問題一覧
1
敗血症(セプシス)を示唆する徴候はどれか1つ選べ。
呼吸数≧22回/分
2
敗血症性ショック時に第一選択薬となるカテコールアミンはどれか1つ選べ。
ノルアドレナリン
3
敗血症性ショック時の血糖管理について正しいのはどれか1つ選べ。
血糖を180㎎/dL以下を目標にコントロールする
4
感染症診療において病原微生物を推定したり確定する意義として間違っているものは何か1つ選べ。
感染部位の見直しには役に立たない
5
敗血症に関して間違っているものはどれか1つ選べ。
qSOFAの項目に脈拍数が含まれる
6
クリンダマイシンに関して正しい記載はどれか1つ選べ。
髄液移行は不良である
7
ペプチドグリカン層の外側に外膜があるのはグラム陽性菌である
誤
8
菌血症・敗血症に関して間違っているものはどれか1つ選べ。
敗血症性ショックで全身血管抵抗は上がる
9
グラム染色について間違っているものはどれか1つ選べ。
結果を得るまでに数日を要する
10
βラクタム系抗菌薬の副作用について正しい記載どれか2つ選べ。
カルバペネム系抗菌薬はバルプロ酸との併用でてんかん発作のリスクが上昇するため使用してはならない, タゾバクタム/ピペラシリンとバンコマイシンを併用することで急性腎障害の発生リスクが上昇する恐れがあり腎機能を確認しながら治療を行う必要がある
11
敗血症(セプシス)の初期診療で間違っているものはどれか1つ選べ。
すぐに広域抗菌薬を開始する
12
消化器潰瘍予防薬について誤っている表記はどれか1つ選べ。
敗血症性ショックの患者にはすべて消化器潰瘍予防薬を投与すべきである
13
ペニシリンアレルギーについて正しい記載はどれか1つ選べ。
セフタジジムとアズトレオナムは類似している構造を持つため交差アレルギーを起こす可能性がある
14
次の説明文で間違っているものはどれか1つ選べ。
メトロニダゾールはRNAポリメラーゼを阻害し嫌気性菌に抗菌活性を発揮する
15
アミノグリコシド系抗菌薬の副作用について正しい記載はどれか2つ選べ。
難聴などの副作用は投与から時間が経過して発生することもあるため毎日のモニタリングが重要である, 腎機能障害の副作用は最低血中濃度が高いとリスクが増加する
16
以下の文章で正しいものはどれか1つ選べ。
結核の治療を行う際に外科治療が必要になることがある
17
肺炎の治療に関して間違っているものはどれか1つ選べ。
画像所見が消失するまで治療を継続する
18
グラム陽性球菌に当てはまらない微生物はどれか2つ選べ。
インフルエンザ桿菌, 大腸菌
19
風邪では合わない症状はどれか1つ選べ。
悪寒戦慄
20
キノロン系抗菌薬について正しい記載はどれか1つ選べ。
レボフロキサシンは腎排泄型薬剤である
21
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)について正しいものを1つ選べ。
治療の第一選択薬はバンコマイシンである
22
抗菌薬を処方しない方が良いかもれしれない腸炎はどれか1つ選べ。
腸管出血性大腸菌
23
急性前立腺炎の説明として間違っているものはどれか1つ選べ。
前立腺の圧痛がなければ前立腺炎は否定できる
24
アジスロマイシンについて正しい記載はどれか1つ選べ。
アジスロマイシンは肝代謝である
25
呼吸副雑音のうち間違っている説明はどれか1つ選べ。
late inspiration cracklesは吸気の最初に聞こえるものである
26
Clostridioides difficile感染症の治療について正しい記載はどれか2つ選べ。
Clostridioideds difficile感染症の治療コストが最も安いのはメトロニダゾールである, 適切に治療をしても約30%の患者で再発を認めることがある
27
第4世代セフェムについて正しい記載はどれか1つ選べ。
AMP-C産生菌に有効である
28
胃液分泌の最終段階を阻害するのはどれか1つ選べ。
プロトポンプ阻害剤
29
基質拡張型βラクタマーゼ(ESBL)について正しいものを1つ選べ。
敗血症などの重症のESBL産生菌による感染に対してカルバペネム系薬は第一選択である
30
尿路感染症の起因菌になりにくい微生物はどれか2つ選べ。
インフルエンザ桿菌, 肺炎球菌
31
「フォーカス不明」の感染症になりやすいものはどれか2つ選べ。
脳腫瘍, チフス
32
頻呼吸の原因で間違っているものどれか1つ選べ。
脳圧亢進
33
