医師国家試験 第118回 Fブロック(2024年2月)

厚生労働省『第118回医師国家試験』より作成。出典: https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-01.html

医師国家試験 第118回 Fブロック(2024年2月)
75問 • 4時間前#医師
厚生労働省『第118回医師国家試験』より作成。出典: https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-01.html
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    問題一覧

  • 1

    問1 ユニバーサルデザインはどれか。 a 手話通訳 b 電動車椅子 c 点字ブロック d 障害者用駐車場 e 駅のホームドア(転落防止柵)

    駅のホームドア(転落防止柵)

  • 2

    問2 放射線の身体的影響で晩期反応〈障害〉はどれか。 a 脱毛 b 白内障 c 運動失調 d けいれん e 皮膚紅斑

    白内障

  • 3

    問3 骨盤外傷を疑う患者の診察で誤っているのはどれか。 a 血圧変化を確認する。 b 下肢脚長差を確認する。 c 骨盤周辺の打撲痕を確認する。 d 外尿道口からの出血を確認する。 e 背部の外傷は側臥位にして確認する。

    背部の外傷は側臥位にして確認する。

  • 4

    問4 医療計画の記載事項に含まれないのはどれか。 a 救急医療 b 精神疾患 c 労働災害 d 地域医療構想 e 医療従事者の確保

    労働災害

  • 5

    問5 健やか親子21(第2次)の指標でないのはどれか。 a 十代の飲酒率 b 妊婦の喫煙率 c 低出生体重児の割合 d 中高生の1日のゲームの使用時間 e 積極的に育児をしている父親の割合

    中高生の1日のゲームの使用時間

  • 6

    問6 疾患と治療薬の組合せで正しいのはどれか。 a 腎性貧血 グルココルチコイド b 赤芽球癆 シクロスポリン c 巨赤芽球性貧血 エリスロポエチン d 慢性炎症に伴う貧血 鉄剤 e 自己免疫性溶血性貧血 ガンマグロブリン

    赤芽球癆 シクロスポリン

  • 7

    問7 個人防護具のうち手袋の脱衣の順番(別冊No.1)を別に示す。 誤っているのはどれか。 a 手袋をした手で対側の手袋の表面をつかむ。 b 手袋を外側が内になるように外す。 c 手袋をした手で外した手袋を持つ。 d 手袋を脱いだ手で対側の手袋の表面をつかむ。 e 脱いだ素手を対側の手袋の内側に差し込んで外す。

    手袋を脱いだ手で対側の手袋の表面をつかむ。

  • 8

    問8 ヘルスプロモーションを述べているのはどれか。 a バンコク憲章 b リスボン宣言 c ジュネーブ宣言 d ヘルシンキ宣言 e アルマ・アタ宣言

    バンコク憲章

  • 9

    問9 お薬手帳の役割で正しいのはどれか。 a 重複処方の防止 b 薬剤医療費の適正化 c かかりつけ薬局の指定 d ジェネリック薬品の普及促進 e 薬剤師の判断による処方内容の修正

    重複処方の防止

  • 10

    問10 我が国で日本人の総人口が減少に転じた時期はどれか。 a 1980年代 b 1990年代 c 2000年代 d 2010年代 e 2020年代

    2010年代

  • 11

    問11 母体に投与した薬剤と児への影響との組合せで正しいのはどれか。 a アンジオテンシン変換酵素〈ACE〉阻害薬 羊水過多症 b 吸入副腎皮質ステロイド 早産 c ミソプロストール 脳出血 d インドメタシン 動脈管収縮 e ミノサイクリン 水腎症

    インドメタシン 動脈管収縮

  • 12

    問12 分娩経過が正常な経産婦の一般的な分娩第2期の所要時間はどれか。 a 60分以下 b 61〜120分 c 121〜180分 d 181〜240分 e 241分以上

    60分以下

  • 13

    問13 正常な心臓で分時心拍出量を増加させるのはどれか。 a 後負荷の減少 b 心拍数の減少 c 前負荷の減少 d 冠血流量の減少 e 甲状腺機能の低下

    後負荷の減少

  • 14

    問14 生活保護で現物給付されるのはどれか。 a 医療扶助 b 教育扶助 c 住宅扶助 d 生活扶助 e 葬祭扶助

    医療扶助

  • 15

    問15 作業環境管理はどれか。 a 安全な手順の教育 b 暑熱作業の時間制限 c 防塵マスク使用の徹底 d 血中鉛高値者の保健指導 e 有害物質使用工程の密閉化

    有害物質使用工程の密閉化

  • 16

    問16 へき地医療支援機構が行う事業はどれか。 a 在宅医療の確保 b 母子保健の実施 c 代診医の派遣調整 d 地域医療構想の策定 e 地域包括ケアの推進

    代診医の派遣調整

  • 17

    問17 著明な脾腫をきたすのはどれか。 a 多発性骨髄腫 b 急性骨髄性白血病 c 慢性骨髄性白血病 d 急性リンパ性白血病 e 成人T細胞白血病・リンパ腫

    慢性骨髄性白血病

  • 18

    問18 児頭が骨盤に陥入した時点でパルトグラムに記載された児頭の回旋所見(別冊No.2)を別に示す。 正しいのはどれか。 a 顔位 b 高在縦定位 c 後方後頭位 d 前方前頭位 e 低在横定位

    高在縦定位

  • 19

    問19 臨床病理検討会〈CPC〉で正しいのはどれか。 a 稀な疾患の治療法を相談する。 b 入院中の診断困難症例を相談する。 c 医療行為と医療事故の因果関係を評価する。 d 術前検査の結果から手術の術式を検討する。 e 臨床経過と病理解剖の所見を比較検討する。

    臨床経過と病理解剖の所見を比較検討する。

  • 20

    問20 肝細胞癌に対するラジオ波焼灼術の施行時に用いられるのはどれか。 a 腹部MRI b 腹部超音波 c 超音波内視鏡 d 腹部血管造影 e 上部消化管内視鏡

    腹部超音波

  • 21

    問21 高齢者で増大するのはどれか。 a 骨量 b 脈圧 c 肺活量 d 心拡張能 e 糸球体濾過量

    脈圧

  • 22

    問22 抗凝固療法が必須でない人工臓器はどれか。 a ECMO b 人工心肺装置 c 人工弁(機械弁) d 植込み型ペースメーカ e 植込み型補助人工心臓

    植込み型ペースメーカ

  • 23

    問23 2群間の血圧の平均を比較するときに用いる統計解析手法はどれか。 a t検定 b χ2検定 c 生存分析 d 比例ハザードモデル e ロジスティック回帰

    t検定

  • 24

    問24 離乳開始の目安となる乳児の発達で誤っているのはどれか。 a 5秒以上座れる。 b 食べ物に興味を示す。 c 複数の臼歯が生える。 d 首のすわりがしっかりしている。 e スプーンを口に入れても嫌がらない。

    複数の臼歯が生える。

  • 25

    問25 知覚の障害でないのはどれか。 a 幻嗅 b 幻視 c 思考化声 d 体感幻覚 e 連合弛緩

    連合弛緩

  • 26

    問26 頸部を圧迫した際に閉塞しないのはどれか。 a 気管 b 外頸静脈 c 総頸動脈 d 内頸静脈 e 腕頭動脈

    腕頭動脈

  • 27

    問27 後期高齢者医療費の財源負担は、患者負担を除き、現役世代の支援金が約①割、公費負担が約②割、保険料が約③割である。 ①②③の組合せで正しいのはどれか。 a ①2 ②5 ③3 b ①4 ②3 ③3 c ①4 ②5 ③1 d ①5 ②2 ③3 e ①5 ②4 ③1

    ①4 ②5 ③1

  • 28

    問28 持続可能な開発のための2030アジェンダ〈SDGs〉に含まれない項目はどれか。 a 貧困撲滅 b 格差の是正 c 遠隔医療の推進 d ジェンダー平等 e 気候変動への対応

    遠隔医療の推進

  • 29

    問29 インスリンの作用で誤っているのはどれか。 a 肝臓での糖新生抑制 b 肝臓でのグリコーゲン合成促進 c 脂肪細胞での中性脂肪分解促進 d 骨格筋でのアミノ酸取り込み促進 e 骨格筋でのグルコース取り込み促進

    脂肪細胞での中性脂肪分解促進

  • 30

    問30 特定保健指導で正しいのはどれか。 a 事業主が実施する。 b 20歳以上を対象とする。 c 健康増進法で規定されている。 d リスクファクターの数に応じて対象者を抽出する。 e ポピュレーションストラテジーに基づいて対策する。

    リスクファクターの数に応じて対象者を抽出する。

  • 31

    問31 新生児マススクリーニングで正しいのはどれか。2つ選べ。 a 尿で検査される。 b 患者家族の一部負担金がある。 c 都道府県および指定都市が実施する。 d 発見者数はフェニルケトン尿症が最多である。 e 先天性代謝異常にはタンデムマス・スクリーニングが使用される。

    都道府県および指定都市が実施する。, 先天性代謝異常にはタンデムマス・スクリーニングが使用される。

  • 32

    問32 複視をきたす疾患はどれか。2つ選べ。 a 視神経炎 b 甲状腺眼症 c 滑車神経麻痺 d 顔面神経麻痺 e Horner症候群

    甲状腺眼症, 滑車神経麻痺

  • 33

    問33 学校医の役割で正しいのはどれか。2つ選べ。 a 学級閉鎖の指示命令 b 食に関する指導(食育) c 学校保健計画立案への参与 d 長時間労働教職員への面接 e 感染症の予防に関する指導と助言

    学校保健計画立案への参与, 感染症の予防に関する指導と助言

  • 34

    問34 低補体血症をきたしやすいのはどれか。2つ選べ。 a 胃癌 b 肝不全 c Behçet病 d 非結核性抗酸菌症 e 全身性エリテマトーデス

    肝不全, 全身性エリテマトーデス

  • 35

    問35 労働者の健康診断で特殊健康診断はどれか。2つ選べ。 a 給食従業員の検便 b 雇入れ時の健康診断 c 放射線業務の健康診断 d 有機溶剤業務の健康診断 e 海外派遣労働者の健康診断

    放射線業務の健康診断, 有機溶剤業務の健康診断

  • 36

    問36 60歳の女性。嗄声を主訴に来院した。1か月前から声がかすれることに気付いた。様子をみていたが症状が改善しないため受診した。安静呼吸時と発声時の喉頭内視鏡像(別冊No.3A、B)を別に示す。 考えられるのはどれか。 a 声帯癌 b 声帯結節 c 声帯ポリープ d 声帯麻痺 e ポリープ様声帯

    声帯麻痺

  • 37

    問37 4歳の女児。喘鳴を主訴に母親に連れられて来院した。夕方から咳嗽と軽い喘鳴とが出現し、夕食は少量のみ摂取した。就寝前から咳嗽および喘鳴が増悪し、眠ることができなかった。これまで同様のエピソードを繰り返しているが、今回が最も苦しいという。意識は清明。身長100cm、体重18kg。体温36.4℃。脈拍140/分、整。血圧84/56mmHg。呼吸数48/分。SpO2 93%(room air)。活気不良。顔色不良。口唇チアノーゼは認めない。心音に異常を認めない。胸部聴診上、両側にwheezesを聴取する。腹部は平坦、軟。胸骨上窩と肋間腔とに陥没呼吸を認める。途切れるが会話は可能であった。胸部エックス線写真では肺の過膨張を認めた。 この患者でみられるのはどれか。 a 嗄声 b 呼気延長 c 犬吠様咳嗽 d 無呼吸発作 e レプリーゼ

    呼気延長

  • 38

    問38 82歳の女性。数日前からの呼吸困難を主訴に来院した。肺結核後遺症による慢性呼吸不全で在宅酸素療法(鼻カニューラ0.5L/分)を受けており、3週間前の定期受診時はSpO2 92%(鼻カニューラ0.5L/分 酸素投与下)であった。発熱はなく少量の痰がある。意識は清明。体温36.2℃。脈拍96/分、整。血圧130/88mmHg。呼吸数24/分。SpO2 86%(鼻カニューラ0.5L/分 酸素投与下)。呼吸音は両側でcoarse cracklesを聴取する。下腿浮腫を認める。動脈血ガス分析(鼻カニューラ0.5L/分 酸素投与下)はpH 7.32、PaCO2 60Torr、PaO2 55Torr、HCO3⁻ 30mEq/Lであった。 次に行うべき治療はどれか。 a 気管挿管 b 非侵襲的陽圧換気〈NPPV〉 c 短時間作用性β2刺激薬吸入 d グルココルチコイド点滴静注 e リザーバー付マスク10L/分酸素投与

    非侵襲的陽圧換気〈NPPV〉

  • 39

    問39 生後1時間の男児。身長50cm、体重2,200g、頭囲32cmで出生した。 この児の在胎期間の推定に用いる身体所見で適切でないのはどれか。 a 乳房 b 皮膚 c うぶ毛 d 大泉門 e 足底のしわ

    大泉門

  • 40

    問40 74歳の女性。鼻尖部の皮疹を主訴に来院した。20年前から鼻尖部に皮疹があり、徐々に隆起してきた。顔面の写真(別冊No.4)を別に示す。皮疹から生検した病理診断の結果は有棘細胞癌であった。 最も考えられる病因はどれか。 a 飲酒 b 肥満 c 紫外線 d アスベスト e EBウイルス

    紫外線

  • 41

    問41 日齢14の女児。夕方からの発熱を主訴に両親に連れられて夜間救急外来を受診した。活気は不良。完全母乳栄養で哺乳は減弱している。体温38.8℃。脈拍160/分。呼吸数60/分。SpO2 98%(room air)。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。大泉門は開大し軽度膨隆している。 両親への説明で適切なのはどれか。 a 「明日まで経過をみましょう」 b 「抗菌薬を内服させましょう」 c 「入院して治療をしましょう」 d 「腋窩部や鼠径部を冷却しましょう」 e 「母乳栄養を人工栄養へ変更しましょう」

    「入院して治療をしましょう」

  • 42

    問42 2か月の女児。定期診察のため母親に連れられて来院した。新生児期に心室中隔欠損症と診断されている。活気はあるが、以前に比して体重の増加が鈍っていた。身長57.0cm、体重4,720g。体温36.7℃。脈拍148/分、整。血圧90/58mmHg。呼吸数52/分。毛細血管再充満時間1秒。SpO2 98%(room air)。季肋下に陥没呼吸を認める。心音はⅡ音の亢進を認め、胸骨左縁下部にLevine 5/6の汎収縮期雑音、心尖部にLevine 2/6の拡張期雑音を認める。胸部聴診上、両側にwheezesを聴取する。右肋骨弓下に肝を3cm触れる。心エコー検査で、径8mmの心室中隔欠損孔を介する多量の左右短絡を認め、左心房と左心室は拡大している。左心室の収縮は保たれている。収縮期に心室中隔の左室側への圧排を認める。心室中隔欠損症による心不全徴候が明らかとなってきており、近日中に心室中隔欠損症の閉鎖手術が必要と判断した。 この患児に対する適切な初期対応はどれか。 a 酸素吸入 b 利尿薬の投与 c β遮断薬の投与 d アドレナリンの投与 e 肺血管拡張薬の投与

