問題一覧
1
人の体を構成する物質の中で, 水を除くと脂質と並んで多くの割合を占める物質
タンパク質
2
特定の塩基同士が対となって結合する性質
相補性
3
タンパク質ができる過程
多数のアミノ酸が鎖状につながることでタンパク質ができる
4
タンパク質の性質を決定するもの
アミノ酸配列
5
RNAの正式名称
リボ核酸
6
[RNAの構造] RNAは, DNAと同じように, ヌクレオチドが鎖状につながってできている。しかし, RNAのヌクレオチドは, 糖が( )で, 塩基にはチミンがなくて( )がある。また, ふつう, DNAが2本鎖であるのに対して, RNAは( )のヌクレオチド鎖からできている。
リボース, ウラシル, 1本
7
[RNAの種類] RNAには, いくつかの種類があり, それぞれ異なる働きを持っている。このうち, タンパク質のアミノ酸の種類や配列順序・総数を指定するものは( )と呼ばれる。また, アミノ酸と結合し, これをmRNAへ運搬するものは( )と呼ばれる。
mRNA, tRNA
8
DNAの中に, 遺伝情報はどのようにして存在しているか
塩基配列
9
タンパク質の働きは何によって決定されるか
アミノ酸配列
10
DNAの転写, 翻訳の流れ
セントラルドグマ
11
セントラルドグマとは
DNAの塩基配列をmRNAが転写し, これをtRNAと結合させ, タンパク質のアミノ酸配列を作る翻訳を行うまでの流れ
12
塩基の読み取り開始の記号とそのアミノ酸の名称
AUG, メチオニン
13
塩基読み取り終了の記号を3つ書け
UAA, UAG, UGA
14
次のDNAのセンス鎖を転写したmRNAを完成させよ ATGCTACCAAAAAAT
AUGCUAGGAAAAAAU
15
次のDNAのアンチセンス鎖を転写したmRNAを完成させよ TACGATGGTTTTTTA
AUGCUACCAAAAAAU
16
次のmRNAでできるアミノ酸を教科書P78を参考にそれぞれ答えよ AUGCUACCAAAAAAU
メチオニン, ロイシン, プロリン, リシン, アスパラギン
17
mRNAのアミノ酸1つに対応する塩基の並び
コドン
18
tRNAのアミノ酸1つに対応する塩基の並び
アンチコドン
19
DNAが転写, 翻訳され, アミノ酸がタンパク質を作るまでの流れを具体的に説明せよ
まず, DNAの塩基配列に対応したRNAが転写される。mRNAは塩基配列によってコドンが決まり, tRNAはアンチコドンに対応したアミノ酸をコドンに運ぶ。運ばれたアミノ酸はコドンに基づいて並べられ, 連結してタンパク質が作られる。
20
生物が自らを形成, 維持するのに必要な1組の遺伝情報のこと
ゲノム
21
遺伝子とゲノムの違いを説明せよ
遺伝子は転写, 翻訳がなされる部分であり, ゲノムは遺伝子でない情報も含む。
22
[ゲノムと染色体] 人の場合, 生殖細胞には, ( )本の染色体が含まれており, これらの染色体を合成するDNAの全塩基配列が( )組のゲノムである。人の体細胞には, 卵と精子に由来する( )本の染色体が含まれているため, ( )組のゲノムが存在している。
23, 1, 46, 2
23
人のゲノムにはおよそいくつの塩基対が含まれるか
約30億塩基対
24
人のゲノムには, およそいくつの遺伝子が含まれるか
約2万個
25
人のゲノムには, およそいくつの遺伝子として働くゲノムが含まれるか
約4500万個
26
人の場合, 遺伝子になる領域はゲノムのおよそ何%か
約1.5%
27
細胞が特定の形態や機能を持つようになること
分化
28
アミラーゼが口腔内の唾液腺のみで合成されるのはなぜだと考えられるか
細胞ごとに分化するかを遺伝子でないゲノムの部分で調節していると考えられるから
29
ホメオスタシスとは
体内の状態をほぼ一定に保って生命を維持する性質。無意識下で行われている
30
体液で浸された環境のこと
体内環境
31
人間の体内で唯一「体外環境」であるのはどこか
消化管
32
[体液] 脊椎動物の体液は, 血管内を流れる( ), 組織の細胞に直接触れている( ), リンパ管内を流れる( )に分けられる。心臓から押し出された血液は動脈を通って毛細血管に達する。ここで, 血液の液体成分である( )の一部は, 毛細血管から染み出て組織液となる。組織液の大部分は毛細血管に戻るが, 一部は( )内に入ってリンパ液となる。組織液の老廃物は( )に送り出され, リンパ液の老廃物は( )へ移動する。
血液, 組織液, リンパ液, 血しょう, リンパ管, 腎臓, 静脈
33
[踏み台昇降運動] ①踏み台昇降運動を行っているときとその後の安静時の心拍数の変化はどうなると考えられるか ②運動時に足や心臓の筋肉に, どのようなことが起こっているか ③運動時に心拍数を上昇させる意味は何か
①運動を続けるほど心拍数が上がり, 運動後は元の心拍数に徐々に戻っていく ②筋肉運動が起こり, 収縮エネルギーが働く ③運動の際により多くの酸素と有機物を求めるから
34
[人の神経系] 神経細胞などで構成される器官をまとめて( )という。神経系は, 外部環境から得た情報を処理したり, 組織や器官へ情報を伝達したりする役割を担う。人の神経系は, 脳と脊髄からなる( )と, ( )神経系と( )神経系からなる( )とに分けられる。末梢神経系のうち, 自律神経系には( )と( )がある。
