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保育 心理学
  • 小串仁美

  • 問題数 50 • 4/2/2024

    記憶度

    完璧

    7

    覚えた

    19

    うろ覚え

    0

    苦手

    0

    未解答

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    問題一覧

  • 1

    発達心理学 心理学  アメリカの心理学者の(①)は、「アカゲザルの赤ちゃんの実験」を行い、母親の代わりに、哺乳瓶のついた針金母、布製母を用いて実験しました。 赤ちゃんサルは、母乳を針金母からもらいつつも、その他の時は布製母に抱き着き、いなくなるとパニックになりました。 これを人間関係に置き換えると、スキンシップなどの(②)は(③)を形成し、子育てにおいて大切な要素だと発見されました。

    ハーロウ(Harlow H. F.), 身体的接触, 愛着

  • 2

    正しい選択肢を選びなさい。

    馴化(じゅんか)とは、心理学における概念の一つ。ある刺激がくり返し提示されることによって、その刺激に対する反応が徐徐に見られなくなっていくこと。, エントレインメントとは、同調すること。聞き手が相手の言葉や動き、雰囲気に合わせ無意識に体を動かしたりする、非言語的コミュニケーションのこと。, 幼児図式とは、乳児の身体的特徴のことで、丸く大きな頭や広い額や、体に比較して大きな頭、丸みをもった体つき、顔の中央よりやや下に位置する大きな目、といった幼児にみられる外見の特徴のこと。, 子どもは養育者から養育行動を引き出すための様々な特徴をもっているが、幼児図式もその一つである。

  • 3

    小学生に関する正しい選択肢を選びなさい。

    自閉スペクトラム症については、心の理論説、実行機能説、中枢性統合説などによって説明されてきたが、どれか一つの理論のみで説明することは難しいとされている。, 選択性緘黙とは、DSM-5によれば、他の状況で話しているにもかかわらず、話すことが期待されている特定の社会的状況(例:学校)において、話すことが一貫してできない症状をいう。, 「小4の壁」とは、9歳〜10歳、小4の時期の子ども達がつまずきや劣等感を抱いたり、自己肯定感が持ちづらくなる現象であり、これは、この時期の子どもが脳の発達により、抽象的な概念も理解できるようになったり、社会的比較、自分を客観的に認識できるようになったりすることで生まれるものだと言われている。

  • 4

    ポルビィに関する正しい選択肢を選びなさい。

    アタッチメント, 愛着, 母性剥奪, マターナル・デプリベーション, 教育と心的機能の発達の相互作用に関する理論

  • 5

    心理学的に正しい文言を選択肢を選びなさい

    レスパイトケアは、介護や育児をする家族が休息を取れるようにサポートするもの。産婦のレスパイトケアは、母親の休息を促し心身の安定を図るものである。, 出産後に母親の胸元で乳児と肌を触れ合わせるカンガルーケアは、子どもの発達、母子相互作用、愛着形成の促進などの効果が指摘されている。, 超低出生体重児は予定日よりも3〜4か月も早く生まれ、医療ケアのため長期の入院を余儀なくされる。その間、母子分離の状態におかれるため、母子の愛着形成不全が生じる危険性がある。, 心理的離乳とは、思春期および青年期において生じる、家族、主に親からの精神的分離、自立を示す概念のこと。, 子どもの自立に伴う親役割の喪失感は、空の巣症候群(からのすしょうこうぐん)のこと。空の巣症候群とは、子どもの自立によって「自分の役割が喪失した」と感じ、空虚感や喪失感が強まっている状態のこと。, バルテス(Baltes, P.B.)によると、高齢期は決して何かを失うばかりではなく、喪失することで失ったものの重要さを実感し、状況へ適応することを模索しながら、新たなものを得ようとまた挑戦していく過程であるとされている。, キャッテル(Cattell, R.B.)らによると、知能には、結晶性知能と流動性知能があり、経験と強く関係する結晶性知能は生涯にわたって伸び続ける。, 自他の区別がつくのは1歳半頃といわれている