    利尿薬の投与

  • 43

    問43 50歳の女性。3か月前から時々頭痛を感じていた。1か月前から両眼に霧視を自覚したため受診した。脈拍72/分、整。血圧118/62mmHg。両眼の前眼部、中間透光体および眼圧に異常を認めない。視力は右0.9(矯正不能)、左1.0(矯正不能)。右眼の眼底写真(別冊No.5)を別に示す。左眼の眼底も同様である。 最も考えられるのはどれか。 a 視神経炎 b うっ血乳頭 c 虚血性視神経症 d 正常眼圧緑内障 e 網膜動脈閉塞症

    うっ血乳頭

  • 44

    問44 38歳の女性。めまいと頭痛を主訴に来院した。2か月前に部屋の内装を改修した。改装後から帰宅するとめまい及び頭痛を自覚するようになった。天気が快晴で窓を開けていると症状は楽だが、雨の日は調子が悪い。 この症状の原因と考えられる化学物質はどれか。 a オゾン b エタノール c 二酸化窒素 d フロンガス e ホルムアルデヒド

    ホルムアルデヒド

  • 45

    問45 84歳の女性。要介護認定の申請にあたって、主治医意見書を作成するために来院した。20年前から高血圧症の治療中である。3か月前から物忘れや薬の飲み忘れが多くありAlzheimer型認知症と診断された。認知症の周辺症状および問題行動はない。ゆっくり会話をすれば意思疎通はできる。長男夫婦との3人暮らしで、日中はほとんどの時間を自宅で過ごしている。着替え、食事、排泄および入浴は自立している。薬と金銭の管理は家族の助けが必要である。改訂長谷川式簡易知能評価スケールは16点(30点満点)である。認知症高齢者の日常生活自立度判断基準を以下に示す。 ランク:判定基準 Ⅰ:何らかの認知症を有するが、日常生活は家庭内及び社会的にほぼ自立している。 Ⅱ:日常生活に支障を来すような症状・行動や意志疎通の困難さが多少見られても、誰かが注意していれば自立できる。 Ⅲ:日常生活に支障を来すような症状・行動や意志疎通の困難さがときどき見られ、介護を必要とする。 Ⅳ:日常生活に支障を来すような症状・行動や意志疎通の困難さが頻繁に見られ、常に介護を必要とする。 M:著しい精神症状や問題行動あるいは重篤な身体疾患が見られ、専門医療を必要とする。 この患者の認知症高齢者の日常生活自立度ランクはどれか。 a Ⅰ b Ⅱ c Ⅲ d Ⅳ e M

  • 46

    問46 48歳の女性。定期受診で来院した。20年前に糖尿病、5年前に糖尿病腎症を指摘されて自宅近くの診療所に通院している。身長154cm、体重52kg。体重はこの1年間変化がない。脈拍60/分、整。血圧132/72mmHg。心音と呼吸音とに異常を認めない。両下腿に軽度の圧痕性浮腫を認める。両側のアキレス腱反射は消失している。尿所見:蛋白3+、糖1+、潜血(-)。血液所見:赤血球349万、Hb 11.3g/dL、Ht 36%。血液生化学所見:総蛋白5.3g/dL、アルブミン3.0g/dL、尿素窒素47mg/dL、クレアチニン2.8mg/dL、eGFR 15.3mL/分/1.73㎡、尿酸6.0mg/dL、血糖97mg/dL、HbA1c 6.4%(基準4.9〜6.0)、Na 132mEq/L、K 5.8mEq/L、Cl 107mEq/L。患者は1日1.5Lの飲水を行っており、外来で行った蓄尿検査で推定される塩分摂取量は5.8g/日、蛋白質摂取量は30g/日、カリウム摂取量は3,500mg/日であった。 この患者の食事内容で制限すべきなのはどれか。 a 塩分 b 水分 c 蛋白質 d カリウム e カロリー

    カリウム

  • 47

    問47 日齢3の男児。頭部の腫瘤を主訴に新生児搬送された。在胎39週、3,120gで頭位自然分娩で出生した。仮死はなかった。出生直後から頭部の腫瘤を認めていた。腫瘤が増大し、黄疸と貧血とが出現して次第に増悪したため転院した。意識は清明。身長51.0cm、体重3,080g。体温37.0℃。心拍数140/分、整。血圧86/56mmHg。呼吸数32/分。SpO2 98%(room air)。活気不良。顔色不良。両側の頭頂側頭部に径5cmの軟らかい腫瘤を触知する。大泉門の膨隆を認めない。眼瞼結膜に貧血を認める。眼球結膜に軽度の黄染を認める。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。血液所見:赤血球233万、Hb 8.2g/dL、Ht 23%、白血球14,400、血小板28万、出血時間正常、PT-INR 1.0(基準0.9〜1.1)、APTT 90秒(基準対照32.2秒)、フィブリノゲン322mg/dL(基準130〜380)。血液生化学所見:総ビリルビン16.2mg/dL、直接ビリルビン0.1mg/dL、AST 45U/L、ALT 12U/L、LD 430U/L(基準198〜404)。児は第2子であり、3歳の姉がいる。両親は血族婚ではない。両親にはそれぞれ弟が1名いる。 この患者と同じ疾患を持つ可能性が最も高いのはだれか。 a 父 b 母 c 姉 d 父の弟 e 母の弟

    母の弟

  • 48

    問48 70歳の男性。大腸癌に対し全身麻酔・人工呼吸管理下で結腸切除術を施行中である。既往歴に特記すべきことはない。生体機能を監視するモニター画面(別冊No.6)を別に示す。上段から心電図、血圧、SpO2、呼気終末二酸化炭素濃度〈ETCO2〉、体温が表示されている。モニター画面がAから突然Bとなった。 このとき発生した事象で最も考えられるのはどれか。 a 心停止 b ショック c 自発呼吸の発現 d 心電図のリードのはずれ e 人工呼吸回路の接続はずれ

    自発呼吸の発現

  • 49

    問49 10か月の男児。体重増加不良を主訴に母親に連れられて来院した。在胎40週、出生体重2,980g。母乳栄養で1日8回哺乳している。生後6か月から離乳食を開始したが嫌がって食べようとしない。嘔吐と下痢はみられない。身長70cm、体重9,100g。体温36.8℃。脈拍120/分、整。呼吸数32/分。顔貌は正常。胸部に異常所見を認めない。腹部は平坦で、肝・脾は触知しない。患児の成長曲線(別冊No.7)を別に示す。 母親へ説明する対応方針で適切なのはどれか。 a 蜂蜜を与える。 b 母乳を中止する。 c 心配ないと伝える。 d 人工乳を追加する。 e 離乳食の前に母乳を与えないように指導する。

    離乳食の前に母乳を与えないように指導する。

  • 50

    問50 42歳の男性。自殺目的で市販の睡眠薬を過量服薬し精神科病棟のない救急病院に搬入された。救急処置を終えた後、精神科にコンサルテーションしたところうつ病と診断された。1か月前から職場には不満などないにもかかわらず休むようになり、市販の睡眠薬を服用していた。入院数日以内に希死念慮が消失したため、近隣の精神科診療所に通うことになった。本人、家族から今後の復職のためのリハビリテーションや精神症状が悪化した時の救急受診先の情報などについて相談された。 相談先として案内するもので適切なのはどれか。 a グループホーム b 労働基準監督署 c 就労移行支援事業所 d 知的障害者更生施設 e 精神保健福祉センター

    精神保健福祉センター

  • 51

    問51 1歳6か月の女児。1歳6か月健康診査のために両親に連れられて来院した。在胎39週、出生体重3,245g、頭位自然分娩で出生した。身長80cm、体重10kg。走ることはできるが、①両足で跳ぶことはできない。手をひいて階段を昇るが、②階段を降りられない。鉛筆でなぐり書きをするが、③直線をまねしてひくことはできない。親指と人差し指で積み木をつまむことはできるが、④積み木を積むことはできない。「パパ」「ママ」と言い、犬の絵を見せて「わんわんどれ?」と聞くと指でさすが、⑤絵を見せて「これなに?」と聞いても言えない。 下線部のうち、発達の遅れがみられるのはどれか。 a ① b ② c ③ d ④ e ⑤

  • 52

    問52 43歳の男性。持続する咳、痰および労作時呼吸困難を主訴に来院した。小児期から風邪をひきやすく20歳台から咳と痰の回数が増加した。2年前から膿性痰が1日中持続し息切れを自覚するようになった。自宅近くの診療所で抗菌薬を処方され症状は少し改善したが、再燃したため紹介受診した。喫煙歴はない。意識は清明。体温36.9℃。脈拍76/分、整。血圧116/68mmHg。呼吸数20/分。SpO2 97%(room air)。心音に異常を認めない。呼吸音は両側下胸部にcoarse cracklesを聴取する。胸部エックス線写真で両側中・下肺野を中心にびまん性粒状陰影を認めた。胸部単純CTでびまん性小葉中心性粒状影を認めた。 診断はどれか。 a 肺気腫 b 粟粒結核 c 気管支拡張症 d 慢性気管支炎 e びまん性汎細気管支炎

    びまん性汎細気管支炎

  • 53

    問53 38歳の女性。手に菌がついてしまっているのではないかと心配で仕方ないことを主訴に母親に伴われて来院した。専門学校卒業後、20歳から美容師となり、30歳で美容院を開業している。その頃から菌がついていると言って頻回に手を洗うようになり、数年前から家族の菌も恐れて家族を部屋に入れなくなった。最近は仕事もできなくなり、自分自身の入浴に2時間くらいかけ、家族にも入念に体を洗うように指示するようになった。診察室では疎通性が良好で家族に迷惑をかけているこ とを自覚している。 診断はどれか。 a 統合失調症 b 症状性精神障害 c 強迫性障害〈強迫症〉 d 身体的苦痛症〈身体症状症〉 e 素行障害〈素行・非社会的行動症〉

    強迫性障害〈強迫症〉

  • 54

    問54 84歳の女性。息苦しさと発熱とを主訴に家族から往診の依頼があった。5年前に脳梗塞を発症し要介護2と認定され訪問介護とデイサービスとを利用している。1日のほとんどを自宅内で過ごしており、排泄、入浴および着替えには一部介助が必要である。最近、食事中にむせることが多くなった。体温38.6℃。脈拍104/分、整。血圧88/54mmHg。呼吸数22/分。SpO2 89%(room air)。口腔内と皮膚は乾燥し、呼吸音は右前胸部にcoarse cracklesを聴取する。 適切な対応はどれか。 a 介護医療院に入所させる。 b 特定機能病院へ紹介する。 c 地域医療支援病院へ紹介する。 d 地域包括支援センターに連絡する。 e 特別養護老人ホームに入所させる。

    地域医療支援病院へ紹介する。

  • 55

    問55 17歳の女子。労作時息切れと下腿浮腫を主訴に来院した。3か月前から屋外プールで水泳の練習をしているが、1か月前から倦怠感、労作時息切れ及び両下腿浮腫が出現したため受診した。意識は清明。体温37.4℃。脈拍110/分、整。血圧120/70mmHg。顔面に紅斑を認める。その他の部位には皮疹を認めない。両側の手関節と膝関節に腫脹と圧痛とを認める。尿所見:蛋白3+、糖(-)、潜血1+。血液所見:赤血球323万、Hb 8.6g/dL、Ht 38%、網赤血球2.5%、白血球2,300(桿状核好中球2%、分葉核好中球76%、単球10%、リンパ球12%)、血小板11万。血液生化学所見:総蛋白7.2g/dL、アルブミン2.6g/dL、IgG 2,622mg/dL(基準861〜1,747)、IgA 261mg/dL(基準93〜393)、IgM 122mg/dL(基準50〜269)、総ビリルビン2.1mg/dL、直接ビリルビン0.2mg/dL、AST 66U/L、ALT 56U/L、LD 462U/L(基準124〜222)、ALP 110U/L(基準38〜113)、γ-GT 64U/L(基準9〜32)、CK 42U/L(基準41〜153)、尿素窒素28mg/dL、クレアチニン1.1mg/dL、TSH 3.6μU/mL(基準0.2〜4.0)。CRP 0.1mg/dL。 この患者で陽性となる自己抗体はどれか。 a 抗CCP抗体 b 抗Jo-1抗体 c 抗Mi-2抗体 d 抗Scl-70抗体 e 抗dsDNA抗体

    抗dsDNA抗体

  • 56

    問56 70歳の男性。交通外傷のため救急車で搬入された。歩行中に乗用車にはね飛ばされたため救急車で搬送された。搬入時、呼びかけに応答しないが痛み刺激に対し腕をはらいのける。体温36.0℃。心拍数120/分、整。血圧130/70mmHg。呼吸数40/分。SpO2 90%(リザーバーマスク10L/分 酸素投与下)。体格は肥満型。心電図モニターと連続測定血圧計を装着した。動脈血ガス分析(リザーバーマスク10L/分 酸素投与下):pH 7.15、PaCO2 50Torr、PaO2 60Torr、HCO3⁻ 20mEq/L、BE-8.0mEq/L、Hb 9.0g/dL、Ht 30%。SpO2 80%(リザーバーマスク10L/分 酸素投与下)に低下したので、用手換気を試みるが胸が上がらない。経口エアウェイを挿入し下顎挙上を行うが、胸が上がらない。気管挿管を試みるが、声門が直視できず挿管困難であった。頸動脈は触知可能であった。 直ちに行うのはどれか。 a ECMO b 胸骨圧迫 c 緊急ペーシング d 輪状甲状靱帯切開 e 大動脈内バルーンパンピング〈IABP〉

    輪状甲状靱帯切開

  • 57

    問57 生後4か月の男児。3回目のロタウイルスワクチンの接種のため母親に連れられて来院した。①在胎36週2日、②体重2,460gで出生した。新生児期に心雑音を指摘され、③卵円孔開存と診断されたが、器質的な心疾患は指摘されていない。④腸重積の既往がある。⑤来院後の体温は37.0℃であった。 下線部のうち、ロタウイルスワクチンの接種が不適当と判断される理由はどれか。 a ① b ② c ③ d ④ e ⑤

  • 58

    問58 40歳の男性。右胸部から右背部の皮疹を主訴に来院した。7日前から右胸部の痛みを自覚した。5日前に右胸部から右背部にかけて皮疹が出現した。痛みが増強したため来院した。最近、過労気味であった。胸部の写真(別冊No.8A:胸部 B:右胸部の拡大)を別に示す。 写真Bでみられる皮疹の種類はどれか。2つ選べ。 a 血疱 b 紫斑 c 水疱 d 膿疱 e 膿瘍

    水疱, 膿疱

  • 59

    問59 84歳の男性。尿勢低下と尿失禁を主訴に来院した。以前から尿勢低下を認めていたが、1週間前から尿失禁もみられるようになった。身体所見では、下腹部膨隆を認める。尿所見:蛋白(-)、糖(-)、潜血(-)、沈渣に赤血球、白血球を認めない。腹部超音波検査による残尿測定で膀胱内に400mLの尿貯留を認め、前立腺体積は60mLであった。まず、自己導尿を勧めた。 併用する薬物治療で行われるのはどれか。3つ選べ。 a α1遮断薬 b β3刺激薬 c 抗コリン薬 d 5α還元酵素阻害薬 e PDE5〈phosphodiesterase 5〉阻害薬

    α1遮断薬, 5α還元酵素阻害薬, PDE5〈phosphodiesterase 5〉阻害薬

  • 60

    問60 78歳の男性。歩行のふらつきを主訴に娘に付き添われて来院した。20年前から高血圧症と変形性膝関節症で通院していた。徐々に足の力が弱くなり歩行が不安定になったため受診した。自宅で立ち上がり、手すりを利用して伝い歩きはできる。月1回の通院以外はほとんど外出することはない。妻は5年前に肺癌で死亡。現在は近隣に住む娘が週に3回程度訪問し様子を確認している。 基本的日常生活動作〈ADL〉評価のために行う質問はどれか。3つ選べ。 a 「掃除はお一人でできますか」 b 「着替えはご自身でできますか」 c 「手助けなしで食事ができますか」 d 「ご自身で食事の用意をされていますか」 e 「トイレを使うのに手助けは必要ですか」

