医師国家試験 第118回 Aブロック(2024年2月)

厚生労働省『第118回医師国家試験』より作成。出典: https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-01.html

医師国家試験 第118回 Aブロック(2024年2月)
75問 • 13時間前#医師
厚生労働省『第118回医師国家試験』より作成。出典: https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-01.html
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    問題一覧

  • 1

    A001 無症状で発見されることが多い疾患はどれか。 a 大動脈解離 b 腹部大動脈瘤 c 感染性心内膜炎 d 冠攣縮性狭心症 e たこつぼ心筋症

    b

  • 2

    A002 高齢者の入浴中の事故の予防で正しいのはどれか。 a 食後に入浴する。 b 深夜に入浴する。 c 浴槽から出た後は体を冷やす。 d 気温が高い時期の入浴を避ける。 e 居室と脱衣所の温度差をなくす。

    e

  • 3

    A003 低カルシウム血症と低リン血症を同時にきたす病態はどれか。 a 腫瘍性骨軟化症 b 甲状腺機能亢進症 c ビタミンD 欠乏症 d 副甲状腺機能低下症 e 慢性腎臓病に伴うミネラル骨代謝異常

    c

  • 4

    A004 無痛性虚血性心疾患をきたしやすいのはどれか。 a 糖尿病 b 骨粗鬆症 c 気管支喘息 d Parkinson 病 e 胃食道逆流症

    a

  • 5

    A005 特発性肺線維症の症状・身体所見で誤っているのはどれか。 a ばち指 b 湿性咳嗽 c 体重減少 d fine crackles e 労作時呼吸困難

    b

  • 6

    A006 疾患とその原因の組合せで誤っているのはどれか。 a 肝細胞癌 ─ 肝硬変 b 食道腺癌 ─ Barrett 食道 c 胆道癌 ─ 先天性胆道拡張症 d 膵管癌 ─ 膵・胆管合流異常症 e 胃癌 ─ ヘリコバクター・ピロリ感染症

    d

  • 7

    A007 我が国でのたばこ対策で実施されているのはどれか。 a たばこ広告の禁止 b たばこパッケージの警告表示 c ニコチン依存症の治療の無料化 d 公共施設の屋内における空間分煙の義務化 e 非喫煙者に対する医療保険の保険料の減額

    b

  • 8

    A008 成人の痔瘻で誤っているのはどれか。 a 自然治癒する。 b Crohn 病に合併する。 c 肛門癌の原因になる。 d 肛門周囲膿瘍で発症する。 e 便意とは関係なく排膿する。

    a

  • 9

    A009 神経性過食症〈大食症〉で正しいのはどれか。 a 自己肯定感が高い。 b 過活動になることが多い。 c 肥満に対する恐怖心はない。 d 自己誘発嘔吐と下剤乱用を反復することが多い。 e 食事をコントロールできるという感覚は保たれる。

    d

  • 10

    A010 梅毒で誤っているのはどれか。 a TPHA は疾患活動性の指標となる。 b 他の性感染症の合併について検索する。 c 神経梅毒は感染からの期間を問わず起こる。 d 妊婦が未治療の場合、児の先天梅毒の原因となる。 e 日本では10 年前と比較して報告数が増加している。

    a

  • 11

    A011 腹圧性尿失禁の原因はどれか。 a 尿閉 b 脳梗塞 c 過活動膀胱 d 間質性膀胱炎 e 前立腺全摘除術

    e

  • 12

    A012 後天性の感音難聴を引き起こすウイルスはどれか。 a アデノウイルス b Epstein-Barr〈EB〉ウイルス c 単純ヘルペスウイルス d 風疹ウイルス e ムンプスウイルス

    e

  • 13

    A013 緊急手術を考慮すべき疾患はどれか。2 つ選べ。 a 癌性腹膜炎 b 絞扼性腸閉塞 c 放射線性腸炎 d 麻痺性イレウス e 穿孔性汎発性腹膜炎

    b, e

  • 14

    A014 関節リウマチの関節外病変はどれか。3 つ選べ。 a 上強膜炎 b 皮下結節 c 間質性肺炎 d 逆流性食道炎 e 急速進行性糸球体腎炎

    a, b, c

  • 15

    A015 3 歳の男児。発熱と下肢痛を主訴に両親に連れられて来院した。1 か月前に左足をひねって疼痛を自覚した。その後右下肢の疼痛も訴えるようになった。2 週間前に38 ℃台の発熱が出現し、両下肢の疼痛も増強した。かかりつけ医を受診して抗菌薬を内服したが、発熱が持続している。身長103 cm、体重17 kg。体温37.5 ℃。脈拍128/分、整。血圧106/70 mmHg。両側下腿に紫斑を数個認める。眼瞼結膜は貧血様である。眼球結膜に異常を認めない。咽頭に発赤を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。表在リンパ節を触知しない。下肢に関節腫脹や可動域制限を認めない。血液所見:赤血球298 万、Hb 7.2 g/dL、Ht 23 %、網赤血球1.8 %、白血球15,400(桿状核好中球3 %、分葉核好中球8 %、好酸球1 %、単球4 %、リンパ球84 %)、血小板2.0 万。血液生化学所見:総蛋白7.5 g/dL、アルブミン4.4 g/dL、総ビリルビン0.3 mg/dL、直接ビリルビン0.1 mg/dL、AST 45 U/L、ALT 19 U/L、LD 520 U/L(基準190~365)、ALP 180 U/L(基準115~359)、CK 60 U/L(基準43~270)、尿素窒素10 mg/dL、クレアチニン0.3 mg/dL、尿酸6.2 mg/dL、Na 140 mEq/L、K 4.0 mEq/L、Cl 101 mEq/L、Ca 11.0 mg/dL、P 6.0 mg/dL。CRP 1.2 mg/dL。両下肢エックス線写真で異常を認めない。骨髄血塗抹May-Giemsa 染色標本(別冊No. 1)を別に示す。 可能性が高い疾患はどれか。 a 骨髄炎 b 骨肉腫 c 急性白血病 d 再生不良性貧血 e 血球貪食性リンパ組織球症

    c

  • 16

    A016 32 歳の男性。右陰囊の腫大を主訴に来院した。3 か月前から右陰囊の無痛性腫大を自覚したため受診した。既往歴と家族歴に特記すべきことはない。身長170 cm、体重69 kg。体温36.1 ℃。脈拍72/分、整。血圧122/66 mmHg。右精巣に硬結を触知し圧痛を認めない。血液所見:赤血球440 万、Hb 13.7 g/dL、Ht 42 %、白血球6,000、血小板30 万。血液生化学所見:LD 302 U/L(基準124~222)、hCG 0.1 mIU/mL(基準0.7 以下)、α-フェトプロテイン〈AFP〉5.2 ng/mL(基準20 以下)。陰囊部超音波検査で右精巣に長径5 cm の内部不均一な充実性腫瘤像を認める。胸腹部造影CT で最大径3 cm の後腹膜リンパ節腫大を認める。 まず行うべき対応はどれか。 a 経過観察 b 放射線治療 c 精巣の針生検 d 高位精巣摘除術 e 殺細胞性抗癌薬

    d

  • 17

    A017 1 歳の女児。全身に皮疹が広がってきたため母親に連れられて来院した。3 日前から上肢に発疹が出現した。2 日前から発疹が顔面、体幹および上肢に拡大した。昨日から発熱を伴うようになった。既往にアトピー性皮膚炎がある。MR ワクチンを含むすべての定期予防接種が行われている。発疹は瘙痒を伴い一部に水疱と痂皮を認める。イチゴ舌を認めない。皮膚の写真(別冊No. 2)を別に示す。 診断はどれか。 a 麻疹 b 猩紅熱 c 手足口病 d 突発性発疹 e Kaposi 水痘様発疹症

    e

  • 18

    A018 72 歳の男性。突然の左眼の視力低下を主訴に来院した。テレビを見ていたところ左眼が急に見えなくなり、改善しないため受診した。喫煙は20 本/日を50 年間、血圧 170/96 mmHg。視力は右眼0.3(1.0)、左眼手動弁(矯正不能)。左眼の眼底写真(別冊No. 3)を別に示す。 診断はどれか。 a 硝子体出血 b 加齢黄斑変性 c Vogt-小柳-原田病 d 網膜静脈分枝閉塞症 e 網膜中心動脈閉塞症

    e

  • 19

    A019 20 歳の男性。胸部不快感と呼吸困難を主訴に来院した。これまでに何度か胸部不快感を自覚したが、医療機関を受診していなかった。昨日から呼吸困難が出現し、持続しているため受診した。既往歴に特記すべきことはない。家族歴は父親が20 歳台で脳静脈洞血栓症を発症。意識は清明。体温36.2 ℃。脈拍96/分、整。血圧104/68 mmHg。呼吸数24/分。SpO2 94 %(room air)。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。下肢に軽度の浮腫を認める。血液所見:赤血球450 万、Hb 14.5 g/dL、Ht 42 %、白血球6,200(好中球62 %、好酸球1 %、単球5 %、リンパ球32 %)、血小板22 万、PT-INR 1.0(基準0.9~1.1)、活性化部分トロンボプラスチン時間〈APTT〉30 秒(基準対照32.2)、血漿フィブリノゲン288 mg/dL(基準186~355)、D ダイマー 10 μg/mL(基準1.0 以下)。血液生化学所見:総ビリルビン1.1 mg/dL、LD 208 U/L(基準124~222)、尿素窒素22 mg/dL、クレアチニン0.6 mg/dL。CRP 0.3 mg/dL。胸部エックス線写真で異常を認めない。 直ちに行う検査で適切なのはどれか。 a 気管支鏡検査 b 呼吸機能検査 c 頸部超音波検査 d 胸部~下肢造影CT e 足関節上腕血圧比〈ABI〉

    d

  • 20

    A020 36 歳の女性。右上腕の皮疹を主訴に来院した。約10 年前から右上腕に長径3 mm ほどで平坦な皮疹が出現した。約3 か月前から次第に拡大し隆起してきた。2 週間前から出血するようになった。右上腕に18×16 mm の褐色結節を認める。右腋窩に径1 cm のリンパ節1 つを触知する。右上腕の写真(別冊No. 4A)とダーモスコピー像(別冊No. 4B)を別に示す。 診断はどれか。 a Bowen 病 b 悪性黒色腫 c 色素性母斑 d 日光角化症 e 脂漏性角化症

    b

  • 21

    A021 68 歳の男性。労作時息切れを主訴に来院した。1 年前から自宅の階段を昇る際に息切れを自覚するようになり、その後も症状が増悪するため受診した。体温36.5 ℃。脈拍76/分、整。血圧132/76 mmHg。呼吸数16/分。SpO2 96 %(room air)。心音に異常を認めない。左中下肺野で呼吸音は減弱し、同部位で腸雑音を聴取する。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。血液所見:赤血球459 万、Hb 13.9 g/dL、Ht 42 %、白血球6,800。CRP 0.1 mg/dL。胸部エックス線写真の正面像(別冊No. 5A)と側面像(別冊No. 5B)を別に示す。 診断はどれか。 a 自然気胸 b 横隔膜損傷 c 横隔膜下膿瘍 d 横隔膜弛緩症 e Bochdalek ヘルニア

    d

  • 22

    A022 57 歳の男性。発熱を主訴に来院した。2 週間前から38 ℃前後の発熱と悪寒があり、自宅近くの診療所を受診した。解熱薬が処方されたが、その後も発熱が続き、労作時の息苦しさを自覚するようになったため救急外来へ紹介受診となった。10 年前から糖尿病で内服加療中。約1 か月前からう歯の治療中。アレルギー歴はない。意識は清明。体温38.2 ℃。脈拍104/分、整。血圧136/82 mmHg。呼吸数26/分。SpO2 94 %(room air)。心尖部を最強点とするLevine 3/6 の汎〈全〉収縮期雑音を聴取する。呼吸音に異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。下肢に浮腫を認める。右手掌に有痛性皮疹を認めた。血液所見:赤血球478 万、Hb 14.0 g/dL、Ht 41 %、白血球13,400、血小板15 万。血液生化学所見:尿素窒素32 mg/dL、クレアチニン1.3 mg/dL、血糖175 mg/dL、HbA1c 8.1 %(基準4.9~6.0)、Na 134 mEq/L、K 4.2 mEq/L。CRP 12 mg/dL。胸部エックス線写真で心胸郭比は56 % であり、肺血管陰影の増強を認める。心電図は洞性頻脈。心エコー図傍胸骨長軸像(別冊No. 6A)とカラードプラ心エコー図傍胸骨長軸像(別冊No. 6B)を別に示す。血液培養2 セットからともに緑色連鎖球菌〈viridans streptococci〉が検出された。 薬剤感受性試験結果を待つ間に投与する抗菌薬で適切なのはどれか。 a ミノサイクリン b リファンピシン c レボフロキサシン d クラリスロマイシン e ベンジルペニシリン

    e

  • 23

    A023 52 歳の女性。尿管結石症を繰り返すことを主訴に来院した。5 年前から高血圧症で内服加療中。2 年前に腎結石に対して体外衝撃波結石破砕術を施行。2 週間前に腰背部痛を自覚したため受診した際、尿路結石症と診断された。脈拍80/分、整。血圧154/90 mmHg。甲状腺腫を触知しない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は軽度の膨満を認める。下腿に浮腫を認めない。血液生化学所見:アルブミン3.6 g/dL、Ca 13.2 mg/dL、P 2.4 mg/dL、PTH 120 pg/mL(基準10~60)。頸部超音波検査で、甲状腺右葉下極に近接して長径3 cm の腫瘤を検出した。99mTc-MIBI 副甲状腺シンチグラム(別冊No. 7)を別に示す。 この患者の所見で正しいのはどれか。 a 骨密度の低下 b 血清ALP の低値 c 代謝性アルカローシス d 活性型ビタミンD の低下 e 尿細管リン再吸収率の上昇

    a

  • 24

    A024 52 歳の女性。2 週間前に受けた人間ドックの腹部超音波検査で胆囊の異常を指摘されたため精査目的で来院した。自覚症状はない。既往歴に特記すべきことはない。身長158 cm、体重64 kg。BMI 25.6。体温36.2 ℃。腹部は平坦、軟で、圧痛を認めない。血液所見:赤血球458 万、Hb 13.7 g/dL、Ht 41 %、白血球7,300。血液生化学所見:総ビリルビン0.9 mg/dL、AST 20 U/L、ALT 18 U/L、LD 148 U/L(基準124~222)、ALP 86 U/L(基準38~113)、γ-GT 28 U/L(基準9 ~32)、CEA 1.1 ng/mL(基準5 以下)、CA19-9 14 U/mL(基準37 以下)。CRP 0.1 mg/dL。腹部超音波像(別冊No. 8)を別に示す。 この患者の治療方針で適切なのはどれか。 a 経過観察 b 抗菌薬投与 c 腹腔鏡下胆囊摘出術 d 薬物による抗癌治療 e 経皮経肝胆囊ドレナージ

    a

  • 25

    A025 28 歳の女性(2 妊1 産)。妊娠32 週に胎児発育不全を指摘され紹介受診した。妊娠10 週に行った妊婦初期検査では血液型O 型RhD(+)、間接Coombs 試験陰性、HBs 抗原陰性、HCV 抗体陰性、風疹HI 抗体価 128 倍、RPR 1 倍未満、TPHA 陰性、HIV 抗原・抗体陰性であった。妊娠15 週に感冒様症状が数日続いたが、自然に軽快したためそのままにしていた。来院時の胎児超音波検査で大横径〈BPD〉73 mm(-2 SD)、腹囲〈AC〉23 cm、大腿骨長〈FL〉24 mm、推定胎児体重〈EFW〉1,368 g(-2 SD)、胎児に腹水を認める。 考えられる母子感染症はどれか。 a 水痘 b 梅毒 c 風疹 d B 型肝炎 e サイトメガロウイルス感染症