  • 6

    発達理論 ワトソン 発達を決めるのは(①)である。学習環境さえ整えれば、子供は理想の発達をすると考えた。この理論を(②)という。

    環境, 学習優位説

  • 7

    発達理論 ゲゼル 発達を決めるのは(①)である。発達の順序は環境では変わらないとし、この理論を(②)という。また学習の準備には(③)が必要と唱えた。

    遺伝, 成熟優位説, レディネス

  • 8

    発達理論 シュルテン 発達を決めるのは、(①)だと考え、この理論を(②)という。

    遺伝と環境が加算的に働くから, 輻輳説

  • 9

    発達理論 ジェンセン 発達を決めるのは、(①)だと考え、この理論を(②)という。また、遺伝的に発達が顕在化するには、環境が一定値を超えなければいけないという(③)を唱えた。

    遺伝と環境の相互作用説, 相互作用説, 環境閾値説

  • 10

    発達理論 ブロンフェンブレナー 発達に影響する環境として、(①)になった生態学的環境システムと考え、このシステムが複雑に子どもに影響しながら発達に影響するという(②)説を唱えた。

    入れ子構造, 生態学的モデル

  • 11

    発達理論 ( ) 遺伝が優れた人たち同士で掛け合えば、高い才能をつくると考えた。

    ゴールトン

  • 12

    発達理論 ( ) 環境の価値や意味は、人の心の働きによって生まれるのではなく、環境自体をさまざまな意味を提供していると考え、子どもが環境に関わることは、環境に埋め込まれた意味を見出しながら行為することであると主張した。

    ギブソン

  • 13

    発達理論 ( ) 条件付けをもとにした学習理論を社会的学習理論へと発展させ、人の行動を観察し、その人に罰や報酬が与えられるのを見たりすることによって、行動が変容することを実験で示した。

    バンデューラ

  • 14

    発達理論 ( ) 人間は、認知構造「①」に依拠して外界を探索しようとする生き物で、外界から情報を取り込む「②」ために、認知構造自体を変容「③」しながら、知能を体制化していくと考えました。これに基づいて、子どもの認知の普遍的な発達段階を唱えた。

    ピアジェ, シェマ, 同化, 調節

  • 15

    発達理論 ピアジェ 細かくは次のように分けた。 0-2歳 (①)期 反射 2-7歳 (②)期 自己中心性 7-12歳(③)期 保存の概念 12-15歳(④)期 仮説や抽象的概念 また、大きくは(0-2歳までを「⑤」知能の段階)と(2歳以降を「⑥」知能の段階)の2つに分けた。

    感覚運動期, 前操作期, 具体的操作期, 形式的操作期, 感覚運動的, 表象的

  • 16

    発達理論 ピアジェ 細かくは次のように分けた。 0-2歳 感覚運動期 反射をもとに感覚運動的知能を発達させる 7-9か月(①)を理解。1-1歳半(②)が働き始める。 2-7歳 前操作期 思考と行動が未分化。(③)に考え勝ち。見かけの変化に惑わされやすい。 7-12歳 具体的操作期 目の前の具体的な物事を取り扱う限りの論理的な思考が可能となり(④)がわかる。 12-15歳 形式操作期 仮説や抽象的概念が可能となる

    物の永続性, 象徴機能, 自己中心的, 保存の概念

  • 17

    発達理論 子どもの認知発達 ( ) ①子供が自力で出来ること、②大人などの援助を借りてできること、①と②の間の領域を「(③)」と呼んだ。

    ヴィゴツキー, 発達の最近接領域

  • 18

    発達理論 子どもの認知発達 ピアジェとヴィゴツキーの違い (①)は、感覚運動期のころに独り言を言うのは、自己中心性の発露で「②」と呼んだ。 一方、(③)は、子どもの独り言は、社会的コミュニケーションである「④」の一部が、自分の行動を導くための「⑤」として使われるようなる過程で、出現するものと考えた。

    ピアジェ, 自己中心語, ヴィゴツキー, 外言, 内言

  • 19

    発達理論 ピアジェ 子どもの道徳性の変化 子どもの道徳性は、大人に依存する人間関係の中で受け入れてきた他律的道徳から、仲間との対等な関係でルールを作り出す自律的道徳性へと発達する。

