ログイン

労働衛生コンサルタント(令和6年度 健康管理(問2 非電離放射線 記述式))
11問 • 11ヶ月前
  • ユーザ名非公開
  • 通報

    問題一覧

  • 1

    (1)非電離放射線について、電離放射線と異なる物理的性質を二つ挙げよ。

    【解答例】 非電離放射線の、電離放射線と異なる物理的性質としては以下の2点があげられる。 1 電離放射線が電離作用を持つのに対し、非電離放射線は電離作用を持たないかあっても弱い。 2 非電離放射線は、電離放射線に比して周波数が低い(その周波数における境界は、3×1015Hz 程度である)。従って、回折しやすく、大気の水分などに吸収されにくく、散乱しにくいという物理的な性質があるので、一般に透過力が高い。

  • 2

    (2-①)紫外線及び赤外線について、次の問に答えよ。  ① 紫外線、赤外線の発生を伴う作業の具体例をそれぞれ挙げよ。

    【解答例】 (下記のうちそれぞれひとつづつ記せばよい。) 1 紫外線の発生を伴う作業:アーク溶接・溶断、ガス溶接・溶断、殺菌、検査等の業務 2 赤外線の発生を伴う作業:製鉄、製鋼、ガラス等の炉前作業、造塊などの高熱物体取扱作業、赤外線乾燥作業等に係る業務

  • 3

    (2-②)紫外線及び赤外線について、次の問に答えよ。  ② 紫外線と赤外線の性質の違いについて、波長、組織透過性、組織への作用、熱発生、発がん性のそれぞれについて述べよ。

    【解答例】 1 波長 紫外線の波長は可視光線よりも短く、1nm から 380 nm 程度である。一方、赤外線の波長は可視光線よりも長く 780 nm から 106,000 nm 程度である。 2 組織透過性 組織透過性は、波長の長いものの方が高く、紫外線よりも赤外線の方が高い。 3 組織への作用 紫外線は、皮膚でビタミンDを合成する作用があるが、同時に、コラーゲンやエラスチンにダメージを与えて老化に影響を与える。赤外線は、毛細血管を拡張し、全身の血液循環を活性化させ、新陳代謝を促進する効果があるが、近赤外領域の赤外線はヘモグロビンに吸収されて日焼紅班を引き起こすことがある。 4 熱発生 赤外線は、熱線という別名からも分かるように、照射物に吸収されて熱作用を及ぼす。これに対し、紫外線は、化学作用を起こすが、熱作用はほとんどない。 5 発がん性 紫外線にはヒトに対する発がん性(皮膚がん)があることが知られている。赤外線については、ヒトに発がん性があると信じるに足る証拠はない。

  • 4

    (2-③)紫外線及び赤外線について、次の問に答えよ。  ③ 紫外線と赤外線へのばく露で生じる眼障害をそれぞれ二つずつ挙げよ。

    【解答例】 紫外線による眼障害には、急性の眼炎、慢性の白内障などがある。 赤外線による眼障害には、白内障、黄斑変性などがある。

  • 5

    (2-④)紫外線及び赤外線について、次の問に答えよ。  ④ 紫外線へのばく露による皮膚障害を二つ、赤外線へのばく露による皮膚障害を一つ挙げよ。

    【解答例】 紫外線へのばく露による皮膚障害には、菱形皮膚、皮膚がん等がある。 赤外線へのばく露による皮膚障害をには、熱火傷がある

  • 6

    (2-⑤)紫外線及び赤外線について、次の問に答えよ。  ⑤ 紫外線が発生する作業による健康障害リスクを低減するための作業管理の措置を挙げよ。ただし、殺菌灯を使用する作業を除いて解答すること。

    【解答例】 紫外線による健康障害リスクを低減するための作業管理の措置としては、以下のことが考えられる。 ○ 紫外線の発生の少ない作業方法の採用 ○ 紫外線へのばく露の少ない作業方法(作業位置、姿勢等を含む)の採用 ○ 紫外線の発生する場所における作業時間の短縮 ○ しゃ光保護具(保護眼鏡)等の保護具の着用 ○ 関係者以外の者の立入禁止措置

