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周産期神経疾患
125問 • 3ヶ月前
  • 渋谷守栄
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    問題一覧

  • 1

    先天性サイトメガロウイルス(CMV)感染症でみられる中枢神経系の所見として正しいものを全て選んでください。

    小頭症, 脳石灰化

  • 2

    本文に示された頻度(21〜50%)で報告されている先天性CMV感染の臨床所見はどれですか(複数選択)?

    子宮内発育遅延(IUGR), 早産

  • 3

    先天性CMV感染症で見られる血液・肝機能に関する所見として正しいものをすべて選んでください。

    高ビリルビン血症, 貧血, 血小板減少, 出血斑(点状出血)

  • 4

    先天性CMV感染の治療について,ガンシクロビル静注療法の効果と注意すべき副作用をそれぞれ答えてください。

    効果:難聴と神経学的予後を改善する, 副作用:骨髄抑制(白血球・血小板減少)、不妊や発がん性の懸念

  • 5

    妊婦に対するCMV予防で本文が指摘している注意点はどれですか?

    幼小児の唾液や尿などとの接触に注意する

  • 6

    トキソプラズマ(Toxoplasma gondii)の終宿主はどれですか?

    ネコ科の動物

  • 7

    トキソプラズマの主なヒトへの感染経路を2つ選んでください。

    ネコの糞に含まれるオーシスト(接合子嚢)による経口感染, シスト(嚢胞)を含む生肉の経口摂取による感染

  • 8

    妊婦がトキソプラズマに初感染した場合,胎児への感染確率と重症度の関係について正しい説明はどれですか?

    妊娠後期ほど母子感染の確率は高くなるが,妊娠早期の感染ほど胎児では重症化しやすい。

  • 9

    先天性トキソプラズマ感染症の4大徴候に含まれるものをすべて選んでください。

    網脈絡膜炎(網膜・脈絡膜炎), 水頭症, 脳石灰化, 精神運動発達遅滞

  • 10

    先天性CMV感染症に関して,重篤例の多くがどの経路で感染した場合に起こるか正しく述べてください。

    子宮内で経胎盤的に胎児が感染した場合(多くは母体の初感染が原因)

  • 11

    早期先天梅毒の症状はいつ頃出現することが多いか?

    生後2年以内、特に生後2週間〜1か月頃に出現することが多い

  • 12

    早期先天梅毒の特徴的な病変として正しいものをすべて選んでください(複数回答)

    皮膚病変(手掌・足底の水疱性発疹、顔面や口周囲の丘疹など), 骨病変(骨軟骨炎、骨膜炎、Parrotの仮性麻痺), 網内系の病変(肝腫大、リンパ節腫脹、貧血、高ビリルビン血症)

  • 13

    新生児ヘルペス脳炎のCT・MRIで見られる所見として正しいものをすべて選んでください(複数回答)

    水頭症や無脳症, 嚢胞性病変や灰白質境界の不明瞭化, 後に脳室拡大、脳破壊病変、脳石灰化を認めることがある

  • 14

    新生児ヘルペスの診断で有用な検査はどれか?

    HSVウイルスの分離同定またはPCRによるウイルスDNA検出、髄液の一般検査に加えウイルス検査を行うこと

  • 15

    新生児ヘルペスの治療・予防に関して正しいものをすべて選んでください(複数回答)

    高用量で長期間のアシクロビル投与が望ましい, 感染妊婦では性交を控える、病変部位へのアシクロビル塗布、必要に応じてアシクロビル静注や帝王切開などを行う

  • 16

    先天梅毒の感染経路と、胎児感染成立の時期・重症度に関する記述で正しいものを選んでください

    原因は梅毒感染妊婦から経胎盤的に胎児へ感染すること, 通常は妊娠中期から後期に児への感染が成立する, 母体の梅毒発症から児への感染成立までの期間が短いほど感染率や児の重症度が高くなる

  • 17

    『Parrot凹溝(Parrotの凹溝)』とはどのような所見か?

    口周囲に放射状に入る亀裂(口周囲の放射状の裂開・皺)を指す所見

  • 18

    早期先天梅毒の骨病変に関する記述で正しいものを選んでください

    高率に骨軟骨炎や骨膜炎を生じ、疼痛のために四肢を動かさない(Parrotの仮性麻痺)ことがある

  • 19

    早期先天梅毒の網内系所見に含まれるものをすべて選んでください(複数回答)

    肝腫大(肝牌腫), リンパ節腫脹, 貧血・高ビリルビン血症

  • 20

    出生直後の症状に関して、早期先天梅毒について正しい記述はどれか?

    出生直後は無症状な例があるが、生後数週間で症状が出現することが多い

  • 21

    新生児のHIV検査で、抗体検査を2回とも陰性であった場合、どのように判断できるか?

    感染は否定できる(感染していないと判断できる)

  • 22

    HIV感染が疑われる乳児の検査として適切なものをすべて選びなさい。

    CD4陽性リンパ球数(CD4数), CD4比率, HIV RNA検査(ウイルス量), 脳のCT・MRI検査

  • 23

    先天性HIV感染などで脳画像検査(CT/MRI)にみられる所見として正しいものを選びなさい。

    基底核などの石灰化, 脳萎縮(脳芸縮), 白質の異常信号(MRI T2で高信号など)

  • 24

    周産期におけるHIV感染予防のために推奨される対策をすべて選びなさい。

    妊婦のHIV検査の実施, 感染妊婦への抗HIV薬投与, 感染妊婦に対する帝王切開の実施(適応がある場合), 母乳哺育の中止(感染回避のため), 児への抗HIV薬予防投与

  • 25

    小児に対するHIV治療で一般に推奨される薬剤の組み合わせはどれか?

