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神経感染症
89問 • 3ヶ月前
  • 渋谷守栄
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    問題一覧

  • 1

    新生児(1か月未満)で最も頻度が高い髄膜炎の起炎菌はどれか。

    B群溶血性レンサ球菌(GBS)

  • 2

    新生児(1か月未満)で2番目に多い頻度で報告されている起炎菌はどれか。

    大腸菌(Escherichia coli)

  • 3

    4か月〜5歳の年齢層で表に『頻度の高い主要な起炎菌(O)』として挙がっているものをすべて選べ(複数回答)。

    肺炎球菌(Streptococcus pneumoniae), インフルエンザ菌(Haemophilus influenzae), 髄膜炎菌(Neisseria meningitidis)

  • 4

    高齢者や免疫抑制状態で相対的に頻度が高くなる髄膜炎起炎菌はどれか。

    リステリア菌(Listeria monocytogenes)

  • 5

    髄液中の白血球数が1,000/µL(1,000/µL を超える)に達することが最も典型的なのはどのタイプの髄膜炎か?

    細菌性髄膜炎(化膿性髄膜炎)

  • 6

    髄液グルコース値が10 mg/dL未満と著明に低下する所見は主にどの疾患に一致するか?

    重症細菌性髄膜炎

  • 7

    髄液蛋白が100〜500 mg/dL程度と比較的高値を示し、かつリンパ球優位を示すことが多いのはどれか?

    結核性髄膜炎

  • 8

    髄液所見が白血球5〜100/µLで主にリンパ球優位、蛋白は中等度上昇、グルコースはほぼ正常に近い。最も一致する疾患はどれか?

    ウイルス性髄膜炎

  • 9

    次のうち、髄液でリンパ球優位(リンパ球増多)を示すことがある疾患をすべて選べ。

    ウイルス性髄膜炎, 結核性髄膜炎, 神経梅毒, ライム病(神経性ボレリア症)

  • 10

    新生児(乳児期のごく早期)で想定される起炎菌(GBS, 大腸菌, まれにリステリア)に対して推奨されている抗菌薬の組み合わせはどれか。

    アンピシリン(ABPC)とセフォタキシム(CTX)の併用

  • 11

    生後1か月〜3か月の乳児に対して想定される起炎菌(GBS,グラム陰性菌,インフルエンザ菌,肺炎球菌)と耐性菌を考慮した推奨治療はどれか(効果不十分時の追加も含めて正しく述べよ)。

    パニペネム・ベタミプロン(PAPM/BP)またはメロペネム(MEPM)と、セフトリアキソン(CTRX)またはセフォタキシム(CTX)の併用。効果が得られない場合はバンコマイシン(VCM)を追加

  • 12

    バンコマイシン(VCM)について本文中で述べられている注意点はどれか。

    血清濃度を測定しながら投与量を調節する必要がある

  • 13

    頭部外傷や脳神経外科的処置後・シャント留置後に合併した髄膜炎などを想定した際、想定すべき起炎菌と推奨される抗菌薬の組み合わせはどれか。

    黄色ブドウ球菌(表皮ブドウ球菌を含む)、緑膿菌などを想定し、バンコマイシン(VCM)とメロペネム(MEPM)またはパニペネム・ベタミプロン(PAPM/BP)の併用

  • 14

    細菌性髄膜炎の治療で、投与量が通常より多く設定される理由として本文で述べられているのはどれか。

    抗菌薬の髄液への移行率がもともと低いため、効果を得るには通常量より多い投与量が必要になるから

  • 15

    大腸菌(E. coli)による髄膜炎の初期治療として本文で推奨されている薬剤はどれか。

    第三世代セフェム(例:セフトリアキソン・セフォタキシム)またはカルバペネム(例:メロペネム)

  • 16

    緑膿菌(Pseudomonas aeruginosa)を起炎菌と考慮する場合、本文で挙げられている適切な抗菌薬はどれか。

    メロペネム(MEPM)などの抗緑膿菌スペクトラムを持つ薬剤

  • 17

    次のうち、本文で「ABPC(アンピシリン)」が推奨されている菌の組合せはどれか。

    インフルエンザ菌(感受性ありの場合)とGBS(B群連鎖球菌)

  • 18

    リステリア菌(Listeria monocytogenes)による髄膜炎の治療として本文で示されている選択肢はどれか。

    アンピシリン(ABPC)単剤、またはアンピシリンとゲンタマイシン(GM)の併用

  • 19

    抗菌薬投与開始後、髄液の無菌化が図られないと神経学的後遺症のリスクが高くなるまでの時間はどれか。また新生児では髄液再検査はいつ行うべきか。

    抗菌薬開始後48時間以内に無菌化が図られないとリスクが高くなる, 新生児では治療開始48~72時間後に再度髄液検査を行う

  • 20

    髄膜炎の推奨される投与期間に関して、肺炎球菌(S. pneumoniae)に対する一般的な投与日数はどれか。

    10~14日間

  • 21

    リステリア、好気性グラム陰性桿菌およびGBS(B群連鎖球菌)に関する本文の推奨投与期間はそれぞれどれか。

    GBS:14~21日、好気性グラム陰性菌:21日、リステリア:21日

  • 22

    副腎皮質ステロイド(デキサメタゾン)併用の具体的な投与法と注意点について、本文で示されている内容はどれか。

    抗菌薬投与の10~20分前にデキサメタゾン0.15 mg/kgを6時間毎に2~4日間投与することが推奨される(ただし新生児や頭部外傷・外科的侵襲に伴う細菌性髄膜炎では推奨されない)

