問題一覧
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「保育所保育指針」第1章「総則」の1-(1)「保育所の役割」として正しく文章を完成させなさい。 ア 保育所は、児童福祉法(昭和22年法律第164号)第39条の規定に基づき、保育を必要とする子どもの保育を行い、その健全な心身の発達を図ることを目的とする児童福祉施設であり、入所する子どもの( )を考慮し、その福祉を積極的に増進することに最もふさわしい生活の場でなければならない。 イ 保育所は、その目的を達成するために、保育に関する専門性を有する職員が、( )との緊密な連携の下に、子どもの状況や発達過程を踏まえ、保育所における環境を通して、養護及び教育を( )的に行うことを特性としている。 ウ 保育所は、入所する子どもを保育するとともに、家庭や地域の様々な( )との連携を図りながら、入所する子どもの保護者に対する支援及び地域の子育て家庭に対する支援等を行う役割を担うものである。 エ 保育所における保育士は、児童福祉法第18条の4の規定を踏まえ、保育所の役割及び機能が適切に発揮されるように、( )に裏付けられた専門的知識、技術及び判断をもって、子どもを保育するとともに、子どもの保護者に対する保育に関する指導を行うものであり、その職責を遂行するための( )の向上に絶えず努めなければならない。
最善の利益, 家庭, 一体, 社会資源, 倫理観, 専門性
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「保育所保育指針」第1章「総則」の1-(2)「保育の目標」として正しく文章を完成させなさい。 ア 保育所は、子どもが生涯にわたる( )にとって極めて重要な時期に、その生活時間の大半を過ごす場である。このため、保育所の保育は、子どもが( )を最も良く生き、望ましい( )をつくり出す力の基礎を培うために、次の目標を目指して行わなければならない。 (ア) 十分に養護の行き届いた環境の下に、( )の中で子どもの様々な欲求を満たし、生命の保持及び情緒の安定を図ること。 (イ) 健康、安全など生活に必要な基本的な習慣や態度を養い、心身の健康の基礎を培うこと。 (ウ) ( )の中で、人に対する愛情と信頼感、そして人権を大切にする心を育てるとともに、自主、自立及び協調の態度を養い、( 性)の芽生えを培うこと。 (エ) 生命、自然及び社会の事象についての興味や関心を育て、それらに対する豊かな心情や( )の芽生えを培うこと。 (オ) 生活の中で、言葉への興味や関心を育て、話したり、聞いたり、相手の話を理解しようとするなど、( )の豊かさを養うこと。 (カ) 様々な体験を通して、豊かな感性や表現力を育み、( 性)の芽生えを培うこと。 イ 保育所は、入所する子どもの保護者に対し、その意向を受け止め、子どもと保護者の( )した関係に配慮し、保育所の特性や保育士等の専門性を生かして、その援助に当たらなければならない。
人格形成, 現在, 未来, くつろいだ雰囲気, 人との関わり, 道徳性, 思考力, 言葉, 創造性, 安定
3
「保育所保育指針」第1章「総則」の1-(3)「保育の方法」として正しく文章を完成させなさい。 ア)一人一人の子どもの状況や家庭及び地域社会での( )を把握するとともに、子どもが( )を持って活動できるよう、子どもの主体としての( )を受け止めること。
生活の実態, 安心感と信頼感, 思いや願い
4
「保育所保育指針」第1章「総則」の1-(3)「保育の方法」として正しく文章を完成させなさい。 カ) 一人一人の保護者の( )やその( )を理解、( )し、それぞれの親子関係や( )等に配慮しながら、様々な機会をとらえ、適切に援助すること。
状況, 意向, 受容, 家庭生活
5
「保育所保育指針」第1章「総則」の1-(3)「保育の方法」として正しく文章を完成させなさい。 イ)子どもの( )を大切にし、健康、安全で情緒の安定した生活ができる環境や、自己を十分に( )できる環境を整えること。
生活のリズム, 発揮
6
「保育所保育指針」第1章「総則」の1-(3)「保育の方法」として正しく文章を完成させなさい。 ウ)子どもの( )について理解し、一人一人の発達過程に応じて保育すること。その際、子どもの( )に十分配慮すること。
発達, 個人差
7
「保育所保育指針」第1章「総則」の1-(3)「保育の方法」として正しく文章を完成させなさい。 エ) 子ども相互の関係づくりや互いに( )心を大切にし、( )における活動を効果あるものにするよう援助すること。
尊重する, 集団
8
「保育所保育指針」第1章「総則」の1-(3)「保育の方法」として正しく文章を完成させなさい。 オ) 子どもが( )に関われるような環境を構成し、子どもの( )的な活動や子ども相互の関わりを大切にすること。 特に、乳幼児期にふさわしい体験が得られるように、生活や遊びを通して総合的に保育すること。
自発的・意欲的, 主体
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「保育所保育指針」第1章「総則」の1-(4)「保育の環境」に沿って、あてはまる語句を埋めなさい。 子ども自らが( )に関わり、( )に活動し、様々な経験を積んでいくことができるよう配慮すること。 子どもの活動が豊かに展開されるよう、保育所の設備や環境を整え、保育所の( )的環境や( )の確保などに努めること。 保育室は、温かな親しみと( )となるとともに、生き生きと活動できる場となるように配慮すること。 子どもが( )力を育てていくため、子ども自らが周囲の( )と関わっていくことができる環境を整えること。
環境, 自発的, 保健, 安全, くつろぎの場, 人と関わる, 子どもや大人
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保育所保育指針(平成30年4月1日施行)第1章「総則」の2「養護に関する基本事項」、第2章「保育の内容」に沿って、正しく埋めなさい。 保育における養護とは、子どもの( )の保持及び( )の安定を図るために保育士等が行う援助や関わり
生命, 情緒
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保育所保育指針(平成30年4月1日施行)第1章「総則」の2「養護に関する基本事項」、第2章「保育の内容」に沿って、正しく埋めなさい。 「教育」とは、子どもが( )に成長し、その活動がより( )に展開されるための発達の援助である。
健やか, 豊か
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保育所保育指針(平成30年4月1日施行)第1章「総則」の2「養護に関する基本事項」、第2章「保育の内容」に沿って、正しく埋めなさい。 「『( )』は、『ねらい』を達成するために、子どもの生活やその( )に応じて保育士等が適切に行う事項と、保育士等が援助して子どもが環境に関わって( )する事項を示したもの」
内容, 状況, 経験
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「保育所保育指針」第1章「総則」ー3「保育の計画及び評価」の(2)「指導計画」に沿い、正しい選択肢を選びなさい ・施設長、保育士などすべての職員による適切な( )と( )を整えること。
役割分担, 協力体制
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「保育所保育指針」第1章「総則」ー3「保育の計画及び評価」の(2)「指導計画」に沿って正しい選択肢を選びなさい。 ・子どもが行う( )な活動は、生活の中で様々に変化することに留意して、子どもが望ましい方向に向かって( )活動を展開できるよう必要な援助を行うこと。
具体的, 自ら
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「保育所保育指針」第1章「総則」ー3「保育の計画及び評価」の(2)「指導計画」に沿って正しい選択肢を選びなさい。 ・保育士等は、子どもの( )や子どもを取り巻く( )の変化などに即して保育の課程を( )するとともに、これらを踏まえ、指導計画に基づく保育の内容の( )を行い、改善を図ること。
実態, 状況, 記録, 見直し
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保育所保育指針(平成30年4月1日施行)第1章「総則」の2「養護に関する基本事項」、第2章「保育の内容」に沿って、正しく埋めなさい。 「( )」は、保育の目標をより具体化したものである。
ねらい
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人格, 地域社会, 個人情報, 苦情
18
生命, 情緒, 教育, 一体
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快適に, 健康で安全に, 生理的欲求, 健康増進, 異常, 保健, 生活のリズム, 意欲
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安定感, 自分の気持ち, 肯定する, 癒される, 応答, 受容, 信頼関係, 探索意欲, 休息