    核酸系逆転写酵素阻害薬(NRTI)を2剤と、非核酸系逆転写酵素阻害薬(NNRTI)またはプロテアーゼ阻害薬(PI)を1剤の併用

  • 26

    HIV感染症の診断を行った医師の届け出義務について正しい記述はどれか?

    診断した医師は感染症法に基づき、7日以内に保健所に届け出る義務がある

  • 27

    分娩時の頭部外傷の危険因子として正しいものをすべて選びなさい。

    異常な胎位・胎勢(非頭位など), 巨大児(マクロソミア), 遷延分娩(分娩遷延), 吸引・鉗子分娩(器械的分娩)

  • 28

    産瘤(caput succedaneum)の特徴として正しいものをすべて選びなさい。

    頭位分娩の際に先進部位に生ずる限局性の浮腫と皮下出血が本態である, 頭縫合線を越えて広がる(縫合線を越える), 出生直後に最も顕著で、その後数日で自然消失する, 治療は経過観察のみでよい

  • 29

    頭血(cephalohematoma)の特徴として正しいものをすべて選びなさい。

    骨膜下(骨膜の下)の出血である(皮膜下出血), 頭蓋骨の縫合線を越えない(縫合線を越えない), 出生後24時間前後に気づかれることが多い, 児頭骨盤不適合や器械分娩が主な危険因子である, 高ビリルビン血症をきたし黄疸を悪化させ得る

  • 30

    新生児の頭部腫脹で「産瘤(caput succedaneum)」「頭血腫(cephalohematoma)」「帽状腱膜下血腫(subgaleal hematoma)」のうち、頭蓋骨縫合線を越えて広がるものはどれですか?(該当するものをすべて選んでください)

    産瘤(caput succedaneum), 帽状腱膜下血腫(subgaleal hematoma)

  • 31

    触診で波動(fluctuance)が触れ、出生後に大量出血を来して出血性ショックになることがある新生児頭部病変はどれですか?

    帽状腱膜下血腫(subgaleal hematoma)

  • 32

    新生児の頭血腫(cephalohematoma)の特徴として正しいものはどれですか?

    硬く触れ、頭蓋縫合を越えない

  • 33

    頭蓋骨の単純X線検査に加え、脳損傷の有無を調べるために行う検査は何ですか?

    頭部CTまたはMRI

  • 34

    単純な線状頭蓋骨骨折の標準的な治療方針として正しいものはどれですか?

    経過観察(通常は数週間で治癒し中枢神経学的後遺症を残さないことが多い)

  • 35

    縫合離開を進行させたり、脳を刺激してけいれんの原因になったりするため外科的切除が必要となることがある病変はどれですか?

    大きな軟膜嚢胞(leptomeningeal cyst/growing skull fractureに伴うもの)

  • 36

    新生児に見られる「ピンポン球型陥没(ping‑pong球型陥没)」は何を指しますか?

    頭蓋の陥没(陥没性骨折)

  • 37

    低酸素性虚血性脳症(HIE)のうち、早産児に典型的に見られる脳病変はどれですか?(該当するものをすべて選んでください)

    脳室周囲白質軟化症(periventricular leukomalacia, PVL), 脳室内出血/脳室周囲出血性梗塞

  • 38

    正期産(term)型HIEで典型的に見られる脳病変をすべて選んでください。

    多嚢胞性脳軟化症(multicystic encephalomalacia), 傍矢状部(parasagittal)病変, 基底核・視床病変

  • 39

    低酸素性虚血性脳症(HIE)とはどのような状態を指しますか?

    分娩前・分娩中・分娩直後に脳への血流と酸素供給が制限され、脳組織や細胞に障害が生じた状態

  • 40

    新生児の低酸素虚血性脳症(HIE)の発症頻度は出生1,000例あたり概ねどの程度と報告されているか?

    0.4〜1.5例/1,000出生

  • 41

    Myersの実験に基づき分類される仮死のタイプを2つ挙げよ。

    完全仮死(total asphyxia), 部分仮死(partial asphyxia)

  • 42

    完全仮死(total asphyxia)で主に障害を受けやすい脳の部位はどれか。該当するものをすべて選べ。

    視床, 底核(基底核), 脳幹

  • 43

    低酸素虚血が神経細胞内で引き起こす変化として正しいものをすべて選べ。

    ATPの枯渇, 乳酸の蓄積, Na+流入に伴うCl-・H2O流入と細胞腫(細胞腫脹), 細胞内へのCa2+流入と興奮性神経伝達物質(グルタミン酸)放出, 細胞内Ca2+増加に伴う炎症性サイトカイン産生促進とNO合成酵素活性化によるフリーラジカル産生

  • 44

    HIEの病変の分布・重症度・予後評価に有用な検査はどれか。該当する検査をすべて選べ。また、初回MRIが特に有用とされる時期はいつか?