  • 23

    ウイルス性髄膜炎の診断が確定する条件として最も適切なのはどれか。

    髄液中にウイルス遺伝子をPCR法などで確認できること

  • 24

    ウイルス性髄膜炎における血液検査の炎症所見の程度として正しいのはどれか。

    高度の炎症所見は伴わないか軽度である

  • 25

    結核性髄膜炎の病態の成り立ちで正しいのはどれか。

    肺の初感染巣から播種され形成された上衣下の結核結節から結核菌がくも膜下腔に侵入することで生じる

  • 26

    結核性髄膜炎で脳底部髄膜の炎症により障害されやすい脳神経はどれか(正しいものをすべて選んでください)。

    第III脳神経(動眼神経), 第IV脳神経(滑車神経), 第VI脳神経(外転神経)

  • 27

    結核性髄膜炎の髄液所見として典型的なのはどれか(複数選択可)。

    細胞数増多(単核球優位、約10〜500/mm3), 蛋白高値(400〜5,000 mg/dL), 糖低値(約20〜40 mg/dL), 塩素値の低下, 髄液ADAの上昇は補助診断となるが特異的ではない

  • 28

    結核性髄膜炎の診断に関する正しい記述(複数選択可)を選べ。

    髄液塗抹で結核菌が確認されることはまずない, 髄液培養は確定診断に有用だが時間を要する, PCR法は髄液中の結核菌検出に有効である, QFTは過去の結核感染でも陽性となり得るため単独では確定診断にならない

  • 29

    髄膜下腔の炎性滲出物と脳底槽の強い炎症がそれぞれ引き起こす水頭症のタイプは何か。

    くも膜下腔の炎性出物は交通性水頭症を生じ、脳底槽の強い炎症は非交通性水頭症の原因となる

  • 30

    結核性髄膜炎の臨床経過で第3期(麻痺期)に見られる所見として正しいのはどれか。

    けいれん、片麻痺、除脳硬直、バイタルサインの悪化が起き、放置すれば5〜8週以内に死亡することがある

  • 31

    結核性髄膜炎の進行速度が急速なことが多いのはどの年齢層か。

    乳幼児(幼児期)

  • 32

    本文によれば、遺伝子検出法について当てはまるものをすべて選んでください(複数回答可)。

    偽陰性があり得る, 高感度すぎて原体以外の遺伝子が髄液から検出されることがある

  • 33

    病原体を明らかにするための検体採取・保存で本文が推奨していることは何か?

    髄液だけでなく血液・便・尿なども含めた検体を採取すること, 採取した検体を小分けにして冷凍保存しておくこと

  • 34

    対症的治療(支持療法)として本文に含まれるものをすべて選んでください(複数回答可)。

    呼吸・循環・体液管理, けいれんに対する治療, 脳浮腫に対して頭蓋内圧降下療法を行う, 神経学的後遺症に対するリハビリテーションを早期から開始する

  • 35

    単純ヘルペスウイルス脳炎に対する特異的治療として本文で明示されている薬剤は何か?

    アシクロビル

  • 36

    原因ウイルスに対する抗体を含有する製剤として本文で述べられているものは何か?

    免疫グロブリン製剤(免疫グロブリン)

  • 37

    副腎皮質ステロイド剤が用いられる目的として本文で挙げられているものは何か?

    自己免疫機序による病態や過剰な炎症を抑制するため

  • 38

    単純ヘルペス脳炎の原因となるウイルスを選んでください(複数選択可)。

    単純ヘルペスウイルス1型(HSV-1), 単純ヘルペスウイルス2型(HSV-2)

  • 39

    新生児期の単純ヘルペス感染症が多く起こる経路として本文が示しているのはどれか?

    分娩時の経産道感染(産道を通る際の感染), 妊娠期間中に妊婦が性器ヘルペスに初感染した場合は新生児感染率が高い

  • 40

    新生児へルペス感染症の発症時期について、本文の記述と一致する組合せを選んでください。

    全身型は出生後7~9日以内に発症することが多い, 中枢神経型は出生後11~15日に発症のピークがあり、多くは3週間以内に発症する

  • 41

    小児期の単純ヘルペス脳炎が好発する年齢はどれか。

    6歳以下に多い

  • 42

    小児の単純ヘルペス脳炎で90%以上高頻度に認められる症状として正しい組合せはどれか(複数選択可)。

    発熱, けいれん

  • 43

    小児期単純ヘルペス脳炎の発症機序について正しい記述の組合せを選べ。1/3、2/3の割合に関する記述がある。

    1/3は初感染時にウイルスが嗅神経や三叉神経を神経行性に上行して脳に達する, 残りの2/3は三叉神経節に潜伏していたウイルスが再活性化して中枢神経系に感染する

  • 44

    小児の単純ヘルペス脳炎で口腔内ヘルペス(ヘルペス性歯肉口内炎)の出現頻度について正しいのはどれか。

    出現は10%未満であり、口内所見がないことは単純ヘルペス脳炎の否定にはならない

  • 45

    単純ヘルペス脳炎を臨床的に疑った場合に行うべき検査として適切なものをすべて選べ(複数選択可)。

    神経放射線学的検査(頭部MRI等), 脳脊髄液検査(髄液検査), ウイルス学的検査(PCR等)

  • 46

    新生児における単純ヘルペス中枢神経感染の疑いを高める非特異的症状として正しい組合せはどれか(複数選択可)。

    発熱, 哺乳不良(母乳・授乳の不良), 活動性の低下(元気消失)

