犬、ボーダー・コリー、雄、8 歳齢。頻回の嘔吐を主訴に来院。〔図1 - A, B〕
は消化管造影X 線像(A:腹背像、B:側方像)であり、〔図1 - C〕は腹部CT
検査水平断面像である。ただし腹部CT 検査は消化管造影後に実施した。最も疑
われる疾患・病態はどれか。
1.
胃腫瘍
2.
巨大結腸症
3.
腸管内異物
4.
胃拡張捻転症候群
5.
腸重積3
犬、ジャーマン・シェパード・ドッグ、避妊雌、6 歳齢。左前肢の跛行を主訴
に来院。〔図4 - A, B〕は左前肢X 線像(A:側方像、B:頭尾像)、〔図4 - C〕
は病変部の細針吸引細胞診像である(ギムザ染色、×400)。
最も疑われる疾患はどれか。
1.
多発性骨髄腫
2.
滑膜肉腫
3.
骨肉腫
4.
線維肉腫
5.
血管肉腫3
〔図5 - A, B〕は2020 年6 月および9 月時点における、ある家畜伝染病の
OIE ステータスである。この疾患はどれか。
1.
豚熱(豚コレラ)
2.
牛海綿状脳症
3.
アフリカ馬疫
4.
口蹄疫
5.
牛肺疫1
図7 - A, B〕はある蜂巣の様子である。この様子が示す疾患はどれか。
1.
ノゼマ病
2.
ヨーロッパ腐蛆病
3.
バロア病
4.
チョーク病
5.
アメリカ腐蛆病3
犬、フレンチ・ブルドッグ、去勢雄、8 歳齢。頸部に3 か月前から皮膚病変が
あり、痒がっているとの主訴で来院。〔図8 - A〕は頸部の外貌である。〔図8 -
B, C〕は皮膚病変部の生検病理組織像(HE 染色、B:弱拡大像、C:強拡大
像)である。最も疑われる疾患はどれか。
1.
肥満細胞腫
2.
上皮向性リンパ腫
3.
尋常性天疱瘡
4.
形質細胞腫
5.
犬アトピー性皮膚炎2
牛の糞便より〔図10〕を検出する検査法として適当なのはどれか。
a ベールマン法
b ビーズ法
c ホルマリン・エーテル法(MGL 法)
d ミラシジウム孵化法(ミラシジウム遊出法)
e 色素試験
1.
(a, e)
2.
(d, e)
3.
(a, b)
4.
(c, d)
5.
(b, c)5
犬、パピヨン、雄、2 歳齢。急に倒れたという主訴で来院。〔図11〕は右室流
出路における連続波ドプラの血流速度波形である。最も疑われる疾患はどれか。
1.
肺血栓塞栓症
2.
三尖弁逆流症
3.
犬糸状虫症
4.
肺動脈狭窄症
5.
肺動脈性肺高血圧症4
馬、日本在来種、雄、16 歳。〔図12 - A〕は肝臓の肉眼像、〔図12 - B〕は病
変部のHE 染色低倍像である。最も疑われる疾患はどれか。
1.
馬ピロプラズマ病
2.
包虫症
3.
円虫症
4.
馬伝染性貧血
5.
肝膿瘍3
〔図15〕は、WHO が公表しているある人獣共通感染症の世界における2016
年までの発生状況である。この感染症あるいはその病原体に関する記述として
適切なのはどれか。
1.
異常気象による大雨の後に発生することが多い。
2.
ヒトからヒトへの感染は主に血液や体液との直接接触による。
3.
ベクターはツェツェバエである。
4.
重篤な神経症状がみられる。
5.
ヒトでは弱毒生ワクチンが実用化されている。2
犬、ビーグル、避妊雌、12 歳齢。1 か月前からの頻尿と血尿を主訴に来院。
〔図16 - A〕は膀胱の超音波検査像、〔図16 - B, C〕は尿沈渣の細胞診像であ
る(ギムザ染色)。最も疑われる疾患はどれか。
1.
移行上皮癌
2.
平滑筋腫
3.
乳頭腫
4.
細菌性膀胱炎
5.