  • 20

    発達理論 ピアジェ 子どもの道徳性の変化 子どもの道徳性は、8-9歳ごろを境目に、行為の結果による判断から、行為の動機による判断へと変化する。

  • 21

    シェマ, 同化, 調節, 均衡化

  • 22

    発達理論 ピアジェ 感覚運動期 赤ちゃんが自分の手や足、ガラガラや積み木など目の前にあるものに触れたり、口に入れてみたり、叩いたりして対象物を把握します。 例えばガラガラを何度も揺らすことで(①)をすることで、ぐらぐらゆらゆらという「揺らす」という枠組み(②)を形成します。 そしてその「揺らす」という枠組みを他のものにも当てはめてみます。積み木を揺らし液体の入ったコップを揺らします。 揺らせば音のなるおもちゃは鳴らない積み木より面白いようですし、コップから水が零れ落ちるのはおかしくてたまらないようです。 赤ちゃんは生後間もない頃だと「いないいないばあ」で大人が顔を隠してしまうといなくなったと思いますが、 成長と共に顔を隠しても大人がそこにいると認識できるようになり、「いないいないばあ」を喜んでくれるようになります(③)。 さらに成長とともに、物事をシンボルとして捉え、実際のリンゴとリンゴのイラストを見てどちらもリンゴだとわかるようになります(④)。 1歳くらいになると相手の表情に自分の表情を近づけたり、聞こえた声をまねて発声してみたりします。 もう少し大きくなると相手の動作を記憶して模倣する(⑤)も見られるようになります。

    循環反応, シェマ, 対象の永続性, シンボル機能, 延滞模倣

  • 23

    発達理論 ピアジェ 前操作期 2歳~4歳を「(①)期」、4歳~7歳を「(②)期」に分けられています。 2~4歳「①期」ではもののイメージを頭の中に作り上げて保存し、そのイメージをあとで使うことができます。 例えば、目の前に車がなくても車の絵を描いたりすることができます。母親など大人の発言や行動を(③)したがるのもこの時期です。 4~7歳「②期」では、①期に比べ、概念化が進んで物事を関連付けたりして理性によって考えることができるようになってきます。 しかし、まだ論理的に考えるほどには至っていません。 たとえばコップに入ったジュースを口径が違うコップに移し替えた場合、水面の高さが変わると量が増えた(減った)と思い込みます(④)。 この段階に進むと自らの考えた直感的な答えと事実の不一致がおこるので、その差を埋めようとするための質問が増えます。 前操作期は全体的に自分の視点から世界を見ている(⑤)ので、相手の立場になって考えることがまだ難しい年齢です。 自分が楽しいことは相手も楽しいという風に考えています。そのせいで喧嘩になることもしばしばあります。 そういったトラブルを経験することで徐々に「他者の目線」を獲得していきます。 この時期の子どもたちは絵本の世界など想像と現実の区別がつきにくく混同する傾向が見られます(⑥)。 また、ぬいぐるみや人形を相手にごっこ遊びをして楽しむのもこの時期です(⑦)。 この行動もぬいぐるみや人形の視点を通して周りを観察し「他者の目線」を獲得するための練習段階といえます。 また多くの場合はぬいぐるみや人形に対して自分は「上位の存在」である保護者のような役割を演じ、ルールを定めるといった大人たちの模倣を行います。

    象徴的思考期, 直感的思考期, 真似, 中心化, 自己中心性, 実念論, アニミズム

  • 24

    発達理論 ピアジェ 具体的操作期 論理的な思考が可能となり、重さ・長さ・距離など(①)も理解できるようになり、比較が可能になります。 コップに入っているジュースを口径の違うコップに移し替えても量は変わらないということが理解できるようになります(②)。 物を操作し体験する経験を重ねながら、状況把握の正確さが増し、時間の流れがわかるようになると因果関係が理解できるようになります。 見た目に惑わされないということは具体性から抽象性への架け橋です。 時間や空気、気持ちのように目に見えないものの存在を意識することで、抽象的な物事を理解する準備をしているのです。 この頃から自己中心的な考えからコミュニケーション能力が発達し共感力が身に付いたことで、 相手と自分とでは物の見え方が異なることに気づき、他人の立場や気持ちを考えて発言や行動ができるようになります(③)。」

