, 劣化のおそれがあるため天然ゴム・生ゴムへの使用は避ける必要がある。

  • 29

    事例 あなたはN病院に勤務する感染管理看護師です。N病院の内視鏡室では、定期的にスコープの細菌検査を実施しています。ある日、内視鏡室の看護師から「定期細菌検査を行ったところ、スコープ10本中2本から大腸菌が検出された」と連絡がありました。あなたが内視鏡室を訪問し、内視鏡の管理状況について確認したところ、以下の事項が判明しました。 ・スコープを使用直後に、ベッドサイドでスコープ外装面を水拭きしている。 ・スコープは、用手洗浄後に自動洗浄・消毒装置を用いて洗浄・消毒している。 ・スコープの消毒には過酢酸を使用している。 ・漏水テストは、毎週月曜日に実施している。 ・自動洗浄・消毒装置から取り出したスコープは、外装面を拭いた後、平らな容器に寝かせた状態で保管している。 問.スコープの管理を改善するために、内視鏡室職員に指導する内容として正しいものを2つ選択しなさい。

    漏水テストは、症例ごとに実施する。, スコープは、内腔を乾燥させたあと、送気・送水ボタン、吸引ボタン、鉗子栓などを外して、保管庫につるして保管する。

  • 30

    事例 あなたはO病院に勤務する感染管理看護師です。ある日、小児科病棟の4人床(302号室)に入院中の患者がRSウイルスによる気管支炎を発症したとの連絡を受けました。あなたが小児科病棟で情報収集を行ったところ、以下のことがわかりました。 ・発症した患者は、哺乳力不良の精査目的で入院中の6か月の乳児P氏である。 ・発症後P氏は個室に移動しており、個室の入り口にサージカルマスクが設置されている。 ・同室患者は、虫垂炎術後の3歳男児Q氏と21トリソミーの10カ月男児R氏である。 ・明日、302号室の空床には、気管支肺異形成症(CLD)の1歳男児S氏が入院する予定である。 問.RSウイルス感染症について小児科病棟の看護師に説明する内容で正しいのはどれか。

    乳児の50%が生後1年以内にRSウイルス感染症に罹患し、そのうち5分の1が下気道疾患を引き起こすと報告されている。

  • 31

    事例 あなたはO病院に勤務する感染管理看護師です。ある日、小児科病棟の4人床(302号室)に入院中の患者がRSウイルスによる気管支炎を発症したとの連絡を受けました。あなたが小児科病棟で情報収集を行ったところ、以下のことがわかりました。 ・発症した患者は、哺乳力不良の精査目的で入院中の6か月の乳児P氏である。 ・発症後P氏は個室に移動しており、個室の入り口にサージカルマスクが設置されている。 ・同室患者は、虫垂炎術後の3歳男児Q氏と21トリソミーの10カ月男児R氏である。 ・明日、302号室の空床には、気管支肺異形成症(CLD)の1歳男児S氏が入院する予定である。 問.小児科病棟において実施する必要がらうRSウイルス感染対策の組み合わせはどれか。

    P氏の病室入り口に、手袋とガウンを設置し、接触予防策を開始する。, S氏は、小児科病棟302号室ではない病室に入院させる。

  • 32

    事例 あなたはT病院の感染管理看護師です。2017年3月10日、救命救急センターから「昨夜搬送され、入院した患者U氏が結核を発病している可能性がある」と連絡がありました。あなたは以下のような状況を確認しました。 ・搬送時に撮影したU氏の胸部レントゲン上、右肺上葉に異常陰影を認めた。 ・U氏の呼吸状態は悪く、初療室で気管挿管が行われた。 ・初療の担当は医師1名、研修医1名、看護師1名で、全員がサージカルマスクを着用していた。 ・現在U氏は、人工呼吸器管理中で救命救急センターの個室に入室している。 ・気管挿管時に提出した喀痰培養塗抹検査の結果、抗酸菌が陽性(1+)であった。 ・U氏は1カ月前から咳をしていたが、病院を受診していなかった。 ・核酸増幅法(PCR法)の結果は3月12日に判明する予定である。 問.3月10日の状況に基づく判断で正しいものを2つ選択しなさい。

    核酸増幅法(PCR法)が陰性であったとしても、偽陰性の可能性を疑う必要がある。, 結核菌の耐性化を避けるため、作用点の異なる抗結核薬を複数組み合わせた多剤併用療法を少なくとも6か月間継続する必要がある。