    頭部超音波検査(頸骨越し等), MRI, 脳波およびamplitude-integrated EEG(aEEG), 初回MRIは生後24〜96時間の間に行うことが有用

  • 45

    Sarnat分類・軽症(I度)の意識状態はどれか。

    不穏、過敏状態

  • 46

    Sarnat分類・中等症(II度)の意識状態はどれか。

    暗眠

  • 47

    Sarnat分類・重症(III度)の意識状態はどれか。

    昏迷

  • 48

    Sarnat分類・軽症(I度)における自律神経機能の特徴はどれか。

    交感神経優位

  • 49

    Sarnat分類・中等症(II度)における自律神経機能の特徴はどれか。

    副交感神経優位

  • 50

    Sarnat分類・重症(III度)ではMoro反射はどのようになるか。

    消失

  • 51

    新生児発作(けいれん)はSarnat分類のどの段階で通常みられるか。

    中等症(II度)および重症(III度)

  • 52

    出生後数日〜1週間の拡散強調MRIや1H-MRSで上昇が観察される物質は何か?

    乳酸

  • 53

    急性の低酸素虚血イベント(分娩前あるいは分娩中のイベント)を支持する所見として正しいものをすべて選んでください。

    5分および10分のApgarスコアが5未満であること, 胎児臍帯動脈のpHが7.0未満またはBEが−12以下の酸血症があること, MRIにHIEによる急性脳障害の所見があること, 多臓器障害など全身の低酸素虚血負荷を反映する所見があること

  • 54

    低体温療法(therapeutic hypothermia)について正しいものをすべて選んでください。

    現時点で唯一有効とされる脳保護治療である, 生後6時間以内に導入することが推奨される, 冷却期間は72時間、目標体温は33〜34℃程度で行い、その後徐温する

  • 55

    脳室周囲白質軟化症(PVL)が主に認められる在胎週数はどれか。

    在胎週数27〜33週の早産児

  • 56

    PVLの病理学的経過について正しい順序を並べてください。

    受傷後数時間〜数日で脳室周囲深部白質に凝固壊死が生じる, 1週間後に病変周囲のグリア細胞増生がみられる, 2〜3週間後に病変中心部が壊死脱落して嚢胞化する

  • 57

    PVLが将来関連するとされる臨床的転帰はどれか。該当するものをすべて選んでください。

    脳性麻痺, 知的発達障害, 視覚認知障害

  • 58

    PVLの病変のサイズについて正しい記述はどれか。

    病変中心の嚢胞のサイズは大型で肉眼的に観察可能なものから顕微鏡でしか確認できない微細なものまで様々であり、大きいものを嚢胞性PVLと呼ぶ

  • 59

    PVL発症に関与するとされる機序として正しいものをすべて選んでください。

    脳への低灌流(hypoperfusion), 感染・炎症, 早産児特有の脳血管構築(脳室周囲白質が動脈の分水嶺であること), 脳血流の自動調節能の未熟性, プレオリゴデンドロサイトの酸化ストレスに対する脆弱性

  • 60

    PVLの出生前因子として報告されているものはどれか(該当するものをすべて選んでください)。

    双胎間輸血症候群など多胎に伴う血流異常, 胎盤や臍帯の血流異常

  • 61

    低酸素虚血による新生児に対する治療として適切な支持療法に含まれるものをすべて選んでください。

    適切な呼吸・循環管理を行い、脳や他臓器の循環を維持すること, 血糖と栄養状態を正常に維持すること, 抗てんかん薬で発作をコントロールすること, 脳浮腫に対する対策を行うこと, 多臓器障害に対する個別治療(支持療法)を行うこと

  • 62

    低体温療法のA(初期)適応基準に含まれる項目をすべて選んでください。

    在胎週数36週以上で出生していること, 生後10分のApgar scoreが5以下であること, 10分以上の持続的な新生児蘇生(気管挿管、陽圧換気など)が必要であったこと, 生後60分以内の血液ガスでpHが7.0未満であること, 生後60分以内の血液ガスでbase deficitが16mmol/L以上であること

  • 63

    Bの神経学的所見で、低体温療法適応となる所見をすべて選んでください(中等症〜重症の脳症に相当する所見)。

    意識障害(意識レベルの低下)を伴うこと, 筋緊張の低下(筋緊張低下), 人形の目現象や瞳孔反射異常などの異常反射, 呼吸の低下または消失(呼吸抑制), 臨床的発作(臨床的けいれん)

  • 64

    低体温療法の除外基準として「冷却開始が何時間を超えている場合」は適応外となるか?

    生後6時間を超えている場合

  • 65

    在胎週数に関する除外基準はどれか?

    在胎週数36週未満のものは除外される

  • 66

    出生体重に関する除外基準はどれか?

    出生体重1,800g未満は除外される

  • 67

    Aの基準で生後60分以内に測定される血液ガスの評価項目として正しいものをすべて選んでください。

    pHが7.0未満であること, base deficitが16mmol/L以上であること

  • 68

    Bの所見で「人形の目現象」や「瞳孔反射異常」はどのカテゴリーに該当するか?

    異常反射に分類される

  • 69

    低体温療法の除外基準に含まれるものをすべて選んでください。

    大きな奇形(先天性の重篤な奇形)があること, 現場の医師が全身状態や合併症から低体温療法で利益が得られない、またはリスクが上回ると判断した場合, 必要な環境がそろえられない場合

  • 70

    症例:在胎38週、出生体重2,600gの新生児。生後10分のApgarが4点であった。血液ガスは生後30分でpH7.08、base deficit12mmol/Lであった。この症例はAの適応基準を満たすか?

