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操船
41問 • 2年前
  • Lev Russell
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    問題一覧

  • 1

    航走中の船が受ける水の抵抗の種類を挙げよ。

    摩擦抵抗, 渦抵抗, 造波抵抗

  • 2

    航走中の船が受ける水の抵抗を増加させる原因としてどのようなものがあるか。

    波浪, 浅水影響, 船体動揺, 船速, 浸水面積, 水の密度

  • 3

    航行中の船の水による摩擦抵抗は、「水の密度」とどのような関係があるか。

    ほぼ比例する。

  • 4

    航行中の船の水による摩擦抵抗は、「船速」とどのような関係があるか。

    約2乗に比例する。

  • 5

    航行中の船の水による摩擦抵抗は、「船体の浸水面積」とどのような関係があるか。

    ほぼ比例する。

  • 6

    造波抵抗とは何か。

     船が水面を航行すると波を生じる。この波は船が周囲の水に力を与えた結果生じるものなので、その分だけ船が前進するために作りだした力を損失している。この損失分が造波抵抗である。

  • 7

    船が進むときに生じる波の種類を2つ挙げよ。

    発散波 横波

  • 8

    船の総線上の重要な惰力を2つ挙げ、それぞれについて説明せよ。

    停止惰力  一定速度で前進中の船が機関停止を発令して船が停止するまでの進出距離と所要時間の関係。, 発動惰力  停止中の船が前進速力を発令してからその速力に達するまでの進出距離と所要時間の関係。, 回頭惰力  舵角一定で回頭中に舵を中央に戻してから回頭が止まるまでの回頭角と所要時間の関係。

  • 9

    回頭惰力とは何か。また、これは操船上どのようなときに参考になるか。

     舵角を一定にして回頭中に舵を中央に戻してから回頭が止まるまでの回頭角と所要時間の関係。新針路へ変針する場合の操船などで進路がどの程度変針したところで舵を元に戻すかの判断に用いる。

  • 10

    船の旋回運動におけるキックに関して、キックはどのような力の作用によって現れるものか。また、その大小に影響するものは何か。

     舵を取った時の舵に働く横力成分と船体の周りの流れの変化に伴う力の作用による。

  • 11

    船の旋回運動におけるキックに関して、船が最大舵角をとったときにの船尾キックの量は、その船の長さのおおよそどのくらいか。

    1/100

  • 12

    船の横揺れに関して、船が横揺れすると、水の抵抗に基づく減衰力を受けるが、どのような抵抗によるものか。

    船体と海水間の摩擦抵抗, ビルジキールによる造渦抵抗, 造波抵抗

  • 13

    船の横揺れに関して、船の横揺れ防止装置には、どのようなものがあるか。

    ビルジキール, 減揺タンク, フィンスタビライザ

  • 14

    同一船では、航走中の方が停止中に比べて、横揺れしにくい理由を述べよ。

     横揺れ減衰モーメントが船速にほぼ比例して増加するので横揺れが抑えられる。

  • 15

    操縦性に関する用語のうち、針路安定性とはどのようなことか。また、一般に、方形係数の大小と進路安定性の優劣の間にはどのような関係があるか。

     船が舵中央で直進中に突風などの一時的な外乱を受けたのちも、ある方向だけずれた進路で落ち着く性質を持つこと。方形係数の小さい瘦せた船ほど針路安定性がよい。

  • 16

    船を岸壁に横付け係留する場合、前部指揮者は「ヘッドライン」を効果的に使用するためにどのような注意をしなければならないか。

     操船指揮者の操船意図を的確に承知したうえで、常にラインのたるみを取っておくことが必要である。ヘッドラインの緊張によって船体の後退を防止し、あるいは、これを巻き込んで船体を前進もしくは選手を船首に近づけようとするときには、過度の張力を与えないように注意しなければならない。また、船体の岸壁側へ向かっての回頭速度が大きい時は、ヘッドラインの巻き込みはゆっくりでなければならない。