リンパ腫1
妊娠馬が流産した。流産胎子の胃液をDHL 寒天培地で培養すると腸内細菌
科の細菌とともに青丸で囲ったコロニーが散見された〔図18 - A〕。流産した
母馬の血清を用いた検査を行い、〔図18 - B〕に示す結果を得た。最も疑われ
る感染症に関する記述として適切なのはどれか。
a 我が国で発生が認められる。
b 子馬では肺炎を起こす。
c 飼育環境の土壌中から感染する。
d 病原体は哺乳類に広く感染する。
e 成馬では膿瘍を起こすこともある。
1.
(c, d)
2.
(d, e)
3.
(a, e)
4.
(b, c)
5.
(a, b)3
犬、ヨークシャー・テリア、去勢雄、5 歳齢。尿タンパク/ クレアチニン比が
持続的に高値を示し、各種検査で原因が明らかにならなかったため腎生検を実
施した。〔図19〕は腎臓の病理組織像(A:HE 染色、B:IgG に対する蛍光抗体
法、C:補体C3 に対する蛍光抗体法)である。最も疑われる疾患はどれか。
1.
腎盂腎炎
2.
腎アミロイドーシス
3.
膜性増殖性糸球体腎炎
4.
糖尿病性腎症
5.
膜性腎症(膜性糸球体腎炎)5
犬、雑種、雄、13 歳齢。重度の肝不全を示して死亡した。〔図20〕は肝臓の
肉眼像である。この肝臓に観察される組織学的変化として適当なのはどれか。
a 肝細胞に類似した腫瘍細胞の索状ないし充実性の増殖
b 周囲に線維化を伴った嚢胞の多発
c 細菌感染を伴う胆管肝炎ならびに膿瘍形成
d 肝細胞の脂肪変性ならびに壊死
e 線維化ならびに偽小葉形成
1.
(a, b)
2.
(b, c)
3.
(d, e)
4.
(c, d)
5.
(a, e)3
牛、ホルスタイン種、雄、6 か月齢。排尿障害と疝痛症状を主訴に診察依頼
があった。〔図21〕は診察時の外貌であり、包皮周辺に著しい浮腫がみられた。
最も疑われる疾患はどれか。
1.
水腎症
2.
アミロイドーシス
3.
腎盂腎炎
4.
前立腺炎
5.
尿道破裂5
離乳後1 週間の子豚に元気消失、歩様蹌踉、後躯麻痺、遊泳運動などの症状
が認められた。〔図22 - A〕は発症豚の頭部、〔図22 - B〕は死亡豚の腹腔臓器
の写真である。最も疑われる疾患の病原体はどれか。
1.
トキソプラズマ
2.
腸管毒血症性大腸菌
3.
レンサ球菌
4.
オーエスキー病ウイルス
5.
豚エンテロウイルス2
犬、アイリッシュ・セッター、避妊雌、12 歳。2 か月前から繰り返す右前肢
の跛行を主訴に来院。右肘関節外側の腫脹があり、細針吸引細胞診にて悪性度
の高い所見が得られたため、全身麻酔下で右前肢を外科的に切除した。〔図
23〕は前肢に形成された病変部の病理組織像(HE 染色)である。最も疑われ
る疾患はどれか。
1.
腺癌の転移
2.
軟骨肉腫
3.
線維肉腫
4.
骨肉腫
5.
扁平上皮癌の転移1
犬、ミニチュア・シュナウザー、避妊雌、8 歳齢。時折失神をするという主
訴で来院。〔図26〕は安静時心電図(Ⅱ誘導)である。最も疑われる疾患・病
態はどれか。
1.
心房性期外収縮
2.
房室ブロック
3.
洞停止
4.
心房細動
5.
洞房ブロック2
図30〕は「環境基本法」に基づく「地下水の水質汚濁に係る環境基準」の
項目別超過率の推移を表している。(ア)の項目はどれか。
1.
フッ素
2.
硝酸性窒素および亜硝酸性窒素
3.
ヒ素
4.
テトラクロロエチレン
5.
鉛2
〔図33〕の下水処理方法はどれか。
1.
オキシデーションディッチ(酸化溝)法
2.
回分式活性汚泥法
3.
標準活性汚泥法
4.
酸化池法
5.
回転生物接触法1
〔図34 - A〕は鶏にみられた下痢便である。〔図34 - B〕は解剖時に小腸にみ
られた病変、〔図34 - C〕は中脳の組織像(HE 染色)である。最も疑われる疾
患はどれか。
1.