第3世代セフェムについて正しい記載はどれか1つ選べ。
セフォタキシムは腎排泄型の抗菌薬である
34
qSOFAの説明で正しいものはどれか1つ選べ。
SIRSに比べ死亡率を反映したため重症疾患を判断しやすい
35
次のうち感染性腸炎と考えられる症例はどれか1つ選べ。
悪心の後、嘔吐と水様下痢が頻回にある患者
36
MICについて正しいものはどれか1つ選べ。
感受性がSであり、十分量投与されれば効果があるとされている
37
ST合剤について誤っているものはどれか1つ選べ。
有機カチオン/H+交換輸送体を阻害しカリウムの排泄を阻害する
38
副作用について正しい記載はどれか1つ選べ。
アナフィラキシーや抗菌薬関連下痢症は全ての抗菌薬で生じる副作用である
39
21歳、男性、既往歴なし。4日前にバーベキューをした。昨日より39℃台の高熱、腹痛が認められ、今朝より頻回の水様性下痢が認められるようになり受診。全身状態は悪い。便グラム染色を行った。最も適切と思われる治療はどれか1つ選べ。
アジスロマイシン
40
血液培養陽性になりやすい微生物、病態はどれか1つ選べ。
黄色ブドウ球菌による感染性心内膜炎
41
薬剤耐性(AMR)に関して正しい文章はどれか1つ選べ。
AMRの原因の一つに不適切な抗菌薬使用がある
42
ノロウイルスの迅速検査を行うべき状況はどれか1つ選べ。
院内感染アウトブレイク時
43
胆道感染症を疑った際の身体診察はどれか2つ選べ。
右季肋部叩打痛, Murphy徴候
44
抗癌剤治療により発熱性好中球減少症の合併頻度が最も高い悪性腫瘍はどれか1つ選べ。
急性骨髄性白血病
45
便のグラム染色で診断できる菌はどれか1つ選べ。
カンピロバクター
46
腎盂腎炎の可能性が最も高い症例はどれか1つ選べ。
発熱あり+頻尿あり+左CVA叩打痛陽性
47
敗血症の治療として好ましくないものはどれか1つ選べ。
積極的にガンマグロブリン製剤(国内)、遺伝子組み換え型トロンボモジュリン、エンドトキシン吸着療法を行う
48
フルオロキノロン系抗菌薬の副作用について正しい記載はどれか1つ選べ。
非ステロイド系消炎鎮痛薬(NSAIDs)やテオフィリンなどとの併用でてんかん発作などのリスクが上昇する
49
インフルエンザでもっともみられる症状はどれか1つ選べ。
咳
50
感染症診療の三角形に含まれないものはどれか1つ選べ。
バイタルサイン
51
細胞外液輸液製剤の副作用について正しい記載はどれか1つ選べ。
大量投与により心不全リスクが増加するため水分出納に注意して管理する
52
EBウイルス既感染と思われる検査結果はどれか1つ選べ。
EBNA陽性
53
尿培養検査について間違っているものはどれか1つ選べ。
膀胱留置カテーテルが挿入されている場合はバッグ内から採取する
54
バンコマイシンについて正しいものはどれか1つ選べ。
ペプチドグリカン層の横の架橋形成を阻害する
55
第1世代セフェム(セファゾリン・セファレキシン)について正しい記載はどれか1つ選べ。
MSSA感染症の第一選択薬である
56
発熱患者から検出された培養検査のうち起因菌であることを強く疑うものはどれか1つ選べ。
血液培養2セットから黄色ブドウ球菌を検出
57
腸球菌について正しいものを1つ選べ。
バンコマイシン耐性腸球菌(VRE)となる腸球菌は、フェシウムが多く、フェカーリスは少ない
58
痰のグラム染色で間違っているものはどれか1つ選べ。
肺炎球菌の場合は尿中抗原ほど有用ではない
59
マクロライド系について正しいものはどれか1つ選べ。
バイオフィルム形成抑制作用があるが、16員環にはこの作用はない
60
Sepsis-3に関して間違っているものはどれか1つ選べ。
敗血症性ショックは十分な補液の有無によらずに平均血圧、乳酸値で判断する
61
敗血症と診断するのに必要な項目はどれか3つ選べ。
意識レベル, 呼吸数, 血圧
62
迅速発育菌はどれか1つ選べ。
M.abscessus
63
ミノサイクリンについて正しい記載はどれか1つ選べ。
経口薬の吸収は良好である
64
利尿剤の副作用について正しい記載はどれか2つ選べ。
フロセミドなどのループ利尿薬はカリウムの再吸収を阻害することで低カリウム血症の副作用を起こす, 高カリウム血症は短時間で重篤な症状に陥りやすいためこまめなモニタリングが重要である
65
輸液の追加投与の基準となる項目はどれか1つ選べ。
全ての選択肢
66
次のうち感染症の診断で最も重要性が低いものはどれか1つ選べ。
CRP
67
