動物行動学

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問題数 16 • 2/4/2024

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問題一覧

問題行動に関する説明として、正しいものを全て選べ2つ

問題行動とは人間社会と協調できない行動である, 動物にとって正常な行動であっても問題行動になることがある

チワワ（1歳、去勢オス）の飼い主より、散歩中に他の犬に吠えて困ると相談を受けた。チワワ専門のブリーダーより3ヶ月齢で入手し、健康でとても友好的だった。インターネットの情報により感染症予防のため散歩はワクチン接種が完了してからと知ったため、動物病院受診以外で外出したのは5ヶ月齢になってからだった。他の犬が近づいてくると、耳を後ろに倒し、尾を下げ、飼い主の後ろに移動していたので、飼い主はもっと他の犬と挨拶させるべきだと思い、抱っこして他の犬に近づけたり、他の犬にお尻の匂いを嗅いでもらうようにしていた。6ヶ月齢頃より他の犬を見ると吠えるようになり、7ヶ月齢で去勢手術をしたが、吠えが少なくなることはなく、現在に至る。これらの情報をもとに、このチワワの問題行動の関連因子として最も可能性の高いものを一つ選べ。

社会化不足・馴化不足

7ヶ月齢の犬（ジャック・ラッセル・テリア、去勢オス）を飼っている70代のご夫婦から、犬がスリッパを噛んで困っているという相談を受けた。聞き取りの結果、犬は、ご夫婦がスリッパを脱いでソファに座っているときに、スリッパを噛むことが多く、犬がスリッパを噛み始めると、飼い主は犬を口頭で叱り、スリッパを取り返そうと急いで犬のもとに行くという。すると、犬はスリッパを咥えたまましばらく逃げるが、そのうち自らスリッパを離すという。また、散歩は1日2回15分程度、遊ぶ時間は1日2回10分程度とのことである。この犬の問題行動の推測される原因と治療法について、間違っているものを1つ選べ。

治療方法の一つとして、スリッパを噛んでも無視することを提案したが、これは行動分化強化にあたる

以下の治療法のうち、動物の問題行動の動機づけや問題行動のもとになる情動反応を変化させないものを一つ選べ

行動分化強化

カウンセリングとコンサルテーションについて、正しい説明はどれか

コンサルテーションとは、問題解決の方法を専門家として提案することである

各薬物の特徴として、正しいものはどれか

モノアミン酸化酵素阻害薬は、三環系抗うつ薬と併用してはならない

問題行動と正常行動／異常行動について、正しい説明はどれか

問題行動とは、飼い主や周囲の人間にとって問題なる行動を指す

脱感作および拮抗条件づけについて、正しい説明はどれか

脱感作とは、動物が反応を示さない程度に刺激のレベルを下げ、順に提示する方法である

古典的条件づけの例として、不適切なものはどれか

大きな音を何度も聞いているうちに、音への反応が小さくなった

問題行動の診断や評価について、不適切なものはどれか

診断名が同じであれば、提案する治療プログラムは同じである

動物の表情や姿勢について、正しい説明はどれか

恐怖心が高まると、耳を後ろに引く

以下のうち、行動修正法に含まれないものはどれか

感作

問題行動を示す動物との接し方として、適切なものはどれか

動物が自ら近づいてくるのを待つ

セロトニンに作用することで薬理作用を示す薬物はどれか

クロミプラミン

問題行動の習得的因子に含まれないものはどれか

胎児期の母体のストレス

トイプードル（2 歳、去勢オス）が、留守番中の吠えを主訴に来院した。観察の結果、留守番中は落ち着きなく動き、高い声で鳴いており、不安行動が確認された。この症例に対して実施すべき治療法として不適切なものはどれか。

吠えに対する遠隔罰の使用