  • 17

    船を岸壁に横付け係留する場合、前部指揮者は「フォワードスプリング」を効果的に使用するためにどのような注意をしなければならないか。

    常にたるみを取っておくこと。ヘッドラインがまかれている時にはフォワードスプリングは繰り出す。船体の前進運動を防止するときは、ラインを張って伸出を抑えるが、この時は過度の張力を与えてスプリングを切断することのないようにする。

  • 18

    接岸して係留している船舶の近くを他船が通行するとき、通行船は係留船に対してどのような影響を与えるか。

     通行船による2船間の相互作用や通行船が作る波が岸壁にあたった反射波により、係留船に対してサージング、ヨーイング、スウェイングなどの船体運動を引き起こす。

  • 19

    検びょうはどのような場合に、どのような要領で行うか。

     検錨は、錨泊中に海底底質が悪く、把駐力が十分得られているかどうか不安なときや、長期の錨泊で錨が海底に埋没する危険がある場合などに行う。  主機を使用し、転錨操船に準じて、いったん揚錨し、錨の状態を確認のうえ、再投錨する。

  • 20

    捨錨はどのような場合に、どのような要領で行うか。

     捨錨は、通常の揚錨操船では危険が避けられない場合に行う。  まず、ホースパイプ近くのデッキ上で錨鎖にストッパーを施し、張力をストッパーのみで保持させる。次に、錨鎖を繰り出し、最も近いシャックルの開放準備をする。回収の目印となるアンカーブイとブイロープを用意し、ブイロープを船外からホースパイプを通して導きいれ、錨側の錨鎖端に固縛する。そして、シャックルを開放し、船長の命令でストッパーを切断する。

  • 21

    揚錨中、錨鎖がねじれたままでケーブルホルダーにかかると、どのような支障が生じやすいか。

    錨鎖がケーブルホルダーからはずれたり、錨鎖がホイールを逆走したりする。

  • 22

    (要図)単錨泊中に風が強くなった場合の船体の振れ回り運動に関して、船体の振れ回る状況及び船首の描く軌跡を略図で示せ。

  • 23

    単錨泊中に風が強くなった場合の船体の振れ回り運動に関して、振れ回り運動が大きくなるのはどのような場合か。

    ・風速が大きい場合 ・船尾トリムが大きい場合 ・浅喫水の場合

  • 24

    単錨泊中に風が強くなった場合の船体の振れ回り運動に関して、振れ回り状態により船が走錨していると判断されるのは、どのような状態の場合か。

     振れ回り運動は、走錨していないときは、風向線についてほぼ左右対称である。この対称性が崩れて、風を一方の舷のみから受けるようになり振れ回り運動の振幅が小さくなった場合。このとき、錨鎖はたるむことなく張り続ける。

  • 25

    単錨泊中に風が強くなった場合の船体の振れ回り運動に関して、振れ回り運動を抑制するためには、どのような処置をとればよいか。

    ・できるだけ船首トリムとする。 ・バラストをとって、できるだけ深喫水とする。 ・振れ止め錨を投じる ・バウスラスタがあれば、これを利用する。

  • 26

    単錨泊中に風が強くなった場合の船体の振れ回り運動において、使用している錨鎖に加わる張力はどの時点で最大となるか。また、その時の張力の大きさは、正面風圧抵抗の何倍程度となるか。空船時と満船時で、それぞれについて述べよ。

     船が風向に対して最大の角度となる付近、風向に対する船の横移動量で見ると、横移動量が最大値から0になる少し前の位置。最大張力の大きさは正面風圧抵抗の3~5倍程度とみられる。載貨状態によって左右されるが、空船時に相当する軽荷状態では振れ回り運動が大きくなり、最大張力は満船時に相当する満載状態の2倍程度となる。

  • 27

    高い波やうねりを受けて揚錨作業を行う場合、立ち錨直前にはどのような注意が必要か。

     船首部分がピッチングとヒービングで上昇すると、急激に立ち錨の状態を超えて、錨が水中に吊るされた状態となって、錨鎖張力が急増する危険がある。これによりウィンドラスがが存する危険がある。したがって船首の動揺周期の様子を見ながら巻き上げ速度を調節することが必要である。