    数的概念, 保存性の習得, 脱自己中心性

  • 25

    抽象的思考, イメージ, 仮説

  • 26

    ロシア, モーツアルト, 社会的相互作用, 内化, 生活的概念, 科学的概念, 情動, 機能的統一体

  • 27

    発達理論とは 発達理論は、大きく2つに分けられる。 (①)的変化__身体的変化 成長と衰退 語彙数の増加 (②)的変化__認知、知覚的変化 分化と統合 コミュニケーションの仕方 人は、一生涯を通じて、心身・社会的な諸関係が変化する。これを(③)という。

    量, 質, 発達

  • 28

    発達理論 愛着 (①)イギリス精神科医 1段階 (誕生~12週) 未形成。無差別に周囲の人間に対して興味を持ち働きかける段階 2段階 (12週~6か月)母親に対して見分けがつき凝視や微笑など顕著になる。母親の不在に対して泣くという行動はまだ見られない段階 3段階 (6か月~2-3歳)特定の人を(②)として、後追いするなど見られる。見知らぬ人に対しては警戒したり不安を感じる(③)が起きる段階。②を(④)として捉え、(⑤)のよりどころにしている。 4段階 (2-3歳) 愛着対象を永続的で独立した存在として考えるようになる。

    ボルビィ, 愛着対象, 人見知り, 安全基地, 探索活動

  • 29

    発達理論 愛着 イギリスの精神科医(①)は、「親(養育者)の世話・養育を求める乳児の行動」を(②)と名づけ、 パターンを3つに分けています。 (③)泣く・笑う・声を出すなど (④)目で追う・接近するなど (⑤)抱きつく・よじ登るなど 子どもは②を通して、「養育者から安心感や愛護感を得られる」ということを学びます。そしてアタッチメントが内在化されます。 ボウルビィはこれを、「(⑥)」と呼び、自身の精神的安定や、他者との関係のとり方に関わってくることを発見しました。 子どもが成長して、内面的なアタッチメントが形成・発達すると、②は減っていくとしましたが、 幼少期に限らず、生涯にわたるものとして構築され、安定した人間関係を築く基礎にもなっているのです。

    ボウルビィ, 愛着行動, 発信行動, 定位行動, 能動的身体接触行動, 内的作業モデル(内的ワーキングモデル)

  • 30

    発達障害 愛着理論 当時ボウルビィは、戦争孤児の「①」を研究していました。これは施設で長期間生活することによって、発達上の問題が生じることを表します。 ボウルビィは、この原因を「②」だと考え、身体的・精神的な症状が出ているとしたのです。 そのため、子どもの愛着行動に対して応答する(③)を重要視し、2歳半をすぎると③をいくらしても無意味になるという(④)の存在を示しました。 ただ、④自体は鳥類を観察していた(⑤)が発見した(⑥)を人間にあてはめているが、人間の発達は可塑性があるため疑問視されています。 ④よりも、学習の成立や能力の発達が促進される(⑦)の時期のほうが重要視されるようになりました。

