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病態Ⅲ 1~7
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  • 問題数 94 • 11/18/2024

    記憶度

    完璧

    14

    覚えた

    35

    うろ覚え

    0

    苦手

    0

    未解答

    0

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    問題一覧

  • 1

    1.前頭葉の障害に伴う症状で正しいのはどれか。2つ選べ。

    人格の変化, 自発性の欠乏

  • 2

    1.脳の外側面を左右から見た模式図を示す。  右利きの健常成人のBroca〈ブローカ〉の運動性言語中枢はどれか。

    4

  • 3

    1.転移性脳腫瘍の患者。脳の冠状断面の模式図を示す。意識はあるが,図の矢印の方向に圧がかかり始めている。  この時点で最も起こりやすいのはどれか。

    呼吸異常

  • 4

    1.意識レベルを評価するスケールはどれか

    グラスゴー・コーマ・スケール〈GCS〉

  • 5

    1.意識障害はどれか。2つ選べ

    昏睡, せん妄

  • 6

    1.呼びかけに反応しない意識障害の患者に,痛み刺激を加えたところ,かろうじて開眼した。  ジャパン・コーマ・スケール〈JCS〉による評価はどれか

    Ⅱ-30

  • 7

    1.Wernicke〈ウェルニッケ〉失語の特徴で正しいのはどれか。

    話す言葉は意味不明である。

  • 8

    1.Broca〈ブローカ〉失語のある患者とのコミュニケーション方法で適切なのはどれか。

    「はい」,「いいえ」で答えられる質問をする。

  • 9

    1.感覚性失語のある成人患者とのコミュニケーションで適切なのはどれか。2つ選べ。

    身振りを加えて話す。, 短文で話しかける。

  • 10

    1.Aさん(75歳,女性)は,脂質異常症dyslipidemiaと高血圧症hypertensionで通院中で,定期受診のため,外来待合室で順番を待っていた。Aさんは,待合室の雑誌を取ろうと立ち上がり,歩こうとしたところ,右足が思うように動かず引きずって歩いた。外来看護師が声をかけると,Aさんは「らいじょうぶ」と返答したが,ろれつが回らなかった。 この時のAさんの症状はどれか。

    構音障害

  • 11

    1.58歳の男性。会社役員。妻と子どもとの3人暮らし。出勤途中の電車内で意識消失し,けいれん発作を起こして搬送された。検査の結果,脳腫瘍の疑いで入院した。 入院後,頭痛と嘔吐があり,頭蓋内圧亢進症状が認められた。  起こりやすいのはどれか。

    徐脈

  • 12

    1.54歳の女性。激しい頭痛と嘔吐の後,意識を消失したため搬入された。呼吸数12/分,不規則。脈拍50/分。血圧210/120mmHg。瞳孔不同がみられる。  考えられるのはどれか。

    脳ヘルニア

  • 13

    1.頭蓋内圧亢進の代償期にある患者にみられるバイタルサインの特徴はどれか。

    脈圧の増大

  • 14

    1.小脳失調でみられるのはどれか。

    姿勢保持が困難になる。

  • 15

    2. Aさん(59歳,女性)は,午前2時ころにバットで殴られたような激しい頭痛を自覚し,嘔吐した。午前4時,Aさんは,頭痛を我慢できなくなったために,家族に付き添われて救急搬送され,緊急入院した。入院時,ジャパン・コーマ・スケール〈JCS〉Ⅰ-1,四肢の麻痺を認めない。 Aさんはくも膜下出血subarachnoid hemorrhageと診断された。  再出血を防ぐためのケアで適切なのはどれか。

    病室を薄暗くする。

  • 16

    2.(続き) Aさんは,入院後に緊急開頭術を受けることになった。  手術を受けるまでの看護で適切なのはどれか。

    不整脈arrhythmiaの出現に注意する。

  • 17

    2.Aさん(52歳,男性),自営業。既往歴に特記すべきことはない。屋根を補修するためにはしごを登っていたところ,足を滑らせて転落し,頭部を打撲した。救急車で病院に搬送され,頭部CTで,右前頭葉と側頭葉の脳挫傷cerebral contusionと右側頭葉の脳内血腫intracerebral hematomaを認めた。 入院時,Aさんは痛み刺激に対しても開眼することはなく,払いのけるような動作をするのみで,左上下肢の動きが右上下肢に比べて弱かった。  ジャパン・コーマ・スケール〈JCS〉による評価はどれか。

