問題一覧
1
塩基性物質は酸性物質よりも胃から───。
吸収されにくい
2
塩基性物質は酸性物質よりも小腸から───。
吸収されやすい
3
化学物質の体内動態を左右する四つの過程を書け。
吸収, 分布, 代謝, 排泄
4
人体に吸収された脂溶性異物を体外に排泄するために極性化する生体内酵素は次のうちどれか、一つ選べ。
薬物代謝酵素
5
貼付剤が経皮吸収による安定した血中濃度を保てる理由として適切なのはどれか。
体内循環前の肝臓での代謝を受けず、全身血流に入るため
6
一般的に、吸収される有機物質は脂溶性が高いほど消化管粘膜組織内に浸透しにくい。
✕
7
消化管からの吸収において化学物質の濃度に依存した膜透過機構は次のうちどれか。
受動的膜透過機構
8
揮発性化学物質であるクロロホルムや四塩化炭素は肺で吸収されたのち、どの臓器で毒性を示すか。
肝臓
9
化学物質(薬物等)が投与部位から全身循環血に移行する過程で肝臓や小腸で一部代謝を受けることを何というか。
初回通過効果
10
そのままでは毒性も発がん性も示さない化学物質が薬物代謝酵素の働きで毒性や発がん性をもつようになる過程のことを何というか、一つ選べ。
代謝的活性化
11
生体膜にどれだけ分布しやすいかを知る目安として有名なパラメーターは次のうちどれか、一つ選べ。
Po/w
12
消化管からの吸収において化学物質の濃度に依存せず、必要な量だけを透過させる膜透過機構は次のうちどれか。
能動的膜透過機構
13
化学物質の体内動態の過程を英語の頭文字を合わせて何と略称するか。
ADME
14
組織に供給される血流量は、異物の組織分布に影響を与える。
◯
15
Po/wが高いDDTやダイオキシン類などは、脂肪組織への移行率が高い。
◯
16
異物の脂溶性は組織分布に影響を与える。
◯
17
DDTやダイオキシン類など高脂溶性物質は、脂肪組織への移行率が高い。
◯
18
( )内に入る適切な語を選べ。 組織分布を左右する因子として循環血流量、脂溶性、( )、血液ー組織関門等がある。
タンパク結合
19
胎児性水俣病と関連の深い記述を選べ。
胎児の血液ー脳関門
20
血液ー組織関門の種類を3種記せ。 血液ー(1)関門 血液ー(2)関門 血液ー(3)関門
脳, 胎盤, 脳脊髄液
21
( )内に入る適切な語を選べ。 筋肉や脂肪などのように血流量の( )組織では異物の移行は緩慢である。
少ない
22
( )内に入る適切な語を選べ。 パラコートは( )に蓄積されやすい。
肺
23
血液ー組織関門では、非解離型分子でPo/w値の高い物質ほど透過性が高い。
◯
24
α1-酸性糖タンパク質は主に塩基性物質に対する親和性が高い。
◯
25
( )内に入る適切な語を選べ。 血流量の( )臓器・組織では、異物は一般に速やかに移行し分布する。
多い
26
血液ー組織関門では、非解離型分子で水溶性の高い物質ほど透過性が高い。
✕
27
アルブミンは主として塩基性薬物に対する親和性が高く、血中の遊離型塩基性物質の濃度に影響を与える。
✕
28
グルタチオン抱合体から生成する尿中代謝物はどれか。
メルカプツール酸
29
腎排泄に関する記述のうち、正しいのはどれか。
クレアチニンクリアランスで使用されるクレアチニンは、タンパク質結合せず、再吸収もされない。
30
化学物質の排泄に関する記述のうち、正しいのはどれか。
腎排泄において、原尿からの化学物質の再吸収は近位尿細管で行われる。
31
乳汁中へは脂溶性の高い化学物質は排泄されない。
✕
32
排泄に関する記述のうち、正しいのはどれか。
分子量の大きな化学物質は胆汁中に排泄される傾向にある。
33
腸肝循環に関する記述のうち、正しいのはどれか。
胆汁中排泄された化学物質が、腸管で加水分解されて再吸収されて肝臓に戻ることである。
34
メタンフェタミンの排泄に関する記述のうち、正しいのはどれか。
メタンフェタミンは一部が馬尿酸に代謝されて排泄される。
35
排泄に関する記述について、正しいのはどれか。全て選べ。
爪や毛髪にも化学物質の排泄が起こる。, 汗にも化学物質の排泄が起こる。, 乳汁中へも化学物質が排泄される。, 肺においては呼気への排泄が起こる。
36
腎排泄において、近位尿細管からの再吸収に関する記述のうち、正しいのはどれか。
血中から尿細管に分泌されて排泄される経路もある。
37
腸内細菌による代謝で、抱合体の加水分解酵素はどれか。一つ選べ。
β-グルクロニダーゼ
38
肝細胞への化学物質の取り込みに働くトランスポーターはどれか。
OCT, LST(OATP1B1), OATP
39
ヒ素や水銀などは毛髪には排泄されない。
✕