ニューカッスル病
2.
鶏大腸菌症
3.
鶏脳脊髄炎
4.
家きんコレラ
5.
壊死性腸炎(クロストリジウム病)1
動物におけるある疾患の発生率(罹患率)を明らかにするため、8 頭の個体
(A~H)を対象として5 年間の追跡調査を行った。〔図36〕は観察結果を示し
ている。図中の黒い破線はそれぞれの動物個体の観察期間、赤い実線は動物個
体における疾患発生を示している。観察期間における発生率の計算式はどれか。
尚、個体H は観察開始時にすでに罹患していたものとする。
1.
3(頭)÷ 31(頭-年)
2.
3(頭)÷ 25(頭-年)
3.
4(頭)÷ 33(頭-年)
4.
8(頭)÷ 33(頭-年)
5.
4(頭)÷ 8(頭-年)2
〔図37〕は血液寒天培地にStaphylococcus aureus と被検細菌を画線培養した
試験の陽性像である。被検細菌はどれか。
a Listeria monocytogenes
b Yersinia pestis
c Clostridium perfringens
d Klebsiella pneumoniae
e Streptococcus agalactiae
1.
(c, d)
2.
(d, e)
3.
(a, b)
4.
(a, e)
5.
(b, c)4
犬、雑種、雄、8 か月齢。2 か月前から沈うつ、ふらつきが認められるように
なったとの主訴で来院。〔図38〕は脳のMRI 横断像(T2 強調像)である。最も
疑われる疾患に関する記述として適切でないのはどれか。
1.
旋回やてんかん発作が認められることがある。
2.
ステロイドは感染を悪化させるため禁忌である。
3.
脊髄空洞症を併発することがある。
4.
小型犬種での発症が多い。
5.
脳室腹腔シャントが手術として選択される。2
犬、ヨークシャー・テリア、避妊雌、6 歳齢。全身性強直性けいれんが頻発
するとの主訴で来院。〔図39 -A,B,C, D〕は頭部MRI 横断像(A:T2 強調像、
B:T1 強調像、C:T2-FLAIR 像、D:ガドリニウム造影T1 強調像)である。
最も疑われる疾患はどれか。
1.
壊死性白質脳炎
2.
神経膠腫
3.
壊死性髄膜脳炎
4.
髄膜腫
5.
転移性脳腫瘍1
犬、雑種、去勢雄、9 歳齢。2 か月前より慢性の発咳があったが、急に呼吸困
難を呈したとの主訴で来院。身体検査で心雑音は聴取されず、チアノーゼを認
めた。〔図40 - A, B〕は胸部X 線画像(A:側方像、B:背腹像)である。X
線画像から判断できる異常として適切なのはどれか。
a 食道拡張
b 気管狭窄
c 気胸
d 肺野の腫瘤
e 左心房拡張
1.
(c, d)
2.
(a, e)
3.
(b, c)
4.
(d, e)
5.
(a, b)1
長期にわたり肥育豚の下痢や削痩が発生している農場において、120 日齢の
豚より直腸便を採材したところ、〔図41〕のような菌が確認された(グラム染
色)。最も疑われる疾患はどれか。
1.
豚赤痢
2.
浮腫病
3.
増殖性腸炎
4.
グレーサー病
5.
豚丹毒1
犬、雑種、去勢雄、7 歳齢。口腔内に腫瘤を発見したとの主訴で来院。〔図42
- A〕は症例の外貌、〔図42 - B〕は病変部の穿刺で回収された液体である。こ
の疾患に関する記述として誤っているのはどれか。
1.
根治には下顎腺と舌下腺の切除が必要である。
2.
頸部に病変を形成することもある。
3.
唾液腺導管の破綻が原因である。
4.
ガマ腫とも呼ばれる。
5.
術後は生涯にわたってコルチコステロイドの投与が必要である。5
〔図43〕は2013 年から2018 年におけるある人獣共通感染症の都道府県別患者
届出数である。この感染症はどれか。
1.
ライム病
2.
Q 熱
3.
オウム病
4.
野兎病
5.