  • 28

    深海投錨法に関して、水深が70m程度の場合の投錨法について述べよ。

     浅水域のようにコックビルの状態から直接投錨することは避け、ウィンドラスによってウォークバックさせながら錨が着底した後、微小惰力でブロートアップさせる。この時船速を適当にする必要があり、0.5ノット程度が妥当である。

  • 29

    深海投錨法に関して、海底が傾斜し、沖合に向かって急に深くなっている場合の投錨法について述べよ。

     予定錨地の水深を出しておき、小さな惰力で錨地に接近した後、錨が水底に接したならば錨鎖を伸出する。

  • 30

    深海投錨法により錨泊する場合の水深の限界について述べよ。

     ウインドラスの巻き上げ力により決まる。ほぼ錨鎖4節分程度。

  • 31

    操船上、錨を用いるドレッジングアンカーに関して、通常水深の何倍の錨鎖を出すか。

    水深の2倍程度。

  • 32

    操船上、錨を用いるドレッジングアンカーは、どのような場合に、どのように行うか。

    操船上利用する場合に、 ・前進行き足を抑える。 ・狭水域においての用錨回頭。 ・強風で係船岸に横付けが難しい時に投錨して船首が風下に落とされるのを防ぐ。 ・出港時に容易に離岸させるために着岸時に投錨しておく。 これらは、人為的に走錨抵抗を利用するために行うものであるので、爪を完全に掻かせることの無いようにして行う。

  • 33

    操船上、錨を用いるドレッジングアンカーに関して、行う場合の注意事項を挙げよ。

    アンカーはコックビルの状態から投下する。, 投錨時の船速は2kt以下とし、大型船になるほど低速が良い。また、小型船といえど5kt以上の速力の時は投錨を避ける。, 錨鎖は一気に伸出させない。ウインドラスのブレーキを小刻みに掛けながら伸出する。, 岸壁近くで投錨するときは、他船の錨鎖の張り出しに注意し、錨や錨鎖が絡まないようにする。, 前進制動が働いて船が止まり始めると、船尾が振れるため注意する。

  • 34

    タグを推進装置の種類によって分類すると、どのようなものがあるか。

    可変ピッチプロペラ型, 鉛直軸推進機, Zプロペラ型

  • 35

    Zプロペラ型タグの特性を挙げよ。

    操縦性がよい, 後進力が大きい, 耐航性が良い

  • 36

    (要図)右図は大型貨物船が港内操船の補助として、タグを使用する場合の基本的な取り方を示す略図である。それぞれの取り方をなんというか。

    (1)フック引き (2)頭づけ (3)横だき (4)舵船

  • 37

    バラスト状態で航行すると、「風圧」によって操縦性または安定性にそれぞれどのような不利な点を生じるか。

     受風面積が大きくなるので船体が受ける風圧力が大きくなり、針路保持性能の低下、船体横傾斜の増加、リーウェイの増加をもたらす。

  • 38

    バラスト状態で航行すると、「波浪」によって操縦性または安定性にそれぞれどのような不利な点を生じるか。

     船首船底部が空中に露出しやすくなり、スラミングが発生しやすい。

  • 39

    船体着氷に関して、どのような気象条件のときに船体着氷が生じやすいか。

     一般に、着氷は気温が0度以下、風速10m/s以上になると起こりうるが、気温-6度以下、海水温度で3℃以下、風速10~15m/sの時が最も着氷しやすい。さらに気温がー18度以下になると、飛沫が空中で氷結するようになって、船体着氷は少なくなる。

  • 40

    船体着氷に関して、航行中の船体着氷が危険である理由を述べよ。

     波の飛沫が船体にぶつかって凍り付き、次第に厚くなっていきトップヘビー状態になってGMは著しく減少する。強風や高波によって船舶が転覆する恐れがある。また、アンテナが切断されて通信不能に陥る危険もある。