    e

  • 26

    A026 33 歳の女性(1 妊0 産)。下腹部痛と過多月経を主訴に来院した。月経周期は28 日型、整、持続7 日間。2 年前から月経痛があり市販の鎮痛薬を服用している。4 か月前から月経血量の増加と下腹部鈍痛を自覚したため受診した。3 年前に流産のため子宮内容除去術を受けた。身長168 cm、体重60 kg。体温36.0 ℃。脈拍76/分、整。血圧110/74 mmHg。内診で子宮は約10 cm に腫大し、両側付属器は触知しない。Douglas 窩の硬結を触知しない。血液所見:赤血球340 万、Hb 9.4 g/dL、Ht 32 %、白血球6,400、血小板25 万。血液生化学所見:総蛋白6.2 g/dL、AST 20 U/L、ALT 18 U/L、LD 186 U/L(基準124~222)、CA125 106 U/mL(基準35 以下)。骨盤部単純MRI のT2 強調矢状断像(別冊No. 9)を別に示す。 診断はどれか。 a 子宮筋腫 b 子宮肉腫 c 子宮腺筋症 d 子宮内膜増殖症 e 子宮内膜ポリープ

    c

  • 27

    A027 59 歳の男性。左肩痛を主訴に来院した。1 か月前から左肩痛を自覚するようになった。脈拍80/分、整。血圧130/70 mmHg。呼吸数16/分。SpO2 99 %(room air)。左眼瞼下垂を認める。頸静脈の怒張を認めない。心音に異常を認めない。呼吸音は左肺尖部で減弱を認める。四肢筋力に異常を認めない。血液生化学所見:血糖90 mg/dL、HbA1c 5.0 %(基準4.9~6.0)、Na 140 mEq/L、K 3.8 mEq/L、Cl 104 mEq/L、CEA 3.2 ng/mL(基準5 以下)、SCC 7.0 ng/mL(基準1.5 以下)。気管支鏡下生検で扁平上皮癌と診断された。胸部エックス線写真(別冊No. 10A)と胸部造影CT(別冊No. 10B)を別に示す。 この患者で認めるのはどれか。 a Horner 症候群 b 上大静脈症候群 c Cushing 症候群 d Lambert-Eaton 症候群 e ADH 不適合分泌症候群

    a

  • 28

    A028 生後10 か月の男児。嘔吐を主訴に両親に連れられて来院した。在胎39 週、体重2,980 g で出生した。離乳食を食べると嘔吐するという。体重6,840 g。体温36.9 ℃。心拍数92/分。血圧90/56 mmHg。呼吸数20/分。食道24 時間pH モニタリング検査を行い、高度の胃食道逆流症を認めた。上部消化管造影の正面像(別冊No. 11A)と側面像(別冊No. 11B)を別に示す。 この患児の診断はどれか。 a 胃軸捻転 b 食道憩室 c 食道アカラシア d 食道裂孔ヘルニア e 先天性横隔膜ヘルニア

    d

  • 29

    A029 25 歳の女性(2 妊0 産)。初経は12 歳。4 日前から下腹部痛を自覚したため産科診療所を受診した。月経周期は28 日型、整、順。最終月経は10 日前から5 日間。最近2 年間に2 回人工妊娠中絶手術を受けた。身長160 cm、体重53 kg。体温37.9 ℃。脈拍100/分、整。血圧116/62 mmHg。呼吸数20/分。腹部は平坦で、下腹部に反跳痛を認める。内診で子宮は正常大で圧痛を認める。付属器は痛みのため触知できない。腟鏡診で外子宮口に黄色膿性分泌物を認める。血液所見:赤血球320 万、Hb 10.3 g/dL、Ht 30 %、白血球18,300(桿状核好中球60 %、分葉核好中球26 %、好酸球0 %、好塩基球1 %、リンパ球13 %)、血小板41 万。CRP 16 mg/dL。妊娠反応検査陰性。経腟超音波検査で左卵管のソーセージ様腫大を認め、同部が痛みの最強点となっている。 まず投与すべきなのはどれか。 a 抗菌薬 b 整腸薬 c 抗ウイルス薬 d GnRH アゴニスト e グルココルチコイド

    a

  • 30

    A030 67 歳の男性。酩酊状態のため心配した家族に付き添われて来院した。若い頃から晩酌が習慣であった。1 年前の定年退職後から飲酒量が多くなり、最近、食事を食べずに朝から夜まで飲酒している。家族によると、酔っているとき手や指の振えが止まるという。また、飲酒を控えるように言っても、隠れて酒を買いに行って飲んでしまうという。身長173 cm、体重51 kg。体温36.8 ℃。脈拍72/分、整。血圧108/78 mmHg。呼吸数18/分。SpO2 98 %(room air)。アルコール臭があるが、会話は可能である。眼瞼結膜は軽度貧血様である。眼球結膜に黄染を認めるが、眼球運動は正常である。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。断酒と検査目的で入院することとなった。 入院後に投与すべき薬剤はどれか。 a 抗酒薬 b レボドパ〈L-dopa〉 c ベンゾジアゼピン系薬剤 d アセチルコリンエステラーゼ阻害薬 e 選択的セロトニン再取り込み阻害薬〈SSRI〉

    c

  • 31

    A031 84 歳の男性。発熱を主訴に来院した。10 日前から右側胸部の痛みを自覚していた。3 日前から発熱が出現したため受診した。1 年前、脳梗塞により左不全片麻痺があり、時々食事でむせることがある。意識は清明。身長162 cm、体重46 kg。体温37.6 ℃。脈拍104/分、整。血圧110/66 mmHg。呼吸数24/分。SpO2 95 %(room air)。残存歯は数本でう歯があり口腔内は乾燥している。心音に異常を認めない。呼吸音は右下肺野にcoarse crackles を聴取する。血液所見:赤血球436 万、Hb 13.9 g/dL、Ht 42 %、白血球12,600(好中球75 %、好酸球1 %、好塩基球1 %、単球6 %、リンパ球17 %)、血小板18 万。CRP 12 mg/dL。胸部エックス線写真で右下肺野に浸潤影を認める。入院し多職種で連携してこの患者の肺炎治療サポートを行うことになった。 現時点でかかわらないのはどれか。 a 管理栄養士 b 言語聴覚士 c 歯科衛生士 d 理学療法士 e 臨床工学技士

    e

  • 32

    A032 70 歳の男性。全身倦怠感を主訴に来院した。2 週間前から全身倦怠感が出現し軽快しないため受診した。眼瞼結膜は貧血様で、眼球結膜に黄染を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。両下肢に点状出血を認める。血液所見:赤血球174 万、Hb 5.4 g/dL、Ht 16 %、網赤血球1 %、白血球1,800(分葉核好中球20 %、好酸球1 %、単球2 %、リンパ球77 %)、血小板2.2 万。血液生化学所見:総蛋白6.2 g/dL、アルブミン3.2 g/dL、総ビリルビン0.6 mg/dL、AST 28 U/L、ALT 34 U/L、LD 140 U/L(基準124~222)、尿素窒素12 mg/dL、クレアチニン0.7 mg/dL。末梢血塗抹標本で赤血球に異常を認めない。骨髄生検では著明な低形成所見を認める。 治療で適切でないのはどれか。 a 血漿交換 b 赤血球輸血 c 抗胸腺細胞グロブリン〈ATG〉投与 d トロンボポエチン受容体作動薬投与 e 顆粒球コロニー刺激因子〈G-CSF〉投与

    a

  • 33

    A033 64 歳の男性。左耳下部の腫脹を主訴に来院した。10 年前から左耳下部に腫瘤を自覚し、3 年前から右耳下部にも小さい腫瘤を自覚していた。腫瘤は一時増大と縮小を繰り返していた。右耳下部には直径20 mm、左耳下部には直径35 mm の弾性軟の腫瘤を触知した。皮膚との癒着はなく圧痛は認めなかった。頸部単純MRI の脂肪抑制T1 強調水平断像(別冊No. 12)を別に示す。 診断はどれか。 a 唾石症 b 正中頸囊胞 c Warthin 腫瘍 d Sjögren 症候群 e 耳下腺多形腺腫

    c

  • 34

    A034 54 歳の男性。左眼の飛蚊症と光視症を主訴に来院した。数日前から左眼に明るいところで黒い影のようなものが見え、光が走ることもある。両眼に-8D の近視があり矯正視力は両眼とも1.0。左眼の眼底写真(別冊No. 13)を別に示す。 診断はどれか。 a 硝子体出血 b 加齢黄斑変性 c 網膜色素変性 d 裂孔原性網膜剝離 e 網膜静脈分枝閉塞症

    d

  • 35

    A035 71 歳の男性。肝炎ウイルス検診で「現在、C 型肝炎ウイルスに感染している可能性が極めて高い」と判定されて受診した。高血圧症でカルシウム拮抗薬を内服している。12 歳時に交通事故で輸血を受けた。喫煙歴はない。飲酒は機会飲酒。意識は清明。脈拍76/分、整。血圧132/74 mmHg。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。血液所見:赤血球485 万、Hb 14.7 g/dL、白血球6,300、血小板16 万。血液生化学所見:総蛋白7.3 g/dL、アルブミン4.5 g/dL、総ビリルビン0.7 mg/dL、AST 24 U/L、ALT 28 U/L、γ-GT 36 U/L(基準13~64)、尿素窒素12 mg/dL、クレアチニン0.5 mg/dL、eGFR 82.8 mL/分/1.73 m2。免疫血清学所見:HBs 抗原陰性、HBs 抗体陰性、HBc 抗体陰性、HCV 抗体陽性、HCV-RNA 陽性。腹部超音波検査で異常を認めない。 第一選択薬はどれか。 a インターフェロン b 核酸アナログ製剤 c グルココルチコイド d ウルソデオキシコール酸 e 直接作用型抗ウイルス薬〈direct acting antivirals〉

    e

  • 36

    A036 64 歳の女性。息苦しさを主訴に来院した。15 年前から高血圧症と糖尿病を指摘されていたが、医療機関を受診しなかった。2 か月前に発熱で自宅近くの診療所を受診し、腎機能障害を指摘された。3 週間前から食欲がなく果物だけ食べていた。一昨日の夜間就寝後から息苦しさを自覚したため受診した。意識は清明。身長166 cm、体重75 kg(2 か月前は70 kg)。脈拍92/分、整。血圧190/110 mmHg。呼吸数20/分。SpO2 90 %(room air)。両下肺野にcoarse crackles を聴取する。両下腿に高度の圧痕性浮腫を認める。尿所見:蛋白3 +、糖2 +、潜血(-)。随時尿の尿蛋白188 mg/dL、クレアチニン87 mg/dL。血液所見:赤血球335 万、Hb 9.0 g/dL、Ht 31 %。血液生化学所見:総蛋白5.3 g/dL、アルブミン2.8 g/dL、尿素窒素56 mg/dL、クレアチニン3.9 mg/dL、尿酸6.8 mg/dL、血糖263 mg/dL、HbA1c 8.6 %(基準4.9~6.0)、Na 140 mEq/L、K 6.7 mEq/L、Cl 106 mEq/L、Ca 7.2 mg/dL、P 5.6 mg/dL。胸部エックス線写真で心拡大と肺うっ血を認める。心電図でテント状T 波を認める。 この患者にまず投与すべき薬剤はどれか。 a SGLT2 阻害薬 b アルブミン製剤 c グルコン酸カルシウム d エリスロポエチン製剤 e アンジオテンシン受容体拮抗薬

    c

  • 37

    A037 7 歳の男児。右前腕の痛みと右手指の運動障害を主訴に母親に連れられて夜間に来院した。同日午前にブランコから転落して右肘を強打し受診していた。診療記録によると右肘に腫脹と変形が認められ、エックス線写真で右上腕骨顆上骨折を認め、徒手整復とシーネ固定を施行していた。帰宅8 時間後に疼痛が増強し、右手指の運動ができなくなったため再度受診した。身長110 cm、体重19 kg。シーネの包帯を外して観察すると、右前腕に著しい腫脹を認めた。右手指は自動屈伸ができず、他動伸展すると激しい痛みを訴える。橈骨動脈の拍動を触知しない。 この患児への対応で適切なのはどれか。 a 筋膜切開 b 牽引治療 c ギプス固定 d 手指の可動域訓練 e 骨折の観血的整復固定

    a

  • 38

    A038 43 歳の女性。右眼が赤いことに気付き来院した。外傷や手術の既往はなく自覚症状はない。眼脂を認めない。右眼の写真(別冊No. 14)を別に示す。 最も考えられるのはどれか。 a 霰粒腫 b 睫毛乱生 c 眼瞼外反 d 結膜下出血 e 流行性角結膜炎

    d

  • 39

    A039 86 歳の男性。胸部の違和感を主訴に来院した。夕食後、薬を内服する際に違和感があった。その後も違和感が持続し軽快しないため受診した。高血圧症、脂質異常症、高尿酸血症、前立腺肥大症、脊柱管狭窄症による腰痛、不眠症および逆流性食道炎に対して内服加療中である。両眼の白内障手術を予定している。一人暮らしで、身の回りのことは自分で行っている。意識は清明。身長160 cm、体重50 kg。体温36.6 ℃。脈拍80/分、整。血圧146/88 mmHg。呼吸数14/分。SpO2 98 %(room air)。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。頸部リンパ節を触知しない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、圧痛を認めない。腸雑音に異常を認めない。上部消化管内視鏡検査では食道内に異物があり、胃内に落としたのち把持鉗子を用いて回収した。上部消化管内視鏡の胃体部像(別冊No. 15)を別に示す。 再発防止のために適切な対応はどれか。 a 胃瘻造設 b 経鼻胃管留置 c 処方する内服薬の一包化 d 内服薬の注射薬への変更 e PTP(錠剤やカプセル剤の包装)を1 錠ずつ切り離す

    c

  • 40

    A040 65 歳の女性(2 妊1 産)。乳房のしこりを主訴に来院した。10 年ほど前から左乳房のしこりを自覚していたが様子をみていた。最近になって痛みが出現したため受診した。乳癌の家族歴はない。身長160 cm、体重60 kg。体温36.0 ℃。脈拍80/分、整。血圧146/90 mmHg。左乳房に皮膚の陥凹を認め、径3 cm の腫瘤を触知する。マンモグラフィでは周囲にスピキュラを伴う高濃度腫瘤陰影と多形性の微細石灰化像を認めた。 診断はどれか。 a 乳癌 b 乳腺症 c 葉状腫瘍 d 慢性乳腺炎 e 乳腺線維腺腫

    a

  • 41

    A041 53 歳の女性(2 妊1 産)。51 歳で閉経。不正性器出血を主訴に来院した。約3 か月前から少量の不正性器出血を自覚していた。2 週間前から出血が増量したため受診した。既往歴と家族歴に特記すべきことはない。身長161 cm、体重65 kg。体温36.2 ℃。脈拍84/分、整。血圧140/78 mmHg。内診で子宮はやや腫大するも可動性は良好で、付属器は触知しない。血液所見:赤血球320 万、Hb 9.9 g/dL、Ht 31 %、白血球6,300、血小板21 万、PT-INR 1.0(基準0.9~1.1)。血液生化学所見:総蛋白6.9 g/dL、アルブミン3.7 g/dL、総ビリルビン0.9 mg/dL、直接ビリルビン0.2 mg/dL、AST 18 U/L、ALT 16 U/L、LD 186 U/L(基準124~222)、γ-GT 32 U/L(基準9 ~32)、尿素窒素14 mg/dL、クレアチニン0.7 mg/dL、CEA 3.2 ng/mL(基準5 以下)、CA19-9 28 U/mL(基準37 以下)、CA125 52 U/mL(基準35 以下)。CRP 1.0 mg/dL。子宮内膜細胞診は陽性。子宮内膜組織診で類内膜癌が検出された。頸部~骨盤部造影CT で明らかなリンパ節腫大および遠隔転移を認めない。骨盤部単純MRI のT2 強調矢状断像(別冊No. 16)を別に示す。 この患者に行う治療はどれか。 a 手術療法 b 抗菌薬投与 c 動注化学療法 d 化学放射線療法 e 密封小線源治療

