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労働衛生コンサルタント(令和6年度 健康管理(問3 騒音とその健康障害 記述式))
11問 • 11ヶ月前
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    問題一覧

  • 1

    (1-①)人が聞くことができる音について、次の問に答えよ。  ① 人が通常聞くことができる音の周波数[Hz]の範囲を答えよ。

    【解答例】 健康成人の可聴範囲は、下限は 16~20 ? 程度、上限は 15,000~20,000 ? 程度といわれる。

  • 2

    (1-②)人が聞くことができる音について、次の問に答えよ。  ② 物理的な音の強さと音の聞こえ方の関係が、周波数の違いによりどのように異なるか述べよ。

    【解答例】 物理的な音の強さ(音圧)が同じであっても、感覚的な音の聞こえ方(ラウドネス)は、周波数によって異なる。 周波数を変化させたときに、感覚的に同じ大きさに聞こえる音圧レベルを「等ラウドネスレベル」と呼ぶ。物理的な音の強さ(音圧)が同じであっても 低い音には鈍感になるが、3000~4000Hz 程度では大きな音に聞こえ、500kHz以上の高い周波数では鈍感になる。

  • 3

    (2-①)騒音へのばく露を低減する措置等について、次の問に答えよ。  ① 騒音発生源対策として騒音を発生させる原因を除去すること以外に検討すべき方法を三つ挙げ、その具体例を一つずつ述べよ。

    【解答例】 騒音発生源対策の方法と具体例としては、以下のものがある。 1 検討すべき方法:発生源の低騒音化 対策:低騒音型機械の採用 2 検討すべき方法:発生源の遮音   対策:防音カバー、ラギング等の取り付け 3 検討すべき方法:発生源の防振   対策:防振ゴムの取り付け

  • 4

    (2-②)騒音へのばく露を低減する措置等について、次の問に答えよ。  ② 騒音対策のうち伝播経路対策に分類される方法を二つ挙げ、その具体例を一つずつ述べよ。

    【解答例】 騒音対策のうち伝播ぱ経路対策に分類される方法として、以下のものがある。 1 検討すべき方法:距離減衰   対策:配置の変更等 2 検討すべき方法:遮蔽効果   対策:配置の変更等

  • 5

    (2-③)騒音へのばく露を低減する措置等について、次の問に答えよ。  ③ 聴覚保護具の選択と着用方法に関して留意すべき事項を四つ述べよ。

    【解答例】 聴覚保護具の選択と着用方法に関して留意すべき事項としては、以下の4点がある。 ① JIS に規定する試験方法により測定された遮音値を目安に、必要かつ十分な遮音値のものを選定する ② 危険作業等において安全確保のために周囲の音を聞く必要がある場合や会話の必要がある場合は、遮音値が必要以上に大きい聴覚保護具を選定しないよう配慮する ③ 管理者に、労働者に対し聴覚保護具の正しい使用方法を指導させる ④ 管理者は、③の教育を労働者に受けさせたうえで、目視等により労働者の聴覚保護具が正しく使用されていることを確認する

  • 6

    (2-④)騒音へのばく露を低減する措置等について、次の問に答えよ。  ④ 騒音による聴力低下と加齢による聴力低下の違いを述べよ。

    【解答例】 騒音性難聴は 4,000 Hz 付近から聴力が低下する(c5dip)のに対し、加齢によるものは高周波から聴力が低下するという特徴がある。

  • 7

    (2-⑤)騒音へのばく露を低減する措置等について、次の問に答えよ。  ⑤ 厚生労働省の「騒音障害防止のためのガイドライン」において、騒音作業に従事する予定の労働者を雇い入れる際に実施すべきとされている純音聴力検査の周波数を1,000Hz、4,000Hz以外に五つ挙げよ。

    【解答例】 「騒音障害防止のためのガイドライン」において、騒音作業に関する雇い入時の健康診断で実施すべきとされている純音聴力検査の周波数は、1,000 Hz、4,000 Hz 以外に次のものとなっている。 250 ヘルツ、500 ヘルツ、2,000 ヘルツ、6,000 ヘルツ及び 8,000 ヘルツにおける聴力の検査

  • 8

    (3-①)次の①について騒音レベル[dB]を求めよ。計算過程も示すこと。 なお、音圧がp[Pa]である騒音レベルLA[dB]は次の式で表されるものとし、この騒音は、反射、干渉、回折及び吸収を受けず、その音圧は距離の2乗に反比例して減衰するものとする。 また、log102= 0.3、log103= 0.5、log105= 0.7 とする。  ① 騒音源から l の距離にある作業場で測定した騒音レベルが94dBである場合に、2l 、3l の距離にある作業場におけるそれぞれの騒音レベル [dB]を求めよ。