  • 7

    (2-⑥)紫外線及び赤外線について、次の問に答えよ。  ⑥ 紫外線及び赤外線による健康障害の防止のために、事業者が行うことが必要な健康管理の措置を述べよ。

    【解答例】 紫外線又は赤外線にさらされる業務に労働者を従事させる場合においては、雇い入れ又は配置替えの際、その後1年以内毎に1回、定期に(行政通達による)健康診断を実施する。 健康診断を実施した場合は、その結果に基づいて健康管理区分を行い、必要に応じて健康指導の実施、労働時間の短縮、配置転換等の措置を採ること。 また、紫外線又は赤外線による健康影響とその防止方法等について、適宜、労働衛生教育を行う。

  • 8

    (3-①)レーザー光線について、次の問に答えよ。  ① レーザー光線が有する物理的特性と、それによる健康障害について述べよ。

    【解答例】 レーザーとは、180nm から1 mm までの波長域にあり、単一波長で位相のそろった指向性の強いものである。 その物理的特性には、指向性(広がらない)、集光性(狭い範囲への集光が可能)、単色性という性格がある。また、光子の周波数、及び、時間的・空間的位相がそろっているため、可干渉性(コヒーレンス)がある。 また、その健康影響には眼への影響と皮膚への影響がある。 眼への影響としては、視覚焦点域外の波長のレーザー光線は、角膜、水晶体等の組織に吸収されて角膜火傷、視力低下を伴う白内障等を起こす。視覚焦点域内の波長及び赤外部の一部をもつレーザー光線は、網膜火傷などの網膜障害を起こすことがある。 皮膚への影響としては、高出力のレーザー光線に対する過度のばく露を受けると軽度の紅斑から水泡形成、熱凝固、炭化までの変化が起こることがある。

  • 9

    (3-②)レーザー光線について、次の問に答えよ。  ② レーザー機器とはどのような機器で、どのような作業で用いられるか説明せよ。

    【解答例】 レーザー加工機とは、レーザー発振器(媒質、励起光源、共振器(増幅器)からなる装置で、媒質に励起光源から光を当て、媒質中の原子を励起状態にして(元に戻るときに)光子を放出させ、共振器によって共振させてレーザー光を放出させる装置である。 具体的な例としては、レーザー加工機、レーザーマーカー、通信機器、医療用レーザーメスなどがある。 これらを用いる作業としては、レーザー加工機を用いた材料の加工、レーザー機器の開発・修理等、医療業務(レーザー機器を用いた医療行為)などがある。

  • 10

    (3-③)レーザー光線について、次の問に答えよ。  ③ JIS C6802「レーザー製品の安全基準」に基づくクラス4のレーザー機器使用作業に係る作業管理の措置項目を四つ挙げよ。

    【解答例】 JIS C 6802「レーザー製品の安全基準」に基づくクラス4のレーザー機器使用作業に係る作業管理の措置項目には、次のものがある。 1 レーザー機器の操作 レーザー機器の操作は、レーザー光線からできるだけ離れた位置で行う 2 光学系調整時の措置 レーザー光線により光学系の調整を行う場合は、調整に必要な最小の出力のレーザー光線により行う 3 保護具等の使用 レーザー光線の種類に応じた有効な保護眼鏡を作業者に着用させるとともに、できるだけ皮膚の露出が少なく、燃えにくい素材を用いた衣服を作業者に着用させる 4 点検・整備 作業開始前に、レーザー機器管理者にレーザー光路、インターロック機能等及び保護具の点検を行わせる。また、一定期間以内ごとに、レーザー機器について専門的知識を有する者に、一定の事項についてレーザー機器を点検させ、必要な整備を行わせる

  • 11

    (3-④)レーザー光線について、次の問に答えよ。  ④ 上記③の作業に常時従事する労働者の健康管理において行う検査の内容を述べよ。

    【解答例】 「クラス4のレーザー機器使用作業」に常時従事する労働者の健康管理において行う検査の内容は、雇い入れ又は配置替えの際に視力検査に併せて前眼部(角膜、水晶体)検査及び眼底検査を行うことである。

  • 労働衛生コンサルタント(令和6年度 労働衛生一般試験問題)

    労働衛生コンサルタント(令和6年度 労働衛生一般試験問題)