ツツガムシ病1
猫、雑種、雌、1 歳齢。活動性の低下と呼吸促迫を主訴に来院。心音がやや
聞き取りにくかった。〔図47 - A, B〕は胸部X 線像(A:側方像、B:腹背
像)である。最も疑われる疾患はどれか。
1.
腹膜心膜横隔膜ヘルニア
2.
肥大型心筋症
3.
心タンポナーデ
4.
胸腺腫
5.
漏斗胸1
〔図48〕は乳牛の下腹部の外貌である。最も疑われる疾患はどれか。
1.
デルマトフィルス症
2.
牛伝染性リンパ腫(牛白血病)
3.
皮膚糸状菌症
4.
乳頭腫
5.
光線過敏症4
呼吸器症状を呈し死亡した牛の肺から分離された細菌が〔図50〕のようなコ
ロニーを作った。最も疑われる疾患はどれか。
1.
結核(結核病)
2.
ブルセラ症(ブルセラ病)
3.
牛肺疫
4.
牛のサルモネラ症
5.
ヨーネ病3
犬、雑種、避妊雌、7 か月齢。左後肢の跛行が徐々に悪化し、挙上するよう
になったとの主訴で来院。〔図51〕は骨盤周囲のX 線腹背像である。この疾患
に関する記述として適切なのはどれか。
a 大腿骨頭に虚血性壊死が生じる。
b 遺伝的因子は関与しない。
c 通常は両側性に発症する。
d 大型犬で発生が多い。
e 外科的治療法として大腿骨頭骨頸部切除が選択される。
1.
(c, d)
2.
(a, b)
3.
(a, e)
4.
(d, e)
5.
(b, c)3
可視粘膜蒼白および下痢を呈する子馬の糞便で〔図52〕の虫卵が認められた。
本症例の下痢の原因として最も適切なのはどれか。
1.
円虫
2.
回虫
3.
馬胃虫
4.
糸状虫
5.
条虫1
猫、雑種、避妊雌、10 歳齢。鼻腔内に限局したリンパ腫に対して、放射線治
療を実施した。経過観察を行っていたところ、眼に〔図53〕のような変化を生
じた。この変化に関する記述として適切なのはどれか。
1.
一定の線量以上の被ばくにより発生する。
2.
放射線治療後2~3 か月で発生する。
3.
犬ではこのような変化は見られない。
4.
予防には点眼薬が効果的である。
5.
進行した後も、自然発生のものと病理学的に区別できる。1
〔図54〕は子豚の便から分離されたウイルスRNA のポリアクリルアミドゲ
ル電気泳動パターンである。最も疑われる感染症はどれか。
1.
豚熱(豚コレラ)
2.
豚流行性下痢
3.
豚水疱病(豚水胞病)
4.
ロタウイルス病
5.
伝染性胃腸炎4
牛、ホルスタイン種、雌、5 歳齢。牛の様子がおかしいということで診察した。
〔図55〕は症例の外貌である。この疾患について誤っているのはどれか。
1.
脱出部が乾燥、硬結すると還納困難となる。
2.
軽度の場合、起立時には異常がみられない。
3.
前回分娩時の腟の損傷は発生誘因となる。
4.
脱出した部位を整復した後に陰門を縫合する処置法がある。
5.
発情期の牛に発生することが多い。5
犬、トイ・プードル、去勢雄、1 歳齢。突然右前肢を挙上するようになった
との主訴で来院。〔図56 - A, B〕は右前肢X 線像(A:側方像、B:頭尾像)
である。本症例の治療として最も適切なのはどれか。
1.
インターロッキングネイル法
2.
副子固定法
3.
髄内ピン法
4.
サークラージワイヤー法
5.
骨プレート法5
犬、アメリカン・コッカー・スパニエル、去勢雄、11 歳齢。夜間に呼吸が苦
しそうとの主訴で来院。〔図59 - A, B〕は胸部X 線像(A:側方像、B:腹背
像)である。X 線画像上で確認できる所見として、適当なのはどれか。
a 心陰影が不明瞭である。
b 右前胸部に巨大腫瘤を認める。
c 多量の胸水が貯留している。
d 食道拡張を認める。
e 左肺前葉の肺胞パターンが認められる。
1.
(c, d)
2.
(a, e)
3.
(b, c)
4.
(a, b)
5.
