問題一覧
1
垂直探傷における探傷目的と探傷方向について正しいものを選べ。
傷を最も検出しやすい超音波の伝搬方向は、一般に傷の面積が最大となる方向である。
2
垂直探傷で、傷が近距離音場内にある場合に、この傷の位置が遠距離音場になるように探触子を変更した時正しいものを選べ。
振動子直径の小さい探触子を用いて遠距離音場とする。
3
板厚25mmの鋼板突合わせ溶接部の斜角探傷において、JIS Z 3060による傷の指示長さの測定方法について正しいものを選べ。
傷の指示長さは1mmの単位で測定する。
4
透過法による超音波探傷試験について正しいものを選べ。
透過法によって、試験体を通過する超音波の減衰状態を知ることができる。
5
透過法による超音波探傷試験について正しいものを選べ。
透過法は、送受二個の探触子を用いて探傷を行う。
6
端部エコー法について正しいものを選べ。
傷高さを端部エコー法で測定する場合、集束探触子を適用すると、測定精度が向上する。
7
溶接部の傷高さの測定について正しいものを選べ。
溶接部の傷高さの測定には、集束斜角探触子を用いた端部エコー法が適用される。
8
端部エコー法について正しいものを選べ。
端部エコー法は、内部傷、表面開口傷の何れの場合にも適用できる。
9
タンデム探傷法について正しいものを選べ。
送信用、受信用の二個の斜角探触子を同一探傷面上の前後に配置して探傷する。
10
溶接部の超音波探傷について、正しいもの選べ。
板厚の厚い内部の溶込み不良の検出には、タンデム探傷法が有効である。
11
タンデム探傷法について正しいものを選べ。
タンデム探傷法とは、斜角探傷において、探傷面に垂直な傷を検出するために、探触子を2個前後させて配置し、一方を送信用に他方を受信用にして行う探傷法である。
12
集束距離30mmの点集束探触子を用いて、水浸法で探傷面下5mm程度にある微小傷を検出したい。次の水距離のうち、一番検出能が高いと考えられるのはどれか。
10mm
13
ギャップ水浸法について正しいものを選べ。
厚鋼板の探傷にニ振動子垂直探触子を用いた場合、試験体と探触子とのギャップは0.3mm〜0.8mm程度である。
14
水浸法による超音波探傷試験について正しいものを選べ。
水浸法では、集束探触子を用いた垂直探傷がよく行われる。
15
鋼材溶接部をTOFD法を用いて探傷する場合に使用する探触子について正しいものを選べ。
溶接部を挟んで、送信及び受信用縦波斜角探触子を試験体表面に配置して探傷する。
16
TOFD法について正しいものを選べ。
TOFD法では、縦波斜角探触子を用いて探傷を行う。
17
TOFD法について正しいものを選べ。
TOFD法は、アルミニウム合金溶接部の探傷にも適用できる。
18
超音波探傷試験における試験周波数の選定方法について正しいものを選べ。
探傷面に近い傷を検出するするときには、高い周波数が適している。
19
JIS Z 2305で規定するNDTに関する技術文書のうち、原則として客先等の外部に提出しなくても良いものはどれか。
NDT指示書
20
JIS Z 2305で決められているNDT指示書について正しいものを選べ。
NDT指示書は、レベル2以上の技術者が作成する。
21
NDT指示書の英語表記を記述した正しいものを選べ。
NDT Instruction
22
垂直探傷における探傷面及び底面の粗さの影響について正しいものを選べ。
表面と裏面の粗さが同じであれば、伝達損失の方が反射損失よりも大きい。
23
探傷面の曲率がエコー高さに及ぼす影響について正しいものを選べ。
探傷面に曲率がある場合、振動子寸法を小さくした方が影響は少なくなる。
24
厚鋼板の垂直探傷について正しいものを選べ。
局部水浸法で探傷する場合、直接接触法に比べて、探傷面の粗さの影響を受けにくい。
25
JIS G 0801に基づく垂直探傷による傷の評価について正しいものを選べ。
傷個数の評価は、軽傷や重傷は中傷区分に換算して中傷区分の総数で評価を行う。
26
垂直探傷試験で検出した非金属介在物と思われる傷の大きさを推定する方法を正しいものを選べ。
DGS線図を使用し、傷の大きさを推定する。
27
鍛鋼品の垂直探傷において、残留エコーか傷エコーかを確認する方法について正しいものを選べ。
探傷期のパルス繰返し周波数を変化させて確認する。
28
鍛鋼品の超音波探傷が鋼板に比べて、探傷に技量が必要とされる理由について正しいものを選べ。
大型品が多く、メタルフローが複雑になっており傷の方向性が複雑である。
29
JIS Z 3060による鋼溶接部の斜角探傷について正しいものを選べ。
同一とみなされる反射源位置の2つの傷に対して、傷と傷の間隔が、長い方の傷の長さと同じかまたはそれより短い場合は、同一傷群とみなし、それらの間隙を含めて連続した傷とする。
30
溶接部の探傷における横割れの検出について正しいものを選べ。
横割れの検出には、可能であれば余盛を切削して溶接線上走査で行うのが良い。
31
溶接部の斜角探傷について正しいものを選べ。
面状の割れに対する超音波の入射角度が変わると、エコー高さは著しく変化する。
32
溶接部に発生する横割れを検出する探触子の走査方法を示した最も適切な方法を選べ。
溶接線上走査
33
鋼溶接部の超音波探傷における試験周波数について正しいものを選べ。
JIS Z 3060で、試験周波数を2MHz〜5MHzと規定しているのは、試験体板厚に応じたビーム路程と傷検出能を考慮しているためである。
34
鋼板溶接部の斜角探傷において、STB音速比が2%以上の場合について正しいものを選べ。
斜角探傷では、超音波の伝搬する部分に音響異方性がある場合、音速のみならず減衰係数も異なる。
35
NDIS 2432 角形鋼管柱溶接角部の超音波探傷試験方法について正しいものを選べ。
傷と傷の間隔の求め方は、実測の指示長さによらず別に定められた計算式で行う。
36
溶接鋼管の長手溶接部に加工したφ3.2の縦穴を外面から円周方向に探傷した場合のエコー高さについて正しいものを選べ。
管内面への超音波の入射角は、探触子のSTB屈折角より大きくなる。
37
アルミニウム溶接部の超音波探傷について正しいものを選べ。
入射点の測定はSTB-A1で行う。
38
各種超音波探傷法について正しいものを選べ。
セラミックスやICパッケージの検査には、高い周波数の集束探触子が用いられる。
39
板厚25mmのアルミニウム溶接部を5Z10✖️10A70で探傷するときの留意点について正しいものを選べ。
音速が鋼溶接部と異なるため、屈折角とビーム路程の補正が必要である。
40
探触子の感度の性能測定は、探触子を接続しない状態でノイズレベルが10%のゲイン値と使用する試験体の標準穴からのエコー高さと比較し、ノイズレベルとの差が30dB以上と規定されている。使用する試験体と標準穴のゲイン値の適切な組み合わせはどれか。
対比試験片の直径8mmの横穴のエコー高さが50%のゲイン値