    ユーザ名非公開 · 30問 · 11ヶ月前

    労働衛生コンサルタント(令和6年度 労働衛生一般試験問題)

    労働衛生コンサルタント(令和6年度 労働衛生一般試験問題)

    30問 • 11ヶ月前
    ユーザ名非公開

    労働衛生コンサルタント(令和6年度 労働衛生関係法令試験問題)

    労働衛生コンサルタント(令和6年度 労働衛生関係法令試験問題)

    ユーザ名非公開 · 15問 · 11ヶ月前

    労働衛生コンサルタント(令和6年度 労働衛生関係法令試験問題)

    労働衛生コンサルタント(令和6年度 労働衛生関係法令試験問題)

    15問 • 11ヶ月前
    ユーザ名非公開

    労働衛生コンサルタント(令和6年度 健康管理(問1 化学物質管理 記述式))

    労働衛生コンサルタント(令和6年度 健康管理(問1 化学物質管理 記述式))

    ユーザ名非公開 · 8問 · 11ヶ月前

    労働衛生コンサルタント(令和6年度 健康管理(問1 化学物質管理 記述式))

    労働衛生コンサルタント(令和6年度 健康管理(問1 化学物質管理 記述式))

    8問 • 11ヶ月前
    ユーザ名非公開

    労働衛生コンサルタント(令和6年度 健康管理(問3 騒音とその健康障害 記述式))

    労働衛生コンサルタント(令和6年度 健康管理(問3 騒音とその健康障害 記述式))

    ユーザ名非公開 · 11問 · 11ヶ月前

    労働衛生コンサルタント(令和6年度 健康管理(問3 騒音とその健康障害 記述式))

    労働衛生コンサルタント(令和6年度 健康管理(問3 騒音とその健康障害 記述式))

    11問 • 11ヶ月前
    ユーザ名非公開

    労働衛生コンサルタント(令和6年度 健康管理(問4 メンタルヘルス対策 記述式))

    労働衛生コンサルタント(令和6年度 健康管理(問4 メンタルヘルス対策 記述式))

    ユーザ名非公開 · 11問 · 11ヶ月前

    労働衛生コンサルタント(令和6年度 健康管理(問4 メンタルヘルス対策 記述式))

    労働衛生コンサルタント(令和6年度 健康管理(問4 メンタルヘルス対策 記述式))

    11問 • 11ヶ月前
    ユーザ名非公開

    労働衛生コンサルタント(令和5年度 労働衛生一般試験問題)

    労働衛生コンサルタント(令和5年度 労働衛生一般試験問題)

    ユーザ名非公開 · 30問 · 1年前

    労働衛生コンサルタント(令和5年度 労働衛生一般試験問題)

    労働衛生コンサルタント(令和5年度 労働衛生一般試験問題)

    30問 • 1年前
    ユーザ名非公開

    労働衛生コンサルタント(令和5年度 労働衛生関係法令試験問題)

    労働衛生コンサルタント(令和5年度 労働衛生関係法令試験問題)

    ユーザ名非公開 · 15問 · 1年前

    労働衛生コンサルタント(令和5年度 労働衛生関係法令試験問題)

    労働衛生コンサルタント(令和5年度 労働衛生関係法令試験問題)

    15問 • 1年前
    ユーザ名非公開

    労働衛生コンサルタント(令和5年度 健康管理(問1 化学物質管理 記述式))

    労働衛生コンサルタント(令和5年度 健康管理(問1 化学物質管理 記述式))

    ユーザ名非公開 · 10問 · 1年前

    労働衛生コンサルタント(令和5年度 健康管理(問1 化学物質管理 記述式))

    労働衛生コンサルタント(令和5年度 健康管理(問1 化学物質管理 記述式))

    10問 • 1年前
    ユーザ名非公開

    労働衛生コンサルタント(令和5年度 健康管理(問2 作業態様等に起因の疾病 記述式))

    労働衛生コンサルタント(令和5年度 健康管理(問2 作業態様等に起因の疾病 記述式))

    ユーザ名非公開 · 9問 · 1年前

    労働衛生コンサルタント(令和5年度 健康管理(問2 作業態様等に起因の疾病 記述式))