21
目標, 長期, 食育
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個別, 協同, 生活の連続性, 一律
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展開, 多様, 豊かな, 見直し
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専門性, 心, 課題, 公表
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保育所保育指針の正しくなるよう各章立てを順番通りに選びなさい。
総則, 保育の内容, 健康及び安全, 子育て支援, 職員の資質向上
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保育所保育指針の第1章『総則』-3『保育の計画及び評価』より (5) 評価を踏まえた計画の改善 ア 保育所は、評価の結果を踏まえ、当該保育所の保育の内容等の改善を図ること。 イ 保育の計画に基づく保育、保育の内容の評価及びこれに基づく改善という一連の取組により、保育の質の向上が図られるよう、( )が共通理解をもって取り組むことに留意すること。
全職員
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保育所保育指針 第1章総則 4『幼児教育を行う施設として共有すべき事項』より (1) 育みたい資質・能力 ア 保育所においては、生涯にわたる生きる力の基礎を培うため、1の(2)に示す保育の目標を踏まえ、次に掲げる資質・能力を一体的に育むよう努めるものとする。 (ア) ( )体験を通じて、感じたり、気付いたり、分かったり、できるようになったりする「( )の基礎」 (イ) 気付いたことや、できるようになったことなどを使い、考えたり、試したり、工夫したり、表現したりする「( )の基礎」 (ウ) 心情、意欲、態度が育つ中で、( )生活を営もうとする「( )等」 イ アに示す資質・能力は、第2章に示すねらい及び内容に基づく( )によって育むものである。
豊かな, 知識及び技能, 思考力、判断力、表現力等, よりよい, 学びに向かう力、人間性, 保育活動全体
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保育所保育指針 第1章総則 4 幼児教育を行う施設として共有すべき事項 より (2) 幼児期の終わりまでに育ってほしい姿 次に示す「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」は、第2章に示すねらい及び内容に基づく保育活動全体を通して資質・能力が育まれている子どもの小学校就学時の具体的な姿であり、保育士等が指導を行う際に考慮するものである。 ア ( ) 保育所の生活の中で、充実感をもって自分のやりたいことに向かって心と体を十分に働かせ、見通しをもって行動し、自ら健康で安全な生活をつくり出すようになる。 イ ( ) 身近な環境に主体的に関わり様々な活動を楽しむ中で、しなければならないことを自覚し、自分の力で行うために考えたり、工夫したりしながら、諦めずにやり遂げることで達成感を味わい、自信をもって行動するようになる。 ウ ( ) 友達と関わる中で、互いの思いや考えなどを共有し、共通の目的の実現に向けて、考えたり、工夫したり、協力したりし、充実感をもってやり遂げるようになる。 エ ( )の芽生え 友達と様々な体験を重ねる中で、してよいことや悪いことが分かり、自分の行動を振り返ったり、友達の気持ちに共感したりし、相手の立場に立って行動するようになる。また、きまりを守る必要性が分かり、自分の気持ちを調整し、友達と折り合いを付けながら、きまりをつくったり、守ったりするようになる。 オ ( )との関わり 家族を大切にしようとする気持ちをもつとともに、地域の身近な人と触れ合う中で、人との様々な関わり方に気付き、相手の気持ちを考えて関わり、自分が役に立つ喜びを感じ、地域に親しみをもつようになる。また、保育所内外の様々な環境に関わる中で、遊びや生活に必要な情報を取り入れ、情報に基づき判断したり、情報を伝え合ったり、活用したりするなど、情報を役立てながら活動するようになるとともに、公共の施設を大切に利用するなどして、社会とのつながりなどを意識するようになる。 カ ( )の芽生え 身近な事象に積極的に関わる中で、物の性質や仕組みなどを感じ取ったり、気付いたりし、考えたり、予想したり、工夫したりするなど、多様な関わりを楽しむようになる。また、友達の様々な考えに触れる中で、自分と異なる考えがあることに気付き、自ら判断したり、考え直したりするなど、新しい考えを生み出す喜びを味わいながら、自分の考えをよりよいものにするようになる。 キ ( )との関わり・( )尊重 自然に触れて感動する体験を通して、自然の変化などを感じ取り、好奇心や探究心をもって考え言葉などで表現しながら、身近な事象への関心が高まるとともに、自然への愛情や畏敬の念をもつようになる。また、身近な動植物に心を動かされる中で、生命の不思議さや尊さに気付き、身近な動植物への接し方を考え、命あるものとしていたわり、大切にする気持ちをもって関わるようになる。 ク ( )などへの関心・感覚 遊びや生活の中で、数量や図形、標識や文字などに親しむ体験を重ねたり、標識や文字の役割に気付いたりし、自らの必要感に基づきこれらを活用し、興味や関心、感覚をもつようになる。 ケ ( ) 保育士等や友達と心を通わせる中で、絵本や物語などに親しみながら、豊かな言葉や表現を身に付け、経験したことや考えたことなどを言葉で伝えたり、相手の話を注意して聞いたりし、言葉による伝え合いを楽しむようになる。 コ ( ) 心を動かす出来事などに触れ感性を働かせる中で、様々な素材の特徴や表現の仕方などに気付き、感じたことや考えたことを自分で表現したり、友達同士で表現する過程を楽しんだりし、表現する喜びを味わい、意欲をもつようになる。
健康な心と体, 自立心, 協同性, 道徳性・規範意識, 社会生活, 思考力, 自然/生命, 数量や図形、標識や文字, 言葉による伝え合い, 豊かな感性と表現
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保育所保育指針 第2章 保育の内容 より この章に示す「ねらい」は、第1章の1の(2)に示された保育の目標をより具体化したものであり、子どもが保育所において、安定した生活を送り、充実した活動ができるように、保育を通じて育みたい資質・能力を、子どもの生活する姿から捉えたものである。また、「内容」は、「( )」を達成するために、子どもの生活やその状況に応じて保育士等が適切に行う事項と、保育士等が援助して子どもが環境に関わって経験する事項を示したものである。 保育における「養護」とは、( )であり、「教育」とは、( )である。本章では、保育士等が、「ねらい」及び「内容」を具体的に把握するため、主に教育に関わる側面からの視点を示しているが、実際の保育においては、養護と教育が( )となって展開されることに留意する必要がある。
ねらい, 子どもの生命の保持及び情緒の安定を図るために保育士等が行う援助や関わり, 子どもが健やかに成長し、その活動がより豊かに展開されるための発達の援助, 一体
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保育所保育指針 第2章 保育の内容 1 乳児保育に関わるねらい及び内容 より (1) 基本的事項 ア 乳児期の発達については、視覚、聴覚などの感覚や、座る、はう、歩くなどの運動機能が著しく発達し、特定の大人との応答的な関わりを通じて、( )が形成されるといった特徴がある。これらの発達の特徴を踏まえて、乳児保育は、( 、 的)に行われることが特に必要である。 イ 本項においては、この時期の発達の特徴を踏まえ、乳児保育の「ねらい」及び「内容」については、身体的発達に関する視点「( )」、社会的発達に関する視点「( )」及び精神的発達に関する視点「( )」としてまとめ、示している。 ウ 本項の各視点において示す保育の内容は、第1章の2に示された養護における「生命の保持」及び「情緒の安定」に関わる保育の内容と、一体となって展開されるものであることに留意が必要である。
情緒的な絆, 愛情豊かに、応答的, 健やかに伸び伸びと育つ, 身近な人と気持ちが通じ合う, 身近なものと関わり感性が育つ