    Ⅲ-100

  • 18

    2. (続き) 緊急で開頭血腫除去術が行われ,硬膜外にドレーンが挿入された。術後はICUに入室した。ICU入室6時間後のAさんの状態は,血圧138/76mmHg,脈拍82/分,体温37.4℃。呼びかけに対して容易に開眼し,簡単な指示に応じることができるようになった。しかし,その後2時間で意識レベルが術前のレベルまで進行性に低下した。血圧156/68mmHg,脈拍67/分,体温37.8℃。経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉96%(酸素吸入3l/分)。  この状況から考えられるAさんの病態として適切なのはどれか。

    術後頭蓋内出血intracranial hemorrhage

  • 19

    2. Aさん(52歳,女性)。自宅で突然激しい頭痛と悪心が出現し,自力で救急車を要請し,搬送された。ジャパン・コーマ・スケール〈JCS〉Ⅰ-2で頭痛を訴えており,発汗著明であった。瞳孔径は両側3.0mm。上下肢の麻痺はない。Aさんは頭部CTでくも膜下出血subarachnoid hemorrhageと診断され,ICUに入室した。入室時のバイタルサインは,体温36.8℃,呼吸数24/分,脈拍92/分,血圧156/98mmHg,経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉95%であった。 ICU入室から24時間以内に注意すべきAさんの症状や徴候はどれか。

    瞳孔散大

  • 20

    2.(続き) Aさんは脳血管造影で右中大脳動脈に動脈瘤aneurysmが確認され,脳血管内治療(コイル塞栓術)が実施された。その後,Aさんは意識清明で問題なく経過していたが,手術後6日から刺激に対する反応が鈍くなり,閉眼していることが多くなった。意識レベルはジャパン・コーマ・スケール〈JCS〉Ⅱ-10。左上肢はBarré〈バレー〉徴候陽性を示した。  Aさんに生じていることとして最も考えられるのはどれか。

    脳血管攣縮

  • 21

    2.Barré〈バレー〉徴候の査定の開始時と判定時の写真を別に示す。 左上肢のBarré〈バレー〉徴候陽性を示すのはどれか。

    4

  • 22

    2.Aさん(47歳,男性)は,妻と高校生の息子が1人の3人家族である。朝の仕事中,突然頭をかかえてうめきながら倒れた。呼びかけに返事もなく開眼もしない。救急車で搬送中に嘔吐がみられた。病院に到着時,血圧200/102mmHg,脈拍80回/分,呼吸13回/分,体温37.2度。瞳孔2.5mm,左右差なし。対光反射(+),四肢麻痺なし。意識レベルは,ジャパン‐コーマ‐スケールⅢ-100だった。  血圧をコントロールしながらすぐに頭部CT,脳血管撮影を実施し,右中大脳動脈瘤破裂によるクモ膜下出血subarachnoid hemorrhageと診断された。 来院時のジャパン‐コーマ‐スケールⅢ-100と診断したときの患者の状態はどれか。

    痛み刺激で払いのける動作をするが開眼しない。

  • 23

    2. (続き) 入院後,すぐに緊急手術が開始された。全身麻酔下で右開頭脳動脈瘤頸部クリッピング術を施行した。硬膜外ドレーン1本(術後1日目抜去),脳室ドレーン1本が挿入されてきた。設定圧20cmH2O。術後の経過は安定しており,意識レベルはジャパン‐コーマ‐スケールⅠ‐2まで回復してきたが,術後6日目,突然意識レベルがジャパン‐コーマ‐スケールⅡ‐20に低下し,左手の握力の低下もみとめられた。  最も考えられることはどれか。