  • 47

    単純ヘルペス脳炎の初期病期における頭部画像検査について正しいのはどれか。

    MRI検査はCT検査に比べて早期の病変検出感度が高い

  • 48

    単純ヘルペス脳炎で頭部MRIに病変を認めやすい部位として正しいものをすべて選べ(複数選択可)。

    側頭葉, 島回(インスラ), 帯状回(海馬周囲含む), 前頭葉(特に側面や内側領域に病変を認めることがある)

  • 49

    次のうち、脳膿瘍を示唆するMRI所見として最も適切なのはどれか。

    辺縁がリング状に造影増強する(造影T1), 拡散強調像で病変内部が著明な高信号、ADC mapで低信号を示す, T2強調像で高信号を呈し、mass effectを伴う

  • 50

    ウイルス性中枢神経感染症の再燃(再発)について正しい記述はどれか(該当するものを全て選びなさい)。

    再燃の原因はウイルスの再増殖である, アシクロビルの投与期間や総投与量が少ない例で再燃しやすいとされる, 再燃は初回治療終了後おおむね2週間前後に起こることが多い(時に数か月後もある)

  • 51

    治療終了後に免疫学的機序で新たに出現することがある錐体外路症状として正しいものはどれか。

    舞路(舞踏)様アテトーゼ, 舌の異常運動

  • 52

    髄膜炎の初期症状に関する記述で正しいものはどれか(該当するものを全て選びなさい)。

    初期症状は非特異的で、頭痛が多い, 発熱は患者の約半数にみられる, 項部硬直は1~2割程度にしかみられない

  • 53

    脳膿瘍(頭蓋内局所感染症)に関する以下の記述のうち正しいものを選びなさい(該当するものを全て選びなさい)。

    近接する感染巣(中耳、乳突蜂窩、鼻副鼻腔、歯など)から直接進展して発生することがある, 局在病変の増大によるmass effectがある場合はヘルニアのリスクがあり、腰椎穿刺は禁忌である, 頭部画像検査ではCTよりMRIのほうが感度が高い

  • 54

    SSPE(亜急性硬化性全脳炎)の原因として正しいものはどれか。

    麻疹ウイルスの変異株が中枢神経細胞に持続感染すること

  • 55

    SSPEで特に多く変異が認められる遺伝子はどれか。

    M遺伝子(ウイルス粒子形成と遊離に重要なM蛋白質をコード)

  • 56

    SSPEの発症リスクが高くなるとされている因子はどれか。

    2歳未満で麻疹に罹患した場合

  • 57

    Jabbour分類の第I期(大脳徴候期)でみられる主な臨床症状として正しいものはどれか。

    精神・行動症状(性格変化、周囲への無関心、意欲低下)や早期からのけいれん発作

  • 58

    SSPEの治療として報告されているものをすべて選びなさい(複数正答可)。

    イソプリノシン(商品名:イノシンプラノベクスなど)の経口投与, インターフェロン(αまたはβ)の経口または脳室内投与, リバビリンの脳室内投与(研究的治療法)

  • 59

    本文によれば、急性脳症(急性総症)の病態が持続するとされる時間の基準はどれか。

    24時間以上持続する

  • 60

    急性脳症でしばしば認められる血液検査所見として正しいものをすべて選びなさい(複数選択)。

    血清AST・ALT・LDHの上昇, 代謝性アシドーシスの持続, 白血球増多・血小板減少, DICおよびそれに類似した凝固異常

  • 61

    髄液検査の所見について本文で述べられている正しい記述はどれか。

    一般に細胞数は正常であるが、髄液蛋白濃度の上昇を認めることがある

  • 62

    画像検査に関する記述で本文に合致するものをすべて選びなさい(複数選択)。

    拡散強調画像を含めたMRIの施行が望ましい, MRIが施行できない場合はCTで代用することがあり得るが、診断能は低い, ANEやMERSでは発症後早期からそれぞれ特徴的なMRI所見を呈する, AESDは発症後早期にはMRIで異常を認めないことが特徴である

  • 63

    急性脳症の頭部CT所見として正しいものをすべて挙げよ。

    びまん性脳浮腫を呈する, 大脳白質が広範に低吸収を示し,皮髄境界が不明瞭化する, 脳表くも膜下腔および脳室腔が狭小化する

  • 64

    急性脳症に関する血液検査・髄液所見で正しい記述はどれか。

    アンモニア値は原則として上昇しない, CK上昇は約半数に認められる, 血小板減少やフィブリノゲン低下,凝固時間延長を伴いDICを合併することがある, 髄液では細胞数増多がないことが多いが,蛋白上昇を約3分の2の症例で認める

  • 65

    急性壊死性脳症(ANE)の画像所見として正しいものを選べ。

    対称性の視床病変はANEの診断に重要で必発的にみられる, 発症早期の視床病変はCTで低吸収を示す, MRIではT1で低信号,T2(およびT2系)で高信号を示すことが多い, 急性期に視床が膨隆し,同心円状の所見を示すことがある

  • 66

    以下の急性脳症関連症候群と予後の組合せで正しいものを選べ。

    MERS:予後良好で大多数が完全回復する, ANEやHSES:予後不良で死亡率・後遺障害率が高い

  • 67

    MERS(clinically mild encephalitis/encephalopathy with a reversible splenial lesion)とはどのような疾患の特徴を示すか。