    ホスピタリズム, マターナルデプリベーション, マザリング, 臨界期, ローレンツ, インプリティング, 敏感期

  • 31

    発達理論 愛着 愛着パターン 子どもの愛着の傾向は、まだ不確立であるため。大人のように「(①)」とは呼ばずに「(②)」と呼んで区別される。 愛着形成には大きく4つに分かれ、(③)の実験を通して調べることが多い。 (⑥)型 6割強)母親が現れると素直に再開を喜び、母親に抱かれようとする。母親から離されると泣いたり不安を示したりするが、その過程は過剰というほどではない。安定型では、母親が安全基地としてうまく機能しており、ストレスを感じたときに適度な愛着行動を起こしているといえる。 (⑤)型 1.5-2割)母親から引き離されてもほとんど無反応であり、母親と再会しても目を合わせず、自分から抱かれようともしない。愛着行動を起こさないタイプ。 小さいころから児童養護施設などで育った子どもに典型的にみられる。また、親の関心や世話が不足して放任になっている場合でもみられる。その後反抗や攻撃性の問題がみられやすい。 (⑥)型 1割)母親から離されると激しく泣いて強い不安を示すのに、母親が再び現れて抱こうとしても拒んだり嫌がったりする。しかし、いったんくっつくと、なかなか離れようとしない。母親の安全基地としての機能が十分でないために、愛着行動が過剰に引き起こされているといえる。 親がかまってくれるときと無関心なときの差が大きい場合や、神経質で厳しく過干渉な親の場合が多い。その後、不安障害になるリスクが高く、いじめなどの被害に逢いやすいとされる。 (⑦)型 ⑤型と⑥型が入り混じった、一貫性のない無秩序な行動パターンを示すのが特徴である。まったく無反応かと思うと、激しく泣いたり怒りを表したりする。また、肩を丸めるなど親からの攻撃を恐れているような反応をみせたり、逆に親を突然叩いたりすることもある。 虐待を受けている子や精神状態がひどく不安定な親の子どもにみられやすい。安全基地が逆に危険な場所となることで、混乱を来していると考えられる。親の行動が予測不能であることが、子どもの行動を無秩序なものにしているのである。その後、境界性パーソナリティ障害になるリスクが高いとされる。

    愛着スタイル, 愛着パターン, ストレンジシチュエーション, 安定, 回避, 抵抗/両価, 混乱

  • 32

    共同注意, 9か月, 人指し行動, 視線追従, 社会参照, 1歳, 心の理論, 4歳

  • 33

    発達理論 発達に関する心理学用語 社会は自己と他者でできているが、他者によって欲求が妨害される(玩具が使いたいのに今他の子に使われている)時に(①)が生まれる。 ①を解決するには、他者と自分が考えていることがちがうという(②)の中でも、他者の感情をその表情などから推測しその感情を共有することを(③)といい、また、自己中心的な視点を離れ他者の視点に立って推論する力を(④)というが、③④を用いながら相互の欲求を調整する(⑤)が必要になる。 こうした行動には、外的報酬を期待するものではなく、相手のためになると考え自発的に行われる。こうした行動を(⑥)という。 ジョイントアテンションをはじめ、他者との社会的相互作用を通して確立される自己を(⑦)という。

    対人葛藤, 心の理論, 共感性, 役割取得, 自己調整能力, 向社会的行動, 対人的自己

  • 34

    発達理論 発達に関する心理学用語 人の取りまく環境が変わることを(①)といい、ストレスにもなるが、新しい行動様式を獲得するプラスの側面もある。 こうした変化に適応し、乗り越えて立ち直る力を(②)といい、子どもが発揮するには大人のサポートを必要とする。

    環境移行, レジリエンス

  • 35

    発達理論 (①) 他の哺乳類と比べて生後すぐ立ち上がれずに食事や排泄行為さえ他者に頼るような未熟な状態で生まれてくるため(②)と呼んだ。 また、多くの動物は、2種類に分けられ、 (③): 馬や象のような、妊娠期間が長い・原則一個体で生まれる・生まれてすぐに動き回る (④): りす、いたち、うさぎのような、妊娠期間が短い・多産で生まれる・未熟な状態で生まれ自力で動いたり食べりできない ヒトは、「妊娠期間は長い」「原則一個体で生まれる」「生まれてすぐの運動機能は未熟で親の保護なしには生きていけない」ため(⑤)と分類した。

    ポルトマン, 生理的早産, 離巣性, 就巣性, 二次的就巣性

  • 36

    発達理論 乳児の発達  A:(①と❶)が発見。 新生児が対面する人の顔の表情を真似する現象を発見し(②)と名付けた。 舌出し、口開け、口すぼめなどが確認されている。 B:(③と❸)が発見。 新生児期には、自分の母親などの独特の調子やリズムの話しかけに同調して身体を動かす相互同期性がみられ、この現象を(④)と呼びました。 C:発見者はいない。 新生児が、自分と他者との区別があいまいで、他者の感情に巻き込まれる形で情緒を経験している現象。他の新生児の泣き声につられて泣くなど。(⑤)と呼ぶ。

