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第20回(2012年)感染管理認定看護師 認定審査
40問 • 1年前
  • 秋葉昌人
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    問題一覧

  • 1

    飛沫予防策に関する説明で、正しいのはどれか。

    A群溶結性連鎖球菌による肺炎には、効果的な抗菌薬による治療開始後24時間が経過するまで飛沫予防策を実施する。

  • 2

    エンベロープを有するウイルスを2つ選択しなさい。

    B型肝炎ウイルス, インフルエンザウイルス

  • 3

    滅菌に関する説明で、誤っているのはどれか。

    プラスチック製品やセルロース類には、過酸化水素低温ガスプラズマ滅菌が適している。

  • 4

    免疫に関する説明で、正しいものを2つ選択しなさい。

    ウイルス感染後は、まずIgMが上昇して短時間で消失し、やや遅れてIgGが上昇して長期間にわたり高い抗体かを維持する。, インフルエンザにおける発熱は、ウイルス感染によって誘発されたインターフェロンが発熱因子として作用するために起こる。

  • 5

    生体に使用する消毒薬に関する説明で、正しいものを2つ選択しなさい。

    粘膜の消毒にベンザルコニウム塩化物を使用する場合の適切な濃度は、0.01~0.025%である。, ポピドンヨードは、ショックを引き起こす可能性があるため、腹腔や胸腔には使用しない。

  • 6

    針刺し後の感染予防策に関する説明で、正しいのはどれか。

    HBs抗原陽性血液による針刺しが発生し、受傷者がB型肝炎ワクチンに対して無反応者である場合、受傷からできるだけ早く(24時間以内が望ましい)抗HBsヒト免疫グロブリンを接種する。

  • 7

    薬剤耐性菌に関する説明で、正しいものを2つ選択しなさい。

    感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律に基づく届け出基準では、VRSAはバンコマイシンのMIC値が32μg/ml以上の黄色ブドウ球菌と規定されている。, 薬剤耐性緑膿菌には、メタロβーラクタマーゼを産生するものがある。

  • 8

    2008年に公開された「消化器内視鏡の洗浄・消毒マルチソサイエティガイドライン(消化器内視鏡の洗浄・消毒マルチソサイエティガイドライン作成員会)」に記載されている内容で、正しいものを2つ選択しなさい。

    吸引・鉗子チャンネルについては、チャンネル掃除ブラシを用いて、全てのチャンネルをブラッシングし、最後にブラシに汚れが付着していないことを目視で確認しなければならない。, 消毒薬で消毒後、内視鏡チャンネルはチャンネル洗浄具を用いて、大量の水道水ですすがなければならない。

  • 9

    検体の採取および取り扱いに関する説明で正しいものを2つ選択しなさい。

    Compylobacter属の検出を目的とした検体を保存する場合は、冷蔵庫ではなく、室温で保存する。, Chlamydia trachomatisの尿検査では、初尿を採取する。

  • 10

    手術部位感染予防に有効性を認める対策はどれか。

    術後の血糖値を200㎎/dl以下に保つよう調整する。

  • 11

    感染症と特徴的な症状の組み合わせで正しいものを2つ選択しなさい。

    腸管出血性大腸菌ー血便, 破傷風ー後弓反張

  • 12

    医療器具関連感染予防策に関する説明で正しいものを2つ選択しなさい。

    2009年に公開された「カテーテル関連尿路感染の予防のためのCDCガイドライン」によると、採尿バッグを定期的に空にして、尿流を妨げないように維持することが推奨されている。, 2011年に公開された「血管内留置カテーテル関連尿路感染の予防のためのCDCガイドライン」によると、緊急対応のため無菌操作が確実に実施できずに挿入した中心静脈カテーテルは、48時間以内に入れ替えることが推奨されている。

  • 13

    感染症に関する説明で誤っているのはどれか。

    Clostridium difficileはヒトの腸管に常在し、抗菌薬投与により大腸細菌叢が乱されると増殖して偽膜性大腸炎を起こすが、ヒトからヒトへ感染することはない。

  • 14

    ワクチンに関する説明で正しいものを2つ選択しなさい。

    HibワクチンのHibとは、インフルエンザ菌b型の略称である。, 65歳以上の高齢者には、23価肺炎球菌ワクチンを接種することが推奨されている。

  • 15

    統計学に関する説明で正しいものを2つ選択しなさい。

    症例対照研究において、オッズ比を算出することができる。, 中心ライン関連血流感染(CLABSI)を発症した患者100人について調査をしたところ、中心ライン挿入からCLABSIを発症するまでの平均日数は12日、標準偏差は2日であった。中心ライン挿入から16日以上経過してCLABSIを発症した患者は全体の約2.5%である。

  • 16

    学校保健法および感染症法に関する説明で、正しいのはどれか。

    麻疹は、学校保健安全法において第2種の感染症に指定される。

  • 17

    結核予防策に関する説明で、正しいのはどれか。

    活動性肺結核の患者が検査のために病室を出る場合は、外科用マスクを着用する。

  • 18

    2008年に公開された「透析医療における標準的な透析操作と院内感染予防に関するマニュアル」に記載されている内容で、正しいものを2つ選んでください。

    B型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルスによる新たな感染が起きていないことを確かめる目的で、HBs抗原、HBs抗体、HCV抗体検査を年2回以上定期的に行う。, 肝炎ウイルス陽性の患者に使用する聴診器、体温計、血圧計は当該患者専用とする。

  • 19

    2010年に公開された「感染症法に基づく結核の接触者健診診断の手引き」に基づく内容で、正しいのはどれか。

    QFT検査は、原則として結核患者との最終接触から8週間以上経過した後に実施する。

  • 20

    ファシリティマネジメントに関する説明で、正しいものを2つ選んでください。

    2008年に改訂された「大量調理施設衛生管理マニュアル」では、施設の運営管理責任者は、調理従業者等に嘔吐、下痢、発熱等の症状があった場合、あるいは手指等に化膿創があった場合には、調理作業に従事させてはならないとしている。, 2004年に公開された日本医療福祉設備協会企画「病院空調設備の設計・管理指針」では、気管支鏡検査を行う内視鏡室は汚染管理区域であり、室内圧は陰圧で管理するとしている。

  • 21

    事例 あなたは、A病院の感染管理看護師です。A病院の感染対策チーム(ICT)は、2012年度に従業員の手指衛生実施率を明らかにし、改善するプロジェクトを立ち上げました。あなたは、手指衛生実施率を明らかにする方法として、手指衛生に関する従業員の行動を直接観察することを提案しました。この提案は、ICTおよび感染対策委員会の承認を受けました。従業員の行動観察は、あなたを含む数名のICTメンバーで行うことになりました。 問.あなたは、従業員の行動観察を行うICTメンバーに対し、適切な手指衛生について説明することになりました。ICTメンバーに対する説明内容で、正しいのはどれか。