    脳血管攣縮

  • 24

    2.高血圧性脳出血hypertensive cerebral hemorrhageで最も頻度の高い出血部位はどれか。

    被殻

  • 25

    2.Aさん(70歳,男性)。妻(74歳)と2人で暮らしている。Aさんがトイレに入ったまま戻ってこないので妻が見に行くと,トイレで倒れていた。妻が発見直後に救急車を要請した。救急隊からの情報ではジャパン・コーマ・スケール〈JCS〉Ⅱ-20で右片麻痺があり,バイタルサインは,体温36.5℃,呼吸数16/分,脈拍108/分,血圧200/120mmHg,経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉96%であった。 救命救急センター到着時に観察する項目で最も優先するのはどれか。

    意識レベル

  • 26

    2.(続き) 頭部CTの結果,高血圧性脳出血hypertensive cerebral hemorrhageと診断され,集中治療室に入室した。入室時にはジャパン・コーマ・スケール〈JCS〉Ⅱ-30。体温37.0℃,呼吸数16/分,脈拍82/分,血圧154/110mmHg。入室から8時間後,体温37.2℃,呼吸数18/分,脈拍50/分,血圧208/106mmHg,経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉97%になり,呼びかけと痛み刺激に開眼しなくなった。  このときAさんの状態はどれか。 * 1/1

    脳圧亢進症状

  • 27

    3.もやもや病moyamoya diseaseについて正しいのはどれか。

    代償性の側副血行路が形成される。

  • 28

    3.くも膜下出血subarachnoid hemorrhageの成因で最も多いのはどれか。

    脳動脈瘤cerebral aneurysm

  • 29

    3.脳梗塞cerebral infarctionを最も早期に検出できる画像検査はどれか。

    磁気共鳴画像〈MRI〉

  • 30

    3.心房細動で発症リスクが高まるのはどれか。

    脳塞栓

  • 31

    3.脳塞栓症cerebral embolismを生じやすい不整脈arrhythmiaはどれか。

    心房細動atrial fibrillation

  • 32

    3. Aさん(65歳,男性,会社員)は,午後2時,会議の最中に急に発語しづらくなり,右上下肢に力が入らなくなったため,同僚に連れられて救急外来を受診した。既往歴に特記すべきことはない。来院時,ジャパン・コーマ・スケール〈JCS〉Ⅰ-3,瞳孔径は両側2.0mm。呼吸数18/分,脈拍60~80/分,不整で,血圧176/100mmHg。右上下肢に麻痺がある。午後4時,Aさんの頭部CTの所見で特に異常は認められなかったが,MRIの所見では左側頭葉に虚血性の病変が認められた。 この後の治療でまず検討されるのはどれか。

    血流の再開

  • 33

    3.(続き) Aさんは心原性の脳梗塞cerebral infarctionと診断され,入院後に治療が開始された。入院後5日,意識レベルがジャパン・コーマ・スケール〈JCS〉Ⅱ-30まで低下した。頭部CTで出血性梗塞と脳浮腫とが認められ,気管内挿管・人工呼吸器管理を行い,マンニトールを投与してしばらく経過をみることになった。  この時点の看護で適切なのはどれか。2つ選べ。

    瞳孔不同の有無を観察する。, Cushing〈クッシング〉現象に注意する。

  • 34

    3.Aさん(58歳,男性,会社員)は,妻(55歳)と2人暮らし。5年前から高血圧症hypertention,脂質異常症dyslipidemiaを指摘され,降圧薬を内服していた。自宅で左半身に脱力感が出現し,救急車で搬送された。救急外来でCT及びMRI検査を行った結果,右中大脳動脈領域に脳梗塞cerebral infarctionの所見が認められた。入院時は,グラスゴー・コーマ・スケール〈GCS〉E3V4M5,体温36.8℃,呼吸数16/分,脈拍66/分(不整),血圧160/85mmHg,HbA1c5.8%,心電図では,RR間隔は不定で心拍数100/分であった。入院後,血栓溶解療法を受け,2日後からリハビリテーションが開始された。1週後には回復期リハビリテーション病棟へ転棟した。 Aさんの脳梗塞cerebral infarctionの原因で考えられるのはどれか。2つ選べ