    メルツォフ(Meltzoff. A.N.)とムーア(Moore. M.K.), 共鳴動作, コンドン(Condon,W.S.)とサンダー(Sander,L.W.), エントレインメント, 情動伝染

  • 37

    保育の心理学 発達 乳児 ・風呂上りや満腹などの生理的な快適さ、あるいは特に何もないウトウトしている時に見せる笑顔を(①)という。 ・生後(②)ごろから、人に向けて微笑みかけることを(③)といい、恐らく「嬉しい」「楽しい」など感じている。こうして、だれにでも微笑みかけるのを(④)という。 ・それ以降からは、特定の人物を認識して選択的に微笑みかけるようになる。

    生理的微笑, 2か月, 社会的微笑, 3か月微笑

  • 38

    保育の心理学 発達 乳児 生後(①)ごろから、 ・自分の手をじっと見つめる ・髪の毛をむしるようなしぐさをした後に手のひらを見つめる ・手を上げたり下ろしたり繰り返す ・手をグーにしたりパーにしたりを繰り返す ・ゆらゆらと手を揺らす ・手や指を口の中に入れて舐める 自分の手を不思議そうな顔でじっと見つめたり、指やこぶしを舐めたりするしぐさが見られ、これを(②)という。 自分の見ている手が、自分で動かしている手だと気づき、(③)を発見している。 また、動いているものが目で追える(④)ができるようになってきたサインでもある。

    2-3か月ごろ, ハンド・リガード, 身体的自己, 追視

  • 39

    保育の心理学 発達 乳児 アメリカ1960年代発達心理学者(①) 生まれたばかりの新生児はほとんど何も見えていないと考えられていたが、刺激に対して頭や目を向けようとする定位反応(定位反射)を示すことを利用して、視線の動きや注視の時間などから、視覚・色覚や興味・関心などを測定する実験方法(②)を開発し、視力検査などをした。 実験の結果、赤ちゃんはパターンへの選好を持っており、新生児でもパターンのあるものやコントラストの高いものなど、特定の特徴を持っている図形を長い時間みており、白と黒の縞を細かくしていき視力に変換すると、おおよその視力は新生児で0.02,生後3ヶ月で0.1,生後6ヶ月あることがわかった。 赤ちゃんの見ている世界は、輪郭がはっきりせず、コントラストの低い薄ぼんやりしたもので、また好んで「(③)」をじっと見やすいことがわかっている。

    ファンツ(Robert L. Fantz), PL法, 顔

  • 40

    心理学 発達 乳児 出産直後に赤ちゃんを母親の胸に抱っこして、裸の皮膚を直接触れ合わせながら保育するケアを(①)と言います。 母子ともに安定して入れば帝王切開のあとでもでき、いくつかのメリットがあげられています。 母子の絆が深まる 母乳分泌が増え、母乳育児がスムーズになる 赤ちゃんの呼吸や心拍が安定する 一方で、「親子関係は出産直後に決定づけられるものではなく時間をかけた継続的相互のやりとりが必要」という考え方を(②)は打ち出した。

    カンガルーケア, マッコール

  • 41

    発達理論 発達 乳児 言語活動は、「(①)的活動」の1つと言われ、1歳‐2歳頃に①機能が形成されるため、この時期に急激に発達します。この時期を(②)とも言います。 ・生後1か月ごろ (③) ・4か月ごろ   (④) ・半年ごろ    (⑤) ・10-12か月ごろ (⑥) ・2歳ごろ    (⑦)