    a

  • 42

    A042 56 歳の女性。けいれんを主訴に救急車で搬入された。約1 か月前から頭痛を自覚していたが、市販の鎮痛薬を内服して様子をみていた。自宅で初めて全身けいれんを起こし家族が救急車を要請した。意識レベルはJCSⅡ-10。体温36.7 ℃。心拍数96/分、整。血圧136/86 mmHg。呼吸数16/分。SpO2 98 %(鼻カニューラ2 L/分 酸素投与下)。瞳孔径は両側3 mm、対光反射は迅速である。全身けいれんは数分間で消失した後に右半身の不全麻痺を認める。頭部単純CT 冠状断像(別冊No. 17A)と頭部造影MRI のT1 強調水平断像(別冊No. 17B)を別に示す。 考えられるのはどれか。 a 膠芽腫 b 髄膜腫 c 脳膿瘍 d 神経鞘腫 e 転移性脳腫瘍

    b

  • 43

    A043 21 歳の女性。2 週間前からの鼻漏、鼻閉およびくしゃみを主訴に来院した。3 年前の春から鼻漏、鼻閉およびくしゃみを自覚していた。自宅近くの診療所で抗ヒスタミン薬が処方されていた。症状は一時改善したが、3 月初旬から症状が悪化した。両側鼻粘膜は腫脹しており、水様性鼻汁を認めた。鼻汁好酸球検査は陽性。今の症状をできるだけ早く改善したいと訴えている。 治療で適切なのはどれか。 a 抗菌薬内服 b 減感作療法 c 免疫抑制薬内服 d 鼻内レーザー手術 e 副腎皮質ステロイド点鼻

    e

  • 44

    A044 22 歳の女性。頭痛と浮腫を主訴に来院した。2 週間前から発熱と咽頭痛があり、自宅近くの診療所で扁桃炎と診断された。一昨日から頭痛および下肢の浮腫が出現し、次第に増悪したため受診した。これまでに学校と職場の健診で異常を指摘されたことはない。身長156 cm、体重45 kg。脈拍84/分、整。血圧156/76 mmHg。顔面に皮疹はない。心音と呼吸音とに異常を認めない。両下腿に浮腫を認める。神経診察に異常を認めない。尿所見:蛋白2 +、潜血3 +。 この患者で認められる可能性が高いのはどれか。 a C3 低下 b IgE 高値 c M 蛋白陽性 d 抗核抗体陽性 e 抗リン脂質抗体陽性

    a

  • 45

    A045 50 歳の女性。両手掌と両足底の皮疹を主訴に来院した。数年前から両手掌と両足底の皮疹が出現し消長を繰り返す。瘙痒と疼痛がある。しばしば扁桃炎に罹患する。喫煙は20 本/日を30 年間。皮疹部の真菌検査は陰性。右手掌の写真(別冊No. 18A)と右足の写真(別冊No. 18B)を別に示す。 この患者に合併しやすい関節炎の部位はどれか。 a 顎関節 b 胸鎖関節 c 遠位指節間関節 d 仙腸関節 e 足関節

    b

  • 46

    A046 61 歳の男性。右胸痛を主訴に来院した。3 か月前から胸痛を自覚していたが、1 週間前から痛みが増強したため受診した。体温36.9 ℃。脈拍84/分、整。血圧132/80 mmHg。呼吸数16/分。SpO2 95 %(room air)。心音に異常を認めない。右呼吸音の減弱を認める。血液所見:赤血球471 万、Hb 11.0 g/dL、Ht 36 %、白血球9,200、血小板58 万。血液生化学所見:SCC 0.7 ng/mL(基準1.5 以下)、ProGRP 23.8 pg/mL(基準81 以下)。CRP 17 mg/dL。胸膜生検でカルレチニン免疫組織化学染色が陽性である悪性細胞を認めた。胸部エックス線写真(別冊No. 19A)とFDG-PET/CT 像(別冊No. 19B)を別に示す。 この疾患で誤っているのはどれか。 a 上皮型が最も多い。 b 予後は不良である。 c CEA は正常値である。 d 胸水中ヒアルロン酸は高値である。 e アスベスト曝露後5 年前後で発症する。

    e

  • 47

    A047 68 歳の男性。就寝中の行動を心配した妻に伴われて来院した。週に数回、就寝後1 時間半ほどすると大声をあげ、むっくと起き上がって何かと戦っているような行動をするようになった。妻が制止すると我に返り「夢を見ていた」と言い、再び就寝し翌朝には夢の中でのことだったと記憶している。日中の行動異常は全くない。身体的には体が固く動作が遅くなったといい、物忘れを自覚している。身長168 cm、体重60 kg。四肢に筋強剛を認める。Mini-Mental State Examination〈MMSE〉では21 点(満点30)。血液所見、血液生化学所見、脳波および頭部単純MRI に異常を認めない。 この患者の睡眠障害はどれか。 a 夜間せん妄 b 睡眠時遊行症 c ナルコレプシー d むずむず脚症候群 e レム〈REM〉睡眠行動障害

    e

  • 48

    A048 33 歳の女性。発熱を主訴に来院した。2 週間前に2 年間滞在していたアフリカから帰国した。1 週間前から悪寒戦慄を伴う発熱、頭痛および悪心が出現した。1 日おきに40 ℃の高熱が出るため自宅近くの診療所で解熱鎮痛薬を処方された。発熱が改善しないため再受診した。意識は清明。体温39.3 ℃。脈拍108/分、整。血圧80/48 mmHg。呼吸数20/分。SpO2 98 %(room air)。この患者の末梢血May-Giemsa 染色標本(別冊No. 20)を別に示す。 この疾患で正しいのはどれか。 a 経口感染する。 b 脾腫がみられる。 c ワクチンが有効である。 d 潜伏期は3 ~5 日である。 e キノロン系の抗菌薬が有効である。

    b

  • 49

    A049 64 歳の男性。胸痛と呼吸困難を主訴に救急車で搬入された。前夜に飲酒し早朝の清掃作業中に悪心と嘔吐があった。その後、胸痛と呼吸困難が突然出現したため同僚が救急車を要請した。胸痛は深呼吸で増強する。36 歳時に胃潰瘍。意識は清明。顔貌は苦悶様。身長170 cm、体重62 kg。体温36.0 ℃。心拍数98/分、整。血圧152/104 mmHg。呼吸数24/分。SpO2 98 %(リザーバー付マスク10 L/分 酸素投与下)。皮膚は湿潤し冷汗あり。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。口腔内は乾燥し吐物付着あり。心音に異常を認めない。左呼吸音が減弱している。腹部に異常を認めない。血液所見:赤血球460 万、Hb 17.6 g/dL、Ht 52 %、白血球19,000、血小板36 万。血液生化学所見:総蛋白6.7 g/dL、総ビリルビン0.5 mg/dL、AST 19 U/L、ALT 13 U/L、尿素窒素13 mg/dL、クレアチニン0.6 mg/dL、血糖98 mg/dL。CRP 1.1 mg/dL。心電図に異常を認めない。仰臥位の胸部エックス線写真(別冊No. 21A)と胸部単純CT(別冊No. 21B)を別に示す。 最も考えられる診断はどれか。 a 胃食道逆流症 b 大動脈瘤破裂 c 食道アカラシア d Boerhaave 症候群 e Mallory-Weiss 症候群

    d

  • 50

    A050 An 85-year-old woman was admitted to the hospital with a left femoral neck fracture and was confined to bed rest. On admission, muscle strength and sensation in the left lower limb were normal, but the next day, she was unable to move her left foot upwards. On examination, she was unable to dorsiflex her left ankle, with decreased sensation on the dorsal aspect of her left foot. The left lower limb was externally rotated. Select the most likely cause of her decreased ankle movement. a Cerebral infarction b Lumbar disc herniation c Peroneal〈Fibular〉 nerve palsy d Deep vein thrombosis e Achilles tendon rupture

    c

  • 51

    A051 50 歳の女性。動悸を主訴に救急車で搬入された。数か月前から週に1 回程度の動悸を自覚していたが、すぐに治まるので気にしていなかった。午後8 時、会食中に突然、動悸と呼吸困難が出現したため家族が救急車を要請した。既往歴と家族歴に特記すべきことはない。意識は清明。身長160 cm、体重54 kg。体温36.6 ℃。心拍数136/分、整。血圧126/90 mmHg。呼吸数36/分。SpO2 98 %(room air)。頸部に雑音を聴取せず、頸静脈の怒張を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。12 誘導心電図(別冊No. 22)を別に示す。心電図モニターをつけ、左前腕に静脈路を確保した。息こらえを30 秒行ったが、頻脈は改善しない。気管支喘息の既往がないことを再確認しアデノシン三リン酸を投与することとした。投与後に一過性の胸内苦悶が起こることを患者に説明した。 投与方法で適切なのはどれか。 a 舌下投与 b 皮下注射 c 筋肉注射 d 急速静注 e 持続静注

    d

  • 52

    A052 21 歳の男性。胸背部痛のため救急車で搬入された。シャワー中に意識消失した。数分で意識は回復したが、胸背部痛が出現したため救急車を要請した。小児期に水晶体偏位と診断され眼鏡を使用している。大学のトライアスロンの選手。家族歴に特記すべきことはない。意識は清明。身長186 cm、体重65 kg。体温36.3 ℃。心拍数64/分、整。血圧132/50 mmHg。呼吸数20/分。SpO2 100 %(マスク5 L/分 酸素投与下)。心音は胸骨左縁第4 肋間にLevine 2/6 の拡張期雑音を聴取する。四肢が長い。心電図に異常を認めない。胸部造影CT の水平断像(別冊No. 23A)、冠状断像(別冊No. 23B)および矢状断像(別冊No. 23C)を別に示す。緊急で手術し、術後10 日目で退院予定になった。 患者への説明で誤っているのはどれか。 a 「β 遮断薬を服用していただきます」 b 「トライアスロンを続けても大丈夫です」 c 「定期的な大動脈の画像検査が必要です」 d 「胸痛や背部痛があったら受診してください」 e 「遺伝カウンセリングを受けることができます」

    b

  • 53

    A053 48 歳の女性。乳がん検診のマンモグラフィで腫瘤を指摘され、精査目的に来院した。右乳房の上外側区域に径25 mm の腫瘤を触知する。 次に行う検査はどれか。 a 頭部MRI b 乳房MRI c 胸部造影CT d 乳房超音波検査 e 骨シンチグラフィ

    d

  • 54

    A054 45 歳の女性。突然の胸痛のため救急車で搬入された。本日、夕食後に前胸部に強い痛みが出現した。横になって安静にしていたが、30 分たっても症状が改善しないため家族が救急車を要請した。3 歳時に発熱と皮疹で入院した(詳細不明)。5 年前から毎年、健康診断を受けていたが、異常を指摘されていない。喫煙歴と飲酒歴はない。意識は清明。身長162 cm、体重47 kg。体温36.7 ℃。心拍数96/分、整。血圧146/88 mmHg。呼吸数24/分。SpO2 95 %(room air)。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。免疫血清学所見:心筋トロポニンT 迅速検査陽性。搬入時の12 誘導心電図は、下壁誘導でST 低下を認める。右冠動脈造影像(別冊No. 24)を別に示す。 冠動脈病変の原因はどれか。 a 川崎病 b Buerger 病 c 高安動脈炎 d Marfan 症候群 e たこつぼ心筋症

    a

  • 55

    A055 73 歳の男性。発熱と頭痛を主訴に来院した。最近疲れやすく、3 か月間で3 kg の体重減少があった。1 か月前から微熱と頭痛が続き、5 日前から頭痛が強くなった。トイレの場所を間違える、真夜中に食事を要求するなどの異常行動に家族が気付いていたという。意識は混濁。身長168 cm、体重59 kg。体温38.2 ℃。脈拍92/分、整。血圧140/92 mmHg。神経診察では項部硬直、右眼の外転障害、右顔面の運動麻痺を認める。脳脊髄液所見:外観は水様透明。初圧200 mmH2O(基準70~170)、細胞数250/mm3(すべて単核球)(基準0 ~2 )、糖(定量)25 mg/dL(基準50~75)、蛋白(定量)180 mg/dL(基準15~45)、アデノシンデアミナーゼ〈ADA〉 15 IU/L(基準8 以下)。頭部単純CT で脳室拡大は認めない。 診断はどれか。 a 結核性髄膜炎 b 重症筋無力症 c 正常圧水頭症 d 多発性硬化症 e Bell 麻痺

    a

  • 56

    A056 70 歳の男性。左足のこわばりを主訴に来院した。自宅近くの診療所にて糖尿病と高血圧症で加療中。1 か月前から100 m 程度の歩行で、左足のこわばり及びつることを自覚したため受診した。喫煙は20 本/日を50 年間。意識は清明。身長178 cm、体重84 kg。体温36.3 ℃。脈拍68/分、整。血圧168/90 mmHg。SpO2 96 %(room air)。頸静脈の怒張を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。両下肢に浮腫はない。左下肢に冷感を認める。左膝窩動脈、左足背動脈および左後脛骨動脈の拍動が減弱している。足関節上腕血圧比〈ABI〉で左側0.67、右側1.03 であった。左下肢の血管造影像(別冊No. 25)を別に示す。 この患者への指導で適切でないのはどれか。 a 「禁煙してください」 b 「体重を減量してください」 c 「左足を冷やすようにしてください」 d 「左足を傷つけないようにしてください」 e 「歩行することで運動療法をしてください」

    c

  • 57

    A057 74 歳の男性。腹痛と嘔吐を主訴に救急車で搬入された。前日から腹痛があり食事を摂れなかった。早朝から嘔吐があったため救急車を要請した。28 歳時に十二指腸潰瘍の治療歴がある。顔貌は苦悶様。身長160 cm、体重50 kg。体温37.2 ℃。心拍数144/分、整。血圧86/60 mmHg。呼吸数22/分。SpO2 99 %(マスク5 L/分 酸素投与下)。皮膚は湿潤し冷汗あり。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。口腔内は乾燥している。心音に異常を認めない。腹部は板状硬で筋性防御を認める。血液所見:赤血球599 万、Hb 19.0 g/dL、Ht 55 %、白血球12,000(分葉核好中球87 %、好酸球0 %、好塩基球0 %、単球2 %、リンパ球11 %)、血小板19 万、PT-INR 1.2(基準0.9~1.1)。血液生化学所見:総蛋白5.6 g/dL、アルブミン3.3 g/dL、総ビリルビン0.7 mg/dL、AST 24 U/L、ALT 18 U/L、LD 204 U/L(基準124~222)、ALP 46 U/L(基準38~113)、γ-GT 29 U/L(基準13~64)、アミラーゼ235 U/L(基準44~132)、CK 632 U/L(基準59~248)、尿素窒素33 mg/dL、クレアチニン2.2 mg/dL、尿酸16.4 mg/dL、血糖206 mg/dL、HbA1c 6.0 %(基準4.9~6.0)、Na 137 mEq/L、K 4.4 mEq/L、Cl 98 mEq/L、Ca 8.7 mg/dL。CRP 40 mg/dL。肺野条件の腹部CT(別冊No. 26)を別に示す。 必要な対応はどれか。 a 胃洗浄 b 緊急手術 c 血液透析 d イレウス管挿入 e 胸腔ドレナージ

    b

  • 58

    A058 1 か月の男児。生後20 日頃から母乳を飲むのに時間がかかるようになったことを母親が心配し、両親に連れられて自宅近くの小児科診療所を受診した。在胎40 週、身長49.5 cm、体重2,850 g、頭囲33 cm で、仮死なく出生した。出生後は完全母乳栄養である。身長54.0 cm、体重3,320 g。体温36.8 ℃。脈拍124/分、整。呼吸数40/分。啼泣時の表情は正常だが、声が小さく舌が細かくぴくぴくと震えている。呼吸時に胸部と腹部が交互に上がる。手指の動きは正常だが、四肢を持ち上げる運動に乏しい。 両親への説明で正しいのはどれか。 a 「人工乳に変えましょう」 b 「感冒薬を服用しましょう」 c 「専門の病院に紹介しましょう」 d 「1 か月後に再受診してください」 e 「うつ伏せにして寝かせましょう」