    「着替えはご自身でできますか」, 「手助けなしで食事ができますか」, 「トイレを使うのに手助けは必要ですか」

  • 61

    次の文を読み、61〜63の問いに答えよ。 75歳の女性。人工膝関節置換術のため入院中である。 現病歴:7日前に右変形性膝関節症に対して人工膝関節置換術を実施し、入院中である。3日前から右膝の疼痛を自覚していた。前日から鎮痛薬を内服したが、疼痛が増悪し歩行困難となった。また38℃台の発熱も出現した。 既往歴:60歳から高血圧症と糖尿病に対して内服治療中である。 生活歴:65歳まで小学校の教師をしていた。夫と2人暮らし。アレルギー歴はない。 家族歴:父が高血圧症、母が糖尿病。 術後7日目の現症:意識は清明。身長154cm、体重50kg。体温38.1℃。脈拍124/分、整。血圧88/50mmHg。呼吸数24/分。SpO2 96%(room air)。眼瞼結膜はやや貧血様で、眼球結膜に黄染を認めない。頭頸部に異常を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。背部に異常を認めない。右膝は手術創周囲に発赤と腫脹があり、疼痛で可動が困難である。創部の離開や滲出液は認めない。他の部位に皮膚の異常を認めない。 検査所見:尿所見:蛋白(±)、糖1+、潜血(-)。血液所見:赤血球372万、Hb 11.3g/dL、Ht 32%、白血球11,900(桿状核好中球12%、分葉核好中球79%、好酸球1%、単球2%、リンパ球6%)、血小板10万、PT-INR 1.34(基準0.9~1.1)、血漿フィブリノゲン810mg/dL(基準186~355)、Dダイマー 5.7μg/mL(基準1.0以下)。血液生化学所見:総蛋白6.2g/dL、アルブミン3.0g/dL、総ビリルビン0.8mg/dL、AST 30U/L、ALT 20U/L、LD 220U/L(基準124~222)、ALP 104U/L(基準38~113)、γ-GT 29U/L(基準9~32)、CK 150U/L(基準41~153)、尿素窒素15mg/dL、クレアチニン0.6mg/dL、血糖228mg/dL、HbA1c 6.5%(基準4.9~6.0)。Na 138mEq/L、K 3.8mEq/L、Cl 103mEq/L。CRP 34mg/dL。 指導医と共に右膝関節穿刺を実施した。関節液のGram染色所見(別冊No.9)を別に示す。 問61 この時点で追加すべき検査はどれか。 a エンドトキシン b 血液培養 c 尿酸 d 尿中アルブミン e フェリチン

    血液培養

  • 62

    次の文を読み、61〜63の問いに答えよ。 75歳の女性。人工膝関節置換術のため入院中である。 現病歴:7日前に右変形性膝関節症に対して人工膝関節置換術を実施し、入院中である。3日前から右膝の疼痛を自覚していた。前日から鎮痛薬を内服したが、疼痛が増悪し歩行困難となった。また38℃台の発熱も出現した。 既往歴:60歳から高血圧症と糖尿病に対して内服治療中である。 生活歴:65歳まで小学校の教師をしていた。夫と2人暮らし。アレルギー歴はない。 家族歴:父が高血圧症、母が糖尿病。 術後7日目の現症:意識は清明。身長154cm、体重50kg。体温38.1℃。脈拍124/分、整。血圧88/50mmHg。呼吸数24/分。SpO2 96%(room air)。眼瞼結膜はやや貧血様で、眼球結膜に黄染を認めない。頭頸部に異常を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。背部に異常を認めない。右膝は手術創周囲に発赤と腫脹があり、疼痛で可動が困難である。創部の離開や滲出液は認めない。他の部位に皮膚の異常を認めない。 検査所見:尿所見:蛋白(±)、糖1+、潜血(-)。血液所見:赤血球372万、Hb 11.3g/dL、Ht 32%、白血球11,900(桿状核好中球12%、分葉核好中球79%、好酸球1%、単球2%、リンパ球6%)、血小板10万、PT-INR 1.34(基準0.9~1.1)、血漿フィブリノゲン810mg/dL(基準186~355)、Dダイマー 5.7μg/mL(基準1.0以下)。血液生化学所見:総蛋白6.2g/dL、アルブミン3.0g/dL、総ビリルビン0.8mg/dL、AST 30U/L、ALT 20U/L、LD 220U/L(基準124~222)、ALP 104U/L(基準38~113)、γ-GT 29U/L(基準9~32)、CK 150U/L(基準41~153)、尿素窒素15mg/dL、クレアチニン0.6mg/dL、血糖228mg/dL、HbA1c 6.5%(基準4.9~6.0)。Na 138mEq/L、K 3.8mEq/L、Cl 103mEq/L。CRP 34mg/dL。 指導医と共に右膝関節穿刺を実施した。関節液のGram染色所見(別冊No.9)を別に示す。 問62 この時点で開始すべき抗菌薬はどれか。 a アンピシリン b クラリスロマイシン c クリンダマイシン d バンコマイシン e ミノサイクリン

    バンコマイシン

  • 63

    次の文を読み、61〜63の問いに答えよ。 75歳の女性。人工膝関節置換術のため入院中である。 現病歴:7日前に右変形性膝関節症に対して人工膝関節置換術を実施し、入院中である。3日前から右膝の疼痛を自覚していた。前日から鎮痛薬を内服したが、疼痛が増悪し歩行困難となった。また38℃台の発熱も出現した。 既往歴:60歳から高血圧症と糖尿病に対して内服治療中である。 生活歴:65歳まで小学校の教師をしていた。夫と2人暮らし。アレルギー歴はない。 家族歴:父が高血圧症、母が糖尿病。 術後7日目の現症:意識は清明。身長154cm、体重50kg。体温38.1℃。脈拍124/分、整。血圧88/50mmHg。呼吸数24/分。SpO2 96%(room air)。眼瞼結膜はやや貧血様で、眼球結膜に黄染を認めない。頭頸部に異常を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。背部に異常を認めない。右膝は手術創周囲に発赤と腫脹があり、疼痛で可動が困難である。創部の離開や滲出液は認めない。他の部位に皮膚の異常を認めない。 検査所見:尿所見:蛋白(±)、糖1+、潜血(-)。血液所見:赤血球372万、Hb 11.3g/dL、Ht 32%、白血球11,900(桿状核好中球12%、分葉核好中球79%、好酸球1%、単球2%、リンパ球6%)、血小板10万、PT-INR 1.34(基準0.9~1.1)、血漿フィブリノゲン810mg/dL(基準186~355)、Dダイマー 5.7μg/mL(基準1.0以下)。血液生化学所見:総蛋白6.2g/dL、アルブミン3.0g/dL、総ビリルビン0.8mg/dL、AST 30U/L、ALT 20U/L、LD 220U/L(基準124~222)、ALP 104U/L(基準38~113)、γ-GT 29U/L(基準9~32)、CK 150U/L(基準41~153)、尿素窒素15mg/dL、クレアチニン0.6mg/dL、血糖228mg/dL、HbA1c 6.5%(基準4.9~6.0)。Na 138mEq/L、K 3.8mEq/L、Cl 103mEq/L。CRP 34mg/dL。 指導医と共に右膝関節穿刺を実施した。関節液のGram染色所見(別冊No.9)を別に示す。 問63 右膝関節に再手術を行い、抗菌薬治療を継続していた。再手術後2日目に初回歩行を開始したところ、突然の胸痛と呼吸困難が出現した。意識は清明。体温37.5℃。脈拍120/分、整。血圧90/44mmHg。呼吸数28/分。SpO2 92%(room air)。著明な発汗と頸静脈の怒張を認める。心音と呼吸音とに異常を認めない。 確定診断に最も有用なのはどれか。 a 胸部造影CT b 心エコー検査 c 心電図検査 d スパイロメトリ e 動脈血ガス分析

    胸部造影CT

  • 64

    次の文を読み、64〜66の問いに答えよ。 35歳の男性。高所からの転落のため救急車で搬入された。 現病歴:本日、塗装作業中に3mの高さから転落した際、頸部、背部および腰部を強打した。下肢が動かせないため同僚が救急車を要請した。 既往歴:15歳時に急性虫垂炎で手術。 生活歴:妻、長男および次男と4人暮らし。喫煙歴はない。飲酒は機会飲酒。 家族歴:父親が認知症で加療中である。 現症:意識は清明。身長172cm、体重75kg。体温36.5℃。心拍数84/分、整。血圧130/62mmHg。呼吸数20/分。SpO2 98%(room air)。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。頸部から腰部にかけて疼痛を認めた。上肢の筋力は正常である。自力歩行はできない。両腸腰筋と大腿四頭筋の収縮は認められるが、関節運動は認めない。両足関節の自動運動も認めない。臍部から両下肢に感覚障害を認めた。膝蓋腱反射とアキレス腱反射は両側に減弱を認めた。 問64 大腿四頭筋の徒手筋力テストの評価はどれか。 a 0 b 1 c 2 d 3 e 4

    1

  • 65

    次の文を読み、64〜66の問いに答えよ。 35歳の男性。高所からの転落のため救急車で搬入された。 現病歴:本日、塗装作業中に3mの高さから転落した際、頸部、背部および腰部を強打した。下肢が動かせないため同僚が救急車を要請した。 既往歴:15歳時に急性虫垂炎で手術。 生活歴:妻、長男および次男と4人暮らし。喫煙歴はない。飲酒は機会飲酒。 家族歴:父親が認知症で加療中である。 現症:意識は清明。身長172cm、体重75kg。体温36.5℃。心拍数84/分、整。血圧130/62mmHg。呼吸数20/分。SpO2 98%(room air)。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。頸部から腰部にかけて疼痛を認めた。上肢の筋力は正常である。自力歩行はできない。両腸腰筋と大腿四頭筋の収縮は認められるが、関節運動は認めない。両足関節の自動運動も認めない。臍部から両下肢に感覚障害を認めた。膝蓋腱反射とアキレス腱反射は両側に減弱を認めた。 問65 脊髄損傷の高位はどれか。 a 第6頸髄 b 第1胸髄 c 第5胸髄 d 第10胸髄 e 第1腰髄

    第10胸髄

  • 66

    次の文を読み、64〜66の問いに答えよ。 35歳の男性。高所からの転落のため救急車で搬入された。 現病歴:本日、塗装作業中に3mの高さから転落した際、頸部、背部および腰部を強打した。下肢が動かせないため同僚が救急車を要請した。 既往歴:15歳時に急性虫垂炎で手術。 生活歴:妻、長男および次男と4人暮らし。喫煙歴はない。飲酒は機会飲酒。 家族歴:父親が認知症で加療中である。 現症:意識は清明。身長172cm、体重75kg。体温36.5℃。心拍数84/分、整。血圧130/62mmHg。呼吸数20/分。SpO2 98%(room air)。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。頸部から腰部にかけて疼痛を認めた。上肢の筋力は正常である。自力歩行はできない。両腸腰筋と大腿四頭筋の収縮は認められるが、関節運動は認めない。両足関節の自動運動も認めない。臍部から両下肢に感覚障害を認めた。膝蓋腱反射とアキレス腱反射は両側に減弱を認めた。 問66 受傷後3か月経過しても筋力の回復がない場合、この患者が自宅療養するにあたり最も適切な装具・福祉用具はどれか。 a 歩行器 b 短下肢装具 c 電動車椅子 d 標準型車椅子 e リフト〈移乗動作介助装置〉

    標準型車椅子

  • 67

    次の文を読み、67〜69の問いに答えよ。 80歳の男性。発熱と排尿困難を主訴に来院した。 現病歴:3日前から排尿困難を自覚していた。本日から悪寒戦慄を伴う発熱が出現したため救急外来を受診した。 既往歴:高血圧症、糖尿病、脂質異常症、うつ病および蕁麻疹に対してアンジオテンシン変換酵素〈ACE〉阻害薬、DPP-4阻害薬、スタチン、三環系抗うつ薬およびヒスタミンH1受容体拮抗薬を内服している。 生活歴:65歳までは会社員で、現在は無職である。一人暮らし。喫煙は70歳まで10本/日を50年間、飲酒は機会飲酒。ネコを飼育している。 家族歴:父が脳梗塞、母が糖尿病。 現症:意識は清明。身長170cm、体重72kg。体温38.8℃。脈拍112/分、整。血圧136/60mmHg。呼吸数26/分。SpO2 98%(room air)。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。甲状腺腫と頸部リンパ節とを触知しない。心音と呼吸音とに異常を認めない。下腹部が膨隆しているが、圧痛を認めない。肝・脾は触知しない。左の肋骨脊柱角に叩打痛を認める。直腸指診で4cm大の前立腺を触知し、圧痛を認めない。 検査所見:尿所見:蛋白1+、糖1+、潜血(-)、沈渣に赤血球1~4/HPF、白血球100以上/HPFを認める。血液所見:赤血球461万、Hb 14.9g/dL、Ht 44%、白血球14,300(桿状核好中球2%、分葉核好中球90%、好酸球1%、好塩基球1%、単球3%、リンパ球3%)、血小板12万、PT-INR 1.18(基準0.9~1.1)。血液生化学所見:総蛋白6.6g/dL、アルブミン3.9g/dL、総ビリルビン1.5mg/dL、直接ビリルビン0.4mg/dL、AST 13U/L、ALT 15U/L、LD 219U/L(基準124~222)、ALP 79U/L(基準38~113)、γ-GT 30U/L(基準13~64)、CK 76U/L(基準59~248)、尿素窒素26mg/dL、クレアチニン1.3mg/dL、尿酸4.7mg/dL、血糖120mg/dL、HbA1c 7.0%(基準4.9~6.0)、総コレステロール197mg/dL、トリグリセリド226mg/dL、HDLコレステロール69mg/dL、LDLコレステロール83mg/dL、Na 138mEq/L、K 4.5mEq/L、Cl 105mEq/L。CRP 14mg/dL。胸部エックス線写真で心胸郭比51%、両側肺野に浸潤影を認めない。腹部超音波検査で膀胱内に大量の尿が貯留している所見を認めるが水腎症は認めない。 問67 この患者の排尿困難との関連が疑われる薬剤はどれか。2つ選べ。 a アンジオテンシン変換酵素〈ACE〉阻害薬 b DPP-4阻害薬 c スタチン d 三環系抗うつ薬 e ヒスタミンH1受容体拮抗薬

