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超音波探傷試験②伝搬と音場と反射
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  • 問題数 33 • 4/21/2024

    問題一覧

  • 1

    音響インピーダンスと音圧反射率について正しいものを選べ。

    低炭素鋼溶接部の母材と溶接金属のように、音響インピーダンスの値にあまり差のない場合は、その境界面で超音波はほとんど反射しない。

  • 2

    超音波の波長について正しいものを選べ。

    波長は、超音波の音速を周波数で徐した値である。

  • 3

    試験周波数と振動子直径が同じ垂直探触子で、縦波の探触子と横波の探触子の指向角と近距離音場限界距離について正しいものを選べ。

    横波の探触子に比べて、縦波の探触子の方が指向角は大きく近距離音場限界距離は短い。

  • 4

    一探触子法で、標準試験片を用いて測定範囲を調整した場合の、基本表示の超音波探傷器に表示される超音波の伝搬距離について正しいものを選べ。

    タンデム探傷法で表示されるビーム路程は、超音波の伝搬距離の半分である。

  • 5

    縦波と横波について正しいものを選べ。

    横波は、せん断波とも呼ばれている。

  • 6

    表面波法で鋼材を探傷する場合について正しいものを選べ。

    表面波探触子は、屈折横波に対する臨界角に近い角度で、くさびから試験体に超音波を入射させるよう作られている。

  • 7

    自動板波探傷について、正しいもの選べ。

    板波を用いて行う自動探傷には、対称モードまたは非対称モードの板波が適用される。

  • 8

    クリーピング波について正しいものを選べ。

    クリーピング波は、縦波屈折角を80°程度にしたときに表面を伝搬する縦波のことである。

  • 9

    超音波の各種モードについて正しいものを選べ。

    表面波は、材料の表面層だけ伝わる波で、周波数が低いほど表面部のエネルギーは大きい。

  • 10

    斜角探傷における試験体裏面での反射損失の影響について正しいものを選べ。

    反射損失は、屈折角70°の探触子に比べ、屈折角45°の探触子の方が大きい。

  • 11

    アクリル樹脂と鋼との平らな境界面にアクリル樹脂側から縦波超音波が斜め入射した場合について正しいものを選べ。

    入射角が縦波臨界角より小さい場合、鋼中には屈折縦波と屈折横波が伝搬する。

  • 12

    液体から固体の表面に、縦波が斜め入射した場合について正しいものを選べ。

    縦波及び横波の両臨界角が生じるのは、液体中の縦波音速が、固体中の縦波音速及び横波音速より遅い場合である。

  • 13

    遅れエコーについて正しいものを選べ。

    幅が狭く長い試験体を長手方向に垂直探傷し、傷エコーを検出した場合、傷からの遅れエコーが発生する場合がある。

  • 14

    超音波探触子の振動子材料のうち、一般的によく使用されているものを選べ。

    ジルコンチタン酸鉛

  • 15

    圧電効果について正しいものを選べ。

    圧電効果は、ピエゾ効果と呼ばれ、圧力をかけると電圧が発生する現象である。

  • 16

    超音波の指向角について正しいものを選べ。

    指向角は、振動子の直径に反比例する。

  • 17

    円形振動子の中心軸上の音圧について正しいものを選べ。ただし、減衰は無いものとする。

    近距離音場限界距離以遠では、距離に反比例する。

  • 18

    超音波ビームの指向性について正しいものを選べ。

    周波数が高くなると指向角は小さくなる。

  • 19

    斜角探傷における探触子について正しいものを選べ。

    斜角探触子の振動子の見かけの高さ寸法は、実際の振動子寸法よりも小さく、屈折角が大きいほど小さくなる。

  • 20

    近距離音場について正しいものを選べ。

    垂直探傷において、傷がX0より近い距離にある時、X0より遠距離にある同じ条件の傷のエコー高さより低いことがある。

  • 21

    試験周波数の選定について正しいものを選べ。

    周波数が高い探触子ほど超音波の指向性が鋭くなる。

  • 22

    超音波の減衰や損失について正しいものを選べ。

    超音波が試験体中を伝搬する時、超音波ビームが広がることによる拡散損失のほかに、結晶粒界での散乱による散乱減衰や内部摩擦などによる粘性減衰がある。金属中では散乱減衰が主体であるが、プラスチックでは粘性減衰が主体となる。

  • 23

    鋼の組織と超音波の減衰の関係について正しいものを選べ。

    焼入れ焼戻しされた材料は、減衰が小さい。

  • 24

    超音波横波のSTB音速比が1.03程度の板厚3.2mmの鋼板溶接部の射角探傷について正しいものを選べ。

    鋼板の探傷方向の探傷屈折角を求め、探傷屈折角が58°から72°の範囲の斜角探触子を用いて探傷を行う。

  • 25

    圧延鋼材の超音波横波における音響異方性の測定について正しいものを選べ。

    試験体の圧延方向と圧延方向に直角な方向の音響異方性を測定するために、横波垂直探触子と横波専用の接触媒質を用いる。

  • 26

    屈折角45°の斜角探傷で、遠距離音場の同一距離において、ビーム幅より傷を大きさが小さい範囲で、人工傷エコーを探傷した場合のエコー高さの変化について正しいものを選べ。

    横穴の長さが一定で、直径が2倍になった場合エコー高さは√2倍になる。

  • 27

    探傷面の粗さと超音波の伝達について正しいものを選べ。

    探傷面が粗い場合、ギャップ水浸法を適用すると、直接接触法よりもエコー高さが安定する。

  • 28

    超音波探傷に利用される波の種類について正しいものを選べ

    溶接部の内部傷の探傷には、横波がよく用いられる。

  • 29

    各種超音波探傷について正しいものを選べ。

    一般の斜角探傷法では、溶接部探傷の際、傷の傾きや形状の影響を強く受けるが、TOFD法による探傷ではそれらの影響を受けにくい。

  • 30

    超音波探傷について正しいものを選べ。

    JIS Z 3060では板厚によって屈折角の異なる探触子の併用を定めている。この場合、同一傷でも探触子の屈折角が異なれば傷の評価結果は異なることがある。

  • 31

    溶接部の斜角探傷における傷の形状とエコー高さの関係について正しいものを選べ。

    ブローホールなどの球状の傷の反射波は、広い範囲に反射するので振動子に戻る超音波は少なくなり、エコー高さは低くなるのが一般的である。

  • 32

    溶接部の超音波探傷について正しいものを選べ。

    開先面の融合不良は、直射法で検出が困難であっても、一回反射法で検出できる場合がある。

  • 33

    斜角探傷における傷の形状の推定について正しいものを選べ。

    屈折角を種々変化させて探傷したときのエコーを高さの変化と探触子走査によって、形状をある程度推定することができる。