    労働衛生コンサルタント(令和5年度 健康管理(問2 作業態様等に起因の疾病 記述式))

    9問 • 1年前
    ユーザ名非公開

    労働衛生コンサルタント(令和5年度 健康管理(問3 高年齢労働者の労働災害の特徴と予防 記述式))

    労働衛生コンサルタント(令和5年度 健康管理(問3 高年齢労働者の労働災害の特徴と予防 記述式))

    ユーザ名非公開 · 13問 · 1年前

    労働衛生コンサルタント(令和5年度 健康管理(問3 高年齢労働者の労働災害の特徴と予防 記述式))

    労働衛生コンサルタント(令和5年度 健康管理(問3 高年齢労働者の労働災害の特徴と予防 記述式))

    13問 • 1年前
    ユーザ名非公開

    労働衛生コンサルタント(令和5年度 健康管理(問4 過重労働による健康影響の予防 記述式))

    労働衛生コンサルタント(令和5年度 健康管理(問4 過重労働による健康影響の予防 記述式))

    ユーザ名非公開 · 13問 · 1年前

    労働衛生コンサルタント(令和5年度 健康管理(問4 過重労働による健康影響の予防 記述式))

    労働衛生コンサルタント(令和5年度 健康管理(問4 過重労働による健康影響の予防 記述式))

    13問 • 1年前
    ユーザ名非公開

    労働衛生コンサルタント(令和4年度 労働衛生一般試験問題)

    労働衛生コンサルタント(令和4年度 労働衛生一般試験問題)

    ユーザ名非公開 · 30問 · 1年前

    労働衛生コンサルタント(令和4年度 労働衛生一般試験問題)

    労働衛生コンサルタント(令和4年度 労働衛生一般試験問題)

    30問 • 1年前
    ユーザ名非公開

    労働衛生コンサルタント(令和4年度 労働衛生関係法令試験問題)

    労働衛生コンサルタント(令和4年度 労働衛生関係法令試験問題)

    ユーザ名非公開 · 15問 · 1年前

    労働衛生コンサルタント(令和4年度 労働衛生関係法令試験問題)

    労働衛生コンサルタント(令和4年度 労働衛生関係法令試験問題)

    15問 • 1年前
    ユーザ名非公開

    労働衛生コンサルタント(令和4年度 健康管理(問1 電離放射線障害 記述式))

    労働衛生コンサルタント(令和4年度 健康管理(問1 電離放射線障害 記述式))

    ユーザ名非公開 · 15問 · 11ヶ月前

    労働衛生コンサルタント(令和4年度 健康管理(問1 電離放射線障害 記述式))

    労働衛生コンサルタント(令和4年度 健康管理(問1 電離放射線障害 記述式))

    15問 • 11ヶ月前
    ユーザ名非公開

    労働衛生コンサルタント(令和4年度 健康管理(問2 インジウム・スズ酸化物 記述式))

    労働衛生コンサルタント(令和4年度 健康管理(問2 インジウム・スズ酸化物 記述式))

    ユーザ名非公開 · 12問 · 11ヶ月前

    労働衛生コンサルタント(令和4年度 健康管理(問2 インジウム・スズ酸化物 記述式))

    労働衛生コンサルタント(令和4年度 健康管理(問2 インジウム・スズ酸化物 記述式))

    12問 • 11ヶ月前
    ユーザ名非公開

    労働衛生コンサルタント(令和4年度 健康管理(問3 メンタルヘルス対策 記述式))

    労働衛生コンサルタント(令和4年度 健康管理(問3 メンタルヘルス対策 記述式))

    ユーザ名非公開 · 9問 · 11ヶ月前

    労働衛生コンサルタント(令和4年度 健康管理(問3 メンタルヘルス対策 記述式))

    労働衛生コンサルタント(令和4年度 健康管理(問3 メンタルヘルス対策 記述式))

    9問 • 11ヶ月前
    ユーザ名非公開

    労働衛生コンサルタント(令和4年度 健康管理(問4 労働者に行う健康診断 記述式))

    労働衛生コンサルタント(令和4年度 健康管理(問4 労働者に行う健康診断 記述式))