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保育所保育指針 第2章 保育の内容 1 乳児保育に関わるねらい及び内容 (2) ねらい及び内容 より ア ( ) 健康な心と体を育て、自ら健康で安全な生活をつくり出す力の基盤を培う。 (ア) ねらい ① 身体感覚が育ち、快適な環境に( )を感じる。 ② 伸び伸びと体を動かし、はう、歩くなどの運動をしようとする。 ③ 食事、睡眠等の( )の感覚が芽生える。 (イ) 内容 ① 保育士等の愛情豊かな( )の下で、生理的・心理的欲求を満たし、心地よく生活をする。 ② 一人一人の( )に応じて、はう、立つ、歩くなど、十分に体を動かす。 ③ 個人差に応じて授乳を行い、離乳を進めていく中で、様々な食品に少しずつ慣れ、食べることを楽しむ。 ④ 一人一人の生活のリズムに応じて、( )な環境の下で十分に午睡をする。 ⑤ おむつ交換や衣服の着脱などを通じて、( )になることの心地よさを感じる。 (ウ) 内容の取扱い 上記の取扱いに当たっては、次の事項に留意する必要がある。 ① 心と体の健康は、相互に密接な関連があるものであることを踏まえ、( )触れ合いの中で、心と体の発達を促すこと。特に、寝返り、お座り、はいはい、つかまり立ち、伝い歩きなど、発育に応じて、遊びの中で体を動かす機会を十分に確保し、自ら体を動かそうとする意欲が育つようにすること。 ② 健康な心と体を育てるためには望ましい( )の形成が重要であることを踏まえ、離乳食が完了期へと徐々に移行する中で、様々な食品に慣れるようにするとともに、( )雰囲気の中で食べる喜びや楽しさを味わい、進んで食べようとする気持ちが育つようにすること。なお、食物アレルギーのある子どもへの対応については、嘱託医等の指示や協力の下に適切に対応すること。
健やかに伸び伸びと育つ, 心地よさ, 生活のリズム, 受容, 発育, 安全, 清潔, 温かい, 食習慣, 和やかな
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保育所保育指針 第2章 保育の内容 1 乳児保育に関わるねらい及び内容 (2) ねらい及び内容 ア 健やかに伸び伸びと育つ イ 身近な人と気持ちが通じ合う 受容的・応答的な関わりの下で、何かを伝えようとする意欲や身近な大人との信頼関係を育て、人と関わる力の基盤を培う。 (ア) ねらい ① ( )できる関係の下で、身近な人と共に過ごす喜びを感じる。 ② 体の動きや表情、発声等により、保育士等と気持ちを通わせようとする。 ③ 身近な人と親しみ、関わりを深め、( )が芽生える。 (イ) 内容 ① 子どもからの働きかけを踏まえた、応答的な触れ合いや言葉がけによって、欲求が満たされ、安定感をもって過ごす。 ② 体の動きや表情、発声、喃なん語等を優しく受け止めてもらい、保育士等とのやり取りを楽しむ。 ③ 生活や遊びの中で、自分の身近な人の存在に気付き、( )の気持ちを表す。 ④ 保育士等による語りかけや歌いかけ、発声や喃なん語等への応答を通じて、言葉の理解や発語の意欲が育つ。 ⑤ 温かく、受容的な関わりを通じて、自分を( )が芽生える。 (ウ) 内容の取扱い 上記の取扱いに当たっては、次の事項に留意する必要がある。 ① 保育士等との信頼関係に支えられて生活を確立していくことが人と関わる基盤となることを考慮して、子どもの多様な感情を受け止め、温かく受容的・応答的に関わり、( )に応じた適切な援助を行うようにすること。 ② 身近な人に親しみをもって接し、自分の感情などを表し、それに相手が応答する言葉を聞くことを通して、次第に言葉が獲得されていくことを考慮して、( )雰囲気の中での保育士等との関わり合いを大切にし、ゆっくりと優しく話しかけるなど、積極的に言葉のやり取りを楽しむことができるようにすること。
安心, 愛情や信頼感, 親しみ, 肯定する気持ち, 一人一人, 楽しい
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保育所保育指針 第2章 保育の内容 1 乳児保育に関わるねらい及び内容 より ウ ( ) 身近な環境に興味や好奇心をもって関わり、感じたことや考えたことを表現する力の基盤を培う。 (ア) ねらい ① ( )に親しみ、様々なものに興味や関心をもつ。 ② 見る、触れる、探索するなど、身近な環境に自分から関わろうとする。 ③ 身体の諸感覚による認識が豊かになり、表情や手足、体の動き等で表現する。 (イ) 内容 ① 身近な生活用具、玩具や絵本などが用意された中で、身の回りのものに対する興味や好奇心をもつ。 ② 生活や遊びの中で様々なものに触れ、音、形、色、手触りなどに気付き、( )を豊かにする。 ③ 保育士等と一緒に様々な色彩や形のものや絵本などを見る。 ④ 玩具や身の回りのものを、つまむ、つかむ、たたく、引っ張るなど、手や指を使って遊ぶ。 ⑤ 保育士等のあやし遊びに機嫌よく応じたり、歌やリズムに合わせて手足や体を動かして楽しんだりする。 (ウ) 内容の取扱い 上記の取扱いに当たっては、次の事項に留意する必要がある。 ① 玩具などは、音質、形、色、大きさなど子どもの発達状態に応じて適切なものを選び、その時々の子どもの興味や関心を踏まえるなど、遊びを通して感覚の発達が促されるものとなるように工夫すること。なお、安全な環境の下で、子どもが( )を満たして自由に遊べるよう、身の回りのものについては、常に十分な点検を行うこと。 ② 乳児期においては、表情、発声、体の動きなどで、感情を表現することが多いことから、これらの表現しようとする意欲を積極的に受け止めて、子どもが様々な活動を楽しむことを通して( )になるようにすること。
身近なものと関わり感性が育つ, 身の回りのもの, 感覚の働き, 探索意欲, 表現が豊か
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保育所保育指針 第2章 保育の内容 1乳児養育に関わるねらい及び内容 より (3) 保育の実施に関わる配慮事項 ア 乳児は疾病への( )が弱く、心身の機能の未熟さに伴う疾病の発生が多いことから、一人一人の発育及び発達状態や健康状態についての適切な判断に基づく( )的な対応を行うこと。 イ 一人一人の子どもの( )の違いに留意しつつ、欲求を適切に満たし、( )の保育士が応答的に関わるように努めること。 ウ 乳児保育に関わる職員間の連携や嘱託医との連携を図り、第3章に示す事項を踏まえ、適切に対応すること。栄養士及び看護師等が配置されている場合は、その( )を生かした対応を図ること。 エ 保護者との( )を築きながら保育を進めるとともに、保護者からの相談に応じ、保護者への支援に努めていくこと。 オ 担当の保育士が替わる場合には、子どものそれまでの生育歴や発達過程に留意し、職員間で協力して対応すること。
抵抗力, 保健, 生育歴, 特定, 専門性, 信頼関係
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保育所保育指針 第2章保育の内容 2 1歳以上3歳未満児の保育に関わるねらい及び内容 より (1) 基本的事項 ア この時期においては、歩き始めから、歩く、走る、跳ぶなどへと、基本的な運動機能が次第に発達し、排泄の自立のための身体的機能も整うようになる。つまむ、めくるなどの指先の機能も発達し、食事、衣類の着脱なども、保育士等の援助の下で自分で行うようになる。発声も明瞭になり、語彙も増加し、自分の意思や欲求を言葉で表出できるようになる。このように自分でできることが増えてくる時期であることから、保育士等は、子どもの生活の( )を図りながら、自分でしようとする気持ちを尊重し、( )とともに、愛情豊かに、応答的に関わることが必要である。 イ 本項においては、この時期の発達の特徴を踏まえ、保育の「ねらい」及び「内容」について、心身の健康に関する領域「( )」、人との関わりに関する領域「( )」、身近な環境との関わりに関する領域「( )」、言葉の獲得に関する領域「( )」及び感性と表現に関する領域「( )」としてまとめ、示している。 ウ 本項の各領域において示す保育の内容は、第1章の2に示された養護における「生命の保持」及び「情緒の安定」に関わる保育の内容と、一体となって展開されるものであることに留意が必要である。
安定, 温かく見守る, 健康, 人間関係, 環境, 言葉, 表現
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保育所保育指針 第2章 保育の内容 2 1歳以上3歳未満児の保育に関わるねらい及び内容 より (2) ねらい及び内容 ア 健康 健康な心と体を育て、自ら健康で安全な生活をつくり出す力を養う。 (ア) ねらい ① 明るく伸び伸びと生活し、自分から体を動かすことを楽しむ。 ② 自分の体を十分に動かし、様々な動きをしようとする。 ③ 健康、安全な生活に必要な習慣に気付き、自分でしてみようとする気持ちが育つ。 (イ) 内容 ① 保育士等の愛情豊かな受容の下で、( )をもって生活をする。 ② 食事や午睡、遊びと休息など、保育所における( )が形成される。 ③ 走る、跳ぶ、登る、押す、引っ張るなど( )を使う遊びを楽しむ。 ④ 様々な食品や調理形態に慣れ、( )雰囲気の中で食事や間食を楽しむ。 ⑤ 身の回りを清潔に保つ心地よさを感じ、その( )が少しずつ身に付く。 ⑥ 保育士等の助けを借りながら、衣類の着脱を( )とする。 ⑦ 便器での排泄せつに慣れ、自分で排泄ができるようになる。 (ウ) 内容の取扱い 上記の取扱いに当たっては、次の事項に留意する必要がある。 ① 心と体の健康は、相互に密接な関連があるものであることを踏まえ、子どもの気持ちに配慮した温かい触れ合いの中で、心と体の発達を促すこと。特に、一人一人の発育に応じて、体を動かす機会を十分に確保し、自ら体を動かそうとする意欲が育つようにすること。 ② 健康な心と体を育てるためには望ましい食習慣の形成が重要であることを踏まえ、ゆったりとした雰囲気の中で食べる喜びや楽しさを味わい、進んで食べようとする気持ちが育つようにすること。なお、食物アレルギーのある子どもへの対応については、嘱託医等の指示や協力の下に適切に対応すること。 ③ 排泄せつの習慣については、一人一人の排尿間隔等を踏まえ、おむつが汚れていないときに便器に座らせるなどにより、少しずつ慣れさせるようにすること。 ④ 食事、排泄、睡眠、衣類の着脱、身の回りを清潔にすることなど、生活に必要な基本的な習慣については、一人一人の状態に応じ、落ち着いた雰囲気の中で行うようにし、子どもが自分でしようとする気持ちを尊重すること。また、( )の形成に当たっては、家庭での生活経験に配慮し、家庭との適切な連携の下で行うようにすること。