    c

  • 59

    A059 62 歳の女性。出血斑を主訴に来院した。数か月前から四肢の出血斑に気付いた。最近、前胸部に点状出血が多数出現したため受診した。意識は清明。体温36.2 ℃。脈拍68/分、整。血圧118/72 mmHg。前胸部と四肢に点状出血を認める。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。頸部リンパ節を触知しない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。血液所見:赤血球360 万、Hb 11.0 g/dL、Ht 33 %、白血球5,100(好中球53 %、好酸球2 %、単球6 %、リンパ球39 %)、血小板2.6 万。PT-INR 1.0(基準0.9~1.1)、活性化部分トロンボプラスチン時間〈APTT〉30 秒(基準対照32.2)、血清FDP 5 μg/mL(基準10 以下)。血液生化学所見:総ビリルビン1.0 mg/dL、直接ビリルビン0.2 mg/dL、LD 210 U/L(基準124~222)、尿素窒素20 mg/dL、クレアチニン0.7 mg/dL。末梢血塗抹標本で白血球と赤血球とに異常を認めない。骨髄塗抹標本で巨核球の軽度増加を認める。造血細胞に形態異常を認めない。 治療方針の決定に有用な検査はどれか。 a 尿素呼気試験 b 血小板凝集能検査 c 抗リン脂質抗体検査 d 組織適合抗原〈HLA〉検査 e 抗ADAMTS-13 抗体検査

    a

  • 60

    A060 29 歳の男性。労作時呼吸困難を主訴に来院した。数年前から職場健診で高血圧と尿検査異常を指摘されていたが、医療機関を受診しなかった。1 週間前から階段を昇る際に息切れを自覚したため受診した。意識は清明。身長172 cm、体重82 kg。体温36.4 ℃。脈拍104/分、整。血圧228/132 mmHg。呼吸数20/分。SpO2 96 %(room air)。頸静脈の怒張を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。両前脛骨部に圧痕性浮腫を認める。神経診察で異常を認めない。尿所見:比重1.020、蛋白3 +、潜血3 +、沈渣に変形赤血球を多数認める。血液所見:赤血球422 万、Hb 13.7 g/dL、Ht 40 %、白血球9,800、血小板17 万。血液生化学所見:総蛋白6.9 g/dL、アルブミン3.8 g/dL、尿素窒素52 mg/dL、クレアチニン4.0 mg/dL、Na 138 mEq/L、K 2.9 mEq/L、Cl 106 mEq/L。 降圧薬治療の準備中にまず行う検査はどれか。 a 頭部CT b 眼底検査 c 頸動脈エコー検査 d 腹部エックス線撮影 e 足関節上腕血圧比〈ABI〉

    b

  • 61

    A061 28 歳の初妊婦(1 妊0 産)。妊娠31 週6 日、軽度の下腹部痛を自覚し来院した。実家に帰省した際に不規則な下腹部痛を自覚したため不安になり実家近くの産科診療所を初めて受診した。それまで妊娠初期から自宅近くの産科診療所にて妊婦健康診査を受けていたという。来院時、下腹部痛は消失し性器出血の自覚はない。意識は清明。身長156 cm、体重68 kg(非妊時53 kg)。体温37.1 ℃。脈拍72/分、整。血圧136/88 mmHg。呼吸数18/分。腹部は妊娠子宮により膨隆し、軟、圧痛を認めない。下腿に軽度の圧痕を認める。内診と経腟超音波検査で異常を認めない。持参した母子健康手帳の記載内容(別冊No. 27)を別に示す。 この妊婦に対する評価で適切なのはどれか。 a 妊娠糖尿病である。 b 胎児発育不全である。 c 体重増加量は適切である。 d 妊娠高血圧症候群である。 e 妊婦健康診査の受診間隔は適切である。

    e

  • 62

    A062 7 か月の男児。頭部を前屈する動作を心配した両親に連れられて来院した。在胎40 週、体重3,020 g で仮死なく出生した。追視・固視を1 か月、あやし笑いを2 か月、定頸を3 か月で認めた。2 週間前から両上肢を伸展挙上し、頭部を前屈する動作が出現した。約10 秒間隔で10 回以上反復し、次第に毎日みられるようになった。同時期からあやし笑いが乏しくなり、寝返りと坐位保持ができなくなった。 可能性が高いのはどれか。 a West 症候群 b 欠神てんかん c Lennox-Gastaut 症候群 d 先天性筋強直性ジストロフィー e 福山型先天性筋ジストロフィー

    a

  • 63

    A063 22 歳の男性。咳嗽を主訴に来院した。1 週間前から微熱と咳嗽が出現し改善しないため受診した。両親と弟と同居。2 週間前に16 歳の弟が同様の症状で百日咳と診断されている。昨日から反復性、発作性の咳嗽が持続している。咳は夜間に強い。意識は清明。体温37.1 ℃。脈拍108/分、整。血圧124/68 mmHg。呼吸数22/分。SpO2 98 %(room air)。心音と呼吸音とに異常を認めない。 この疾患で正しいのはどれか。 a 空気感染する。 b 潜伏期は2 、3 日である。 c 痙咳期に呼気喘鳴を聴取する。 d セフェム系抗菌薬が有効である。 e カタル期には核酸増幅検査が診断に有用である。

    e

  • 64

    A064 72 歳の女性。①尿量の減少を主訴に来院した。4 日前から嘔吐と下痢があり食事量が低下していた。2 日前から全身倦怠感が出現し、今朝から尿量が減少したため受診した。12 年前から高血圧症で降圧薬を内服している。身長154 cm、体重48 kg(2 週間前の体重51 kg)。脈拍108/分、整。血圧100/52 mmHg。口腔内は乾燥している。胸部と腹部の診察で異常を認めない。尿所見:蛋白1 +、潜血(-)、沈渣に赤血球1 ~3 /HPF、白血球1 ~2 /HPF、円柱はない。尿生化学所見:②尿Na 10 mEq/L。血液所見:赤血球300 万、③Hb 10.0 g/dL、Ht 31 %、白血球9,200、血小板35 万。血液生化学所見:尿素窒素70 mg/dL、④クレアチニン2.5 mg/dL(1 か月前の採血では0.9 mg/dL)、Na 138 mEq/L、⑤K 5.5 mEq/L、Cl 98 mEq/L。 下線部のうち、急性腎障害の原因の鑑別に有用なのはどれか。 a ① b ② c ③ d ④ e ⑤

    b

  • 65

    A065 82 歳の男性。転倒して頭部を受傷し脳挫傷と診断された。急性期治療後、回復期リハビリテーション病棟に入院した。現在、発症後30 日目である。意識レベルはJCSⅠ-2。血圧120/78 mmHg。利き手は右。徒手筋力テストで左上下肢は4 、右上肢は肘屈曲1 、手指屈曲1 、手指伸展0 、右下肢は股関節屈曲1 、膝伸展2 、足関節背屈0 であった。右上下肢に中等度の感覚障害を認める。端座位はほぼ自立。立ち上がり・立位保持には中等度の介助を要する。 現時点で行うべきリハビリテーションはどれか。 a 歩行訓練 b 座位訓練 c 階段昇降訓練 d 右手での書字訓練 e 立ち上がり・立位保持訓練

    e

  • 66

    A066 55 歳の男性。嚥下困難を主訴に来院した。2 年前から右上肢の筋力低下が出現した。1 年前から足がつっぱり、つまずきやすくなった。3 か月前から食事中にむせることがある。この1 年間で体重は3 kg 減少した。意識は清明。身長168 cm、体重55 kg。体温36.5 ℃。脈拍80/分、整。血圧128/72 mmHg。眼球運動に異常を認めない。構音障害を認める。舌に萎縮を認め、線維束性収縮を認める。四肢遠位筋に筋力低下と筋萎縮を認める。腱反射は上下肢とも亢進しており、Babinski 徴候は両側陽性。感覚は正常である。 この患者に起こる可能性が高いのはどれか。 a 褥瘡 b 複視 c 排尿障害 d 呼吸筋麻痺 e 起立性低血圧

    d

  • 67

    A067 34 歳の初産婦(1 妊0 産)。妊娠39 週4 日の午前6 時に陣痛発来のため入院した。これまでの妊娠経過は順調であった。身長148 cm、体重56 kg(非妊時48 kg)。内診所見は子宮口開大度4 cm、展退度70 %、先進部は児頭であった。来院時の胎児心拍数陣痛図にて胎児心拍数波形に異常は認めず、5 分毎の子宮収縮を認めた。午後4 時に子宮口は全開大した。午後6 時50 分に破水し、内診で児頭下降度はSP +4 cm、0 時方向に小泉門を触知した。この時点での胎児心拍数陣痛図(別冊No. 28)を別に示す。 対応で適切なのはどれか。 a 吸引分娩 b 帝王切開 c 抗菌薬投与 d 子宮収縮薬投与 e 子宮収縮抑制薬投与

    a

  • 68

    A068 15 歳の男子。幼少時から胸の形が他人と異なることを主訴に父親に連れられて来院した。胸部の痛みは訴えていない。脈拍64/分、整。血圧132/72 mmHg。呼吸数14/分。SpO2 99 %(room air)。胸部の写真(別冊No. 29)を別に示す。 この患者で認める所見はどれか。2 つ選べ。 a 肋軟骨の変形 b ビア樽状胸郭 c 胸骨骨折 d 胸骨陥凹 e 動揺胸郭

    a, d

  • 69

    A069 76 歳の男性。発熱と右季肋部痛とを主訴に来院した。昨日から右季肋部痛が出現し、今朝まで持続している。体温38.1 ℃。脈拍128/分、整。血圧124/86 mmHg。呼吸数18/分。眼球結膜に黄染を認める。腹部は平坦、軟で、右季肋部に圧痛を認める。血液所見:白血球17,600。血液生化学所見:総ビリルビン6.9 mg/dL、直接ビリルビン4.2 mg/dL、AST 371 U/L、ALT 297 U/L、ALP 231 U/L(基準38~113)、γ-GT 237 U/L(基準13~64)、アミラーゼ52 U/L(基準44~132)。CRP 16 mg/dL。腹部超音波検査で胆囊壁に異常を認めない。腹部単純CT(別冊No. 30)を別に示す。 適切な対応はどれか。2 つ選べ。 a 抗菌薬投与 b 経口胆石溶解薬投与 c 膵頭十二指腸切除術 d 内視鏡的胆道ドレナージ e 蛋白分解酵素阻害薬投与

    a, d

  • 70

    A070 27 歳の女性。動悸および手の震えを主訴に来院した。妊娠中は自覚しなかったが、1 年前の出産後、半年経過した頃から労作時の動悸、発汗および手の震えを感じていた。食欲は変わらないが、体重は最近3 か月で5 kg 減少した。また、急に暑がりになった。出産後から無月経が続いている。身長160 cm、体重42 kg。体温37.2 ℃。脈拍112/分、整。血圧116/60 mmHg。呼吸数14/分。SpO2 99 %(room air)。甲状腺の腫大を認めるが、柔らかく圧痛は認めない。頸部リンパ節を触知しない。手指に細かい振戦を認める。血液生化学所見:甲状腺刺激ホルモン〈TSH〉0.01 μU/mL 未満(基準0.2~4.0)、遊離トリヨードサイロニン〈FT3〉21.5 pg/mL(基準2.3~4.3)、遊離サイロキシン〈FT4〉3.7 ng/dL(基準0.8~2.2)。頸部の写真(別冊No. 31)を別に示す。 この患者の診断に有用な検査はどれか。2 つ選べ。 a 頸部単純CT b 甲状腺超音波検査 c 甲状腺細胞診検査 d サイログロブリン測定 e 抗TSH 受容体抗体測定

    b, e

  • 71

    A071 75 歳の女性。大腸癌術後から経口摂取が困難で、中心静脈栄養を行なっている。術後10 日目に悪寒戦慄が出現した。意識は清明。体温38.0 ℃。脈拍120/分、整。血圧90/44 mmHg。呼吸数24/分。腹部は平坦、軟で、手術創に明らかな異常を認めない。血液培養2 セットからCandida albicans が検出された。中心静脈カテーテルを抜去し抗真菌薬による治療を開始した。 治療期間決定のために必要なのはどれか。2 つ選べ。 a 眼底検査 b 血液培養再検査 c 血中β-D-グルカン測定 d 頭部CT e 便培養

    a, b

  • 72

    A072 35 歳の女性。2 週間前から両下肢に皮疹が複数出現したため来院した。皮疹は皮膚面からわずかに盛り上がり、浸潤を触れ熱感と圧痛を認める。左下腿の写真(別冊No. 32)を別に示す。 考えられる基礎疾患はどれか。3 つ選べ。 a 糖尿病 b Crohn 病 c Behçet 病 d 全身性強皮症 e サルコイドーシス

    b, c, e

  • 73

    A073 28 歳の女性。乳汁分泌と無月経を主訴に来院した。無月経は3 か月前から続き、2 週間前に乳汁分泌に気付いた。2 年前からうつ症状で精神科で内服加療中である。家族歴に特記すべきことはない。妊娠歴はない。意識は清明。身長158 cm、体重46 kg。体温36.5 ℃。脈拍80/分、整。血圧116/70 mmHg。呼吸数12/分。SpO2 99 %(room air)。項部硬直を認めない。眼球運動に異常を認めない。甲状腺腫を認めない。心音に異常を認めない。乳汁漏出あり。下腿に浮腫を認めない。血液生化学所見:プロラクチン〈PRL〉80 ng/mL(基準15 以下)。 次に行う対応で適切なのはどれか。3 つ選べ。 a 下垂体MRI b 髄液蛋白測定 c 内服歴の再確認 d 甲状腺ホルモン測定 e 副甲状腺ホルモン測定

    a, c, d

  • 74

    A074 36 歳の男性。咽頭痛を主訴に来院した。14 日前から39~40 ℃の発熱と咽頭痛があり、7 日前に自宅近くの医療機関を受診した。インフルエンザウイルス迅速抗原検査と新型コロナウイルス〈SARS-CoV-2〉抗原定性検査は陰性であり、抗菌薬の内服を開始したが、症状が改善しないため再度受診した。体温38.3 ℃。脈拍104/分、整。血圧124/82 mmHg。呼吸数18/分。咽頭発赤と扁桃白苔を認める。両側後頸部に径2 cm のリンパ節を2 個、径1 cm のリンパ節を3 個触知する。右肋骨弓下に肝を2 cm、左肋骨弓下に脾を1 cm 触知する。血液所見:赤血球502 万、Hb 14.9 g/dL、Ht 43 %、白血球14,000(桿状核好中球3 %、分葉核好中球20 %、単球3 %、リンパ球57 %、異型リンパ球17 %)、血小板21 万。血液生化学所見:総蛋白7.5 g/dL、アルブミン4.2 g/dL、総ビリルビン0.9 mg/dL、AST 280 U/L、ALT 320 U/L、LD 477 U/L(基準124~222)、尿素窒素12 mg/dL、クレアチニン0.6 mg/dL。CRP 8.3 mg/dL。 考えられる原因はどれか。3 つ選べ。 a ライノウイルス b サイトメガロウイルス c 水痘・帯状疱疹ウイルス d Epstein-Barr〈EB〉ウイルス e ヒト免疫不全ウイルス〈HIV〉

    b, d, e

  • 75

    A075 20 歳から30 年間、1 日20 本の喫煙をしていた患者のBrinkman 指数を求めよ。

    600

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    社会保険労務士試験 第57回 選択式 令和7年度(2025年)

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    基本情報技術者試験 令和6年度(2024年) 科目A 公開問題

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    2級建築施工管理技士試験 第一次検定 令和7年度後期(2025年)

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    宅地建物取引士試験 令和2年度(2020年)12月実施

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    応用情報技術者試験 令和7年度(2025年)秋期 午前

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    中小企業診断士 1次試験 企業経営理論 令和7年度(2025年)

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    看護師国家試験 第111回 午前(2022年2月)

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    ITパスポート試験 令和6年度(2024年) 公開問題

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    ITパスポート試験 令和8年度(2026年) 公開問題

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    社会福祉士国家試験 第38回(2026年2月)

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    第三種電気主任技術者試験 令和7年度上期(2025年8月) 理論

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    第三種電気主任技術者試験 令和7年度上期(2025年8月) 電力

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    第三種電気主任技術者試験 令和7年度上期(2025年8月) 機械