    はい(Aの適応基準を満たす)

  • 71

    低体温療法の適応判定で重要な時間的評価ポイントをすべて挙げてください(例:Apgarや血液ガス、冷却開始の時間など)。

    生後10分時のApgar評価, 生後60分以内の血液ガス(pHやbase deficit)の評価, 冷却開始が生後6時間以内であること

  • 72

    PVE(脳室周囲高エコー域)は何を指すか。

    脳室周囲高エコー域(periventricular echogenicity)

  • 73

    PVEは通常いつ頃に軽減・消失するか。

    生後1〜3週

  • 74

    重症例において、PVE(脳室周囲高エコー域)はその後どのような病変に変化することがあるか。

    嚢胞化(白質の嚢胞病変)

  • 75

    修正40週前後のMRI所見として典型的に認められるものをすべて選びなさい。

    深部白質の嚢胞病変や点状病変, 種々の程度の白質容量減少(白質萎縮), 側脳室拡大(脳室拡大), 脳皮質(大脳被膜)の薄化(大脳皮質薄化)

  • 76

    修正1歳半以降の遠隔期MRI所見で追加で認められることがある所見を選びなさい。

    側脳室の壁不整(壁の凹凸), T2強調やFLAIR画像での深部白質高信号(グリオーシス)

  • 77

    脳室周囲白質病変のMRIで高信号域として描出される撮像法として適切なのはどれか。

    T2強調画像およびFLAIR(T2強調/FLAIRで高信号)

  • 78

    PVL(脳室周囲白質軟化症)を予防するために重要な対策はどれか。該当するものをすべて選びなさい。

    適切な循環管理により脳血流を維持すること, 感染の予防および感染の早期発見・治療

  • 79

    新生児期において、最も信頼性が高く重要な中枢神経徴候は何か。

    新生児発作(けいれん・seizure)

  • 80

    次のうち、新生児発作の代謝性原因に含まれないものはどれか。

    高カリウム血症

  • 81

    低酸素性虚血性脳症(HIE)は新生児発作のどの分類に該当するか。

    急性症候性

  • 82

    新生児の発作は脳波所見としてほとんどがどのタイプであるか。

    焦点性発作

  • 83

    抗てんかん薬投与後に増加することが多い発作のタイプはどれか。

    潜在発作(subclinical seizure)

  • 84

    新生児発作は多くどの時期に起こるとされているか。

    動作・活動時(動時)

  • 85

    Mizrahi & Kellawayの分類に含まれないものは次のうちどれか。

    先天奇形症候群

  • 86

    「良性家族性新生児てんかん」はどの分類に該当するか。

    良性新生児発作(遺伝性の良性型)

  • 87

    新生児の発作波は多くどの領域から始まることが多いか。

    中心部・側部(中心領域や側頭領域など)

  • 88

    新生児の発作が年長児や成人の発作と大きく異なる主な背景は何か。

    脳の未熟性

  • 89

    新生児脳で発作が起きやすい理由として正しいものをすべて選びなさい。

    GABAが興奮性に作用するため発作が起きやすい, 髄鞘化が未発達である, 神経軸索や樹状突起の分枝が不完全で伝播が弱く全般化機構が未発達である

  • 90

    新生児で眼球偏位や無呼吸などの自律症状が多い理由は何か。

    辺縁系と脳幹との連絡が大脳皮質との連絡より発達しているため

  • 91

    新生児発作の診断において必須とされる検査はどれか。

    発作時脳波(ictal EEG)

  • 92

    発作時脳波による新生児発作の定義として含まれる特徴を選びなさい。

    突然出現し反復性で定型的な波形が10秒以上持続する, 起始・中期・終結を示しながら進展する

  • 93

    電気臨床学的解離(electroclinical dissociation)について正しい記述はどれか。

    臨床症状を伴わない潜在発作(無症候性発作)が高率に認められる, 発作と見紛う突発性の現象に脳波変化を伴わない場合もある

  • 94

    発作間欠期脳波を見ただけで新生児に発作があったかどうかを判断できるか。

    できない(発作時脳波が必須である)

  • 95

    新生児発作と診断された後、原因究明のために収集・実施すべき事項をすべて選びなさい。

    家族歴、母体の妊娠経過・薬物既往歴、分娩歴、胎児仮死の有無の聴取, 児の全身診察・神経学的所見、発熱の有無、皮膚所見、発作の発症日齢の確認, 検体検査や画像検査の実施

  • 96

    新生児の一次検査として含まれる血液検査項目として正しいものを選びなさい。

    血算(CBC), 一般生化学(血糖、Ca、Na、Mgを含む), アンモニア、ビリルビンなど

  • 97

    テキストによると、新生児けいれんの第一選択の抗てんかん薬はどれか。

    フェノバルビタール(PB)

  • 98

    本文で「効果がある」と述べられている新生児けいれんに用いられる薬剤をすべて選びなさい。

    フェノバルビタール(PB), ホスフェニトイン(fosPHT), ミダゾラム(MDL), リドカイン(テキスト中の「ドカイン」に相当)

  • 99

    抗てんかん薬で発作が止まらない場合にテキストで考慮するとされている処置は何か。

    ビタミンB6(ピリドキシン、リン酸ビリドキサール)静注を考慮する

  • 100

    テキストに示された脳性麻痺(cerebral palsy: CP)の定義として正しいものはどれか。

    新生児期(生後4週間以内)までの間に生じた脳の非進行性病変に基づく、永続的だが変化しうる運動および姿勢の異常であり、その症状は満2歳までに発現する

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    神経生理学

    神経生理学

    41問 • 1年前
    渋谷守栄

    神経毒性学(ビタミン欠乏、過敏症も含む)

    神経毒性学(ビタミン欠乏、過敏症も含む)

    渋谷守栄 · 33問 · 1年前

    神経毒性学(ビタミン欠乏、過敏症も含む)

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    33問 • 1年前
    渋谷守栄

    神経化学

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    渋谷守栄 · 29問 · 1年前

    神経化学

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    29問 • 1年前
    渋谷守栄

    問題一覧

  • 1

    先天性サイトメガロウイルス(CMV)感染症でみられる中枢神経系の所見として正しいものを全て選んでください。

    小頭症, 脳石灰化

  • 2

    本文に示された頻度(21〜50%)で報告されている先天性CMV感染の臨床所見はどれですか(複数選択)?