安定感, 生活のリズム, 全身, ゆったりとした, 習慣, 自分でしよう, 基本的な生活習慣
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保育所保育指針 第2章 保育の内容 2 1歳以上3歳未満児の保育に関わるねらい及び内容 イ 人間関係 他の人々と親しみ、支え合って生活するために、自立心を育て、人と関わる力を養う。 (ア) ねらい ① 保育所での生活を楽しみ、身近な人と関わる心地よさを感じる。 ② 周囲の子ども等への興味や関心が高まり、関わりをもとうとする。 ③ 保育所の生活の仕方に慣れ、( )に気付く。 (イ) 内容 ① 保育士等や周囲の子ども等との安定した関係の中で、( )を感じる。 ② 保育士等の受容的・応答的な関わりの中で、欲求を適切に満たし、安定感をもって過ごす。 ③ 身の回りに様々な人がいることに気付き、徐々に他の子どもと関わりをもって遊ぶ。 ④ 保育士等の仲立ちにより、他の子どもとの関わり方を少しずつ身につける。 ⑤ 保育所の生活の仕方に慣れ、きまりがあることや、その大切さに気付く。 ⑥ 生活や遊びの中で、年長児や保育士等の( )をしたり、ごっこ遊びを楽しんだりする。 (ウ) 内容の取扱い 上記の取扱いに当たっては、次の事項に留意する必要がある。 ① 保育士等との信頼関係に支えられて生活を確立するとともに、自分で何かをしようとする気持ちが旺盛になる時期であることに鑑み、そのような子どもの気持ちを尊重し、温かく見守るとともに、愛情豊かに、応答的に関わり、適切な援助を行うようにすること。 ② 思い通りにいかない場合等の子どもの不安定な感情の表出については、保育士等が受容的に受け止めるとともに、そうした気持ちから( )や( )への気付き等につなげていけるように援助すること。 ③ この時期は( )の認識がまだ十分ではないことから、子どもの自我の育ちを見守るとともに、保育士等が( )となって、自分の気持ちを相手に伝えることや相手の気持ちに気付くことの大切さなど、友達の気持ちや友達との関わり方を丁寧に伝えていくこと。
きまりの大切さ, 共に過ごす心地よさ, 真似, 立ち直る経験, 感情をコントロールすること, 自己と他者との違い, 仲立ち
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保育所保育指針 第2章 保育の内容 2 1歳以上3歳未満児の保育に関わるねらい及び内容 より ウ 環境 周囲の様々な環境に( )や( )をもって関わり、それらを生活に取り入れていこうとする力を養う。 (ア) ねらい ① 身近な( )に親しみ、触れ合う中で、様々なものに興味や関心をもつ。 ② 様々なものに関わる中で、( )を楽しんだり、考えたりしようとする。 ③ 見る、聞く、触るなどの経験を通して、感覚の働きを豊かにする。 (イ) 内容 ① 安全で活動しやすい環境での( )等を通して、見る、聞く、触れる、嗅ぐ、味わうなどの感覚の働きを豊かにする。 ② 玩具、絵本、遊具などに興味をもち、それらを使った遊びを楽しむ。 ③ 身の回りの物に触れる中で、形、色、大きさ、量などの物の性質や仕組みに気付く。 ④ 自分の物と人の物の区別や、場所的感覚など、環境を捉える感覚が育つ。 ⑤ 身近な生き物に気付き、親しみをもつ。 ⑥ 近隣の生活や季節の行事などに興味や関心をもつ。 (ウ) 内容の取扱い 上記の取扱いに当たっては、次の事項に留意する必要がある。 ① 玩具などは、音質、形、色、大きさなど子どもの( )状態に応じて適切なものを選び、遊びを通して感覚の発達が促されるように工夫すること。 ② ( )との関わりについては、子どもが命を感じ、生命の尊さに気付く経験へとつながるものであることから、そうした気付きを促すような関わりとなるようにすること。 ③ 地域の生活や季節の行事などに触れる際には、( )への気付きにつながるものとなることが望ましいこと。その際、保育所内外の行事や地域の人々との触れ合いなどを通して行うこと等も考慮すること。
好奇心, 探究心, 環境, 発見, 探索活動, 発達, 身近な生き物, 社会とのつながりや地域社会の文化
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保育所保育指針 第2章 保育の内容 2 1歳以上3歳未満児の保育に関わるねらい及び内容 より エ ( ) 経験したことや考えたことなどを自分なりの言葉で表現し、相手の話す言葉を聞こうとする意欲や態度を育て、言葉に対する感覚や言葉で表現する力を養う。 (ア) ねらい ① 言葉遊びや言葉で表現する楽しさを感じる。 ② 人の言葉や話などを聞き、自分でも思ったことを伝えようとする。 ③ 絵本や物語等に親しむとともに、言葉のやり取りを通じて身近な人と気持ちを通わせる。 (イ) 内容 ① 保育士等の応答的な関わりや話しかけにより、自ら言葉を使おうとする。 ② 生活に必要な簡単な言葉に気付き、聞き分ける。 ③ 親しみをもって日常の挨拶に応じる。 ④ 絵本や紙芝居を楽しみ、簡単な言葉を繰り返したり、模倣をしたりして遊ぶ。 ⑤ 保育士等とごっこ遊びをする中で、言葉のやり取りを楽しむ。 ⑥ 保育士等を仲立ちとして、生活や遊びの中で友達との言葉のやり取りを楽しむ。 ⑦ 保育士等や友達の言葉や話に興味や関心をもって、聞いたり、話したりする。 (ウ) 内容の取扱い 上記の取扱いに当たっては、次の事項に留意する必要がある。 ① 身近な人に親しみをもって接し、自分の感情などを伝え、それに相手が応答し、その言葉を聞くことを通して、次第に言葉が獲得されていくものであることを考慮して、楽しい雰囲気の中で保育士等との言葉のやり取りができるようにすること。 ② 子どもが自分の思いを言葉で伝えるとともに、他の子どもの話などを聞くことを通して、次第に話を理解し、言葉による伝え合いができるようになるよう、気持ちや経験等の言語化を行うことを援助するなど、子ども同士の関わりの仲立ちを行うようにすること。 ③ この時期は、( )から、( )、( )ができる程度へと、大きく言葉の習得が進む時期であることから、それぞれの子どもの発達の状況に応じて、遊びや関わりの工夫など、保育の内容を適切に展開することが必要であること。
言葉, 片言, 二語文, ごっこ遊びでのやり取り
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保育所保育指針 第2章 保育の内容 2 1歳以上3歳未満児の保育に関わるねらい及び内容 (2) ねらい及び内容 より オ ( ) 感じたことや考えたことを自分なりに表現することを通して、豊かな感性や表現する力を養い、( )を豊かにする。 (ア) ねらい ① 身体の諸感覚の経験を豊かにし、様々な感覚を味わう。 ② 感じたことや考えたことなどを自分なりに表現しようとする。 ③ 生活や遊びの様々な体験を通して、( )や感性が豊かになる。 (イ) 内容 ① 水、砂、土、紙、粘土など様々な素材に触れて楽しむ。 ② 音楽、リズムやそれに合わせた体の動きを楽しむ。 ③ 生活の中で様々な音、形、色、手触り、動き、味、香りなどに気付いたり、感じたりして楽しむ。 ④ 歌を歌ったり、簡単な手遊びや全身を使う遊びを楽しんだりする。 ⑤ 保育士等からの話や、生活や遊びの中での出来事を通して、イメージを豊かにする。 ⑥ 生活や遊びの中で、興味のあることや経験したことなどを自分なりに表現する。 (ウ) 内容の取扱い 上記の取扱いに当たっては、次の事項に留意する必要がある。 ① 子どもの表現は、遊びや生活の様々な場面で表出されているものであることから、それらを積極的に受け止め、様々な表現の仕方や感性を豊かにする経験となるようにすること。 ② 子どもが( )しながら様々な表現を楽しむことや、自分の力でやり遂げる充実感などに気付くよう、温かく見守るとともに、適切に援助を行うようにすること。 ③ 様々な感情の表現等を通じて、子どもが自分の( )に気付くようになる時期であることに鑑み、受容的な関わりの中で自信をもって表現をすることや、( )等を感じられるような経験が蓄積されるようにすること。 ④ 身近な自然や身の回りの事物に関わる中で、発見や( )が得られるよう、諸感覚を働かせることを楽しむ遊びや素材を用意するなど保育の環境を整えること。
表現, 創造性, イメージ, 試行錯誤, 感情や気持ち, 諦めずに続けた後の達成感, 心が動く経験