    【解答例】 【A案】 2?の距離にある作業場におけるそれぞれの騒音レベルは 82[dB]、3?の距離にある作業場におけるそれぞれの騒音レベルは 74[dB]となる。 騒音レベル LA[dB]は与式より次のようになる。 LA=10log10?p2p02 =20log10?pp0 一方、音圧は距離の2乗に反比例し、騒音源から ? の距離にある作業場で測定した騒音レベルが 94 dB であるというのであるから、ある(騒音減からの距離によらない)常数 K が存在して次式のようになる。 94=20log10?K?2p0 また、騒音減からの距離が 2? の位置の騒音レベルLA?2? の値は次のようになる。 LA?2?=20log10?K(2?)2p0 =20log10?K4?2p0 =20(log10?K?2p0?log104) =20log10?K?2p0?20log104 =20log10?K?2p0?20log1022 =20log10?K?2p0?40log102 =94?40×0.3 =82 となる。また、騒音減からの距離が 3? の位置の騒音レベルLA?3? の値は次のようになる。 LA?3?=20log10?K(3?)2p0 =20log10?K9?2p0 =20(log10?K?2p0?log109) =20log10?K?2p0?20log109 =20log10?K?2p0?20log1032 =20log10?K?2p0?40log103 =94?40×0.5 =74 従って、騒音源から2?の距離の騒音レベルは、82 dB、3?の距離の騒音レベルは、74 dB となる。 【B案】 音圧は距離の2乗に反比例し、騒音源から ? の距離にある作業場で測定した騒音レベルが 94 dB であるというのであるから、ある(騒音減からの距離によらない)常数 K が存在して次式のようになる。 94=10log10?(K?)2p02 =10log10?(K??p0)2 =20log10?K??p0 また、騒音減からの距離が 2? の位置の騒音レベルLA?2? の値は次のようになる。 LA?2?=10log10?(K2?)2p02 =10log10?(K2??p0)2 =20log10?K2??p0 =20(log10?K??p0?log10?2) =20log10?K??p0?6 =94?6 =88 となる。また、騒音減からの距離が 3? の位置の騒音レベルLA?3? の値は次のようになる。 LA?2?=10log10?(K3?)2p02 =10log10?(K3??p0)2 =20log10?K3??p0 =20(log10?K??p0?log10?3) =20log10?K??p0?10 =94?10 =84 従って、騒音源から2?の距離の騒音レベルは、82 dB、3?の距離の騒音レベルは、74 dB となる。

  • 9

    (3-②)次の②について騒音レベル[dB]を求めよ。計算過程も示すこと。 なお、音圧がp[Pa]である騒音レベルLA[dB]は次の式で表されるものとし、この騒音は、反射、干渉、回折及び吸収を受けず、その音圧は距離の2乗に反比例して減衰するものとする。 また、log102= 0.3、log103= 0.5、log105= 0.7 とする。  ② ある測定点で騒音レベルが82dBである騒音の発生源がある。その発生源がその場所で一つから二つに増えた場合のその測定点での騒音レベル [dB]を求めよ

    【解答例】 騒音レベルが 82 dB である騒音の音圧をpx とすると、 82=10log10?px2p02 となる。 音源が一つから二つに増えたときの騒音レベルLA?2 は、次のようになる。 LA?2=10log10?2px2p02 =10(log10?px2p02+log10?2) =10log10?px2p02+10log10?2 =10log10?px2p02+3 となり、3 dB 大きくなる(※)。

  • 10

    (4-①)等価騒音レベルについて、次の問に答えよ。  ① 騒音に関する作業環境測定において、A測定とB測定の等価騒音レベルがどのような場合に、第Ⅲ管理区分と評価されるか述べよ。

    【解答例】 騒音に関する作業環境測定において、A 測定と B 測定の等価騒音レベルの測定を行っている場合、A 測定又は B 測定のいずれかが第Ⅲ管理区分になっている場合に、作業場全体を第Ⅲ管理区分と評価する。

  • 11

    (4-②)等価騒音レベルについて、次の問に答えよ。  ② A特性の等価騒音レベルが91dBのとき、日本産業衛生学会が勧告する騒音のばく露許容基準による1日のばく露限度時間を答えよ。