  • 41

    船体着氷をできるだけ防止するには、どのようにすればよいか。

     船体着氷は、波飛沫によって増大するので風浪を船首に受けないように変針あるいは減速する。また、ウインチやウインドラスに通じるパイプに蒸気を通すことも有効である。

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  • 1

    航走中の船が受ける水の抵抗の種類を挙げよ。

    摩擦抵抗, 渦抵抗, 造波抵抗

  • 2

    航走中の船が受ける水の抵抗を増加させる原因としてどのようなものがあるか。

    波浪, 浅水影響, 船体動揺, 船速, 浸水面積, 水の密度

  • 3

    航行中の船の水による摩擦抵抗は、「水の密度」とどのような関係があるか。

    ほぼ比例する。

  • 4

    航行中の船の水による摩擦抵抗は、「船速」とどのような関係があるか。

    約2乗に比例する。

  • 5

    航行中の船の水による摩擦抵抗は、「船体の浸水面積」とどのような関係があるか。

    ほぼ比例する。

  • 6

    造波抵抗とは何か。

     船が水面を航行すると波を生じる。この波は船が周囲の水に力を与えた結果生じるものなので、その分だけ船が前進するために作りだした力を損失している。この損失分が造波抵抗である。

  • 7

    船が進むときに生じる波の種類を2つ挙げよ。

    発散波 横波

  • 8

    船の総線上の重要な惰力を2つ挙げ、それぞれについて説明せよ。

    停止惰力  一定速度で前進中の船が機関停止を発令して船が停止するまでの進出距離と所要時間の関係。, 発動惰力  停止中の船が前進速力を発令してからその速力に達するまでの進出距離と所要時間の関係。, 回頭惰力  舵角一定で回頭中に舵を中央に戻してから回頭が止まるまでの回頭角と所要時間の関係。

  • 9

    回頭惰力とは何か。また、これは操船上どのようなときに参考になるか。

     舵角を一定にして回頭中に舵を中央に戻してから回頭が止まるまでの回頭角と所要時間の関係。新針路へ変針する場合の操船などで進路がどの程度変針したところで舵を元に戻すかの判断に用いる。

  • 10

    船の旋回運動におけるキックに関して、キックはどのような力の作用によって現れるものか。また、その大小に影響するものは何か。

     舵を取った時の舵に働く横力成分と船体の周りの流れの変化に伴う力の作用による。

  • 11

    船の旋回運動におけるキックに関して、船が最大舵角をとったときにの船尾キックの量は、その船の長さのおおよそどのくらいか。

    1/100

  • 12

    船の横揺れに関して、船が横揺れすると、水の抵抗に基づく減衰力を受けるが、どのような抵抗によるものか。

    船体と海水間の摩擦抵抗, ビルジキールによる造渦抵抗, 造波抵抗

  • 13

    船の横揺れに関して、船の横揺れ防止装置には、どのようなものがあるか。

    ビルジキール, 減揺タンク, フィンスタビライザ

  • 14

    同一船では、航走中の方が停止中に比べて、横揺れしにくい理由を述べよ。

     横揺れ減衰モーメントが船速にほぼ比例して増加するので横揺れが抑えられる。

  • 15

    操縦性に関する用語のうち、針路安定性とはどのようなことか。また、一般に、方形係数の大小と進路安定性の優劣の間にはどのような関係があるか。

     船が舵中央で直進中に突風などの一時的な外乱を受けたのちも、ある方向だけずれた進路で落ち着く性質を持つこと。方形係数の小さい瘦せた船ほど針路安定性がよい。

  • 16

    船を岸壁に横付け係留する場合、前部指揮者は「ヘッドライン」を効果的に使用するためにどのような注意をしなければならないか。

     操船指揮者の操船意図を的確に承知したうえで、常にラインのたるみを取っておくことが必要である。ヘッドラインの緊張によって船体の後退を防止し、あるいは、これを巻き込んで船体を前進もしくは選手を船首に近づけようとするときには、過度の張力を与えないように注意しなければならない。また、船体の岸壁側へ向かっての回頭速度が大きい時は、ヘッドラインの巻き込みはゆっくりでなければならない。