    子宮内発育遅延(IUGR), 早産

  • 3

    先天性CMV感染症で見られる血液・肝機能に関する所見として正しいものをすべて選んでください。

    高ビリルビン血症, 貧血, 血小板減少, 出血斑(点状出血)

  • 4

    先天性CMV感染の治療について,ガンシクロビル静注療法の効果と注意すべき副作用をそれぞれ答えてください。

    効果:難聴と神経学的予後を改善する, 副作用:骨髄抑制(白血球・血小板減少)、不妊や発がん性の懸念

  • 5

    妊婦に対するCMV予防で本文が指摘している注意点はどれですか?

    幼小児の唾液や尿などとの接触に注意する

  • 6

    トキソプラズマ(Toxoplasma gondii)の終宿主はどれですか?

    ネコ科の動物

  • 7

    トキソプラズマの主なヒトへの感染経路を2つ選んでください。

    ネコの糞に含まれるオーシスト(接合子嚢)による経口感染, シスト(嚢胞)を含む生肉の経口摂取による感染

  • 8

    妊婦がトキソプラズマに初感染した場合,胎児への感染確率と重症度の関係について正しい説明はどれですか?

    妊娠後期ほど母子感染の確率は高くなるが,妊娠早期の感染ほど胎児では重症化しやすい。

  • 9

    先天性トキソプラズマ感染症の4大徴候に含まれるものをすべて選んでください。

    網脈絡膜炎(網膜・脈絡膜炎), 水頭症, 脳石灰化, 精神運動発達遅滞

  • 10

    先天性CMV感染症に関して,重篤例の多くがどの経路で感染した場合に起こるか正しく述べてください。

    子宮内で経胎盤的に胎児が感染した場合(多くは母体の初感染が原因)

  • 11

    早期先天梅毒の症状はいつ頃出現することが多いか?

    生後2年以内、特に生後2週間〜1か月頃に出現することが多い

  • 12

    早期先天梅毒の特徴的な病変として正しいものをすべて選んでください(複数回答)

    皮膚病変(手掌・足底の水疱性発疹、顔面や口周囲の丘疹など), 骨病変(骨軟骨炎、骨膜炎、Parrotの仮性麻痺), 網内系の病変(肝腫大、リンパ節腫脹、貧血、高ビリルビン血症)

  • 13

    新生児ヘルペス脳炎のCT・MRIで見られる所見として正しいものをすべて選んでください(複数回答)

    水頭症や無脳症, 嚢胞性病変や灰白質境界の不明瞭化, 後に脳室拡大、脳破壊病変、脳石灰化を認めることがある

  • 14

    新生児ヘルペスの診断で有用な検査はどれか?

    HSVウイルスの分離同定またはPCRによるウイルスDNA検出、髄液の一般検査に加えウイルス検査を行うこと

  • 15

    新生児ヘルペスの治療・予防に関して正しいものをすべて選んでください(複数回答)

    高用量で長期間のアシクロビル投与が望ましい, 感染妊婦では性交を控える、病変部位へのアシクロビル塗布、必要に応じてアシクロビル静注や帝王切開などを行う

  • 16

    先天梅毒の感染経路と、胎児感染成立の時期・重症度に関する記述で正しいものを選んでください

    原因は梅毒感染妊婦から経胎盤的に胎児へ感染すること, 通常は妊娠中期から後期に児への感染が成立する, 母体の梅毒発症から児への感染成立までの期間が短いほど感染率や児の重症度が高くなる

  • 17

    『Parrot凹溝(Parrotの凹溝)』とはどのような所見か?

    口周囲に放射状に入る亀裂(口周囲の放射状の裂開・皺)を指す所見

  • 18

    早期先天梅毒の骨病変に関する記述で正しいものを選んでください

    高率に骨軟骨炎や骨膜炎を生じ、疼痛のために四肢を動かさない(Parrotの仮性麻痺)ことがある

  • 19

    早期先天梅毒の網内系所見に含まれるものをすべて選んでください(複数回答)

    肝腫大(肝牌腫), リンパ節腫脹, 貧血・高ビリルビン血症

  • 20

    出生直後の症状に関して、早期先天梅毒について正しい記述はどれか?

    出生直後は無症状な例があるが、生後数週間で症状が出現することが多い

  • 21

    新生児のHIV検査で、抗体検査を2回とも陰性であった場合、どのように判断できるか?

    感染は否定できる(感染していないと判断できる)

  • 22

    HIV感染が疑われる乳児の検査として適切なものをすべて選びなさい。

    CD4陽性リンパ球数(CD4数), CD4比率, HIV RNA検査(ウイルス量), 脳のCT・MRI検査

  • 23

    先天性HIV感染などで脳画像検査(CT/MRI)にみられる所見として正しいものを選びなさい。

    基底核などの石灰化, 脳萎縮(脳芸縮), 白質の異常信号(MRI T2で高信号など)

  • 24

    周産期におけるHIV感染予防のために推奨される対策をすべて選びなさい。

    妊婦のHIV検査の実施, 感染妊婦への抗HIV薬投与, 感染妊婦に対する帝王切開の実施(適応がある場合), 母乳哺育の中止(感染回避のため), 児への抗HIV薬予防投与

  • 25

    小児に対するHIV治療で一般に推奨される薬剤の組み合わせはどれか?