    高血圧症hypertention, 心房細動atrial fibrillation

  • 35

    3.もやもや病で正しいのはどれか。2つ選べ。

    進行性の脳血管閉塞症である。, 病変はくも膜下腔にある。

  • 36

    3.58歳の男性。会社役員。妻と子どもとの3人暮らし。出勤途中の電車内で意識消失し,けいれん発作を起こして搬送された。検査の結果,脳腫瘍の疑いで入院した。 入院後,頭痛と嘔吐があり,頭蓋内圧亢進症状が認められた。  起こりやすいのはどれか。

    徐脈

  • 37

    3.治療法と疾患の組合わせで適切なのはどれか。2つ選べ。

    血栓溶解療法――――――――脳梗塞, 脳室-腹腔(V-P)シャント術――水頭症

  • 38

    3.Aさん(38歳,会社員,女性)は夫と2人暮らし。通勤中に突然の頭痛を訴えて倒れ,救急搬送された。入院後に行った頭部CT検査および頭部MRI検査で,脳腫瘍brain tumorと診断された。Aさんは脳腫瘍摘出のために開頭術を受けた。 帰室後の看護として適切なのはどれか。

    ベッドの頭側を挙上する。

  • 39

    3.疾患と症状の組合せで正しいのはどれか。

    下垂体腫瘍―――――――両耳側半盲

  • 40

    4.Aさん(75歳,男性)は妻(75歳)と2人暮らしで,15年前にParkinson〈パーキンソン〉病Parkinson diseaseと診断された。7年前よりレボドパ〈L-dopa〉を1日3回内服している。Hoehn & Yahr〈ホーエン・ヤール〉重症度分類のステージⅣで,要介護2である。妻は腰痛のため毎日リハビリテーション目的で通院中である。妻の介護負担を軽減するため,Aさんは毎月10日間,介護老人保健施設の短期入所〈ショートステイ〉を利用している。今回は妻の腰痛が増強したため,Aさんは予定を早めて入所した。Aさんは握力が低下しているが,スプーンを使用し自力で食事を摂取している。食事中に姿勢が崩れることが多く,むせや食べこぼしがある。  看護師のAさんへの食事援助で正しいのはどれか。

    座位時の体幹を安定させる。

  • 41

    4.続き Aさんは社交的で短期入所中はいつも介護老人保健施設の利用者や職員と笑顔で会話していたが,今回は,会話中に急に表情がなくなり声が聞きとれないほど小さくなったり,手足の震えが出現することがあった。食後に薬を内服すると症状は改善するが,内服して2時間後には同じような症状が現れることがあった。  Aさんの症状はどれか。

    ウェアリングオフ現象

  • 42

    4.続き 妻の腰痛が改善したため,Aさんは自宅に戻ることになった。Aさんは「妻に負担をかけないように自分で動けるようになりたい。自宅でできる運動や注意することを教えてください」と看護師に話した。  Aさんへの指導で適切なのはどれか。

    「歩行時に腕を大きく振りましょう」

  • 43

    4.Aさん(55歳,男性)は筋萎縮性側索硬化症amyotrophic lateral sclerosis〈ALS〉で,経口摂取と胃瘻による経管栄養を併用し,在宅療養することになった。  Aさんと家族介護者への指導内容で適切なのはどれか。

    経口摂取中は頸部前屈位とする。

  • 44

    4.悪性症候群の症状はどれか。

    発熱

  • 45

    4.精神疾患と神経伝達物質の組合せで関係が深いのはどれか

    統合失調症――――――――ドパミン

  • 46

    4.パーキンソン病Parkinson's disease患者がすくみ足を軽減させる練習をするときに,看護師が行う助言で適切なのはどれか。

    メトロノームを使うよう勧める。

  • 47

    4.Parkinson〈パーキンソン〉病Parkinson's diseaseの症状で正しいのはどれか。

    動作が緩慢である。

  • 48

    4.Aさん(68歳,女性)は,70歳の夫と2人で暮らしている。6年前にParkinson〈パーキンソン〉病Parkinson's diseaseと診断された。現在,レボドパ〈L-dopa〉を1日3回内服している。ヤールYahr,M.D.の重症度分類ステージⅢで,要介護1である。夫が付き添い,神経難病専門クリニックに杖を使って通院している。特定疾患医療受給者証を持っているが,在宅におけるサービスは利用していない。 Aさんは足がすくんで転びやすくなったため受診したところ,レボドパ〈L-dopa〉の処方が増量になった。Aさんは「主治医から薬を1日4回飲むことになると説明を受けました。今までは何もなかったけど,薬の副作用にはどんなものがありますか」と外来看護師に相談した。  副作用の説明で正しいのはどれか。