    ユーザ名非公開 · 11問 · 11ヶ月前

    労働衛生コンサルタント(令和4年度 健康管理(問4 労働者に行う健康診断 記述式))

    労働衛生コンサルタント(令和4年度 健康管理(問4 労働者に行う健康診断 記述式))

    11問 • 11ヶ月前
    ユーザ名非公開

    問題一覧

  • 1

    (1)非電離放射線について、電離放射線と異なる物理的性質を二つ挙げよ。

    【解答例】 非電離放射線の、電離放射線と異なる物理的性質としては以下の2点があげられる。 1 電離放射線が電離作用を持つのに対し、非電離放射線は電離作用を持たないかあっても弱い。 2 非電離放射線は、電離放射線に比して周波数が低い(その周波数における境界は、3×1015Hz 程度である)。従って、回折しやすく、大気の水分などに吸収されにくく、散乱しにくいという物理的な性質があるので、一般に透過力が高い。

  • 2

    (2-①)紫外線及び赤外線について、次の問に答えよ。  ① 紫外線、赤外線の発生を伴う作業の具体例をそれぞれ挙げよ。

    【解答例】 (下記のうちそれぞれひとつづつ記せばよい。) 1 紫外線の発生を伴う作業:アーク溶接・溶断、ガス溶接・溶断、殺菌、検査等の業務 2 赤外線の発生を伴う作業:製鉄、製鋼、ガラス等の炉前作業、造塊などの高熱物体取扱作業、赤外線乾燥作業等に係る業務

  • 3

    (2-②)紫外線及び赤外線について、次の問に答えよ。  ② 紫外線と赤外線の性質の違いについて、波長、組織透過性、組織への作用、熱発生、発がん性のそれぞれについて述べよ。

    【解答例】 1 波長 紫外線の波長は可視光線よりも短く、1nm から 380 nm 程度である。一方、赤外線の波長は可視光線よりも長く 780 nm から 106,000 nm 程度である。 2 組織透過性 組織透過性は、波長の長いものの方が高く、紫外線よりも赤外線の方が高い。 3 組織への作用 紫外線は、皮膚でビタミンDを合成する作用があるが、同時に、コラーゲンやエラスチンにダメージを与えて老化に影響を与える。赤外線は、毛細血管を拡張し、全身の血液循環を活性化させ、新陳代謝を促進する効果があるが、近赤外領域の赤外線はヘモグロビンに吸収されて日焼紅班を引き起こすことがある。 4 熱発生 赤外線は、熱線という別名からも分かるように、照射物に吸収されて熱作用を及ぼす。これに対し、紫外線は、化学作用を起こすが、熱作用はほとんどない。 5 発がん性 紫外線にはヒトに対する発がん性(皮膚がん)があることが知られている。赤外線については、ヒトに発がん性があると信じるに足る証拠はない。

  • 4

    (2-③)紫外線及び赤外線について、次の問に答えよ。  ③ 紫外線と赤外線へのばく露で生じる眼障害をそれぞれ二つずつ挙げよ。

    【解答例】 紫外線による眼障害には、急性の眼炎、慢性の白内障などがある。 赤外線による眼障害には、白内障、黄斑変性などがある。

  • 5

    (2-④)紫外線及び赤外線について、次の問に答えよ。  ④ 紫外線へのばく露による皮膚障害を二つ、赤外線へのばく露による皮膚障害を一つ挙げよ。

    【解答例】 紫外線へのばく露による皮膚障害には、菱形皮膚、皮膚がん等がある。 赤外線へのばく露による皮膚障害をには、熱火傷がある

  • 6

    (2-⑤)紫外線及び赤外線について、次の問に答えよ。  ⑤ 紫外線が発生する作業による健康障害リスクを低減するための作業管理の措置を挙げよ。ただし、殺菌灯を使用する作業を除いて解答すること。

    【解答例】 紫外線による健康障害リスクを低減するための作業管理の措置としては、以下のことが考えられる。 ○ 紫外線の発生の少ない作業方法の採用 ○ 紫外線へのばく露の少ない作業方法(作業位置、姿勢等を含む)の採用 ○ 紫外線の発生する場所における作業時間の短縮 ○ しゃ光保護具(保護眼鏡)等の保護具の着用 ○ 関係者以外の者の立入禁止措置