    核酸系逆転写酵素阻害薬(NRTI)を2剤と、非核酸系逆転写酵素阻害薬(NNRTI)またはプロテアーゼ阻害薬(PI)を1剤の併用

  • 26

    HIV感染症の診断を行った医師の届け出義務について正しい記述はどれか?

    診断した医師は感染症法に基づき、7日以内に保健所に届け出る義務がある

  • 27

    分娩時の頭部外傷の危険因子として正しいものをすべて選びなさい。

    異常な胎位・胎勢(非頭位など), 巨大児(マクロソミア), 遷延分娩(分娩遷延), 吸引・鉗子分娩(器械的分娩)

  • 28

    産瘤(caput succedaneum)の特徴として正しいものをすべて選びなさい。

    頭位分娩の際に先進部位に生ずる限局性の浮腫と皮下出血が本態である, 頭縫合線を越えて広がる(縫合線を越える), 出生直後に最も顕著で、その後数日で自然消失する, 治療は経過観察のみでよい

  • 29

    頭血(cephalohematoma)の特徴として正しいものをすべて選びなさい。

    骨膜下(骨膜の下)の出血である(皮膜下出血), 頭蓋骨の縫合線を越えない(縫合線を越えない), 出生後24時間前後に気づかれることが多い, 児頭骨盤不適合や器械分娩が主な危険因子である, 高ビリルビン血症をきたし黄疸を悪化させ得る

  • 30

    新生児の頭部腫脹で「産瘤(caput succedaneum)」「頭血腫(cephalohematoma)」「帽状腱膜下血腫(subgaleal hematoma)」のうち、頭蓋骨縫合線を越えて広がるものはどれですか?(該当するものをすべて選んでください)

    産瘤(caput succedaneum), 帽状腱膜下血腫(subgaleal hematoma)

  • 31

    触診で波動(fluctuance)が触れ、出生後に大量出血を来して出血性ショックになることがある新生児頭部病変はどれですか?

    帽状腱膜下血腫(subgaleal hematoma)

  • 32

    新生児の頭血腫(cephalohematoma)の特徴として正しいものはどれですか?

    硬く触れ、頭蓋縫合を越えない

  • 33

    頭蓋骨の単純X線検査に加え、脳損傷の有無を調べるために行う検査は何ですか?

    頭部CTまたはMRI

  • 34

    単純な線状頭蓋骨骨折の標準的な治療方針として正しいものはどれですか?

    経過観察(通常は数週間で治癒し中枢神経学的後遺症を残さないことが多い)

  • 35

    縫合離開を進行させたり、脳を刺激してけいれんの原因になったりするため外科的切除が必要となることがある病変はどれですか?

    大きな軟膜嚢胞(leptomeningeal cyst/growing skull fractureに伴うもの)

  • 36

    新生児に見られる「ピンポン球型陥没(ping‑pong球型陥没)」は何を指しますか?

    頭蓋の陥没(陥没性骨折)

  • 37

    低酸素性虚血性脳症(HIE)のうち、早産児に典型的に見られる脳病変はどれですか?(該当するものをすべて選んでください)

    脳室周囲白質軟化症(periventricular leukomalacia, PVL), 脳室内出血/脳室周囲出血性梗塞

  • 38

    正期産(term)型HIEで典型的に見られる脳病変をすべて選んでください。

    多嚢胞性脳軟化症(multicystic encephalomalacia), 傍矢状部(parasagittal)病変, 基底核・視床病変

  • 39

    低酸素性虚血性脳症(HIE)とはどのような状態を指しますか?

    分娩前・分娩中・分娩直後に脳への血流と酸素供給が制限され、脳組織や細胞に障害が生じた状態

  • 40

    新生児の低酸素虚血性脳症(HIE)の発症頻度は出生1,000例あたり概ねどの程度と報告されているか?

    0.4〜1.5例/1,000出生

  • 41

    Myersの実験に基づき分類される仮死のタイプを2つ挙げよ。

    完全仮死(total asphyxia), 部分仮死(partial asphyxia)

  • 42

    完全仮死(total asphyxia)で主に障害を受けやすい脳の部位はどれか。該当するものをすべて選べ。

    視床, 底核(基底核), 脳幹

  • 43

    低酸素虚血が神経細胞内で引き起こす変化として正しいものをすべて選べ。

    ATPの枯渇, 乳酸の蓄積, Na+流入に伴うCl-・H2O流入と細胞腫(細胞腫脹), 細胞内へのCa2+流入と興奮性神経伝達物質(グルタミン酸)放出, 細胞内Ca2+増加に伴う炎症性サイトカイン産生促進とNO合成酵素活性化によるフリーラジカル産生

  • 44

    HIEの病変の分布・重症度・予後評価に有用な検査はどれか。該当する検査をすべて選べ。また、初回MRIが特に有用とされる時期はいつか?