(d, e)2
犬、ボーダー・コリー、雄、8 歳齢。頻回の嘔吐を主訴に来院。〔図1 - A, B〕
は消化管造影X 線像(A:腹背像、B:側方像)であり、〔図1 - C〕は腹部CT
検査水平断面像である。ただし腹部CT 検査は消化管造影後に実施した。最も疑
われる疾患・病態はどれか。
1.
胃腫瘍
2.
巨大結腸症
3.
腸管内異物
4.
胃拡張捻転症候群
5.
腸重積3
犬、ジャーマン・シェパード・ドッグ、避妊雌、6 歳齢。左前肢の跛行を主訴
に来院。〔図4 - A, B〕は左前肢X 線像(A:側方像、B:頭尾像)、〔図4 - C〕
は病変部の細針吸引細胞診像である(ギムザ染色、×400)。
最も疑われる疾患はどれか。
1.
多発性骨髄腫
2.
滑膜肉腫
3.
骨肉腫
4.
線維肉腫
5.
血管肉腫3
〔図5 - A, B〕は2020 年6 月および9 月時点における、ある家畜伝染病の
OIE ステータスである。この疾患はどれか。
1.
豚熱(豚コレラ)
2.
牛海綿状脳症
3.
アフリカ馬疫
4.
口蹄疫
5.
牛肺疫1
図7 - A, B〕はある蜂巣の様子である。この様子が示す疾患はどれか。
1.
ノゼマ病
2.
ヨーロッパ腐蛆病
3.
バロア病
4.
チョーク病
5.
アメリカ腐蛆病3
犬、フレンチ・ブルドッグ、去勢雄、8 歳齢。頸部に3 か月前から皮膚病変が
あり、痒がっているとの主訴で来院。〔図8 - A〕は頸部の外貌である。〔図8 -
B, C〕は皮膚病変部の生検病理組織像(HE 染色、B:弱拡大像、C:強拡大
像)である。最も疑われる疾患はどれか。
1.
肥満細胞腫
2.
上皮向性リンパ腫
3.
尋常性天疱瘡
4.
形質細胞腫
5.
犬アトピー性皮膚炎2
牛の糞便より〔図10〕を検出する検査法として適当なのはどれか。
a ベールマン法
b ビーズ法
c ホルマリン・エーテル法(MGL 法)
d ミラシジウム孵化法(ミラシジウム遊出法)
e 色素試験
1.
(a, e)
2.
(d, e)
3.
(a, b)
4.
(c, d)
5.
(b, c)5
犬、パピヨン、雄、2 歳齢。急に倒れたという主訴で来院。〔図11〕は右室流
出路における連続波ドプラの血流速度波形である。最も疑われる疾患はどれか。
1.
肺血栓塞栓症
2.
三尖弁逆流症
3.
犬糸状虫症
4.
肺動脈狭窄症
5.
肺動脈性肺高血圧症4
馬、日本在来種、雄、16 歳。〔図12 - A〕は肝臓の肉眼像、〔図12 - B〕は病
変部のHE 染色低倍像である。最も疑われる疾患はどれか。
1.
馬ピロプラズマ病
2.
包虫症
3.
円虫症
4.
馬伝染性貧血
5.
肝膿瘍3
〔図15〕は、WHO が公表しているある人獣共通感染症の世界における2016
年までの発生状況である。この感染症あるいはその病原体に関する記述として
適切なのはどれか。
1.
異常気象による大雨の後に発生することが多い。
2.
ヒトからヒトへの感染は主に血液や体液との直接接触による。
3.
ベクターはツェツェバエである。
4.
重篤な神経症状がみられる。
5.
ヒトでは弱毒生ワクチンが実用化されている。2
犬、ビーグル、避妊雌、12 歳齢。1 か月前からの頻尿と血尿を主訴に来院。
〔図16 - A〕は膀胱の超音波検査像、〔図16 - B, C〕は尿沈渣の細胞診像であ
る(ギムザ染色)。最も疑われる疾患はどれか。
1.
移行上皮癌
2.
平滑筋腫
3.
乳頭腫
4.
細菌性膀胱炎
5.