  • 7

    (2-⑥)紫外線及び赤外線について、次の問に答えよ。  ⑥ 紫外線及び赤外線による健康障害の防止のために、事業者が行うことが必要な健康管理の措置を述べよ。

    【解答例】 紫外線又は赤外線にさらされる業務に労働者を従事させる場合においては、雇い入れ又は配置替えの際、その後1年以内毎に1回、定期に(行政通達による)健康診断を実施する。 健康診断を実施した場合は、その結果に基づいて健康管理区分を行い、必要に応じて健康指導の実施、労働時間の短縮、配置転換等の措置を採ること。 また、紫外線又は赤外線による健康影響とその防止方法等について、適宜、労働衛生教育を行う。

  • 8

    (3-①)レーザー光線について、次の問に答えよ。  ① レーザー光線が有する物理的特性と、それによる健康障害について述べよ。

    【解答例】 レーザーとは、180nm から1 mm までの波長域にあり、単一波長で位相のそろった指向性の強いものである。 その物理的特性には、指向性(広がらない)、集光性(狭い範囲への集光が可能)、単色性という性格がある。また、光子の周波数、及び、時間的・空間的位相がそろっているため、可干渉性(コヒーレンス)がある。 また、その健康影響には眼への影響と皮膚への影響がある。 眼への影響としては、視覚焦点域外の波長のレーザー光線は、角膜、水晶体等の組織に吸収されて角膜火傷、視力低下を伴う白内障等を起こす。視覚焦点域内の波長及び赤外部の一部をもつレーザー光線は、網膜火傷などの網膜障害を起こすことがある。 皮膚への影響としては、高出力のレーザー光線に対する過度のばく露を受けると軽度の紅斑から水泡形成、熱凝固、炭化までの変化が起こることがある。

  • 9

    (3-②)レーザー光線について、次の問に答えよ。  ② レーザー機器とはどのような機器で、どのような作業で用いられるか説明せよ。

    【解答例】 レーザー加工機とは、レーザー発振器(媒質、励起光源、共振器(増幅器)からなる装置で、媒質に励起光源から光を当て、媒質中の原子を励起状態にして(元に戻るときに)光子を放出させ、共振器によって共振させてレーザー光を放出させる装置である。 具体的な例としては、レーザー加工機、レーザーマーカー、通信機器、医療用レーザーメスなどがある。 これらを用いる作業としては、レーザー加工機を用いた材料の加工、レーザー機器の開発・修理等、医療業務(レーザー機器を用いた医療行為)などがある。

  • 10

    (3-③)レーザー光線について、次の問に答えよ。  ③ JIS C6802「レーザー製品の安全基準」に基づくクラス4のレーザー機器使用作業に係る作業管理の措置項目を四つ挙げよ。

    【解答例】 JIS C 6802「レーザー製品の安全基準」に基づくクラス4のレーザー機器使用作業に係る作業管理の措置項目には、次のものがある。 1 レーザー機器の操作 レーザー機器の操作は、レーザー光線からできるだけ離れた位置で行う 2 光学系調整時の措置 レーザー光線により光学系の調整を行う場合は、調整に必要な最小の出力のレーザー光線により行う 3 保護具等の使用 レーザー光線の種類に応じた有効な保護眼鏡を作業者に着用させるとともに、できるだけ皮膚の露出が少なく、燃えにくい素材を用いた衣服を作業者に着用させる 4 点検・整備 作業開始前に、レーザー機器管理者にレーザー光路、インターロック機能等及び保護具の点検を行わせる。また、一定期間以内ごとに、レーザー機器について専門的知識を有する者に、一定の事項についてレーザー機器を点検させ、必要な整備を行わせる

  • 11

    (3-④)レーザー光線について、次の問に答えよ。  ④ 上記③の作業に常時従事する労働者の健康管理において行う検査の内容を述べよ。

    【解答例】 「クラス4のレーザー機器使用作業」に常時従事する労働者の健康管理において行う検査の内容は、雇い入れ又は配置替えの際に視力検査に併せて前眼部(角膜、水晶体)検査及び眼底検査を行うことである。