    三環系抗うつ薬, ヒスタミンH1受容体拮抗薬

  • 68

    次の文を読み、67〜69の問いに答えよ。 80歳の男性。発熱と排尿困難を主訴に来院した。 現病歴:3日前から排尿困難を自覚していた。本日から悪寒戦慄を伴う発熱が出現したため救急外来を受診した。 既往歴:高血圧症、糖尿病、脂質異常症、うつ病および蕁麻疹に対してアンジオテンシン変換酵素〈ACE〉阻害薬、DPP-4阻害薬、スタチン、三環系抗うつ薬およびヒスタミンH1受容体拮抗薬を内服している。 生活歴:65歳までは会社員で、現在は無職である。一人暮らし。喫煙は70歳まで10本/日を50年間、飲酒は機会飲酒。ネコを飼育している。 家族歴:父が脳梗塞、母が糖尿病。 現症:意識は清明。身長170cm、体重72kg。体温38.8℃。脈拍112/分、整。血圧136/60mmHg。呼吸数26/分。SpO2 98%(room air)。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。甲状腺腫と頸部リンパ節とを触知しない。心音と呼吸音とに異常を認めない。下腹部が膨隆しているが、圧痛を認めない。肝・脾は触知しない。左の肋骨脊柱角に叩打痛を認める。直腸指診で4cm大の前立腺を触知し、圧痛を認めない。 検査所見:尿所見:蛋白1+、糖1+、潜血(-)、沈渣に赤血球1~4/HPF、白血球100以上/HPFを認める。血液所見:赤血球461万、Hb 14.9g/dL、Ht 44%、白血球14,300(桿状核好中球2%、分葉核好中球90%、好酸球1%、好塩基球1%、単球3%、リンパ球3%)、血小板12万、PT-INR 1.18(基準0.9~1.1)。血液生化学所見:総蛋白6.6g/dL、アルブミン3.9g/dL、総ビリルビン1.5mg/dL、直接ビリルビン0.4mg/dL、AST 13U/L、ALT 15U/L、LD 219U/L(基準124~222)、ALP 79U/L(基準38~113)、γ-GT 30U/L(基準13~64)、CK 76U/L(基準59~248)、尿素窒素26mg/dL、クレアチニン1.3mg/dL、尿酸4.7mg/dL、血糖120mg/dL、HbA1c 7.0%(基準4.9~6.0)、総コレステロール197mg/dL、トリグリセリド226mg/dL、HDLコレステロール69mg/dL、LDLコレステロール83mg/dL、Na 138mEq/L、K 4.5mEq/L、Cl 105mEq/L。CRP 14mg/dL。胸部エックス線写真で心胸郭比51%、両側肺野に浸潤影を認めない。腹部超音波検査で膀胱内に大量の尿が貯留している所見を認めるが水腎症は認めない。 問68 尿道カテーテルを留置し、血液培養2セットと尿培養を採取したのちに入院した。入院後からセフトリアキソンの投与を開始した。入院翌日に血液培養は2セットとも陽性になり、Escherichia coliと同定された。薬剤感受性試験の結果を表1に示す。尿培養からの検出菌および薬剤感受性試験の結果は血液培養と同じであった。現時点での血清クレアチニンは1.0mg/dLであり、体重は入院時から変化していない。セフトリアキソンの投与を中止し抗菌薬を変更することになった。Cockcroft-Gaultの計算式と表2に腎機能に応じた抗菌薬推奨投与方法を示す。 表2のうち、セフトリアキソンからの抗菌薬変更に際し、最も適切な投与方法はどれか。 a A b B c C d D e E f F g G h H i I

    D

  • 69

    次の文を読み、67〜69の問いに答えよ。 80歳の男性。発熱と排尿困難を主訴に来院した。 現病歴:3日前から排尿困難を自覚していた。本日から悪寒戦慄を伴う発熱が出現したため救急外来を受診した。 既往歴:高血圧症、糖尿病、脂質異常症、うつ病および蕁麻疹に対してアンジオテンシン変換酵素〈ACE〉阻害薬、DPP-4阻害薬、スタチン、三環系抗うつ薬およびヒスタミンH1受容体拮抗薬を内服している。 生活歴:65歳までは会社員で、現在は無職である。一人暮らし。喫煙は70歳まで10本/日を50年間、飲酒は機会飲酒。ネコを飼育している。 家族歴:父が脳梗塞、母が糖尿病。 現症:意識は清明。身長170cm、体重72kg。体温38.8℃。脈拍112/分、整。血圧136/60mmHg。呼吸数26/分。SpO2 98%(room air)。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。甲状腺腫と頸部リンパ節とを触知しない。心音と呼吸音とに異常を認めない。下腹部が膨隆しているが、圧痛を認めない。肝・脾は触知しない。左の肋骨脊柱角に叩打痛を認める。直腸指診で4cm大の前立腺を触知し、圧痛を認めない。 検査所見:尿所見:蛋白1+、糖1+、潜血(-)、沈渣に赤血球1~4/HPF、白血球100以上/HPFを認める。血液所見:赤血球461万、Hb 14.9g/dL、Ht 44%、白血球14,300(桿状核好中球2%、分葉核好中球90%、好酸球1%、好塩基球1%、単球3%、リンパ球3%)、血小板12万、PT-INR 1.18(基準0.9~1.1)。血液生化学所見:総蛋白6.6g/dL、アルブミン3.9g/dL、総ビリルビン1.5mg/dL、直接ビリルビン0.4mg/dL、AST 13U/L、ALT 15U/L、LD 219U/L(基準124~222)、ALP 79U/L(基準38~113)、γ-GT 30U/L(基準13~64)、CK 76U/L(基準59~248)、尿素窒素26mg/dL、クレアチニン1.3mg/dL、尿酸4.7mg/dL、血糖120mg/dL、HbA1c 7.0%(基準4.9~6.0)、総コレステロール197mg/dL、トリグリセリド226mg/dL、HDLコレステロール69mg/dL、LDLコレステロール83mg/dL、Na 138mEq/L、K 4.5mEq/L、Cl 105mEq/L。CRP 14mg/dL。胸部エックス線写真で心胸郭比51%、両側肺野に浸潤影を認めない。腹部超音波検査で膀胱内に大量の尿が貯留している所見を認めるが水腎症は認めない。 問69 入院4日目も発熱が持続している。意識は清明。発熱とともに脈拍の増加がみられるが、血圧と呼吸数は安定している。左肋骨脊柱角の叩打痛が残っている。皮疹や粘膜の異常は認めない。尿道カテーテルからの尿の流出は良好である。 この時点で追加すべき検査はどれか。2つ選べ。 a 血液培養 b 前立腺生検 c 血中コルチゾール d 腹部・骨盤部造影CT e 抗菌薬を用いたリンパ球刺激試験

    血液培養, 腹部・骨盤部造影CT

  • 70

    次の文を読み、70〜72の問いに答えよ。 70歳の男性。意識障害のため救急車で搬入された。 現病歴:3か月前に妻が死亡した後、約1週間前から生きていくのが非常に辛いと悩んでいた。本日、自宅で意識を失った状態で倒れているところを息子が発見し、救急車を要請した。救急搬送中に10分間のけいれんを認めた。本人が倒れていた部屋には空の瓶と遺書があった。 既往歴:高血圧症で降圧薬を内服している。 生活歴:息子と2人暮らし。自宅で農業を営んでいる。 家族歴:特記すべきことはない。 現症:意識レベルはJCSⅢ-100。身長169cm、体重72kg。体温38.8℃。心拍数120/分、整。血圧120/82mmHg。呼吸数32/分。SpO2 85%(リザーバ付マスク10L/分 酸素投与下)。瞳孔径は左右2.0mm。対光反射は緩慢である。口の周囲に吐物と唾液の混ざったものを認める。全身に著明な発汗を伴い、全身の筋肉はけいれんしている。 問70 まず行う処置はどれか。 a 胃管挿入 b 気管挿管 c 全身冷却 d 大量輸液 e 中心静脈カテーテル留置

    気管挿管

  • 71

    次の文を読み、70〜72の問いに答えよ。 70歳の男性。意識障害のため救急車で搬入された。 現病歴:3か月前に妻が死亡した後、約1週間前から生きていくのが非常に辛いと悩んでいた。本日、自宅で意識を失った状態で倒れているところを息子が発見し、救急車を要請した。救急搬送中に10分間のけいれんを認めた。本人が倒れていた部屋には空の瓶と遺書があった。 既往歴:高血圧症で降圧薬を内服している。 生活歴:息子と2人暮らし。自宅で農業を営んでいる。 家族歴:特記すべきことはない。 現症:意識レベルはJCSⅢ-100。身長169cm、体重72kg。体温38.8℃。心拍数120/分、整。血圧120/82mmHg。呼吸数32/分。SpO2 85%(リザーバ付マスク10L/分 酸素投与下)。瞳孔径は左右2.0mm。対光反射は緩慢である。口の周囲に吐物と唾液の混ざったものを認める。全身に著明な発汗を伴い、全身の筋肉はけいれんしている。 問71 患者の息子への質問のうち搬入直後の治療のために最も重要なのはどれか。 a 「遺書をお持ちですか」 b 「落ちていた空の瓶は持ってきましたか」 c 「ご家族に精神科通院中の方はいますか」 d 「お父さんはお酒をどれくらい飲みますか」 e 「お父さんはけいれんを起こしたことがありますか」

    「落ちていた空の瓶は持ってきましたか」

  • 72

    次の文を読み、70〜72の問いに答えよ。 70歳の男性。意識障害のため救急車で搬入された。 現病歴:3か月前に妻が死亡した後、約1週間前から生きていくのが非常に辛いと悩んでいた。本日、自宅で意識を失った状態で倒れているところを息子が発見し、救急車を要請した。救急搬送中に10分間のけいれんを認めた。本人が倒れていた部屋には空の瓶と遺書があった。 既往歴:高血圧症で降圧薬を内服している。 生活歴:息子と2人暮らし。自宅で農業を営んでいる。 家族歴:特記すべきことはない。 現症:意識レベルはJCSⅢ-100。身長169cm、体重72kg。体温38.8℃。心拍数120/分、整。血圧120/82mmHg。呼吸数32/分。SpO2 85%(リザーバ付マスク10L/分 酸素投与下)。瞳孔径は左右2.0mm。対光反射は緩慢である。口の周囲に吐物と唾液の混ざったものを認める。全身に著明な発汗を伴い、全身の筋肉はけいれんしている。 問72 検査所見:尿所見:淡黄色透明、蛋白(-)、糖(-)、潜血(-)。血液所見:赤血球502万、Hb 15.1g/dL、Ht 48%、白血球12,400、血小板30万。血液生化学所見:総蛋白7.3g/dL、アルブミン4.6g/dL、総ビリルビン0.9mg/dL、直接ビリルビン0.3mg/dL、AST 22U/L、ALT 18U/L、LD 195U/L(基準124〜222)、ALP 100U/L(基準38〜113)、コリンエステラーゼ〈ChE〉40U/L(基準240〜486)、尿素窒素12mg/dL、クレアチニン0.5mg/dL、血糖240mg/dL、Na 140mEq/L、K 3.1mEq/L、Cl 101mEq/L。CRP 11mg/dL。心電図は洞性頻脈でST-T変化は認めない。胸部エックス線写真で心胸郭比59%(臥位で撮影)。頭部単純CTで異常を認めない。 この患者のトキシドロームで最も考えられるのはどれか。 a コリン作動性 b 交感神経興奮性 c 鎮静睡眠作用性 d オピオイド作動性 e ヒスタミン作用性

    コリン作動性

  • 73

    次の文を読み、73〜75の問いに答えよ。 70歳の男性。激しい胸痛のため家族に伴われて救急車で搬入された。 現症:意識レベルはJCSⅡ-10。心拍数104/分、整。血圧68mmHg(触診法)。呼吸数26/分。SpO2は測定不能(リザーバ付マスク10L/分 酸素投与下)である。心音は奔馬調律である。呼吸音は全胸部にcoarse cracklesを聴取する。皮膚は湿潤し、四肢末梢の著明な冷感を認める。 検査所見:心電図(別冊No.10)を別に示す。 問73 研修医、指導医および看護師の3人が救急外来で夜間勤務をしていた。研修医が初期対応をおこなった。 研修医が最も優先すべき対応はどれか。 a 家族へ予後の説明 b 家族からの病歴聴取 c 指導医への応援依頼 d 看護師と治療方針の確認 e 急変時の気管挿管の同意取得

    指導医への応援依頼

  • 74

    次の文を読み、73〜75の問いに答えよ。 70歳の男性。激しい胸痛のため家族に伴われて救急車で搬入された。 現症:意識レベルはJCSⅡ-10。心拍数104/分、整。血圧68mmHg(触診法)。呼吸数26/分。SpO2は測定不能(リザーバ付マスク10L/分 酸素投与下)である。心音は奔馬調律である。呼吸音は全胸部にcoarse cracklesを聴取する。皮膚は湿潤し、四肢末梢の著明な冷感を認める。 検査所見:心電図(別冊No.10)を別に示す。 問74 以下の追加情報が得られた。 現病歴:数日前から歩行中に圧迫感をともなう胸痛があった。安静で改善するため様子をみていたが、本日就寝後に激しい胸痛が出現し持続しているため家族が救急車を要請した。 既往歴:糖尿病、脂質異常症、高血圧症で内服加療中である。 生活歴:喫煙は30本/日であったが、60歳から禁煙している。飲酒は機会飲酒。 家族歴:兄が狭心症で冠動脈バイパス術を受けている。 検査所見:血液所見:赤血球442万、Hb 13.0g/dL、Ht 41%、白血球12,000、血小板25万。血液生化学所見:総蛋白6.4g/dL、アルブミン3.3g/dL、尿素窒素28mg/dL、クレアチニン1.5mg/dL、血糖198mg/dL、Na 137mEq/L、K 4.4mEq/L、Cl 97mEq/L、脳性ナトリウム利尿ペプチド〈BNP〉832pg/mL(基準18.4以下)。心筋トロポニンT迅速検査陽性。 引き続き心臓カテーテル検査が施行された。右冠動脈造影像(別冊No.11A)と左冠動脈造影像(別冊No.11B)を別に示す。 この患者の血行動態の変化で正しいのはどれか。 (選択肢a〜eは「心拍出量/肺動脈楔入圧/中心静脈圧/末梢血管抵抗」の組合せ。詳細は添付の表を参照) a 増加/低下/低下/上昇 b 減少/上昇/上昇/上昇 c 減少/上昇/上昇/低下 d 減少/低下/上昇/低下 e 減少/低下/低下/上昇

    減少/上昇/上昇/上昇

  • 75

    次の文を読み、73〜75の問いに答えよ。 70歳の男性。激しい胸痛のため家族に伴われて救急車で搬入された。 現症:意識レベルはJCSⅡ-10。心拍数104/分、整。血圧68mmHg(触診法)。呼吸数26/分。SpO2は測定不能(リザーバ付マスク10L/分 酸素投与下)である。心音は奔馬調律である。呼吸音は全胸部にcoarse cracklesを聴取する。皮膚は湿潤し、四肢末梢の著明な冷感を認める。 検査所見:心電図(別冊No.10)を別に示す。 問75 冠動脈造影に引き続いて、機械的補助循環下で責任病変の冠動脈に対して緊急経皮的冠動脈インターベンション〈PCI〉を実施後、心臓リハビリテーションが開始された。 心臓リハビリテーションで適切なのはどれか。 a 退院後も継続する。 b 急性期は実施しない。 c 無酸素運動は併用しない。 d 胸部症状が増悪しても継続させる。 e 病棟では医師の同伴が必須である。

    退院後も継続する。

  • FP技能検定3級 学科試験 2025年5月(CBT)

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    FP技能検定2級 学科試験 2024年5月

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    基本情報技術者試験 令和7年度(2025年) 科目B 公開問題

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    基本情報技術者試験 令和6年度(2024年) 科目A 公開問題

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    応用情報技術者試験 令和7年度(2025年)秋期 午前

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    中小企業診断士 1次試験 経営法務 令和7年度(2025年)

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    中小企業診断士 1次試験 企業経営理論 令和7年度(2025年)

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    中小企業診断士 1次試験 運営管理 令和7年度(2025年)