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保育所保育指針 第2章 保育の内容 3 3歳以上児の保育に関するねらい及び内容 より (1) 基本的事項 ア この時期においては、運動機能の発達により、基本的な動作が一通りできるようになるとともに、基本的な生活習慣もほぼ自立できるようになる。理解する語彙数が急激に増加し、知的興味や関心も高まってくる。仲間と遊び、仲間の中の一人という自覚が生じ、( )的な遊びや( )的な活動も見られるようになる。これらの発達の特徴を踏まえて、この時期の保育においては、( )の成長と集団としての活動の充実が図られるようにしなければならない。 イ 本項においては、この時期の発達の特徴を踏まえ、保育の「ねらい」及び「内容」について、心身の健康に関する領域「健康」、人との関わりに関する領域「人間関係」、身近な環境との関わりに関する領域「環境」、言葉の獲得に関する領域「言葉」及び感性と表現に関する領域「表現」としてまとめ、示している。 ウ 本項の各領域において示す保育の内容は、第1章の2に示された養護における「生命の保持」及び「情緒の安定」に関わる保育の内容と、一体となって展開されるものであることに留意が必要である。
集団, 協同, 個
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保育所保育指針 第2章 保育の内容 3 3歳以上児の保育に関するねらい及び内容 (2) ねらい及び内容 ア 健康 健康な心と体を育て、自ら健康で安全な生活をつくり出す力を養う。 (ア) ねらい ① 明るく伸び伸びと行動し、充実感を味わう。 ② 自分の体を十分に動かし、進んで運動しようとする。 ③ 健康、安全な生活に必要な習慣や態度を身に付け、見通しをもって行動する。 (イ) 内容 ① 保育士等や友達と触れ合い、安定感をもって行動する。 ② いろいろな遊びの中で十分に体を動かす。 ③ 進んで( )で遊ぶ。 ④ 様々な活動に親しみ、楽しんで取り組む。 ⑤ 保育士等や友達と食べることを楽しみ、食べ物への興味や関心をもつ。 ⑥ 健康な生活のリズムを身に付ける。 ⑦ 身の回りを清潔にし、衣服の着脱、食事、排泄せつなどの生活に必要な活動を自分でする。 ⑧ 保育所における生活の仕方を知り、自分たちで( )を整えながら見通しをもって行動する。 ⑨ 自分の健康に関心をもち、病気の予防などに必要な活動を進んで行う。 ⑩ 危険な場所、危険な遊び方、災害時などの行動の仕方が分かり、安全に気を付けて行動する。 (ウ) 内容の取扱い 上記の取扱いに当たっては、次の事項に留意する必要がある。 ① 心と体の健康は、相互に密接な関連があるものであることを踏まえ、子どもが保育士等や他の子どもとの温かい触れ合いの中で自己の存在感や充実感を味わうことなどを基盤として、( )心と体の発達を促すこと。特に、十分に体を動かす気持ちよさを体験し、自ら体を動かそうとする意欲が育つようにすること。 ② 様々な遊びの中で、子どもが興味や関心、能力に応じて全身を使って活動することにより、体を動かす楽しさを味わい、( )を大切にしようとする気持ちが育つようにすること。その際、多様な動きを経験する中で、体の動きを調整するようにすること。 ③ ( )の中で伸び伸びと体を動かして遊ぶことにより、体の諸機能の発達が促されることに留意し、子どもの興味や関心が戸外にも向くようにすること。その際、子どもの動線に配慮した園庭や遊具の配置などを工夫すること。 ④ 健康な心と体を育てるためには食育を通じた望ましい食習慣の形成が大切であることを踏まえ、子どもの食生活の実情に配慮し、和やかな雰囲気の中で保育士等や他の子どもと食べる喜びや楽しさを味わったり、様々な食べ物への興味や関心をもったりするなどし、食の大切さに気付き、進んで食べようとする気持ちが育つようにすること。 ⑤ 基本的な生活習慣の形成に当たっては、家庭での生活経験に配慮し、子どもの( )を育て、子どもが他の子どもと関わりながら主体的な活動を展開する中で、生活に必要な習慣を身に付け、次第に見通しをもって行動できるようにすること。 ⑥ 安全に関する指導に当たっては、情緒の安定を図り、遊びを通して安全についての構えを身に付け、危険な場所や事物などが分かり、安全についての理解を深めるようにすること。また、( )の習慣を身に付けるようにするとともに、( )などを通して、災害などの緊急時に適切な行動がとれるようにすること。
戸外, 生活の場, しなやかな, 自分の体, 自然, 自立心, 交通安全, 避難訓練
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保育所保育指針 第2章 保育の内容 3 3歳以上児の保育に関するねらい及び内容 (2)ねらい及び内容 イ 人間関係 他の人々と親しみ、支え合って生活するために、( )を育て、( )力を養う。 (ア) ねらい ① 保育所の生活を楽しみ、自分の力で行動することの充実感を味わう。 ② 身近な人と親しみ、関わりを深め、工夫したり、協力したりして一緒に活動する楽しさを味わい、愛情や信頼感をもつ。 ③ 社会生活における望ましい習慣や態度を身に付ける。 (イ) 内容 ① 保育士等や友達と共に過ごすことの喜びを味わう。 ② 自分で考え、自分で行動する。 ③ 自分でできることは自分でする。 ④ いろいろな遊びを楽しみながら物事をやり遂げようとする気持ちをもつ。 ⑤ 友達と積極的に関わりながら喜びや悲しみを共感し合う。 ⑥ 自分の思ったことを相手に伝え、相手の思っていることに気付く。 ⑦ 友達のよさに気付き、一緒に活動する楽しさを味わう。 ⑧ 友達と楽しく活動する中で、共通の目的を見いだし、工夫したり、協力したりなどする。 ⑨ よいことや悪いことがあることに気付き、考えながら行動する。 ⑩ 友達との関わりを深め、思いやりをもつ。 ⑪ 友達と楽しく生活する中できまりの大切さに気付き、守ろうとする。 ⑫ 共同の遊具や用具を大切にし、皆で使う。 ⑬ 高齢者をはじめ地域の人々などの自分の生活に関係の深いいろいろな人に親しみをもつ。 (ウ) 内容の取扱い 上記の取扱いに当たっては、次の事項に留意する必要がある。 ① 保育士等との信頼関係に支えられて( )が人と関わる基盤となることを考慮し、子どもが( )を体験し、試行錯誤しながら諦めずにやり遂げることの達成感や、前向きな見通しをもって自分の力で行うことの充実感を味わうことができるよう、子どもの行動を見守りながら適切な援助を行うようにすること。 ② ( )しながら人と関わる力を育てていくようにすること。その際、集団の生活の中で、子どもが自己を発揮し、保育士等や他の子どもに認められる体験をし、自分のよさや特徴に気付き、自信をもって行動できるようにすること。 ③ 子どもが互いに関わりを深め、協同して遊ぶようになるため、自ら行動する力を育てるとともに、他の子どもと試行錯誤しながら活動を展開する楽しさや( )が実現する喜びを味わうことができるようにすること。 ④ 道徳性の芽生えを培うに当たっては、基本的な生活習慣の形成を図るとともに、子どもが他の子どもとの関わりの中で他人の存在に気付き、( )気持ちをもって行動できるようにし、また、自然や身近な動植物に親しむことなどを通して豊かな心情が育つようにすること。特に、人に対する信頼感や思いやりの気持ちは、葛藤やつまずきをも体験し、それらを乗り越えることにより次第に芽生えてくることに配慮すること。 ⑤ 集団の生活を通して、子どもが人との関わりを深め、( )の芽生えが培われることを考慮し、子どもが保育士等との信頼関係に支えられて自己を発揮する中で、( )体験をし、きまりの必要性などに気付き、( )力が育つようにすること。 ⑥ 高齢者をはじめ地域の人々などの自分の生活に関係の深いいろいろな人と触れ合い、自分の感情や意志を表現しながら共に楽しみ、共感し合う体験を通して、これらの人々などに親しみをもち、人と関わることの楽しさや( )を味わうことができるようにすること。また、生活を通して親や祖父母などの家族の愛情に気付き、家族を大切にしようとする気持ちが育つようにすること。
自立心, 人と関わる, 自分自身の生活を確立していくこと, 自ら周囲に働き掛けることにより多様な感情, 一人一人を生かした集団を形成, 共通の目的, 相手を尊重する, 規範意識, 互いに思いを主張し、折り合いを付ける, 自分の気持ちを調整する, 人の役に立つ喜び
