問題一覧
1
NDT仕様書について正しいものを選べ。
仕様書とは、購入者の要求事項が記述された文章である。
2
NDT手順書について正しいものを選べ。
NDT手順書は、レベル3技術者により作成されたものでなければならない。
3
NDT手順書について正しいものを選べ。
NDT手順書は、使用前に顧客に提出し、承認を得てから使用するのが一般的である。
4
NDT指示書について正しいものを選べ。
探傷手法によって、NDT指示書がないと間違った探傷や判定を行う可能性がある場合は、NDT指示書の準備が必要である。
5
NDT指示書について正しいものを選べ。
NDT指示書は、NDT手順書で書き表されていない。重要・詳細な探傷方法を順序追って具体的に記述する。
6
レベル2技術者が作成し、レベル3技術者が承認したNDT指示書に従って、レベル1技術者に検査を指示した内容について示したものである。レベル1の技術者が行った次の作業のうち正しいものを選べ。
NDT指示書に従って検査し、指示書に従って傷を分類し、上位の技術者に報告した。
7
条鋼に発生する内部傷の名称を示した。正しいものを選べ。
毛割れ、パイプ、非金属介在物
8
鍛鋼品に発生する傷の特徴について正しいものを選べ。
ざく傷は、鍛鋼品のほぼ中心付近に集中して検出され、大きい傷の場合、底面エコーの低下が著しい。
9
鍛鋼品の垂直探傷における傷の検出性について正しいものを選べ。
白点は、割れが生じるので、底面エコーが低下する場合が多い。
10
鍛鋼品の超音波探傷について正しいものを選べ。
鍛鋼品の超音波探傷では、割れや鋳造時の傷を対象とするので、ほとんどの場合、垂直探傷及び斜角探傷が用いられる。
11
鋳鋼品の傷の発生予測について正しいものを選べ。
鋳鋼品は、鋳型から剥がれた砂が製品の中に滞留するために、砂かみが起こる。
12
溶接部に発生する傷と、その検出に適した斜角探傷の組合わせを示した適切なものを選べ。
鋼材の溶接部内の横割れ-屈折角70°の斜め平行走査による斜角探傷
13
溶接部の斜角探傷について正しいものを選べ。
一般に、V開先の溶込み不良は、ブローホールより高いエコー高さになる。
14
板厚が20mm程度の鋼板の突合わせ溶接部に発生する傷について正しいものを選べ。
CO2半自動溶接を行う溶接部は、風が強い場合などにシールドガスが飛散し、ブローホールなどが発生しやすい。
15
板厚25mm程度の鋼板の、X開先溶接部における傷の発生の要因について正しいものを選べ。
被覆アーク溶接で多層盛の場合、表面側の溶接後、裏面側の溶接を行う場合、裏面側開先部のガウジングを十分行わないと内部の溶込み不良が発生しやすい。
16
JIS G 0582に基づき鋼管の管軸方向傷の探傷における探傷条件の選定について正しいものを選べ。
振動子の長手方向の寸法は、25mm以下でなければならない。
17
JIS G 0584に基づき溶接鋼管のサブマージアーク溶接部を、管軸方向の傷の探傷を行う場合の、使用探触子の屈折角の選定について正しいものを選べ。
1.0スキップまでの探傷を行うのに、屈折角65°が最も適切である。
18
JIS G 0587に基づく鍛鋼品の探傷における垂直探触子の選定について正しいものを選べ。
垂直探触子のQ値は、1.8から3.3の範囲でなければならない。
19
JIS G 0801に基づく鋼板の探傷における探傷箇所について正しいものを選べ。
鋼板の探傷箇所の走査区分C形は、鋼板の4周辺または開先予定線だけを探傷する。
20
JIS Z 3060に基づく探傷で使用する斜角探触子の屈折角の規定である。母材の厚さが25mm以下の突合わせ溶接部の超音波探傷では、STB屈折角63°〜72°の範囲と定めている。その理由について正しいものを選べ。
屈折角65°〜70°の探触子は、屈折角45°〜60°の探触子に比べて、溶接部の溶込み不良や融合不良等の傷を検出しやすい角度で超音波を入射させることができるから。
21
JIS Z 3060では素材の厚さが75mmを超える場合、探傷屈折角又はSTB屈折角58°以上67°以下の探触子の他に公称屈折角45°の探触子を併用することを規定した理由について、正しいものを選べ。
厚さが厚くなると、屈折角の大きい探触子だと指向角が大きくなり、またビーム路程も長くなり、傷位置の測定精度が低下する。このため、屈折角の小さい複数の屈折角を用いた方が探傷精度が向上するから。
22
JIS G 0801について述べた正しいものを選べ。
JIS G 0801に規定するニ振動子垂直探触子には距離特性があるので、RB-Eによってその特性を調べる必要がある。
23
JIS G 0801に基づく垂直探傷の傷の分類に関する規定について正しいものを選べ。
エコー高さが100%の傷は、中傷で表示記号は△となる。
24
鋼構造建築溶接部の超音波探傷検査規準・同解説に規定する対比試験片のARBの標準穴の直径について正しいものを選べ。
φ3.2
25
JIS Z 3060について正しいものを選べ。
JIS Z 3060に規定している領域とは、エコー高さを測定して傷を分類するために、表示器上に作成されたエコー高さの範囲を言う。