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    第三種電気主任技術者試験 令和7年度上期(2025年8月) 法規

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    登録販売者試験 令和7年度(2025年) 北海道・東北ブロック

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    管理業務主任者試験 令和7年度(2025年)

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    情報セキュリティマネジメント試験 令和7年度(2025年) 公開問題(科目A・B)

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    情報セキュリティマネジメント試験 令和7年度(2025年) 公開問題(科目A・B)

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    登録販売者試験 令和7年度(2025年) 北陸・東海ブロック

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    国家公務員一般職試験(大卒程度) 令和7年度(2025年) 行政 基礎能力試験

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    美容師国家試験 第53回 筆記試験(2026年春期)

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    公害防止管理者試験 令和7年度(2025年) 公害総論

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    公害防止管理者試験 令和7年度(2025年) 大気概論

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    公害防止管理者試験 令和7年度(2025年) 大気特論

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    公害防止管理者試験 令和7年度(2025年) ばいじん・粉じん特論

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    公害防止管理者試験 令和7年度(2025年) 大気有害物質特論

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    公害防止管理者試験 令和7年度(2025年) 大規模大気特論

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    公害防止管理者試験 令和7年度(2025年) 大規模大気特論

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    問題一覧

  • 1

    A001 無症状で発見されることが多い疾患はどれか。 a 大動脈解離 b 腹部大動脈瘤 c 感染性心内膜炎 d 冠攣縮性狭心症 e たこつぼ心筋症

    b

  • 2

    A002 高齢者の入浴中の事故の予防で正しいのはどれか。 a 食後に入浴する。 b 深夜に入浴する。 c 浴槽から出た後は体を冷やす。 d 気温が高い時期の入浴を避ける。 e 居室と脱衣所の温度差をなくす。

    e

  • 3

    A003 低カルシウム血症と低リン血症を同時にきたす病態はどれか。 a 腫瘍性骨軟化症 b 甲状腺機能亢進症 c ビタミンD 欠乏症 d 副甲状腺機能低下症 e 慢性腎臓病に伴うミネラル骨代謝異常

    c

  • 4

    A004 無痛性虚血性心疾患をきたしやすいのはどれか。 a 糖尿病 b 骨粗鬆症 c 気管支喘息 d Parkinson 病 e 胃食道逆流症

    a

  • 5

    A005 特発性肺線維症の症状・身体所見で誤っているのはどれか。 a ばち指 b 湿性咳嗽 c 体重減少 d fine crackles e 労作時呼吸困難

    b

  • 6

    A006 疾患とその原因の組合せで誤っているのはどれか。 a 肝細胞癌 ─ 肝硬変 b 食道腺癌 ─ Barrett 食道 c 胆道癌 ─ 先天性胆道拡張症 d 膵管癌 ─ 膵・胆管合流異常症 e 胃癌 ─ ヘリコバクター・ピロリ感染症

    d

  • 7

    A007 我が国でのたばこ対策で実施されているのはどれか。 a たばこ広告の禁止 b たばこパッケージの警告表示 c ニコチン依存症の治療の無料化 d 公共施設の屋内における空間分煙の義務化 e 非喫煙者に対する医療保険の保険料の減額

    b

  • 8

    A008 成人の痔瘻で誤っているのはどれか。 a 自然治癒する。 b Crohn 病に合併する。 c 肛門癌の原因になる。 d 肛門周囲膿瘍で発症する。 e 便意とは関係なく排膿する。

    a

  • 9

    A009 神経性過食症〈大食症〉で正しいのはどれか。 a 自己肯定感が高い。 b 過活動になることが多い。 c 肥満に対する恐怖心はない。 d 自己誘発嘔吐と下剤乱用を反復することが多い。 e 食事をコントロールできるという感覚は保たれる。

    d

  • 10

    A010 梅毒で誤っているのはどれか。 a TPHA は疾患活動性の指標となる。 b 他の性感染症の合併について検索する。 c 神経梅毒は感染からの期間を問わず起こる。 d 妊婦が未治療の場合、児の先天梅毒の原因となる。 e 日本では10 年前と比較して報告数が増加している。

    a

  • 11

    A011 腹圧性尿失禁の原因はどれか。 a 尿閉 b 脳梗塞 c 過活動膀胱 d 間質性膀胱炎 e 前立腺全摘除術

    e

  • 12

    A012 後天性の感音難聴を引き起こすウイルスはどれか。 a アデノウイルス b Epstein-Barr〈EB〉ウイルス c 単純ヘルペスウイルス d 風疹ウイルス e ムンプスウイルス

    e

  • 13

    A013 緊急手術を考慮すべき疾患はどれか。2 つ選べ。 a 癌性腹膜炎 b 絞扼性腸閉塞 c 放射線性腸炎 d 麻痺性イレウス e 穿孔性汎発性腹膜炎

    b, e

  • 14

    A014 関節リウマチの関節外病変はどれか。3 つ選べ。 a 上強膜炎 b 皮下結節 c 間質性肺炎 d 逆流性食道炎 e 急速進行性糸球体腎炎

    a, b, c

  • 15

    A015 3 歳の男児。発熱と下肢痛を主訴に両親に連れられて来院した。1 か月前に左足をひねって疼痛を自覚した。その後右下肢の疼痛も訴えるようになった。2 週間前に38 ℃台の発熱が出現し、両下肢の疼痛も増強した。かかりつけ医を受診して抗菌薬を内服したが、発熱が持続している。身長103 cm、体重17 kg。体温37.5 ℃。脈拍128/分、整。血圧106/70 mmHg。両側下腿に紫斑を数個認める。眼瞼結膜は貧血様である。眼球結膜に異常を認めない。咽頭に発赤を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。表在リンパ節を触知しない。下肢に関節腫脹や可動域制限を認めない。血液所見:赤血球298 万、Hb 7.2 g/dL、Ht 23 %、網赤血球1.8 %、白血球15,400(桿状核好中球3 %、分葉核好中球8 %、好酸球1 %、単球4 %、リンパ球84 %)、血小板2.0 万。血液生化学所見:総蛋白7.5 g/dL、アルブミン4.4 g/dL、総ビリルビン0.3 mg/dL、直接ビリルビン0.1 mg/dL、AST 45 U/L、ALT 19 U/L、LD 520 U/L(基準190~365)、ALP 180 U/L(基準115~359)、CK 60 U/L(基準43~270)、尿素窒素10 mg/dL、クレアチニン0.3 mg/dL、尿酸6.2 mg/dL、Na 140 mEq/L、K 4.0 mEq/L、Cl 101 mEq/L、Ca 11.0 mg/dL、P 6.0 mg/dL。CRP 1.2 mg/dL。両下肢エックス線写真で異常を認めない。骨髄血塗抹May-Giemsa 染色標本(別冊No. 1)を別に示す。 可能性が高い疾患はどれか。 a 骨髄炎 b 骨肉腫 c 急性白血病 d 再生不良性貧血 e 血球貪食性リンパ組織球症

    c

  • 16

    A016 32 歳の男性。右陰囊の腫大を主訴に来院した。3 か月前から右陰囊の無痛性腫大を自覚したため受診した。既往歴と家族歴に特記すべきことはない。身長170 cm、体重69 kg。体温36.1 ℃。脈拍72/分、整。血圧122/66 mmHg。右精巣に硬結を触知し圧痛を認めない。血液所見:赤血球440 万、Hb 13.7 g/dL、Ht 42 %、白血球6,000、血小板30 万。血液生化学所見:LD 302 U/L(基準124~222)、hCG 0.1 mIU/mL(基準0.7 以下)、α-フェトプロテイン〈AFP〉5.2 ng/mL(基準20 以下)。陰囊部超音波検査で右精巣に長径5 cm の内部不均一な充実性腫瘤像を認める。胸腹部造影CT で最大径3 cm の後腹膜リンパ節腫大を認める。 まず行うべき対応はどれか。 a 経過観察 b 放射線治療 c 精巣の針生検 d 高位精巣摘除術 e 殺細胞性抗癌薬

    d

  • 17

    A017 1 歳の女児。全身に皮疹が広がってきたため母親に連れられて来院した。3 日前から上肢に発疹が出現した。2 日前から発疹が顔面、体幹および上肢に拡大した。昨日から発熱を伴うようになった。既往にアトピー性皮膚炎がある。MR ワクチンを含むすべての定期予防接種が行われている。発疹は瘙痒を伴い一部に水疱と痂皮を認める。イチゴ舌を認めない。皮膚の写真(別冊No. 2)を別に示す。 診断はどれか。 a 麻疹 b 猩紅熱 c 手足口病 d 突発性発疹 e Kaposi 水痘様発疹症

    e

  • 18

    A018 72 歳の男性。突然の左眼の視力低下を主訴に来院した。テレビを見ていたところ左眼が急に見えなくなり、改善しないため受診した。喫煙は20 本/日を50 年間、血圧 170/96 mmHg。視力は右眼0.3(1.0)、左眼手動弁(矯正不能)。左眼の眼底写真(別冊No. 3)を別に示す。 診断はどれか。 a 硝子体出血 b 加齢黄斑変性 c Vogt-小柳-原田病 d 網膜静脈分枝閉塞症 e 網膜中心動脈閉塞症

    e

  • 19

    A019 20 歳の男性。胸部不快感と呼吸困難を主訴に来院した。これまでに何度か胸部不快感を自覚したが、医療機関を受診していなかった。昨日から呼吸困難が出現し、持続しているため受診した。既往歴に特記すべきことはない。家族歴は父親が20 歳台で脳静脈洞血栓症を発症。意識は清明。体温36.2 ℃。脈拍96/分、整。血圧104/68 mmHg。呼吸数24/分。SpO2 94 %(room air)。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。下肢に軽度の浮腫を認める。血液所見:赤血球450 万、Hb 14.5 g/dL、Ht 42 %、白血球6,200(好中球62 %、好酸球1 %、単球5 %、リンパ球32 %)、血小板22 万、PT-INR 1.0(基準0.9~1.1)、活性化部分トロンボプラスチン時間〈APTT〉30 秒(基準対照32.2)、血漿フィブリノゲン288 mg/dL(基準186~355)、D ダイマー 10 μg/mL(基準1.0 以下)。血液生化学所見:総ビリルビン1.1 mg/dL、LD 208 U/L(基準124~222)、尿素窒素22 mg/dL、クレアチニン0.6 mg/dL。CRP 0.3 mg/dL。胸部エックス線写真で異常を認めない。 直ちに行う検査で適切なのはどれか。 a 気管支鏡検査 b 呼吸機能検査 c 頸部超音波検査 d 胸部~下肢造影CT e 足関節上腕血圧比〈ABI〉

    d

  • 20

    A020 36 歳の女性。右上腕の皮疹を主訴に来院した。約10 年前から右上腕に長径3 mm ほどで平坦な皮疹が出現した。約3 か月前から次第に拡大し隆起してきた。2 週間前から出血するようになった。右上腕に18×16 mm の褐色結節を認める。右腋窩に径1 cm のリンパ節1 つを触知する。右上腕の写真(別冊No. 4A)とダーモスコピー像(別冊No. 4B)を別に示す。 診断はどれか。 a Bowen 病 b 悪性黒色腫 c 色素性母斑 d 日光角化症 e 脂漏性角化症

    b

  • 21

    A021 68 歳の男性。労作時息切れを主訴に来院した。1 年前から自宅の階段を昇る際に息切れを自覚するようになり、その後も症状が増悪するため受診した。体温36.5 ℃。脈拍76/分、整。血圧132/76 mmHg。呼吸数16/分。SpO2 96 %(room air)。心音に異常を認めない。左中下肺野で呼吸音は減弱し、同部位で腸雑音を聴取する。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。血液所見:赤血球459 万、Hb 13.9 g/dL、Ht 42 %、白血球6,800。CRP 0.1 mg/dL。胸部エックス線写真の正面像(別冊No. 5A)と側面像(別冊No. 5B)を別に示す。 診断はどれか。 a 自然気胸 b 横隔膜損傷 c 横隔膜下膿瘍 d 横隔膜弛緩症 e Bochdalek ヘルニア

    d

  • 22

    A022 57 歳の男性。発熱を主訴に来院した。2 週間前から38 ℃前後の発熱と悪寒があり、自宅近くの診療所を受診した。解熱薬が処方されたが、その後も発熱が続き、労作時の息苦しさを自覚するようになったため救急外来へ紹介受診となった。10 年前から糖尿病で内服加療中。約1 か月前からう歯の治療中。アレルギー歴はない。意識は清明。体温38.2 ℃。脈拍104/分、整。血圧136/82 mmHg。呼吸数26/分。SpO2 94 %(room air)。心尖部を最強点とするLevine 3/6 の汎〈全〉収縮期雑音を聴取する。呼吸音に異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。下肢に浮腫を認める。右手掌に有痛性皮疹を認めた。血液所見:赤血球478 万、Hb 14.0 g/dL、Ht 41 %、白血球13,400、血小板15 万。血液生化学所見:尿素窒素32 mg/dL、クレアチニン1.3 mg/dL、血糖175 mg/dL、HbA1c 8.1 %(基準4.9~6.0)、Na 134 mEq/L、K 4.2 mEq/L。CRP 12 mg/dL。胸部エックス線写真で心胸郭比は56 % であり、肺血管陰影の増強を認める。心電図は洞性頻脈。心エコー図傍胸骨長軸像(別冊No. 6A)とカラードプラ心エコー図傍胸骨長軸像(別冊No. 6B)を別に示す。血液培養2 セットからともに緑色連鎖球菌〈viridans streptococci〉が検出された。 薬剤感受性試験結果を待つ間に投与する抗菌薬で適切なのはどれか。 a ミノサイクリン b リファンピシン c レボフロキサシン d クラリスロマイシン e ベンジルペニシリン

    e

  • 23

    A023 52 歳の女性。尿管結石症を繰り返すことを主訴に来院した。5 年前から高血圧症で内服加療中。2 年前に腎結石に対して体外衝撃波結石破砕術を施行。2 週間前に腰背部痛を自覚したため受診した際、尿路結石症と診断された。脈拍80/分、整。血圧154/90 mmHg。甲状腺腫を触知しない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は軽度の膨満を認める。下腿に浮腫を認めない。血液生化学所見:アルブミン3.6 g/dL、Ca 13.2 mg/dL、P 2.4 mg/dL、PTH 120 pg/mL(基準10~60)。頸部超音波検査で、甲状腺右葉下極に近接して長径3 cm の腫瘤を検出した。99mTc-MIBI 副甲状腺シンチグラム(別冊No. 7)を別に示す。 この患者の所見で正しいのはどれか。 a 骨密度の低下 b 血清ALP の低値 c 代謝性アルカローシス d 活性型ビタミンD の低下 e 尿細管リン再吸収率の上昇

    a

  • 24

    A024 52 歳の女性。2 週間前に受けた人間ドックの腹部超音波検査で胆囊の異常を指摘されたため精査目的で来院した。自覚症状はない。既往歴に特記すべきことはない。身長158 cm、体重64 kg。BMI 25.6。体温36.2 ℃。腹部は平坦、軟で、圧痛を認めない。血液所見:赤血球458 万、Hb 13.7 g/dL、Ht 41 %、白血球7,300。血液生化学所見:総ビリルビン0.9 mg/dL、AST 20 U/L、ALT 18 U/L、LD 148 U/L(基準124~222)、ALP 86 U/L(基準38~113)、γ-GT 28 U/L(基準9 ~32)、CEA 1.1 ng/mL(基準5 以下)、CA19-9 14 U/mL(基準37 以下)。CRP 0.1 mg/dL。腹部超音波像(別冊No. 8)を別に示す。 この患者の治療方針で適切なのはどれか。 a 経過観察 b 抗菌薬投与 c 腹腔鏡下胆囊摘出術 d 薬物による抗癌治療 e 経皮経肝胆囊ドレナージ