    比較的軽症の意識障害を主徴とし、脳梁膨大部(脳梁膨大部)の可逆性病変を呈する脳炎・脳症の症候群である

  • 68

    MERSの発症に最も多く関与するとされる病原体はどれか。

    インフルエンザウイルス

  • 69

    MERSに関する検査所見で正しい組合せを選べ(複数正答可)。

    血液検査で低ナトリウム血症を認めることがある, 髄液検査では細胞数および蛋白濃度が正常範囲であることが多い

  • 70

    脳幹病変を伴う小児の急性脳炎・脳症について正しい記述はどれか。

    脳幹病変を伴う症例はより重症であり、死亡や重度の後遺障害が高率である

  • 71

    本文で感染性脳症の鑑別として挙げられているウイルスをすべて選んでください。

    単純ヘルペスウイルス1型・2型(HSV-1/2), 帯状疱疹ウイルス(Varicella‑zoster virus), エプスタイン=バーウイルス(EBV), サイトメガロウイルス(CMV), ヒトヘルペスウイルス6型・7型(HHV-6/7), 日本脳炎ウイルス

  • 72

    本文に示された「頭蓋内出血」の分類として含まれているものをすべて選んでください。

    硬膜下血種(硬膜下血腫), 硬膜外血種(硬膜外血腫), 脳内出血, くも膜下出血, shaken baby syndrome(揺さぶられっ子症候群、鑑別に挙がっている)

  • 73

    脱髄性疾患として本文に挙げられている疾患をすべて選んでください。

    急性散在性脳脊髄炎(ADEM), 多発性硬化症(MS)

  • 74

    MERS(可逆性脾髄梁病変を伴う軽症脳炎/脳症)に関する記述で、本文の内容と一致するものをすべて選んでください。

    Type 1 と Type 2 の間で症状や予後に大きな差は認められない, MRI所見は他の疾患(抗てんかん薬中断、胃腸炎関連けいれん、良性乳児てんかん、低血糖など)でも見られるため、画像のみで診断してはならない, MERSの予後は良好である, 重症あるいは主治医が必要と判断した場合はステロイドパルス療法や大量ガンマグロブリン療法を行ってもよい

  • 75

    本文で代謝性・中毒性疾患の例として挙げられているものをすべて選んでください。

    ミトコンドリア脳筋症:MELAS, ビタミン欠乏症:ウェルニッケ脳症, 糖尿病性ケトアシドーシス, Wilson病, 有機酸・脂肪酸代謝異常などの代謝異常

  • 76

    発症3〜9病日に拡散強調画像(DWI)で認められる、U-fiberに沿った皮質下白質の高信号パターンの英語での名称は何か?

    bright tree appearance(BTA)

  • 77

    AESDの病変分布について正しい組合せはどれか?

    前頭部優位(前頭葉、前頭頭頂葉)である, 中心前回・中心後回は障害されにくい(central sparing)

  • 78

    SPECTによる脳血流の時間的変化として正しいのはどれか?(急性期と発症10日以降の変化)

    急性期には病変部位で血流が増加する, 発症10日以降は血流低下を示し、その後数か月〜数年で徐々に回復する

  • 79

    AESDの治療について正しい記述をすべて選べ。

    治療の基盤は支持療法である, 確立された有効な特異的治療は現時点で存在しない, メチルプレドニソロン(mPSL)パルス療法やガンマグロブリン大量療法が試みられることがある, 脳低温療法、シクロスポリン療法、フリーラジカル除去剤などの特殊治療が試みられることがある

  • 80

    MERS(mild encephalitis/encephalopathy with a reversible splenial lesion)の頭部MRIで典型的に認められる所見はどれか。

    脳梁膨大部(脳梁の脾部)に高信号域(可逆性病変)を認める

  • 81

    インフルエンザAに伴うAESD(acute encephalopathy with biphasic seizures and late reduced diffusion)の拡散強調画像(DWI)で典型的に観察される所見を全て選べ。

    皮質下白質の高信号(bright tree appearance), 同部位でのADCの低下(拡散低下を示す), 中心前回・中心後回の信号が保持される(central sparing)

  • 82

    EHEC感染に伴う溶血性尿毒症症候群(HUS)で高頻度にみられる中枢神経合併症の主な症状は何か。該当するものをすべて選べ。

    けいれん(全身または部分痙攣), 意識障害(昏睡や傾眠、幻覚など)

  • 83

    EHEC(志賀毒素産生大腸菌)感染に伴う脳症の主要な病態生理として正しいものを選べ(該当するものをすべて)。

    志賀毒素(シガ毒素)および炎症性サイトカインによる血液脳関門透過性亢進(BBB破綻)を介した脳血管機能障害, 急性腎障害による体液・電解質異常や循環動態異常(高血圧など)が影響すること

  • 84

    HUSに合併する脳症の診断基準(Definite)の一つに含まれる画像所見はどれか。

    頭部CTまたはMRIで両側深部灰白質病変またはびまん性脳浮腫を認める

  • 85

    EHEC O111感染症に伴う脳症の重症例で頭部画像(CT/MRI)にしばしば認められる所見はどれか。複数選択可。

    びまん性脳浮腫, 両側深部灰白質病変(大脳基底核または視床)

  • 86

    EHECによる脳症の診断に有用な検査はどれか。

    頭部CTまたはMRIによる画像検査, 脳波検査(EEG)

  • 87

    脳波所見について正しい組合せはどれか。

    軽症でも基礎波の徐波化を認める, 重症では徐波化が強まり,発作性異常波が出現する

  • 88

    EHEC O111感染症による脳症の治療で推奨されないものはどれか。

    HUSを発症している時期に抗菌薬を使用すること

  • 89

    脳梗塞に関する記述で正しいものはどれか。

    頭部CT・MRIで梗塞病変が描出される, 梗塞は小さなラクナ梗塞から大きな出血性梗塞まで多彩である

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    神経毒性学(ビタミン欠乏、過敏症も含む)

    渋谷守栄 · 33問 · 1年前

    神経毒性学(ビタミン欠乏、過敏症も含む)