    象徴, 語彙爆発, クーイング, 喃語, 基準喃語, 初語, ブーブー、ある, ママとおかいものにいってきたの

  • 42

    発達理論 発達 乳児 「da, da, da」など、子音+母音を繰り返し言う

    基準喃語, 反復喃語

  • 43

    発達理論 発達 乳児 (①) 子どもの遊びを2歳から5歳にかけて、他者との関わりという視点から、5つの型に分類した。 〇(②)一人で遊ぶ 〇(③)遊びには加わらないが、仲間の様子を眺めたり、口出ししたりする。 〇(④)他の子どもと同じような遊びをしているが、互いにやりとりはしない。 〇(⑤)他の子どもと一緒に遊び、やりとりや会話がある。 〇(⑥)他の子どもと共通の目的をもって、明確な役割分担や協力をしながら遊ぶ。  こうした遊びの型が増えていくのは、発達の過程とも深い関係がある。 目の前にないものを思い浮かべる作用(⑦)ができるようになると、(⑧)ができるようになります。

    バーテン, 一人遊び, 傍観的行動, 平行遊び, 連合遊び, 共同遊び, 表象, 見立て遊び

  • 44

    発達理論 発達 幼児期ー学童期 絵画 (①) 子どもの描画発達は段階的にすすむが、①はこの発達プロセスを「写実性」の面から考え、4段階に表した。 <第1段階> 「(②)の写実性」 (③)頃まで クレヨンを自由に叩きつけて点を描いたり、手当たり次第ぐるぐると円形を描くなど、殴り書きを特性としている。 この場合、絵は絵として意味をもたず、また意思的な表現ではない。手が動くままに表される線画。 <第2段階> 「(④)の写実性」 (⑤)頃まで リンゴや家、人間など、意味のあるものを描くようになるが、様々な能力の欠如により、写実的には描けない段階。 例えば、運動機能が発達しておらず、思い通りの線を描くために手をどう導き統制したらよいのかわからない、また、注意力がなくひとつの部分を集中して描くと他の部分を描き忘れる、 などである。この時期の絵は、顔を描いても鼻や口を忘れて描いていなかったり、プランニングができず描いた頭の外に目がついていたりする。 <第3段階> 「(⑥)」 (⑦)頃まで この段階において子どもは、絵に描かれるものの特性は細部に至るまで全部描きこまなければならないと捉えている。 その対象について知っていることは、たとえ子どもの目に見えていなくても、全て描こうとする。 例えば、見えるはずのない家の中にいる人も描かれていたり、食べたケーキがケーキの形のまま食堂を通ったりしている絵を描く。 こうした描き方を(⑧画法)という。 <第4段階> 「⑨」  見え通りに絵を描くことができるようになる。これがいわゆる大人の描画である。 子どもたちも8、9歳ごろを始期として、単に自分の絵が何かわかるというだけでなく、視覚的にリアルでありたいと思うようになる。 人物画は特定の人に似ているべきだと考えるようになり、静物画や風景画は実物に似ているべきだと考えるようになる。

    リュケ (G.H.Luquet), 偶然, 2歳半, 出来損ない, 5歳, 知的リアリズム, 7歳, レントゲン, 視覚的リアリズム

  • 45

    心理学的用語 <「(①)」> (②)と(③)が提唱。 相手の気持ちを理解することで、相手の次の行動を予測できる。 「Aちゃんは、Bくんがおもちゃを移動させたのを知らないから、おもちゃ箱の中をさがすよ」 <「(④)」> 文化的に規定され、ステレオタイプ化された知識で、日常的なできごとを理解したり解釈したりできるようになる。 「ごはんを食べる前に、トイレと手洗いをしてから座って、『今日の給食はなんですか』とメニューを聞いてから、『いただきます』なんだよ」 <「(⑤)」>(⑥)が提唱。 他者の行動や態度、感情の表出を観察することで、その行動型を学ぶ学習方法。 「お母さんがいつも電話口で『もしもしお忙しいところ失礼いたします』ていうから、僕もそうしてる」

    心の理論, プレマック(Premack,D.), ウッドラフ(Woodruff,G.), スクリプト, モデリング, バンデューラ(Bangura,A.)