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    第三種電気主任技術者試験 令和7年度上期(2025年8月) 機械

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    第三種電気主任技術者試験 令和7年度上期(2025年8月) 法規

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    情報セキュリティマネジメント試験 令和7年度(2025年) 公開問題(科目A・B)

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    登録販売者試験 令和7年度(2025年) 北陸・東海ブロック

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    国家公務員一般職試験(大卒程度) 令和7年度(2025年) 行政 基礎能力試験

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    公害防止管理者試験 令和7年度(2025年) 公害総論

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    公害防止管理者試験 令和7年度(2025年) 大気概論

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    公害防止管理者試験 令和7年度(2025年) 大気特論

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    公害防止管理者試験 令和7年度(2025年) ばいじん・粉じん特論

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    公害防止管理者試験 令和7年度(2025年) 大気有害物質特論

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    公害防止管理者試験 令和7年度(2025年) 大規模大気特論

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    公害防止管理者試験 令和7年度(2025年) 大規模大気特論

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    問題一覧

  • 1

    問1 ユニバーサルデザインはどれか。 a 手話通訳 b 電動車椅子 c 点字ブロック d 障害者用駐車場 e 駅のホームドア(転落防止柵)

    駅のホームドア(転落防止柵)

  • 2

    問2 放射線の身体的影響で晩期反応〈障害〉はどれか。 a 脱毛 b 白内障 c 運動失調 d けいれん e 皮膚紅斑

    白内障

  • 3

    問3 骨盤外傷を疑う患者の診察で誤っているのはどれか。 a 血圧変化を確認する。 b 下肢脚長差を確認する。 c 骨盤周辺の打撲痕を確認する。 d 外尿道口からの出血を確認する。 e 背部の外傷は側臥位にして確認する。

    背部の外傷は側臥位にして確認する。

  • 4

    問4 医療計画の記載事項に含まれないのはどれか。 a 救急医療 b 精神疾患 c 労働災害 d 地域医療構想 e 医療従事者の確保

    労働災害

  • 5

    問5 健やか親子21(第2次)の指標でないのはどれか。 a 十代の飲酒率 b 妊婦の喫煙率 c 低出生体重児の割合 d 中高生の1日のゲームの使用時間 e 積極的に育児をしている父親の割合

    中高生の1日のゲームの使用時間

  • 6

    問6 疾患と治療薬の組合せで正しいのはどれか。 a 腎性貧血 グルココルチコイド b 赤芽球癆 シクロスポリン c 巨赤芽球性貧血 エリスロポエチン d 慢性炎症に伴う貧血 鉄剤 e 自己免疫性溶血性貧血 ガンマグロブリン

    赤芽球癆 シクロスポリン

  • 7

    問7 個人防護具のうち手袋の脱衣の順番(別冊No.1)を別に示す。 誤っているのはどれか。 a 手袋をした手で対側の手袋の表面をつかむ。 b 手袋を外側が内になるように外す。 c 手袋をした手で外した手袋を持つ。 d 手袋を脱いだ手で対側の手袋の表面をつかむ。 e 脱いだ素手を対側の手袋の内側に差し込んで外す。

    手袋を脱いだ手で対側の手袋の表面をつかむ。

  • 8

    問8 ヘルスプロモーションを述べているのはどれか。 a バンコク憲章 b リスボン宣言 c ジュネーブ宣言 d ヘルシンキ宣言 e アルマ・アタ宣言

    バンコク憲章

  • 9

    問9 お薬手帳の役割で正しいのはどれか。 a 重複処方の防止 b 薬剤医療費の適正化 c かかりつけ薬局の指定 d ジェネリック薬品の普及促進 e 薬剤師の判断による処方内容の修正

    重複処方の防止

  • 10

    問10 我が国で日本人の総人口が減少に転じた時期はどれか。 a 1980年代 b 1990年代 c 2000年代 d 2010年代 e 2020年代

    2010年代

  • 11

    問11 母体に投与した薬剤と児への影響との組合せで正しいのはどれか。 a アンジオテンシン変換酵素〈ACE〉阻害薬 羊水過多症 b 吸入副腎皮質ステロイド 早産 c ミソプロストール 脳出血 d インドメタシン 動脈管収縮 e ミノサイクリン 水腎症

    インドメタシン 動脈管収縮

  • 12

    問12 分娩経過が正常な経産婦の一般的な分娩第2期の所要時間はどれか。 a 60分以下 b 61〜120分 c 121〜180分 d 181〜240分 e 241分以上

    60分以下

  • 13

    問13 正常な心臓で分時心拍出量を増加させるのはどれか。 a 後負荷の減少 b 心拍数の減少 c 前負荷の減少 d 冠血流量の減少 e 甲状腺機能の低下

    後負荷の減少

  • 14

    問14 生活保護で現物給付されるのはどれか。 a 医療扶助 b 教育扶助 c 住宅扶助 d 生活扶助 e 葬祭扶助

    医療扶助

  • 15

    問15 作業環境管理はどれか。 a 安全な手順の教育 b 暑熱作業の時間制限 c 防塵マスク使用の徹底 d 血中鉛高値者の保健指導 e 有害物質使用工程の密閉化

    有害物質使用工程の密閉化

  • 16

    問16 へき地医療支援機構が行う事業はどれか。 a 在宅医療の確保 b 母子保健の実施 c 代診医の派遣調整 d 地域医療構想の策定 e 地域包括ケアの推進

    代診医の派遣調整

  • 17

    問17 著明な脾腫をきたすのはどれか。 a 多発性骨髄腫 b 急性骨髄性白血病 c 慢性骨髄性白血病 d 急性リンパ性白血病 e 成人T細胞白血病・リンパ腫

    慢性骨髄性白血病

  • 18

    問18 児頭が骨盤に陥入した時点でパルトグラムに記載された児頭の回旋所見(別冊No.2)を別に示す。 正しいのはどれか。 a 顔位 b 高在縦定位 c 後方後頭位 d 前方前頭位 e 低在横定位

    高在縦定位

  • 19

    問19 臨床病理検討会〈CPC〉で正しいのはどれか。 a 稀な疾患の治療法を相談する。 b 入院中の診断困難症例を相談する。 c 医療行為と医療事故の因果関係を評価する。 d 術前検査の結果から手術の術式を検討する。 e 臨床経過と病理解剖の所見を比較検討する。

    臨床経過と病理解剖の所見を比較検討する。

  • 20

    問20 肝細胞癌に対するラジオ波焼灼術の施行時に用いられるのはどれか。 a 腹部MRI b 腹部超音波 c 超音波内視鏡 d 腹部血管造影 e 上部消化管内視鏡

    腹部超音波

  • 21

    問21 高齢者で増大するのはどれか。 a 骨量 b 脈圧 c 肺活量 d 心拡張能 e 糸球体濾過量

    脈圧

  • 22

    問22 抗凝固療法が必須でない人工臓器はどれか。 a ECMO b 人工心肺装置 c 人工弁(機械弁) d 植込み型ペースメーカ e 植込み型補助人工心臓

    植込み型ペースメーカ

  • 23

    問23 2群間の血圧の平均を比較するときに用いる統計解析手法はどれか。 a t検定 b χ2検定 c 生存分析 d 比例ハザードモデル e ロジスティック回帰

    t検定

  • 24

    問24 離乳開始の目安となる乳児の発達で誤っているのはどれか。 a 5秒以上座れる。 b 食べ物に興味を示す。 c 複数の臼歯が生える。 d 首のすわりがしっかりしている。 e スプーンを口に入れても嫌がらない。

    複数の臼歯が生える。

  • 25

    問25 知覚の障害でないのはどれか。 a 幻嗅 b 幻視 c 思考化声 d 体感幻覚 e 連合弛緩

    連合弛緩

  • 26

    問26 頸部を圧迫した際に閉塞しないのはどれか。 a 気管 b 外頸静脈 c 総頸動脈 d 内頸静脈 e 腕頭動脈

    腕頭動脈

  • 27

    問27 後期高齢者医療費の財源負担は、患者負担を除き、現役世代の支援金が約①割、公費負担が約②割、保険料が約③割である。 ①②③の組合せで正しいのはどれか。 a ①2 ②5 ③3 b ①4 ②3 ③3 c ①4 ②5 ③1 d ①5 ②2 ③3 e ①5 ②4 ③1

    ①4 ②5 ③1

  • 28

    問28 持続可能な開発のための2030アジェンダ〈SDGs〉に含まれない項目はどれか。 a 貧困撲滅 b 格差の是正 c 遠隔医療の推進 d ジェンダー平等 e 気候変動への対応

    遠隔医療の推進

  • 29

    問29 インスリンの作用で誤っているのはどれか。 a 肝臓での糖新生抑制 b 肝臓でのグリコーゲン合成促進 c 脂肪細胞での中性脂肪分解促進 d 骨格筋でのアミノ酸取り込み促進 e 骨格筋でのグルコース取り込み促進

    脂肪細胞での中性脂肪分解促進

  • 30

    問30 特定保健指導で正しいのはどれか。 a 事業主が実施する。 b 20歳以上を対象とする。 c 健康増進法で規定されている。 d リスクファクターの数に応じて対象者を抽出する。 e ポピュレーションストラテジーに基づいて対策する。

    リスクファクターの数に応じて対象者を抽出する。

  • 31

    問31 新生児マススクリーニングで正しいのはどれか。2つ選べ。 a 尿で検査される。 b 患者家族の一部負担金がある。 c 都道府県および指定都市が実施する。 d 発見者数はフェニルケトン尿症が最多である。 e 先天性代謝異常にはタンデムマス・スクリーニングが使用される。

    都道府県および指定都市が実施する。, 先天性代謝異常にはタンデムマス・スクリーニングが使用される。

  • 32

    問32 複視をきたす疾患はどれか。2つ選べ。 a 視神経炎 b 甲状腺眼症 c 滑車神経麻痺 d 顔面神経麻痺 e Horner症候群

    甲状腺眼症, 滑車神経麻痺

  • 33

    問33 学校医の役割で正しいのはどれか。2つ選べ。 a 学級閉鎖の指示命令 b 食に関する指導(食育) c 学校保健計画立案への参与 d 長時間労働教職員への面接 e 感染症の予防に関する指導と助言

    学校保健計画立案への参与, 感染症の予防に関する指導と助言

  • 34

    問34 低補体血症をきたしやすいのはどれか。2つ選べ。 a 胃癌 b 肝不全 c Behçet病 d 非結核性抗酸菌症 e 全身性エリテマトーデス

    肝不全, 全身性エリテマトーデス

  • 35

    問35 労働者の健康診断で特殊健康診断はどれか。2つ選べ。 a 給食従業員の検便 b 雇入れ時の健康診断 c 放射線業務の健康診断 d 有機溶剤業務の健康診断 e 海外派遣労働者の健康診断

    放射線業務の健康診断, 有機溶剤業務の健康診断

  • 36

    問36 60歳の女性。嗄声を主訴に来院した。1か月前から声がかすれることに気付いた。様子をみていたが症状が改善しないため受診した。安静呼吸時と発声時の喉頭内視鏡像(別冊No.3A、B)を別に示す。 考えられるのはどれか。 a 声帯癌 b 声帯結節 c 声帯ポリープ d 声帯麻痺 e ポリープ様声帯

    声帯麻痺

  • 37

    問37 4歳の女児。喘鳴を主訴に母親に連れられて来院した。夕方から咳嗽と軽い喘鳴とが出現し、夕食は少量のみ摂取した。就寝前から咳嗽および喘鳴が増悪し、眠ることができなかった。これまで同様のエピソードを繰り返しているが、今回が最も苦しいという。意識は清明。身長100cm、体重18kg。体温36.4℃。脈拍140/分、整。血圧84/56mmHg。呼吸数48/分。SpO2 93%(room air)。活気不良。顔色不良。口唇チアノーゼは認めない。心音に異常を認めない。胸部聴診上、両側にwheezesを聴取する。腹部は平坦、軟。胸骨上窩と肋間腔とに陥没呼吸を認める。途切れるが会話は可能であった。胸部エックス線写真では肺の過膨張を認めた。 この患者でみられるのはどれか。 a 嗄声 b 呼気延長 c 犬吠様咳嗽 d 無呼吸発作 e レプリーゼ

    呼気延長

  • 38

    問38 82歳の女性。数日前からの呼吸困難を主訴に来院した。肺結核後遺症による慢性呼吸不全で在宅酸素療法(鼻カニューラ0.5L/分)を受けており、3週間前の定期受診時はSpO2 92%(鼻カニューラ0.5L/分 酸素投与下)であった。発熱はなく少量の痰がある。意識は清明。体温36.2℃。脈拍96/分、整。血圧130/88mmHg。呼吸数24/分。SpO2 86%(鼻カニューラ0.5L/分 酸素投与下)。呼吸音は両側でcoarse cracklesを聴取する。下腿浮腫を認める。動脈血ガス分析(鼻カニューラ0.5L/分 酸素投与下)はpH 7.32、PaCO2 60Torr、PaO2 55Torr、HCO3⁻ 30mEq/Lであった。 次に行うべき治療はどれか。 a 気管挿管 b 非侵襲的陽圧換気〈NPPV〉 c 短時間作用性β2刺激薬吸入 d グルココルチコイド点滴静注 e リザーバー付マスク10L/分酸素投与

    非侵襲的陽圧換気〈NPPV〉

  • 39

    問39 生後1時間の男児。身長50cm、体重2,200g、頭囲32cmで出生した。 この児の在胎期間の推定に用いる身体所見で適切でないのはどれか。 a 乳房 b 皮膚 c うぶ毛 d 大泉門 e 足底のしわ

    大泉門

  • 40

    問40 74歳の女性。鼻尖部の皮疹を主訴に来院した。20年前から鼻尖部に皮疹があり、徐々に隆起してきた。顔面の写真(別冊No.4)を別に示す。皮疹から生検した病理診断の結果は有棘細胞癌であった。 最も考えられる病因はどれか。 a 飲酒 b 肥満 c 紫外線 d アスベスト e EBウイルス

    紫外線

  • 41

    問41 日齢14の女児。夕方からの発熱を主訴に両親に連れられて夜間救急外来を受診した。活気は不良。完全母乳栄養で哺乳は減弱している。体温38.8℃。脈拍160/分。呼吸数60/分。SpO2 98%(room air)。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。大泉門は開大し軽度膨隆している。 両親への説明で適切なのはどれか。 a 「明日まで経過をみましょう」 b 「抗菌薬を内服させましょう」 c 「入院して治療をしましょう」 d 「腋窩部や鼠径部を冷却しましょう」 e 「母乳栄養を人工栄養へ変更しましょう」

    「入院して治療をしましょう」

  • 42

    問42 2か月の女児。定期診察のため母親に連れられて来院した。新生児期に心室中隔欠損症と診断されている。活気はあるが、以前に比して体重の増加が鈍っていた。身長57.0cm、体重4,720g。体温36.7℃。脈拍148/分、整。血圧90/58mmHg。呼吸数52/分。毛細血管再充満時間1秒。SpO2 98%(room air)。季肋下に陥没呼吸を認める。心音はⅡ音の亢進を認め、胸骨左縁下部にLevine 5/6の汎収縮期雑音、心尖部にLevine 2/6の拡張期雑音を認める。胸部聴診上、両側にwheezesを聴取する。右肋骨弓下に肝を3cm触れる。心エコー検査で、径8mmの心室中隔欠損孔を介する多量の左右短絡を認め、左心房と左心室は拡大している。左心室の収縮は保たれている。収縮期に心室中隔の左室側への圧排を認める。心室中隔欠損症による心不全徴候が明らかとなってきており、近日中に心室中隔欠損症の閉鎖手術が必要と判断した。 この患児に対する適切な初期対応はどれか。 a 酸素吸入 b 利尿薬の投与 c β遮断薬の投与 d アドレナリンの投与 e 肺血管拡張薬の投与