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    33問 • 1年前
    渋谷守栄

    神経化学

    神経化学

    渋谷守栄 · 29問 · 1年前

    神経化学

    神経化学

    29問 • 1年前
    渋谷守栄

    問題一覧

  • 1

    新生児(1か月未満)で最も頻度が高い髄膜炎の起炎菌はどれか。

    B群溶血性レンサ球菌(GBS)

  • 2

    新生児(1か月未満)で2番目に多い頻度で報告されている起炎菌はどれか。

    大腸菌(Escherichia coli)

  • 3

    4か月〜5歳の年齢層で表に『頻度の高い主要な起炎菌(O)』として挙がっているものをすべて選べ(複数回答)。

    肺炎球菌(Streptococcus pneumoniae), インフルエンザ菌(Haemophilus influenzae), 髄膜炎菌(Neisseria meningitidis)

  • 4

    高齢者や免疫抑制状態で相対的に頻度が高くなる髄膜炎起炎菌はどれか。

    リステリア菌(Listeria monocytogenes)

  • 5

    髄液中の白血球数が1,000/µL(1,000/µL を超える)に達することが最も典型的なのはどのタイプの髄膜炎か?

    細菌性髄膜炎(化膿性髄膜炎)

  • 6

    髄液グルコース値が10 mg/dL未満と著明に低下する所見は主にどの疾患に一致するか?

    重症細菌性髄膜炎

  • 7

    髄液蛋白が100〜500 mg/dL程度と比較的高値を示し、かつリンパ球優位を示すことが多いのはどれか?

    結核性髄膜炎

  • 8

    髄液所見が白血球5〜100/µLで主にリンパ球優位、蛋白は中等度上昇、グルコースはほぼ正常に近い。最も一致する疾患はどれか?

    ウイルス性髄膜炎

  • 9

    次のうち、髄液でリンパ球優位(リンパ球増多)を示すことがある疾患をすべて選べ。

    ウイルス性髄膜炎, 結核性髄膜炎, 神経梅毒, ライム病(神経性ボレリア症)

  • 10

    新生児(乳児期のごく早期)で想定される起炎菌(GBS, 大腸菌, まれにリステリア)に対して推奨されている抗菌薬の組み合わせはどれか。

    アンピシリン(ABPC)とセフォタキシム(CTX)の併用

  • 11

    生後1か月〜3か月の乳児に対して想定される起炎菌(GBS,グラム陰性菌,インフルエンザ菌,肺炎球菌)と耐性菌を考慮した推奨治療はどれか(効果不十分時の追加も含めて正しく述べよ)。

    パニペネム・ベタミプロン(PAPM/BP)またはメロペネム(MEPM)と、セフトリアキソン(CTRX)またはセフォタキシム(CTX)の併用。効果が得られない場合はバンコマイシン(VCM)を追加

  • 12

    バンコマイシン(VCM)について本文中で述べられている注意点はどれか。

    血清濃度を測定しながら投与量を調節する必要がある

  • 13

    頭部外傷や脳神経外科的処置後・シャント留置後に合併した髄膜炎などを想定した際、想定すべき起炎菌と推奨される抗菌薬の組み合わせはどれか。

    黄色ブドウ球菌(表皮ブドウ球菌を含む)、緑膿菌などを想定し、バンコマイシン(VCM)とメロペネム(MEPM)またはパニペネム・ベタミプロン(PAPM/BP)の併用

  • 14

    細菌性髄膜炎の治療で、投与量が通常より多く設定される理由として本文で述べられているのはどれか。

    抗菌薬の髄液への移行率がもともと低いため、効果を得るには通常量より多い投与量が必要になるから

  • 15

    大腸菌(E. coli)による髄膜炎の初期治療として本文で推奨されている薬剤はどれか。

    第三世代セフェム(例:セフトリアキソン・セフォタキシム)またはカルバペネム(例:メロペネム)

  • 16

    緑膿菌(Pseudomonas aeruginosa)を起炎菌と考慮する場合、本文で挙げられている適切な抗菌薬はどれか。

    メロペネム(MEPM)などの抗緑膿菌スペクトラムを持つ薬剤

  • 17

    次のうち、本文で「ABPC(アンピシリン)」が推奨されている菌の組合せはどれか。

    インフルエンザ菌(感受性ありの場合)とGBS(B群連鎖球菌)

  • 18

    リステリア菌(Listeria monocytogenes)による髄膜炎の治療として本文で示されている選択肢はどれか。

    アンピシリン(ABPC)単剤、またはアンピシリンとゲンタマイシン(GM)の併用

  • 19

    抗菌薬投与開始後、髄液の無菌化が図られないと神経学的後遺症のリスクが高くなるまでの時間はどれか。また新生児では髄液再検査はいつ行うべきか。

    抗菌薬開始後48時間以内に無菌化が図られないとリスクが高くなる, 新生児では治療開始48~72時間後に再度髄液検査を行う

  • 20

    髄膜炎の推奨される投与期間に関して、肺炎球菌(S. pneumoniae)に対する一般的な投与日数はどれか。

    10~14日間

  • 21

    リステリア、好気性グラム陰性桿菌およびGBS(B群連鎖球菌)に関する本文の推奨投与期間はそれぞれどれか。

    GBS:14~21日、好気性グラム陰性菌:21日、リステリア:21日

  • 22

    副腎皮質ステロイド(デキサメタゾン)併用の具体的な投与法と注意点について、本文で示されている内容はどれか。

    抗菌薬投与の10~20分前にデキサメタゾン0.15 mg/kgを6時間毎に2~4日間投与することが推奨される(ただし新生児や頭部外傷・外科的侵襲に伴う細菌性髄膜炎では推奨されない)