    【解答例】 A 特性の等価騒音レベルが 91 dB のとき、1日のばく露限度時間は2時間となる。

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  • 1

    (1-①)人が聞くことができる音について、次の問に答えよ。  ① 人が通常聞くことができる音の周波数[Hz]の範囲を答えよ。

    【解答例】 健康成人の可聴範囲は、下限は 16~20 ? 程度、上限は 15,000~20,000 ? 程度といわれる。

  • 2

    (1-②)人が聞くことができる音について、次の問に答えよ。  ② 物理的な音の強さと音の聞こえ方の関係が、周波数の違いによりどのように異なるか述べよ。

    【解答例】 物理的な音の強さ(音圧)が同じであっても、感覚的な音の聞こえ方(ラウドネス)は、周波数によって異なる。 周波数を変化させたときに、感覚的に同じ大きさに聞こえる音圧レベルを「等ラウドネスレベル」と呼ぶ。物理的な音の強さ(音圧)が同じであっても 低い音には鈍感になるが、3000~4000Hz 程度では大きな音に聞こえ、500kHz以上の高い周波数では鈍感になる。

  • 3

    (2-①)騒音へのばく露を低減する措置等について、次の問に答えよ。  ① 騒音発生源対策として騒音を発生させる原因を除去すること以外に検討すべき方法を三つ挙げ、その具体例を一つずつ述べよ。

    【解答例】 騒音発生源対策の方法と具体例としては、以下のものがある。 1 検討すべき方法:発生源の低騒音化 対策:低騒音型機械の採用 2 検討すべき方法:発生源の遮音   対策:防音カバー、ラギング等の取り付け 3 検討すべき方法:発生源の防振   対策:防振ゴムの取り付け

  • 4

    (2-②)騒音へのばく露を低減する措置等について、次の問に答えよ。  ② 騒音対策のうち伝播経路対策に分類される方法を二つ挙げ、その具体例を一つずつ述べよ。

    【解答例】 騒音対策のうち伝播ぱ経路対策に分類される方法として、以下のものがある。 1 検討すべき方法:距離減衰   対策:配置の変更等 2 検討すべき方法:遮蔽効果   対策:配置の変更等

  • 5

    (2-③)騒音へのばく露を低減する措置等について、次の問に答えよ。  ③ 聴覚保護具の選択と着用方法に関して留意すべき事項を四つ述べよ。

    【解答例】 聴覚保護具の選択と着用方法に関して留意すべき事項としては、以下の4点がある。 ① JIS に規定する試験方法により測定された遮音値を目安に、必要かつ十分な遮音値のものを選定する ② 危険作業等において安全確保のために周囲の音を聞く必要がある場合や会話の必要がある場合は、遮音値が必要以上に大きい聴覚保護具を選定しないよう配慮する ③ 管理者に、労働者に対し聴覚保護具の正しい使用方法を指導させる ④ 管理者は、③の教育を労働者に受けさせたうえで、目視等により労働者の聴覚保護具が正しく使用されていることを確認する

  • 6

    (2-④)騒音へのばく露を低減する措置等について、次の問に答えよ。  ④ 騒音による聴力低下と加齢による聴力低下の違いを述べよ。

    【解答例】 騒音性難聴は 4,000 Hz 付近から聴力が低下する(c5dip)のに対し、加齢によるものは高周波から聴力が低下するという特徴がある。

  • 7

    (2-⑤)騒音へのばく露を低減する措置等について、次の問に答えよ。  ⑤ 厚生労働省の「騒音障害防止のためのガイドライン」において、騒音作業に従事する予定の労働者を雇い入れる際に実施すべきとされている純音聴力検査の周波数を1,000Hz、4,000Hz以外に五つ挙げよ。

    【解答例】 「騒音障害防止のためのガイドライン」において、騒音作業に関する雇い入時の健康診断で実施すべきとされている純音聴力検査の周波数は、1,000 Hz、4,000 Hz 以外に次のものとなっている。 250 ヘルツ、500 ヘルツ、2,000 ヘルツ、6,000 ヘルツ及び 8,000 ヘルツにおける聴力の検査

  • 8

    (3-①)次の①について騒音レベル[dB]を求めよ。計算過程も示すこと。 なお、音圧がp[Pa]である騒音レベルLA[dB]は次の式で表されるものとし、この騒音は、反射、干渉、回折及び吸収を受けず、その音圧は距離の2乗に反比例して減衰するものとする。 また、log102= 0.3、log103= 0.5、log105= 0.7 とする。  ① 騒音源から l の距離にある作業場で測定した騒音レベルが94dBである場合に、2l 、3l の距離にある作業場におけるそれぞれの騒音レベル [dB]を求めよ。