    利尿薬の投与

  • 43

    問43 50歳の女性。3か月前から時々頭痛を感じていた。1か月前から両眼に霧視を自覚したため受診した。脈拍72/分、整。血圧118/62mmHg。両眼の前眼部、中間透光体および眼圧に異常を認めない。視力は右0.9(矯正不能)、左1.0(矯正不能)。右眼の眼底写真(別冊No.5)を別に示す。左眼の眼底も同様である。 最も考えられるのはどれか。 a 視神経炎 b うっ血乳頭 c 虚血性視神経症 d 正常眼圧緑内障 e 網膜動脈閉塞症

    うっ血乳頭

  • 44

    問44 38歳の女性。めまいと頭痛を主訴に来院した。2か月前に部屋の内装を改修した。改装後から帰宅するとめまい及び頭痛を自覚するようになった。天気が快晴で窓を開けていると症状は楽だが、雨の日は調子が悪い。 この症状の原因と考えられる化学物質はどれか。 a オゾン b エタノール c 二酸化窒素 d フロンガス e ホルムアルデヒド

    ホルムアルデヒド

  • 45

    問45 84歳の女性。要介護認定の申請にあたって、主治医意見書を作成するために来院した。20年前から高血圧症の治療中である。3か月前から物忘れや薬の飲み忘れが多くありAlzheimer型認知症と診断された。認知症の周辺症状および問題行動はない。ゆっくり会話をすれば意思疎通はできる。長男夫婦との3人暮らしで、日中はほとんどの時間を自宅で過ごしている。着替え、食事、排泄および入浴は自立している。薬と金銭の管理は家族の助けが必要である。改訂長谷川式簡易知能評価スケールは16点(30点満点)である。認知症高齢者の日常生活自立度判断基準を以下に示す。 ランク:判定基準 Ⅰ:何らかの認知症を有するが、日常生活は家庭内及び社会的にほぼ自立している。 Ⅱ:日常生活に支障を来すような症状・行動や意志疎通の困難さが多少見られても、誰かが注意していれば自立できる。 Ⅲ:日常生活に支障を来すような症状・行動や意志疎通の困難さがときどき見られ、介護を必要とする。 Ⅳ:日常生活に支障を来すような症状・行動や意志疎通の困難さが頻繁に見られ、常に介護を必要とする。 M:著しい精神症状や問題行動あるいは重篤な身体疾患が見られ、専門医療を必要とする。 この患者の認知症高齢者の日常生活自立度ランクはどれか。 a Ⅰ b Ⅱ c Ⅲ d Ⅳ e M

  • 46

    問46 48歳の女性。定期受診で来院した。20年前に糖尿病、5年前に糖尿病腎症を指摘されて自宅近くの診療所に通院している。身長154cm、体重52kg。体重はこの1年間変化がない。脈拍60/分、整。血圧132/72mmHg。心音と呼吸音とに異常を認めない。両下腿に軽度の圧痕性浮腫を認める。両側のアキレス腱反射は消失している。尿所見:蛋白3+、糖1+、潜血(-)。血液所見:赤血球349万、Hb 11.3g/dL、Ht 36%。血液生化学所見:総蛋白5.3g/dL、アルブミン3.0g/dL、尿素窒素47mg/dL、クレアチニン2.8mg/dL、eGFR 15.3mL/分/1.73㎡、尿酸6.0mg/dL、血糖97mg/dL、HbA1c 6.4%(基準4.9〜6.0)、Na 132mEq/L、K 5.8mEq/L、Cl 107mEq/L。患者は1日1.5Lの飲水を行っており、外来で行った蓄尿検査で推定される塩分摂取量は5.8g/日、蛋白質摂取量は30g/日、カリウム摂取量は3,500mg/日であった。 この患者の食事内容で制限すべきなのはどれか。 a 塩分 b 水分 c 蛋白質 d カリウム e カロリー

    カリウム

  • 47

    問47 日齢3の男児。頭部の腫瘤を主訴に新生児搬送された。在胎39週、3,120gで頭位自然分娩で出生した。仮死はなかった。出生直後から頭部の腫瘤を認めていた。腫瘤が増大し、黄疸と貧血とが出現して次第に増悪したため転院した。意識は清明。身長51.0cm、体重3,080g。体温37.0℃。心拍数140/分、整。血圧86/56mmHg。呼吸数32/分。SpO2 98%(room air)。活気不良。顔色不良。両側の頭頂側頭部に径5cmの軟らかい腫瘤を触知する。大泉門の膨隆を認めない。眼瞼結膜に貧血を認める。眼球結膜に軽度の黄染を認める。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。血液所見:赤血球233万、Hb 8.2g/dL、Ht 23%、白血球14,400、血小板28万、出血時間正常、PT-INR 1.0(基準0.9〜1.1)、APTT 90秒(基準対照32.2秒)、フィブリノゲン322mg/dL(基準130〜380)。血液生化学所見:総ビリルビン16.2mg/dL、直接ビリルビン0.1mg/dL、AST 45U/L、ALT 12U/L、LD 430U/L(基準198〜404)。児は第2子であり、3歳の姉がいる。両親は血族婚ではない。両親にはそれぞれ弟が1名いる。 この患者と同じ疾患を持つ可能性が最も高いのはだれか。 a 父 b 母 c 姉 d 父の弟 e 母の弟

    母の弟

  • 48

    問48 70歳の男性。大腸癌に対し全身麻酔・人工呼吸管理下で結腸切除術を施行中である。既往歴に特記すべきことはない。生体機能を監視するモニター画面(別冊No.6)を別に示す。上段から心電図、血圧、SpO2、呼気終末二酸化炭素濃度〈ETCO2〉、体温が表示されている。モニター画面がAから突然Bとなった。 このとき発生した事象で最も考えられるのはどれか。 a 心停止 b ショック c 自発呼吸の発現 d 心電図のリードのはずれ e 人工呼吸回路の接続はずれ

    自発呼吸の発現

  • 49

    問49 10か月の男児。体重増加不良を主訴に母親に連れられて来院した。在胎40週、出生体重2,980g。母乳栄養で1日8回哺乳している。生後6か月から離乳食を開始したが嫌がって食べようとしない。嘔吐と下痢はみられない。身長70cm、体重9,100g。体温36.8℃。脈拍120/分、整。呼吸数32/分。顔貌は正常。胸部に異常所見を認めない。腹部は平坦で、肝・脾は触知しない。患児の成長曲線(別冊No.7)を別に示す。 母親へ説明する対応方針で適切なのはどれか。 a 蜂蜜を与える。 b 母乳を中止する。 c 心配ないと伝える。 d 人工乳を追加する。 e 離乳食の前に母乳を与えないように指導する。

    離乳食の前に母乳を与えないように指導する。

  • 50

    問50 42歳の男性。自殺目的で市販の睡眠薬を過量服薬し精神科病棟のない救急病院に搬入された。救急処置を終えた後、精神科にコンサルテーションしたところうつ病と診断された。1か月前から職場には不満などないにもかかわらず休むようになり、市販の睡眠薬を服用していた。入院数日以内に希死念慮が消失したため、近隣の精神科診療所に通うことになった。本人、家族から今後の復職のためのリハビリテーションや精神症状が悪化した時の救急受診先の情報などについて相談された。 相談先として案内するもので適切なのはどれか。 a グループホーム b 労働基準監督署 c 就労移行支援事業所 d 知的障害者更生施設 e 精神保健福祉センター

    精神保健福祉センター

  • 51

    問51 1歳6か月の女児。1歳6か月健康診査のために両親に連れられて来院した。在胎39週、出生体重3,245g、頭位自然分娩で出生した。身長80cm、体重10kg。走ることはできるが、①両足で跳ぶことはできない。手をひいて階段を昇るが、②階段を降りられない。鉛筆でなぐり書きをするが、③直線をまねしてひくことはできない。親指と人差し指で積み木をつまむことはできるが、④積み木を積むことはできない。「パパ」「ママ」と言い、犬の絵を見せて「わんわんどれ?」と聞くと指でさすが、⑤絵を見せて「これなに?」と聞いても言えない。 下線部のうち、発達の遅れがみられるのはどれか。 a ① b ② c ③ d ④ e ⑤

  • 52

    問52 43歳の男性。持続する咳、痰および労作時呼吸困難を主訴に来院した。小児期から風邪をひきやすく20歳台から咳と痰の回数が増加した。2年前から膿性痰が1日中持続し息切れを自覚するようになった。自宅近くの診療所で抗菌薬を処方され症状は少し改善したが、再燃したため紹介受診した。喫煙歴はない。意識は清明。体温36.9℃。脈拍76/分、整。血圧116/68mmHg。呼吸数20/分。SpO2 97%(room air)。心音に異常を認めない。呼吸音は両側下胸部にcoarse cracklesを聴取する。胸部エックス線写真で両側中・下肺野を中心にびまん性粒状陰影を認めた。胸部単純CTでびまん性小葉中心性粒状影を認めた。 診断はどれか。 a 肺気腫 b 粟粒結核 c 気管支拡張症 d 慢性気管支炎 e びまん性汎細気管支炎

    びまん性汎細気管支炎

  • 53

    問53 38歳の女性。手に菌がついてしまっているのではないかと心配で仕方ないことを主訴に母親に伴われて来院した。専門学校卒業後、20歳から美容師となり、30歳で美容院を開業している。その頃から菌がついていると言って頻回に手を洗うようになり、数年前から家族の菌も恐れて家族を部屋に入れなくなった。最近は仕事もできなくなり、自分自身の入浴に2時間くらいかけ、家族にも入念に体を洗うように指示するようになった。診察室では疎通性が良好で家族に迷惑をかけているこ とを自覚している。 診断はどれか。 a 統合失調症 b 症状性精神障害 c 強迫性障害〈強迫症〉 d 身体的苦痛症〈身体症状症〉 e 素行障害〈素行・非社会的行動症〉

    強迫性障害〈強迫症〉

  • 54

    問54 84歳の女性。息苦しさと発熱とを主訴に家族から往診の依頼があった。5年前に脳梗塞を発症し要介護2と認定され訪問介護とデイサービスとを利用している。1日のほとんどを自宅内で過ごしており、排泄、入浴および着替えには一部介助が必要である。最近、食事中にむせることが多くなった。体温38.6℃。脈拍104/分、整。血圧88/54mmHg。呼吸数22/分。SpO2 89%(room air)。口腔内と皮膚は乾燥し、呼吸音は右前胸部にcoarse cracklesを聴取する。 適切な対応はどれか。 a 介護医療院に入所させる。 b 特定機能病院へ紹介する。 c 地域医療支援病院へ紹介する。 d 地域包括支援センターに連絡する。 e 特別養護老人ホームに入所させる。

    地域医療支援病院へ紹介する。

  • 55

    問55 17歳の女子。労作時息切れと下腿浮腫を主訴に来院した。3か月前から屋外プールで水泳の練習をしているが、1か月前から倦怠感、労作時息切れ及び両下腿浮腫が出現したため受診した。意識は清明。体温37.4℃。脈拍110/分、整。血圧120/70mmHg。顔面に紅斑を認める。その他の部位には皮疹を認めない。両側の手関節と膝関節に腫脹と圧痛とを認める。尿所見:蛋白3+、糖(-)、潜血1+。血液所見:赤血球323万、Hb 8.6g/dL、Ht 38%、網赤血球2.5%、白血球2,300(桿状核好中球2%、分葉核好中球76%、単球10%、リンパ球12%)、血小板11万。血液生化学所見:総蛋白7.2g/dL、アルブミン2.6g/dL、IgG 2,622mg/dL(基準861〜1,747)、IgA 261mg/dL(基準93〜393)、IgM 122mg/dL(基準50〜269)、総ビリルビン2.1mg/dL、直接ビリルビン0.2mg/dL、AST 66U/L、ALT 56U/L、LD 462U/L(基準124〜222)、ALP 110U/L(基準38〜113)、γ-GT 64U/L(基準9〜32)、CK 42U/L(基準41〜153)、尿素窒素28mg/dL、クレアチニン1.1mg/dL、TSH 3.6μU/mL(基準0.2〜4.0)。CRP 0.1mg/dL。 この患者で陽性となる自己抗体はどれか。 a 抗CCP抗体 b 抗Jo-1抗体 c 抗Mi-2抗体 d 抗Scl-70抗体 e 抗dsDNA抗体

    抗dsDNA抗体

  • 56

    問56 70歳の男性。交通外傷のため救急車で搬入された。歩行中に乗用車にはね飛ばされたため救急車で搬送された。搬入時、呼びかけに応答しないが痛み刺激に対し腕をはらいのける。体温36.0℃。心拍数120/分、整。血圧130/70mmHg。呼吸数40/分。SpO2 90%(リザーバーマスク10L/分 酸素投与下)。体格は肥満型。心電図モニターと連続測定血圧計を装着した。動脈血ガス分析(リザーバーマスク10L/分 酸素投与下):pH 7.15、PaCO2 50Torr、PaO2 60Torr、HCO3⁻ 20mEq/L、BE-8.0mEq/L、Hb 9.0g/dL、Ht 30%。SpO2 80%(リザーバーマスク10L/分 酸素投与下)に低下したので、用手換気を試みるが胸が上がらない。経口エアウェイを挿入し下顎挙上を行うが、胸が上がらない。気管挿管を試みるが、声門が直視できず挿管困難であった。頸動脈は触知可能であった。 直ちに行うのはどれか。 a ECMO b 胸骨圧迫 c 緊急ペーシング d 輪状甲状靱帯切開 e 大動脈内バルーンパンピング〈IABP〉

    輪状甲状靱帯切開

  • 57

    問57 生後4か月の男児。3回目のロタウイルスワクチンの接種のため母親に連れられて来院した。①在胎36週2日、②体重2,460gで出生した。新生児期に心雑音を指摘され、③卵円孔開存と診断されたが、器質的な心疾患は指摘されていない。④腸重積の既往がある。⑤来院後の体温は37.0℃であった。 下線部のうち、ロタウイルスワクチンの接種が不適当と判断される理由はどれか。 a ① b ② c ③ d ④ e ⑤

  • 58

    問58 40歳の男性。右胸部から右背部の皮疹を主訴に来院した。7日前から右胸部の痛みを自覚した。5日前に右胸部から右背部にかけて皮疹が出現した。痛みが増強したため来院した。最近、過労気味であった。胸部の写真(別冊No.8A:胸部 B:右胸部の拡大)を別に示す。 写真Bでみられる皮疹の種類はどれか。2つ選べ。 a 血疱 b 紫斑 c 水疱 d 膿疱 e 膿瘍

    水疱, 膿疱

  • 59

    問59 84歳の男性。尿勢低下と尿失禁を主訴に来院した。以前から尿勢低下を認めていたが、1週間前から尿失禁もみられるようになった。身体所見では、下腹部膨隆を認める。尿所見:蛋白(-)、糖(-)、潜血(-)、沈渣に赤血球、白血球を認めない。腹部超音波検査による残尿測定で膀胱内に400mLの尿貯留を認め、前立腺体積は60mLであった。まず、自己導尿を勧めた。 併用する薬物治療で行われるのはどれか。3つ選べ。 a α1遮断薬 b β3刺激薬 c 抗コリン薬 d 5α還元酵素阻害薬 e PDE5〈phosphodiesterase 5〉阻害薬