    「体が勝手に動くことがあります」

  • 49

    4.Aさん(80歳,男性)は,78歳の妻と2人で暮らしている。子どもはいない。Parkinson〈パーキンソン〉病Parkinson's diseaseで,Hoehn-Yahr〈ホーエン・ヤール〉の重症度分類はステージⅢである。要介護1の認定を受けて,週1回訪問看護を利用している。妻は「できるだけ夫婦で頑張りたいです」と話している。  最近,Aさんはすくみ足がみられ,活動性が低下し食欲もなく,日中はほぼ車椅子に座っている。 転倒予防のための指導内容で適切なのはどれか

    身体の動きが悪いときは無理に動かないようにする。

  • 50

    4.Aさん(59歳,男性)は,妻と2人で暮らしている。ParkinsonParkinson's disease〈パーキンソン〉病で,Hoehn-Yahr〈ホーエン・ヤール〉の重症度分類ステージⅢであり,嚥下に困難がある。要介護2の認定を受けている。  食事の見守りを行う妻への訪問看護師による指導で適切なのはどれか。

    「食べ物を飲み込んだことを確認しましょう

  • 51

    4.Parkinson〈パーキンソン〉病Parkinson's diseaseの症状について正しいのはどれか。

    腕を振らずに歩く。

  • 52

    4.Aさん(73歳,女性)は夫(73歳)と2人暮らし。6年前にParkinsonParkinson disease〈パーキンソン〉病と診断され,レボドパ〈L-dopa〉を1日3回内服している。Hoehn-Yahr〈ホーエン・ヤール〉重症度分類のステージⅢ,要介護1である。夫が付き添い神経内科外来に月1回,杖歩行で通院している。外来受診のとき,Aさんは足がすくんで転びやすくなったことを主治医に相談し,レボドパ〈L-dopa〉を1日4回に増量して様子を見ることになった。Aさんと夫は薬の副作用〈有害事象〉について外来看護師に尋ねた。 外来看護師がAさんと夫に説明する副作用〈有害事象〉の内容で正しいのはどれか。

    不随意運動

  • 53

    4. Aさん(70歳,男性)は,65歳の妻と2人で暮らしている。Aさんは67歳のときに安静時に振戦が現れ,パーキンソン病Parkinson's diseaseと診断された。ヤールYahr,M.D.の重症度分類ステージⅢで,要介護3である。Aさんの症状として,仮面様顔貌,小刻み歩行および前傾姿勢がある。歩行練習を行っており,排泄は時間はかかるが自分でできている。Aさんの長男夫婦は車で1時間のところに住んでおり,週末に様子を見にきている。Aさんは訪問看護を2週間に1回利用している。 転倒を予防するために,Aさんと妻に対して行う訪問看護師の指導で適切なのはどれか。2つ選べ。

    夜間はポータブルトイレを利用する。, 歩行を開始する時は,妻がかけ声をかける

  • 54

    4.Aさん(80歳,男性)は,妻(80歳)と2人暮らし。血管性認知症vascular dementiaでパーキンソニズムがみられる。認知症高齢者の日常生活自立度判定基準ランクⅡb,要介護2。普段は妻がAさんの身の回りの世話をしているが,妻が入院したため短期入所療養介護のサービスを受けることになった。入所時のAさんは歩行開始困難,加速歩行,すくみ足などの歩行障害がみられた。Aさんは「最近,家の中でつまずくことが多くなりました」と入所中の施設の看護師に話した。 Aさんへの歩行指導で適切なのはどれか。