    Clostridium difficile腸炎を起こしている患者のケアを行った後は、擦式アルコール製剤を使用せず、石鹸と流水による手指衛生を実施する。

  • 22

    事例 あなたは、A病院の感染管理看護師です。A病院の感染対策チーム(ICT)は、2012年度に従業員の手指衛生実施率を明らかにし、改善するプロジェクトを立ち上げました。あなたは、手指衛生実施率を明らかにする方法として、手指衛生に関する従業員の行動を直接観察することを提案しました。この提案は、ICTおよび感染対策委員会の承認を受けました。従業員の行動観察は、あなたを含む数名のICTメンバーで行うことになりました。 問.A病院の手指衛生実施率は40%程度であることがわかりました。そこで、手指衛生の実施率を改善するための取り組みを行うことになりました。手指衛生を促進する取り組みで、誤っているのはどれか。

    個々の医療従事者に対する手指衛生実施率のフィードバックは、叱責と受け取られる恐れがあるため行わない。

  • 23

    事例 あなたは、B病院に勤務する感染管理看護師です。2012年4月7日に救急外来から、C病棟に勤務する看護師D(33歳、女性)が水痘を発症した疑いがあるとの連絡が入りました。担当医師に確認すると、看護師Dの経過について、以下の事実がわかりました。 4月4日 日勤勤務を行った。体調に変化はなかった。 4月5日 微熱を認めたが、予定通り日勤勤務を行った。 4月6日 午後3時ごろに出勤し、午後5時から夜勤勤務を開始した。間もなく、顔面に紅い点状の小丘疹が数個点在していることに気づいたが、勤務は継続した。 4月7日 午後7時ごろ、顔面の小丘疹が増加し、水疱に変化しているのを出勤した上司に指摘され、B病院の救急外来を受診した。診察の結果、体幹にも同様に水疱が確認され、約2週間前に播種性帯状疱疹の患者を担当していたこと、水痘ワクチン接種歴と明らかな水痘罹患歴がないことが判明した。 問.担当医師が看護師Dへの対応についてあなたに尋ねました。担当医師への回答で、正しいのはどれか。

    看護師Dは、水疱が痂皮化するまで就業停止とする。

  • 24

    事例 あなたは、B病院に勤務する感染管理看護師です。2012年4月7日に救急外来から、C病棟に勤務する看護師D(33歳、女性)が水痘を発症した疑いがあるとの連絡が入りました。担当医師に確認すると、看護師Dの経過について、以下の事実がわかりました。 4月4日 日勤勤務を行った。体調に変化はなかった。 4月5日 微熱を認めたが、予定通り日勤勤務を行った。 4月6日 午後3時ごろに出勤し、午後5時から夜勤勤務を開始した。間もなく、顔面に紅い点状の小丘疹が数個点在していることに気づいたが、勤務は継続した。 4月7日 午後7時ごろ、顔面の小丘疹が増加し、水疱に変化しているのを出勤した上司に指摘され、B病院の救急外来を受診した。診察の結果、体幹にも同様に水疱が確認され、約2週間前に播種性帯状疱疹の患者を担当していたこと、水痘ワクチン接種歴と明らかな水痘罹患歴がないことが判明した。 問.看護師Dと接触した者への対応で正しいものを2つ選んでください。

    4月4日から4月7日まで、C病棟に入院していた患者と勤務した職員を把握する。, 水痘に対する免疫がない接触者には、看護師Dとの最終接触から72時間以内に医学的に禁忌でない限り、緊急水痘ワクチンを接種する。

  • 25

    事例 あなたは、B病院に勤務する感染管理看護師です。2012年4月7日に救急外来から、C病棟に勤務する看護師D(33歳、女性)が水痘を発症した疑いがあるとの連絡が入りました。担当医師に確認すると、看護師Dの経過について、以下の事実がわかりました。 4月4日 日勤勤務を行った。体調に変化はなかった。 4月5日 微熱を認めたが、予定通り日勤勤務を行った。 4月6日 午後3時ごろに出勤し、午後5時から夜勤勤務を開始した。間もなく、顔面に紅い点状の小丘疹が数個点在していることに気づいたが、勤務は継続した。 4月7日 午後7時ごろ、顔面の小丘疹が増加し、水疱に変化しているのを出勤した上司に指摘され、B病院の救急外来を受診した。診察の結果、体幹にも同様に水疱が確認され、約2週間前に播種性帯状疱疹の患者を担当していたこと、水痘ワクチン接種歴と明らかな水痘罹患歴がないことが判明した。 問.B病院では、今回の事例を契機に、職員の流行性ウイルス感染症(麻疹、水痘、風疹、流行性耳下腺炎:以下MMRV)に対する免疫を確認することになりました。MMRVの免疫確認に関する記載で、正しいのはどれか。

    水痘は一度罹患すると終生免疫を得られると考えられている。

  • 26

    事例 あなたは、E病院の感染管理認定看護師です。ある日、造血幹細胞移植病棟において同種造血幹細胞移植後の患者2名が、レジオネラ肺炎を発症したとの報告を受けました。同病棟では、これまでにレジオネラ肺炎を発症した患者はいませんでした。あなたは医療関連のレジオネラ肺炎が発生したと判断し、対応を行うことになりました。 問.新たなレジオネラ肺炎の発生を防ぐための対策で、誤っているのはどれか。

    レジオネラ肺炎を発症した患者に、空気感染予防策を実施する。

  • 27

    事例 あなたは、E病院の感染管理認定看護師です。ある日、造血幹細胞移植病棟において同種造血幹細胞移植後の患者2名が、レジオネラ肺炎を発症したとの報告を受けました。同病棟では、これまでにレジオネラ肺炎を発症した患者はいませんでした。あなたは医療関連のレジオネラ肺炎が発生したと判断し、対応を行うことになりました。 問.この事例を契機に、造血幹細胞移植病棟の感染予防策を見直すことになりました。造血幹細胞移植病棟で実施する感染予防策で正しいものを2つ選んでください。