    頭部超音波検査(頸骨越し等), MRI, 脳波およびamplitude-integrated EEG(aEEG), 初回MRIは生後24〜96時間の間に行うことが有用

  • 45

    Sarnat分類・軽症(I度)の意識状態はどれか。

    不穏、過敏状態

  • 46

    Sarnat分類・中等症(II度)の意識状態はどれか。

    暗眠

  • 47

    Sarnat分類・重症(III度)の意識状態はどれか。

    昏迷

  • 48

    Sarnat分類・軽症(I度)における自律神経機能の特徴はどれか。

    交感神経優位

  • 49

    Sarnat分類・中等症(II度)における自律神経機能の特徴はどれか。

    副交感神経優位

  • 50

    Sarnat分類・重症(III度)ではMoro反射はどのようになるか。

    消失

  • 51

    新生児発作(けいれん)はSarnat分類のどの段階で通常みられるか。

    中等症(II度)および重症(III度)

  • 52

    出生後数日〜1週間の拡散強調MRIや1H-MRSで上昇が観察される物質は何か?

    乳酸

  • 53

    急性の低酸素虚血イベント(分娩前あるいは分娩中のイベント)を支持する所見として正しいものをすべて選んでください。

    5分および10分のApgarスコアが5未満であること, 胎児臍帯動脈のpHが7.0未満またはBEが−12以下の酸血症があること, MRIにHIEによる急性脳障害の所見があること, 多臓器障害など全身の低酸素虚血負荷を反映する所見があること

  • 54

    低体温療法(therapeutic hypothermia)について正しいものをすべて選んでください。

    現時点で唯一有効とされる脳保護治療である, 生後6時間以内に導入することが推奨される, 冷却期間は72時間、目標体温は33〜34℃程度で行い、その後徐温する

  • 55

    脳室周囲白質軟化症(PVL)が主に認められる在胎週数はどれか。

    在胎週数27〜33週の早産児

  • 56

    PVLの病理学的経過について正しい順序を並べてください。

    受傷後数時間〜数日で脳室周囲深部白質に凝固壊死が生じる, 1週間後に病変周囲のグリア細胞増生がみられる, 2〜3週間後に病変中心部が壊死脱落して嚢胞化する

  • 57

    PVLが将来関連するとされる臨床的転帰はどれか。該当するものをすべて選んでください。

    脳性麻痺, 知的発達障害, 視覚認知障害

  • 58

    PVLの病変のサイズについて正しい記述はどれか。

    病変中心の嚢胞のサイズは大型で肉眼的に観察可能なものから顕微鏡でしか確認できない微細なものまで様々であり、大きいものを嚢胞性PVLと呼ぶ

  • 59

    PVL発症に関与するとされる機序として正しいものをすべて選んでください。

    脳への低灌流(hypoperfusion), 感染・炎症, 早産児特有の脳血管構築(脳室周囲白質が動脈の分水嶺であること), 脳血流の自動調節能の未熟性, プレオリゴデンドロサイトの酸化ストレスに対する脆弱性

  • 60

    PVLの出生前因子として報告されているものはどれか(該当するものをすべて選んでください)。

    双胎間輸血症候群など多胎に伴う血流異常, 胎盤や臍帯の血流異常

  • 61

    低酸素虚血による新生児に対する治療として適切な支持療法に含まれるものをすべて選んでください。

    適切な呼吸・循環管理を行い、脳や他臓器の循環を維持すること, 血糖と栄養状態を正常に維持すること, 抗てんかん薬で発作をコントロールすること, 脳浮腫に対する対策を行うこと, 多臓器障害に対する個別治療(支持療法)を行うこと

  • 62

    低体温療法のA(初期)適応基準に含まれる項目をすべて選んでください。

    在胎週数36週以上で出生していること, 生後10分のApgar scoreが5以下であること, 10分以上の持続的な新生児蘇生(気管挿管、陽圧換気など)が必要であったこと, 生後60分以内の血液ガスでpHが7.0未満であること, 生後60分以内の血液ガスでbase deficitが16mmol/L以上であること

  • 63

    Bの神経学的所見で、低体温療法適応となる所見をすべて選んでください(中等症〜重症の脳症に相当する所見)。

    意識障害(意識レベルの低下)を伴うこと, 筋緊張の低下(筋緊張低下), 人形の目現象や瞳孔反射異常などの異常反射, 呼吸の低下または消失(呼吸抑制), 臨床的発作(臨床的けいれん)

  • 64

    低体温療法の除外基準として「冷却開始が何時間を超えている場合」は適応外となるか?

    生後6時間を超えている場合

  • 65

    在胎週数に関する除外基準はどれか?

    在胎週数36週未満のものは除外される

  • 66

    出生体重に関する除外基準はどれか?

    出生体重1,800g未満は除外される

  • 67

    Aの基準で生後60分以内に測定される血液ガスの評価項目として正しいものをすべて選んでください。

    pHが7.0未満であること, base deficitが16mmol/L以上であること

  • 68

    Bの所見で「人形の目現象」や「瞳孔反射異常」はどのカテゴリーに該当するか?

    異常反射に分類される

  • 69

    低体温療法の除外基準に含まれるものをすべて選んでください。

    大きな奇形(先天性の重篤な奇形)があること, 現場の医師が全身状態や合併症から低体温療法で利益が得られない、またはリスクが上回ると判断した場合, 必要な環境がそろえられない場合

  • 70

    症例:在胎38週、出生体重2,600gの新生児。生後10分のApgarが4点であった。血液ガスは生後30分でpH7.08、base deficit12mmol/Lであった。この症例はAの適応基準を満たすか?