    足踏みをしてから歩くようにする。

  • 55

    4.Aさん(45歳,女性)は,筋萎縮性側索硬化症〈ALS〉amyotrophic lateral sclerosisのため自宅で療養中である。Aさんは球麻痺症状が出現したため,経口摂取に加え,胃瘻による経管経腸栄養管理が開始された。  訪問看護師が行うAさんとAさんの家族への指導で適切なのはどれか。

    経口摂取中の体位は頸部前屈位とする。

  • 56

    4.上位運動ニューロン徴候および下位運動ニューロン徴候の有無について表に示す。  筋萎縮性側索硬化症amyotrophic lateral sclerosis〈ALS〉において正しいのはどれか。

    a

  • 57

    5.Aさん(75歳,男性)は妻(75歳)と2人暮らしで,15年前にParkinson〈パーキンソン〉病Parkinson diseaseと診断された。7年前よりレボドパ〈L-dopa〉を1日3回内服している。Hoehn & Yahr〈ホーエン・ヤール〉重症度分類のステージⅣで,要介護2である。妻は腰痛のため毎日リハビリテーション目的で通院中である。妻の介護負担を軽減するため,Aさんは毎月10日間,介護老人保健施設の短期入所〈ショートステイ〉を利用している。今回は妻の腰痛が増強したため,Aさんは予定を早めて入所した。Aさんは握力が低下しているが,スプーンを使用し自力で食事を摂取している。食事中に姿勢が崩れることが多く,むせや食べこぼしがある。 看護師のAさんへの食事援助で正しいのはどれか。

    座位時の体幹を安定させる。

  • 58

    5. (続き) Aさんは社交的で短期入所中はいつも介護老人保健施設の利用者や職員と笑顔で会話していたが,今回は,会話中に急に表情がなくなり声が聞きとれないほど小さくなったり,手足の震えが出現することがあった。食後に薬を内服すると症状は改善するが,内服して2時間後には同じような症状が現れることがあった。  Aさんの症状はどれか。

    ウェアリングオフ現象

  • 59

    5. (続き) 妻の腰痛が改善したため,Aさんは自宅に戻ることになった。Aさんは「妻に負担をかけないように自分で動けるようになりたい。自宅でできる運動や注意することを教えてください」と看護師に話した。  Aさんへの指導で適切なのはどれか。

    歩行時に腕を大きく振りましょう

  • 60

    5.多発性硬化症multiple sclerosisで正しいのはどれか。2つ選べ。

    MRIは病変の検出に有用である, 脱髄病変が多発する。

  • 61

    5.多発性硬化症の標的となるのはどれか

    ミエリン

  • 62

    5.多発性硬化症で生じやすいのはどれか

    球後視神経炎

  • 63

    5. 視神経脊髄炎で正しいのはどれか。

    アクアポリンに対する自己抗体が産生される

  • 64

    5.神経鞘腫で正しいのはどれか

    病変は小脳橋角部に生じやすい。

  • 65

    5.脊髄腫瘍でただしいのはどれか

    脊髄半側の傷害では病変レベル以下の温度感覚障害は反対側に生じる。

  • 66

    5.ブルンズ眼振が生じる疾患はどれか

    神経鞘腫

  • 67

    6.Aさん(72歳,女性)は,1人で暮らしている。小学校の教員を定年退職後,書道教室に月2回,体操教室に月1回通っている。20年前に高血圧症hypertensionと診断され,月に1回かかりつけの病院を受診し,内服治療をしている。6か月前から,Aさんは病院の受診日を間違えたり,書道教室の日時を忘れることがあり,かかりつけの医師に相談した。Aさんは認知症専門医を紹介され,Mini-Mental State Examination〈MMSE〉18点で,軽度のAlzheimer〈アルツハイマー〉型認知症Alzheimer diseaseと診断された。  Aさんに出現している認知機能障害はどれか