    毎月1回、シャワー頭部やエアレーターの蛇口部分を取り外し、洗浄した後、塩素系消毒薬を用いて消毒する。, 部屋の換気回数は、1時間あたり12回以上に維持する。

  • 28

    造血幹細胞移植患者の免疫に関する記載で、誤っているのはどれか。

    発熱性好中球減少症は、好中球の減少によって起こる発熱を主体とした病態であり、感染症を併発している可能性は5%未満と極めて低い。

  • 29

    サーベイランスに関する説明で、正しいのはどれか。

    NHSNレポートを使用して、医療器具使用比を比較(ベンチマーキング)することが可能である。

  • 30

    事例 あなたは500床のF病院で勤務する感染管理看護師です。あなたは2011年4月から、ICUで中心ライン関連血流感染(以下、CLABSI)サーベイランスを開始し、6か月間のデータをNHSNレポートに掲載されたデータと比較(ベンチマーキング)しました。その結果、F病院ICUのCLABSI発生密度率は、NHSNレポートデータの90パーセンタイル値を上回っていました。そこで、CLABSI発生密度率を低減することを目的に、同年10月からICUにおいて中心ラインを挿入するすべての患者を対象にマキシマルバリアプリコーション(MBP)を導入しました。そして、MBPの効果を確認するため、2012年3月までサーベイランスを継続しました。 問.F病院ICUにおけるCLABSIサーベイランスの結果は図の通りです。図のA~Dに入る数字の組み合わせを選択しなさい。

    A:10.0 B:0.7 C:5.0 D:0.75

  • 31

    事例 あなたは500床のF病院で勤務する感染管理看護師です。あなたは2011年4月から、ICUで中心ライン関連血流感染(以下、CLABSI)サーベイランスを開始し、6か月間のデータをNHSNレポートに掲載されたデータと比較(ベンチマーキング)しました。その結果、F病院ICUのCLABSI発生密度率は、NHSNレポートデータの90パーセンタイル値を上回っていました。そこで、CLABSI発生密度率を低減することを目的に、同年10月からICUにおいて中心ラインを挿入するすべての患者を対象にマキシマルバリアプリコーション(MBP)を導入しました。そして、MBPの効果を確認するため、2012年3月までサーベイランスを継続しました。 問.MBP導入前後におけるCLABSI発生密度率について、フィッシャー正確確率検定法を用いて統計学的有意差の有無を確認したところ、P=0.35でした。有意水準を0.05に設定した場合、この結果の解釈で正しいのはどれか。

    P=0.35とは、MBP導入前のCLABSI発生密度率と導入後の発生密度率には、統計学的有意差が認められないことを意味する。

  • 32

    事例 あなたは500床のH病院で勤務する感染管理看護師です。あなたは、入院患者を対象にMRSAサーベイランスを行い、アウトブレイクを監視することにしました。H病院では、入院から48時間以降に初めてMRSAが分離された患者を「新規MRSA陽性患者」と定義しています。 問.MRSAサーベイランスの方法に関する説明で、正しいものを2つ選んでください。。

    分母に延べ患者日数を使用して、新規MRSA陽性患者の発生密度率を計算する。, 入院患者に占めるMRSA陽性患者の割合を計算し、MRSAの保菌圧を明らかにする。

  • 33

    事例 あなたは500床のH病院で勤務する感染管理看護師です。あなたは、入院患者を対象にMRSAサーベイランスを行い、アウトブレイクを監視することにしました。H病院では、入院から48時間以降に初めてMRSAが分離された患者を「新規MRSA陽性患者」と定義しています。 問.MRSAサーベイランスを実施中に、外科系のI病棟において新規MRSA陽性患者の増加を認めたため、介入することになりました。新規MRSA陽性患者は3名で、このうち2名は手術部位感染を起こした部位の開放膿から、1名は喀痰から分離されました。これら3名の新規MRSA陽性患者への対応についてI病棟の看護管理者に指導する内容で、正しいものを2つ選んでください。

    MRSA検出の有無に関わらず、血液や体液が付着したガーゼ類は感染性廃棄物として処理するよう指導した。, MRSA陽性患者に使用する血圧計や聴診器を、当該患者専用にするよう指導した。

  • 34

    事例 あなたは500床のH病院で勤務する感染管理看護師です。あなたは、入院患者を対象にMRSAサーベイランスを行い、アウトブレイクを監視することにしました。H病院では、入院から48時間以降に初めてMRSAが分離された患者を「新規MRSA陽性患者」と定義しています。 問.I病棟に入院中の患者に関するアセスメントで正しいものはどれか。

    開放創からMRSAが分離された患者にバンコマイシンが投与された。約30分かけて投与した後、全身に紅潮、紅斑が認められたためレッドマン症候群を疑い、担当医に報告した。

  • 35

    ノロウイルスに関する説明で、正しいものを2つ選んでください。

    ノロウイルスはエンベロープを持たないRNAウイルスである。, ノロウイルスは症状が消失した後も1週間程度は便中に排泄される。

  • 36

    事例 あなたは、介護老人保健施設を併用するJ病院で勤務する感染管理看護師です。12月19日に、あなたは介護老人保健施設のKフロアの看護師から、「入所者3名に下痢や嘔吐の症状がある」との連絡を受けました。Kフロアの状況を確認したところ、以下のことがわかりました。 ・12月17日に、405号室(6床室)に入所中のL氏が突然嘔吐した。 ・12月17日以前には、L氏以外に下痢や嘔吐のある入所者や職員はいなかった。 ・L氏は、12月16日に家族が差し入れたカキフライと野菜サラダを食べた。 ・12月19日に、L氏と同室の入所者2名に下痢と嘔吐が出現した。これら3名以外に胃腸炎症状を認める入所者や介護職員はいない。 ・現在、405号室には、L氏を含む発症者3名と未発症者3名が入所している。全員がオムツをつけており、オムツ交換は介護職員が定期的に実施している。オムツ交換の際に使用した陰部洗浄用ボトルは、使用後に水洗いし、乾燥させている。 ・現在、空将は410号室(6床室)に3床ある。410号室には3名の患者が入所中である。 あなたは、ノロウイルスによる感染胃腸炎の可能性があると考えて対応を開始し、発症者した入所者3名には接触予防策を実施することにしました。 問.これから行う必要がある対策で、正しいのはどれか。