    α1遮断薬, 5α還元酵素阻害薬, PDE5〈phosphodiesterase 5〉阻害薬

  • 60

    問60 78歳の男性。歩行のふらつきを主訴に娘に付き添われて来院した。20年前から高血圧症と変形性膝関節症で通院していた。徐々に足の力が弱くなり歩行が不安定になったため受診した。自宅で立ち上がり、手すりを利用して伝い歩きはできる。月1回の通院以外はほとんど外出することはない。妻は5年前に肺癌で死亡。現在は近隣に住む娘が週に3回程度訪問し様子を確認している。 基本的日常生活動作〈ADL〉評価のために行う質問はどれか。3つ選べ。 a 「掃除はお一人でできますか」 b 「着替えはご自身でできますか」 c 「手助けなしで食事ができますか」 d 「ご自身で食事の用意をされていますか」 e 「トイレを使うのに手助けは必要ですか」

    「着替えはご自身でできますか」, 「手助けなしで食事ができますか」, 「トイレを使うのに手助けは必要ですか」

  • 61

    次の文を読み、61〜63の問いに答えよ。 75歳の女性。人工膝関節置換術のため入院中である。 現病歴:7日前に右変形性膝関節症に対して人工膝関節置換術を実施し、入院中である。3日前から右膝の疼痛を自覚していた。前日から鎮痛薬を内服したが、疼痛が増悪し歩行困難となった。また38℃台の発熱も出現した。 既往歴:60歳から高血圧症と糖尿病に対して内服治療中である。 生活歴:65歳まで小学校の教師をしていた。夫と2人暮らし。アレルギー歴はない。 家族歴:父が高血圧症、母が糖尿病。 術後7日目の現症:意識は清明。身長154cm、体重50kg。体温38.1℃。脈拍124/分、整。血圧88/50mmHg。呼吸数24/分。SpO2 96%(room air)。眼瞼結膜はやや貧血様で、眼球結膜に黄染を認めない。頭頸部に異常を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。背部に異常を認めない。右膝は手術創周囲に発赤と腫脹があり、疼痛で可動が困難である。創部の離開や滲出液は認めない。他の部位に皮膚の異常を認めない。 検査所見:尿所見:蛋白(±)、糖1+、潜血(-)。血液所見:赤血球372万、Hb 11.3g/dL、Ht 32%、白血球11,900(桿状核好中球12%、分葉核好中球79%、好酸球1%、単球2%、リンパ球6%)、血小板10万、PT-INR 1.34(基準0.9~1.1)、血漿フィブリノゲン810mg/dL(基準186~355)、Dダイマー 5.7μg/mL(基準1.0以下)。血液生化学所見:総蛋白6.2g/dL、アルブミン3.0g/dL、総ビリルビン0.8mg/dL、AST 30U/L、ALT 20U/L、LD 220U/L(基準124~222)、ALP 104U/L(基準38~113)、γ-GT 29U/L(基準9~32)、CK 150U/L(基準41~153)、尿素窒素15mg/dL、クレアチニン0.6mg/dL、血糖228mg/dL、HbA1c 6.5%(基準4.9~6.0)。Na 138mEq/L、K 3.8mEq/L、Cl 103mEq/L。CRP 34mg/dL。 指導医と共に右膝関節穿刺を実施した。関節液のGram染色所見(別冊No.9)を別に示す。 問61 この時点で追加すべき検査はどれか。 a エンドトキシン b 血液培養 c 尿酸 d 尿中アルブミン e フェリチン

    血液培養

  • 62

    次の文を読み、61〜63の問いに答えよ。 75歳の女性。人工膝関節置換術のため入院中である。 現病歴:7日前に右変形性膝関節症に対して人工膝関節置換術を実施し、入院中である。3日前から右膝の疼痛を自覚していた。前日から鎮痛薬を内服したが、疼痛が増悪し歩行困難となった。また38℃台の発熱も出現した。 既往歴:60歳から高血圧症と糖尿病に対して内服治療中である。 生活歴:65歳まで小学校の教師をしていた。夫と2人暮らし。アレルギー歴はない。 家族歴:父が高血圧症、母が糖尿病。 術後7日目の現症:意識は清明。身長154cm、体重50kg。体温38.1℃。脈拍124/分、整。血圧88/50mmHg。呼吸数24/分。SpO2 96%(room air)。眼瞼結膜はやや貧血様で、眼球結膜に黄染を認めない。頭頸部に異常を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。背部に異常を認めない。右膝は手術創周囲に発赤と腫脹があり、疼痛で可動が困難である。創部の離開や滲出液は認めない。他の部位に皮膚の異常を認めない。 検査所見:尿所見:蛋白(±)、糖1+、潜血(-)。血液所見:赤血球372万、Hb 11.3g/dL、Ht 32%、白血球11,900(桿状核好中球12%、分葉核好中球79%、好酸球1%、単球2%、リンパ球6%)、血小板10万、PT-INR 1.34(基準0.9~1.1)、血漿フィブリノゲン810mg/dL(基準186~355)、Dダイマー 5.7μg/mL(基準1.0以下)。血液生化学所見:総蛋白6.2g/dL、アルブミン3.0g/dL、総ビリルビン0.8mg/dL、AST 30U/L、ALT 20U/L、LD 220U/L(基準124~222)、ALP 104U/L(基準38~113)、γ-GT 29U/L(基準9~32)、CK 150U/L(基準41~153)、尿素窒素15mg/dL、クレアチニン0.6mg/dL、血糖228mg/dL、HbA1c 6.5%(基準4.9~6.0)。Na 138mEq/L、K 3.8mEq/L、Cl 103mEq/L。CRP 34mg/dL。 指導医と共に右膝関節穿刺を実施した。関節液のGram染色所見(別冊No.9)を別に示す。 問62 この時点で開始すべき抗菌薬はどれか。 a アンピシリン b クラリスロマイシン c クリンダマイシン d バンコマイシン e ミノサイクリン

    バンコマイシン

  • 63

    次の文を読み、61〜63の問いに答えよ。 75歳の女性。人工膝関節置換術のため入院中である。 現病歴:7日前に右変形性膝関節症に対して人工膝関節置換術を実施し、入院中である。3日前から右膝の疼痛を自覚していた。前日から鎮痛薬を内服したが、疼痛が増悪し歩行困難となった。また38℃台の発熱も出現した。 既往歴:60歳から高血圧症と糖尿病に対して内服治療中である。 生活歴:65歳まで小学校の教師をしていた。夫と2人暮らし。アレルギー歴はない。 家族歴:父が高血圧症、母が糖尿病。 術後7日目の現症:意識は清明。身長154cm、体重50kg。体温38.1℃。脈拍124/分、整。血圧88/50mmHg。呼吸数24/分。SpO2 96%(room air)。眼瞼結膜はやや貧血様で、眼球結膜に黄染を認めない。頭頸部に異常を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。背部に異常を認めない。右膝は手術創周囲に発赤と腫脹があり、疼痛で可動が困難である。創部の離開や滲出液は認めない。他の部位に皮膚の異常を認めない。 検査所見:尿所見:蛋白(±)、糖1+、潜血(-)。血液所見:赤血球372万、Hb 11.3g/dL、Ht 32%、白血球11,900(桿状核好中球12%、分葉核好中球79%、好酸球1%、単球2%、リンパ球6%)、血小板10万、PT-INR 1.34(基準0.9~1.1)、血漿フィブリノゲン810mg/dL(基準186~355)、Dダイマー 5.7μg/mL(基準1.0以下)。血液生化学所見:総蛋白6.2g/dL、アルブミン3.0g/dL、総ビリルビン0.8mg/dL、AST 30U/L、ALT 20U/L、LD 220U/L(基準124~222)、ALP 104U/L(基準38~113)、γ-GT 29U/L(基準9~32)、CK 150U/L(基準41~153)、尿素窒素15mg/dL、クレアチニン0.6mg/dL、血糖228mg/dL、HbA1c 6.5%(基準4.9~6.0)。Na 138mEq/L、K 3.8mEq/L、Cl 103mEq/L。CRP 34mg/dL。 指導医と共に右膝関節穿刺を実施した。関節液のGram染色所見(別冊No.9)を別に示す。 問63 右膝関節に再手術を行い、抗菌薬治療を継続していた。再手術後2日目に初回歩行を開始したところ、突然の胸痛と呼吸困難が出現した。意識は清明。体温37.5℃。脈拍120/分、整。血圧90/44mmHg。呼吸数28/分。SpO2 92%(room air)。著明な発汗と頸静脈の怒張を認める。心音と呼吸音とに異常を認めない。 確定診断に最も有用なのはどれか。 a 胸部造影CT b 心エコー検査 c 心電図検査 d スパイロメトリ e 動脈血ガス分析

    胸部造影CT

  • 64

    次の文を読み、64〜66の問いに答えよ。 35歳の男性。高所からの転落のため救急車で搬入された。 現病歴:本日、塗装作業中に3mの高さから転落した際、頸部、背部および腰部を強打した。下肢が動かせないため同僚が救急車を要請した。 既往歴:15歳時に急性虫垂炎で手術。 生活歴:妻、長男および次男と4人暮らし。喫煙歴はない。飲酒は機会飲酒。 家族歴:父親が認知症で加療中である。 現症:意識は清明。身長172cm、体重75kg。体温36.5℃。心拍数84/分、整。血圧130/62mmHg。呼吸数20/分。SpO2 98%(room air)。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。頸部から腰部にかけて疼痛を認めた。上肢の筋力は正常である。自力歩行はできない。両腸腰筋と大腿四頭筋の収縮は認められるが、関節運動は認めない。両足関節の自動運動も認めない。臍部から両下肢に感覚障害を認めた。膝蓋腱反射とアキレス腱反射は両側に減弱を認めた。 問64 大腿四頭筋の徒手筋力テストの評価はどれか。 a 0 b 1 c 2 d 3 e 4

    1

  • 65

    次の文を読み、64〜66の問いに答えよ。 35歳の男性。高所からの転落のため救急車で搬入された。 現病歴:本日、塗装作業中に3mの高さから転落した際、頸部、背部および腰部を強打した。下肢が動かせないため同僚が救急車を要請した。 既往歴:15歳時に急性虫垂炎で手術。 生活歴:妻、長男および次男と4人暮らし。喫煙歴はない。飲酒は機会飲酒。 家族歴:父親が認知症で加療中である。 現症:意識は清明。身長172cm、体重75kg。体温36.5℃。心拍数84/分、整。血圧130/62mmHg。呼吸数20/分。SpO2 98%(room air)。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。頸部から腰部にかけて疼痛を認めた。上肢の筋力は正常である。自力歩行はできない。両腸腰筋と大腿四頭筋の収縮は認められるが、関節運動は認めない。両足関節の自動運動も認めない。臍部から両下肢に感覚障害を認めた。膝蓋腱反射とアキレス腱反射は両側に減弱を認めた。 問65 脊髄損傷の高位はどれか。 a 第6頸髄 b 第1胸髄 c 第5胸髄 d 第10胸髄 e 第1腰髄

    第10胸髄

  • 66

    次の文を読み、64〜66の問いに答えよ。 35歳の男性。高所からの転落のため救急車で搬入された。 現病歴:本日、塗装作業中に3mの高さから転落した際、頸部、背部および腰部を強打した。下肢が動かせないため同僚が救急車を要請した。 既往歴:15歳時に急性虫垂炎で手術。 生活歴:妻、長男および次男と4人暮らし。喫煙歴はない。飲酒は機会飲酒。 家族歴:父親が認知症で加療中である。 現症:意識は清明。身長172cm、体重75kg。体温36.5℃。心拍数84/分、整。血圧130/62mmHg。呼吸数20/分。SpO2 98%(room air)。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。頸部から腰部にかけて疼痛を認めた。上肢の筋力は正常である。自力歩行はできない。両腸腰筋と大腿四頭筋の収縮は認められるが、関節運動は認めない。両足関節の自動運動も認めない。臍部から両下肢に感覚障害を認めた。膝蓋腱反射とアキレス腱反射は両側に減弱を認めた。 問66 受傷後3か月経過しても筋力の回復がない場合、この患者が自宅療養するにあたり最も適切な装具・福祉用具はどれか。 a 歩行器 b 短下肢装具 c 電動車椅子 d 標準型車椅子 e リフト〈移乗動作介助装置〉

    標準型車椅子

  • 67

    次の文を読み、67〜69の問いに答えよ。 80歳の男性。発熱と排尿困難を主訴に来院した。 現病歴:3日前から排尿困難を自覚していた。本日から悪寒戦慄を伴う発熱が出現したため救急外来を受診した。 既往歴:高血圧症、糖尿病、脂質異常症、うつ病および蕁麻疹に対してアンジオテンシン変換酵素〈ACE〉阻害薬、DPP-4阻害薬、スタチン、三環系抗うつ薬およびヒスタミンH1受容体拮抗薬を内服している。 生活歴:65歳までは会社員で、現在は無職である。一人暮らし。喫煙は70歳まで10本/日を50年間、飲酒は機会飲酒。ネコを飼育している。 家族歴:父が脳梗塞、母が糖尿病。 現症:意識は清明。身長170cm、体重72kg。体温38.8℃。脈拍112/分、整。血圧136/60mmHg。呼吸数26/分。SpO2 98%(room air)。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。甲状腺腫と頸部リンパ節とを触知しない。心音と呼吸音とに異常を認めない。下腹部が膨隆しているが、圧痛を認めない。肝・脾は触知しない。左の肋骨脊柱角に叩打痛を認める。直腸指診で4cm大の前立腺を触知し、圧痛を認めない。 検査所見:尿所見:蛋白1+、糖1+、潜血(-)、沈渣に赤血球1~4/HPF、白血球100以上/HPFを認める。血液所見:赤血球461万、Hb 14.9g/dL、Ht 44%、白血球14,300(桿状核好中球2%、分葉核好中球90%、好酸球1%、好塩基球1%、単球3%、リンパ球3%)、血小板12万、PT-INR 1.18(基準0.9~1.1)。血液生化学所見:総蛋白6.6g/dL、アルブミン3.9g/dL、総ビリルビン1.5mg/dL、直接ビリルビン0.4mg/dL、AST 13U/L、ALT 15U/L、LD 219U/L(基準124~222)、ALP 79U/L(基準38~113)、γ-GT 30U/L(基準13~64)、CK 76U/L(基準59~248)、尿素窒素26mg/dL、クレアチニン1.3mg/dL、尿酸4.7mg/dL、血糖120mg/dL、HbA1c 7.0%(基準4.9~6.0)、総コレステロール197mg/dL、トリグリセリド226mg/dL、HDLコレステロール69mg/dL、LDLコレステロール83mg/dL、Na 138mEq/L、K 4.5mEq/L、Cl 105mEq/L。CRP 14mg/dL。胸部エックス線写真で心胸郭比51%、両側肺野に浸潤影を認めない。腹部超音波検査で膀胱内に大量の尿が貯留している所見を認めるが水腎症は認めない。 問67 この患者の排尿困難との関連が疑われる薬剤はどれか。2つ選べ。 a アンジオテンシン変換酵素〈ACE〉阻害薬 b DPP-4阻害薬 c スタチン d 三環系抗うつ薬 e ヒスタミンH1受容体拮抗薬