    近時記憶障害

  • 68

    6.認知症dementiaを説明しているのはどれか

    一度獲得した知的機能の衰退

  • 69

    6.認知症dementiaの中核症状はどれか

    見当識障害

  • 70

    中枢性嗅覚障害の原因となるのはどれか。2つ選べ。

    頭部外傷後遺症, Alzheimer〈アルツハイマー〉病Alzheimer disease

  • 71

    6. Aさん(90歳,女性)は,Alzheimer〈アルツハイマー〉病Alzheimer diseaseで,重度の認知機能の低下がある。要介護4で,短期入所〈ショートステイ〉や通所介護を利用している。長年,長男夫婦が自宅で介護している。 現在のAさんのAlzheimer〈アルツハイマー〉病Alzheimer diseaseの状態で最も適切なのはどれか。

    視線を動かすことができる。

  • 72

    6.Lewy〈レビー〉小体型認知症dementia with Lewy bodiesの初期にみられる症状はどれか。

    幻視

  • 73

    6.Alzheimer〈アルツハイマー〉型認知症dementia of Alzheimer typeの患者にみられる実行機能障害はどれか。

    調理の手順がわからなくなる

  • 74

    6.Alzheimer〈アルツハイマー〉病Alzheimer diseaseで正しいのはどれか

    アミロイドβタンパクが蓄積する。

  • 75

    6.Aさん(66歳,男性)は,Lewy〈レビー〉小体型認知症dementia with Lewy bodiesであるが,日常生活動作〈ADL〉は自立している。介護老人保健施設の短期入所〈ショートステイ〉を初めて利用することとなった。施設の看護師は,同居している家族から「以前,入院したときに,ご飯にかかっているゴマを虫だと言って騒いだことがあったが,自宅ではそのような様子はみられない」と聞いた。   入所当日の夜間の対応で適切なのはどれか。

    細かい模様のある物は片付ける。

  • 76

    6.Aさん(68歳,男性,自営業)は,妻(73歳)と2人暮らし。Aさんの就寝時刻は21時で,入眠後90分以上が経過した睡眠中に,大声で叫び,腕や足を振り回し暴れる行動が繰り返しみられたが,昼寝では夜間のような行動はみられない。日中,台所で子どもが遊んでいると言い,妻が台所を確認しても誰もいないことが何度かあった。心配になった妻がAさんとともに病院を受診し,Lewy〈レビー〉小体型認知症dementia with Lewy bodiesと診断された。 Aさんに出現している睡眠障害はどれか。

    レム睡眠行動障害REM sleep behavior disorder

  • 77

    6. Aさん(66歳,女性)は,4年前に前頭側頭型認知症frontotemporal dementiaと診断され,介護老人福祉施設に入所している。時々,隣の席の人のおやつを食べるため,トラブルになることがある。  この状況で考えられるAさんの症状はどれか。

    脱抑制

  • 78

    7.髄膜炎にみられる身体所見はどれか。

    ケルニッヒ徴候

  • 79

    7.4歳の男児。5日前から咳嗽と鼻汁とが出現し,食事摂取量が減っていた。本日,起床時から機嫌が悪く38.9℃の発熱がみられた。水分を与えようとしたところ突然全身がガクガクするけいれんを起こしたため,救急搬入された。 髄膜炎が疑われた。  男児にみられる可能性が高いのはどれか。2つ選べ。

    項部硬直, 嘔吐

  • 80

    7.(続き) 髄膜炎の確定診断のため腰椎穿刺を行うこととなった。  検査の介助を行う際の対応で適切なのはどれか。

    穿刺する前に「チクっとするよ」と声をかける。

  • 81

    7.Aちゃん(3歳0か月)は,午後から38.0℃の発熱があったが,食事は摂取でき活気があった。夜間になり,3回嘔吐したため救急外来を受診した。来院時,Aちゃんは傾眠傾向にあった。診察の結果,髄膜炎meningitisが疑われ,点滴静脈内注射を開始し入院した。入院時,Aちゃんは,体温38.5℃,呼吸数30/分,心拍数120/分,血圧102/60mmHgであった。  入院時のAちゃんへの対応で最も優先度が高いのはどれか。