    Kフロアに勤務する職員全員について、急性胃腸炎症状の有無を毎日確認し、症状を認めた場合は就業停止とする。

  • 37

    事例 あなたは、介護老人保健施設を併用するJ病院で勤務する感染管理看護師です。12月19日に、あなたは介護老人保健施設のKフロアの看護師から、「入所者3名に下痢や嘔吐の症状がある」との連絡を受けました。Kフロアの状況を確認したところ、以下のことがわかりました。 ・12月17日に、405号室(6床室)に入所中のL氏が突然嘔吐した。 ・12月17日以前には、L氏以外に下痢や嘔吐のある入所者や職員はいなかった。 ・L氏は、12月16日に家族が差し入れたカキフライと野菜サラダを食べた。 ・12月19日に、L氏と同室の入所者2名に下痢と嘔吐が出現した。これら3名以外に胃腸炎症状を認める入所者や介護職員はいない。 ・現在、405号室には、L氏を含む発症者3名と未発症者3名が入所している。全員がオムツをつけており、オムツ交換は介護職員が定期的に実施している。オムツ交換の際に使用した陰部洗浄用ボトルは、使用後に水洗いし、乾燥させている。 ・現在、空将は410号室(6床室)に3床ある。410号室には3名の患者が入所中である。 あなたは、ノロウイルスによる感染胃腸炎の可能性があると考えて対応を開始し、発症者した入所者3名には接触予防策を実施することにしました。 問.介護老人保健施設の職員に指導する内容で、正しいもの2つ選んでください。

    嘔吐物を処理する際には、手袋、エプロン、外科用マスクを着用する。, オムツ交換に使用した陰部洗浄用ボトルは、中央材料部において、ウォッシャーディスインフェクターで熱消毒する。

  • 38

    事例 あなたはM病院の感染管理看護師です。2月3日の午後、細菌検査室から、ICUに入院中のN氏(70歳女性)の尿からESBL産生大腸菌が検出されたとの連絡がありました。N氏の診療記録を確認したところ、下記の事実が判明しました。 ・1月23日に腹部大動脈瘤破裂のため緊急的に人工血管置換術を行った。術前に気管挿管され、2月3日現在も人工呼吸器管理を実施している。 ・1月29日から38℃を超える発熱を認めた。閉鎖式尿道カテーテルに接続された採尿バックに汚染を認めたため、採尿バッグを尿道カテーテルから取り外し、採尿バックを新品と交換した。 ・1月31日に手術創の一部に、発赤、離開および排膿を認めたため、手術部位感染が疑われた。人工呼吸器回路の点検を行ったが、汚染を認めないため交換しなかった。 ・2月3日現在、閉鎖式尿道カテーテル(1月23日挿入)、血液透析用カテーテル(1月25日挿入)、中心静脈カテーテル(1月28日挿入)を留置している。いずれの血管内留置カテーテル挿入部位にも、発赤、腫脹等の感染徴候は認められない。 ・各種一般細菌検査は下記の通り 1月29日ー血液ーESBL産生Escherichia coli 1月29日ー尿ーグラム陰性桿菌(3+)-ESBL産生Escherichia coli≧10^5CFU/ml 1月29日ー痰ー口腔内常在菌のみ検出 1月31日ー開放膿ーグラム陽性球菌(+) 問.N氏が現在留置している医療器具の管理方法について、ICUの看護管理者に指導する内容として正しいものを2つ選んでください。

    今後も閉鎖式尿道カテーテルセットを使用し、定期的な交換は行わない。, 1月29日に採尿バックを尿道カテーテルから外して交換している。尿路感染予防のために、尿道カテーテルと採尿バックは同時に交換するのが望ましい。

  • 39

    事例 あなたはM病院の感染管理看護師です。2月3日の午後、細菌検査室から、ICUに入院中のN氏(70歳女性)の尿からESBL産生大腸菌が検出されたとの連絡がありました。N氏の診療記録を確認したところ、下記の事実が判明しました。 ・1月23日に腹部大動脈瘤破裂のため緊急的に人工血管置換術を行った。術前に気管挿管され、2月3日現在も人工呼吸器管理を実施している。 ・1月29日から38℃を超える発熱を認めた。閉鎖式尿道カテーテルに接続された採尿バックに汚染を認めたため、採尿バッグを尿道カテーテルから取り外し、採尿バックを新品と交換した。 ・1月31日に手術創の一部に、発赤、離開および排膿を認めたため、手術部位感染が疑われた。人工呼吸器回路の点検を行ったが、汚染を認めないため交換しなかった。 ・2月3日現在、閉鎖式尿道カテーテル(1月23日挿入)、血液透析用カテーテル(1月25日挿入)、中心静脈カテーテル(1月28日挿入)を留置している。いずれの血管内留置カテーテル挿入部位にも、発赤、腫脹等の感染徴候は認められない。 ・各種一般細菌検査は下記の通り 1月29日ー血液ーESBL産生Escherichia coli 1月29日ー尿ーグラム陰性桿菌(3+)-ESBL産生Escherichia coli≧10^5CFU/ml 1月29日ー痰ー口腔内常在菌のみ検出 1月31日ー開放膿ーグラム陽性球菌(+) あなたは、各種一般細菌検査の検体採取方法と検査室に提出するまでの検体の保管方法について、ICUの看護師に指導することになりました。指導内容で、正しいものを2つ選んでください。

    排膿を認める創部の表面を洗浄した後、深部の膿を滅菌シリンジで吸引し採取する。, 気管チューブより無菌操作で痰を採取し、速やかに提出する。

  • 40

    事例 あなたはM病院の感染管理看護師です。2月3日の午後、細菌検査室から、ICUに入院中のN氏(70歳女性)の尿からESBL産生大腸菌が検出されたとの連絡がありました。N氏の診療記録を確認したところ、下記の事実が判明しました。 ・1月23日に腹部大動脈瘤破裂のため緊急的に人工血管置換術を行った。術前に気管挿管され、2月3日現在も人工呼吸器管理を実施している。 ・1月29日から38℃を超える発熱を認めた。閉鎖式尿道カテーテルに接続された採尿バックに汚染を認めたため、採尿バッグを尿道カテーテルから取り外し、採尿バックを新品と交換した。 ・1月31日に手術創の一部に、発赤、離開および排膿を認めたため、手術部位感染が疑われた。人工呼吸器回路の点検を行ったが、汚染を認めないため交換しなかった。 ・2月3日現在、閉鎖式尿道カテーテル(1月23日挿入)、血液透析用カテーテル(1月25日挿入)、中心静脈カテーテル(1月28日挿入)を留置している。いずれの血管内留置カテーテル挿入部位にも、発赤、腫脹等の感染徴候は認められない。 ・各種一般細菌検査は下記の通り 1月29日ー血液ーESBL産生Escherichia coli 1月29日ー尿ーグラム陰性桿菌(3+)-ESBL産生Escherichia coli≧10^5CFU/ml 1月29日ー痰ー口腔内常在菌のみ検出 1月31日ー開放膿ーグラム陽性球菌(+) 問.一般細菌検査の結果をもとにICU看護管理者に説明する内容で、正しいものを2つ選んでください。