  • 23

    ウイルス性髄膜炎の診断が確定する条件として最も適切なのはどれか。

    髄液中にウイルス遺伝子をPCR法などで確認できること

  • 24

    ウイルス性髄膜炎における血液検査の炎症所見の程度として正しいのはどれか。

    高度の炎症所見は伴わないか軽度である

  • 25

    結核性髄膜炎の病態の成り立ちで正しいのはどれか。

    肺の初感染巣から播種され形成された上衣下の結核結節から結核菌がくも膜下腔に侵入することで生じる

  • 26

    結核性髄膜炎で脳底部髄膜の炎症により障害されやすい脳神経はどれか(正しいものをすべて選んでください)。

    第III脳神経(動眼神経), 第IV脳神経(滑車神経), 第VI脳神経(外転神経)

  • 27

    結核性髄膜炎の髄液所見として典型的なのはどれか(複数選択可)。

    細胞数増多(単核球優位、約10〜500/mm3), 蛋白高値(400〜5,000 mg/dL), 糖低値(約20〜40 mg/dL), 塩素値の低下, 髄液ADAの上昇は補助診断となるが特異的ではない

  • 28

    結核性髄膜炎の診断に関する正しい記述(複数選択可)を選べ。

    髄液塗抹で結核菌が確認されることはまずない, 髄液培養は確定診断に有用だが時間を要する, PCR法は髄液中の結核菌検出に有効である, QFTは過去の結核感染でも陽性となり得るため単独では確定診断にならない

  • 29

    髄膜下腔の炎性滲出物と脳底槽の強い炎症がそれぞれ引き起こす水頭症のタイプは何か。

    くも膜下腔の炎性出物は交通性水頭症を生じ、脳底槽の強い炎症は非交通性水頭症の原因となる

  • 30

    結核性髄膜炎の臨床経過で第3期(麻痺期)に見られる所見として正しいのはどれか。

    けいれん、片麻痺、除脳硬直、バイタルサインの悪化が起き、放置すれば5〜8週以内に死亡することがある

  • 31

    結核性髄膜炎の進行速度が急速なことが多いのはどの年齢層か。

    乳幼児(幼児期)

  • 32

    本文によれば、遺伝子検出法について当てはまるものをすべて選んでください(複数回答可)。

    偽陰性があり得る, 高感度すぎて原体以外の遺伝子が髄液から検出されることがある

  • 33

    病原体を明らかにするための検体採取・保存で本文が推奨していることは何か?

    髄液だけでなく血液・便・尿なども含めた検体を採取すること, 採取した検体を小分けにして冷凍保存しておくこと

  • 34

    対症的治療(支持療法)として本文に含まれるものをすべて選んでください(複数回答可)。

    呼吸・循環・体液管理, けいれんに対する治療, 脳浮腫に対して頭蓋内圧降下療法を行う, 神経学的後遺症に対するリハビリテーションを早期から開始する

  • 35

    単純ヘルペスウイルス脳炎に対する特異的治療として本文で明示されている薬剤は何か?

    アシクロビル

  • 36

    原因ウイルスに対する抗体を含有する製剤として本文で述べられているものは何か?

    免疫グロブリン製剤(免疫グロブリン)

  • 37

    副腎皮質ステロイド剤が用いられる目的として本文で挙げられているものは何か?

    自己免疫機序による病態や過剰な炎症を抑制するため

  • 38

    単純ヘルペス脳炎の原因となるウイルスを選んでください(複数選択可)。

    単純ヘルペスウイルス1型(HSV-1), 単純ヘルペスウイルス2型(HSV-2)

  • 39

    新生児期の単純ヘルペス感染症が多く起こる経路として本文が示しているのはどれか?

    分娩時の経産道感染(産道を通る際の感染), 妊娠期間中に妊婦が性器ヘルペスに初感染した場合は新生児感染率が高い

  • 40

    新生児へルペス感染症の発症時期について、本文の記述と一致する組合せを選んでください。

    全身型は出生後7~9日以内に発症することが多い, 中枢神経型は出生後11~15日に発症のピークがあり、多くは3週間以内に発症する

  • 41

    小児期の単純ヘルペス脳炎が好発する年齢はどれか。

    6歳以下に多い

  • 42

    小児の単純ヘルペス脳炎で90%以上高頻度に認められる症状として正しい組合せはどれか(複数選択可)。

    発熱, けいれん

  • 43

    小児期単純ヘルペス脳炎の発症機序について正しい記述の組合せを選べ。1/3、2/3の割合に関する記述がある。

    1/3は初感染時にウイルスが嗅神経や三叉神経を神経行性に上行して脳に達する, 残りの2/3は三叉神経節に潜伏していたウイルスが再活性化して中枢神経系に感染する

  • 44

    小児の単純ヘルペス脳炎で口腔内ヘルペス(ヘルペス性歯肉口内炎)の出現頻度について正しいのはどれか。

    出現は10%未満であり、口内所見がないことは単純ヘルペス脳炎の否定にはならない

  • 45

    単純ヘルペス脳炎を臨床的に疑った場合に行うべき検査として適切なものをすべて選べ(複数選択可)。

    神経放射線学的検査(頭部MRI等), 脳脊髄液検査(髄液検査), ウイルス学的検査(PCR等)

  • 46

    新生児における単純ヘルペス中枢神経感染の疑いを高める非特異的症状として正しい組合せはどれか(複数選択可)。

    発熱, 哺乳不良(母乳・授乳の不良), 活動性の低下(元気消失)