神経系, 中枢神経系, 体性, 自律, 末梢神経系, 交感神経, 副交感神経
35
[脳の機能と働き] ①次の図の色のついた器官の名称を答えよ ②間脳にあたる部分の器官の名称を答えよ ③脳幹にあたる器官は( )と( )以外である ④間脳からはみ出た器官を何と言うか
①黄:大脳 茶:間脳 赤:中脳 青:延髄 桃:小脳 ②間脳:視床, 視床下部 ③大脳, 小脳 ④脳下垂体
36
次の働きを持つ器官の名称を答えよ ①感覚神経の中継点 ②自律神経系, 体温, 血糖濃度の調整 ③姿勢保持, 瞳孔調整 ④呼吸運動, 心拍数の調節 ⑤感覚, 記憶, 感情, 随意運動 ⑥体の平衡を保つ
①視床 ②視床下部 ③中脳 ④延髄 ⑤大脳 ⑥小脳
37
脳死と植物状態の違い
脳死は脳のすべての機能が停止している状態で, 植物状態は大脳の機能のみが停止している状態
38
交感神経, 副交感神経はそれぞれ中枢神経系のどこから体のあちこちへ伸びているか
交感神経:中心部 副交感神経:脳近辺, 先端
39
①交感神経と副交感神経は( )に働く ②①とはどういうことか
①拮抗的 ②反対の作用を持つ要因が互いに対抗して働くこと
40
次の器官に対する交感神経と副交感神経の作用を記せ ①瞳孔 ②立毛筋 ③皮膚の血管 ④心拍 ⑤気管支 ⑥胃
①交:拡大 副:縮小 ②交:収縮 副:分布していない ③交:収縮 副:分布していない ④交:促進 副:抑制 ⑤交:拡張 副:収縮 ⑥交:抑制 副:促進
41
体細胞に含まれる形や大きさが同じ染色体
相同染色体
42
あるタンパク質を解析すると, 130個のアミノ酸から構成されていた。この130個のアミノ酸を指定するmRNAの塩基数は合計でいくつか
390個
43
人のゲノムDNAをつなぎ合わせると, その全長は約1mになる。人の染色体1本あたりのDNAの長さは平均していくらか。
4.3cm
44
人の染色体は, 核内で常に凝縮した棒状になっている。〇か✕か
✕
45
DNAの糖, RNAの糖をそれぞれ答えよ
DNA:デオキシリボース RNA:リボース
46
[タンパク質の構造と働き] タンパク質は, 多数の( )が鎖状に連結した( )からできている。タンパク質の種類は, 構成するアミノ酸の総数と( )順序の違いによって決まる。生体のタンパク質を構成するアミノ酸の種類は20種類である。タンパク質の立体構造は複雑で, その種類も非常に多い。化学反応を触媒する( )は, 種類も多く, タンパク質で作られている物質の代表的な例である。
アミノ酸, ポリペプチド, 配列, 酵素
47
アンチコドンが「GUA」のとき, 運ぶアミノ酸は何か(教科書参考P78)
ヒスチジン
48
DNA分子中の何が遺伝情報となっているか
塩基配列
49
DNAは, タンパク質の何の情報を持っているか
アミノ酸配列
50
ある遺伝子の塩基配列の一部がTAACCGであった。転写の過程を経てこのDNAを元に合成されるRNAの塩基配列を答えよ
AUUGGC
51
DNAの複製が起こるのは, 細胞周期のどの時期か
S期
52
DNAの二重らせん構造は, 10塩基対でらせんが1回転する。また, 10塩基対の長さは3.4nmである。人のゲノムが30億塩基対あるとして, 人の体細胞中の染色体に含まれる全DNAの長さはおよそいくつか
2.0m
53
DNAの二重らせん構造は, 10塩基対でらせんが1回転する。また, 10塩基対の長さは3.4nmである。人のゲノムが30億塩基対あるとして, 人のタンパク質の平均アミノ酸数を求めよ。なお, 翻訳される塩基配列はゲノム全体の1%, 遺伝子数は20000個とする。また, それぞれの遺伝子が持つ塩基配列はすべて翻訳されるものとする
500
54
細胞が特定の形態や機能を持つようになることを何というか。また, 体細胞は基本的に同じゲノムを持っているのにも関わらず, これが起こる理由を簡潔に説明せよ
分化 理由:細胞によって発現する遺伝子が異なっているため
55
ヒトゲノム中の遺伝子の領域は何塩基対と推定されるか。なお, 人の体細胞中には6.0×10⁹塩基対が含まれているものとする。
4.5×10⁷
56
ホルモンを分泌する器官
内分泌腺
57
ホルモンが作用する器官
標的器官
58
最終結果が前の段階に遡って作用するしくみ
フィードバック
59
甲状腺のホルモン
チロキシン
60
視床下部のホルモン
放出ホルモン
61
脳下垂体前葉のホルモン
成長ホルモン、甲状腺刺激ホルモン、副腎皮質刺激ホルモン
62
脳下垂体後葉のホルモン
バソプレシン
63
すい臓のホルモン2つ
ランゲルハンス島A細胞 グルカゴン ランゲルハンス島B細胞 インスリン
64
副腎髄質
アドレナリン
65
副腎皮質
糖質コルチロイド
66
バソプレシン
血圧の上昇
67
チロキシン
代謝の促進
68
グルカゴン
血糖濃度の上昇
69
インスリン
血糖濃度の低下
70
アドレナリン2つ
血糖濃度の上昇、心拍の促進
71
糖質コルチロイド
タンパク質から糖を生成
72
ホルモンはどこへ渡されて反応を起こすか
受容体
73
ホルモンを分泌する脳細胞
神経分泌細胞
74
血液中に含まれるグルコース
血糖