    ESBL産生大腸菌による尿路感染症と二次的な血流感染を起こしている可能性がある。, ESBL産生大腸菌が尿から検出されているため、接触予防策を実施する。

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    問題一覧

  • 1

    飛沫予防策に関する説明で、正しいのはどれか。

    A群溶結性連鎖球菌による肺炎には、効果的な抗菌薬による治療開始後24時間が経過するまで飛沫予防策を実施する。

  • 2

    エンベロープを有するウイルスを2つ選択しなさい。

    B型肝炎ウイルス, インフルエンザウイルス

  • 3

    滅菌に関する説明で、誤っているのはどれか。

    プラスチック製品やセルロース類には、過酸化水素低温ガスプラズマ滅菌が適している。

  • 4

    免疫に関する説明で、正しいものを2つ選択しなさい。

    ウイルス感染後は、まずIgMが上昇して短時間で消失し、やや遅れてIgGが上昇して長期間にわたり高い抗体かを維持する。, インフルエンザにおける発熱は、ウイルス感染によって誘発されたインターフェロンが発熱因子として作用するために起こる。

  • 5

    生体に使用する消毒薬に関する説明で、正しいものを2つ選択しなさい。

    粘膜の消毒にベンザルコニウム塩化物を使用する場合の適切な濃度は、0.01~0.025%である。, ポピドンヨードは、ショックを引き起こす可能性があるため、腹腔や胸腔には使用しない。

  • 6

    針刺し後の感染予防策に関する説明で、正しいのはどれか。

    HBs抗原陽性血液による針刺しが発生し、受傷者がB型肝炎ワクチンに対して無反応者である場合、受傷からできるだけ早く(24時間以内が望ましい)抗HBsヒト免疫グロブリンを接種する。

  • 7

    薬剤耐性菌に関する説明で、正しいものを2つ選択しなさい。

    感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律に基づく届け出基準では、VRSAはバンコマイシンのMIC値が32μg/ml以上の黄色ブドウ球菌と規定されている。, 薬剤耐性緑膿菌には、メタロβーラクタマーゼを産生するものがある。

  • 8

    2008年に公開された「消化器内視鏡の洗浄・消毒マルチソサイエティガイドライン(消化器内視鏡の洗浄・消毒マルチソサイエティガイドライン作成員会)」に記載されている内容で、正しいものを2つ選択しなさい。

    吸引・鉗子チャンネルについては、チャンネル掃除ブラシを用いて、全てのチャンネルをブラッシングし、最後にブラシに汚れが付着していないことを目視で確認しなければならない。, 消毒薬で消毒後、内視鏡チャンネルはチャンネル洗浄具を用いて、大量の水道水ですすがなければならない。

  • 9

    検体の採取および取り扱いに関する説明で正しいものを2つ選択しなさい。

    Compylobacter属の検出を目的とした検体を保存する場合は、冷蔵庫ではなく、室温で保存する。, Chlamydia trachomatisの尿検査では、初尿を採取する。

  • 10

    手術部位感染予防に有効性を認める対策はどれか。

    術後の血糖値を200㎎/dl以下に保つよう調整する。

  • 11

    感染症と特徴的な症状の組み合わせで正しいものを2つ選択しなさい。

    腸管出血性大腸菌ー血便, 破傷風ー後弓反張

  • 12

    医療器具関連感染予防策に関する説明で正しいものを2つ選択しなさい。

    2009年に公開された「カテーテル関連尿路感染の予防のためのCDCガイドライン」によると、採尿バッグを定期的に空にして、尿流を妨げないように維持することが推奨されている。, 2011年に公開された「血管内留置カテーテル関連尿路感染の予防のためのCDCガイドライン」によると、緊急対応のため無菌操作が確実に実施できずに挿入した中心静脈カテーテルは、48時間以内に入れ替えることが推奨されている。

  • 13

    感染症に関する説明で誤っているのはどれか。

    Clostridium difficileはヒトの腸管に常在し、抗菌薬投与により大腸細菌叢が乱されると増殖して偽膜性大腸炎を起こすが、ヒトからヒトへ感染することはない。

  • 14

    ワクチンに関する説明で正しいものを2つ選択しなさい。

    HibワクチンのHibとは、インフルエンザ菌b型の略称である。, 65歳以上の高齢者には、23価肺炎球菌ワクチンを接種することが推奨されている。

  • 15

    統計学に関する説明で正しいものを2つ選択しなさい。

    症例対照研究において、オッズ比を算出することができる。, 中心ライン関連血流感染(CLABSI)を発症した患者100人について調査をしたところ、中心ライン挿入からCLABSIを発症するまでの平均日数は12日、標準偏差は2日であった。中心ライン挿入から16日以上経過してCLABSIを発症した患者は全体の約2.5%である。

  • 16

    学校保健法および感染症法に関する説明で、正しいのはどれか。

    麻疹は、学校保健安全法において第2種の感染症に指定される。

  • 17

    結核予防策に関する説明で、正しいのはどれか。

    活動性肺結核の患者が検査のために病室を出る場合は、外科用マスクを着用する。

  • 18

    2008年に公開された「透析医療における標準的な透析操作と院内感染予防に関するマニュアル」に記載されている内容で、正しいものを2つ選んでください。

    B型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルスによる新たな感染が起きていないことを確かめる目的で、HBs抗原、HBs抗体、HCV抗体検査を年2回以上定期的に行う。, 肝炎ウイルス陽性の患者に使用する聴診器、体温計、血圧計は当該患者専用とする。

  • 19

    2010年に公開された「感染症法に基づく結核の接触者健診診断の手引き」に基づく内容で、正しいのはどれか。

    QFT検査は、原則として結核患者との最終接触から8週間以上経過した後に実施する。

  • 20

    ファシリティマネジメントに関する説明で、正しいものを2つ選んでください。

    2008年に改訂された「大量調理施設衛生管理マニュアル」では、施設の運営管理責任者は、調理従業者等に嘔吐、下痢、発熱等の症状があった場合、あるいは手指等に化膿創があった場合には、調理作業に従事させてはならないとしている。, 2004年に公開された日本医療福祉設備協会企画「病院空調設備の設計・管理指針」では、気管支鏡検査を行う内視鏡室は汚染管理区域であり、室内圧は陰圧で管理するとしている。

  • 21

    事例 あなたは、A病院の感染管理看護師です。A病院の感染対策チーム(ICT)は、2012年度に従業員の手指衛生実施率を明らかにし、改善するプロジェクトを立ち上げました。あなたは、手指衛生実施率を明らかにする方法として、手指衛生に関する従業員の行動を直接観察することを提案しました。この提案は、ICTおよび感染対策委員会の承認を受けました。従業員の行動観察は、あなたを含む数名のICTメンバーで行うことになりました。 問.あなたは、従業員の行動観察を行うICTメンバーに対し、適切な手指衛生について説明することになりました。ICTメンバーに対する説明内容で、正しいのはどれか。