  • 47

    単純ヘルペス脳炎の初期病期における頭部画像検査について正しいのはどれか。

    MRI検査はCT検査に比べて早期の病変検出感度が高い

  • 48

    単純ヘルペス脳炎で頭部MRIに病変を認めやすい部位として正しいものをすべて選べ(複数選択可)。

    側頭葉, 島回(インスラ), 帯状回(海馬周囲含む), 前頭葉(特に側面や内側領域に病変を認めることがある)

  • 49

    次のうち、脳膿瘍を示唆するMRI所見として最も適切なのはどれか。

    辺縁がリング状に造影増強する(造影T1), 拡散強調像で病変内部が著明な高信号、ADC mapで低信号を示す, T2強調像で高信号を呈し、mass effectを伴う

  • 50

    ウイルス性中枢神経感染症の再燃(再発)について正しい記述はどれか(該当するものを全て選びなさい)。

    再燃の原因はウイルスの再増殖である, アシクロビルの投与期間や総投与量が少ない例で再燃しやすいとされる, 再燃は初回治療終了後おおむね2週間前後に起こることが多い(時に数か月後もある)

  • 51

    治療終了後に免疫学的機序で新たに出現することがある錐体外路症状として正しいものはどれか。

    舞路(舞踏)様アテトーゼ, 舌の異常運動

  • 52

    髄膜炎の初期症状に関する記述で正しいものはどれか(該当するものを全て選びなさい)。

    初期症状は非特異的で、頭痛が多い, 発熱は患者の約半数にみられる, 項部硬直は1~2割程度にしかみられない

  • 53

    脳膿瘍(頭蓋内局所感染症)に関する以下の記述のうち正しいものを選びなさい(該当するものを全て選びなさい)。

    近接する感染巣(中耳、乳突蜂窩、鼻副鼻腔、歯など)から直接進展して発生することがある, 局在病変の増大によるmass effectがある場合はヘルニアのリスクがあり、腰椎穿刺は禁忌である, 頭部画像検査ではCTよりMRIのほうが感度が高い

  • 54

    SSPE(亜急性硬化性全脳炎)の原因として正しいものはどれか。

    麻疹ウイルスの変異株が中枢神経細胞に持続感染すること

  • 55

    SSPEで特に多く変異が認められる遺伝子はどれか。

    M遺伝子(ウイルス粒子形成と遊離に重要なM蛋白質をコード)

  • 56

    SSPEの発症リスクが高くなるとされている因子はどれか。

    2歳未満で麻疹に罹患した場合

  • 57

    Jabbour分類の第I期(大脳徴候期)でみられる主な臨床症状として正しいものはどれか。

    精神・行動症状(性格変化、周囲への無関心、意欲低下)や早期からのけいれん発作

  • 58

    SSPEの治療として報告されているものをすべて選びなさい(複数正答可)。

    イソプリノシン(商品名:イノシンプラノベクスなど)の経口投与, インターフェロン(αまたはβ)の経口または脳室内投与, リバビリンの脳室内投与(研究的治療法)

  • 59

    本文によれば、急性脳症(急性総症)の病態が持続するとされる時間の基準はどれか。

    24時間以上持続する

  • 60

    急性脳症でしばしば認められる血液検査所見として正しいものをすべて選びなさい(複数選択)。

    血清AST・ALT・LDHの上昇, 代謝性アシドーシスの持続, 白血球増多・血小板減少, DICおよびそれに類似した凝固異常

  • 61

    髄液検査の所見について本文で述べられている正しい記述はどれか。

    一般に細胞数は正常であるが、髄液蛋白濃度の上昇を認めることがある

  • 62

    画像検査に関する記述で本文に合致するものをすべて選びなさい(複数選択)。

    拡散強調画像を含めたMRIの施行が望ましい, MRIが施行できない場合はCTで代用することがあり得るが、診断能は低い, ANEやMERSでは発症後早期からそれぞれ特徴的なMRI所見を呈する, AESDは発症後早期にはMRIで異常を認めないことが特徴である

  • 63

    急性脳症の頭部CT所見として正しいものをすべて挙げよ。

    びまん性脳浮腫を呈する, 大脳白質が広範に低吸収を示し,皮髄境界が不明瞭化する, 脳表くも膜下腔および脳室腔が狭小化する

  • 64

    急性脳症に関する血液検査・髄液所見で正しい記述はどれか。

    アンモニア値は原則として上昇しない, CK上昇は約半数に認められる, 血小板減少やフィブリノゲン低下,凝固時間延長を伴いDICを合併することがある, 髄液では細胞数増多がないことが多いが,蛋白上昇を約3分の2の症例で認める

  • 65

    急性壊死性脳症(ANE)の画像所見として正しいものを選べ。

    対称性の視床病変はANEの診断に重要で必発的にみられる, 発症早期の視床病変はCTで低吸収を示す, MRIではT1で低信号,T2(およびT2系)で高信号を示すことが多い, 急性期に視床が膨隆し,同心円状の所見を示すことがある

  • 66

    以下の急性脳症関連症候群と予後の組合せで正しいものを選べ。

    MERS:予後良好で大多数が完全回復する, ANEやHSES:予後不良で死亡率・後遺障害率が高い

  • 67

    MERS(clinically mild encephalitis/encephalopathy with a reversible splenial lesion)とはどのような疾患の特徴を示すか。