もっとも感度が高い結核を診断するための検査はどれか1つ選べ。
培養検査
68
誤嚥性肺炎に関して間違っているものはどれか1つ選べ。
全例に抗菌薬投与が推奨される
69
昇圧剤の副作用について正しい記載はどれか1つ選べ。
アドレナリン反転はノルアドレナリン使用によりリスクを下げることができる
70
点滴用カリウム製剤について正しい文章はどれか1つ選べ。
20ml/時間以下の投与速度を守った
71
ポリファーマシーに関する説明のうち間違っているものはどれか1つ選べ。
6剤以上でなければポリファーマシーとはならない
72
喀痰培養検査について間違っているものはどれか1つ選べ。
どうしても痰が出ない場合は唾液を提出する
73
オキサゾリジノン系について誤っているものはどれか1つ選べ。
同成分で注射剤と経口剤があるので経口スイッチが可能であるが、バイオアベイラビリティを考慮して投与量を約2倍にする
74
意識障害の原因で間違っているものどれか1つ選べ。
低K血症
75
セプシスの治療方針として正しいものはどれか1つ選べ。
起因菌が判明したら積極的にde-escalationを行う
76
AmpC型βラクタマーゼについて正しいものを1つ選べ。
染色体性のAmpC型βラクタマーゼによる感染症では、第3世代セフェム系薬を長期間使用していると徐々に耐性化し、治療に失敗する可能性がある
77
気管支炎・肺炎で間違っているものはどれか1つ選べ。
気管支炎と診断したら抗菌薬が必要である
78
抗菌薬の(血中濃度と比較して)髄液移行性について正しい組み合わせはどれか1つ選べ。
セファゾリン=ほぼ0%
79
アナフィラキシーについて正しい記載はどれか1つ選べ。
90%の割合で皮膚症状を認めるが、皮膚症状の無いアナフィラキシーも存在する
80
抗菌薬の濃度がMICを超えており、且つ効果があれば濃度依存性があるとされている。
誤
81
血圧を規定する因子で間違っているものどれか1つ選べ。
体温
82
卵巣嚢腫の既往を有する47歳、日本人女性、受診1週間前より膀胱刺激症状があり、2日前より悪寒戦慄を伴う発熱が認められた。海外渡航歴・動物接触歴・シックコンタクトなし。体温40℃、血圧110/60mmHg、脈拍114回/分、呼吸20回/分、SpO2 95%(室内気)、右CVA knock pain(+)、尿中WBC30-49/HPF、初期対応として間違ったものはどれか1つ選べ。
培養採取する前に速やかに抗菌薬の点滴投与を行う
83
鎮静剤の副作用について正しい記載はどれか2つ選べ。
オピオイド薬の過量投与に対して拮抗剤であるナロキソンを使用する, ベンゾジアゼピン系薬の過量投与に対して拮抗薬であるフルマゼニルを使用する
84
血漿と等張な輸液でないのはどれか1つ選べ。
蒸留水(注射用水)
85
咽頭炎より咽後膿瘍を疑わせる所見はどれか1つ選べ。
開口障害
86
IGRAの結果がもっとも重要な状況はどれか1つ選べ。
潜伏結核の診断
87
以下の文章で間違ったものはどれか1つ選べ。
尿中白血球を認めたら尿路感染症と診断する
88
この中でα作用を持つものはどれか1つ選べ。
アドレナリン、ノルアドレナリン、ドパミン、ドブタミンの全て
89
頻脈の原因で間違っているものどれか1つ選べ。
高K血症
90
肺結核の画像所見として合わないものはどれか1つ選べ。
中葉の気管支拡張像
91
グリコペプチド系抗菌薬の副作用について正しい記載はどれか1つ選べ。
血中濃度が高濃度になると腎機能障害の発生頻度が増加するため血中濃度を適切に保つ必要がある
92
バンコマイシンについて正しい記載はどれか1つ選べ。
MRSA感染症の第一選択薬である
93
薬剤熱について正しいものはどれか1つ選べ。
入院中の発熱の原因として多い
94
この中で一番ナトリウムイオンの含有が多いのはどれか1つ選べ。
生理食塩液
95
次のうち副腎皮質ステロイドの適応でないのはどれか1つ選べ。
血圧の安定した敗血症
96
感染症の診断で正しいものはどれか1つ選べ。
排尿時痛や頻尿がなくても尿路感染の可能性は否定できない
97
ペニシリンGについて正しい記載はどれか1つ選べ。
ペニシリンG投与時には高K血症と血管炎に注意する
98
大腸型の下痢を来しやすい病原体はどれか1つ選べ。
腸管出血性大腸菌
99
急性胆管炎の治療で最も重要な事項はどれか1つ選べ。
胆管閉塞解除
100
アミノグリコシド系について正しいものはどれか1つ選べ。
分布容積は平均的に0.25L/㎏程度と低い