    Clostridium difficile腸炎を起こしている患者のケアを行った後は、擦式アルコール製剤を使用せず、石鹸と流水による手指衛生を実施する。

  • 22

    事例 あなたは、A病院の感染管理看護師です。A病院の感染対策チーム(ICT)は、2012年度に従業員の手指衛生実施率を明らかにし、改善するプロジェクトを立ち上げました。あなたは、手指衛生実施率を明らかにする方法として、手指衛生に関する従業員の行動を直接観察することを提案しました。この提案は、ICTおよび感染対策委員会の承認を受けました。従業員の行動観察は、あなたを含む数名のICTメンバーで行うことになりました。 問.A病院の手指衛生実施率は40%程度であることがわかりました。そこで、手指衛生の実施率を改善するための取り組みを行うことになりました。手指衛生を促進する取り組みで、誤っているのはどれか。

    個々の医療従事者に対する手指衛生実施率のフィードバックは、叱責と受け取られる恐れがあるため行わない。

  • 23

    事例 あなたは、B病院に勤務する感染管理看護師です。2012年4月7日に救急外来から、C病棟に勤務する看護師D(33歳、女性)が水痘を発症した疑いがあるとの連絡が入りました。担当医師に確認すると、看護師Dの経過について、以下の事実がわかりました。 4月4日 日勤勤務を行った。体調に変化はなかった。 4月5日 微熱を認めたが、予定通り日勤勤務を行った。 4月6日 午後3時ごろに出勤し、午後5時から夜勤勤務を開始した。間もなく、顔面に紅い点状の小丘疹が数個点在していることに気づいたが、勤務は継続した。 4月7日 午後7時ごろ、顔面の小丘疹が増加し、水疱に変化しているのを出勤した上司に指摘され、B病院の救急外来を受診した。診察の結果、体幹にも同様に水疱が確認され、約2週間前に播種性帯状疱疹の患者を担当していたこと、水痘ワクチン接種歴と明らかな水痘罹患歴がないことが判明した。 問.担当医師が看護師Dへの対応についてあなたに尋ねました。担当医師への回答で、正しいのはどれか。

    看護師Dは、水疱が痂皮化するまで就業停止とする。

  • 24

    事例 あなたは、B病院に勤務する感染管理看護師です。2012年4月7日に救急外来から、C病棟に勤務する看護師D(33歳、女性)が水痘を発症した疑いがあるとの連絡が入りました。担当医師に確認すると、看護師Dの経過について、以下の事実がわかりました。 4月4日 日勤勤務を行った。体調に変化はなかった。 4月5日 微熱を認めたが、予定通り日勤勤務を行った。 4月6日 午後3時ごろに出勤し、午後5時から夜勤勤務を開始した。間もなく、顔面に紅い点状の小丘疹が数個点在していることに気づいたが、勤務は継続した。 4月7日 午後7時ごろ、顔面の小丘疹が増加し、水疱に変化しているのを出勤した上司に指摘され、B病院の救急外来を受診した。診察の結果、体幹にも同様に水疱が確認され、約2週間前に播種性帯状疱疹の患者を担当していたこと、水痘ワクチン接種歴と明らかな水痘罹患歴がないことが判明した。 問.看護師Dと接触した者への対応で正しいものを2つ選んでください。

    4月4日から4月7日まで、C病棟に入院していた患者と勤務した職員を把握する。, 水痘に対する免疫がない接触者には、看護師Dとの最終接触から72時間以内に医学的に禁忌でない限り、緊急水痘ワクチンを接種する。

  • 25

    事例 あなたは、B病院に勤務する感染管理看護師です。2012年4月7日に救急外来から、C病棟に勤務する看護師D(33歳、女性)が水痘を発症した疑いがあるとの連絡が入りました。担当医師に確認すると、看護師Dの経過について、以下の事実がわかりました。 4月4日 日勤勤務を行った。体調に変化はなかった。 4月5日 微熱を認めたが、予定通り日勤勤務を行った。 4月6日 午後3時ごろに出勤し、午後5時から夜勤勤務を開始した。間もなく、顔面に紅い点状の小丘疹が数個点在していることに気づいたが、勤務は継続した。 4月7日 午後7時ごろ、顔面の小丘疹が増加し、水疱に変化しているのを出勤した上司に指摘され、B病院の救急外来を受診した。診察の結果、体幹にも同様に水疱が確認され、約2週間前に播種性帯状疱疹の患者を担当していたこと、水痘ワクチン接種歴と明らかな水痘罹患歴がないことが判明した。 問.B病院では、今回の事例を契機に、職員の流行性ウイルス感染症(麻疹、水痘、風疹、流行性耳下腺炎:以下MMRV)に対する免疫を確認することになりました。MMRVの免疫確認に関する記載で、正しいのはどれか。

    水痘は一度罹患すると終生免疫を得られると考えられている。

  • 26

    事例 あなたは、E病院の感染管理認定看護師です。ある日、造血幹細胞移植病棟において同種造血幹細胞移植後の患者2名が、レジオネラ肺炎を発症したとの報告を受けました。同病棟では、これまでにレジオネラ肺炎を発症した患者はいませんでした。あなたは医療関連のレジオネラ肺炎が発生したと判断し、対応を行うことになりました。 問.新たなレジオネラ肺炎の発生を防ぐための対策で、誤っているのはどれか。

    レジオネラ肺炎を発症した患者に、空気感染予防策を実施する。

  • 27

    事例 あなたは、E病院の感染管理認定看護師です。ある日、造血幹細胞移植病棟において同種造血幹細胞移植後の患者2名が、レジオネラ肺炎を発症したとの報告を受けました。同病棟では、これまでにレジオネラ肺炎を発症した患者はいませんでした。あなたは医療関連のレジオネラ肺炎が発生したと判断し、対応を行うことになりました。 問.この事例を契機に、造血幹細胞移植病棟の感染予防策を見直すことになりました。造血幹細胞移植病棟で実施する感染予防策で正しいものを2つ選んでください。