  • 17

    船を岸壁に横付け係留する場合、前部指揮者は「フォワードスプリング」を効果的に使用するためにどのような注意をしなければならないか。

    常にたるみを取っておくこと。ヘッドラインがまかれている時にはフォワードスプリングは繰り出す。船体の前進運動を防止するときは、ラインを張って伸出を抑えるが、この時は過度の張力を与えてスプリングを切断することのないようにする。

  • 18

    接岸して係留している船舶の近くを他船が通行するとき、通行船は係留船に対してどのような影響を与えるか。

     通行船による2船間の相互作用や通行船が作る波が岸壁にあたった反射波により、係留船に対してサージング、ヨーイング、スウェイングなどの船体運動を引き起こす。

  • 19

    検びょうはどのような場合に、どのような要領で行うか。

     検錨は、錨泊中に海底底質が悪く、把駐力が十分得られているかどうか不安なときや、長期の錨泊で錨が海底に埋没する危険がある場合などに行う。  主機を使用し、転錨操船に準じて、いったん揚錨し、錨の状態を確認のうえ、再投錨する。

  • 20

    捨錨はどのような場合に、どのような要領で行うか。

     捨錨は、通常の揚錨操船では危険が避けられない場合に行う。  まず、ホースパイプ近くのデッキ上で錨鎖にストッパーを施し、張力をストッパーのみで保持させる。次に、錨鎖を繰り出し、最も近いシャックルの開放準備をする。回収の目印となるアンカーブイとブイロープを用意し、ブイロープを船外からホースパイプを通して導きいれ、錨側の錨鎖端に固縛する。そして、シャックルを開放し、船長の命令でストッパーを切断する。

  • 21

    揚錨中、錨鎖がねじれたままでケーブルホルダーにかかると、どのような支障が生じやすいか。

    錨鎖がケーブルホルダーからはずれたり、錨鎖がホイールを逆走したりする。

  • 22

    (要図)単錨泊中に風が強くなった場合の船体の振れ回り運動に関して、船体の振れ回る状況及び船首の描く軌跡を略図で示せ。

  • 23

    単錨泊中に風が強くなった場合の船体の振れ回り運動に関して、振れ回り運動が大きくなるのはどのような場合か。

    ・風速が大きい場合 ・船尾トリムが大きい場合 ・浅喫水の場合

  • 24

    単錨泊中に風が強くなった場合の船体の振れ回り運動に関して、振れ回り状態により船が走錨していると判断されるのは、どのような状態の場合か。

     振れ回り運動は、走錨していないときは、風向線についてほぼ左右対称である。この対称性が崩れて、風を一方の舷のみから受けるようになり振れ回り運動の振幅が小さくなった場合。このとき、錨鎖はたるむことなく張り続ける。

  • 25

    単錨泊中に風が強くなった場合の船体の振れ回り運動に関して、振れ回り運動を抑制するためには、どのような処置をとればよいか。

    ・できるだけ船首トリムとする。 ・バラストをとって、できるだけ深喫水とする。 ・振れ止め錨を投じる ・バウスラスタがあれば、これを利用する。

  • 26

    単錨泊中に風が強くなった場合の船体の振れ回り運動において、使用している錨鎖に加わる張力はどの時点で最大となるか。また、その時の張力の大きさは、正面風圧抵抗の何倍程度となるか。空船時と満船時で、それぞれについて述べよ。

     船が風向に対して最大の角度となる付近、風向に対する船の横移動量で見ると、横移動量が最大値から0になる少し前の位置。最大張力の大きさは正面風圧抵抗の3~5倍程度とみられる。載貨状態によって左右されるが、空船時に相当する軽荷状態では振れ回り運動が大きくなり、最大張力は満船時に相当する満載状態の2倍程度となる。

  • 27

    高い波やうねりを受けて揚錨作業を行う場合、立ち錨直前にはどのような注意が必要か。

     船首部分がピッチングとヒービングで上昇すると、急激に立ち錨の状態を超えて、錨が水中に吊るされた状態となって、錨鎖張力が急増する危険がある。これによりウィンドラスがが存する危険がある。したがって船首の動揺周期の様子を見ながら巻き上げ速度を調節することが必要である。

