問題一覧
1
過)中枢神経系を保護する組織で正しいのはどれか
髄膜は外側から硬膜、くも膜、軟膜である
2
過)脊髄で正しいのはどれか
第2腰椎の高さで終わる
3
過)錐体路で正しいのはどれか
運動野は前頭葉にある
4
過)中枢神経の障害部位と症状の組み合わせで正しいものはどれか
中脳-対光反射消失
5
過)脳の12神経について正しいものはどれか
第Ⅴ神経は三叉神経である
6
過)右後頭葉が広範囲に損傷を受けたことででる症状で正しいものはどれか
左同名半盲
7
過)意識障害のある患者に大声で呼びかけ、体を揺さぶると目を開けた。ジャパンコーマスケールでの意識レベル評価はどれか
Ⅱ-20
8
過)1か月前に頭部を打撲した60歳の男性が頭痛と嘔吐を訴えている。最も考えられる疾患はどれか
慢性硬膜下血腫
9
過)28歳女性。無月経で受診した。妊娠反応は陰性で、血中プロラクチン値の顕著な上昇が認められた。薬剤の内服はない。最も考えられる原因はどれか。
下垂体腺腫
10
錐体路で正しいのはどれか。
大脳の運動皮質に始まる。, 大多数は延髄で交差する。
11
中枢神経の障害部位と症状との組み合わせで正しいのはどれか。
中脳-対光反射の消失
12
中枢神経系を保護する組織で正しいのはどれか。
脳脊髄液は脳室の脈絡叢から分泌される。
13
脊髄で正しいのはどれか
脊柱管内にある。
14
体性感覚はどれか。
触覚
15
体温変化をとらえ、体温調整の指令を出すのはどれか
視床下部
16
クモ膜下出血の成因で最も多いのはどれか
脳動脈瘤
17
副交感神経の作用で正しいのはどれか
消化液分泌の促進
18
呼びかけに反応しない意識障害の患者に、痛み刺激を加えたところ、かろうじて開眼した。JCSによる評価はどれか。
Ⅱ-30
19
発症後2日のくも膜下出血患者に観察される症状はどれか。
ケルニッヒ徴候は陽性である。
20
JCSでⅡ-30の右半身まひがある患者に、口腔から痰を吸引した場合の反応で最も可能性が高いのはどれか。
左上肢で払いのけようとする。
21
意識障害のある患者に痛み刺激を与えたところ、開眼せずわずかに上肢を動かした。JCSでの意識レベルはどれか。
Ⅲ-200
22
次の文を読み問題2に答えよ。 Aさん(59歳、女性)は、午前2時ころにバットで殴られたような激しい頭痛を自覚し、嘔吐した。午前4時、Aさんは、頭痛を我慢できなくなったために、家族に付き添われて救急搬送され、緊急入院した。入院時、ジャパン・コーマ・スケール<JCS>Ⅰ-1、四肢の麻痺を認めない。 問題2 Aさんは、入院後に緊急開頭術を受けることになった。 手術を受けるまでの看護で適切なのはどれか。
不整脈の出現に注意する。
23
クモ膜下出血について誤っているのはどれか。
脳動脈瘤の標準的療法はクリッピングである。
24
次の文を読み問題1に答えよ。 Aさん(65歳、男性、会社員)は、午後2時、会議の最中に急に発語しづらくなり、右上下肢に力が入らなくなったため、同僚に連れられて救急外来を受診した。既往歴に特記すべきことはない。来院時、ジャパン・コーマ・スケール〈JCS〉Ⅰ-3、瞳孔径は両側2.0mm。呼吸数18/分、脈拍60~80/分、不整で、血圧176/100mmHg。右上下肢に麻痺がある。午後4時、Aさんの頭部CTの所見で特に異常は認められなかったが、MRIの所見では左側頭葉に虚血性の病変が認められた。 問題1 この後の治療でまず検討されるのはどれか。
血流の再開
25
次の文を読み問題1に答えよ。 Aさん(72歳、男性)。妻と2人暮らし。朝6時に、妻が一緒に寝ていたAさんの様子がおかしいことに気付き、救急車を呼んだ。Aさんは病院に搬送された。病院到着時、ジャパン・コーマ・スケール〈JCS〉Ⅱ-10。右片麻痺および失語がみられる。Aさんのバイタルサインは、体温37.0℃、呼吸数 20/分、心拍数110/分、血圧150/90mmHg。身長160cm、体重60kg。頭部CTで明らかな異常所見はなく、頭部MRIを行う予定である。 問題1 妻から聴取したAさんに関する以下の情報のうち、治療方針を決定するために最も重要な情報はどれか。
今朝5時にトイレから戻って来た。
26
1か月前に頭部を打撲した60歳の男性が頭痛と嘔吐を訴えている。最も考えられる疾患はどれか。
慢性硬膜下血腫
27
65歳の男性。数日前から軽い頭痛があり来院した。若い頃から飲酒の習慣がある。1か月前によって転倒し頭を打ったと言う。高血圧の既往はない。最も考えられる疾患はどれか。
慢性硬膜下血腫
28
転移性脳腫瘍の患者。脳の冠状断面の模式図を示す。意識はあるが、図の矢印の方向に圧がかかり始めている。 この時点で最も起こりやすいのはどれか。
呼吸異常
29
28歳の女性。無月経で受診した。妊娠反応は陰性で、血中プロラクチン値の顕著な上昇が認められた。薬物は使用していない。最も考えられる原因はどれか。