    毎月1回、シャワー頭部やエアレーターの蛇口部分を取り外し、洗浄した後、塩素系消毒薬を用いて消毒する。, 部屋の換気回数は、1時間あたり12回以上に維持する。

  • 28

    造血幹細胞移植患者の免疫に関する記載で、誤っているのはどれか。

    発熱性好中球減少症は、好中球の減少によって起こる発熱を主体とした病態であり、感染症を併発している可能性は5%未満と極めて低い。

  • 29

    サーベイランスに関する説明で、正しいのはどれか。

    NHSNレポートを使用して、医療器具使用比を比較(ベンチマーキング)することが可能である。

  • 30

    事例 あなたは500床のF病院で勤務する感染管理看護師です。あなたは2011年4月から、ICUで中心ライン関連血流感染(以下、CLABSI)サーベイランスを開始し、6か月間のデータをNHSNレポートに掲載されたデータと比較(ベンチマーキング)しました。その結果、F病院ICUのCLABSI発生密度率は、NHSNレポートデータの90パーセンタイル値を上回っていました。そこで、CLABSI発生密度率を低減することを目的に、同年10月からICUにおいて中心ラインを挿入するすべての患者を対象にマキシマルバリアプリコーション(MBP)を導入しました。そして、MBPの効果を確認するため、2012年3月までサーベイランスを継続しました。 問.F病院ICUにおけるCLABSIサーベイランスの結果は図の通りです。図のA~Dに入る数字の組み合わせを選択しなさい。

    A:10.0 B:0.7 C:5.0 D:0.75

  • 31

    事例 あなたは500床のF病院で勤務する感染管理看護師です。あなたは2011年4月から、ICUで中心ライン関連血流感染(以下、CLABSI)サーベイランスを開始し、6か月間のデータをNHSNレポートに掲載されたデータと比較(ベンチマーキング)しました。その結果、F病院ICUのCLABSI発生密度率は、NHSNレポートデータの90パーセンタイル値を上回っていました。そこで、CLABSI発生密度率を低減することを目的に、同年10月からICUにおいて中心ラインを挿入するすべての患者を対象にマキシマルバリアプリコーション(MBP)を導入しました。そして、MBPの効果を確認するため、2012年3月までサーベイランスを継続しました。 問.MBP導入前後におけるCLABSI発生密度率について、フィッシャー正確確率検定法を用いて統計学的有意差の有無を確認したところ、P=0.35でした。有意水準を0.05に設定した場合、この結果の解釈で正しいのはどれか。

    P=0.35とは、MBP導入前のCLABSI発生密度率と導入後の発生密度率には、統計学的有意差が認められないことを意味する。

  • 32

    事例 あなたは500床のH病院で勤務する感染管理看護師です。あなたは、入院患者を対象にMRSAサーベイランスを行い、アウトブレイクを監視することにしました。H病院では、入院から48時間以降に初めてMRSAが分離された患者を「新規MRSA陽性患者」と定義しています。 問.MRSAサーベイランスの方法に関する説明で、正しいものを2つ選んでください。。

    分母に延べ患者日数を使用して、新規MRSA陽性患者の発生密度率を計算する。, 入院患者に占めるMRSA陽性患者の割合を計算し、MRSAの保菌圧を明らかにする。

  • 33

    事例 あなたは500床のH病院で勤務する感染管理看護師です。あなたは、入院患者を対象にMRSAサーベイランスを行い、アウトブレイクを監視することにしました。H病院では、入院から48時間以降に初めてMRSAが分離された患者を「新規MRSA陽性患者」と定義しています。 問.MRSAサーベイランスを実施中に、外科系のI病棟において新規MRSA陽性患者の増加を認めたため、介入することになりました。新規MRSA陽性患者は3名で、このうち2名は手術部位感染を起こした部位の開放膿から、1名は喀痰から分離されました。これら3名の新規MRSA陽性患者への対応についてI病棟の看護管理者に指導する内容で、正しいものを2つ選んでください。

    MRSA検出の有無に関わらず、血液や体液が付着したガーゼ類は感染性廃棄物として処理するよう指導した。, MRSA陽性患者に使用する血圧計や聴診器を、当該患者専用にするよう指導した。

  • 34

    事例 あなたは500床のH病院で勤務する感染管理看護師です。あなたは、入院患者を対象にMRSAサーベイランスを行い、アウトブレイクを監視することにしました。H病院では、入院から48時間以降に初めてMRSAが分離された患者を「新規MRSA陽性患者」と定義しています。 問.I病棟に入院中の患者に関するアセスメントで正しいものはどれか。

    開放創からMRSAが分離された患者にバンコマイシンが投与された。約30分かけて投与した後、全身に紅潮、紅斑が認められたためレッドマン症候群を疑い、担当医に報告した。

  • 35

    ノロウイルスに関する説明で、正しいものを2つ選んでください。

    ノロウイルスはエンベロープを持たないRNAウイルスである。, ノロウイルスは症状が消失した後も1週間程度は便中に排泄される。

  • 36

    事例 あなたは、介護老人保健施設を併用するJ病院で勤務する感染管理看護師です。12月19日に、あなたは介護老人保健施設のKフロアの看護師から、「入所者3名に下痢や嘔吐の症状がある」との連絡を受けました。Kフロアの状況を確認したところ、以下のことがわかりました。 ・12月17日に、405号室(6床室)に入所中のL氏が突然嘔吐した。 ・12月17日以前には、L氏以外に下痢や嘔吐のある入所者や職員はいなかった。 ・L氏は、12月16日に家族が差し入れたカキフライと野菜サラダを食べた。 ・12月19日に、L氏と同室の入所者2名に下痢と嘔吐が出現した。これら3名以外に胃腸炎症状を認める入所者や介護職員はいない。 ・現在、405号室には、L氏を含む発症者3名と未発症者3名が入所している。全員がオムツをつけており、オムツ交換は介護職員が定期的に実施している。オムツ交換の際に使用した陰部洗浄用ボトルは、使用後に水洗いし、乾燥させている。 ・現在、空将は410号室(6床室)に3床ある。410号室には3名の患者が入所中である。 あなたは、ノロウイルスによる感染胃腸炎の可能性があると考えて対応を開始し、発症者した入所者3名には接触予防策を実施することにしました。 問.これから行う必要がある対策で、正しいのはどれか。