  • 33

    事例 あなたはT病院の感染管理看護師です。2017年3月10日、救命救急センターから「昨夜搬送され、入院した患者U氏が結核を発病している可能性がある」と連絡がありました。あなたは以下のような状況を確認しました。 ・搬送時に撮影したU氏の胸部レントゲン上、右肺上葉に異常陰影を認めた。 ・U氏の呼吸状態は悪く、初療室で気管挿管が行われた。 ・初療の担当は医師1名、研修医1名、看護師1名で、全員がサージカルマスクを着用していた。 ・現在U氏は、人工呼吸器管理中で救命救急センターの個室に入室している。 ・気管挿管時に提出した喀痰培養塗抹検査の結果、抗酸菌が陽性(1+)であった。 ・U氏は1カ月前から咳をしていたが、病院を受診していなかった。 ・核酸増幅法(PCR法)の結果は3月12日に判明する予定である。 問.救命救急センターの職員に対して指導する内容で正しいのはどれか。

    N95微粒子用マスクの着用後は、ユーザーシールチェックを実施する。

  • 34

    事例 あなたはT病院の感染管理看護師です。2017年3月10日、救命救急センターから「昨夜搬送され、入院した患者U氏が結核を発病している可能性がある」と連絡がありました。あなたは以下のような状況を確認しました。 ・搬送時に撮影したU氏の胸部レントゲン上、右肺上葉に異常陰影を認めた。 ・U氏の呼吸状態は悪く、初療室で気管挿管が行われた。 ・初療の担当は医師1名、研修医1名、看護師1名で、全員がサージカルマスクを着用していた。 ・現在U氏は、人工呼吸器管理中で救命救急センターの個室に入室している。 ・気管挿管時に提出した喀痰培養塗抹検査の結果、抗酸菌が陽性(1+)であった。 ・U氏は1カ月前から咳をしていたが、病院を受診していなかった。 ・核酸増幅法(PCR法)の結果は3月12日に判明する予定である。 問.3月12日に核酸増幅検査の結果が結核菌陽性であると判明したため、「感染症法に基づく結核の接触者健康診断の手引き」に従い、U氏との接触者に対して健診を行うことになりました。接触者健診に関する説明で正しいものを2つ選択しなさい。

    初療室でU氏の初療を担当していた3名は「濃厚接触者」と定義される。, U氏の感染性期間は3カ月前を始期とする。

  • 35

    事例 あなたはV病院に勤務する感染管理看護師です。8月31日に病棟師長から看護師Wが麻疹を発症して入院していると報告がありました。看護師Wについて情報収集を行ったところ、以下の内容が判明しました。 8月12日から17日 観光目的で中国へ渡航した。 8月27日 38℃の発熱、咳、鼻汁が出現したが、風邪と考え、マスクを着用して日勤勤務を行った。 8月28日 休暇。38℃の発熱が続いた。 8月29日 休暇。37℃まで解熱した。 8月30日 40℃の発熱と発疹が出現したため、救急外来を受診した。医師が麻疹の可能性を疑い入院となった。 8月31日 前日に救急外来で看護師Wに対して行った血液検査の結果を確認したところ、麻疹IgM抗体およびIgG抗体は陰性であった。また、看護師Wのワクチン接種歴を確認したところ、幼少期にMR(麻疹・風疹混合)ワクチン1回のみ接種していた。 問.看護師Wを診察した医師が、8月30日に行う必要がある対応として正しいものを2つ選択しなさい。

    看護師Wを直ちに陰圧室に隔離する。, 直ちに保健所に麻疹の発生届を提出する。

  • 36

    事例 あなたはV病院に勤務する感染管理看護師です。8月31日に病棟師長から看護師Wが麻疹を発症して入院していると報告がありました。看護師Wについて情報収集を行ったところ、以下の内容が判明しました。 8月12日から17日 観光目的で中国へ渡航した。 8月27日 38℃の発熱、咳、鼻汁が出現したが、風邪と考え、マスクを着用して日勤勤務を行った。 8月28日 休暇。38℃の発熱が続いた。 8月29日 休暇。37℃まで解熱した。 8月30日 40℃の発熱と発疹が出現したため、救急外来を受診した。医師が麻疹の可能性を疑い入院となった。 8月31日 前日に救急外来で看護師Wに対して行った血液検査の結果を確認したところ、麻疹IgM抗体およびIgG抗体は陰性であった。また、看護師Wのワクチン接種歴を確認したところ、幼少期にMR(麻疹・風疹混合)ワクチン1回のみ接種していた。 問.8月31日に得られた情報に基づく判断で正しいのはどれか。

    看護師Wは、発疹出現から7日目の9月5日まで就業停止とする。