    a

  • 25

    A025 28 歳の女性(2 妊1 産)。妊娠32 週に胎児発育不全を指摘され紹介受診した。妊娠10 週に行った妊婦初期検査では血液型O 型RhD(+)、間接Coombs 試験陰性、HBs 抗原陰性、HCV 抗体陰性、風疹HI 抗体価 128 倍、RPR 1 倍未満、TPHA 陰性、HIV 抗原・抗体陰性であった。妊娠15 週に感冒様症状が数日続いたが、自然に軽快したためそのままにしていた。来院時の胎児超音波検査で大横径〈BPD〉73 mm(-2 SD)、腹囲〈AC〉23 cm、大腿骨長〈FL〉24 mm、推定胎児体重〈EFW〉1,368 g(-2 SD)、胎児に腹水を認める。 考えられる母子感染症はどれか。 a 水痘 b 梅毒 c 風疹 d B 型肝炎 e サイトメガロウイルス感染症

    e

  • 26

    A026 33 歳の女性(1 妊0 産)。下腹部痛と過多月経を主訴に来院した。月経周期は28 日型、整、持続7 日間。2 年前から月経痛があり市販の鎮痛薬を服用している。4 か月前から月経血量の増加と下腹部鈍痛を自覚したため受診した。3 年前に流産のため子宮内容除去術を受けた。身長168 cm、体重60 kg。体温36.0 ℃。脈拍76/分、整。血圧110/74 mmHg。内診で子宮は約10 cm に腫大し、両側付属器は触知しない。Douglas 窩の硬結を触知しない。血液所見:赤血球340 万、Hb 9.4 g/dL、Ht 32 %、白血球6,400、血小板25 万。血液生化学所見:総蛋白6.2 g/dL、AST 20 U/L、ALT 18 U/L、LD 186 U/L(基準124~222)、CA125 106 U/mL(基準35 以下)。骨盤部単純MRI のT2 強調矢状断像(別冊No. 9)を別に示す。 診断はどれか。 a 子宮筋腫 b 子宮肉腫 c 子宮腺筋症 d 子宮内膜増殖症 e 子宮内膜ポリープ

    c

  • 27

    A027 59 歳の男性。左肩痛を主訴に来院した。1 か月前から左肩痛を自覚するようになった。脈拍80/分、整。血圧130/70 mmHg。呼吸数16/分。SpO2 99 %(room air)。左眼瞼下垂を認める。頸静脈の怒張を認めない。心音に異常を認めない。呼吸音は左肺尖部で減弱を認める。四肢筋力に異常を認めない。血液生化学所見:血糖90 mg/dL、HbA1c 5.0 %(基準4.9~6.0)、Na 140 mEq/L、K 3.8 mEq/L、Cl 104 mEq/L、CEA 3.2 ng/mL(基準5 以下)、SCC 7.0 ng/mL(基準1.5 以下)。気管支鏡下生検で扁平上皮癌と診断された。胸部エックス線写真(別冊No. 10A)と胸部造影CT(別冊No. 10B)を別に示す。 この患者で認めるのはどれか。 a Horner 症候群 b 上大静脈症候群 c Cushing 症候群 d Lambert-Eaton 症候群 e ADH 不適合分泌症候群

    a

  • 28

    A028 生後10 か月の男児。嘔吐を主訴に両親に連れられて来院した。在胎39 週、体重2,980 g で出生した。離乳食を食べると嘔吐するという。体重6,840 g。体温36.9 ℃。心拍数92/分。血圧90/56 mmHg。呼吸数20/分。食道24 時間pH モニタリング検査を行い、高度の胃食道逆流症を認めた。上部消化管造影の正面像(別冊No. 11A)と側面像(別冊No. 11B)を別に示す。 この患児の診断はどれか。 a 胃軸捻転 b 食道憩室 c 食道アカラシア d 食道裂孔ヘルニア e 先天性横隔膜ヘルニア

    d

  • 29

    A029 25 歳の女性(2 妊0 産)。初経は12 歳。4 日前から下腹部痛を自覚したため産科診療所を受診した。月経周期は28 日型、整、順。最終月経は10 日前から5 日間。最近2 年間に2 回人工妊娠中絶手術を受けた。身長160 cm、体重53 kg。体温37.9 ℃。脈拍100/分、整。血圧116/62 mmHg。呼吸数20/分。腹部は平坦で、下腹部に反跳痛を認める。内診で子宮は正常大で圧痛を認める。付属器は痛みのため触知できない。腟鏡診で外子宮口に黄色膿性分泌物を認める。血液所見:赤血球320 万、Hb 10.3 g/dL、Ht 30 %、白血球18,300(桿状核好中球60 %、分葉核好中球26 %、好酸球0 %、好塩基球1 %、リンパ球13 %)、血小板41 万。CRP 16 mg/dL。妊娠反応検査陰性。経腟超音波検査で左卵管のソーセージ様腫大を認め、同部が痛みの最強点となっている。 まず投与すべきなのはどれか。 a 抗菌薬 b 整腸薬 c 抗ウイルス薬 d GnRH アゴニスト e グルココルチコイド

    a

  • 30

    A030 67 歳の男性。酩酊状態のため心配した家族に付き添われて来院した。若い頃から晩酌が習慣であった。1 年前の定年退職後から飲酒量が多くなり、最近、食事を食べずに朝から夜まで飲酒している。家族によると、酔っているとき手や指の振えが止まるという。また、飲酒を控えるように言っても、隠れて酒を買いに行って飲んでしまうという。身長173 cm、体重51 kg。体温36.8 ℃。脈拍72/分、整。血圧108/78 mmHg。呼吸数18/分。SpO2 98 %(room air)。アルコール臭があるが、会話は可能である。眼瞼結膜は軽度貧血様である。眼球結膜に黄染を認めるが、眼球運動は正常である。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。断酒と検査目的で入院することとなった。 入院後に投与すべき薬剤はどれか。 a 抗酒薬 b レボドパ〈L-dopa〉 c ベンゾジアゼピン系薬剤 d アセチルコリンエステラーゼ阻害薬 e 選択的セロトニン再取り込み阻害薬〈SSRI〉

    c

  • 31

    A031 84 歳の男性。発熱を主訴に来院した。10 日前から右側胸部の痛みを自覚していた。3 日前から発熱が出現したため受診した。1 年前、脳梗塞により左不全片麻痺があり、時々食事でむせることがある。意識は清明。身長162 cm、体重46 kg。体温37.6 ℃。脈拍104/分、整。血圧110/66 mmHg。呼吸数24/分。SpO2 95 %(room air)。残存歯は数本でう歯があり口腔内は乾燥している。心音に異常を認めない。呼吸音は右下肺野にcoarse crackles を聴取する。血液所見:赤血球436 万、Hb 13.9 g/dL、Ht 42 %、白血球12,600(好中球75 %、好酸球1 %、好塩基球1 %、単球6 %、リンパ球17 %)、血小板18 万。CRP 12 mg/dL。胸部エックス線写真で右下肺野に浸潤影を認める。入院し多職種で連携してこの患者の肺炎治療サポートを行うことになった。 現時点でかかわらないのはどれか。 a 管理栄養士 b 言語聴覚士 c 歯科衛生士 d 理学療法士 e 臨床工学技士

    e

  • 32

    A032 70 歳の男性。全身倦怠感を主訴に来院した。2 週間前から全身倦怠感が出現し軽快しないため受診した。眼瞼結膜は貧血様で、眼球結膜に黄染を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。両下肢に点状出血を認める。血液所見:赤血球174 万、Hb 5.4 g/dL、Ht 16 %、網赤血球1 %、白血球1,800(分葉核好中球20 %、好酸球1 %、単球2 %、リンパ球77 %)、血小板2.2 万。血液生化学所見:総蛋白6.2 g/dL、アルブミン3.2 g/dL、総ビリルビン0.6 mg/dL、AST 28 U/L、ALT 34 U/L、LD 140 U/L(基準124~222)、尿素窒素12 mg/dL、クレアチニン0.7 mg/dL。末梢血塗抹標本で赤血球に異常を認めない。骨髄生検では著明な低形成所見を認める。 治療で適切でないのはどれか。 a 血漿交換 b 赤血球輸血 c 抗胸腺細胞グロブリン〈ATG〉投与 d トロンボポエチン受容体作動薬投与 e 顆粒球コロニー刺激因子〈G-CSF〉投与

    a

  • 33

    A033 64 歳の男性。左耳下部の腫脹を主訴に来院した。10 年前から左耳下部に腫瘤を自覚し、3 年前から右耳下部にも小さい腫瘤を自覚していた。腫瘤は一時増大と縮小を繰り返していた。右耳下部には直径20 mm、左耳下部には直径35 mm の弾性軟の腫瘤を触知した。皮膚との癒着はなく圧痛は認めなかった。頸部単純MRI の脂肪抑制T1 強調水平断像(別冊No. 12)を別に示す。 診断はどれか。 a 唾石症 b 正中頸囊胞 c Warthin 腫瘍 d Sjögren 症候群 e 耳下腺多形腺腫

    c

  • 34

    A034 54 歳の男性。左眼の飛蚊症と光視症を主訴に来院した。数日前から左眼に明るいところで黒い影のようなものが見え、光が走ることもある。両眼に-8D の近視があり矯正視力は両眼とも1.0。左眼の眼底写真(別冊No. 13)を別に示す。 診断はどれか。 a 硝子体出血 b 加齢黄斑変性 c 網膜色素変性 d 裂孔原性網膜剝離 e 網膜静脈分枝閉塞症

    d

  • 35

    A035 71 歳の男性。肝炎ウイルス検診で「現在、C 型肝炎ウイルスに感染している可能性が極めて高い」と判定されて受診した。高血圧症でカルシウム拮抗薬を内服している。12 歳時に交通事故で輸血を受けた。喫煙歴はない。飲酒は機会飲酒。意識は清明。脈拍76/分、整。血圧132/74 mmHg。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。血液所見:赤血球485 万、Hb 14.7 g/dL、白血球6,300、血小板16 万。血液生化学所見:総蛋白7.3 g/dL、アルブミン4.5 g/dL、総ビリルビン0.7 mg/dL、AST 24 U/L、ALT 28 U/L、γ-GT 36 U/L(基準13~64)、尿素窒素12 mg/dL、クレアチニン0.5 mg/dL、eGFR 82.8 mL/分/1.73 m2。免疫血清学所見:HBs 抗原陰性、HBs 抗体陰性、HBc 抗体陰性、HCV 抗体陽性、HCV-RNA 陽性。腹部超音波検査で異常を認めない。 第一選択薬はどれか。 a インターフェロン b 核酸アナログ製剤 c グルココルチコイド d ウルソデオキシコール酸 e 直接作用型抗ウイルス薬〈direct acting antivirals〉

    e

  • 36

    A036 64 歳の女性。息苦しさを主訴に来院した。15 年前から高血圧症と糖尿病を指摘されていたが、医療機関を受診しなかった。2 か月前に発熱で自宅近くの診療所を受診し、腎機能障害を指摘された。3 週間前から食欲がなく果物だけ食べていた。一昨日の夜間就寝後から息苦しさを自覚したため受診した。意識は清明。身長166 cm、体重75 kg(2 か月前は70 kg)。脈拍92/分、整。血圧190/110 mmHg。呼吸数20/分。SpO2 90 %(room air)。両下肺野にcoarse crackles を聴取する。両下腿に高度の圧痕性浮腫を認める。尿所見:蛋白3 +、糖2 +、潜血(-)。随時尿の尿蛋白188 mg/dL、クレアチニン87 mg/dL。血液所見:赤血球335 万、Hb 9.0 g/dL、Ht 31 %。血液生化学所見:総蛋白5.3 g/dL、アルブミン2.8 g/dL、尿素窒素56 mg/dL、クレアチニン3.9 mg/dL、尿酸6.8 mg/dL、血糖263 mg/dL、HbA1c 8.6 %(基準4.9~6.0)、Na 140 mEq/L、K 6.7 mEq/L、Cl 106 mEq/L、Ca 7.2 mg/dL、P 5.6 mg/dL。胸部エックス線写真で心拡大と肺うっ血を認める。心電図でテント状T 波を認める。 この患者にまず投与すべき薬剤はどれか。 a SGLT2 阻害薬 b アルブミン製剤 c グルコン酸カルシウム d エリスロポエチン製剤 e アンジオテンシン受容体拮抗薬

    c

  • 37

    A037 7 歳の男児。右前腕の痛みと右手指の運動障害を主訴に母親に連れられて夜間に来院した。同日午前にブランコから転落して右肘を強打し受診していた。診療記録によると右肘に腫脹と変形が認められ、エックス線写真で右上腕骨顆上骨折を認め、徒手整復とシーネ固定を施行していた。帰宅8 時間後に疼痛が増強し、右手指の運動ができなくなったため再度受診した。身長110 cm、体重19 kg。シーネの包帯を外して観察すると、右前腕に著しい腫脹を認めた。右手指は自動屈伸ができず、他動伸展すると激しい痛みを訴える。橈骨動脈の拍動を触知しない。 この患児への対応で適切なのはどれか。 a 筋膜切開 b 牽引治療 c ギプス固定 d 手指の可動域訓練 e 骨折の観血的整復固定

    a

  • 38

    A038 43 歳の女性。右眼が赤いことに気付き来院した。外傷や手術の既往はなく自覚症状はない。眼脂を認めない。右眼の写真(別冊No. 14)を別に示す。 最も考えられるのはどれか。 a 霰粒腫 b 睫毛乱生 c 眼瞼外反 d 結膜下出血 e 流行性角結膜炎

    d

  • 39

    A039 86 歳の男性。胸部の違和感を主訴に来院した。夕食後、薬を内服する際に違和感があった。その後も違和感が持続し軽快しないため受診した。高血圧症、脂質異常症、高尿酸血症、前立腺肥大症、脊柱管狭窄症による腰痛、不眠症および逆流性食道炎に対して内服加療中である。両眼の白内障手術を予定している。一人暮らしで、身の回りのことは自分で行っている。意識は清明。身長160 cm、体重50 kg。体温36.6 ℃。脈拍80/分、整。血圧146/88 mmHg。呼吸数14/分。SpO2 98 %(room air)。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。頸部リンパ節を触知しない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、圧痛を認めない。腸雑音に異常を認めない。上部消化管内視鏡検査では食道内に異物があり、胃内に落としたのち把持鉗子を用いて回収した。上部消化管内視鏡の胃体部像(別冊No. 15)を別に示す。 再発防止のために適切な対応はどれか。 a 胃瘻造設 b 経鼻胃管留置 c 処方する内服薬の一包化 d 内服薬の注射薬への変更 e PTP(錠剤やカプセル剤の包装)を1 錠ずつ切り離す

    c

  • 40

    A040 65 歳の女性(2 妊1 産)。乳房のしこりを主訴に来院した。10 年ほど前から左乳房のしこりを自覚していたが様子をみていた。最近になって痛みが出現したため受診した。乳癌の家族歴はない。身長160 cm、体重60 kg。体温36.0 ℃。脈拍80/分、整。血圧146/90 mmHg。左乳房に皮膚の陥凹を認め、径3 cm の腫瘤を触知する。マンモグラフィでは周囲にスピキュラを伴う高濃度腫瘤陰影と多形性の微細石灰化像を認めた。 診断はどれか。 a 乳癌 b 乳腺症 c 葉状腫瘍 d 慢性乳腺炎 e 乳腺線維腺腫

    a

  • 41

    A041 53 歳の女性(2 妊1 産)。51 歳で閉経。不正性器出血を主訴に来院した。約3 か月前から少量の不正性器出血を自覚していた。2 週間前から出血が増量したため受診した。既往歴と家族歴に特記すべきことはない。身長161 cm、体重65 kg。体温36.2 ℃。脈拍84/分、整。血圧140/78 mmHg。内診で子宮はやや腫大するも可動性は良好で、付属器は触知しない。血液所見:赤血球320 万、Hb 9.9 g/dL、Ht 31 %、白血球6,300、血小板21 万、PT-INR 1.0(基準0.9~1.1)。血液生化学所見:総蛋白6.9 g/dL、アルブミン3.7 g/dL、総ビリルビン0.9 mg/dL、直接ビリルビン0.2 mg/dL、AST 18 U/L、ALT 16 U/L、LD 186 U/L(基準124~222)、γ-GT 32 U/L(基準9 ~32)、尿素窒素14 mg/dL、クレアチニン0.7 mg/dL、CEA 3.2 ng/mL(基準5 以下)、CA19-9 28 U/mL(基準37 以下)、CA125 52 U/mL(基準35 以下)。CRP 1.0 mg/dL。子宮内膜細胞診は陽性。子宮内膜組織診で類内膜癌が検出された。頸部~骨盤部造影CT で明らかなリンパ節腫大および遠隔転移を認めない。骨盤部単純MRI のT2 強調矢状断像(別冊No. 16)を別に示す。 この患者に行う治療はどれか。 a 手術療法 b 抗菌薬投与 c 動注化学療法 d 化学放射線療法 e 密封小線源治療