    比較的軽症の意識障害を主徴とし、脳梁膨大部(脳梁膨大部)の可逆性病変を呈する脳炎・脳症の症候群である

  • 68

    MERSの発症に最も多く関与するとされる病原体はどれか。

    インフルエンザウイルス

  • 69

    MERSに関する検査所見で正しい組合せを選べ(複数正答可)。

    血液検査で低ナトリウム血症を認めることがある, 髄液検査では細胞数および蛋白濃度が正常範囲であることが多い

  • 70

    脳幹病変を伴う小児の急性脳炎・脳症について正しい記述はどれか。

    脳幹病変を伴う症例はより重症であり、死亡や重度の後遺障害が高率である

  • 71

    本文で感染性脳症の鑑別として挙げられているウイルスをすべて選んでください。

    単純ヘルペスウイルス1型・2型(HSV-1/2), 帯状疱疹ウイルス(Varicella‑zoster virus), エプスタイン=バーウイルス(EBV), サイトメガロウイルス(CMV), ヒトヘルペスウイルス6型・7型(HHV-6/7), 日本脳炎ウイルス

  • 72

    本文に示された「頭蓋内出血」の分類として含まれているものをすべて選んでください。

    硬膜下血種(硬膜下血腫), 硬膜外血種(硬膜外血腫), 脳内出血, くも膜下出血, shaken baby syndrome(揺さぶられっ子症候群、鑑別に挙がっている)

  • 73

    脱髄性疾患として本文に挙げられている疾患をすべて選んでください。

    急性散在性脳脊髄炎(ADEM), 多発性硬化症(MS)

  • 74

    MERS(可逆性脾髄梁病変を伴う軽症脳炎/脳症)に関する記述で、本文の内容と一致するものをすべて選んでください。

    Type 1 と Type 2 の間で症状や予後に大きな差は認められない, MRI所見は他の疾患(抗てんかん薬中断、胃腸炎関連けいれん、良性乳児てんかん、低血糖など)でも見られるため、画像のみで診断してはならない, MERSの予後は良好である, 重症あるいは主治医が必要と判断した場合はステロイドパルス療法や大量ガンマグロブリン療法を行ってもよい

  • 75

    本文で代謝性・中毒性疾患の例として挙げられているものをすべて選んでください。

    ミトコンドリア脳筋症:MELAS, ビタミン欠乏症:ウェルニッケ脳症, 糖尿病性ケトアシドーシス, Wilson病, 有機酸・脂肪酸代謝異常などの代謝異常

  • 76

    発症3〜9病日に拡散強調画像(DWI)で認められる、U-fiberに沿った皮質下白質の高信号パターンの英語での名称は何か?

    bright tree appearance(BTA)

  • 77

    AESDの病変分布について正しい組合せはどれか?

    前頭部優位(前頭葉、前頭頭頂葉)である, 中心前回・中心後回は障害されにくい(central sparing)

  • 78

    SPECTによる脳血流の時間的変化として正しいのはどれか?(急性期と発症10日以降の変化)

    急性期には病変部位で血流が増加する, 発症10日以降は血流低下を示し、その後数か月〜数年で徐々に回復する

  • 79

    AESDの治療について正しい記述をすべて選べ。

    治療の基盤は支持療法である, 確立された有効な特異的治療は現時点で存在しない, メチルプレドニソロン(mPSL)パルス療法やガンマグロブリン大量療法が試みられることがある, 脳低温療法、シクロスポリン療法、フリーラジカル除去剤などの特殊治療が試みられることがある

  • 80

    MERS(mild encephalitis/encephalopathy with a reversible splenial lesion)の頭部MRIで典型的に認められる所見はどれか。

    脳梁膨大部(脳梁の脾部)に高信号域(可逆性病変)を認める

  • 81

    インフルエンザAに伴うAESD(acute encephalopathy with biphasic seizures and late reduced diffusion)の拡散強調画像(DWI)で典型的に観察される所見を全て選べ。

    皮質下白質の高信号(bright tree appearance), 同部位でのADCの低下(拡散低下を示す), 中心前回・中心後回の信号が保持される(central sparing)

  • 82

    EHEC感染に伴う溶血性尿毒症症候群(HUS)で高頻度にみられる中枢神経合併症の主な症状は何か。該当するものをすべて選べ。

    けいれん(全身または部分痙攣), 意識障害(昏睡や傾眠、幻覚など)

  • 83

    EHEC(志賀毒素産生大腸菌)感染に伴う脳症の主要な病態生理として正しいものを選べ(該当するものをすべて)。

    志賀毒素(シガ毒素)および炎症性サイトカインによる血液脳関門透過性亢進(BBB破綻)を介した脳血管機能障害, 急性腎障害による体液・電解質異常や循環動態異常(高血圧など)が影響すること

  • 84

    HUSに合併する脳症の診断基準(Definite)の一つに含まれる画像所見はどれか。

    頭部CTまたはMRIで両側深部灰白質病変またはびまん性脳浮腫を認める

  • 85

    EHEC O111感染症に伴う脳症の重症例で頭部画像(CT/MRI)にしばしば認められる所見はどれか。複数選択可。

    びまん性脳浮腫, 両側深部灰白質病変(大脳基底核または視床)

  • 86

    EHECによる脳症の診断に有用な検査はどれか。

    頭部CTまたはMRIによる画像検査, 脳波検査(EEG)

  • 87

    脳波所見について正しい組合せはどれか。

    軽症でも基礎波の徐波化を認める, 重症では徐波化が強まり,発作性異常波が出現する

  • 88

    EHEC O111感染症による脳症の治療で推奨されないものはどれか。

    HUSを発症している時期に抗菌薬を使用すること

  • 89

    脳梗塞に関する記述で正しいものはどれか。

    頭部CT・MRIで梗塞病変が描出される, 梗塞は小さなラクナ梗塞から大きな出血性梗塞まで多彩である