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保育所保育指針 第2章 保育の内容 3 3歳以上児の保育に関するねらい及び内容 (2)ねらい及び内容 ウ 環境 周囲の様々な( )に好奇心や( )をもって関わり、それらを生活に取り入れていこうとする力を養う。 (ア) ねらい ① 身近な環境に親しみ、( )と触れ合う中で様々な事象に興味や関心をもつ。 ② 身近な環境に自分から関わり、発見を楽しんだり、考えたりし、それを( )に取り入れようとする。 ③ 身近な事象を見たり、考えたり、扱ったりする中で、物の性質や数量、文字などに対する感覚を豊かにする。 (イ) 内容 ① 自然に触れて生活し、その大きさ、美しさ、不思議さなどに気付く。 ② 生活の中で、様々な物に触れ、その性質や仕組みに興味や関心をもつ。 ③ ( )により自然や人間の生活に変化のあることに気付く。 ④ 自然などの身近な事象に関心をもち、取り入れて遊ぶ。 ⑤ 身近な動植物に親しみをもって接し、生命の尊さに気付き、いたわったり、大切にしたりする。 ⑥ 日常生活の中で、我が国や地域社会における様々な文化や伝統に親しむ。 ⑦ 身近な物を大切にする。 ⑧ 身近な物や遊具に興味をもって関わり、自分なりに比べたり、関連付けたりしながら考えたり、試したりして工夫して遊ぶ。 ⑨ 日常生活の中で数量や図形などに関心をもつ。 ⑩ 日常生活の中で簡単な標識や文字などに関心をもつ。 ⑪ 生活に関係の深い情報や施設などに興味や関心をもつ。 ⑫ 保育所内外の行事において( )に親しむ。 (ウ) 内容の取扱い 上記の取扱いに当たっては、次の事項に留意する必要がある。 ① 子どもが、遊びの中で周囲の環境と関わり、次第に周囲の世界に好奇心を抱き、その意味や操作の仕方に関心をもち、物事の法則性に気付き、自分なりに考えることができるようになる過程を大切にすること。また、他の子どもの考えなどに触れて新しい考えを生み出す喜びや楽しさを味わい、自分の考えをよりよいものにしようとする気持ちが育つようにすること。 ② 幼児期において自然のもつ意味は大きく、自然の大きさ、美しさ、不思議さなどに直接触れる体験を通して、子どもの心が安らぎ、豊かな感情、好奇心、思考力、表現力の基礎が培われることを踏まえ、子どもが自然との関わりを深めることができるよう工夫すること。 ③ 身近な事象や動植物に対する感動を伝え合い、共感し合うことなどを通して自分から関わろうとする意欲を育てるとともに、様々な関わり方を通してそれらに対する親しみや畏敬の念、生命を大切にする気持ち、公共心、探究心などが養われるようにすること。 ④ 文化や伝統に親しむ際には、正月や節句など我が国の( )的な行事、国歌、唱歌、わらべうたや我が国の伝統的な遊びに親しんだり、異なる文化に触れる活動に親しんだりすることを通じて、社会とのつながりの意識や国際理解の意識の芽生えなどが養われるようにすること。 ⑤ 数量や文字などに関しては、日常生活の中で子ども自身の必要感に基づく体験を大切にし、数量や文字などに関する興味や関心、感覚が養われるようにすること。
環境, 探究心, 自然, 生活, 季節, 国旗, 伝統
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保育所保育指針 第2章 保育の内容 3 3歳以上児の保育に関するねらい及び内容 (2)ねらい及び内容 エ 言葉 経験したことや考えたことなどを自分なりの言葉で表現し、相手の話す言葉を聞こうとする意欲や態度を育て、言葉に対する感覚や言葉で表現する力を養う。 (ア) ねらい ① 自分の気持ちを言葉で表現する( )を味わう。 ② 人の言葉や話などをよく聞き、自分の経験したことや考えたことを話し、伝え合う喜びを味わう。 ③ ( )に必要な言葉が分かるようになるとともに、絵本や物語などに親しみ、言葉に対する感覚を豊かにし、保育士等や友達と心を通わせる。 (イ) 内容 ① 保育士等や友達の言葉や話に興味や関心をもち、親しみをもって聞いたり、話したりする。 ② したり、見たり、聞いたり、感じたり、考えたりなどしたことを自分なりに言葉で表現する。 ③ したいこと、してほしいことを言葉で表現したり、分からないことを尋ねたりする。 ④ 人の話を注意して聞き、相手に分かるように話す。 ⑤ 生活の中で必要な言葉が分かり、使う。 ⑥ 親しみをもって日常の挨拶をする。 ⑦ 生活の中で言葉の楽しさや美しさに気付く。 ⑧ いろいろな体験を通じてイメージや言葉を豊かにする。 ⑨ 絵本や物語などに親しみ、興味をもって聞き、想像をする楽しさを味わう。 ⑩ 日常生活の中で、文字などで伝える楽しさを味わう。 (ウ) 内容の取扱い 上記の取扱いに当たっては、次の事項に留意する必要がある。 ① 言葉は、身近な人に親しみをもって接し、自分の感情や意志などを伝え、それに相手が( )し、その言葉を聞くことを通して次第に獲得されていくものであることを考慮して、子どもが保育士等や他の子どもと関わることにより心を動かされるような体験をし、言葉を交わす喜びを味わえるようにすること。 ② 子どもが自分の思いを言葉で伝えるとともに、保育士等や他の子どもなどの話を興味をもって注意して聞くことを通して次第に話を理解するようになっていき、言葉による伝え合いができるようにすること。 ③ 絵本や物語などで、その内容と自分の経験とを結び付けたり、想像を巡らせたりするなど、楽しみを十分に味わうことによって、次第に豊かな( )をもち、言葉に対する感覚が養われるようにすること。 ④ 子どもが生活の中で、言葉の響きやリズム、新しい言葉や表現などに触れ、これらを使う楽しさを味わえるようにすること。その際、絵本や物語に親しんだり、言葉遊びなどをしたりすることを通して、言葉が豊かになるようにすること。 ⑤ 子どもが日常生活の中で、文字などを使いながら思ったことや考えたことを伝える喜びや楽しさを味わい、文字に対する興味や関心をもつようにすること。
楽しさ, 日常生活, 応答, イメージ
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保育所保育指針 第2章 保育の内容 3 3歳以上児の保育に関するねらい及び内容 (2)ねらい及び内容 オ 表現 感じたことや考えたことを自分なりに表現することを通して、豊かな( 性)や( 力)を養い、( 性)を豊かにする。 (ア) ねらい ① いろいろなものの美しさなどに対する豊かな感性をもつ。 ② 感じたことや考えたことを自分なりに表現して楽しむ。 ③ 生活の中でイメージを豊かにし、様々な表現を楽しむ。 (イ) 内容 ① 生活の中で様々な音、形、色、手触り、動きなどに気付いたり、感じたりするなどして楽しむ。 ② 生活の中で美しいものや心を動かす出来事に触れ、イメージを豊かにする。 ③ 様々な出来事の中で、感動したことを伝え合う楽しさを味わう。 ④ 感じたこと、考えたことなどを音や動きなどで表現したり、自由にかいたり、つくったりなどする。 ⑤ いろいろな素材に親しみ、工夫して遊ぶ。 ⑥ 音楽に親しみ、歌を歌ったり、簡単なリズム楽器を使ったりなどする楽しさを味わう。 ⑦ かいたり、つくったりすることを楽しみ、遊びに使ったり、飾ったりなどする。 ⑧ 自分のイメージを動きや言葉などで表現したり、演じて遊んだりするなどの楽しさを味わう。 (ウ) 内容の取扱い 上記の取扱いに当たっては、次の事項に留意する必要がある。 ① 豊かな感性は、身近な環境と十分に関わる中で美しいもの、優れたもの、心を動かす出来事などに出会い、そこから得た感動を他の子どもや保育士等と共有し、様々に表現することなどを通して養われるようにすること。その際、風の音や雨の音、身近にある草や花の形や色など自然の中にある音、形、色などに気付くようにすること。 ② 子どもの自己表現は( )な形で行われることが多いので、保育士等はそのような表現を受容し、子ども自身の表現しようとする意欲を受け止めて、子どもが生活の中で子どもらしい様々な表現を楽しむことができるようにすること。 ③ 生活経験や発達に応じ、自ら様々な表現を楽しみ、表現する意欲を十分に発揮させることができるように、遊具や用具などを整えたり、様々な素材や表現の仕方に親しんだり、他の子どもの表現に触れられるよう配慮したりし、表現する過程を大切にして自己表現を楽しめるように工夫すること。
感性, 表現する力, 創造性, 素朴
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保育所保育指針 第2章 保育の内容 3 3歳以上児の保育に関するねらい及び内容 (3) 保育の実施に関わる配慮事項 ア 第1章の4の(2)に示す「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」が、ねらい及び内容に基づく( )全体を通して資質・能力が育まれている子どもの小学校就学時の具体的な姿であることを踏まえ、指導を行う際には適宜考慮すること。 イ 子どもの発達や成長の援助をねらいとした活動の時間については、意識的に保育の計画等において位置付けて、実施することが重要であること。なお、そのような活動の時間については、保護者の( )等に応じて子どもが保育所で過ごす時間がそれぞれ異なることに留意して設定すること。 ウ 特に必要な場合には、各領域に示すねらいの趣旨に基づいて、具体的な内容を工夫し、それを加えても差し支えないが、その場合には、それが第1章の1に示す保育所保育に関する基本原則を逸脱しないよう慎重に配慮する必要があること。
活動, 就労状況