リンパ腫1
妊娠馬が流産した。流産胎子の胃液をDHL 寒天培地で培養すると腸内細菌
科の細菌とともに青丸で囲ったコロニーが散見された〔図18 - A〕。流産した
母馬の血清を用いた検査を行い、〔図18 - B〕に示す結果を得た。最も疑われ
る感染症に関する記述として適切なのはどれか。
a 我が国で発生が認められる。
b 子馬では肺炎を起こす。
c 飼育環境の土壌中から感染する。
d 病原体は哺乳類に広く感染する。
e 成馬では膿瘍を起こすこともある。
1.
(c, d)
2.
(d, e)
3.
(a, e)
4.
(b, c)
5.
(a, b)3
犬、ヨークシャー・テリア、去勢雄、5 歳齢。尿タンパク/ クレアチニン比が
持続的に高値を示し、各種検査で原因が明らかにならなかったため腎生検を実
施した。〔図19〕は腎臓の病理組織像(A:HE 染色、B:IgG に対する蛍光抗体
法、C:補体C3 に対する蛍光抗体法)である。最も疑われる疾患はどれか。
1.
腎盂腎炎
2.
腎アミロイドーシス
3.
膜性増殖性糸球体腎炎
4.
糖尿病性腎症
5.
膜性腎症(膜性糸球体腎炎)5
犬、雑種、雄、13 歳齢。重度の肝不全を示して死亡した。〔図20〕は肝臓の
肉眼像である。この肝臓に観察される組織学的変化として適当なのはどれか。
a 肝細胞に類似した腫瘍細胞の索状ないし充実性の増殖
b 周囲に線維化を伴った嚢胞の多発
c 細菌感染を伴う胆管肝炎ならびに膿瘍形成
d 肝細胞の脂肪変性ならびに壊死
e 線維化ならびに偽小葉形成
1.
(a, b)
2.
(b, c)
3.
(d, e)
4.
(c, d)
5.
(a, e)3
牛、ホルスタイン種、雄、6 か月齢。排尿障害と疝痛症状を主訴に診察依頼
があった。〔図21〕は診察時の外貌であり、包皮周辺に著しい浮腫がみられた。
最も疑われる疾患はどれか。
1.
水腎症
2.
アミロイドーシス
3.
腎盂腎炎
4.
前立腺炎
5.
尿道破裂5
離乳後1 週間の子豚に元気消失、歩様蹌踉、後躯麻痺、遊泳運動などの症状
が認められた。〔図22 - A〕は発症豚の頭部、〔図22 - B〕は死亡豚の腹腔臓器
の写真である。最も疑われる疾患の病原体はどれか。
1.
トキソプラズマ
2.
腸管毒血症性大腸菌
3.
レンサ球菌
4.
オーエスキー病ウイルス
5.
豚エンテロウイルス2
犬、アイリッシュ・セッター、避妊雌、12 歳。2 か月前から繰り返す右前肢
の跛行を主訴に来院。右肘関節外側の腫脹があり、細針吸引細胞診にて悪性度
の高い所見が得られたため、全身麻酔下で右前肢を外科的に切除した。〔図
23〕は前肢に形成された病変部の病理組織像(HE 染色)である。最も疑われ
る疾患はどれか。
1.
腺癌の転移
2.
軟骨肉腫
3.
線維肉腫
4.
骨肉腫
5.
扁平上皮癌の転移1
犬、ミニチュア・シュナウザー、避妊雌、8 歳齢。時折失神をするという主
訴で来院。〔図26〕は安静時心電図(Ⅱ誘導)である。最も疑われる疾患・病
態はどれか。
1.
心房性期外収縮
2.
房室ブロック
3.
洞停止
4.
心房細動
5.
洞房ブロック2
図30〕は「環境基本法」に基づく「地下水の水質汚濁に係る環境基準」の
項目別超過率の推移を表している。(ア)の項目はどれか。
1.
フッ素
2.
硝酸性窒素および亜硝酸性窒素
3.
ヒ素
4.
テトラクロロエチレン
5.
鉛2
〔図33〕の下水処理方法はどれか。
1.
オキシデーションディッチ(酸化溝)法
2.
回分式活性汚泥法
3.
標準活性汚泥法
4.
酸化池法
5.
回転生物接触法1
〔図34 - A〕は鶏にみられた下痢便である。〔図34 - B〕は解剖時に小腸にみ
られた病変、〔図34 - C〕は中脳の組織像(HE 染色)である。最も疑われる疾
患はどれか。
1.