    a

  • 42

    A042 56 歳の女性。けいれんを主訴に救急車で搬入された。約1 か月前から頭痛を自覚していたが、市販の鎮痛薬を内服して様子をみていた。自宅で初めて全身けいれんを起こし家族が救急車を要請した。意識レベルはJCSⅡ-10。体温36.7 ℃。心拍数96/分、整。血圧136/86 mmHg。呼吸数16/分。SpO2 98 %(鼻カニューラ2 L/分 酸素投与下)。瞳孔径は両側3 mm、対光反射は迅速である。全身けいれんは数分間で消失した後に右半身の不全麻痺を認める。頭部単純CT 冠状断像(別冊No. 17A)と頭部造影MRI のT1 強調水平断像(別冊No. 17B)を別に示す。 考えられるのはどれか。 a 膠芽腫 b 髄膜腫 c 脳膿瘍 d 神経鞘腫 e 転移性脳腫瘍

    b

  • 43

    A043 21 歳の女性。2 週間前からの鼻漏、鼻閉およびくしゃみを主訴に来院した。3 年前の春から鼻漏、鼻閉およびくしゃみを自覚していた。自宅近くの診療所で抗ヒスタミン薬が処方されていた。症状は一時改善したが、3 月初旬から症状が悪化した。両側鼻粘膜は腫脹しており、水様性鼻汁を認めた。鼻汁好酸球検査は陽性。今の症状をできるだけ早く改善したいと訴えている。 治療で適切なのはどれか。 a 抗菌薬内服 b 減感作療法 c 免疫抑制薬内服 d 鼻内レーザー手術 e 副腎皮質ステロイド点鼻

    e

  • 44

    A044 22 歳の女性。頭痛と浮腫を主訴に来院した。2 週間前から発熱と咽頭痛があり、自宅近くの診療所で扁桃炎と診断された。一昨日から頭痛および下肢の浮腫が出現し、次第に増悪したため受診した。これまでに学校と職場の健診で異常を指摘されたことはない。身長156 cm、体重45 kg。脈拍84/分、整。血圧156/76 mmHg。顔面に皮疹はない。心音と呼吸音とに異常を認めない。両下腿に浮腫を認める。神経診察に異常を認めない。尿所見:蛋白2 +、潜血3 +。 この患者で認められる可能性が高いのはどれか。 a C3 低下 b IgE 高値 c M 蛋白陽性 d 抗核抗体陽性 e 抗リン脂質抗体陽性

    a

  • 45

    A045 50 歳の女性。両手掌と両足底の皮疹を主訴に来院した。数年前から両手掌と両足底の皮疹が出現し消長を繰り返す。瘙痒と疼痛がある。しばしば扁桃炎に罹患する。喫煙は20 本/日を30 年間。皮疹部の真菌検査は陰性。右手掌の写真(別冊No. 18A)と右足の写真(別冊No. 18B)を別に示す。 この患者に合併しやすい関節炎の部位はどれか。 a 顎関節 b 胸鎖関節 c 遠位指節間関節 d 仙腸関節 e 足関節

    b

  • 46

    A046 61 歳の男性。右胸痛を主訴に来院した。3 か月前から胸痛を自覚していたが、1 週間前から痛みが増強したため受診した。体温36.9 ℃。脈拍84/分、整。血圧132/80 mmHg。呼吸数16/分。SpO2 95 %(room air)。心音に異常を認めない。右呼吸音の減弱を認める。血液所見:赤血球471 万、Hb 11.0 g/dL、Ht 36 %、白血球9,200、血小板58 万。血液生化学所見:SCC 0.7 ng/mL(基準1.5 以下)、ProGRP 23.8 pg/mL(基準81 以下)。CRP 17 mg/dL。胸膜生検でカルレチニン免疫組織化学染色が陽性である悪性細胞を認めた。胸部エックス線写真(別冊No. 19A)とFDG-PET/CT 像(別冊No. 19B)を別に示す。 この疾患で誤っているのはどれか。 a 上皮型が最も多い。 b 予後は不良である。 c CEA は正常値である。 d 胸水中ヒアルロン酸は高値である。 e アスベスト曝露後5 年前後で発症する。

    e

  • 47

    A047 68 歳の男性。就寝中の行動を心配した妻に伴われて来院した。週に数回、就寝後1 時間半ほどすると大声をあげ、むっくと起き上がって何かと戦っているような行動をするようになった。妻が制止すると我に返り「夢を見ていた」と言い、再び就寝し翌朝には夢の中でのことだったと記憶している。日中の行動異常は全くない。身体的には体が固く動作が遅くなったといい、物忘れを自覚している。身長168 cm、体重60 kg。四肢に筋強剛を認める。Mini-Mental State Examination〈MMSE〉では21 点(満点30)。血液所見、血液生化学所見、脳波および頭部単純MRI に異常を認めない。 この患者の睡眠障害はどれか。 a 夜間せん妄 b 睡眠時遊行症 c ナルコレプシー d むずむず脚症候群 e レム〈REM〉睡眠行動障害

    e

  • 48

    A048 33 歳の女性。発熱を主訴に来院した。2 週間前に2 年間滞在していたアフリカから帰国した。1 週間前から悪寒戦慄を伴う発熱、頭痛および悪心が出現した。1 日おきに40 ℃の高熱が出るため自宅近くの診療所で解熱鎮痛薬を処方された。発熱が改善しないため再受診した。意識は清明。体温39.3 ℃。脈拍108/分、整。血圧80/48 mmHg。呼吸数20/分。SpO2 98 %(room air)。この患者の末梢血May-Giemsa 染色標本(別冊No. 20)を別に示す。 この疾患で正しいのはどれか。 a 経口感染する。 b 脾腫がみられる。 c ワクチンが有効である。 d 潜伏期は3 ~5 日である。 e キノロン系の抗菌薬が有効である。

    b

  • 49

    A049 64 歳の男性。胸痛と呼吸困難を主訴に救急車で搬入された。前夜に飲酒し早朝の清掃作業中に悪心と嘔吐があった。その後、胸痛と呼吸困難が突然出現したため同僚が救急車を要請した。胸痛は深呼吸で増強する。36 歳時に胃潰瘍。意識は清明。顔貌は苦悶様。身長170 cm、体重62 kg。体温36.0 ℃。心拍数98/分、整。血圧152/104 mmHg。呼吸数24/分。SpO2 98 %(リザーバー付マスク10 L/分 酸素投与下)。皮膚は湿潤し冷汗あり。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。口腔内は乾燥し吐物付着あり。心音に異常を認めない。左呼吸音が減弱している。腹部に異常を認めない。血液所見:赤血球460 万、Hb 17.6 g/dL、Ht 52 %、白血球19,000、血小板36 万。血液生化学所見:総蛋白6.7 g/dL、総ビリルビン0.5 mg/dL、AST 19 U/L、ALT 13 U/L、尿素窒素13 mg/dL、クレアチニン0.6 mg/dL、血糖98 mg/dL。CRP 1.1 mg/dL。心電図に異常を認めない。仰臥位の胸部エックス線写真(別冊No. 21A)と胸部単純CT(別冊No. 21B)を別に示す。 最も考えられる診断はどれか。 a 胃食道逆流症 b 大動脈瘤破裂 c 食道アカラシア d Boerhaave 症候群 e Mallory-Weiss 症候群

    d

  • 50

    A050 An 85-year-old woman was admitted to the hospital with a left femoral neck fracture and was confined to bed rest. On admission, muscle strength and sensation in the left lower limb were normal, but the next day, she was unable to move her left foot upwards. On examination, she was unable to dorsiflex her left ankle, with decreased sensation on the dorsal aspect of her left foot. The left lower limb was externally rotated. Select the most likely cause of her decreased ankle movement. a Cerebral infarction b Lumbar disc herniation c Peroneal〈Fibular〉 nerve palsy d Deep vein thrombosis e Achilles tendon rupture

    c

  • 51

    A051 50 歳の女性。動悸を主訴に救急車で搬入された。数か月前から週に1 回程度の動悸を自覚していたが、すぐに治まるので気にしていなかった。午後8 時、会食中に突然、動悸と呼吸困難が出現したため家族が救急車を要請した。既往歴と家族歴に特記すべきことはない。意識は清明。身長160 cm、体重54 kg。体温36.6 ℃。心拍数136/分、整。血圧126/90 mmHg。呼吸数36/分。SpO2 98 %(room air)。頸部に雑音を聴取せず、頸静脈の怒張を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。12 誘導心電図(別冊No. 22)を別に示す。心電図モニターをつけ、左前腕に静脈路を確保した。息こらえを30 秒行ったが、頻脈は改善しない。気管支喘息の既往がないことを再確認しアデノシン三リン酸を投与することとした。投与後に一過性の胸内苦悶が起こることを患者に説明した。 投与方法で適切なのはどれか。 a 舌下投与 b 皮下注射 c 筋肉注射 d 急速静注 e 持続静注

    d

  • 52

    A052 21 歳の男性。胸背部痛のため救急車で搬入された。シャワー中に意識消失した。数分で意識は回復したが、胸背部痛が出現したため救急車を要請した。小児期に水晶体偏位と診断され眼鏡を使用している。大学のトライアスロンの選手。家族歴に特記すべきことはない。意識は清明。身長186 cm、体重65 kg。体温36.3 ℃。心拍数64/分、整。血圧132/50 mmHg。呼吸数20/分。SpO2 100 %(マスク5 L/分 酸素投与下)。心音は胸骨左縁第4 肋間にLevine 2/6 の拡張期雑音を聴取する。四肢が長い。心電図に異常を認めない。胸部造影CT の水平断像(別冊No. 23A)、冠状断像(別冊No. 23B)および矢状断像(別冊No. 23C)を別に示す。緊急で手術し、術後10 日目で退院予定になった。 患者への説明で誤っているのはどれか。 a 「β 遮断薬を服用していただきます」 b 「トライアスロンを続けても大丈夫です」 c 「定期的な大動脈の画像検査が必要です」 d 「胸痛や背部痛があったら受診してください」 e 「遺伝カウンセリングを受けることができます」

    b

  • 53

    A053 48 歳の女性。乳がん検診のマンモグラフィで腫瘤を指摘され、精査目的に来院した。右乳房の上外側区域に径25 mm の腫瘤を触知する。 次に行う検査はどれか。 a 頭部MRI b 乳房MRI c 胸部造影CT d 乳房超音波検査 e 骨シンチグラフィ

    d

  • 54

    A054 45 歳の女性。突然の胸痛のため救急車で搬入された。本日、夕食後に前胸部に強い痛みが出現した。横になって安静にしていたが、30 分たっても症状が改善しないため家族が救急車を要請した。3 歳時に発熱と皮疹で入院した(詳細不明)。5 年前から毎年、健康診断を受けていたが、異常を指摘されていない。喫煙歴と飲酒歴はない。意識は清明。身長162 cm、体重47 kg。体温36.7 ℃。心拍数96/分、整。血圧146/88 mmHg。呼吸数24/分。SpO2 95 %(room air)。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。免疫血清学所見:心筋トロポニンT 迅速検査陽性。搬入時の12 誘導心電図は、下壁誘導でST 低下を認める。右冠動脈造影像(別冊No. 24)を別に示す。 冠動脈病変の原因はどれか。 a 川崎病 b Buerger 病 c 高安動脈炎 d Marfan 症候群 e たこつぼ心筋症

    a

  • 55

    A055 73 歳の男性。発熱と頭痛を主訴に来院した。最近疲れやすく、3 か月間で3 kg の体重減少があった。1 か月前から微熱と頭痛が続き、5 日前から頭痛が強くなった。トイレの場所を間違える、真夜中に食事を要求するなどの異常行動に家族が気付いていたという。意識は混濁。身長168 cm、体重59 kg。体温38.2 ℃。脈拍92/分、整。血圧140/92 mmHg。神経診察では項部硬直、右眼の外転障害、右顔面の運動麻痺を認める。脳脊髄液所見:外観は水様透明。初圧200 mmH2O(基準70~170)、細胞数250/mm3(すべて単核球)(基準0 ~2 )、糖(定量)25 mg/dL(基準50~75)、蛋白(定量)180 mg/dL(基準15~45)、アデノシンデアミナーゼ〈ADA〉 15 IU/L(基準8 以下)。頭部単純CT で脳室拡大は認めない。 診断はどれか。 a 結核性髄膜炎 b 重症筋無力症 c 正常圧水頭症 d 多発性硬化症 e Bell 麻痺

    a

  • 56

    A056 70 歳の男性。左足のこわばりを主訴に来院した。自宅近くの診療所にて糖尿病と高血圧症で加療中。1 か月前から100 m 程度の歩行で、左足のこわばり及びつることを自覚したため受診した。喫煙は20 本/日を50 年間。意識は清明。身長178 cm、体重84 kg。体温36.3 ℃。脈拍68/分、整。血圧168/90 mmHg。SpO2 96 %(room air)。頸静脈の怒張を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。両下肢に浮腫はない。左下肢に冷感を認める。左膝窩動脈、左足背動脈および左後脛骨動脈の拍動が減弱している。足関節上腕血圧比〈ABI〉で左側0.67、右側1.03 であった。左下肢の血管造影像(別冊No. 25)を別に示す。 この患者への指導で適切でないのはどれか。 a 「禁煙してください」 b 「体重を減量してください」 c 「左足を冷やすようにしてください」 d 「左足を傷つけないようにしてください」 e 「歩行することで運動療法をしてください」

    c

  • 57

    A057 74 歳の男性。腹痛と嘔吐を主訴に救急車で搬入された。前日から腹痛があり食事を摂れなかった。早朝から嘔吐があったため救急車を要請した。28 歳時に十二指腸潰瘍の治療歴がある。顔貌は苦悶様。身長160 cm、体重50 kg。体温37.2 ℃。心拍数144/分、整。血圧86/60 mmHg。呼吸数22/分。SpO2 99 %(マスク5 L/分 酸素投与下)。皮膚は湿潤し冷汗あり。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。口腔内は乾燥している。心音に異常を認めない。腹部は板状硬で筋性防御を認める。血液所見:赤血球599 万、Hb 19.0 g/dL、Ht 55 %、白血球12,000(分葉核好中球87 %、好酸球0 %、好塩基球0 %、単球2 %、リンパ球11 %)、血小板19 万、PT-INR 1.2(基準0.9~1.1)。血液生化学所見:総蛋白5.6 g/dL、アルブミン3.3 g/dL、総ビリルビン0.7 mg/dL、AST 24 U/L、ALT 18 U/L、LD 204 U/L(基準124~222)、ALP 46 U/L(基準38~113)、γ-GT 29 U/L(基準13~64)、アミラーゼ235 U/L(基準44~132)、CK 632 U/L(基準59~248)、尿素窒素33 mg/dL、クレアチニン2.2 mg/dL、尿酸16.4 mg/dL、血糖206 mg/dL、HbA1c 6.0 %(基準4.9~6.0)、Na 137 mEq/L、K 4.4 mEq/L、Cl 98 mEq/L、Ca 8.7 mg/dL。CRP 40 mg/dL。肺野条件の腹部CT(別冊No. 26)を別に示す。 必要な対応はどれか。 a 胃洗浄 b 緊急手術 c 血液透析 d イレウス管挿入 e 胸腔ドレナージ