  • 28

    深海投錨法に関して、水深が70m程度の場合の投錨法について述べよ。

     浅水域のようにコックビルの状態から直接投錨することは避け、ウィンドラスによってウォークバックさせながら錨が着底した後、微小惰力でブロートアップさせる。この時船速を適当にする必要があり、0.5ノット程度が妥当である。

  • 29

    深海投錨法に関して、海底が傾斜し、沖合に向かって急に深くなっている場合の投錨法について述べよ。

     予定錨地の水深を出しておき、小さな惰力で錨地に接近した後、錨が水底に接したならば錨鎖を伸出する。

  • 30

    深海投錨法により錨泊する場合の水深の限界について述べよ。

     ウインドラスの巻き上げ力により決まる。ほぼ錨鎖4節分程度。

  • 31

    操船上、錨を用いるドレッジングアンカーに関して、通常水深の何倍の錨鎖を出すか。

    水深の2倍程度。

  • 32

    操船上、錨を用いるドレッジングアンカーは、どのような場合に、どのように行うか。

    操船上利用する場合に、 ・前進行き足を抑える。 ・狭水域においての用錨回頭。 ・強風で係船岸に横付けが難しい時に投錨して船首が風下に落とされるのを防ぐ。 ・出港時に容易に離岸させるために着岸時に投錨しておく。 これらは、人為的に走錨抵抗を利用するために行うものであるので、爪を完全に掻かせることの無いようにして行う。

  • 33

    操船上、錨を用いるドレッジングアンカーに関して、行う場合の注意事項を挙げよ。

    アンカーはコックビルの状態から投下する。, 投錨時の船速は2kt以下とし、大型船になるほど低速が良い。また、小型船といえど5kt以上の速力の時は投錨を避ける。, 錨鎖は一気に伸出させない。ウインドラスのブレーキを小刻みに掛けながら伸出する。, 岸壁近くで投錨するときは、他船の錨鎖の張り出しに注意し、錨や錨鎖が絡まないようにする。, 前進制動が働いて船が止まり始めると、船尾が振れるため注意する。

  • 34

    タグを推進装置の種類によって分類すると、どのようなものがあるか。

    可変ピッチプロペラ型, 鉛直軸推進機, Zプロペラ型

  • 35

    Zプロペラ型タグの特性を挙げよ。

    操縦性がよい, 後進力が大きい, 耐航性が良い

  • 36

    (要図)右図は大型貨物船が港内操船の補助として、タグを使用する場合の基本的な取り方を示す略図である。それぞれの取り方をなんというか。

    (1)フック引き (2)頭づけ (3)横だき (4)舵船

  • 37

    バラスト状態で航行すると、「風圧」によって操縦性または安定性にそれぞれどのような不利な点を生じるか。

     受風面積が大きくなるので船体が受ける風圧力が大きくなり、針路保持性能の低下、船体横傾斜の増加、リーウェイの増加をもたらす。

  • 38

    バラスト状態で航行すると、「波浪」によって操縦性または安定性にそれぞれどのような不利な点を生じるか。

     船首船底部が空中に露出しやすくなり、スラミングが発生しやすい。

  • 39

    船体着氷に関して、どのような気象条件のときに船体着氷が生じやすいか。

     一般に、着氷は気温が0度以下、風速10m/s以上になると起こりうるが、気温-6度以下、海水温度で3℃以下、風速10~15m/sの時が最も着氷しやすい。さらに気温がー18度以下になると、飛沫が空中で氷結するようになって、船体着氷は少なくなる。

  • 40

    船体着氷に関して、航行中の船体着氷が危険である理由を述べよ。

     波の飛沫が船体にぶつかって凍り付き、次第に厚くなっていきトップヘビー状態になってGMは著しく減少する。強風や高波によって船舶が転覆する恐れがある。また、アンテナが切断されて通信不能に陥る危険もある。

  • 41

    船体着氷をできるだけ防止するには、どのようにすればよいか。

     船体着氷は、波飛沫によって増大するので風浪を船首に受けないように変針あるいは減速する。また、ウインチやウインドラスに通じるパイプに蒸気を通すことも有効である。