  • 46

    発達理論 発達と認識論と学習理論 ピアジェの立場は(①)と言える。 学習者が自分の言葉で理解したり、腑に落ちたと感じられたり、自分一人で実践できるようになったりするときに学びが起きるという考え。 知識は、他者から付与されるものではなく、環境との相互作用の中で、人が自ら学ぶという考えである。 ヴィゴツキーの立場は(②)と言える。 学習者がゼロから自分でつくるのではなく、既存の体系化された知識や他者から学んだり、他者との関係性の中で学び実践するものという考え。 知識は、他者から付与されるものではなく、人々の共同で構成されていくものという考えである。 (③)の立場は(④)と言える。 何か物を作ることが知識を構成する上で重要であるとし、例えば、料理のレシピを読むよりも試しに一回作ってみた方が理解できるという考え。 知識は、手と頭は連携を取り、相互に信号のやり取りをしながら、新しい知識の構築がなされるという理論。 頭だけで考えても、新しい知識は構築されず、実際に手を使って、ものに触れて、何かをつくることで学ぶという考えである。 (⑤)の発達理論に基づけば、ある発達段階に到達した子どもは、物理的事象でも社会的事象でも、共通した思考が適応できる。 こうした共通した思考を(⑥)と呼ぶ。 一方で、同じ発達段階でも興味・関心によって、できる分野は異なり、こうしたその子供特有のできる分野を(⑦)と呼ぶ。

    構成主義, 社会構成主義, パパート, 構築主義, 領域一般性, 領域固有性

  • 47

    発達心理学 認識の発達 心の理論 心の理論を最初に提唱した霊長類研究者(①)は、チンパンジーに映像を見せ、映っている相手に必要なものを選べるかどうかテストをした。 チンパンジーがヒトの「こころ」を理解できるか研究し始め、他者の「こころ」の状態を理解し推量する働きを比喩的に「心の理論」と呼ぶようになった。 イギリスの心理学者(②)は、サリー・アン課題(③)を作成し、健常者である人の場合は、(④)頃には正答できることを発見した。 また、②は、ASD(⑤症)の子どもの場合、正答できないことを明らかにしました。 男性に多い⑤は、通常男性がもつ共感脳が17%に対し、それよりも少ないことが原因だとしました。細部への観察が得意なのが特徴。 (一方で女性の場合は共感脳は優れているが、システム脳が17%ほどである)

    プレマック(Premack,D.)とウッドラフ(Woodruff,G.), サイモン・バロン=コーエン, 誤信念課題, 4-5, 自閉症

  • 48

    心理学用語 最も関連するものを選択しなさい。 ①ロシアの生理学者パブロフ(Pavlov,I.P.) ②アメリカの学習心理学者であるスキナー(Skinner,B.F.) ③ゲシュタルト心理学者であるケーラー(W. Köhler) ④アメリカの心理学者バンデューラ(Bandura,A.) ⑤アメリカの知覚心理学者ギブソン(Gibson,J.J.)

    レスポンデント条件付け, オペラント条件付け, 洞察学習, 観察学習, アフォーダンス

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    発達心理学 乳幼児 (①)は、乳幼児の知覚実験で「奥行」「深さ」がわかるか調べるために視覚的断崖(visual cliff)の実験装置を開発した。 その結果、(②)歳ころから、ほとんどの乳幼児が視覚的断崖のところで立ち止まり、泣くなどの恐怖反応を示しました。 別の実験では、(③)歳で視覚的断崖の前で心拍数などの神経生理学的反応に変化が見られ、認知できていることが示されました。 ①の夫は、(④)を発見し、「プール」があれば「泳ぐことができる」、「ベッド」があれば「寝ることができる」、「扉」なら「開けることができる」というように、環境から価値や意味を見出し人が行動を起こしていると考えた。

    ギブソン(Gibson,E.J.)は、ウォーク(Walk,R.D.), 生後6ヶ月~12ヶ月, 生後3ヶ月, アフォーダンス

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    発達心理学 心理学 アメリカの心理学者(①)は、「アカゲザルの赤ちゃんの実験」を行った。 赤ちゃんサルは、針金に哺乳瓶をつけた代理母でミルクを飲みつつも、他の時は柔らかく抱き着ける布製母にくっつき、なくなるとパニックになった。 これを人間関係に置き換えると、スキンシップなどの(②)は(③)を形成し、子育てにおいて大切な要素であることが発見された。

    ハーロウ(Harlow H. F.), 身体的接触, 愛着