    Kフロアに勤務する職員全員について、急性胃腸炎症状の有無を毎日確認し、症状を認めた場合は就業停止とする。

  • 37

    事例 あなたは、介護老人保健施設を併用するJ病院で勤務する感染管理看護師です。12月19日に、あなたは介護老人保健施設のKフロアの看護師から、「入所者3名に下痢や嘔吐の症状がある」との連絡を受けました。Kフロアの状況を確認したところ、以下のことがわかりました。 ・12月17日に、405号室(6床室)に入所中のL氏が突然嘔吐した。 ・12月17日以前には、L氏以外に下痢や嘔吐のある入所者や職員はいなかった。 ・L氏は、12月16日に家族が差し入れたカキフライと野菜サラダを食べた。 ・12月19日に、L氏と同室の入所者2名に下痢と嘔吐が出現した。これら3名以外に胃腸炎症状を認める入所者や介護職員はいない。 ・現在、405号室には、L氏を含む発症者3名と未発症者3名が入所している。全員がオムツをつけており、オムツ交換は介護職員が定期的に実施している。オムツ交換の際に使用した陰部洗浄用ボトルは、使用後に水洗いし、乾燥させている。 ・現在、空将は410号室(6床室)に3床ある。410号室には3名の患者が入所中である。 あなたは、ノロウイルスによる感染胃腸炎の可能性があると考えて対応を開始し、発症者した入所者3名には接触予防策を実施することにしました。 問.介護老人保健施設の職員に指導する内容で、正しいもの2つ選んでください。

    嘔吐物を処理する際には、手袋、エプロン、外科用マスクを着用する。, オムツ交換に使用した陰部洗浄用ボトルは、中央材料部において、ウォッシャーディスインフェクターで熱消毒する。

  • 38

    事例 あなたはM病院の感染管理看護師です。2月3日の午後、細菌検査室から、ICUに入院中のN氏(70歳女性)の尿からESBL産生大腸菌が検出されたとの連絡がありました。N氏の診療記録を確認したところ、下記の事実が判明しました。 ・1月23日に腹部大動脈瘤破裂のため緊急的に人工血管置換術を行った。術前に気管挿管され、2月3日現在も人工呼吸器管理を実施している。 ・1月29日から38℃を超える発熱を認めた。閉鎖式尿道カテーテルに接続された採尿バックに汚染を認めたため、採尿バッグを尿道カテーテルから取り外し、採尿バックを新品と交換した。 ・1月31日に手術創の一部に、発赤、離開および排膿を認めたため、手術部位感染が疑われた。人工呼吸器回路の点検を行ったが、汚染を認めないため交換しなかった。 ・2月3日現在、閉鎖式尿道カテーテル(1月23日挿入)、血液透析用カテーテル(1月25日挿入)、中心静脈カテーテル(1月28日挿入)を留置している。いずれの血管内留置カテーテル挿入部位にも、発赤、腫脹等の感染徴候は認められない。 ・各種一般細菌検査は下記の通り 1月29日ー血液ーESBL産生Escherichia coli 1月29日ー尿ーグラム陰性桿菌(3+)-ESBL産生Escherichia coli≧10^5CFU/ml 1月29日ー痰ー口腔内常在菌のみ検出 1月31日ー開放膿ーグラム陽性球菌(+) 問.N氏が現在留置している医療器具の管理方法について、ICUの看護管理者に指導する内容として正しいものを2つ選んでください。

    今後も閉鎖式尿道カテーテルセットを使用し、定期的な交換は行わない。, 1月29日に採尿バックを尿道カテーテルから外して交換している。尿路感染予防のために、尿道カテーテルと採尿バックは同時に交換するのが望ましい。

  • 39

    事例 あなたはM病院の感染管理看護師です。2月3日の午後、細菌検査室から、ICUに入院中のN氏(70歳女性)の尿からESBL産生大腸菌が検出されたとの連絡がありました。N氏の診療記録を確認したところ、下記の事実が判明しました。 ・1月23日に腹部大動脈瘤破裂のため緊急的に人工血管置換術を行った。術前に気管挿管され、2月3日現在も人工呼吸器管理を実施している。 ・1月29日から38℃を超える発熱を認めた。閉鎖式尿道カテーテルに接続された採尿バックに汚染を認めたため、採尿バッグを尿道カテーテルから取り外し、採尿バックを新品と交換した。 ・1月31日に手術創の一部に、発赤、離開および排膿を認めたため、手術部位感染が疑われた。人工呼吸器回路の点検を行ったが、汚染を認めないため交換しなかった。 ・2月3日現在、閉鎖式尿道カテーテル(1月23日挿入)、血液透析用カテーテル(1月25日挿入)、中心静脈カテーテル(1月28日挿入)を留置している。いずれの血管内留置カテーテル挿入部位にも、発赤、腫脹等の感染徴候は認められない。 ・各種一般細菌検査は下記の通り 1月29日ー血液ーESBL産生Escherichia coli 1月29日ー尿ーグラム陰性桿菌(3+)-ESBL産生Escherichia coli≧10^5CFU/ml 1月29日ー痰ー口腔内常在菌のみ検出 1月31日ー開放膿ーグラム陽性球菌(+) あなたは、各種一般細菌検査の検体採取方法と検査室に提出するまでの検体の保管方法について、ICUの看護師に指導することになりました。指導内容で、正しいものを2つ選んでください。

    排膿を認める創部の表面を洗浄した後、深部の膿を滅菌シリンジで吸引し採取する。, 気管チューブより無菌操作で痰を採取し、速やかに提出する。

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    事例 あなたはM病院の感染管理看護師です。2月3日の午後、細菌検査室から、ICUに入院中のN氏(70歳女性)の尿からESBL産生大腸菌が検出されたとの連絡がありました。N氏の診療記録を確認したところ、下記の事実が判明しました。 ・1月23日に腹部大動脈瘤破裂のため緊急的に人工血管置換術を行った。術前に気管挿管され、2月3日現在も人工呼吸器管理を実施している。 ・1月29日から38℃を超える発熱を認めた。閉鎖式尿道カテーテルに接続された採尿バックに汚染を認めたため、採尿バッグを尿道カテーテルから取り外し、採尿バックを新品と交換した。 ・1月31日に手術創の一部に、発赤、離開および排膿を認めたため、手術部位感染が疑われた。人工呼吸器回路の点検を行ったが、汚染を認めないため交換しなかった。 ・2月3日現在、閉鎖式尿道カテーテル(1月23日挿入)、血液透析用カテーテル(1月25日挿入)、中心静脈カテーテル(1月28日挿入)を留置している。いずれの血管内留置カテーテル挿入部位にも、発赤、腫脹等の感染徴候は認められない。 ・各種一般細菌検査は下記の通り 1月29日ー血液ーESBL産生Escherichia coli 1月29日ー尿ーグラム陰性桿菌(3+)-ESBL産生Escherichia coli≧10^5CFU/ml 1月29日ー痰ー口腔内常在菌のみ検出 1月31日ー開放膿ーグラム陽性球菌(+) 問.一般細菌検査の結果をもとにICU看護管理者に説明する内容で、正しいものを2つ選んでください。

    ESBL産生大腸菌による尿路感染症と二次的な血流感染を起こしている可能性がある。, ESBL産生大腸菌が尿から検出されているため、接触予防策を実施する。