    意識レベルを観察する。

  • 82

    7. 細菌性髄膜炎bacterial meningitisの症状はどれか

    羞明

  • 83

    7.Aさん(52歳,男性),自営業。既往歴に特記すべきことはない。屋根を補修するためにはしごを登っていたところ,足を滑らせて転落し,頭部を打撲した。救急車で病院に搬送され,頭部CTで,右前頭葉と側頭葉の脳挫傷cerebral contusionと右側頭葉の脳内血腫intracerebral hematomaを認めた。 入院時,Aさんは痛み刺激に対しても開眼することはなく,払いのけるような動作をするのみで,左上下肢の動きが右上下肢に比べて弱かった。  ジャパン・コーマ・スケール〈JCS〉による評価はどれか。

    Ⅲ-100

  • 84

    7. (続き) 緊急で開頭血腫除去術が行われ,硬膜外にドレーンが挿入された。術後はICUに入室した。ICU入室6時間後のAさんの状態は,血圧138/76mmHg,脈拍82/分,体温37.4℃。呼びかけに対して容易に開眼し,簡単な指示に応じることができるようになった。しかし,その後2時間で意識レベルが術前のレベルまで進行性に低下した。血圧156/68mmHg,脈拍67/分,体温37.8℃。経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉96%(酸素吸入3l/分)。  この状況から考えられるAさんの病態として適切なのはどれか。 * 1/1

    術後頭蓋内出血intracranial hemorrhage

  • 85

    7.Aちゃん(生後4か月,女児)は,嘔吐とけいれんのため病院を受診した。受診時,Aちゃんは傾眠状態で,顔色不良と眼球上転がみられたため入院となった。受診時の体温は36.8℃であった。四肢は硬直し,数か所の内出血斑があった。大泉門は平坦であったが,次第に膨隆を認めるようになった。このときの頭部CTを別に示す。  Aちゃんの所見として考えられるのはどれか。

    硬膜下血腫

  • 86

    7.頭部CTを別に示す。  出血部位について正しいのはどれか。

    硬膜外腔

  • 87

    7.62歳の男性。妻との2人暮らし。55歳から高血圧で内服治療中。朝の散歩を日課としていたが,2日前から歩行時に右下肢がもつれる感じがあった。今朝の散歩時,立位がとれない状態になったため,妻に伴われて救急外来を受診した。頭部CTで左硬膜下血腫が脳実質を圧迫しており,緊急手術目的で入院した。入院時,意識は清明。体温36.7℃。呼吸数16/分。脈拍66/分。血圧140/70mmHg。経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉97%。瞳孔両側2mm,対光反射は正常。頭痛と嘔吐とはなく,全身状態も安定していた。 手術開始が2時間後と決まった。意識状態に変化はない。  手術が開始されるまでに最も出現しやすい症状はどれか。

    頭痛

  • 88

    7.開頭術を受けた患者の看護で適切なのはどれか。

    髄膜炎症状の観察を行う。

  • 89

    7.四肢のうち麻痺している部位を斜線で図に示す。  片麻痺はどれか。

    3

  • 90

    7. Aさん(60歳,男性)は,転倒して第5頸椎レベルの脊髄を損傷した。肩を上げることはできるが,上肢はわずかに指先を動かせる程度である。呼吸数22/分,脈拍86/分,血圧100/70mmHg,経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉97%であった。Aさんは「息がしづらい」と言っている。  Aさんの状態で適切なのはどれか。2つ選べ。

    腹式呼吸を行っている。, 無気肺atelectasisを起こしやすい。

  • 91

    7.26歳の男性。オートバイの転倒事故で第6頸椎レベルの頸髄損傷と診断された。  入院時の患者の状況で正しいのはどれか。

    排尿障害が起こる。

  • 92

    7.尿失禁incontinenceとその原因の組合せで正しいのはどれか。

    反射性尿失禁reflex incontinence―――――――脊髄障害

  • 93

    7.交通事故で腰椎骨折lumbar vertebrae fractureし,第1腰髄節レベルで脊髄を損傷した。  受傷当日にみられる症状で可能性が高いのはどれか。

    尿閉

  • 94

    7.交通事故によって脊髄損傷spinal cord injuryで入院した下肢に麻痺のある成人患者。  職場復帰に向けて,看護師が患者に説明する内容で適切なのはどれか。2つ選べ。

    車椅子には体圧分散マットを使用する。, 職場の担当者に自分の病気について伝える。