    b

  • 58

    A058 1 か月の男児。生後20 日頃から母乳を飲むのに時間がかかるようになったことを母親が心配し、両親に連れられて自宅近くの小児科診療所を受診した。在胎40 週、身長49.5 cm、体重2,850 g、頭囲33 cm で、仮死なく出生した。出生後は完全母乳栄養である。身長54.0 cm、体重3,320 g。体温36.8 ℃。脈拍124/分、整。呼吸数40/分。啼泣時の表情は正常だが、声が小さく舌が細かくぴくぴくと震えている。呼吸時に胸部と腹部が交互に上がる。手指の動きは正常だが、四肢を持ち上げる運動に乏しい。 両親への説明で正しいのはどれか。 a 「人工乳に変えましょう」 b 「感冒薬を服用しましょう」 c 「専門の病院に紹介しましょう」 d 「1 か月後に再受診してください」 e 「うつ伏せにして寝かせましょう」

    c

  • 59

    A059 62 歳の女性。出血斑を主訴に来院した。数か月前から四肢の出血斑に気付いた。最近、前胸部に点状出血が多数出現したため受診した。意識は清明。体温36.2 ℃。脈拍68/分、整。血圧118/72 mmHg。前胸部と四肢に点状出血を認める。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。頸部リンパ節を触知しない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。血液所見:赤血球360 万、Hb 11.0 g/dL、Ht 33 %、白血球5,100(好中球53 %、好酸球2 %、単球6 %、リンパ球39 %)、血小板2.6 万。PT-INR 1.0(基準0.9~1.1)、活性化部分トロンボプラスチン時間〈APTT〉30 秒(基準対照32.2)、血清FDP 5 μg/mL(基準10 以下)。血液生化学所見:総ビリルビン1.0 mg/dL、直接ビリルビン0.2 mg/dL、LD 210 U/L(基準124~222)、尿素窒素20 mg/dL、クレアチニン0.7 mg/dL。末梢血塗抹標本で白血球と赤血球とに異常を認めない。骨髄塗抹標本で巨核球の軽度増加を認める。造血細胞に形態異常を認めない。 治療方針の決定に有用な検査はどれか。 a 尿素呼気試験 b 血小板凝集能検査 c 抗リン脂質抗体検査 d 組織適合抗原〈HLA〉検査 e 抗ADAMTS-13 抗体検査

    a

  • 60

    A060 29 歳の男性。労作時呼吸困難を主訴に来院した。数年前から職場健診で高血圧と尿検査異常を指摘されていたが、医療機関を受診しなかった。1 週間前から階段を昇る際に息切れを自覚したため受診した。意識は清明。身長172 cm、体重82 kg。体温36.4 ℃。脈拍104/分、整。血圧228/132 mmHg。呼吸数20/分。SpO2 96 %(room air)。頸静脈の怒張を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。両前脛骨部に圧痕性浮腫を認める。神経診察で異常を認めない。尿所見:比重1.020、蛋白3 +、潜血3 +、沈渣に変形赤血球を多数認める。血液所見:赤血球422 万、Hb 13.7 g/dL、Ht 40 %、白血球9,800、血小板17 万。血液生化学所見:総蛋白6.9 g/dL、アルブミン3.8 g/dL、尿素窒素52 mg/dL、クレアチニン4.0 mg/dL、Na 138 mEq/L、K 2.9 mEq/L、Cl 106 mEq/L。 降圧薬治療の準備中にまず行う検査はどれか。 a 頭部CT b 眼底検査 c 頸動脈エコー検査 d 腹部エックス線撮影 e 足関節上腕血圧比〈ABI〉

    b

  • 61

    A061 28 歳の初妊婦(1 妊0 産)。妊娠31 週6 日、軽度の下腹部痛を自覚し来院した。実家に帰省した際に不規則な下腹部痛を自覚したため不安になり実家近くの産科診療所を初めて受診した。それまで妊娠初期から自宅近くの産科診療所にて妊婦健康診査を受けていたという。来院時、下腹部痛は消失し性器出血の自覚はない。意識は清明。身長156 cm、体重68 kg(非妊時53 kg)。体温37.1 ℃。脈拍72/分、整。血圧136/88 mmHg。呼吸数18/分。腹部は妊娠子宮により膨隆し、軟、圧痛を認めない。下腿に軽度の圧痕を認める。内診と経腟超音波検査で異常を認めない。持参した母子健康手帳の記載内容(別冊No. 27)を別に示す。 この妊婦に対する評価で適切なのはどれか。 a 妊娠糖尿病である。 b 胎児発育不全である。 c 体重増加量は適切である。 d 妊娠高血圧症候群である。 e 妊婦健康診査の受診間隔は適切である。

    e

  • 62

    A062 7 か月の男児。頭部を前屈する動作を心配した両親に連れられて来院した。在胎40 週、体重3,020 g で仮死なく出生した。追視・固視を1 か月、あやし笑いを2 か月、定頸を3 か月で認めた。2 週間前から両上肢を伸展挙上し、頭部を前屈する動作が出現した。約10 秒間隔で10 回以上反復し、次第に毎日みられるようになった。同時期からあやし笑いが乏しくなり、寝返りと坐位保持ができなくなった。 可能性が高いのはどれか。 a West 症候群 b 欠神てんかん c Lennox-Gastaut 症候群 d 先天性筋強直性ジストロフィー e 福山型先天性筋ジストロフィー

    a

  • 63

    A063 22 歳の男性。咳嗽を主訴に来院した。1 週間前から微熱と咳嗽が出現し改善しないため受診した。両親と弟と同居。2 週間前に16 歳の弟が同様の症状で百日咳と診断されている。昨日から反復性、発作性の咳嗽が持続している。咳は夜間に強い。意識は清明。体温37.1 ℃。脈拍108/分、整。血圧124/68 mmHg。呼吸数22/分。SpO2 98 %(room air)。心音と呼吸音とに異常を認めない。 この疾患で正しいのはどれか。 a 空気感染する。 b 潜伏期は2 、3 日である。 c 痙咳期に呼気喘鳴を聴取する。 d セフェム系抗菌薬が有効である。 e カタル期には核酸増幅検査が診断に有用である。

    e

  • 64

    A064 72 歳の女性。①尿量の減少を主訴に来院した。4 日前から嘔吐と下痢があり食事量が低下していた。2 日前から全身倦怠感が出現し、今朝から尿量が減少したため受診した。12 年前から高血圧症で降圧薬を内服している。身長154 cm、体重48 kg(2 週間前の体重51 kg)。脈拍108/分、整。血圧100/52 mmHg。口腔内は乾燥している。胸部と腹部の診察で異常を認めない。尿所見:蛋白1 +、潜血(-)、沈渣に赤血球1 ~3 /HPF、白血球1 ~2 /HPF、円柱はない。尿生化学所見:②尿Na 10 mEq/L。血液所見:赤血球300 万、③Hb 10.0 g/dL、Ht 31 %、白血球9,200、血小板35 万。血液生化学所見:尿素窒素70 mg/dL、④クレアチニン2.5 mg/dL(1 か月前の採血では0.9 mg/dL)、Na 138 mEq/L、⑤K 5.5 mEq/L、Cl 98 mEq/L。 下線部のうち、急性腎障害の原因の鑑別に有用なのはどれか。 a ① b ② c ③ d ④ e ⑤

    b

  • 65

    A065 82 歳の男性。転倒して頭部を受傷し脳挫傷と診断された。急性期治療後、回復期リハビリテーション病棟に入院した。現在、発症後30 日目である。意識レベルはJCSⅠ-2。血圧120/78 mmHg。利き手は右。徒手筋力テストで左上下肢は4 、右上肢は肘屈曲1 、手指屈曲1 、手指伸展0 、右下肢は股関節屈曲1 、膝伸展2 、足関節背屈0 であった。右上下肢に中等度の感覚障害を認める。端座位はほぼ自立。立ち上がり・立位保持には中等度の介助を要する。 現時点で行うべきリハビリテーションはどれか。 a 歩行訓練 b 座位訓練 c 階段昇降訓練 d 右手での書字訓練 e 立ち上がり・立位保持訓練

    e

  • 66

    A066 55 歳の男性。嚥下困難を主訴に来院した。2 年前から右上肢の筋力低下が出現した。1 年前から足がつっぱり、つまずきやすくなった。3 か月前から食事中にむせることがある。この1 年間で体重は3 kg 減少した。意識は清明。身長168 cm、体重55 kg。体温36.5 ℃。脈拍80/分、整。血圧128/72 mmHg。眼球運動に異常を認めない。構音障害を認める。舌に萎縮を認め、線維束性収縮を認める。四肢遠位筋に筋力低下と筋萎縮を認める。腱反射は上下肢とも亢進しており、Babinski 徴候は両側陽性。感覚は正常である。 この患者に起こる可能性が高いのはどれか。 a 褥瘡 b 複視 c 排尿障害 d 呼吸筋麻痺 e 起立性低血圧

    d

  • 67

    A067 34 歳の初産婦(1 妊0 産)。妊娠39 週4 日の午前6 時に陣痛発来のため入院した。これまでの妊娠経過は順調であった。身長148 cm、体重56 kg(非妊時48 kg)。内診所見は子宮口開大度4 cm、展退度70 %、先進部は児頭であった。来院時の胎児心拍数陣痛図にて胎児心拍数波形に異常は認めず、5 分毎の子宮収縮を認めた。午後4 時に子宮口は全開大した。午後6 時50 分に破水し、内診で児頭下降度はSP +4 cm、0 時方向に小泉門を触知した。この時点での胎児心拍数陣痛図(別冊No. 28)を別に示す。 対応で適切なのはどれか。 a 吸引分娩 b 帝王切開 c 抗菌薬投与 d 子宮収縮薬投与 e 子宮収縮抑制薬投与

    a

  • 68

    A068 15 歳の男子。幼少時から胸の形が他人と異なることを主訴に父親に連れられて来院した。胸部の痛みは訴えていない。脈拍64/分、整。血圧132/72 mmHg。呼吸数14/分。SpO2 99 %(room air)。胸部の写真(別冊No. 29)を別に示す。 この患者で認める所見はどれか。2 つ選べ。 a 肋軟骨の変形 b ビア樽状胸郭 c 胸骨骨折 d 胸骨陥凹 e 動揺胸郭

    a, d

  • 69

    A069 76 歳の男性。発熱と右季肋部痛とを主訴に来院した。昨日から右季肋部痛が出現し、今朝まで持続している。体温38.1 ℃。脈拍128/分、整。血圧124/86 mmHg。呼吸数18/分。眼球結膜に黄染を認める。腹部は平坦、軟で、右季肋部に圧痛を認める。血液所見:白血球17,600。血液生化学所見:総ビリルビン6.9 mg/dL、直接ビリルビン4.2 mg/dL、AST 371 U/L、ALT 297 U/L、ALP 231 U/L(基準38~113)、γ-GT 237 U/L(基準13~64)、アミラーゼ52 U/L(基準44~132)。CRP 16 mg/dL。腹部超音波検査で胆囊壁に異常を認めない。腹部単純CT(別冊No. 30)を別に示す。 適切な対応はどれか。2 つ選べ。 a 抗菌薬投与 b 経口胆石溶解薬投与 c 膵頭十二指腸切除術 d 内視鏡的胆道ドレナージ e 蛋白分解酵素阻害薬投与

    a, d

  • 70

    A070 27 歳の女性。動悸および手の震えを主訴に来院した。妊娠中は自覚しなかったが、1 年前の出産後、半年経過した頃から労作時の動悸、発汗および手の震えを感じていた。食欲は変わらないが、体重は最近3 か月で5 kg 減少した。また、急に暑がりになった。出産後から無月経が続いている。身長160 cm、体重42 kg。体温37.2 ℃。脈拍112/分、整。血圧116/60 mmHg。呼吸数14/分。SpO2 99 %(room air)。甲状腺の腫大を認めるが、柔らかく圧痛は認めない。頸部リンパ節を触知しない。手指に細かい振戦を認める。血液生化学所見:甲状腺刺激ホルモン〈TSH〉0.01 μU/mL 未満(基準0.2~4.0)、遊離トリヨードサイロニン〈FT3〉21.5 pg/mL(基準2.3~4.3)、遊離サイロキシン〈FT4〉3.7 ng/dL(基準0.8~2.2)。頸部の写真(別冊No. 31)を別に示す。 この患者の診断に有用な検査はどれか。2 つ選べ。 a 頸部単純CT b 甲状腺超音波検査 c 甲状腺細胞診検査 d サイログロブリン測定 e 抗TSH 受容体抗体測定

    b, e

  • 71

    A071 75 歳の女性。大腸癌術後から経口摂取が困難で、中心静脈栄養を行なっている。術後10 日目に悪寒戦慄が出現した。意識は清明。体温38.0 ℃。脈拍120/分、整。血圧90/44 mmHg。呼吸数24/分。腹部は平坦、軟で、手術創に明らかな異常を認めない。血液培養2 セットからCandida albicans が検出された。中心静脈カテーテルを抜去し抗真菌薬による治療を開始した。 治療期間決定のために必要なのはどれか。2 つ選べ。 a 眼底検査 b 血液培養再検査 c 血中β-D-グルカン測定 d 頭部CT e 便培養

    a, b

  • 72

    A072 35 歳の女性。2 週間前から両下肢に皮疹が複数出現したため来院した。皮疹は皮膚面からわずかに盛り上がり、浸潤を触れ熱感と圧痛を認める。左下腿の写真(別冊No. 32)を別に示す。 考えられる基礎疾患はどれか。3 つ選べ。 a 糖尿病 b Crohn 病 c Behçet 病 d 全身性強皮症 e サルコイドーシス

    b, c, e

  • 73

    A073 28 歳の女性。乳汁分泌と無月経を主訴に来院した。無月経は3 か月前から続き、2 週間前に乳汁分泌に気付いた。2 年前からうつ症状で精神科で内服加療中である。家族歴に特記すべきことはない。妊娠歴はない。意識は清明。身長158 cm、体重46 kg。体温36.5 ℃。脈拍80/分、整。血圧116/70 mmHg。呼吸数12/分。SpO2 99 %(room air)。項部硬直を認めない。眼球運動に異常を認めない。甲状腺腫を認めない。心音に異常を認めない。乳汁漏出あり。下腿に浮腫を認めない。血液生化学所見:プロラクチン〈PRL〉80 ng/mL(基準15 以下)。 次に行う対応で適切なのはどれか。3 つ選べ。 a 下垂体MRI b 髄液蛋白測定 c 内服歴の再確認 d 甲状腺ホルモン測定 e 副甲状腺ホルモン測定

    a, c, d

  • 74

    A074 36 歳の男性。咽頭痛を主訴に来院した。14 日前から39~40 ℃の発熱と咽頭痛があり、7 日前に自宅近くの医療機関を受診した。インフルエンザウイルス迅速抗原検査と新型コロナウイルス〈SARS-CoV-2〉抗原定性検査は陰性であり、抗菌薬の内服を開始したが、症状が改善しないため再度受診した。体温38.3 ℃。脈拍104/分、整。血圧124/82 mmHg。呼吸数18/分。咽頭発赤と扁桃白苔を認める。両側後頸部に径2 cm のリンパ節を2 個、径1 cm のリンパ節を3 個触知する。右肋骨弓下に肝を2 cm、左肋骨弓下に脾を1 cm 触知する。血液所見:赤血球502 万、Hb 14.9 g/dL、Ht 43 %、白血球14,000(桿状核好中球3 %、分葉核好中球20 %、単球3 %、リンパ球57 %、異型リンパ球17 %)、血小板21 万。血液生化学所見:総蛋白7.5 g/dL、アルブミン4.2 g/dL、総ビリルビン0.9 mg/dL、AST 280 U/L、ALT 320 U/L、LD 477 U/L(基準124~222)、尿素窒素12 mg/dL、クレアチニン0.6 mg/dL。CRP 8.3 mg/dL。 考えられる原因はどれか。3 つ選べ。 a ライノウイルス b サイトメガロウイルス c 水痘・帯状疱疹ウイルス d Epstein-Barr〈EB〉ウイルス e ヒト免疫不全ウイルス〈HIV〉

    b, d, e

  • 75

    A075 20 歳から30 年間、1 日20 本の喫煙をしていた患者のBrinkman 指数を求めよ。

    600