ニューカッスル病
2.
鶏大腸菌症
3.
鶏脳脊髄炎
4.
家きんコレラ
5.
壊死性腸炎(クロストリジウム病)1
動物におけるある疾患の発生率(罹患率)を明らかにするため、8 頭の個体
(A~H)を対象として5 年間の追跡調査を行った。〔図36〕は観察結果を示し
ている。図中の黒い破線はそれぞれの動物個体の観察期間、赤い実線は動物個
体における疾患発生を示している。観察期間における発生率の計算式はどれか。
尚、個体H は観察開始時にすでに罹患していたものとする。
1.
3(頭)÷ 31(頭-年)
2.
3(頭)÷ 25(頭-年)
3.
4(頭)÷ 33(頭-年)
4.
8(頭)÷ 33(頭-年)
5.
4(頭)÷ 8(頭-年)2
〔図37〕は血液寒天培地にStaphylococcus aureus と被検細菌を画線培養した
試験の陽性像である。被検細菌はどれか。
a Listeria monocytogenes
b Yersinia pestis
c Clostridium perfringens
d Klebsiella pneumoniae
e Streptococcus agalactiae
1.
(c, d)
2.
(d, e)
3.
(a, b)
4.
(a, e)
5.
(b, c)4
犬、雑種、雄、8 か月齢。2 か月前から沈うつ、ふらつきが認められるように
なったとの主訴で来院。〔図38〕は脳のMRI 横断像(T2 強調像)である。最も
疑われる疾患に関する記述として適切でないのはどれか。
1.
旋回やてんかん発作が認められることがある。
2.
ステロイドは感染を悪化させるため禁忌である。
3.
脊髄空洞症を併発することがある。
4.
小型犬種での発症が多い。
5.
脳室腹腔シャントが手術として選択される。2
犬、ヨークシャー・テリア、避妊雌、6 歳齢。全身性強直性けいれんが頻発
するとの主訴で来院。〔図39 -A,B,C, D〕は頭部MRI 横断像(A:T2 強調像、
B:T1 強調像、C:T2-FLAIR 像、D:ガドリニウム造影T1 強調像)である。
最も疑われる疾患はどれか。
1.
壊死性白質脳炎
2.
神経膠腫
3.
壊死性髄膜脳炎
4.
髄膜腫
5.
転移性脳腫瘍1
犬、雑種、去勢雄、9 歳齢。2 か月前より慢性の発咳があったが、急に呼吸困
難を呈したとの主訴で来院。身体検査で心雑音は聴取されず、チアノーゼを認
めた。〔図40 - A, B〕は胸部X 線画像(A:側方像、B:背腹像)である。X
線画像から判断できる異常として適切なのはどれか。
a 食道拡張
b 気管狭窄
c 気胸
d 肺野の腫瘤
e 左心房拡張
1.
(c, d)
2.
(a, e)
3.
(b, c)
4.
(d, e)
5.
(a, b)1
長期にわたり肥育豚の下痢や削痩が発生している農場において、120 日齢の
豚より直腸便を採材したところ、〔図41〕のような菌が確認された(グラム染
色)。最も疑われる疾患はどれか。
1.
豚赤痢
2.
浮腫病
3.
増殖性腸炎
4.
グレーサー病
5.
豚丹毒1
犬、雑種、去勢雄、7 歳齢。口腔内に腫瘤を発見したとの主訴で来院。〔図42
- A〕は症例の外貌、〔図42 - B〕は病変部の穿刺で回収された液体である。こ
の疾患に関する記述として誤っているのはどれか。
1.
根治には下顎腺と舌下腺の切除が必要である。
2.
頸部に病変を形成することもある。
3.
唾液腺導管の破綻が原因である。
4.
ガマ腫とも呼ばれる。
5.
術後は生涯にわたってコルチコステロイドの投与が必要である。5
〔図43〕は2013 年から2018 年におけるある人獣共通感染症の都道府県別患者
届出数である。この感染症はどれか。
1.
ライム病
2.
Q 熱
3.
オウム病
4.
野兎病
5.