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保育所保育指針 第2章 保育の内容 4 保育の実施に関して留意すべき事項 より (1) 保育全般に関わる配慮事項 ア 子どもの( )の発達及び活動の実態などの個人差を踏まえるとともに、一人一人の子どもの気持ちを受け止め、援助すること。 イ 子どもの( )は、生理的・身体的な育ちとともに、自主性や社会性、豊かな感性の育ちとがあいまってもたらされることに留意すること。 ウ 子どもが自ら周囲に働きかけ、( )しつつ自分の力で行う活動を見守りながら、適切に援助すること。 エ 子どもの入所時の保育に当たっては、できるだけ( )的に対応し、子どもが安定感を得て、次第に保育所の生活になじんでいくようにするとともに、既に入所している子どもに不安や動揺を与えないようにすること。 オ 子どもの国籍や文化の違いを認め、互いに( )する心を育てるようにすること。 カ 子どもの性差や個人差にも留意しつつ、性別などによる( )的な意識を植え付けることがないようにすること。 (2) 小学校との連携 ア 保育所においては、保育所保育が、小学校以降の生活や( )の基盤の育成につながることに配慮し、幼児期にふさわしい生活を通じて、創造的な思考や主体的な生活態度などの基礎を培うようにすること。 イ 保育所保育において育まれた資質・能力を踏まえ、小学校教育が円滑に行われるよう、小学校教師との意見交換や合同の研究の機会などを設け、第1章の4の(2)に示す「幼児期の終わりまでに育って欲しい姿」を共有するなど連携を図り、保育所保育と小学校教育との円滑な接続を図るよう努めること。 ウ 子どもに関する情報共有に関して、保育所に入所している子どもの就学に際し、市町村の支援の下に、子どもの育ちを支えるための資料が保育所から小学校へ送付されるようにすること。 (3) 家庭及び地域社会との連携 子どもの生活の連続性を踏まえ、家庭及び地域社会と連携して保育が展開されるよう配慮すること。その際、家庭や地域の機関及び団体の協力を得て、地域の自然、高齢者や異年齢の子ども等を含む人材、行事、施設等の地域の資源を積極的に活用し、豊かな生活体験をはじめ保育内容の充実が図られるよう配慮すること。
心身, 健康, 試行錯誤, 個別, 尊重, 固定, 学習
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保育所保育指針 第3章 健康及び安全 より 保育所保育において、子どもの( )及び( )の確保は、子どもの( )の保持と健やかな生活の基本であり、一人一人の子どもの健康の保持及び( )並びに安全の確保とともに、保育所全体における健康及び安全の確保に努めることが重要となる。 また、子どもが、自らの体や健康に関心をもち、心身の機能を高めていくことが大切である。 このため、第1章及び第2章等の関連する事項に留意し、次に示す事項を踏まえ、保育を行うこととする。
健康, 安全, 生命, 増進
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保育所保育指針 第3章 健康及び安全 1 子どもの健康支援 より (1) 子どもの(①)状態並びに(②)及び(③)状態の把握 ア 子どもの心身の状態に応じて保育するために、子どもの(①状態)並びに(②)及び(③状態)について、定期的・継続的に、また、必要に応じて随時、把握すること。 イ 保護者からの情報とともに、登所時及び保育中を通じて子どもの状態を観察し、何らかの疾病が疑われる状態や傷害が認められた場合には、保護者に連絡するとともに、嘱託医と相談するなど適切な対応を図ること。看護師等が配置されている場合には、その専門性を生かした対応を図ること。 ウ 子どもの心身の状態等を観察し、不適切な養育の兆候が見られる場合には、市町村や関係機関と連携し、(④)第25条に基づき、適切な対応を図ること。また、虐待が疑われる場合には、速やかに市町村又は児童相談所に通告し、適切な対応を図ること。 (2) (⑤) ア 子どもの健康に関する保健計画を全体的な計画に基づいて作成し、全職員がそのねらいや内容を踏まえ、一人一人の子どもの健康の保持及び増進に努めていくこと。 イ 子どもの心身の健康状態や疾病等の把握のために、嘱託医等により定期的に健康診断を行い、その結果を記録し、保育に活用するとともに、保護者が子どもの状態を理解し、日常生活に活用できるようにすること。 (3) (⑥)等への対応 ア 保育中に体調不良や傷害が発生した場合には、その子どもの状態等に応じて、保護者に連絡するとともに、適宜、嘱託医や子どものかかりつけ医等と相談し、適切な処置を行うこと。看護師等が配置されている場合には、その専門性を生かした対応を図ること。 イ 感染症やその他の疾病の発生予防に努め、その発生や疑いがある場合には、必要に応じて嘱託医、市町村、保健所等に連絡し、その指示に従うとともに、保護者や全職員に連絡し、予防等について協力を求めること。また、感染症に関する保育所の対応方法等について、あらかじめ関係機関の協力を得ておくこと。看護師等が配置されている場合には、その専門性を生かした対応を図ること。 ウ アレルギー疾患を有する子どもの保育については、保護者と連携し、医師の診断及び指示に基づき、適切な対応を行うこと。また、食物アレルギーに関して、関係機関と連携して、当該保育所の体制構築など、安全な環境の整備を行うこと。看護師や栄養士等が配置されている場合には、その専門性を生かした対応を図ること。 エ 子どもの疾病等の事態に備え、医務室等の環境を整え、救急用の薬品、材料等を適切な管理の下に常備し、全職員が対応できるようにしておくこと。
健康, 発育, 発達, 児童福祉法, 健康増進, 疾病
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保育所保育指針 第3章 健康及び安全 2 食育の推進 より (1) 保育所の特性を生かした食育 ア 保育所における食育は、健康な生活の基本としての「( )」の育成に向け、その基礎を培うことを目標とすること。 イ 子どもが生活と遊びの中で、意欲をもって食に関わる体験を積み重ね、食べることを楽しみ、食事を楽しみ合う子どもに成長していくことを期待するものであること。 ウ 乳幼児期にふさわしい食生活が展開され、適切な援助が行われるよう、食事の提供を含む食育計画を全体的な計画に基づいて作成し、その評価及び改善に努めること。栄養士が配置されている場合は、専門性を生かした対応を図ること。 (2) 食育の環境の整備等 ア 子どもが自らの感覚や体験を通して、自然の恵みとしての食材や食の循環・環境への意識、調理する人への感謝の気持ちが育つように、子どもと調理員等との関わりや、調理室など食に関わる保育環境に配慮すること。 イ 保護者や地域の多様な関係者との連携及び協働の下で、食に関する取組が進められること。また、市町村の支援の下に、地域の関係機関等との日常的な連携を図り、必要な協力が得られるよう努めること。 ウ 体調不良、食物アレルギー、障害のある子どもなど、一人一人の子どもの心身の状態等に応じ、嘱託医、かかりつけ医等の指示や協力の下に適切に対応すること。栄養士が配置されている場合は、専門性を生かした対応を図ること。
食を営む力
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保育所保育指針 第3章 健康及び安全 3 環境及び衛生管理並びに安全管理 より (1) 環境及び衛生管理 ア 施設の温度、湿度、換気、採光、音などの環境を常に適切な状態に保持するとともに、施設内外の設備及び用具等の衛生管理に努めること。 イ 施設内外の適切な環境の維持に努めるとともに、( )及び全職員が( ) を保つようにすること。また、職員は( )知識の向上に努めること。 (2) 事故防止及び安全対策 ア 保育中の事故防止のために、子どもの心身の状態等を踏まえつつ、施設内外の安全点検に努め、安全対策のために全職員の共通理解や体制づくりを図るとともに、家庭や地域の関係機関の協力の下に安全指導を行うこと。 イ 事故防止の取組を行う際には、特に、( 中)、プール活動・水遊び中、( 中)等の場面では重大事故が発生しやすいことを踏まえ、子どもの主体的な活動を大切にしつつ、施設内外の環境の配慮や指導の工夫を行うなど、必要な対策を講じること。 ウ 保育中の事故の発生に備え、施設内外の危険箇所の点検や訓練を実施するとともに、外部からの不審者等の侵入防止のための措置や訓練など不測の事態に備えて必要な対応を行うこと。また、子どもの( )面における対応に留意すること。
子ども, 清潔, 衛生, 睡眠, 食事, 精神保健
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保育所保育指針 第3章 健康及び安全 4 災害への備え より (1) 施設・設備等の安全確保 ア 防火設備、避難経路等の安全性が確保されるよう、定期的にこれらの安全点検を行うこと。 イ 備品、遊具等の配置、保管を適切に行い、日頃から、安全環境の整備に努めること。 (2) 災害発生時の対応体制及び避難への備え ア 火災や地震などの災害の発生に備え、緊急時の対応の具体的内容及び手順、職員の役割分担、避難訓練計画等に関する( )を作成すること。 イ 定期的に避難訓練を実施するなど、必要な対応を図ること。 ウ 災害の発生時に、保護者等への連絡及び子どもの引渡しを円滑に行うため、日頃から( )との密接な連携に努め、連絡体制や引渡し方法等について確認をしておくこと。 (3) 地域の関係機関等との連携 ア 市町村の支援の下に、地域の関係機関との日常的な連携を図り、必要な( )が得られるよう努めること。 イ 避難訓練については、地域の関係機関や保護者との( )の下に行うなど工夫すること。
マニュアル, 保護者, 協力, 連携