下垂体腫瘍
30
次の文を読み問題2に答えよ。 Aさん(52歳、男性)、自営業。既往歴に特記すべきことはない。屋根を補修するためにはしごを登っていたところ、足を滑らせて転倒し、頭部を打撲した。救急車で病院に搬送され、頭部CTで、右前頭葉と側頭葉の脳挫傷と右側頭葉の脳内血腫を認めた。 問題2 緊急で開頭血腫除去術が行われ、硬膜外にドレーンが挿入された。術後はICUに入室した。ICU入室6時間後のAさんの状態は、血圧138/76mmHg、脈拍82/分、体温37.4℃。呼びかけに対して容易に開眼し、簡単な指示に応じることができるようになった。しかし、その後2時間で意識レベルが術前のレベルまで進行性に低下した。血圧156/68mmHg、脈拍67/分、体温37.8℃、経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉96%(酸素吸入3L/分)。 この状態から考えられるAさんの病態として適切なのはどれか。
術後頭蓋内出血
31
術後4日の下垂体腫瘍切除術後の患者への指導で適切なのはどれか。
排尿量を記録する。
32
視神経交叉部の下垂体腫瘍による圧迫で生じる視野欠損はどれか。
両眼ともに右側が見えない。
33
高血圧性脳出血で最も頻度の高い出血部位はどれか。
被殻
34
70歳の男性。夕食時に頭痛、嘔吐および麻痺が出現したため救急車で搬送された。体温37.5℃、脈拍数70/分、血圧200/120mmHg。呼びかけには開眼するが質問には答えられない。頭部単純エックス線CTの結果、右被殻部に出血を認め高血圧性脳出血と診断された。 問題3 術後10日が経過し意識レベルはほぼ清明でバイタルサインは安定していた。プリンやゼリー等のハンコ系状態で嚥下訓練を開始し順調に経過していたが、開始1週間後、むせと発熱があり、誤嚥があることが分かった。この時点の栄養補給方法で最も適切なのはどれか。
経鼻経管栄養
35
次の文を読み問題2に答えよ。 Aさん(70歳、男性)。妻(74歳)と2人で暮らしている。Aさんがトイレに入ったまま戻ってこないので妻が見に行くと、トイレで倒れていた。妻が発見直後に救急車を要請した。救急隊からの情報ではジャパン・コーマ・スケール〈JCS〉Ⅱ-20で右片麻痺があり、バイタルサインは、体温36.5℃、呼吸数16/分、脈拍108/分、血圧200/120mmHg、経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉96%であった。 問題2 頭部CTの結果、高血圧性脳出血と診断され、集中治療室に入室した。入室時にはジャパン・コーマ・スケール〈JCS〉Ⅱ-30。体温37.0℃、呼吸数16/分、脈拍82/分、血圧154/110mmHg。入室から8時間後、体温37.2℃、呼吸数18/分、脈拍50/分、血圧208/106mmHg、経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉97%になり、呼びかけと痛み刺激に開眼しなくなった。 このときのAさんの状態はどれか。
脳圧亢進症状
36
次の文を読み問題1に答えよ。 Aさん(53歳、女性)は休日に公園を散歩中、階段から落ちて頭部を強打し、意識を消失した状態で病院に救急搬送された。病院到着時のAさんは開眼せず、声は発しているが理解不能である。痛み刺激には逃れようとする動作がみられる。 問題1 グラスゴー・コーマ・スケール〈GCS〉によるAさんの意識レベルの評価はどれか。
E1 V2 M4
37
次の文を読み問題2に答えよ。 Aさん(53歳、女性)は休日に公園を散歩中、階段から落ちて頭部を強打し、意識を消失した状態で病院に救急搬送された。病院到着時のAさんは開眼せず、声は発しているが理解不能である。痛み刺激には逃れようとする動作がみられる。 問題2 Aさんは右側の急性硬膜外血腫と診断され、緊急開頭手術を受けることになった。術前のバイタルサインは、体温37.2℃、呼吸数14/分、脈拍74/分、整。血圧は、搬送時の134/84mmHgから174/66mmHgに上昇し、痛み刺激に対する反応が消失している。 このときのAさんの瞳孔の状態はどれか。
3
38
次の文を読み問題3に答えよ。 Aさん(53歳、女性)は休日に公園を散歩中、階段から落ちて頭部を強打し、意識を消失した状態で病院に救急搬送された。病院到着時のAさんは開眼せず、声は発しているが理解不能である。痛み刺激には逃れようとする動作がみられる。 問題3 開頭手術後2日、Aさんの全身状態は良好で、硬膜外ドレーンの排液も異常所見はなく経過している。看護師が訪室するとAさんは仰臥位で開眼し、「目が覚めたら病院にいて手術も終えていたので驚きました。今は気分もよいが、寝てばかりで背中が痛くなってきたので体勢を変えたい」と話す。 看護師の対応で適切なのはどれか。
頭側を30度挙上する