ツツガムシ病1
猫、雑種、雌、1 歳齢。活動性の低下と呼吸促迫を主訴に来院。心音がやや
聞き取りにくかった。〔図47 - A, B〕は胸部X 線像(A:側方像、B:腹背
像)である。最も疑われる疾患はどれか。
1.
腹膜心膜横隔膜ヘルニア
2.
肥大型心筋症
3.
心タンポナーデ
4.
胸腺腫
5.
漏斗胸1
〔図48〕は乳牛の下腹部の外貌である。最も疑われる疾患はどれか。
1.
デルマトフィルス症
2.
牛伝染性リンパ腫(牛白血病)
3.
皮膚糸状菌症
4.
乳頭腫
5.
光線過敏症4
呼吸器症状を呈し死亡した牛の肺から分離された細菌が〔図50〕のようなコ
ロニーを作った。最も疑われる疾患はどれか。
1.
結核(結核病)
2.
ブルセラ症(ブルセラ病)
3.
牛肺疫
4.
牛のサルモネラ症
5.
ヨーネ病3
犬、雑種、避妊雌、7 か月齢。左後肢の跛行が徐々に悪化し、挙上するよう
になったとの主訴で来院。〔図51〕は骨盤周囲のX 線腹背像である。この疾患
に関する記述として適切なのはどれか。
a 大腿骨頭に虚血性壊死が生じる。
b 遺伝的因子は関与しない。
c 通常は両側性に発症する。
d 大型犬で発生が多い。
e 外科的治療法として大腿骨頭骨頸部切除が選択される。
1.
(c, d)
2.
(a, b)
3.
(a, e)
4.
(d, e)
5.
(b, c)3
可視粘膜蒼白および下痢を呈する子馬の糞便で〔図52〕の虫卵が認められた。
本症例の下痢の原因として最も適切なのはどれか。
1.
円虫
2.
回虫
3.
馬胃虫
4.
糸状虫
5.
条虫1
猫、雑種、避妊雌、10 歳齢。鼻腔内に限局したリンパ腫に対して、放射線治
療を実施した。経過観察を行っていたところ、眼に〔図53〕のような変化を生
じた。この変化に関する記述として適切なのはどれか。
1.
一定の線量以上の被ばくにより発生する。
2.
放射線治療後2~3 か月で発生する。
3.
犬ではこのような変化は見られない。
4.
予防には点眼薬が効果的である。
5.
進行した後も、自然発生のものと病理学的に区別できる。1
〔図54〕は子豚の便から分離されたウイルスRNA のポリアクリルアミドゲ
ル電気泳動パターンである。最も疑われる感染症はどれか。
1.
豚熱(豚コレラ)
2.
豚流行性下痢
3.
豚水疱病(豚水胞病)
4.
ロタウイルス病
5.
伝染性胃腸炎4
牛、ホルスタイン種、雌、5 歳齢。牛の様子がおかしいということで診察した。
〔図55〕は症例の外貌である。この疾患について誤っているのはどれか。
1.
脱出部が乾燥、硬結すると還納困難となる。
2.
軽度の場合、起立時には異常がみられない。
3.
前回分娩時の腟の損傷は発生誘因となる。
4.
脱出した部位を整復した後に陰門を縫合する処置法がある。
5.
発情期の牛に発生することが多い。5
犬、トイ・プードル、去勢雄、1 歳齢。突然右前肢を挙上するようになった
との主訴で来院。〔図56 - A, B〕は右前肢X 線像(A:側方像、B:頭尾像)
である。本症例の治療として最も適切なのはどれか。
1.
インターロッキングネイル法
2.
副子固定法
3.
髄内ピン法
4.
サークラージワイヤー法
5.
骨プレート法5
犬、アメリカン・コッカー・スパニエル、去勢雄、11 歳齢。夜間に呼吸が苦
しそうとの主訴で来院。〔図59 - A, B〕は胸部X 線像(A:側方像、B:腹背
像)である。X 線画像上で確認できる所見として、適当なのはどれか。
a 心陰影が不明瞭である。
b 右前胸部に巨大腫瘤を認める。
c 多量の胸水が貯留している。
d 食道拡張を認める。
e 左肺前葉の肺胞パターンが認められる。
1.
(c, d)
2.
(a, e)
3.
(b, c)
4.
(a, b)
5.
(d, e)2