    【解答例】 【A案】 2?の距離にある作業場におけるそれぞれの騒音レベルは 82[dB]、3?の距離にある作業場におけるそれぞれの騒音レベルは 74[dB]となる。 騒音レベル LA[dB]は与式より次のようになる。 LA=10log10?p2p02 =20log10?pp0 一方、音圧は距離の2乗に反比例し、騒音源から ? の距離にある作業場で測定した騒音レベルが 94 dB であるというのであるから、ある(騒音減からの距離によらない)常数 K が存在して次式のようになる。 94=20log10?K?2p0 また、騒音減からの距離が 2? の位置の騒音レベルLA?2? の値は次のようになる。 LA?2?=20log10?K(2?)2p0 =20log10?K4?2p0 =20(log10?K?2p0?log104) =20log10?K?2p0?20log104 =20log10?K?2p0?20log1022 =20log10?K?2p0?40log102 =94?40×0.3 =82 となる。また、騒音減からの距離が 3? の位置の騒音レベルLA?3? の値は次のようになる。 LA?3?=20log10?K(3?)2p0 =20log10?K9?2p0 =20(log10?K?2p0?log109) =20log10?K?2p0?20log109 =20log10?K?2p0?20log1032 =20log10?K?2p0?40log103 =94?40×0.5 =74 従って、騒音源から2?の距離の騒音レベルは、82 dB、3?の距離の騒音レベルは、74 dB となる。 【B案】 音圧は距離の2乗に反比例し、騒音源から ? の距離にある作業場で測定した騒音レベルが 94 dB であるというのであるから、ある(騒音減からの距離によらない)常数 K が存在して次式のようになる。 94=10log10?(K?)2p02 =10log10?(K??p0)2 =20log10?K??p0 また、騒音減からの距離が 2? の位置の騒音レベルLA?2? の値は次のようになる。 LA?2?=10log10?(K2?)2p02 =10log10?(K2??p0)2 =20log10?K2??p0 =20(log10?K??p0?log10?2) =20log10?K??p0?6 =94?6 =88 となる。また、騒音減からの距離が 3? の位置の騒音レベルLA?3? の値は次のようになる。 LA?2?=10log10?(K3?)2p02 =10log10?(K3??p0)2 =20log10?K3??p0 =20(log10?K??p0?log10?3) =20log10?K??p0?10 =94?10 =84 従って、騒音源から2?の距離の騒音レベルは、82 dB、3?の距離の騒音レベルは、74 dB となる。

  • 9

    (3-②)次の②について騒音レベル[dB]を求めよ。計算過程も示すこと。 なお、音圧がp[Pa]である騒音レベルLA[dB]は次の式で表されるものとし、この騒音は、反射、干渉、回折及び吸収を受けず、その音圧は距離の2乗に反比例して減衰するものとする。 また、log102= 0.3、log103= 0.5、log105= 0.7 とする。  ② ある測定点で騒音レベルが82dBである騒音の発生源がある。その発生源がその場所で一つから二つに増えた場合のその測定点での騒音レベル [dB]を求めよ

    【解答例】 騒音レベルが 82 dB である騒音の音圧をpx とすると、 82=10log10?px2p02 となる。 音源が一つから二つに増えたときの騒音レベルLA?2 は、次のようになる。 LA?2=10log10?2px2p02 =10(log10?px2p02+log10?2) =10log10?px2p02+10log10?2 =10log10?px2p02+3 となり、3 dB 大きくなる(※)。

  • 10

    (4-①)等価騒音レベルについて、次の問に答えよ。  ① 騒音に関する作業環境測定において、A測定とB測定の等価騒音レベルがどのような場合に、第Ⅲ管理区分と評価されるか述べよ。

    【解答例】 騒音に関する作業環境測定において、A 測定と B 測定の等価騒音レベルの測定を行っている場合、A 測定又は B 測定のいずれかが第Ⅲ管理区分になっている場合に、作業場全体を第Ⅲ管理区分と評価する。

  • 11

    (4-②)等価騒音レベルについて、次の問に答えよ。  ② A特性の等価騒音レベルが91dBのとき、日本産業衛生学会が勧告する騒音のばく露許容基準による1日のばく露限度時間を答えよ。

    【解答例】 A 特性の等価騒音レベルが 91 dB のとき、1日のばく露限度時間は2時間となる。