    三環系抗うつ薬, ヒスタミンH1受容体拮抗薬

  • 68

    次の文を読み、67〜69の問いに答えよ。 80歳の男性。発熱と排尿困難を主訴に来院した。 現病歴:3日前から排尿困難を自覚していた。本日から悪寒戦慄を伴う発熱が出現したため救急外来を受診した。 既往歴:高血圧症、糖尿病、脂質異常症、うつ病および蕁麻疹に対してアンジオテンシン変換酵素〈ACE〉阻害薬、DPP-4阻害薬、スタチン、三環系抗うつ薬およびヒスタミンH1受容体拮抗薬を内服している。 生活歴:65歳までは会社員で、現在は無職である。一人暮らし。喫煙は70歳まで10本/日を50年間、飲酒は機会飲酒。ネコを飼育している。 家族歴:父が脳梗塞、母が糖尿病。 現症:意識は清明。身長170cm、体重72kg。体温38.8℃。脈拍112/分、整。血圧136/60mmHg。呼吸数26/分。SpO2 98%(room air)。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。甲状腺腫と頸部リンパ節とを触知しない。心音と呼吸音とに異常を認めない。下腹部が膨隆しているが、圧痛を認めない。肝・脾は触知しない。左の肋骨脊柱角に叩打痛を認める。直腸指診で4cm大の前立腺を触知し、圧痛を認めない。 検査所見:尿所見:蛋白1+、糖1+、潜血(-)、沈渣に赤血球1~4/HPF、白血球100以上/HPFを認める。血液所見:赤血球461万、Hb 14.9g/dL、Ht 44%、白血球14,300(桿状核好中球2%、分葉核好中球90%、好酸球1%、好塩基球1%、単球3%、リンパ球3%)、血小板12万、PT-INR 1.18(基準0.9~1.1)。血液生化学所見:総蛋白6.6g/dL、アルブミン3.9g/dL、総ビリルビン1.5mg/dL、直接ビリルビン0.4mg/dL、AST 13U/L、ALT 15U/L、LD 219U/L(基準124~222)、ALP 79U/L(基準38~113)、γ-GT 30U/L(基準13~64)、CK 76U/L(基準59~248)、尿素窒素26mg/dL、クレアチニン1.3mg/dL、尿酸4.7mg/dL、血糖120mg/dL、HbA1c 7.0%(基準4.9~6.0)、総コレステロール197mg/dL、トリグリセリド226mg/dL、HDLコレステロール69mg/dL、LDLコレステロール83mg/dL、Na 138mEq/L、K 4.5mEq/L、Cl 105mEq/L。CRP 14mg/dL。胸部エックス線写真で心胸郭比51%、両側肺野に浸潤影を認めない。腹部超音波検査で膀胱内に大量の尿が貯留している所見を認めるが水腎症は認めない。 問68 尿道カテーテルを留置し、血液培養2セットと尿培養を採取したのちに入院した。入院後からセフトリアキソンの投与を開始した。入院翌日に血液培養は2セットとも陽性になり、Escherichia coliと同定された。薬剤感受性試験の結果を表1に示す。尿培養からの検出菌および薬剤感受性試験の結果は血液培養と同じであった。現時点での血清クレアチニンは1.0mg/dLであり、体重は入院時から変化していない。セフトリアキソンの投与を中止し抗菌薬を変更することになった。Cockcroft-Gaultの計算式と表2に腎機能に応じた抗菌薬推奨投与方法を示す。 表2のうち、セフトリアキソンからの抗菌薬変更に際し、最も適切な投与方法はどれか。 a A b B c C d D e E f F g G h H i I

    D

  • 69

    次の文を読み、67〜69の問いに答えよ。 80歳の男性。発熱と排尿困難を主訴に来院した。 現病歴:3日前から排尿困難を自覚していた。本日から悪寒戦慄を伴う発熱が出現したため救急外来を受診した。 既往歴:高血圧症、糖尿病、脂質異常症、うつ病および蕁麻疹に対してアンジオテンシン変換酵素〈ACE〉阻害薬、DPP-4阻害薬、スタチン、三環系抗うつ薬およびヒスタミンH1受容体拮抗薬を内服している。 生活歴:65歳までは会社員で、現在は無職である。一人暮らし。喫煙は70歳まで10本/日を50年間、飲酒は機会飲酒。ネコを飼育している。 家族歴:父が脳梗塞、母が糖尿病。 現症:意識は清明。身長170cm、体重72kg。体温38.8℃。脈拍112/分、整。血圧136/60mmHg。呼吸数26/分。SpO2 98%(room air)。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。甲状腺腫と頸部リンパ節とを触知しない。心音と呼吸音とに異常を認めない。下腹部が膨隆しているが、圧痛を認めない。肝・脾は触知しない。左の肋骨脊柱角に叩打痛を認める。直腸指診で4cm大の前立腺を触知し、圧痛を認めない。 検査所見:尿所見:蛋白1+、糖1+、潜血(-)、沈渣に赤血球1~4/HPF、白血球100以上/HPFを認める。血液所見:赤血球461万、Hb 14.9g/dL、Ht 44%、白血球14,300(桿状核好中球2%、分葉核好中球90%、好酸球1%、好塩基球1%、単球3%、リンパ球3%)、血小板12万、PT-INR 1.18(基準0.9~1.1)。血液生化学所見:総蛋白6.6g/dL、アルブミン3.9g/dL、総ビリルビン1.5mg/dL、直接ビリルビン0.4mg/dL、AST 13U/L、ALT 15U/L、LD 219U/L(基準124~222)、ALP 79U/L(基準38~113)、γ-GT 30U/L(基準13~64)、CK 76U/L(基準59~248)、尿素窒素26mg/dL、クレアチニン1.3mg/dL、尿酸4.7mg/dL、血糖120mg/dL、HbA1c 7.0%(基準4.9~6.0)、総コレステロール197mg/dL、トリグリセリド226mg/dL、HDLコレステロール69mg/dL、LDLコレステロール83mg/dL、Na 138mEq/L、K 4.5mEq/L、Cl 105mEq/L。CRP 14mg/dL。胸部エックス線写真で心胸郭比51%、両側肺野に浸潤影を認めない。腹部超音波検査で膀胱内に大量の尿が貯留している所見を認めるが水腎症は認めない。 問69 入院4日目も発熱が持続している。意識は清明。発熱とともに脈拍の増加がみられるが、血圧と呼吸数は安定している。左肋骨脊柱角の叩打痛が残っている。皮疹や粘膜の異常は認めない。尿道カテーテルからの尿の流出は良好である。 この時点で追加すべき検査はどれか。2つ選べ。 a 血液培養 b 前立腺生検 c 血中コルチゾール d 腹部・骨盤部造影CT e 抗菌薬を用いたリンパ球刺激試験

    血液培養, 腹部・骨盤部造影CT

  • 70

    次の文を読み、70〜72の問いに答えよ。 70歳の男性。意識障害のため救急車で搬入された。 現病歴:3か月前に妻が死亡した後、約1週間前から生きていくのが非常に辛いと悩んでいた。本日、自宅で意識を失った状態で倒れているところを息子が発見し、救急車を要請した。救急搬送中に10分間のけいれんを認めた。本人が倒れていた部屋には空の瓶と遺書があった。 既往歴:高血圧症で降圧薬を内服している。 生活歴:息子と2人暮らし。自宅で農業を営んでいる。 家族歴:特記すべきことはない。 現症:意識レベルはJCSⅢ-100。身長169cm、体重72kg。体温38.8℃。心拍数120/分、整。血圧120/82mmHg。呼吸数32/分。SpO2 85%(リザーバ付マスク10L/分 酸素投与下)。瞳孔径は左右2.0mm。対光反射は緩慢である。口の周囲に吐物と唾液の混ざったものを認める。全身に著明な発汗を伴い、全身の筋肉はけいれんしている。 問70 まず行う処置はどれか。 a 胃管挿入 b 気管挿管 c 全身冷却 d 大量輸液 e 中心静脈カテーテル留置

    気管挿管

  • 71

    次の文を読み、70〜72の問いに答えよ。 70歳の男性。意識障害のため救急車で搬入された。 現病歴:3か月前に妻が死亡した後、約1週間前から生きていくのが非常に辛いと悩んでいた。本日、自宅で意識を失った状態で倒れているところを息子が発見し、救急車を要請した。救急搬送中に10分間のけいれんを認めた。本人が倒れていた部屋には空の瓶と遺書があった。 既往歴:高血圧症で降圧薬を内服している。 生活歴:息子と2人暮らし。自宅で農業を営んでいる。 家族歴:特記すべきことはない。 現症:意識レベルはJCSⅢ-100。身長169cm、体重72kg。体温38.8℃。心拍数120/分、整。血圧120/82mmHg。呼吸数32/分。SpO2 85%(リザーバ付マスク10L/分 酸素投与下)。瞳孔径は左右2.0mm。対光反射は緩慢である。口の周囲に吐物と唾液の混ざったものを認める。全身に著明な発汗を伴い、全身の筋肉はけいれんしている。 問71 患者の息子への質問のうち搬入直後の治療のために最も重要なのはどれか。 a 「遺書をお持ちですか」 b 「落ちていた空の瓶は持ってきましたか」 c 「ご家族に精神科通院中の方はいますか」 d 「お父さんはお酒をどれくらい飲みますか」 e 「お父さんはけいれんを起こしたことがありますか」

    「落ちていた空の瓶は持ってきましたか」

  • 72

    次の文を読み、70〜72の問いに答えよ。 70歳の男性。意識障害のため救急車で搬入された。 現病歴:3か月前に妻が死亡した後、約1週間前から生きていくのが非常に辛いと悩んでいた。本日、自宅で意識を失った状態で倒れているところを息子が発見し、救急車を要請した。救急搬送中に10分間のけいれんを認めた。本人が倒れていた部屋には空の瓶と遺書があった。 既往歴:高血圧症で降圧薬を内服している。 生活歴:息子と2人暮らし。自宅で農業を営んでいる。 家族歴:特記すべきことはない。 現症:意識レベルはJCSⅢ-100。身長169cm、体重72kg。体温38.8℃。心拍数120/分、整。血圧120/82mmHg。呼吸数32/分。SpO2 85%(リザーバ付マスク10L/分 酸素投与下)。瞳孔径は左右2.0mm。対光反射は緩慢である。口の周囲に吐物と唾液の混ざったものを認める。全身に著明な発汗を伴い、全身の筋肉はけいれんしている。 問72 検査所見:尿所見:淡黄色透明、蛋白(-)、糖(-)、潜血(-)。血液所見:赤血球502万、Hb 15.1g/dL、Ht 48%、白血球12,400、血小板30万。血液生化学所見:総蛋白7.3g/dL、アルブミン4.6g/dL、総ビリルビン0.9mg/dL、直接ビリルビン0.3mg/dL、AST 22U/L、ALT 18U/L、LD 195U/L(基準124〜222)、ALP 100U/L(基準38〜113)、コリンエステラーゼ〈ChE〉40U/L(基準240〜486)、尿素窒素12mg/dL、クレアチニン0.5mg/dL、血糖240mg/dL、Na 140mEq/L、K 3.1mEq/L、Cl 101mEq/L。CRP 11mg/dL。心電図は洞性頻脈でST-T変化は認めない。胸部エックス線写真で心胸郭比59%(臥位で撮影)。頭部単純CTで異常を認めない。 この患者のトキシドロームで最も考えられるのはどれか。 a コリン作動性 b 交感神経興奮性 c 鎮静睡眠作用性 d オピオイド作動性 e ヒスタミン作用性

    コリン作動性

  • 73

    次の文を読み、73〜75の問いに答えよ。 70歳の男性。激しい胸痛のため家族に伴われて救急車で搬入された。 現症:意識レベルはJCSⅡ-10。心拍数104/分、整。血圧68mmHg(触診法)。呼吸数26/分。SpO2は測定不能(リザーバ付マスク10L/分 酸素投与下)である。心音は奔馬調律である。呼吸音は全胸部にcoarse cracklesを聴取する。皮膚は湿潤し、四肢末梢の著明な冷感を認める。 検査所見:心電図(別冊No.10)を別に示す。 問73 研修医、指導医および看護師の3人が救急外来で夜間勤務をしていた。研修医が初期対応をおこなった。 研修医が最も優先すべき対応はどれか。 a 家族へ予後の説明 b 家族からの病歴聴取 c 指導医への応援依頼 d 看護師と治療方針の確認 e 急変時の気管挿管の同意取得

    指導医への応援依頼

  • 74

    次の文を読み、73〜75の問いに答えよ。 70歳の男性。激しい胸痛のため家族に伴われて救急車で搬入された。 現症:意識レベルはJCSⅡ-10。心拍数104/分、整。血圧68mmHg(触診法)。呼吸数26/分。SpO2は測定不能(リザーバ付マスク10L/分 酸素投与下)である。心音は奔馬調律である。呼吸音は全胸部にcoarse cracklesを聴取する。皮膚は湿潤し、四肢末梢の著明な冷感を認める。 検査所見:心電図(別冊No.10)を別に示す。 問74 以下の追加情報が得られた。 現病歴:数日前から歩行中に圧迫感をともなう胸痛があった。安静で改善するため様子をみていたが、本日就寝後に激しい胸痛が出現し持続しているため家族が救急車を要請した。 既往歴:糖尿病、脂質異常症、高血圧症で内服加療中である。 生活歴:喫煙は30本/日であったが、60歳から禁煙している。飲酒は機会飲酒。 家族歴:兄が狭心症で冠動脈バイパス術を受けている。 検査所見:血液所見:赤血球442万、Hb 13.0g/dL、Ht 41%、白血球12,000、血小板25万。血液生化学所見:総蛋白6.4g/dL、アルブミン3.3g/dL、尿素窒素28mg/dL、クレアチニン1.5mg/dL、血糖198mg/dL、Na 137mEq/L、K 4.4mEq/L、Cl 97mEq/L、脳性ナトリウム利尿ペプチド〈BNP〉832pg/mL(基準18.4以下)。心筋トロポニンT迅速検査陽性。 引き続き心臓カテーテル検査が施行された。右冠動脈造影像(別冊No.11A)と左冠動脈造影像(別冊No.11B)を別に示す。 この患者の血行動態の変化で正しいのはどれか。 (選択肢a〜eは「心拍出量/肺動脈楔入圧/中心静脈圧/末梢血管抵抗」の組合せ。詳細は添付の表を参照) a 増加/低下/低下/上昇 b 減少/上昇/上昇/上昇 c 減少/上昇/上昇/低下 d 減少/低下/上昇/低下 e 減少/低下/低下/上昇

    減少/上昇/上昇/上昇

  • 75

    次の文を読み、73〜75の問いに答えよ。 70歳の男性。激しい胸痛のため家族に伴われて救急車で搬入された。 現症:意識レベルはJCSⅡ-10。心拍数104/分、整。血圧68mmHg(触診法)。呼吸数26/分。SpO2は測定不能(リザーバ付マスク10L/分 酸素投与下)である。心音は奔馬調律である。呼吸音は全胸部にcoarse cracklesを聴取する。皮膚は湿潤し、四肢末梢の著明な冷感を認める。 検査所見:心電図(別冊No.10)を別に示す。 問75 冠動脈造影に引き続いて、機械的補助循環下で責任病変の冠動脈に対して緊急経皮的冠動脈インターベンション〈PCI〉を実施後、心臓リハビリテーションが開始された。 心臓リハビリテーションで適切なのはどれか。 a 退院後も継続する。 b 急性期は実施しない。 c 無酸素運動は併用しない。 d 胸部症状が増悪しても継続させる。 e 病棟では医師の同伴が必須である。

    退院後も継続する。