    はい(Aの適応基準を満たす)

  • 71

    低体温療法の適応判定で重要な時間的評価ポイントをすべて挙げてください(例:Apgarや血液ガス、冷却開始の時間など)。

    生後10分時のApgar評価, 生後60分以内の血液ガス(pHやbase deficit)の評価, 冷却開始が生後6時間以内であること

  • 72

    PVE(脳室周囲高エコー域)は何を指すか。

    脳室周囲高エコー域(periventricular echogenicity)

  • 73

    PVEは通常いつ頃に軽減・消失するか。

    生後1〜3週

  • 74

    重症例において、PVE(脳室周囲高エコー域)はその後どのような病変に変化することがあるか。

    嚢胞化(白質の嚢胞病変)

  • 75

    修正40週前後のMRI所見として典型的に認められるものをすべて選びなさい。

    深部白質の嚢胞病変や点状病変, 種々の程度の白質容量減少(白質萎縮), 側脳室拡大(脳室拡大), 脳皮質(大脳被膜)の薄化(大脳皮質薄化)

  • 76

    修正1歳半以降の遠隔期MRI所見で追加で認められることがある所見を選びなさい。

    側脳室の壁不整(壁の凹凸), T2強調やFLAIR画像での深部白質高信号(グリオーシス)

  • 77

    脳室周囲白質病変のMRIで高信号域として描出される撮像法として適切なのはどれか。

    T2強調画像およびFLAIR(T2強調/FLAIRで高信号)

  • 78

    PVL(脳室周囲白質軟化症)を予防するために重要な対策はどれか。該当するものをすべて選びなさい。

    適切な循環管理により脳血流を維持すること, 感染の予防および感染の早期発見・治療

  • 79

    新生児期において、最も信頼性が高く重要な中枢神経徴候は何か。

    新生児発作(けいれん・seizure)

  • 80

    次のうち、新生児発作の代謝性原因に含まれないものはどれか。

    高カリウム血症

  • 81

    低酸素性虚血性脳症(HIE)は新生児発作のどの分類に該当するか。

    急性症候性

  • 82

    新生児の発作は脳波所見としてほとんどがどのタイプであるか。

    焦点性発作

  • 83

    抗てんかん薬投与後に増加することが多い発作のタイプはどれか。

    潜在発作(subclinical seizure)

  • 84

    新生児発作は多くどの時期に起こるとされているか。

    動作・活動時(動時)

  • 85

    Mizrahi & Kellawayの分類に含まれないものは次のうちどれか。

    先天奇形症候群

  • 86

    「良性家族性新生児てんかん」はどの分類に該当するか。

    良性新生児発作(遺伝性の良性型)

  • 87

    新生児の発作波は多くどの領域から始まることが多いか。

    中心部・側部(中心領域や側頭領域など)

  • 88

    新生児の発作が年長児や成人の発作と大きく異なる主な背景は何か。

    脳の未熟性

  • 89

    新生児脳で発作が起きやすい理由として正しいものをすべて選びなさい。

    GABAが興奮性に作用するため発作が起きやすい, 髄鞘化が未発達である, 神経軸索や樹状突起の分枝が不完全で伝播が弱く全般化機構が未発達である

  • 90

    新生児で眼球偏位や無呼吸などの自律症状が多い理由は何か。

    辺縁系と脳幹との連絡が大脳皮質との連絡より発達しているため

  • 91

    新生児発作の診断において必須とされる検査はどれか。

    発作時脳波(ictal EEG)

  • 92

    発作時脳波による新生児発作の定義として含まれる特徴を選びなさい。

    突然出現し反復性で定型的な波形が10秒以上持続する, 起始・中期・終結を示しながら進展する

  • 93

    電気臨床学的解離(electroclinical dissociation)について正しい記述はどれか。

    臨床症状を伴わない潜在発作(無症候性発作)が高率に認められる, 発作と見紛う突発性の現象に脳波変化を伴わない場合もある

  • 94

    発作間欠期脳波を見ただけで新生児に発作があったかどうかを判断できるか。

    できない(発作時脳波が必須である)

  • 95

    新生児発作と診断された後、原因究明のために収集・実施すべき事項をすべて選びなさい。

    家族歴、母体の妊娠経過・薬物既往歴、分娩歴、胎児仮死の有無の聴取, 児の全身診察・神経学的所見、発熱の有無、皮膚所見、発作の発症日齢の確認, 検体検査や画像検査の実施

  • 96

    新生児の一次検査として含まれる血液検査項目として正しいものを選びなさい。

    血算(CBC), 一般生化学(血糖、Ca、Na、Mgを含む), アンモニア、ビリルビンなど

  • 97

    テキストによると、新生児けいれんの第一選択の抗てんかん薬はどれか。

    フェノバルビタール(PB)

  • 98

    本文で「効果がある」と述べられている新生児けいれんに用いられる薬剤をすべて選びなさい。

    フェノバルビタール(PB), ホスフェニトイン(fosPHT), ミダゾラム(MDL), リドカイン(テキスト中の「ドカイン」に相当)

  • 99

    抗てんかん薬で発作が止まらない場合にテキストで考慮するとされている処置は何か。

    ビタミンB6(ピリドキシン、リン酸ビリドキサール)静注を考慮する

  • 100

    テキストに示された脳性麻痺(cerebral palsy: CP)の定義として正しいものはどれか。

    新生児期(生後4週間以内)までの間に生じた脳の非進行性病変に基づく、永続的だが変化しうる運動および姿勢の異常であり、その症状は満2歳までに発現する