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保育所保育指針 第4章 子育て支援 保育所における保護者に対する子育て支援は、全ての子どもの健やかな育ちを実現することができるよう、第1章及び第2章等の関連する事項を踏まえ、子どもの育ちを( )と連携して支援していくとともに、保護者及び地域が有する子育てを( )実践する力の向上に資するよう、次の事項に留意するものとする。
家庭, 自ら
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保育所保育指針 第4章 子育て支援 1 保育所における子育て支援に関する基本的事項 (1) 保育所の特性を生かした子育て支援 ア 保護者に対する子育て支援を行う際には、各地域や家庭の実態等を踏まえるとともに、保護者の( )を受け止め、( )の信頼関係を基本に、保護者の( )を尊重すること。 イ 保育及び子育てに関する知識や技術など、保育士等の専門性や、子どもが常に存在する環境など、保育所の特性を生かし、保護者が子どもの成長に気付き子育ての( )を感じられるように努めること。 (2) 子育て支援に関して留意すべき事項 ア 保護者に対する子育て支援における地域の関係機関等との連携及び協働を図り、保育所全体の体制構築に努めること。 イ 子どもの( )に反しない限りにおいて、保護者や子どもの( )を保護し、知り得た事柄の秘密を保持すること。
気持ち, 相互, 自己決定, 喜び, 利益, プライバシー
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保育所保育指針 第4章 子育て支援 2 保育所を利用している保護者に対する子育て支援 (1) 保護者との相互理解 ア 日常の保育に関連した様々な機会を活用し子どもの日々の様子の伝達や収集、保育所保育の( )の説明などを通じて、保護者との相互理解を図るよう努めること。 イ 保育の( )に対する保護者の積極的な参加は、保護者の( する力)の向上に寄与することから、これを促すこと。 (2) 保護者の状況に配慮した個別の支援 ア 保護者の就労と子育ての両立等を支援するため、保護者の( )した保育の需要に応じ、病児保育事業など多様な事業を実施する場合には、保護者の状況に配慮するとともに、子どもの( )が尊重されるよう努め、子どもの生活の( 性)を考慮すること。 イ 子どもに障害や発達上の課題が見られる場合には、市町村や関係機関と連携及び協力を図りつつ、保護者に対する個別の支援を行うよう努めること。 ウ 外国籍家庭など、特別な配慮を必要とする家庭の場合には、状況等に応じて個別の支援を行うよう努めること。 (3) 不適切な養育等が疑われる家庭への支援 ア 保護者に(育児 )等が見られる場合には、保護者の希望に応じて個別の支援を行うよう努めること。 イ 保護者に不適切な養育等が疑われる場合には、市町村や関係機関と連携し、( )で検討するなど適切な対応を図ること。また、虐待が疑われる場合には、速やかに( )又は児童相談所に通告し、適切な対応を図ること。
意図, 活動, 子育てを自ら実践する, 多様化, 福祉, 連続性, 不安, 要保護児童対策地域協議会, 市町村
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保育所保育指針 第4章 子育て支援 3 地域の保護者等に対する子育て支援 より (1) ( )に開かれた子育て支援 ア 保育所は、児童福祉法第48条の4の規定に基づき、その行う保育に支障がない限りにおいて、地域の実情や当該保育所の体制等を踏まえ、地域の保護者等に対して、保育所保育の専門性を生かした子育て支援を( )に行うよう努めること。 イ 地域の子どもに対する一時預かり事業などの活動を行う際には、一人一人の子どもの心身の状態などを考慮するとともに、日常の保育との関連に配慮するなど、( )に活動を展開できるようにすること。 (2) 地域の関係機関等との連携 ア 市町村の支援を得て、地域の関係機関等との積極的な連携及び協働を図るとともに、子育て支援に関する地域の( )と積極的に連携を図るよう努めること。 イ 地域の( )への対応など、地域の子どもを巡る諸課題に対し、要保護児童対策地域協議会など関係機関等と連携及び協力して取り組むよう努めること。
地域, 積極的, 柔軟, 人材, 要保護児童
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保育所保育指針 第5章 職員の資質向上 第1章から前章までに示された事項を踏まえ、保育所は、( )保育を展開するため、絶えず、一人一人の職員についての資質向上及び職員全体の専門性の向上を図るよう努めなければならない。
質の高い
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保育所保育指針 第5章 職員の資質向上 1 職員の資質向上に関する基本的事項 より (1) 保育所職員に求められる専門性 ( )を考慮し、( )に配慮した保育を行うためには、職員一人一人の( )、( 性)並びに保育所職員としての職務及び責任の理解と自覚が基盤となる。 各職員は、( )に基づく課題等を踏まえ、保育所内外の研修等を通じて、保育士・看護師・調理員・栄養士等、それぞれの職務内容に応じた専門性を高めるため、必要な知識及び( )の修得、維持及び向上に努めなければならない。 (2) 保育の質の向上に向けた組織的な取組 保育所においては、保育の内容等に関する自己評価等を通じて把握した、保育の質の向上に向けた課題に( )的に対応するため、保育内容の改善や保育士等の役割分担の見直し等に取り組むとともに、それぞれの職位や職務内容等に応じて、各職員が必要な知識及び( )を身につけられるよう努めなければならない。
子どもの最善の利益, 人権, 倫理観, 人間性, 自己評価, 技術, 組織, 技能
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保育所保育指針 第5章 職員の資質向上 2 施設長の責務 より (1) 施設長の責務と専門性の向上 施設長は、保育所の役割や社会的責任を遂行するために、法令等を遵守し、保育所を取り巻く( )等を踏まえ、施設長としての専門性等の向上に努め、当該保育所における保育の質及び職員の専門性向上のために必要な環境の確保に努めなければならない。 (2) 職員の研修機会の確保等 ( )は、保育所の全体的な計画や、各職員の研修の必要性等を踏まえて、体系的・計画的な研修機会を確保するとともに、職員の勤務体制の工夫等により、職員が計画的に研修等に参加し、その専門性の向上が図られるよう努めなければならない。
社会情勢, 施設長
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保育所保育指針 第5章 職員の資質向上 3 職員の研修等 より (1) 職場における研修 職員が日々の保育実践を通じて、必要な知識及び技術の修得、維持及び向上を図るとともに、保育の課題等への共通理解や ( 性)を高め、保育所全体としての保育の質の向上を図っていくためには、日常的に職員同士が ( 的)に学び合う姿勢と環境が重要であり、( )での研修の充実が図られなければならない。 (2) 外部研修の活用 各保育所における保育の課題への的確な対応や、保育士等の専門性の向上を図るためには、職場内での研修に加え、関係機関等による研修の活用が有効であることから、必要に応じて、こうした外部研修への参加機会が確保されるよう努めなければならない。
協働, 主体, 職場内
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保育所保育指針 第5章 職員の資質向上 4 研修の実施体制等 (1) 体系的な研修計画の作成 保育所においては、当該保育所における保育の課題や各職員の( )等も見据えて、初任者から管理職員までの職位や職務内容等を踏まえた( 的)な研修計画を作成しなければならない。
キャリアパス, 体系
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保育の原理】保育の2柱は、「( )」と「教育」。
養護
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保育原理・基礎】養護とは、「( )」と「情緒の安定」。
生命の保持
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保育の原理】過去問 乳児保育 にかんして、保育所保育指針に示されている正しいものを選びなさい。
乳児保育のねらい及び内容は、「健やかに伸び伸びと育つ」「身近な人と気持ちが通じ合う」「身 近なものと関わり感性が育つ」の3つの視点として示されている。, 乳児期は、視覚、聴覚などの感覚や、座る、はう、歩くなどの運動機能が著しく発達し、特定の大人との応答的な関わりを通じて、情緒的な絆が形成されるといった特徴がある。, 一人一人の生活リズムに応じて安全な環境の下で十分に午睡をし、おむつ交換や衣服の着脱など を通じて、清潔になることの心地よさを感じられるようにする